JP2587117Y2 - プレス用二重弁のモニター装置 - Google Patents

プレス用二重弁のモニター装置

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JP2587117Y2
JP2587117Y2 JP1993042550U JP4255093U JP2587117Y2 JP 2587117 Y2 JP2587117 Y2 JP 2587117Y2 JP 1993042550 U JP1993042550 U JP 1993042550U JP 4255093 U JP4255093 U JP 4255093U JP 2587117 Y2 JP2587117 Y2 JP 2587117Y2
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valve
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valves
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JP1993042550U
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JPH0712678U (ja
Inventor
諭惟知 田村
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甲南電機株式会社
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  • Details Of Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プレス用二重弁のモニ
ター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス装置に用いられる制御用流体回路
においては、安全のために制御弁を二重に設け、一方の
制御弁に故障があった場合、他方に故障が無くとも、二
重弁が作動しないよう安全機構が法規により求められて
いる。このような二重弁を用いる場合には、弁の誤動作
や弁の故障を検出する必要がある。従来用いられている
ものとしては図5に示されるものがある。
【0003】図5において、圧縮空気の供給ポートP
と、プレス装置に対する作動ポートAと、外部へ排出す
る排出ポートRとの間の切換を行う三ポート弁が用いら
れる。二重弁として2個の弁101 と101'とが並列に配置
される。弁101, 101' の誤動作や故障を検出するモニタ
ー102 としては、自由に摺動可能なピストン102aと、該
ピストン102aの移動を検出するマイクロスイッチ102bを
有し、図の破線で示すようにピストン102aの一端側に向
かって開口する導管103が絞り104 を介して作動ポート
Aの連結される部分に接続される。
【0004】通常はピストン102aの両端に同一流体圧が
作動し、ピストン102aは中立位置に保持され、弁101, 1
01' の切換えにより流体の流路の切換えが行われる。一
方の弁101 に不良が生じると、ピストン102aの両端の流
体圧に差が生じピストン102が移動してマイクロスイッ
チ102bを作動させる。現実には弁101 ・101'やモニター
102 の工作精度にバラツキがあり、また弁101 ・101'や
モニター102 に使用されているバネの精度にバラツキが
ある。また両方の弁101 ・101'のソレノイドのコイルに
作用する電気的位相差などがあり、両方の弁101 と101'
を正確に同期させることが困難である。すなわち同時に
電気信号を与えても弁の切換にはずれを生ずる場合があ
る。
【0005】このような工作精度やバネ精度などによる
2つの弁101 ・101'の作動ずれによってモニター102 が
異常な指示をすることを回避するために、モニター102
のピストン102aには両端間を連通する連通孔102cを形成
し、ある範囲内でのピストン102aの両端の圧力差はその
連通孔102cにより圧力差を吸収しピストン102aが移動す
るまでに至らないようにすることが実施されている。
【0006】この連通孔102cの径が小さい程作動が敏感
になり、わずかの圧力差でもピストン102aが移動するの
で両方の弁101 ・101'のわずかの作動ずれを検知するこ
とになる。逆に径を大きくすると圧力差がかなりになる
までピストン102aが作動しないので、ある程度の作動ず
れには感応しない。あまり径が大きくなると誤動作をも
感じなくなるので径を大きくするにも限度がある。ピス
トン102aの貫通孔102cの径を大きくしたり孔の数を増や
したりして、2つの弁101 ・101'の作動ずれに鈍感にす
る方式では、弁の誤動作または故障を検知するときには
片方の弁によりプレスは作動を開始しており、途中で停
止するということになる。
【0007】弁の誤動作や故障を生じたときには、弁の
切換によってプレスは何ら動作を開始することなく停止
され点検されるのが好ましい。このためにはモニターの
ピストンに設ける連通孔102cはできるだけ圧力差を敏感
に感じる構造が好ましい。上記のような誤動作などの検
出と正常時における作動ずれの両者を満足させること
は、従来のモニター102 では矛盾した要求であり、満足
できる結果が得られなかった。
【0008】このようにプレス用二重弁の誤動作や弁の
故障を検知するモニター装置として、上記のように差圧
検出ピストン方式のものとして、本出願人が既に提案し
た特公昭64−2832号がある。また、これ以外にモニター
装置としては、ピストン−スイッチ方式があり、流路切
換弁の主弁の移動により導通される近接スイッチを備え
たものが、例えば、実開平3−125965号として、既に提
案されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】従来のような差圧検出
ピストン方式や、ピストン−スイッチ方式のモニター装
置であれ、プレス機械に組み込まされた際必ずしもコン
パクトなものであるとは限られず、自動化機器を多く組
み込む際、特にコンパクトなプレス用二重弁のモニター
装置の開発が待たれている。また、コンパクトであっ
て、安価なプレス用二重弁のモニター装置が求められて
いる。さらには、検出用圧力導入口を無くし、擬似検出
要因を排除して主弁の動きを直接感知し、信頼性を向上
させなければならない。
【0010】さらにまた、今後の自動化機器の趨勢に鑑
みて、故障診断装置を備え得るモニター装置でなければ
ならない。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、上記
の事情に鑑み、コンパクトであり、安価で、擬似検出が
無いような高信頼性のもので、故障診断性を備えて今後
の自動化機器の趨勢に対応すべく、吸入ポートと作動ポ
ートが流体回路に対し並列に接続した2個の流路切換弁
を備えたプレス用二重弁において、基端を枢着し先端に
マグネットを固着しスプリングにより流路切換弁の主弁
側に付勢されたレバーを主弁に対向させてそれぞれ配置
し、前記レバーの主弁の移動に伴う回動によりレバー先
端のマグネットにより感応する箇所に磁気感応形スイッ
チを設けたプレス用二重弁のモニター装置である。
【0012】
【作用】レバーの主弁の移動に伴う回動により、レバー
先端のマグネットの磁気に感応して磁気感応スイッチが
感応する。また、レバーは流路切換弁の主弁に対応して
それぞれ設けてあるので、一方に故障があった際それぞ
れに応じてレバーが対応して回動し、故障を検知し得
る。
【0013】
【実施例】本考案を、図面に示す具体的一実施例に基づ
いて、以下詳細に説明する。図1は、本考案の具体的一
実施例の縦断面図であって、圧縮空気の吸入ポートP
と、プレス装置に対し作動する作動ポートAと、外部に
排出する排出ポートRとを備えた三ポート弁であって、
弁1・1’が並列状に配置してあって、弁1・1’の主
弁2・2’は検出ピンを介在させてコイルスプリング3
・3’で上方に付勢されて弁孔4・4’を閉じており、
ソレノイドSOL1・SOL2がOFF時の非作動状態で、吸入
ポートPは閉じ、作動ポートAから排出ポートRへ連通
している。
【0014】正常作動時はソレノイドSOL1・SOL2がON
で、主弁2・2’はコイルスプリング3・3’の付勢力
に抗して弁孔4・4’を開き、吸入ポートPと作動ポー
トAは連通し、排出ポートRは閉じ、プレス作業がなさ
れている。ここで、主弁1・1’の下方には検出ピン5
・5’を垂設し、この検出ピン5・5’の下方にはモニ
ター設置6と端子板7と制御回路8を位置させ、ダイキ
ャスト製の下部筐体9内に収容する。
【0015】制御回路8とソレノイドSOL1・SOL2とはケ
ーブル10で電気的に接続し、ソレノイド開閉用のスイッ
チSW1 ・SW2 が制御回路8内に設けられ、制御回路8に
は起動スイッチSWが接続される。モニター装置6は、図
1・2・3に示すように、板金製筐体11内に収容され、
レバー12・12' は前記検出ピン5の下端が当接する位置
に配置してその基端を、板金製筐体11の内面側壁にボル
ト13・13' により螺締したブラケット14・14' にピン15
・15' で枢着し、レバー12・12' の先端にマグネット16
・16' をビス17・17' により螺締する。また、レバー12
・12' を上方に付勢するため、レバー12・12' の中央下
面と板金製筐体11底板間にコイルスプリング18・18' を
縮設する。さらに、板金製筐体11上板のレバー12・12'
先端に対向する位置にストッパー19を螺着する。
【0016】レバー12・12' が検出ピン5・5' の当接
によりピン15・15' のまわりに回動し、マグネット16・
16' の磁気により感応する位置に磁気感応形スイッチ20
・20' を固定する。この磁気感応形スイッチ20・20' は
端子板7および制御回路8を配線21・21'、22・22' に
より電気的に接続してある。
【0017】次に、本考案のプレス用二重弁のモニター
装置の作動について述べる。ソレノイドSOL1・SOL2がO
FF時の非作動状態で吸入ポートPは閉じ、作動ポート
Aから排出ポートRへ連通している。これが、図1に示
す状態で、主弁2・2’は上方に位置しているので、マ
グネット16・16' はピッチの作動範囲外にあり、磁気感
応形スイッチ20・20' がOFF状態にあり、コイル開閉
用スイッチSW1 ・SW2 は閉になっている。
【0018】正常作動時は、ソレノイドSOL1・SOL2がO
Nで、主弁2・2' はコイルスプリング3・3' の付勢
力に抗して弁孔4・4' を開き、吸入ポートPと作動ポ
ートAは連通し、排出ポートRは閉じ、プレス作業がな
されている。誤作動時は、図4に示す状態で起動スイッ
チSWによりON状態になった時、ソレノイドSOL2側が作
動しなかったとすると、ソレノイドSOL1の主弁2のみが
下方へ移動するので、磁気感応形スイッチ20はONとな
り、磁気感応形スイッチ20'はOFFなので、制御回路
8が誤動作を検出してソレノイド開閉用のスイッチSW1
およびSW2 がOFFとなり、主弁2' は非作動状態に復
帰する。
【0019】
【考案の効果】本考案は、上述のように、吸入ポートと
作動ポートが流体回路に対し並列に接続した2個の流路
切換弁を備えたプレス用二重弁において、基端を枢着し
先端にマグネットを固着しスプリングにより流路切換弁
の主弁側に付勢されたレバーを主弁に対向させてそれぞ
れ配置し、前記レバーの主弁の移動に伴う回動によりレ
バー先端のマグネットにより感応する箇所に磁気感応形
スイッチを設けたプレス用二重弁のモニター装置である
ので、コンパクトであり、安価で擬似検出がない高信頼
性のもので、故障診断性を備えて今後の自動化機器の趨
勢に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のプレス用二重弁のモニター装置の具体
的一実施例で、非作動状態を示す縦断面図である。
【図2】図1の一部を断面した側面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1の誤作動時の状態を示す断面図である。
【図5】従来のプレス用二重弁のモニター装置のシンボ
ル図である。
【符号の説明】
P…吸入ポート A…作動ポート 16・16' …マグネット 18・18' …スプリング 2・2' …主弁 12・12' …レバー 20・20' …磁気感応形スイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/12 F16K 37/00 F16K 51/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入ポートと作動ポートが流体回路に対
    し並列に接続した2個の流路切換弁を備えたプレス用二
    重弁において、基端を枢着し先端にマグネットを固着し
    スプリングにより流路切換弁の主弁側に付勢されたレバ
    ーを主弁に対向させてそれぞれ配置し、前記レバーの主
    弁の移動に伴う回動によりレバー先端のマグネットによ
    り感応する箇所に磁気感応形スイッチを設けたことを特
    徴とするプレス用二重弁のモニター装置。
JP1993042550U 1993-08-03 1993-08-03 プレス用二重弁のモニター装置 Expired - Lifetime JP2587117Y2 (ja)

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JPH0712678U JPH0712678U (ja) 1995-03-03
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