JP2587959B2 - 放射線画像情報読取再生装置 - Google Patents

放射線画像情報読取再生装置

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JP2587959B2
JP2587959B2 JP62265012A JP26501287A JP2587959B2 JP 2587959 B2 JP2587959 B2 JP 2587959B2 JP 62265012 A JP62265012 A JP 62265012A JP 26501287 A JP26501287 A JP 26501287A JP 2587959 B2 JP2587959 B2 JP 2587959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は放射線画像情報記録再生システムにおいて用
いられる、放射線画像情報の読取りと再生を同一装置内
において同一の走査系により行なう放射線画像情報読取
再生装置に関するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線,α線,β線,γ線,
電子線,紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギ
ーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等
の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて
蛍光体が輝尽発光を示すことが知られており、このよう
な性質を示す栄光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)と
呼ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射
線画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体に記録し、こ
の蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査して
輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に
読み取って画像信号を得、この画像信号に基づき被写体
の放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CRT等に可
視像として出力させる放射線画像情報記録再生システム
が本出願人によりすでに提案されている。(特開昭55−
12429号,同56−11395号,同55−163472号,同56−1046
45号,同55−116340号など。) なお上記システムにおける蓄積性蛍光体シートは、放
射線画像情報を蓄積記録すると共にその記録された画像
情報を上記励起光走査によって読み取るまでの間一時的
に担持するものであり、従って画像情報の読み取りが終
了した後は、該シートに残存している画像情報を消去し
てそのシートを再使用することが望ましい。
ところで、上記システムは従来、放射線画像情報を蓄
積記録する記録装置、蓄積性蛍光体シートに記録された
画像情報を読取り、画像信号を出力する放射線画像情報
読取装置および、記録シート上に前記画像信号に基づい
て変調された光ビームを走査せしめることにより記録さ
れる等して可視像として再生する再像再生装置から構成
されている。従って従来のシステムにおいて、蓄積性蛍
光体シートに記録された放射線画像情報の最終的な可視
像を記録シート上に形成するためには、記録装置以外に
少なくとも画像情報の読取りを行なう読取装置と、記録
シートに画像情報を記録する再生装置の2つが必要であ
った。
(発明が解決しようとする問題点) 上記放射線画像情報記録再生システムにおいては、近
年システム全体できるだけ小型化し、製造コストを低減
させるという要請に基づいて種々の改良がなされてい
る。しかしながら、従来のシステムでは前述のように読
取装置と再生装置がそれぞれ独立して必要であるため、
システム全体の小型化を思うように図ることができず、
また走査系等も読取装置と再生装置にそれぞれ必要であ
るため、製造コストの低減にも限界があるという問題が
ある。
また、特開昭58−184677号には読取用と記録用に同一
の光源を用い、同一ステージで読取と記録を交互に行な
うX線画像読取記録装置が開示されているが、上記の明
細書中には装置の概念図が示されているのみであって装
置の具体的な構成については記載がなく、かかる装置を
直ちに実用化することは困難なものとなっている。ま
た、上記装置では、光源および光検出器をシートに対し
て移動させることにより走査を行なうようになってお
り、かかる走査方法を用いると移動機構が複雑になって
高速走査を行なうことは困難である。さらに装置を読取
用と再生用とに切り換えるにあたって、光変調器および
光検出器を共に駆動機構により光路に対して出し入れす
るようになっているため、上記駆動機構によっても装置
が複雑化するといった不都合がある。
そこで本発明は、上記諸問題を解消した、同一装置内
に同一走査系により画像情報の読取りと再生を共に行な
い、従来の読取装置と再生装置を一体化させてシステム
全体を小型化するともに製造コストを低減させることの
できる放射線画像情報読取再生装置を提供することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明による第1の放射線画像情報読取再生装置は、 放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート
を収納し、収納した該蓄積性蛍光シートを搬出する蓄積
性蛍光体シート供給部、 記録シートを収納し、収納した該記録シートを1枚ず
つ搬出する記録シート供給部、 光ビームを光偏向器により偏向して前記蓄積性蛍光体
シート上を主走査せしめる読取用主走査手段、光ビーム
を光偏向器により偏向して前記記録シート上を主走査せ
しめる記録用主走査手段、および前記蓄積性蛍光体シー
トおよび記録シートを前記主走査方向と略直交する方向
に搬送して副走査する副走査手段を備え、前記読取用主
走査手段の光ビームにより前記蓄積性蛍光体シートから
前記放射線画像情報を担持した光を生ぜしめ、この光を
光検出手段により検出して前記放射線画像情報の読取り
を行なうとともに、前記記録用主走査手段の光ビームを
読み取られた前記放射線画像情報に基づいて変調して前
記記録シート上に該放射線画像情報を記録する光走査
部、 前記蓄積性蛍光体シート供給部から搬出された蓄積性
蛍光体シートを前記光走査部へ搬送し、次いで前記光走
査部から搬出する蓄積性蛍光体シート搬送手段、および 前記記録シート供給部から搬出された記録シートを前
記光走査部に搬送した後光走査部から搬出する記録シー
ト搬送手段からなり、 前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と前記記録シート搬
送手段とは、前記量両シートを前記副走査手段に搬入す
る手前で合流して該両シートを前記副走査手段に送り込
み、前記両シートが前記副走査手段から搬出された後に
分岐して前記両シートをそれぞれ別個の搬送経路で搬送
するように構成されていることを特徴とするものであ
る。
また、前記光走査部において画像情報が記録された記
録シートは最終的には自動現像機に送られて現像される
ものである場合もあり、本発明の放射線画像情報読取再
生装置は自動現像を行なう機構を一体的に備えていてよ
い。そこで本発明の第2の装置は前述した蓄積性蛍光体
シート供給部,記録シート供給部,光走査部,蓄積性蛍
光体シート搬送手段とともに、放射線画像情報が記録さ
れた記録シートを現像する自動現像部、および前記シー
ト供給部から搬出された記録シートを前記光走査部に搬
送し、次いで前記自動現像部に搬送する記録シート搬送
手段を備えてなり、前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と
前記記録シート搬送手段とは、前記両シートを前記副走
査手段に搬入する手前で合流して該両シートを前記副走
査手段に送り込み、前記両シートが前記副走査手段から
搬出された後に分岐して前記両シートをそれぞれ別個の
搬送経路で搬送するように構成されていることを特徴と
するものである。
さらに本発明の放射線画像情報読取再生装置におい
て、画像情報が記録された記録シートは、自動現像機に
送られる必要のない場合もあり、記録終了後トレー等の
収納手段に収納されてもよい。また最終的に自動現像機
に送られる場合にも、読取再生装置内において一旦上記
収納手段に収納されてもよい。そこで本発明の第3の装
置は、前述した蓄積性蛍光体シート供給部,記録シート
供給部,光走査部,蓄積性蛍光体シート搬送手段ととも
に、光走査部において記録の終了した記録シートを収納
する記録シート収納部および前記記録シート供給部から
搬出された記録シートを前記光走査部に搬送し、次いで
前記記録シート収納部へ搬送する記録シート搬送手段を
備えてなり、前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と前記記
録シート搬送手段とは、前記両シートを前記副走査手段
に搬入する手前で合流して該両シートを前記副走査手段
に送り込み、前記両シートが前記副走査手段から搬出さ
れた後に分岐して前記両シートをそれぞれ別個の搬送経
路で搬送するように構成されていることを特徴とするも
のである。なお、光走査部の前記読取用主走査手段と記
録用主走査手段はその一部または全部が共通であっても
よい。
(作用) 本発明の放射線画像情報読取再生装置は、従来はそれ
ぞれ独立して設けられていた読取装置と再生装置を、同
一副走査系を用いて読取りと記録をともに行なうことに
よって一体化し、1つの装置によって画像情報の読取り
と再生を共に行なうようにしたことにより、システム全
体を従来に比べ格段に小型化することができる。また、
本装置においては少なくとも副走査手段は読取りおよび
記録に共用されるため1つでよく、システム全体の製造
コストを低減させることができる。また、副走査手段を
共用するにあたり、前記の様に蓄積性蛍光体シート搬送
手段と記録シート搬送手段とを、両シートを副走査手段
に搬入する手前で合流して該両シートを副走査手段に送
り込み、両シートが副走査手段から搬出された後に分岐
して両シートをそれぞれ別個の搬送経路で搬送するよう
にしたことにより、極めて簡単な構成で副走査手段を共
用することができる。また、2つの主走査手段の光偏向
器さらには光ビームの光源等も読取りおよび記録に共用
するようにすれば、よりシステム全体の製造コストを低
減させることができる。さらには蓄積性蛍光体シート搬
送手段と記録シート搬送手段の一部を共用するようにす
ればシステムの小型化、低コスト化を一層図ることがで
きる。
(実 施 例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図は本発明の一実施例による放射線画像情報読取
再生装置の概要を示す側面概略図である。
本装置は、蓄積性蛍光体シート1を収納可能な複数の
カセッテ2を着脱自在に保持する蓄積性蛍光体シート供
給部10、銀塩フィルム等からなる複数の記録シート3を
収納可能な記録シート供給用マガジン4を着脱自在に保
持する記録シート供給部40、前記蓄積性蛍光体シート1
に蓄積記録された画像情報を読み取るとともに、読み取
られた画像情報を前記記録シート3に記録する光走査部
20、光走査部20において読取りが終了した蓄積性蛍光体
シート1に残存する画像情報を消去する消去部30、光走
査部20において記録が終了した記録シート3を現像する
自動現像部70を備えており、図示しない外部の撮影装置
において内部に保持した蓄積性蛍光体シート1に撮影の
行なわれたカセッテ2は前記蓄積性蛍光体シート供給部
10に装填される。本実施例の装置においては、一例とし
て4枚のカセッテ2が蓄積性蛍光体シート供給部10によ
り保存可能となっている。このカセッテ2は蓄積性蛍光
体シートに放射線を照射して画像情報の記録(撮影)を
行なう際にシートが外光により感光するのを防ぐために
遮光性を有するものとなっており、蓄積性蛍光体シート
を収納するカセッテ本体2aと開閉可能な蓋部2bからなっ
ている。この蓋部2bは、カセッテ2が蓄積性蛍光体シー
ト供給部10内に装填される際には閉じられているが、蓄
積性蛍光体シート供給部10内において、内部の蓄積性蛍
光体シート1が取り出される際には、吸着盤等の開蓋手
段11が図示のように蓋部2bを開く。
上記蓄積性蛍光体シート供給部10には上述のように4
枚のカセッテが上下方向に互いに平行に重ねられて収納
されており、各カセッテ2からそれぞれ蓄積性蛍光体シ
ート1の取り出しが行なわれるが、以下、蓄積性蛍光体
シート供給部10内に保持されたカセッテ2のうちの最上
位にあるカセッテ2を例にとって蓄積性蛍光体シート1
の取り出しおよび搬送について説明する。
図示の装置は、蓄積性蛍光体シート供給部10内の任意
のカセッテ2から蓄積性蛍光体シート1を取り出し、前
記光走査部20および消去部30にこの順に搬送する、エン
ドレスベルト,ローラ,ガイド板等からなる蓄積性蛍光
体シート搬送手段50が設けられており、この蓄積性蛍光
体シート搬送手段50の一部には、蓄積性蛍光体シート供
給部10内のカセッテ2のうちの任意のカセッテの端部に
選択的に臨接するように上下動可能な移動搬送部51が形
成されている。第2図はこの移動搬送部の一部拡大斜視
図である。上記のように蓄積性蛍光体シート供給部10内
の最上位のカセッテ2から蓄積性蛍光体シート1の取り
出しを行なう際には、この移動搬送部51は図示の位置で
あるその最上位に位置して前記最上位のカセッテ2と隣
接する。
蓋部2bが開かれたカセッテ2内には吸着手段12が進入
してカセッテ2内部の蓄積性蛍光体シート1を吸着して
取り出し、移動搬送部51のベルトコンベア51d,ローラ51
fに渡し、さらにベルトコンベア51dおよび51eにより挾
持される。なお蓄積性蛍光体シート1はカセッテ2内に
おいて蓄積性蛍光体層の形成された表側の面が下になる
ように保持されている。このようにカセッテ2から取り
出された蓄積性蛍光体シートは、移動搬送部51の可動ガ
イド板51cが実線に示す位置でローラ51aおよび51bによ
り矢印A1方向に搬送された後、蓄積性蛍光体シート搬送
手段50により矢印A2〜A4方向に搬送されて光走査部20内
に搬入される。
光走査部20は、蓄積性蛍光体シート1に対しては画像
情報が蓄積された蓄積性蛍光体シート1をレーザビーム
21で走査し、その走査によって励起された、該シート1
から発せられる輝尽発光光をフォトマルチプライヤー等
の光電読取手段22で光電的に読み取って可視像出力用の
電気的な画像信号を生ぜしめるものとして作動する。図
中23は一例としてHe−Neレーザ光源、24はガルバノメー
タミラー等の光偏向器、25は蓄積性蛍光体シート1から
発せられた輝尽発光光を光電読取手段の光ガイド22a
(該光ガイド22aは輝尽発光光を全反射させながらフォ
トマルチプレイヤー等の光検出器22bに導く役目をす
る)に向けて反射させる反射ミラーである。なお図中26
はAOM等の光変調器であるがレーザビーム21が蓄積性蛍
光体シート1に対して走査を行なう際には作動を停止し
ている。
光走査部20に搬入された蓄積性蛍光体シート1は蓄積
性蛍光体シート搬送手段50により矢印A5方向に搬送さ
れ、この搬送方向と略垂直に偏向されるレーザビーム21
によって蓄積性蛍光体シート全面が2次元的に走査され
て輝尽発光光が生ぜしめられ、この輝尽発光光が前記光
ガイド22aを介して光検出器22bにより検出される。光検
出器22bにおいて、輝尽発光光は電気信号に変換され、
得られた電気信号は画像情報処理回路2に送られて画像
処理が行なわれた後、メモリ29に記憶される。なお、本
実施例においては光走査部20内にある蓄積性蛍光体シー
ト搬送手段50が副走査手段となっている。
なお、放射線画像情報の読み取りにおいては、上記説
明した可視像出力用の画像信号を得る読み取り(本読
み)に先立って、予め上記蓄積性蛍光体シートに蓄積記
録されている放射線画像情報の概略を読み取る先読みを
行ない、この先読みによって得られた画像情報に基づい
て上記本読みを行なう際の読取条件等を決定し、この読
取条件に従って前記本読みを行なう方法が知られてい
る。
この様な先読みを行なう方法としては、例えば上記本
読みに用いられるレーザビーム(励起光)のエネルギー
よるも低いエネルギーの励起光を用いて蓄積性蛍光体シ
ート1を走査し、この走査によって発せられる輝尽発光
光を同じく光電読取手段によって読み取る方法(例えば
特開昭58−67240号公報参照)等が存在する。
本発明における光走査部は、上記本読みのみを行なう
部分の外、本読みと先読みの双方を行なう部分であって
も良い。例えば蓄積性蛍光体シート1を矢印A5方向に搬
送してまず先読みを行ない、続いて蓄積性蛍光体シート
をスイッチバックにより矢印A6方向に逆送し、読取り開
示位置に戻し、再び矢印A5方向に搬送して本読みを行な
うようにすればよい。なお、光走査部に配される各光学
部材は上記のものに限られるものではなく、例えば光電
読取手段として、主走査線に沿って長尺のファトマルチ
プライヤーを配し、輝尽発光光の検出を行なってもよい
(特開昭62−16666号等参照)。
上記のように光走査部20内において画像情報の読取り
の終了した蓄積性蛍光体シート1は蓄積性蛍光体シート
搬送手段50により消去部30に向けて矢印A7方向に搬送さ
れる。なお、光走査部20と消去部30の間には振分手段52
が設けられているが蓄積性蛍光体シート1が搬送される
際にはこの振分手段は図中実線で示す位置にあって蓄積
性蛍光体シート1を消去部30へ案内する。
消去部30は、上記読取終了後の蓄積性蛍光体シート1
に残存している放射線画像情報を消去する(蓄積性蛍光
体に残存している放射線エネルギーを放出される)ため
のものである。即ち、蓄積性蛍光体シート1に蓄積記録
された放射線画像情報は、読取後その一部が未だ蓄積性
蛍光体シートに残存しており、この蓄積性蛍光体シート
1再使用するためにこの残存画像情報の消去が消去部30
において行なわれる。本実施例における消去部30には、
蛍光灯,タングステンランプ,ナトリウムランプ,クセ
ノンランプ,ヨウ素ランプ等の消去用光源31が設けら
れ、蓄積性蛍光体シート1は矢印A8方向に搬送されつつ
これらの消去用光源31による光照射を受けて蓄積性蛍光
体シート上の残存放射エネルギーの放出が行なわれる。
なおこの消去部30における消去方法は公知のいかなるも
のであっても良く、加熱あるいは光照射と加熱を併用し
て消去を行なうこともできる。
前記消去部30において消去の終了した蓄積性蛍光体シ
ート1は蓄積性蛍光体シート搬送手段50により矢印A9,A
10に搬送される。蓄積性蛍光体シート1はさらに前述し
た移動搬送部51の可動ガイド板51cが破線で示す位置に
動いた状態でA2方向に搬送され移動搬送部51を一旦通過
し、可動ガイド板51cが実線で示す位置に動いた状態でA
11方向にスイッチバックしてガイド板51cに案内されて
ローラ51a,51bに挾持されてA12方向に搬送され、さらに
ベルトコンベア51dおよびローラ51e,51fにより、蓄積性
蛍光体シート供給部内の最上位の空のカセッテ2内に搬
入される。
一方、前述した最上位のカセッテ2から取り出された
蓄積性蛍光体シート1が前記光走査部20から搬出される
と、前記記録シート供給部40内のマガジン4から吸着手
段41により記録シート3が1枚取り出され、近傍の記録
シート搬送手段60に渡される。この記録シート搬送手段
60は記録シート3を受け取って前記光走査部20搬送する
とともに光走査部20を通過した記録シート3を前記現像
部70に搬送するものであり、その一部は前記蓄積性蛍光
体シート搬送手段50と共通となっている。記録シート搬
送手段60により記録シート3は矢印B1,B2方向に搬送せ
しめて光走査部20に搬入され、光走査部20内を矢印B3
向に搬送されつつ先程蓄積性蛍光体シート1から読み取
られた画像情報の記録が行なわれる。
光走査部20は、記録シート3が搬送される際には前述
した蓄積性蛍光体シート1から読取られて画像処理が行
なわれ、前記メモリ29に記憶された画像情報に応じて前
記光変調器26が駆動せしめられるとともに、光検出器22
bの駆動が停止される。記録シート3は光変調器26によ
り変調された後、光変調器24によって偏向された記録光
であるレーザビーム21に走査されることにより、全面に
前記蓄積性蛍光体シート1に記録された画像情報が再生
される。
光走査部20において画像情報の再生が終了した記録シ
ート3は記録シート搬送手段60により矢印B7,B8方向に
搬送されて前記現像部70へと搬送される。なお、その際
前記振分手段52は図中破線で示す位置に回動して記録シ
ート3を現像部70へと案内する。
現像部70において、記録シート3は、現像ゾーン71,
定着ジーン72,水洗ゾーン73,乾燥ゾーン74に順に送られ
て現像処理が施され、トレー75に収納される。
なお、図示の様に、前記蓄積性蛍光体シート搬送手段
50と記録シート搬送手段60とは、両シート1,3を副走査
手段に搬入する手前で合流して該両シート1,3を副走査
手段に送り込み、両シート1,3が副走査手段から搬出さ
れた後に前記振分手段52の位置で分岐して両シート1,3
をそれぞれ別個の搬送経路で搬送するように構成されて
いる。このように、本実施例装置においては、光走査部
20において主走査手段、副走査手段を共用して蓄積性蛍
光体シートに対する画像情報の読取りと記録シートに対
する画像情報の再生をともに行なうことができるので、
読取装置と再生装置をそれぞれ設けた場合に比べシステ
ム全体を小型化することができ、製造コストを低減させ
ることができる。また上述した実施例においては蓄積性
蛍光体シート供給部10は複数のカセッテを保持可能であ
るため、光走査部において読取りまたは再生が行なわれ
ている間にも撮影済のカセッテを順次挿填して待機させ
ておくことができるため便利である。
なお、蓄積性蛍光体シート搬送手段50に移動搬送部51
は蓄積性蛍光体シート供給部10の任意のカセッテ2に隣
接するように矢印C方向に移動するが、この移動搬送部
51の移動に伴なって移動搬送部51の上下のローラ53a,53
b,54a,54b,55a,55b,56a,56bも上下方向に移動し、各ロ
ーラ間の間隔を常に蓄積性蛍光体シートの長さよりも小
さく保つようになっている。また上述した実施例におい
ては1枚の蓄積性蛍光体シートの読取りを行なった後、
直ちに1枚の記録シートに読取られた画像情報の記録を
行なう場合を例とし説明したが、前記メモリ29の容量を
大きくし、光走査部において、まず複数の蓄積性蛍光体
シート読取りを連続して行なって、読取られた画像情報
をすべて一旦メモリ29に記憶させておき、次に複数の記
録シートに対して続けて画像情報の記録を行なうように
してもよい。また、読取りを行なったすべての画像情報
について記録シートにハードコピーとして再生をしなく
ともCRT表示装置等に一旦画像情報を表示し、必要な画
像のみ記録シートにハードコピーとして再生することも
できる。
さらに前記蓄積性蛍光体シート供給部に収納された複
数のカセッテ2のうち蓄積性蛍光体シートを出し入れす
るカセッテを選択するためには、前述のように移動搬送
部を設けて蓄積性蛍光体シート搬送手段側を移動させる
代りに蓄積性蛍光体シート供給部側を移動させることも
可能である。蓄積性蛍光体シート供給部の移動により蓄
積性蛍光体シートを出し入れするカセッテを選択する例
を第3図に示す。
第3図(a)に示す例においては、蓄積性蛍光体シー
ト供給部110は棚状のカセッテ支持部材113に一例として
4枚のカセッテ2を上下方向に並べて収納してなり、側
方の蓄積性蛍光体シート搬送手段50の端部に収納する任
意のカセッテが選択的に隣接可能なように、図中一点鎖
線で示す範囲を上下方向に移動可能となっている。内部
の蓄積性蛍光体シート1が取り出されるカセッテ2が蓄
積性蛍光体シート搬送手段50に隣接するように移動せし
められると、カセッテ支持部材113を介して蓄積性蛍光
体シート搬送手段50の端部に対向する位置に設けられ
た、アーム57bの先端に吸着盤57aを備えてなる開蓋手段
57がカセッテ支持部材113内に進入してカセッテ2の蓋
部2bを開けるとともに、蓄積性蛍光体シート搬送手段50
側からは吸着盤等の蓄積性蛍光体シート取出し手段58が
進入してカセッテ2内の蓄積性蛍光体シート1を取り出
し、その先端を蓄積性蛍光体シート搬送手段50に把持せ
しめる。このシート搬送手段50は前述した実施例と同様
に受け取った蓄積性蛍光体シートを下方に搬送して画像
読取部,消去部等に送るとともに、読取り,消去の終了
した蓄積性蛍光体シートを上方に搬送して蓄積性蛍光体
シート供給部110内の空のカセッテ2内に搬入する。な
お、蓄積性蛍光体シート1のカセッテ2からの取り出し
は第3図(b)に示す手段により行なってもよい。すな
わち、蓄積性蛍光体シート搬送手段50の端部と対向する
位置に、カセッテ2を蓄積性蛍光体シート搬送手段50側
に押し出す押出部材59Aを設け、この押出部材59Aにより
カセッテ2を蓄積性蛍光体シート搬送手段50側に突出さ
せた後、蓄積性蛍光体シート搬送手段50側に設けられた
吸着盤59Bによりカセッテ2の蓋部2bを開くとともに前
記蓄積性蛍光体シート取出し手段58により蓄積性蛍光体
シート1を取り出してもよい。
ところでカセッテに収納された蓄積性蛍光体シートは
前述のようにまず外部の撮影装置において撮影が行なわ
れるが、読み取られた画像情報を再生する際には、被写
体(被検者)に関する情報、例えば性別,氏名,撮影年
月日,撮影部位等被写体個有の情報を画像情報と共に表
示する必要が生じる。そこで従来はこれらのID情報を、
撮影時にIDターミナル等特別なID入力手段によりIDカー
ド等に入力しておき、入力された情報を画像情報再生時
に再生装置に伝えて、画像情報に加えて再生面上に表示
するようになっている。しかしながらその場合には特別
の入力手段が必要であるため、システム全体が複雑にな
るとともに入力操作が面倒であるという不都合がある。
本発明の装置はシステム全体を簡略化することを主旨と
するものであるから、ID情報についても、IDターミナル
等複雑で大がかりな装置を用いることなく読取り、再生
面上に表示することが望まいしい。例えば通常各被写体
について撮影時に作成される撮影指示書を利用し、読取
再生装置にこの指示書中の被写体のID情報が記載されて
いる部分を読取る撮像管や固体撮像素子を設け、これら
の読取手段を用いてID情報を画像信号として読み取り、
この画像信号を一旦記録して、別途読み取られた放射線
画像情報とともに記録イート上に再生するようにしても
よい。
次に第4図を参照して本発明の他の装置について説明
する。なお前述した実施例による装置と同一の部分には
同一番号を付し、その説明を省略する。
図示の装置において蓄積性蛍光体シート供給部210は
1つのカセッテ2のみを保持するのとなっており、蓄積
性蛍光体シート供給部210においてカセッテ2内から蓄
積性蛍光体シート1が取り出されると、このカセッテ2
は空のまま直ちに蓄積性蛍光体シート収納部90に装填さ
れる。カセッテ2から取り出された蓄積性蛍光体シート
は蓄積性蛍光体シート搬送手段350により光操作部20,消
去部30に順次送られて画像情報の読取りおよび消去が行
なわれる。消去の終了した蓄積性蛍光体シート1は、蓄
積性蛍光体シート搬送手段350により、前記シート収納
部90に空の状態で待機している前記カセッテ2に搬入さ
れ、装置外に取り出されて新たな撮影に供されることの
できるものとなる。
一方、記録シート供給部40内のマガジン4からは光操
作部20において蓄積性蛍光体シート1の読取りが終了す
る毎に記録シート3が1枚ずつ取り出されて記録シート
搬送手段360により光走査部20に送られる。記録シート
3は、光走査部20において前記蓄積性蛍光体シート1か
ら読み取られた画像情報が記録された後、記録イート収
納用マガジン5を着脱自在に保持する記録シート収納部
へと搬送される。すなわち、記録シート搬送手段360は
その一部であるローラ361が、図中実線で示す位置と破
線で示す位置を移動することにより、蓄積性蛍光体シー
ト1と記録シート3の搬送路を切り換えるようになって
おり、光走査部20から蓄積性蛍光体シート1が搬出され
る際にはローラ361は図中実線で示す位置にあって蓄積
性蛍光体シートを消去部30に向けて案内するが、光走査
部20から記録シート3が搬出される際にはローラ361は
図中破線で示す位置に移動して記録シート3を記録シー
ト収納部80に案内する。記録シート3を収納した記録シ
ート収納用マガジン5は、適宜外部の自動現像機に運ば
れる。
本実施例においても、前記蓄積性蛍光体シート搬送手
段350と記録シート搬送手段360とは、両シート1,3を副
走査手段に搬入する手前で合流して該両シート1,3を副
走査手段に送り込み、両シート1,3が副走査手段から搬
出された後に前記ローラ361の位置で分岐して両シート
1,3をそれぞれ別個の搬送経路で搬送するように構成さ
れている。なお、本装置においても記録シート収納部80
を設ける代りに自動現像部70′を設け、光走査部20から
搬出された記録シート3を自動現像部70′に直接搬送し
てもよい。その場合に自動現像部70′を光走査部20の下
方に配せば装置全体の設置スペースを小さくまとめるこ
とができるので好ましい。また自動現像部は他の部分と
一体であっても記録シート搬送手段を介して別体であっ
てもよいが、図示のように他の部分と同一筐体300内に
一体に組み入れられるようにすれば温調等の制御が行な
い易いという長所がある。また、蓄積性蛍光体シート収
納部90に装填されるカセッテは必ずしも蓄積性蛍光体シ
ート供給部210から取り出されたカセッテでなくてもよ
く、別途空のカセッテをシート収納部に装填するように
してもよい。
次に、第5図および第6図を参照して本発明のさらに
他の実施例について説明する。第5図に示す位置は光走
査部,消去部等の各部を略上下方向に並べて配置すると
ともに、蓄積性蛍光体シート搬送手段および記録シート
搬送手段により形成されるシート状物の搬送路を上下方
向に延びる1本搬送路によりほぼ構成し、装置をコンパ
クトにし、特にその底面積を小さくしたものである。ま
た、第6図に示す装置は、装置を構成する部分を、シー
ト状物の供給を行なう部分と、読取り,再生を行なう部
分と、シート状物の収納を行なう部分の3つに分け、こ
れら3つの部分を順に上下方向に配列することにより搬
送系を簡略化し、装置の底面積を小さくするようにした
ものである。
第5図に示す装置は、前記光走査部20,消去部30,記録
シート供給部40とともカセッテ2または蓄積性蛍光体シ
ート用マガジン7を着脱自在に保持する蓄積性蛍光体シ
ート供給部310,トレー6を着脱自在に保持する蓄積性蛍
光体シート収納部190、および後述するスタッカ100が略
上下方向に並んで配されており、これらの各部の側方に
蓄積性蛍光体シート搬送手段150が設けられている。な
おこの蓄積性蛍光体シート搬送手段150のうち記録シー
ト供給部40から取り出された記録シート3を光走査部20
に送り、さらに光走査部20から装置に接続された自動現
像部70に送る部分が記録シート搬送手段160としても機
能し、本装置において記録シート搬送手段160はほとん
ど蓄積性蛍光体シート搬送手段150と兼用する。また、
この蓄積性蛍光体シート搬送手段150はその主要部が上
下方向にのび、蓄積性蛍光体シートおよび記録シートを
それぞれ上記各部に適宜振り分けて搬送するものである
ため、シート状物の種類に応じて振り分けを行なうため
に、図中実線で示す位置と破線で示す位置をとり得るよ
うに可能である3つのシート振分板157A,157B,157Cが設
けられている。また、前記蓄積性蛍光体シート収納部19
0内のトレー6は蓄積性蛍光体シート供給部310において
マガジン7から取り出された蓄積性蛍光体シートのみを
収納するものであり、カセッテ2から取り出された蓄積
性蛍光体シートは読取,消去終了後蓄積性蛍光体シート
供給部310内の元のカセッテ2に戻される。
蓄積性蛍光体シート供給部310内にカセッテ2から蓄
積性蛍光体シート1を取り出して光走査部20に搬送する
際には、吸着手段312によりカセッテ2内から取り出さ
れた蓄積性蛍光体シート1は、図中実線で示す位置にあ
るシート振分板157Aに案内されて矢印C1方向に搬送さ
れ、さらに矢印C2,C3方向に搬送されて前記光走査部20
内に搬入される。なお、搬送路中にあるシート振分板15
7B,157Cはともに実線で示す位置に配され、蓄積性蛍光
体シートが下方に搬送されることを許す。また、蓄積性
蛍光体シート1の搬送路中に設けられた130は消去用光
源131により後述する2次消去を行なう2次消去部であ
るが、蓄積性蛍光体シート供給部310から取り出された
蓄積性蛍光体シートが上方から搬送される際には消去用
光源131は消されている。光走査部20に搬入された蓄積
性蛍光体シート1は光走査部20内を矢印C4方向に搬送さ
れつつ画像情報の読取りが行なわれ、その先端がガイド
板158に当接するとスイッチバックにより矢印C5方向に
逆送される。
ところで光走査部20における画像情報を読取りは比較
的時間がかかるため、先行する蓄積性蛍光体シートの光
走査部20における処理が終了するのを待ってから、前記
蓄積性蛍光体シート供給部310に新たな撮影済の蓄積性
蛍光体シート1を収納したカセッテ2を装填するように
すると蓄積性蛍光体シートの処理が効率的に行なえない
場合がある。そこで本実施例装置には前記スタッカ100
が設けられており、蓄積性蛍光体シート供給部310から
取り出された蓄積性蛍光体シート1は光走査部20に状況
に応じて、光走査部20に送られる前に一旦スタッカ100
内に搬入されて待機することができるようになってい
る。
スタッカ100は仕切板101により仕切られた複数の蓄積
性蛍光体シート収納室102を備え、図中実線で示す位置
から破線で示す位置まで矢印方向に上下動可能となって
おり、近傍のニップローラ159にすべてのシート収納室1
02が隣接可能となっている。蓄積性蛍光体シート供給部
310から取り出された蓄積性蛍光体シート1をスタッカ1
00に搬入する場合は前記シート振分板157Cを図中破線で
示す位置に移動させ、上方から搬送される蓄積性蛍光体
シート1をスタッカ100方向に導く。蓄積性蛍光体シー
ト1はスタッカ100の所定のシート収納室102に搬入さ
れ、後端が前記ニップローラ159を離れた後自重により
落下し、先端がシート収納室102内のストッパ103に当接
した状態で保持される。またスタッカ100内から蓄積性
蛍光体シート1を取り出す場合には所望のシート収納室
102がニップローラ159と隣接するようにスタッカ100を
移動させた後、前記ストッパ103を図中破線で示す位置
に移動させて蓄積性蛍光体シート1を押し上げ、その先
端をニップローラ159に把持させる。ニップローラ159に
把持された蓄積性蛍光体シート1は図中破線で示す位置
にあるシート振分板157Cに案内されつつ一旦蓄積性蛍光
体シート搬送手段150により上方に搬送された後、前記
矢印C2,C3方向に搬送されて光走査部20に搬入される。
なおスタッカ100から取り出した蓄積性蛍光体シートを
一旦上方に搬送するのは蓄積性蛍光体シート1の蓄積性
蛍光体が形成された面が光走査部20において上側(レー
ザビーム照射側)を向くようにするためである。
光走査部20において読取りの終了した蓄積性蛍光体シ
ート1は、蓄積性蛍光体シート搬送手段150により矢印C
6〜C8方向に搬送されて前記消去部30に送られる。なお
その際シート振分手段157Aは図中破線で示す位置に、シ
ート振分手段157B,157Cは図中実線で示す位置にある。
消去部30はその蓄積性蛍光体シート搬送方向の長さが
蓄積性蛍光体シート1枚分の長さの1/2程度となってお
り、また消去部30の斜め下方には前記蓄積性蛍光体シー
ト収納部190が配設され、このシート収納部190内のトレ
ー6は消去部30内を矢印C9方向に搬送されつつ消去がな
される蓄積性蛍光体シート1の先端部を支持しうるよう
に消去部30に隣接して保持されている。蓄積性栄光体シ
ート1は消去部30においてガイド板156に沿って矢印C9
方向に搬送されるとともにその先端部は順次トレー6内
に進入してトレー6によりガイドされる。蓄積性蛍光体
シート1は図中破線で示す位置においてその全面に消去
光の照射が終了するが、蓄積性蛍光体シート1が前述の
ように蓄積性蛍光体シート供給部310においてカセッテ
2から取り出されたものである場合には、蓄積性蛍光体
シートを把持するニップローラ155図中実線方向に回転
し、蓄積性蛍光体シート1は蓄積性蛍光体シート搬送手
段150により矢印C10,C11方向に転送され、図中破線で示
す位置に移動せしめられている前記シート振分板157Cに
案内されて前記スタッカ100内の空のシート収納室102内
に収納される。なお、このようにしてスタッカ100内に
消去済の蓄積性蛍光体シート1を予め何枚が収納してお
けば、蓄積性蛍光体シート供給部310内のカセッテ2か
ら蓄積性蛍光体シート1が取り出された後直ちに消去済
の蓄積性蛍光体シートを空のカセッテ2内に搬入するこ
とができる。スタッカ100から蓄積性蛍光体シート1を
取り出して蓄積性蛍光体シート供給部310に搬送する際
にはシート振分板157Cを破線で示す位置に、シート振分
板157A,157Bを実線で示す位置にそれぞれ移動させ、蓄
積性蛍光体シート搬送手段150により蓄積性蛍光体シー
トを矢印C12〜C14方向に搬送してカセッテ2内に搬入す
る。なお、スタッカ100から搬出された蓄積性蛍光体シ
ー1はスタッカ100内において長時間待機せしめられ
た、消去部30において消去を受けてから長時間経過した
ものである場合がある。蓄積性蛍光体シートは、一旦消
去が行なわれても一定時間以上経過すると、蓄積性蛍光
体中に微量混入している226Raや40K等の放射線同位元素
から放射される放射線や、宇宙線や他のX線源からのX
線等の環境放射線によって放射線エネルギーを蓄積し、
この放射線エネルギーが次回の撮影像に対してノイズと
なることがあるため、上記スタッカ100から蓄積性蛍光
体シート供給部310までの搬送路中には蓄積性蛍光体シ
ート1に再度消去光を照射させる2次消去部130が設け
られている。2次消去部130はスタッカ100から取り出さ
れた蓄積性蛍光体シート1が蓄積性蛍光体シート供給部
310に向けて搬送される時のみ、消去用光源131を点灯さ
せ、これによりスタッカ100に収容されていた間に蓄積
性蛍光体シートに蓄積されていた放射線エネルギーを放
出させる。このように蓄積性蛍光体シート1が搬入され
たカセッテ2は装置外に取り出されて新たな影響に供せ
られることが可能なものとなる。また本装置において消
去部30において消去の終了した蓄積性蛍光体シートを直
ちにカセッテ2に搬入することも可能である。その場合
には消去部30から矢印C10方向に搬送された蓄積性蛍光
体シートを一旦下方に搬送した後、上方にスイッチバッ
クさせてからカセッテ2に搬入するようにすればよく、
そのように搬送すればカセッテ2内に収納された際に蓄
積性蛍光体シートの蛍光体層が形成された面を下側に向
けることができる。
ところで外部の撮影装置においては、カセッテ内に保
持された蓄積性蛍光体シートに対して撮影を行なう他、
連続撮影を行なう際などに、シート供給用マガジンに収
容された複数の蓄積性蛍光体シートを1枚ずつ取り出し
て撮影を行なう場合がある。撮影の終了した蓄積性蛍光
体シートは順次シート収納用マガジンに収納され、シー
トを収納してなるシート収納用マガジンは読取装置に送
られて読取りが行なわれる。本実施例装置における前記
蓄積性蛍光体シート供給部310は、前記カセッテ2の代
りに蓄積性蛍光体シート用マガジン(すなわち上記シー
ト収納用マガジン)7を保持することが可能となってい
る。蓄積性蛍光体シート用マガジン7を蓄積性蛍光体シ
ート供給部310に装填した場合にも、該マガジン7を1
枚ずつ取り出される蓄積性蛍光体シート1は、前述した
カセッテ2から取り出された蓄積性蛍光体シート1と全
く同様に光走査部20に送られて読取りが行なわれた後、
消去部30に搬送されて消去が行なわれる。なお、消去部
30近傍の前記ニップローラ155は、消去の終了した蓄積
性蛍光体シートがマガジン7から取り出されたものであ
る場合には図中破線で示す方向に回転して蓄積性蛍光体
シート1を前記トレー6内に進入せしめ、蓄積性蛍光体
シートはその上端がニップローラ155を離れると自重に
より落下してトレー6内に収納される。このように小型
の消去部30に近接させてトレー6を配置すればこのトレ
ー6を消去が行なわれる蓄積性蛍光体シートのガイドと
しても機能させることができるため、装置内のスペース
を有効に用いて装置を一層小型化することができる。
一方、光走査部20において、前述のように読取られた
画像情報の再生を行なう場合には、前記記録シート供給
部40内のマガジン4内から記録シート3が1枚取り出さ
れ、記録シート搬送手段160により矢印D1方向に搬送さ
れた後、蓄積性蛍光体シート1と同様に光走査部20に搬
入され、光走査部20において画像情報を記録シートに記
録する再生が行なわれる。再生の終了した記録シート3
は記録シート搬送手段160により矢印D2,D3方向に搬送さ
れて前記現像部70に搬送されるが、その際に前記シート
振分板157Cは図中実線で示す位置にあって記録シート3
を上方に案内するとともに、シート振分板157Bは図中破
線で示す位置に移動して記録シート3を矢印D4方向に案
内してニップローラ154により記録シート3を自動現像
部70に搬入せしめる。
本実施例装置においても、前記蓄積性蛍光体シート搬
送手段150と記録シート搬送手段160とは、両シート1,3
を副走査手段に搬入する手前で合流して該両シート1,3
を副走査手段に送り込み、両シート1,3が副走査手段か
ら搬出させた後に前記振分手段157Bの位置で分岐して両
シート1,3をそれぞれ別個の搬送経路で搬送するように
構成されている。本実施例装置によれば、蓄積性蛍光体
シートおよび記録シートを搬送する搬送路は上下方向に
延びた1本にほぼまとめられ、両シートを適宜上下方向
に搬送し、これらのシートを上述した各部に対して出し
入れするようになっているため、両シート、特に蓄積性
蛍光体シートを略円環状に搬送する装置に比べて装置全
体の搬送系を簡略化して装置をコンパクトにすることが
できる。
さらに、第6図に示す位置は、記録シート供給部40、
蓄積性蛍光体シート用マガジン7とカセッテ102をとも
に1つずつ収納可能な蓄積性蛍光体シート供給部410、
およびスタッカ200が横方向に並んで装置上部に配さ
れ、光走査部20が装置中部に配され、消去部30および複
数のカセッテ102′と蓄積性蛍光体シート収納用のトレ
ー6を横方向に並んで着脱自在に保持する蓄積性蛍光体
シート収納部290が横方向に並んで装置下部に配されて
いる。
上記蓄積性蛍光体シート供給部410においてカセッテ1
02から蓄積性蛍光体シート1を取り出す際には、カセッ
テ102の蓋部102aが開かれた後、図中実線で示す位置に
あったニップローラ251が図中破線で示す位置に下降し
て蓄積性蛍光体シート1の先端を把持し、そのまま再び
実線で示す位置に上昇する。このようにカセッテ102か
ら取り出された蓄積性蛍光体シート1または前記蓄積性
蛍光体シート用マガジン7から1枚ずつ取り出された蓄
積性蛍光体シート1は蓄積性蛍光体シート搬送手段250
により矢印E1方向に搬送されてスタッカ200内に搬入さ
れた後、光走査部20に送られる。また記録シート供給部
40から1枚ずつ取り出される記録シート3も記録シート
搬送手段260により、同様に光走査部に送られる。
本装置のスタッカ200は矢印方向に移動して、所定の
蓄積性蛍光体シート収納部202内に自重落下する蓄積性
蛍光体シートを受け取るとともに、底板201を開くこと
により蓄積性蛍光体シート1を落下させて蓄積性蛍光体
シート収納部202から排出するようになっている。なお
蓄積性蛍光体シート供給部410から取り出された蓄積性
蛍光体シート1がスタッカ内で待機する必要がない場
合、および記録シート3が搬送されてきた場合には、ス
タッカ200は空の蓄積性蛍光体シート収納部202を上方の
蓄積性蛍光体シート搬送手段250に連絡する位置に配
し、シートが搬入されると直ちに底板201を開けてこれ
らのシートを素通りさせる。
光走査部20において矢印E2方向に搬送されつつ読取り
の終了した蓄積性蛍光体シート1は消去部30に向けて矢
印E3方向に搬送され、消去部30内を矢印E4方向に搬送さ
れつつその全面を消去される。なお、蓄積性蛍光体シー
ト搬送手段250の光走査部20と消去部30の間には、シー
ト振分板252が設けられているが、蓄積性蛍光体シート
1が上記のように消去部に向けて搬送される際には図中
実線で示す位置にある。一方、光走査部20において画像
情報の記録が終了した記録シート3は、蓄積性蛍光体シ
ート1と同様に矢印F1方向に搬送された後スイッチバッ
クされてガイド板261に沿って矢印F2方向に搬送され、
さらに記録シート搬送手段260により矢印F3方向に搬送
されて自動現像部70に搬入される。また、消去部30にお
いて消去の終了した蓄積性蛍光体シート1は上方にスイ
ッチバックされ矢印E5,E6方向に搬送される。またその
際前記シート振分板252は図中破線で示す位置に移動
し、蓄積性蛍光体シート1はこのシート振分板252の下
方を通過してさらに矢印E7方向に搬送され、前記蓄積性
蛍光体シート収納部290内に搬入される。蓄積性蛍光体
シート収納部290において蓄積性蛍光体シート搬送手段2
50は蓄積性蛍光体シート1を前記トレー6および複数の
カセッテ102′のいずれか1つに振り分けて搬入するよ
うになっており、蓄積性蛍光体シート1が前記蓄積性蛍
光体シート用マガジン7から取り出されたものである場
合にはエンドレスベルト253のローラ253aが図中実線で
示す位置にあって蓄積性蛍光体シートを矢印E8方向に案
内し、トレー6内に落下させる。また蓄積性蛍光体シー
トが前記カセッテ102から取り出されたものである場合
には前記ローラ253aは図中破線で示す位置に移動して蓄
積性蛍光体シートをさらに左方に案内する。蓄積性蛍光
体シート1を右端のトレー102′に搬入する場合にはロ
ーラ254が図中実線で示す位置にあって蓄積性蛍光体シ
ートを矢印E9方向に案内し、蓄積性蛍光体シートを中央
のトレー102′に搬入する場合にはローラ254が図中破線
で示す位置に上昇するとともにローラ255が実線で示す
位置に下降して蓄積性蛍光体シートを矢印E10方向に案
内し、蓄積性蛍光体シートを左端のトレー102′に搬入
する場合にはローラ254,255はともに図中破線で示す位
置に上昇し、蓄積性蛍光体シートはエンドレスベルト25
6により矢印E11方向に案内される。
本実施例装置においても、前記蓄積性蛍光体シート搬
送手段250と記録シート搬送手段260とは、両シート1,3
を副走査手段に搬入する手前で合流して蓋両シート1,3
を副走査手段に送り込み、両シート1,3が副走査手段か
ら搬出された後に前記シート振分板252の位置で分岐し
て両シート1,3をそれぞれ別個の搬送経路で搬送するよ
うに構成されている。このように本実施例装置は、装置
の各部を3つに分けてこれらの部分をシート状物の流れ
に基づいて上下方向に順に並べて配列したことにより、
装置の底面積を小さくし、シートの搬送手段を単純化す
ることができるようになっている。
なお上述した各実施例において、消去の終了した蓄積
性蛍光体シートを収納したカセッテ等は、そのまま撮影
装置に装填して撮影を行なうことのできるものである
が、読取りの終了した蓄積性蛍光体シートは撮影装置に
装填されない適当な収納手段に一旦収納されてもよい。
このような収納手段を用いる場合には消去部は必ずしも
設ける必要はなく、蓄積性蛍光体シートが収納された収
納手段を取り出し、別途消去を行なうようにしてもよ
い。さらに、いずれの実施例においても蓄積性蛍光体シ
ート供給部,記録シート供給部,光走査部,消去部等の
配置や具体的な構造等は前述したものに限られるもので
はない。例えば光走査部においては蓄積性蛍光体シート
と記録シートの副走査手段が少なくとも共通に用いられ
ればよく、読取用主走査手段と記録用主走査手段はそれ
ぞれ独立して設けてもよく、また、読取,記録で両主走
査手段の光偏向器は共用し、読取用光源、記録用光源を
別々に設け、ミラー等により切り換えるようにしてもよ
い。
また、本発明の装置に用いられる記録シートは、上述
したように光により画像情報が記録され、湿式の自動現
像機(部)により現像が行なわれる銀塩フィルムに限ら
れるものではなく、感熱記録シート、熱現像感熱材料、
インスタントフィルム等であってもよい。例えば記録シ
ートが感熱記録シートである場合には、該シートはレー
ザビームの熱により記録が行なわれるので、光走査部の
構造は上記各実施例で示したものと同様でよいが、自動
現像機(部)は不要となるので、前述した記録シート収
納部(第4図参照)を設けて記録の終了した記録シート
をトレー等に適宜集積すればよい。なお、感熱記録シー
トには、熱記録が行なわれた後光が照射されることによ
り像の定着が行なわれるタイプのものがあるが、このタ
イプの場合には光走査部と記録シート収納部との間の記
録シート搬送路中に光照射手段を設けて定着を行なうよ
うにすればよい。また前述した消去部を記録シート収納
部の手前に設けて光照射手段として兼用してもよい。
次に記録シートとして特開昭61−147244号に示される
如き熱現像感光材料を用いた場合の光走査部近傍部分の
構造の一例を第7図に示す。なお、第7図においても光
走査部自体の構造は前述した他の実施例と同様であり、
図示の方式は記録シートに関連する部分を図示の構造に
おきかえることにより、前述したいずれの実施例におい
ても適用可能である。
第7図に示す実施例において、蓄積性蛍光体シートは
図示しない蓄積性蛍光体シート供給部から取り出されて
矢印G1方向に搬送されて光走査部20に送られ、該光走査
部内を矢印G2方向に搬送されて読取りが行なわれる。さ
らに蓄積性蛍光体シートは図中破線で示す位置に配され
た振分板451に案内されて矢印G3方向に搬送され、図示
しない消去部に送られる。
一方、光走査部20の上方の記録シート供給部140に
は、記録シートとして熱現像感光シート3′が複数枚収
納されたマガジン4′が装填されている。光走査部20に
おいて画像情報は読取りが終了すると、熱現像感光シー
ト3′は吸着手段141により1枚ずつ枚葉されて取り出
され、近傍の記録シート搬送手段460に渡される。熱現
像感光シート3′はこの記録シート搬送手段460により
矢印H1,H2方向に搬送されて光走査部20に送られ、この
光走査部20内を矢印H3方向に搬送されつつレーザビーム
21Aの走査を受け、画像情報の記録が行なわれる。続い
てシート3′は記録シート搬送手段460により矢印H4
向に搬送され、さらに予め図中実線で示す位置に移動し
ている前記振分板451に案内されて矢印H5方向に搬送さ
れて現像部170に送られる。
現像部170において、熱現像感光シート3′はまず水
塗布部171を矢印H6方向に通過して画像形成用溶媒とし
ての水が付与される。続いてシート3′は内部が加熱部
となっている熱現像転写部172へ送られるが、これに先
立って熱現像感光シート3′は受像シート8と密着せし
められる。すなわち熱現像転写部172の上方には上記受
像シート8を複数枚収納したマガジン173が保持されて
おり、受像シート8は前記水塗布部171から搬出される
熱現像感光シート3′と位置Pにおいて先端が一致する
タイミングで1枚ずつ吸着手段174により取り出され矢
印I1方向に搬送される。上記熱現像感光シート3′と受
像シート8は、ニップローラ175a,175bにより互いに密
着せしめられ、密着状態で前記熱現像転写部172に送ら
れる。熱現像転写部172において、上記2枚のシートは
3対のニップローラ172aにより右方向に密着搬送されつ
つ加熱されて熱現像感光シート3′の現像および受像シ
ート8へ転写が行なわれる。熱現像転写部の加熱手段と
しては、各ニップローラ172aに近接して、通電発熱体で
構成されたヒータ172bが配されており、これらのヒータ
により熱現像転写部172内が所定温度まで上昇されるよ
うになっている。熱現像転写部172において現像・転写
が終了した上記2枚のシートは、熱現像転写部172の出
口に近接して配された剥離手段176により互いに剥離さ
れ、熱現像感光シートは矢印H7方向に搬送されて廃棄感
光シート収容箱177へ搬入される。一方、受像シート8
は、矢印I2方向に搬送されて乾燥部178において乾燥さ
れた後、取出し用トレー179内に搬入される。
なお、上記のように記録シートとして熱現像感光シー
トを使用する場合にも、熱現像装置を読取再生装置と別
体にし、光走査部において記録の終了したシートを一旦
トレーに収納しておき、このトレーを装置から取り出し
て熱現像装置に装填するようにしてもよい。また、上記
実施例は熱現像感光シートと受像シートが別体であるも
のに適用される現像部について述べたが、同一の支持体
に熱現像感光材料層と受像材料層を設けたモノシートタ
イプのものも知られており、このタイプの熱現像材料を
用いる場合には現像部としては現像転写部のみを設けれ
ばよく、装置をコンパクトに構成することができる。
さらに本発明の記録シートとしては、第8図に示す、
感光シート部分103aと現像液収容部103bが一体となった
インスタントフィルムユニット103を用いてもよい。イ
ンスタントフィルムユニット103を用いる場合には、現
像位置に至る前に現像液収容部103bがつぶされることの
ないよう、現像位置の手前においてはユニットを挾持せ
ずに搬送する必要がある。従って、一例として図示のよ
うに記録シート供給部240は光走査部20と横方向に並べ
て配置すればよい。記録シート供給部240から取り出さ
れたインスタントフィルムユニット103は光走査部20に
搬送され、光走査部においてレーザビーム21Aによる画
像記録が行なわれるとともにニップローラ551によりユ
ニット先端の現像液収容部103bが押しつぶされ、現像液
がシート部分103a上に展開される。現像液はシート部分
103aがニップローラ551を通ることによりシート表面に
広がるので、シート部分は記録の終了した部分から順次
現像される。シート部分103aがすべてニップローラ551
を通過し、現像の終了したフィルムユニット103は、振
分板を介してフィルムユニット収納用のトレー105に搬
入される。
なお、インスタントフィルムとしては上記のユニット
タイプの他に、現像後に表面のカバーシートを剥離す
る、いわゆるピールアパート方式のフィルムを用いるこ
ともできる。
前記第7図および第8図に示す実施例装置において
も、蓄積性蛍光体シート搬送手段と記録シート搬送手段
とは、両シートを副走査手段に搬入する手前で合流して
該両シートを副走査手段に送り込み、両シートが副走査
手段から搬出された後に振分板の位置で分岐して両シー
トをそれぞれ別個の搬送経路で搬送するように構成され
ている。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の放射線画像情報読取再
生装置によれば、光走査部において同一の副走査手段を
用いて画像情報の読取りと再生を行なうことにより、従
来の読取装置と再生装置を、装置全体の大型化を招くこ
となく一体化することができ、システム全体を小型化す
ることができる。また、副走査手段を共用するあたり、
前記の様に蓄積性蛍光体シート搬送手段と記録シート搬
送手段とを、両シートを副走査手段に搬入する手前で合
流して該両シートを副走査手段に送り込み、両シートが
副走査手段から搬出された後に分岐して両シートをそれ
ぞれ別個の搬送経路で搬送するようにしたことにより、
極めて簡単な構成で副走査手段を共用することができ
る。また主走査手段の光偏向器や光源も読取り,再生共
通に1つだけ設けることもでき、また蓄積性蛍光体シー
トと記録シートの搬送手段も一部共通にすることができ
るため、製造コストを大きく低減させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による放射線画像情報読取再
生装置を示す側面概略図、 第2図は移動搬送部の一部拡大斜視図、 第3図(a),(b)は蓄積性蛍光体シート供給部の移
動を説明する蓄積性蛍光体シート供給部近傍部分の概略
図、 第4図,第5図,第6図はそれぞれ本発明の他の実施例
による装置を示す側面概略図、 第7図および第8図は本発明のさらに他の実施例におけ
る光走査部周辺部分を示す概略図である。 1……蓄積性蛍光体シート 2……カセッテ、3……記録シート 4……記録シート供給用マガジン 5……記録シート収納用マガジン 10,10′……蓄積性蛍光体シート供給部 20……光走査部、30……消去部 40……記録シート供給部 50……蓄積性蛍光体シート搬送手段 60……記録シート搬送手段 70,70′……自動現像部、80……記録シート収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−184677(JP,A) 特開 昭61−278843(JP,A) 特開 昭59−192240(JP,A)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍
    光体シートを収納し、収納した該蓄積性蛍光体シートを
    搬出する蓄積性蛍光体シート供給部、 記録シートを収納し、収納した該記録シートを1枚ずつ
    搬出する記録シート供給部、 光ビームを光偏向器により偏向して前記蓄積性蛍光体シ
    ート上を主走査せしめる読取用主走査手段、光ビームを
    光偏向器により偏向して前記記録シート上を主走査せし
    める記録用主走査手段、および前記蓄積性蛍光体シート
    および記録シートを前記主走査方向と略直交する方向に
    搬送して副走査する副走査手段を備え、前記読取用主走
    査手段の光ビームにより前記蓄積性蛍光体シートから前
    記放射線画像情報を担持した光を生ぜしめ、この光を光
    検出手段により検出して前記放射線画像情報の読取りを
    行なうとともに、前記記録用主走査手段の光ビームを読
    み取られた前記放射線画像情報に基づいて変調して前記
    記録シート上に該放射線画像情報を記録する光走査部、 前記蓄積性蛍光体シート供給部から搬出された蓄積性蛍
    光体シートを前記光走査部へ搬送し、次いで前記光走査
    部から搬出する蓄積性蛍光体シート搬送手段、および 前記記録シート供給部から搬出された記録シートを前記
    光走査部に搬送した後光走査部から搬出する記録シート
    搬送手段からなり、 前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と前記記録シート搬送
    手段とは、前記両シートを前記副走査手段に搬入する手
    前で合流して該両シートを前記副走査手段に送り込み、
    前記両シートが前記副走査手段から搬出された後に分岐
    して前記両シートをそれぞれ別個の搬送経路で搬送する
    ように構成されていることを特徴とする放射線画像情報
    読取再生装置。
  2. 【請求項2】前記読取用主走査手段の前記光偏向器と前
    記記録用主走査手段の前記光偏向器が共通であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射線画像情報
    読取再生装置。
  3. 【請求項3】前記読取用主走査手段の前記光ビームの光
    源と、前記記録用主走査手段の前記光ビームの光源が共
    通であることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    放射線画像情報読取再生装置。
  4. 【請求項4】前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と前記記
    録シート搬送手段の少なくとも一部が共通であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射線画像情報
    読取再生装置。
  5. 【請求項5】放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍
    光体シートを収納し、収納した該蓄積性蛍光体シートを
    搬出する蓄積性蛍光体シート供給部、 記録シートを収納し、収納した該記録シートを1枚ずつ
    搬出する記録シート供給部、 光ビームを光偏向器により偏向して前記蓄積性蛍光体シ
    ート上を主走査せしめる読取用主走査手段、光ビームを
    光偏向器により偏向して前記記録シート上を主走査せし
    める記録用主走査手段、および前記蓄積性蛍光体シート
    および記録シートを前記主走査方向と略直交する方向に
    搬送して副走査する副走査手段を備え、前記読取用主走
    査手段の光ビームにより前記蓄積性蛍光体シートから前
    記放射線画像情報を担持した光を生ぜしめ、この光を光
    検出手段により検出して前記放射線画像情報の読取りを
    行なうとともに、前記記録用主走査手段の光ビームを読
    み取られた前記放射線画像情報に基づいて変調して前記
    記録シート上に該放射線画像情報を記録する光走査部、 前記放射線画像情報が記録された前記記録シートを現像
    する自動現像部、 前記蓄積性蛍光体シート供給部から搬出された蓄積性蛍
    光体シートを前記光走査部へ搬送し、次いで前記光走査
    部から搬出する蓄積性蛍光体シート搬送手段、および 前記記録シート供給部から搬出された記録シートを前記
    光走査部に搬送し、次いで前記自動現像部に搬送する記
    録シート搬送手段からなり、 前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と前記記録シート搬送
    手段とは、前記両シートを前記副走査手段に搬入する手
    前で合流して該両シートを前記副走査手段に送り込み、
    前記両シートが前記副走査手段から搬出された後に分岐
    して前記両シートをそれぞれ別個の搬送経路で搬送する
    ように構成されていることを特徴とする放射線画像情報
    読取再生装置。
  6. 【請求項6】前記光走査部,および前記自動現像部が同
    一筐体内に一体的に配されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第5項記載の放射線画像情報読取再生装置。
  7. 【請求項7】前記読取用主走査手段の前記光偏向器と前
    記記録用主走査手段の前記光偏向器が共通であることを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の放射線画像情報
    読取再生装置。
  8. 【請求項8】前記読取用主走査手段の前記光ビームの光
    源と、前記記録用主走査手段の前記光ビームの光源が共
    通であることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の
    放射線画像情報読取再生装置。
  9. 【請求項9】前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と前記記
    録シート搬送手段の少なくとも一部が共通であることを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の放射線画像情報
    読取再生装置。
  10. 【請求項10】放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性
    蛍光体シートを収納し、収納した該蓄積性蛍光体シート
    を搬出する蓄積性蛍光体シート供給部、 記録シートを収納し、収納した該記録シートを1枚ずつ
    搬出する記録シート供給部、 光ビームを光偏向器により偏向して前記蓄積性蛍光体シ
    ート上を主走査せしめる読取用主走査手段、光ビームを
    光偏向器により偏向して前記記録シート上を主走査せし
    める記録用主走査手段、および前記蓄積性蛍光体シート
    および記録シートを前記主走査方向と略直交する方向に
    搬送して副走査する副走査手段を備え、前記読取用主走
    査手段の光ビームにより前記蓄積性蛍光体シートから前
    記放射線画像情報を担持した光を生ぜしめ、この光を光
    検出手段により検出して前記放射線画像情報の読取りを
    行なうとともに、前記記録用主走査手段の光ビームを読
    み取られた前記放射線画像情報に基づいて変調して前記
    記録シート上に該放射線画像情報を記録する光走査部、 前記光走査部において記録の終了した前記記録シートを
    収納する記録シート収納部、 前記蓄積性蛍光体シート供給部から搬出された蓄積性蛍
    光体シートを前記光走査部へ搬送し、次いで前記光走査
    部から搬出する蓄積性蛍光体シート搬送手段、および 前記記録シート供給部から搬出された記録シートを前記
    光走査部に搬送し、次いで前記記録シート収納部へ搬送
    する記録シート搬送手段からなり、 前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と前記記録シート搬送
    手段とは、前記両シートを前記副走査手段に搬入する手
    前で合流して該両シートを前記副走査手段に送り込み、
    前記両シートが前記副走査手段から搬出された後に分岐
    して前記両シートをそれぞれ別個の搬送経路で搬送する
    ように構成されていることを特徴とする放射線画像情報
    読取再生装置。
  11. 【請求項11】前記読取用主走査手段の前記光偏向器と
    前記記録用主走査手段の前記光偏向器が共通であること
    を特徴とする特許請求の範囲第10項記載の放射線画像情
    報読取再生装置。
  12. 【請求項12】前記読取用主走査手段の前記光ビームの
    光源と、前記記録用主走査手段の前記光ビームの光源が
    共通であることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載
    の放射線画像情報読取再生装置。
  13. 【請求項13】前記蓄積性蛍光体シート搬送手段と前記
    記録シート搬送手段の少なくとも一部が共通であること
    を特徴とする特許請求の範囲第10項記載の放射線画像情
    報読取再生装置。
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