JP2587437Y2 - 蛍光顕微鏡の光源位置決め装置 - Google Patents

蛍光顕微鏡の光源位置決め装置

Info

Publication number
JP2587437Y2
JP2587437Y2 JP1991064510U JP6451091U JP2587437Y2 JP 2587437 Y2 JP2587437 Y2 JP 2587437Y2 JP 1991064510 U JP1991064510 U JP 1991064510U JP 6451091 U JP6451091 U JP 6451091U JP 2587437 Y2 JP2587437 Y2 JP 2587437Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
target
light
objective lens
ultraviolet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991064510U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH058521U (ja
Inventor
修治 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP1991064510U priority Critical patent/JP2587437Y2/ja
Publication of JPH058521U publication Critical patent/JPH058521U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587437Y2 publication Critical patent/JP2587437Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は蛍光顕微鏡の光源位置決
め装置に関するものである。更に詳しくは蛍光顕微鏡の
光源位置を確認するためのターゲットを有する光源位置
決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡では一般に試料の観察範囲をむら
なく均一に照明するために、ケーラー照明光学系が使用
されている。ケーラー照明光学系においては光源の像を
対物レンズの瞳面に結像させるように光源の位置を調整
することが必要である。
【0003】従来の顕微鏡の光源位置決め装置として、
特公昭63−23524号公報に記載されたものが知ら
れている。これは落射照明顕微鏡においてターゲットを
対物レンズの瞳面に対応する位置に保持し、それをスク
リーンとして光源像を結像させ光源位置を確認可能にし
たものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
【0005】蛍光顕微鏡において使用される照明光即ち
励起光では、波長340〜550nmの範囲のものが一
般的に試料の観察に適した波長である。波長400nm
以上の可視域の照明光を使用した場合は、ターゲットか
らの単なる散乱光であっても視認可能であり、これによ
り光源位置を確認することが可能である。しかしなが
ら、波長400nm以下の紫外線を照明光として使用す
るときには上述した従来例においてはターゲットに結像
した光源像が肉眼で確認することが不可能であり、正確
な光源の位置決めが行えないという欠点があった。
【0006】又対物レンズの瞳面は使用する対物レンズ
ごとに異なった位置にあるにもかかわらず、上述した従
来例においてはターゲットの位置は固定されており、タ
ーゲットに光源像を結像させても、実際には対物レンズ
の瞳面に光源像が結像しておらず、正確な光源の位置決
めが行われていない場合があるという欠点があった。
【0007】本考案は上記の課題に鑑み、紫外域の照明
光を使用したときでもターゲットに結像した光源像を可
視域の像として肉眼で確認可能な、併せてターゲットの
位置を補正可能な蛍光顕微鏡の光源位置決め装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案において、紫外域
の光を発する光源を備えた蛍光顕微鏡の前記光源の位置
を確認するための光源位置決め装置において、光源像目
視用のターゲット板と、前記ターゲット板を保持すると
ともに、前記ターゲット板のターゲット面を前記蛍光顕
微鏡の対物レンズの瞳面と光学的にほぼ等価な位置に配
置する保持部材とを有し、前記光源の紫外光像が目視さ
れるように、少なくとも前記ターゲット面の前記紫外光
の結像領域を、紫外域の光の照射により可視域の光を発
する蛍光物質で形成し、前記ターゲット面の紫外光照射
部分のみから可視域の蛍光が発することにより前記光源
の紫外光像を形成することを特徴とする蛍光顕微鏡の光
源位置決め装置を構成した。そして、前記ターゲット板
は前記対物レンズの光軸方向に調整可能であり、前記保
持部材は、前記蛍光顕微鏡の対物レンズに応じた前記タ
ーゲット板の前記光軸方向における調節位置を示す指標
が設けられていることを特徴とする請求項1記載の蛍光
顕微鏡の光源位置決め装置が好ましいものとして構成し
た。
【0009】ターゲット板は保持部材により保持され
て、ターゲット板の表面のターゲット面を対物レンズの
瞳面と光学的にほぼ等価な位置に配置される。ターゲッ
ト面の紫外光の結像領域は蛍光物質で形成されており、
紫外域の光の照射により可視域の光を発し、光源の紫外
光像が肉眼で観察できる。従って、光源の位置決めは、
対物レンズの瞳面と光学的にほぼ等価な位置に結像する
紫外光像を目視しながら行うことができる。又ターゲッ
ト板の位置は光軸方向に調整可能であり、対物レンズご
とに異なる瞳面の位置に対応して位置させることができ
る。そのさい保持部材には光軸方向における調節位置を
示す指標が対物レンズに対応して設けられているから、
正確且つ容易にターゲット面を対応する対物レンズの瞳
面と光学的にほぼ等価な位置に配置できる。
【0010】
【実施例】本考案の一実施例を図1及び図2により説明
する。図1は本実施例の断面図、図2はターゲット保持
部材と一部切欠を付したレボルバ取付部材とを示す側面
図である。ターゲット1は紫外域の照明光の照射により
可視域の蛍光を発するウラン含有ガラス板の円板形部材
であり、ターゲット面1dを顕微鏡本体(不図示)の側
に向け、光軸に対して垂直にしてターゲット保持部材1
aに保持されている。ターゲット面1dは微小凹凸のあ
るマット状になっており、中央部には十字線が刻設され
ている。ターゲット保持部材1aは両端の開いた円筒状
をなし、顕微鏡本体と反対側には開口部1cが開いてい
る。そして、光軸中心の回転及び光軸方向の移動が可能
にレボルバ取付け部材2に嵌合し、かつクランプねじ2
cによりレボルバ取付け部材2に固定可能である。更
に、図2に示すようにターゲット保持部材1aの外周
に、後述する対物レンズ5の瞳面を指示する指標7が刻
印され、レボルバ取付部材2の下面2dを該指標に一致
させた時に、ターゲット面1dが瞳面と同じ位置になる
ように構成されている。レボルバ取付け部材2にはレボ
ルバ取付け部ねじ2bが刻設され、レボルバ4には対物
レンズ取付け部ねじ4aが刻設されており、両者の螺合
によりレボルバ取付け部材2がレボルバ4に着脱可能に
螺設されている。レボルバ4の顕微鏡取付け部4bは丸
アリ形状をなし、顕微鏡本体に係合している。側視用部
材3にはねじ部3bが刻設され、ターゲット保持部材1
aにはねじ部1bが刻設されており、両者の螺合により
側視用部材3はターゲット保持部材1aに着脱可能に螺
設されている。表面反射鏡3aはターゲット保持部材1
aの光軸に対して45゜の傾斜をもって側視用部材3に
固設され、ターゲット保持部材1aの開口部1cを通り
入射した光を直角に反射するようになっている。側視用
部材3には開口部3cが設けられ表面反射鏡3aにより
直角に反射した光が側方から視認可能となっている。
【0011】対物レンズ5はレボルバ取付け部ねじ(不
図示)により、レボルバ4に刻設された対物レンズ取付
け部ねじ(不図示)に螺設され、レボルバ4の回転によ
り互換的に顕微鏡本体の光軸上に装着可能である。
【0012】光源6はクセノン放電管であり、顕微鏡本
体に付設されたハウジング(不図示)に格納されてい
る。光源6は波長340〜550nmの範囲を含む紫外
域より可視域の照明光を射出し、ケーラー照明系(不図
示)によりターゲット面1dを照射する。ハウジング
(不図示)には光源6の位置を上下左右前後に移動し調
節する調節ねじ(不図示)が設けられている。
【0013】次に本実施例により光源像を確認し、光源
位置決めを行うことについて説明する。予めレボルバ取
付け部材2内でターゲット保持部材1aを光軸方向に移
動させてレボルバ取付け部材2の下面をターゲット保持
部材1aの外周の指標7に一致させ、クランプねじ2c
により固定する。それによって、ターゲット面1dの位
置は使用する対物レンズ5の瞳面の位置と同じになる。
光源6より発した照明光は顕微鏡本体側よりレボルバ4
の孔(不図示)を通過し、ターゲット保持部材1a内に
至り、ターゲット1を照射する。ターゲット1はウラン
含有ガラス板であるから、ターゲット1の表面のターゲ
ット面1dで紫外域の照射光により励起された可視域の
緑色の蛍光が発光する。紫外光はウラン含有ガラス板に
吸収されるから、蛍光はターゲット面1dのみで発光
し、ターゲット1の内部では発光しない。
【0014】この際、ターゲット面1dで発光した光源
像の蛍光は、ターゲット保持部材1aの開口部1cを通
り、表面反射鏡3aにおいて直角に反射し、側視用部材
3の開口部3cを通るから、これを側方から観察する。
なおこの際ターゲット保持部材1aはレボルバ取付け部
材2に回転可能に嵌合しているから任意の方向から観察
可能である。又側視用部材3はターゲット保持部材1a
に着脱可能に螺設されており、倒立顕微鏡においては側
視用部材3を取り外し、ターゲット面1dに結像した光
源像を直接観察することも可能である。このようにして
ターゲット面1dに結像した光源像を肉眼をもって観察
しながら、クセノン放電管の放電部(不図示)の最も良
好な光源像が得られる位置に光源像が移動するように、
調節ねじ(不図示)を回転し光源6の位置を移動させて
光源位置決めを行い固定する。
【0015】尚ターゲット1はセリウムガラスのように
青い蛍光を発光する透明な部材でも良いし、透明プチス
チック板に可視域の蛍光を発する物質を貼付したり、塗
布しても良い。又ターゲット面1dには十字線の代わり
に同心円状を刻設しても良いし、何も刻設しなくても良
い。また、ターゲット1の配置は実施例に限定されるも
のではなく、例えばターゲット面1dが対物レンズの瞳
面と共役または等価な位置になるようにターゲット1を
保持する構成でもよい。
【0016】更にまた、ターゲット保持部材1aの開口
部1cまたは側視用部材3の開口部3cに減光フィルタ
を装着可能に構成すれば、波長の差異による光源像の明
るさの違いを補正することができる。
【0017】尚、対物レンズの瞳面は対物レンズ毎に異
なるのが通常であるため、ターゲット保持部材1aの外
周に対物レンズ毎の瞳面位置を表示するように、複数の
指標を刻設しておくと使用し易い。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように請求項1に記載した
ように構成することにより、ターゲット板は保持部材に
より保持されて、ターゲット板の表面のターゲット面を
対物レンズの瞳面と光学的にほぼ等価な位置に配置され
る。ターゲット面の紫外光の結像領域は蛍光物質で形成
されており、紫外域の光の照射により可視域の光を発
し、光源の紫外光像が肉眼で観察できる。従って、対物
レンズの瞳面と光学的にほぼ等価な位置に、目視しなが
ら紫外光像が結像するように光源の位置決めができる。
又請求項2に記載したように構成することにより、対物
レンズごとに異なる瞳面の位置に対応して、ターゲット
板の位置は光軸方向に調整可能である。そして保持部材
には光軸方向における調節位置を示す指標が、対物レン
ズに対応して設けられているから正確且つ容易にターゲ
ット面を対応する対物レンズの瞳面と光学的にほぼ等価
な位置に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の一実施例のターゲット保持部材と一部
切欠を付したレボルバ取付部材とを示す側面図である。
【符号の説明】
1...ターゲット、1a..ターゲット保持部材、1
b..ねじ部、1c..開口部、1d..ターゲット
面、2...レボルバ取付け部材、2b..レボルバ取
付け部ねじ、2c..クランプねじ、3...側視用部
材、3a..表面反射鏡、3b..ねじ部、3c..開
口部、4...レボルバ、4a..対物レンズ取付け部
ねじ、4b..顕微鏡取付け部、5...対物レンズ、
6...光源

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外域の光を発する光源を備えた蛍光顕
    微鏡の前記光源の位置を確認するための光源位置決め装
    置において、光源像目視用のターゲット板と、前記ター
    ゲット板を保持するとともに、前記ターゲット板のター
    ゲット面を前記蛍光顕微鏡の対物レンズの瞳面と光学的
    にほぼ等価な位置に配置する保持部材とを有し、前記光
    源の紫外光像が目視されるように、少なくとも前記ター
    ゲット面の前記紫外光の結像領域を、紫外域の光の照射
    により可視域の光を発する蛍光物質で形成し、前記ター
    ゲット面の紫外光照射部分のみから可視域の蛍光が発す
    ることにより前記光源の紫外光像を形成することを特徴
    とする蛍光顕微鏡の光源位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記ターゲット板は前記対物レンズの光
    軸方向に調整可能であり、前記保持部材は、前記蛍光顕
    微鏡の対物レンズに応じた前記ターゲット板の前記光軸
    方向における調節位置を示す指標が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の蛍光顕微鏡の光源位置決め
    装置。
JP1991064510U 1991-07-22 1991-07-22 蛍光顕微鏡の光源位置決め装置 Expired - Fee Related JP2587437Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991064510U JP2587437Y2 (ja) 1991-07-22 1991-07-22 蛍光顕微鏡の光源位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991064510U JP2587437Y2 (ja) 1991-07-22 1991-07-22 蛍光顕微鏡の光源位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH058521U JPH058521U (ja) 1993-02-05
JP2587437Y2 true JP2587437Y2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=13260273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991064510U Expired - Fee Related JP2587437Y2 (ja) 1991-07-22 1991-07-22 蛍光顕微鏡の光源位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587437Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6323524A (ja) * 1986-07-12 1988-01-30 Diesel Kiki Co Ltd 多層コイル及びその巻線方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH058521U (ja) 1993-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11513145A (ja) 二重対物レンズ系を有する共焦点顕微鏡
US5014707A (en) Apparatus for measuring and evaluating the inherent fluorescent spectra of organic tissue surfaces
JP2009514028A (ja) エバネッセント場の照明のための光学システム
US7576911B1 (en) Variable aperture transmissive substage microscope illuminator
JP6895768B2 (ja) 欠陥検査装置、および欠陥検査方法
JP2008502383A (ja) 眼科用カメラおよび眼科用カメラアダプター
US6488398B1 (en) Variable F/number substage illuminator for multiple magnification and zoom telecentric system
JP2002250867A (ja) 顕微鏡落射照明装置
JPH0588129B2 (ja)
US4102565A (en) Slit lamp microscope
JPH06100723B2 (ja) 反射照明装置
JP3523348B2 (ja) 細隙灯顕微鏡
US20030161039A1 (en) Illumination system for microscopy and observation or measuring method using the same
KR100873057B1 (ko) 반사광 및 투과광에 의한 시각검사용 조명장치
EP3084501A1 (en) Light source adaptor for a microscope
JP2587437Y2 (ja) 蛍光顕微鏡の光源位置決め装置
JP2003279860A (ja) 顕微鏡、および、照明切替装置
JP2004021222A (ja) 顕微鏡標本の照明方法とこれを用いた照明装置を有する顕微鏡
JP2006047780A (ja) 赤外顕微鏡
JP4012709B2 (ja) レンズ鏡筒加工装置
JPH0423217Y2 (ja)
JP3297649B2 (ja) 顕微鏡用光源心出し装置
US5404238A (en) Flashlight illuminating apparatus for a microscope
JPS6323524B2 (ja)
NL2019089B1 (en) Polarization microscope

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees