JP2587778B2 - インクジェット印刷用組成物 - Google Patents

インクジェット印刷用組成物

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JP2587778B2
JP2587778B2 JP26264993A JP26264993A JP2587778B2 JP 2587778 B2 JP2587778 B2 JP 2587778B2 JP 26264993 A JP26264993 A JP 26264993A JP 26264993 A JP26264993 A JP 26264993A JP 2587778 B2 JP2587778 B2 JP 2587778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属、ガラス、プラス
チックなどの基材表面に密着性、耐湿性などに優れた印
刷被膜を形成することができ、さらに印刷被膜に基材を
重ねても、重ねた基材面に印刷皮膜が転写することのな
いジェット印刷用インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属、ガラス、プラスチック、紙
などの基材表面にインクジェット印刷法を用いてドット
印刷、模様印刷が広く行われている。このインクジェッ
ト印刷法により形成した被膜の密着性の良否をテストす
る方法としては、ジェットプリンターを用いてドット印
刷或いは模様印刷を施し、基盤目クロスカットのテープ
剥離を行うテスト法があるが、このテスト法に対して充
分な密着性を有する皮膜はこれまで得られていない。ま
た、前記基材にインクジェット印刷を施した後、該基材
を相互に重ねて荷重を加えた場合、乾燥した印刷被膜が
重ねた基材表面に移ってしまうという欠点があった。さ
らに、インクジェット印刷により形成した皮膜の模様を
有する製品の耐久性を向上させるために、該印刷被膜の
耐光性、耐湿性、耐熱性及び耐摩耗性を、印刷の品質を
向上させるためににじみ防止性及びはじき防止性をより
一層向上することが求められている。一方、従来のイン
クジェット印刷用組成物では、前記の諸条件をすべて十
分に満足する印刷皮膜が得られていないのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のイン
クジェット印刷用組成物の問題点を解決し、耐光性、耐
湿性、耐熱性、耐摩耗性、にじみ防止性、及び基材を重
ねても印刷被膜が他の基材面に移らない高い密着性を有
する印刷皮膜を形成するインクジェット印刷用組成物を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、アクリルシリ
コン系樹脂と、セルロースエステル樹脂、セルロースエ
ーテル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂及びフッ素樹脂
からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂とを組合
わせて結合剤として使用することにより、優れた特性、
特に高い密着性を有する印刷被膜を形成するインクジェ
ット印刷用組成物が得られることを見い出し、本発明に
到達した。したがって本発明は、(a)アクリルシリコン
系樹脂と、(b) (i)セルロースエステル樹脂、(ii)セル
ロースエーテル樹脂 (iii)ポリビニルアセタール樹脂及
び(iv)フッ素樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1
種の樹脂とを含む、インクジェット印刷用組成物を提供
するものである。さらに詳細に説明すると、本発明は、
着色剤、溶媒、必要に応じて電導度調整剤、界面活性剤
などを配合した常温硬化型インクジェット印刷用組成物
であって、(a)アクリルシリコン系樹脂と、(b) (i)セ
ルロースエステル樹脂、(ii)セルロースエーテル樹脂(i
ii) ポリビニルアセタール樹脂及び(iv)フッ素樹脂から
なる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂とを含む結合
剤を、含有することを特徴とするインクジェット印刷用
組成物である。以下、本発明について詳細に説明する。
【0005】本発明で使用するアクリルシリコン系樹脂
には、アクリル酸系重合体とオルガノポリシロキサンを
反応させることにより調製したブロック重合体又はグラ
フト重合体がある。このオルガノポリシロキサンとして
は、OH官能基を有する線状重合体が好ましく、例え
ば、下記式の化合物を挙げることができる。 HO-Si(CH3)2-O-(Si(CH3)2-O)n-Si(CH3)2-OH (式中、
nは10〜5000) なお、前記式中のメチル基の80モル%までがエチル
基、ビニル基又はフェニル基と置換されててもよいが、
特に50モル%以上がメチル基で置換されたオルガノポ
リシロキサンが好ましい。
【0006】前記アクリル酸系重合体は、α,β−不飽
和酸もしくはそのエステルなどのモノマーを重合反応さ
せて得られた、分子量500〜80,000、好ましく
は1,000〜15,000の重合体又は共重合体であ
る。該α,β−不飽和酸もしくはそのエステルとして挙
げることができるのは、アクリル酸、メタクリル酸およ
びそれらのメチルエステル、エチルエステル、ブチルエ
ステル、ステアリルエステル、2−エチルヘキシルエス
テル、2−ヒドロキシエチルエステル、3−ヒドロキシ
プロピルエステルなどである。また、該記α,β−不飽
和酸もしくはそのエステルとともに重合するコモノマー
は、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、スチレン、α
−メチルスチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルな
どである。なお、前記アクリル酸系重合体が共重合体で
ある場合、アクリル酸、メタクリル酸又はそれらのエス
テルの割合は、10〜75モル%、特に25〜60モル
%が好ましい。また、オルガノポリシロキサンをグラフ
トするアクリル酸系重合体としては、前記α,β−不飽
和酸、そのエステル及び前記コモノマーから製造した分
子量500〜80,000、好ましくは1,000〜1
5,000の重合体及び共重合体を使用することができ
る。該アクリル酸系重合体が共重合体の場合、アクリル
酸、メタクリル酸又はそれらのエステルの割合は、10
〜75モル%、特に25〜60モル%が好ましい。
【0007】本発明で使用するセルロースエステル樹脂
としては、例えば、セルロースジアセテート、セルロー
ストリアセテート、ニトロセルロース、硝酸セルロー
ス、プロピオン酸セルロース、セルロースアセテートブ
チレートなどが挙げられる。このセルロースエステル樹
脂の分子量は500〜80,000、特に500〜1
5,000が好ましい。本発明で使用するセルロースエ
ーテル樹脂としては、例えば、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、ベンジルセルロース、トリチルセルロー
ス、シアンエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、カルボキシエチルセルロース、アミノエチルセル
ロースなどが挙げられる。このセルロースエーテル樹脂
の分子量は1,000〜50,000、特に1,000
〜15,000が好ましい。
【0008】本発明で使用するポリビニルアセタール樹
脂の代表的なものには、ポリビニルブチラール、ポリビ
ニルアセトアセタール、ポリビニルホルマールなどがあ
る。このポリビニルアセタール樹脂の分子量は1,00
0〜50,000、特に1,000〜15,000が好
ましい。本発明で使用する適切なフッ素樹脂として、特
開昭57−34107号に記載される含フッ素共重合体
が挙げられる。すなわち、本発明において使用できる適
切な共重合体は、フルオロオレフィン、シクロヘキシル
ビニルエーテル、アルキルビニルエーテル及びヒドロキ
シアルキルビニルエーテルを必須成分とする共重合体で
あり、重量平均分子量約10,000〜100,000
のものが適当である。本発明における前記フルオロオレ
フィンとしては、パーハロオレフィン、特にクロロトリ
フルオロエチレンあるいはテトラフルオロエチレンが好
ましい。またアルキルビニルエーテルとしては、炭素数
2〜8の直鎖状または分岐状のアルキル基を含有するも
の、特にアルキル基の炭素数が2〜4であるものが好ま
しい。なお、フルオロオレフィンおよびアルキルビニル
エーテルは、それぞれ単独でも、2種以上の混合物とし
ても使用できる。
【0009】本発明におけるアクリルシリコン系樹脂
(a) と、セルロースエステル樹脂、セルロースエーテル
樹脂、ポリビニルアセタール樹脂及び(iv)フッ素樹脂か
らなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂(b) との配
合割合は、樹脂(b) 100重量部に対し、アクリルシリ
コン系樹脂(a) 1〜70重量部、特に1〜10重量部と
するのが好ましい。この範囲において、本発明のインク
ジェット印刷用組成物は、密着性、耐湿性に優れた、さ
らに印刷被膜に基材を重ねても重ねた基材面に移らない
印刷被膜を形成することができる。なお、セルロースエ
ステル樹脂、セルロースエーテル樹脂、ポリビニルアセ
タール樹脂及びフッ素樹脂を2種以上使用する場合、任
意の組み合わせにすることができ、合計重量が1〜10
重量部となるように使用する。
【0010】本発明で使用する着色剤は、他のインク成
分と融和性であって、かつ溶媒に溶解性があれば特に制
限する必要はない。代表的なものを挙げると、Solvent
Black 22、27、28、29、Solvent Red 83の
1、125、132、SolventBlue47、48、Solvent
Yellow88、89などの染料や酸化チタン、カーボン
ブラック、硫化亜鉛、油煙、黄鉛、ベンガラ、フタロシ
アニンブルー、フタロシアニングリーン、ブリリアント
カーミン6B、レーキレッドCなどの無機又は有機顔料
がある。なお、不溶性の染料及び顔料を使用する場合
は、ノズルの目詰りを防止するために粒径3μm 以下、
特に1μm 以下のものが好ましい。
【0011】本発明において、溶媒はインクの粘度を適
度に調整するために使用する。したがって、他の成分と
適合するものであれば特に制限なく使用することができ
る。本発明で使用する溶媒の代表的な例を挙げると、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどの
ケトン類、メタノール、エタノール、イソプロパノール
などのアルコール類、セロソルブ、ブチルセロソルブな
どのエーテル類などがある。本発明のインクジェット印
刷用組成物には、樹脂(a) 及び(b) 、着色剤ならびに溶
媒の他に、必要に応じて、硝酸リチウム、亜硝酸リチウ
ム、亜硝酸アンモニウム、ギ酸アンモニウム、酢酸アン
モニウム、ハロゲン化リチウム、チオシアン酸ナトリウ
ムなどの電導度調整剤、界面活性剤などを配合すること
ができる。本発明のインクジェット印刷用組成物におい
て、樹脂(a) 及び(b) を組合せた結合剤の配合量は、該
組成物中、1〜30重量%、特に1〜15重量%が適当
である。また着色剤の配合量は、使用する着色剤の種類
などにより任意に決定できるが、該組成物中1〜15重
量%、特に5〜10重量%が適当である。また溶媒の配
合量は、インク組成物の粘度、表面張力などを考慮して
決めるが、通常該組成物の60〜95重量%が適当であ
り、電導度調整剤は0.1〜10重量%、界面活性剤は
0.1〜10重量%とするのが適当である。
【0012】また本発明のインクジェット印刷用組成物
は、インクジェット印刷法に適応した特性が必要であ
り、そのため該組成物の粘度を1〜10センチポイズ
(20℃)、表面張力を20〜60ダイン/cm、比抵抗
を200〜3,000Ωcm、比重を0.8〜1.2の範囲にす
ることが望ましい。本発明のインク組成物を調製する場
合、各成分を混合攪拌後、使用するジェットプリンター
のノズル径に対してポアーサイズが約1/10以下であ
るフィルターで、濾過、精製する。なお、本発明のイン
クジェット印刷用組成物は、従来のジェットプリンター
に使用することができる。このジェットプリンターに
は、例えば、荷電制御方式、インクオンディマンド方
式、サーマルヘッドによりインクを噴出させる方式のも
のがある。インクジェット印刷されたインクは、常温〜
数100℃で乾燥することにより、乾燥被膜を形成す
る。なお、本発明の組成物を用いて印刷する対象は、印
刷した該組成物を乾燥する条件で変形もしくは変質しな
いものであれば特に制限する必要はない。例えば、金
属、ガラス及びプラスチックなどの基材表面、表面を樹
脂でコーティングした紙、オーバーヘッドプロジェクト
用の透明シートなどである。
【0013】
【発明の効果】本発明により、従来のインクジェット印
刷用組成物と比べ、印刷皮膜の密着性、耐湿性、耐光
性、耐熱性及び耐摩耗性、ならびに印刷時のにじみ防止
性及びはじき防止性などに優れ、かつ他の基材と重ねて
も、重ねた基材面に移らない印刷被膜を形成することが
できるインクジェット印刷用組成物が得られた。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、実施例における「部」、「%」は重量を基準
とする。 〔実施例1〜8及び比較例1〜8〕表1及び2に示した
成分を均一に混合した後、ポアーサイズ1.0μのメンブ
ランフィルターで濾過、精製し、各実施例及び各比較例
に対応するインクジェット印刷用組成物を調製した。得
られた各組成物を、ジェットプリンターで所定の像様に
噴出させ、ステンレス板、ガラス板、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムに、それぞれ印刷被膜を形成し、該
印刷皮膜のの密着性、耐転写性、耐光性、耐湿性、耐熱
性、ドットのにじみ・はじき、耐摩耗性試験を実施し
た。
【0015】表3ないし6から明らかなとおり、本発明
の組成物は、密着性、耐湿性、耐転写性、耐摩耗性など
に優れた印刷被膜を形成し、かつ、にじみ防止性ならび
にはじき防止性、貯蔵安定性に優れていた。一方、セル
ロースエステル樹脂単独の比較例1、2、セルロースエ
ーテル樹脂単独の比較例3は、いずれも耐転写性が不良
であり、金属ガラス、ポリエチレンテレフタレートに対
しては密着性が不良であり、金属に対して耐摩耗性が不
良であった。ポリビニルアセタール樹脂単独の比較例4
は、耐転写性、耐湿性、にじみ防止性、はじき防止性な
らびに耐摩耗性が不良であり、金属ガラス、ポリエチレ
ンテレフタレートに対して密着性が不良であった。ま
た、シリコンアクリル樹脂単独の比較例5、6、7は、
いずれも耐転写性は良好であったが、密着性、にじみ防
止性ならびにはじき防止性は不良であった。
【0016】
【表1】 表 1 ──────────────────────────────────── 実 施 例 1 2 3 4 5 6 7 8 セルロースエステル 樹脂*1) 4 4 2 結 セルロースエステル 樹脂*2) 4 4 セルロースエーテル 樹脂*3) 4 合 ホ゜リヒ゛ニルアセタール樹脂*4) 5 2 シリコンアクリル 樹脂*5) 0.1 0.1 0.2 剤 シリコンアクリル 樹脂*6) 0.1 0.1 0.1 0.1 シリコンアクリル 樹脂*7) 0.1 フッ素 樹脂*8) 0.1 12 着 Solvent Black 27 8 5 色 Solvent Black 29 10 10 8 10 8 4 10 溶 メチルエチルケトン 85.9 80 82 44 85.7 44 86.9 77.8 剤 エタノール 5.9 5.7 43 43 添 硝酸リチウム 0.2 0.2 加
【0017】
【表2】 表 2 ─────────────────────────────────── 比 較 例 1 2 3 4 5 6 7 8 セルロースエステル 樹脂*1) 4 結 セルロースエステル 樹脂*2) 4 セルロースエーテル 樹脂*3) 4 合 ホ゜リヒ゛ニルアセタール樹脂*4) 5 シリコンアクリル 樹脂*5) 3 剤 シリコンアクリル 樹脂*6) 3 シリコンアクリル 樹脂*7) 3 フッ素 樹脂*8) 3 12 着 Solvent Black 27 10 10 色 Solvent Black 29 10 10 10 10 10 10 溶 メチルエチルケトン 80 80 80 80 80 80 80 78剤 エタノール 6 5.8 6 6 6.8 7 7 添 硝酸リチウム 0.2 0.2 加
【0018】
【表3】 表 3 ─────────────────────────────────── 実施例 No. 試 密着性 *9) 100 100 100 98 100 100 100 100 96 99 99 96 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 験 耐転写性*10) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 耐光性 *11) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 項 耐湿性 *12) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 耐熱性 *13) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 目 ドットのにじみ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・はじき*14) 耐摩耗性 *15) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 貯蔵安定性 60℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *16) 50℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 20℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −5℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※試験項目は、各実施例及び比較例毎に金属、ガラス及
びPETについて評価し、その順序で◎、○、△、×で
示した。表4〜6も同じである。
【0019】
【表4】 表 4 ─────────────────────────────────── 実施例 No. 試 密着性 *9) 100 100 100 96 98 97 100 100 99 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 験 耐転写性*10) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 耐光性 *11) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 項 耐湿性 *12) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 耐熱性 *13) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 目 ドットのにじみ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・はじき*14) 耐摩耗性*15) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 貯蔵安定性 60℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *16) 50℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 20℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −5℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
【0020】
【表5】 表 5 ─────────────────────────────────── 比較例No. 試 密着性*9) 0 70 60 0 70 70 0 60 55 0 70 80 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 験 耐転写*10) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 耐光性*11) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 項 耐湿性*12) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × 耐熱性*13) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 目 ドットのにじみ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × ・はじき*14) 耐摩耗性 *15) △ ○ ○ △ ○ ○ △ ○ ○ △ △ △ 貯蔵安定性60℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *16) 50℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 20℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −5℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
【0021】
【表6】 表 6 ─────────────────────────────────── 比較例No. 試 密着性 *9) 94 93 30 95 90 40 30 90 90 20 60 15 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100 験 耐転写性 *10) ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ○ 耐光性 *11) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 項 耐湿性 *12) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 耐熱性 *13) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 目 ドットのにじみ × × × × × × × × × ○ ○ ○ ・はじき*14) 耐摩耗性 *15) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ○ △ 貯蔵安定性60℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *16) 50℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 20℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ −5℃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
【0022】 *1) セルロースアセチルブチレート樹脂 *2) セルロースアセテート樹脂 *3) エチルセルロースエーテル樹脂 *4) ポリビニルブチラール樹脂 *5) メチルメタクリレート・ジメチルポリシロキサ
ン *6) エチルメタクリレート・ジメチルポリシロキサ
ン *7) アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸ア
ルキルエステル・ジメチルシロキサン *8) クロロトリフルオロエチレン・シクロヘキシル
ビニルエーテル・エチルビニルエーテル・ヒドロキシア
ルキルビニルエーテル
【0023】*9) JIS K5401に準じて、1
mm角100個の基盤目試験を行い、セロテープにより剥
離状態を確認し、100個中の接着数を表示した。 *10) 印刷物の上にポリエチレンテレフタレート板を
重ね合せ、50kg/cm2の力で押さえつけ、24時間放
置後ポリエチレンテレフタレート板への転写の有無を調
べた。 ◎:全く転写なし ○:一部に転写が見られる *11) 360nmスペクトルで紫外線強度が23mW/cm
2 のフェードメーターに300時間曝露後、控サンプル
とのΔE値を求める。ΔE≦1であること
【0024】*12) 60℃の水中に50時間放置し、
取り出した直後と常温乾燥を5時間行った後に密着性及
び耐摩耗性試験を行った。変化があってはならない。 *13) 120℃の恒温槽に50時間放置後、控サンプ
ルとのΔE値を求めた後、密着性及び耐摩耗性試験を行
う。変化があってはならない。 *14) ドット印字直後のドットのにじみ・はじきを目
視する。にじみ・はじきがあってはならない。 *15) 印字部分に、荷重750kg/cm2 の擦り試験機
で100回こすり、印字被膜の剥離有無を確認する。 ○:異常なし △:一部に印字被膜剥離が見られる。 *16) 60℃、50℃、20℃、−5℃でそれぞれ1
ヵ月間放置し、オストワルド粘度計で粘度を測定した。
初期粘度との差が0.5センチポンズ以内でなければなら
ない。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アクリルシリコン系樹脂と、(b)
    (i)セルロースエステル樹脂、(ii)セルロースエーテル
    樹脂(iii) ポリビニルアセタール樹脂及び(iv)フッ素樹
    脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂とを含
    む、インクジェット印刷用組成物。
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