JP2588142B2 - い草の泥染処理装置 - Google Patents

い草の泥染処理装置

Info

Publication number
JP2588142B2
JP2588142B2 JP22117094A JP22117094A JP2588142B2 JP 2588142 B2 JP2588142 B2 JP 2588142B2 JP 22117094 A JP22117094 A JP 22117094A JP 22117094 A JP22117094 A JP 22117094A JP 2588142 B2 JP2588142 B2 JP 2588142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muddy water
tank
mud
discharge port
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22117094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0857815A (ja
Inventor
鎚雄 永田
友弘 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinwa Industry Co Ltd filed Critical Shinwa Industry Co Ltd
Priority to JP22117094A priority Critical patent/JP2588142B2/ja
Publication of JPH0857815A publication Critical patent/JPH0857815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2588142B2 publication Critical patent/JP2588142B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、い草のつや出しのため
にい草を泥水に浸漬するためのい草の泥染処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】たたみ表の原料であるい草は、作地にお
いて収穫された後、乾燥処理を行うのに先立って、つや
出しのために泥水に浸漬する泥染処理が行われる。従来
の泥染処理装置としては、特開平3−69302号公報
に記載された方式のものが次第に広く実施されるように
なってきている。以下、同公報に記載された泥染処理装
置について簡単に説明する。
【0003】この従来の泥染処理装置は、同公報の第3
図に示されるように、泥染処理槽4(符号は同公報援
用、以下同)と泥水槽32が並設されている。い草が積
載されたコンテナ1を泥染処理槽4に収納したならば、
ポンプ装置33の一方のポンプ36を駆動して泥水槽3
2に貯溜された泥水を泥染処理槽4へ供給し、コンテナ
1内のい草を泥水に浸漬する。次いで他方のポンプ37
を駆動して泥染処理槽4内の泥水を泥水槽32へ戻した
後、リフト装置2によりコンテナ1を泥染処理槽2から
取り出し、次の乾燥工程へ移動させる。
【0004】い草の泥染に用いられる泥水は、水に特殊
な泥を混入して生成されている。この泥水は常時は泥水
槽32に貯溜されており、い草を泥染するときは一方の
ポンプ36により泥染処理槽4に供給され、泥染が終了
すれば他方のポンプ37により泥水槽32に戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、泥水槽32
に貯溜された泥水中の土粒子は次第に沈降し、泥水槽3
2の底部に沈澱する。そこで従来は、泥水槽32の内部
に攪拌用の羽根を設置し、この羽根を回転させることに
より泥水を攪拌して土粒子の沈澱を解消し、泥水濃度を
安定化させる手段が採用されていた。しかしながらこの
ような従来手段では、攪拌用の羽根やその駆動用モータ
などが必要であるため、設備コストが高くなるという問
題点があった。
【0006】したがって本発明は、攪拌用の羽根やモー
タを不要にし、簡単に泥水槽中の泥水の攪拌を行えるい
草の泥染処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、泥
水槽2の底部に設置されたポンプ装置10のポンプ部1
2が、ポンプ28と、このポンプ28に接続された接続
部21と、この接続部21から吸入された泥水を泥水処
理槽1へ供給する第1の吐出口22と、この接続部21
から吸入された泥水を泥水槽2の内部へ向かって吐出す
る第2の吐出口23と、この第1の吐出口22と第2の
吐出口23を選択的に開閉するための開閉手段とを備え
た構成としたものである。
【0008】
【作用】上記構成において、第1の吐出口22を開き、
また第2の吐出口23を閉じてポンプ28を駆動すれ
ば、泥水槽2中の泥水はポンプ28から接続部21に吸
入され、第1の吐出口22を通って泥染処理槽1に供給
される。また第1の吐出口22を閉じ、また第2の吐出
口23を開いてポンプ28を駆動すれば、泥水槽2中の
泥水はポンプ28から接続部21に吸入され、さらに第
2の吐出口23から泥水槽2へ吐出されて泥水槽2中を
還流することから、泥水槽2中の泥水の攪拌を行える。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1はい草の泥染処理装置の平面図、図2は
ポンプ装置の部分側面図、図3はポンプ装置の部分断面
図である。図1において、1は作業場の床面に掘削して
形成された泥染処理槽であって、その側部には泥水槽2
が並設されている。泥染処理槽1には、い草が積載され
たコンテナ3が収納される。泥染処理槽1の側縁部に
は、コンテナ3の昇降をガイドするガイド棒4、コンテ
ナ3を泥染処理槽1の内部に固定するための係止具5、
固定具6などが設けられている。
【0010】10はポンプ装置であって、泥染処理槽1
の隅部の底部に設置された第1のポンプ部11と、泥水
槽2の隅部の底部に設置された第2のポンプ部12を備
えている。第1のポンプ部11は、泥染処理槽1内の泥
水を第1のパイプ13を通じて泥水槽2に戻す。また第
2のポンプ部12は、泥水槽12内の泥水を第2のパイ
プ14を通じて泥染処理槽1へ供給する。
【0011】次に、図2および図3を参照して、第2の
ポンプ部12について説明する。20はケーシングであ
って、その下部にはパイプから成る接続部21が設けら
れており、またその上部には第1の吐出口22が設けら
れている。第1の吐出口22は上述した第2のパイプ1
4に接続されている。ケーシング20の側面には第2の
吐出口23が設けられている。図2において、28はポ
ンプであって、その吐出側は接続部21に接続されてい
る。ポンプ28は、床面30上に位置する吸入孔29か
ら泥水を吸入する(破線矢印参照)。
【0012】24はケーシング20の内部に設けられた
カバー板である。このカバー板24の一端部は回転軸2
5に取り付けられている。回転軸25には操作レバー2
6が連結されている。操作レバー26の上端部にはグリ
ップ27が設けられている。このグリップ27は泥水槽
2の上部に突出している。作業者がこのグリップ27を
保持して操作レバー26を回転操作すると、カバー板2
4は回転軸25を中心に回転する。なお図1において、
グリップ27は図が繁雑になるので省略している。
【0013】図3において、実線で示すカバー板24
は、上方へ回転して第1の吐出口22を閉じ、第2の吐
出口23を開いている状態を示している。また鎖線で示
すカバー板24は、下方へ回転して第2の吐出口23を
閉じ、第1の吐出口22を開いている状態を示してい
る。すなわちこのカバー板24は、回転軸25を中心に
矢印方向に回転することにより、第1の吐出口22と第
2の吐出口23を選択的に開閉して吐出路を切り替え
る。本実施例の泥染処理装置は、図2および図3に示す
第2のポンプ部12の構造において、上述した特開平3
−69302号公報に記載された泥染処理装置と相違し
ているが、泥染処理槽1、コンテナ3、第1のポンプ部
11などの他の構成は同公報に記載された構成と同じで
ある。
【0014】この泥染処理装置は上記のように構成され
ており、次に泥染作業について説明する。図1におい
て、い草を積載したコンテナ3を泥染処理槽1の内部に
収納し、係止具5や固定具6によりコンテナ3を固定す
る。なおこのとき、泥水は泥水槽2に貯溜されており、
泥染処理槽1は空である。
【0015】さて、コンテナ3を泥染処理槽1内に収納
したならば、第2のポンプ部12を駆動して泥水槽2内
の泥水を第2のパイプ14を通じて泥染処理槽1に供給
する。このとき、図3においてカバー板24は鎖線で示
す位置にあり、第1の吐出口22を開き、第2の吐出口
23を閉じている。したがってポンプ28を駆動する
と、泥水は吸入孔29からポンプ28に吸入され、さら
に接続部21からケーシング20に吸入された泥水(矢
印N1参照)は、第1の吐出口22から吐出され(矢印
N2参照)、第2のパイプ14を通じて泥染処理槽1に
供給される。
【0016】泥染処理槽1に泥水を供給したことによ
り、コンテナ3に積載されたい草は泥水に浸漬し、泥染
めされる。泥染が終了したならば、第1のポンプ部11
を駆動することにより、泥染処理槽1内の泥水を第1の
パイプ13を通して泥水槽2へ戻す。続いてコンテナ3
は泥染処理槽1からリフト装置(図外)により引き上げ
て取り出され、次の乾燥工程へ送られる。
【0017】さて、い草の泥染を行わないときは、泥水
は泥水槽2に貯溜されているが、その間、泥水中の土粒
子は沈降して泥水槽2の底部に沈澱する。土粒子が沈澱
すると、次に泥染処理槽1へ泥水を供給して泥染を行う
際に、泥水濃度が低すぎて十分な泥染が行われないこと
になる。そこで作業者はグリップ27を保持して操作レ
バー26を回転させ、カバー板24を図3において実線
に示す位置に回転させ、第1の吐出口22を閉じるとと
もに第2の吐出口23を開く。
【0018】次にポンプ28を駆動すると、ポンプ28
の吸入孔29から吸入された泥水槽2中の泥水は、接続
部21からケーシング20に吸入され、さらに第2の吐
出口23から泥水槽2内へ吐出される(図3の矢印N3
参照)。第2の吐出口23から勢いよく側方へ吐出され
た泥水は、図1において破線矢印で示すように泥水槽2
の内部を還流する。したがって泥水槽2の底部に沈澱す
る土粒子はこの還流によって攪拌されて浮上し、土粒子
は泥水槽2内の泥水中に均一に混合されることとなる。
このようにカバー板24を開閉し、第2のポンプ部12
のポンプ28を駆動して泥水槽2内で泥水を還流させる
ことにより、泥水を十分に攪拌し、泥染処理槽1におけ
る次回の泥染に備えることができる。
【0019】本実施例では、上述した特開平3−693
02号公報に記載された泥染処理装置に適用した場合を
例にとって説明したが、本発明は泥染処理槽と泥水槽の
間でポンプ装置により泥水を出し入れして泥染を行う方
式の泥染処理装置に適用できるものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、泥
水槽2に設置されるポンプ部12に、第2の吐出口23
や第1の吐出口22と第2の吐出口23の開閉手段など
を付加するという簡単な構成により、ポンプ部12のポ
ンプ28によって泥水槽2に貯溜された泥水の攪拌を手
軽に行うことができ、したがって泥水槽2から泥染処理
槽1へ所望濃度の泥水を供給してい草の泥染を良好に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の泥染処理装置の平面図
【図2】本発明の一実施例の泥染処理装置のポンプ装置
の部分側面図
【図3】本発明の一実施例の泥染処理装置のポンプ装置
の部分断面図
【符号の説明】
1 泥染処理槽 2 泥水槽 3 コンテナ 11 第1のポンプ部 12 第2のポンプ部 21 接続部 22 第1の吐出口 23 第2の吐出口 24 カバー板 26 操作レバー 28 ポンプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 い草が積載されたコンテナ3を収納して
    い草の泥染を行う泥染処理槽1と、この泥染処理槽1に
    並設されてこの泥染処理槽1との間で泥水が出し入れさ
    れる泥水槽2と、この泥水の出し入れのためのポンプ装
    置10とを備えたい草の泥染処理装置において、 前記泥水槽2の底部に設置された前記ポンプ装置10の
    ポンプ部12が、ポンプ28と、このポンプ28に接続
    された接続部21と、この接続部21から吸入された泥
    水を前記泥水処理槽1へ供給する第1の吐出口22と、
    この接続部21から吸入された泥水を前記泥水槽2の内
    部へ向かって吐出する第2の吐出口23と、この第1の
    吐出口22と第2の吐出口23を選択的に開閉するため
    の開閉手段とを備えたことを特徴とするい草の泥染処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段が、回転軸25を中心に回
    転することにより前記第1の吐出口22と前記第2の吐
    出口23を選択的に開閉するカバー板24と、前記泥水
    槽2の上部に設けられてこのカバー板24を回転させる
    ための操作レバー26とから成ることを特徴とする請求
    項1記載のい草の泥染処理装置。
JP22117094A 1994-08-23 1994-08-23 い草の泥染処理装置 Expired - Lifetime JP2588142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22117094A JP2588142B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 い草の泥染処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22117094A JP2588142B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 い草の泥染処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0857815A JPH0857815A (ja) 1996-03-05
JP2588142B2 true JP2588142B2 (ja) 1997-03-05

Family

ID=16762577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22117094A Expired - Lifetime JP2588142B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 い草の泥染処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2588142B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9808401B2 (en) 2012-05-31 2017-11-07 Kinki University Exposure-preventing cap

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9808401B2 (en) 2012-05-31 2017-11-07 Kinki University Exposure-preventing cap

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0857815A (ja) 1996-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5957759A (en) Slurry distribution system that continuously circulates slurry through a distribution loop
FR2631999A1 (fr) Procede et installation de malaxage de particules de ciment et d'eau, en vue de la fabrication de beton
CN2407020Y (zh) 洗衣机
KR101534187B1 (ko) 방청유 코팅 처리장치
JP2588142B2 (ja) い草の泥染処理装置
JPH0825343A (ja) セメント系注入材のミキシング装置
KR101377196B1 (ko) 액처리 장치
US20200188967A1 (en) Method of, and an apparatus for, rinsing materialographic samples
CN1873083A (zh) 洗衣机
JPH08266985A (ja) 塗料攪拌装置
JPH02167473A (ja) スライド標本用の自動染色装置
JP2602737Y2 (ja) 塗料攪拌装置
CN212040305U (zh) 一种便于上料的搅拌机
CN218873731U (zh) 一种新型真空油浸脱油设备
KR200280956Y1 (ko) 휴대용 교반장치
CN215464087U (zh) 一种涂料搅拌罐
JP3874894B2 (ja) 排水処理装置
CN218307662U (zh) 一种线路板垫板涂层制备混合料用装置
CN220718932U (zh) 一种锻件表面处理设备
JP2825086B2 (ja) スラリー供給装置
JPS6164321A (ja) スラリーの真空脱泡方法
JP2000005061A (ja) 自動炊飯装置
JP4440415B2 (ja) 基板の処理装置及び処理方法
KR200371398Y1 (ko) 벽지용 풀 도포장치
KR200361779Y1 (ko) 벽지용 풀 도포장치의 펌프