JP2587055B2 - 送電線と引留クランプの結合装置 - Google Patents
送電線と引留クランプの結合装置Info
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- JP2587055B2 JP2587055B2 JP10812787A JP10812787A JP2587055B2 JP 2587055 B2 JP2587055 B2 JP 2587055B2 JP 10812787 A JP10812787 A JP 10812787A JP 10812787 A JP10812787 A JP 10812787A JP 2587055 B2 JP2587055 B2 JP 2587055B2
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- compression
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鉄塔間に架空送電線を張架するための架線
工事において、鉄塔側の絶縁ガイシに送電線を引留るた
めの引留クランプを、延線された送電線に結合する作業
を、従来の手作業に代え一部機械化し、作業の合理化を
図るための装置に関する。
工事において、鉄塔側の絶縁ガイシに送電線を引留るた
めの引留クランプを、延線された送電線に結合する作業
を、従来の手作業に代え一部機械化し、作業の合理化を
図るための装置に関する。
(従来の技術) 第1図は架空送電線の鉄塔への架設状態を模型的に示
したものである。鉄塔1、1間に張架されている送電線
2は、引留クランプ3を介して鉄塔1側の絶縁ガイシ4
に引留られる。そして、この引留クランプ3にジャンパ
ーソケット5を連結することで、送電線2とワタリ線6
とが接続される。
したものである。鉄塔1、1間に張架されている送電線
2は、引留クランプ3を介して鉄塔1側の絶縁ガイシ4
に引留られる。そして、この引留クランプ3にジャンパ
ーソケット5を連結することで、送電線2とワタリ線6
とが接続される。
送電線2を上記絶縁ガイシ4に取付ける前に、送電線
2の切断端部に上記引留クランプ3を結合する作業が必
要となる。この作業は例えば山林や傾斜面等、主に足場
の悪い架線現場で行われており作業上の危険性を伴うと
ともに、作業の確実性を要するため従来では全て手作業
で行われており1箇所の結合作業に少なくとも2人以上
の作業者を動員していた。
2の切断端部に上記引留クランプ3を結合する作業が必
要となる。この作業は例えば山林や傾斜面等、主に足場
の悪い架線現場で行われており作業上の危険性を伴うと
ともに、作業の確実性を要するため従来では全て手作業
で行われており1箇所の結合作業に少なくとも2人以上
の作業者を動員していた。
まず、一方の鉄塔1より地上に延線された送電線2を
所定寸法に切断し、その後、上記引留クランプ3の結合
作業に入る。第2図で示すように、引留クランプ3は、
芯部の鋼スリーブ7を外皮部のアルミスリーブ8とで構
成されている。そこで、まず上記鋼スリーブ7に送電線
2を通すために、第3図で示すように、芯部の鋼の部分
9と外皮層のアルミ層10との2層になっている送電線2
の切断端部を、所定長さだけ外層のアルミ層10を剥ぎ取
る作業がなされるが、従来では、作業者が送電線2を支
えながらかつ剥ぎ取り用工具を噛ませ手動にて先端に向
い回転移動させることにより、アルミ層10の剥ぎ取り作
業を行っていた。
所定寸法に切断し、その後、上記引留クランプ3の結合
作業に入る。第2図で示すように、引留クランプ3は、
芯部の鋼スリーブ7を外皮部のアルミスリーブ8とで構
成されている。そこで、まず上記鋼スリーブ7に送電線
2を通すために、第3図で示すように、芯部の鋼の部分
9と外皮層のアルミ層10との2層になっている送電線2
の切断端部を、所定長さだけ外層のアルミ層10を剥ぎ取
る作業がなされるが、従来では、作業者が送電線2を支
えながらかつ剥ぎ取り用工具を噛ませ手動にて先端に向
い回転移動させることにより、アルミ層10の剥ぎ取り作
業を行っていた。
こうして露出した鋼の部分9に、上記鋼スリーブ7を
挿入した後、この鋼の部分9と鋼スリーブ7とを完全に
結合させるため鋼スリーブ7を外側より圧縮する作業な
されるが、従来では、油圧の圧縮機等を使用して、作業
者の手で鋼スリーブ7を圧縮機のダイスの中に挿入して
圧縮し、かつ長手方向に数回移動させて圧縮を繰り返す
ことにより行っていた。
挿入した後、この鋼の部分9と鋼スリーブ7とを完全に
結合させるため鋼スリーブ7を外側より圧縮する作業な
されるが、従来では、油圧の圧縮機等を使用して、作業
者の手で鋼スリーブ7を圧縮機のダイスの中に挿入して
圧縮し、かつ長手方向に数回移動させて圧縮を繰り返す
ことにより行っていた。
さらに、上記鋼スリーブ7の外側に上記アルミスリー
ブ8を挿入した後も、このアルミスリーブ8を外側より
圧縮する作業がなされるが、従来では、上記鋼スリーブ
7の圧縮工程と同様に手作業により行っていた。
ブ8を挿入した後も、このアルミスリーブ8を外側より
圧縮する作業がなされるが、従来では、上記鋼スリーブ
7の圧縮工程と同様に手作業により行っていた。
この引留クランプ3と送電線2の結合は、送電線2の
重量や雨、風、雪等の自然現象にも耐え得るために充分
に強固に結合されなければならず、このため、確実に結
合されたか否かの確認を必ず要する。従来では、鋼スリ
ーブ7の圧縮後およびアルミスリーブ8の圧縮後におい
て、各スリーブ7、8の長さをスケールを背後に置いて
それぞれ写真を撮り、また断面形状はゲージで計測する
ことにより、確実に結合されたか否かの確認および記録
を行っていた。
重量や雨、風、雪等の自然現象にも耐え得るために充分
に強固に結合されなければならず、このため、確実に結
合されたか否かの確認を必ず要する。従来では、鋼スリ
ーブ7の圧縮後およびアルミスリーブ8の圧縮後におい
て、各スリーブ7、8の長さをスケールを背後に置いて
それぞれ写真を撮り、また断面形状はゲージで計測する
ことにより、確実に結合されたか否かの確認および記録
を行っていた。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように、圧縮工程は各スリーブ7、8の長手方
向に数回に渡って実施され、すべての圧縮を完了するわ
けであるが、圧縮位置を手動で位置決めするため、圧縮
にばらつきが生じるとともに、作業上きわめて危険を伴
う。
向に数回に渡って実施され、すべての圧縮を完了するわ
けであるが、圧縮位置を手動で位置決めするため、圧縮
にばらつきが生じるとともに、作業上きわめて危険を伴
う。
また、圧縮後のスリーブ7、8の長さの確認のため
に、それぞれスリーブ7、8の背後にスケールを置き、
また鉄塔ナンバー、電線ナンバー等を書いて写真をとる
ことは非常に煩雑で手間のかかる作業であった。
に、それぞれスリーブ7、8の背後にスケールを置き、
また鉄塔ナンバー、電線ナンバー等を書いて写真をとる
ことは非常に煩雑で手間のかかる作業であった。
しかも、同一鉄塔1に数十本もの送電線2を架設する
場合が多く、上記剥ぎ取り作業からスリーブ装着、圧
縮、測定作業までを全て手作業で行っていたのでは、膨
大な労力と作業時間を要し、このため多くの作業員を動
員する必要があるなど、作業効率が非常に悪かった。
場合が多く、上記剥ぎ取り作業からスリーブ装着、圧
縮、測定作業までを全て手作業で行っていたのでは、膨
大な労力と作業時間を要し、このため多くの作業員を動
員する必要があるなど、作業効率が非常に悪かった。
このため、これら作業工程の煩雑な部分を自動化し、
作業の合理化を計ることが強く要請されていた。
作業の合理化を計ることが強く要請されていた。
また、近年、送電効率の向上を図るため、直径の太い
送電線を使用する方向に進んできている。このように直
径の太い送電線においては、手作業では品質の安定化が
得られず、この点からも自動化が要請されていた。
送電線を使用する方向に進んできている。このように直
径の太い送電線においては、手作業では品質の安定化が
得られず、この点からも自動化が要請されていた。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明は送電線と引留クランプの結合のため
の各作業工程のうち一部を自動化し、この自動化した複
数の作業ユニットを移動可能な1個の基台上に回転可能
に支持された回転テーブル上に配設して、作業工程順に
従い上記各作業ユニットを作業位置に割り出し、従来の
手作業による作業工程の一部を自動化することにより、
著しく作業の合理化が図れ、作業時間の短縮、労力の軽
減、作業安全性の保障、加工の正確性および品質の安定
化等、多大な効果を得ようとするものである。
の各作業工程のうち一部を自動化し、この自動化した複
数の作業ユニットを移動可能な1個の基台上に回転可能
に支持された回転テーブル上に配設して、作業工程順に
従い上記各作業ユニットを作業位置に割り出し、従来の
手作業による作業工程の一部を自動化することにより、
著しく作業の合理化が図れ、作業時間の短縮、労力の軽
減、作業安全性の保障、加工の正確性および品質の安定
化等、多大な効果を得ようとするものである。
(実施例) 以下、本発明を実施した場合の一例を図面に基いて説
明する。
明する。
第4図は、本発明による送電線2と引留クランプ3の
結合作業工程順を示す。以下、この第4図に基づいて各
作業工程を順を追って説明する。
結合作業工程順を示す。以下、この第4図に基づいて各
作業工程を順を追って説明する。
[1]テーピング……送電線2の切断時に層を成してい
るアルミ線がばらけないように切断位置と段切り位置の
2箇所にテープ11、11を巻きつける工程。
るアルミ線がばらけないように切断位置と段切り位置の
2箇所にテープ11、11を巻きつける工程。
[2]切断……鉄塔1、1間のスパンに合わせて送電線
2を所定の寸法に切断する工程。
2を所定の寸法に切断する工程。
[3]プロテクタ挿入……切断端部より引留クランプ3
保護用のプロテクタ12を挿入する工程。
保護用のプロテクタ12を挿入する工程。
[4]アルミスリーブ挿入…上記プロテクタ12に次いで
アルミスリーブ8を挿入する工程。
アルミスリーブ8を挿入する工程。
[5]治具セッチング……送電線2を作業を行う治具13
にセットする工程。
にセットする工程。
[6]段切り、残材除去……送電線2の鋼の部分9と鋼
スリーブ7とを圧縮結合するため、送電線2のアルミ層
10の一部分の長さを取り除く外皮層剥ぎ取り工程。この
後、段切り位置のテープ11を除去する。
スリーブ7とを圧縮結合するため、送電線2のアルミ層
10の一部分の長さを取り除く外皮層剥ぎ取り工程。この
後、段切り位置のテープ11を除去する。
[7]鋼スリーブ挿入……アルミ層10を取り除いた鋼の
部分9に鋼スリーブ7を挿入する工程。
部分9に鋼スリーブ7を挿入する工程。
[8]鋼スリーブ圧縮……鋼スリーブ7を圧縮する工
程。断面形状は円形から六角形になる。
程。断面形状は円形から六角形になる。
[9]測定及び記録……圧縮した鋼スリーブ7の長さl
および断面形状dを測定し、良否判定、記録する工程。
および断面形状dを測定し、良否判定、記録する工程。
[10]カラー装着……鋼スリーブ7とアルミスリーブ8
の間の空隙を埋めるために2つ割りのカラー14を、圧縮
した鋼スリーブ7の部分に装着する工程。
の間の空隙を埋めるために2つ割りのカラー14を、圧縮
した鋼スリーブ7の部分に装着する工程。
[11]アルミスリーブ装着……予め挿入しておいたアル
ミスリーブ8を鋼スリーブ7に装着する工程。
ミスリーブ8を鋼スリーブ7に装着する工程。
[12]コンパウンド注入……アルミスリーブ8の内部で
水分の凍結が生じないように液体状のコンパウンドを注
入口8aからアルミスリーブ8内の空隙に注入する工程。
水分の凍結が生じないように液体状のコンパウンドを注
入口8aからアルミスリーブ8内の空隙に注入する工程。
[13]プラグ締付……注入したコンパウンドが流出しな
いように注入口8aにプラグ15を締付る工程。
いように注入口8aにプラグ15を締付る工程。
[14]アルミスリーブ圧縮、バリ取り……アルミスリー
ブ8を圧縮し、同時に圧縮時に生じるバリを上記プロテ
クタ12を傷つけないようにするために除去する工程。断
面形状は円形から六角形になる。
ブ8を圧縮し、同時に圧縮時に生じるバリを上記プロテ
クタ12を傷つけないようにするために除去する工程。断
面形状は円形から六角形になる。
[15]測定及び記録……圧縮したアルミスリーブ8の長
さLおよび断面形状Dを測定し、良否判定、記録する工
程。
さLおよび断面形状Dを測定し、良否判定、記録する工
程。
[16]プロテクタ装着……予め挿入しておいたプロテク
タ12を正規の位置に戻す工程。
タ12を正規の位置に戻す工程。
以上で、結合作業工程が完了する。
本実施例では、上記16工程の内の、例えば、[6]段
切り、残材除去、[7]鋼スリーブ挿入、[8]鋼スリ
ーブ圧縮、[9]測定及び記録、[12]コンパウンド注
入、[14]アルミスリーブ圧縮、バリ取り、[15]測定
及び記録の各工程をそれぞれ自動化した複数個の作業ユ
ニットを用いて、1個の作業ロボットとしての装置を形
成し、作業の合理化を実現したものである。
切り、残材除去、[7]鋼スリーブ挿入、[8]鋼スリ
ーブ圧縮、[9]測定及び記録、[12]コンパウンド注
入、[14]アルミスリーブ圧縮、バリ取り、[15]測定
及び記録の各工程をそれぞれ自動化した複数個の作業ユ
ニットを用いて、1個の作業ロボットとしての装置を形
成し、作業の合理化を実現したものである。
まず、この種の装置が基本的に具備すべき条件として
は、第1に、鉄塔1に送電線2を張る場合に、両鉄塔
1、1間において、両方の鉄塔1、1のいずれの方向か
らでも延線されてくる送電線2に対応できるようになっ
ていなければならず、第2に、鉄塔1から延線され送電
線格納ドラムに張られた送電線2を動かさないように装
置全体が往復運動できなければならない。
は、第1に、鉄塔1に送電線2を張る場合に、両鉄塔
1、1間において、両方の鉄塔1、1のいずれの方向か
らでも延線されてくる送電線2に対応できるようになっ
ていなければならず、第2に、鉄塔1から延線され送電
線格納ドラムに張られた送電線2を動かさないように装
置全体が往復運動できなければならない。
これらの条件を満たした本装置を、第5図および第6
図に示す。
図に示す。
底部に複数のキャスター16を有して自由方向に移動自
在な基台17上に、複数のボールキャスター18を介して、
回転テーブル19が上記基台17の中心より突設された筒状
の支柱20を中心に往復回転自在に設置されている。この
回転テーブル19上において、放射状に割り付け配置され
た各ステーションS1、S2、S3、S4に、それぞれ各作業ユ
ニット28、29、30、31が配設されている。
在な基台17上に、複数のボールキャスター18を介して、
回転テーブル19が上記基台17の中心より突設された筒状
の支柱20を中心に往復回転自在に設置されている。この
回転テーブル19上において、放射状に割り付け配置され
た各ステーションS1、S2、S3、S4に、それぞれ各作業ユ
ニット28、29、30、31が配設されている。
また、図示しない発電機等よりの主電源21は、上記回
転テーブル19上に設置された線受け22に巻きつけられて
いるので、回転テーブル19が回転してもねじれるような
ことはない。
転テーブル19上に設置された線受け22に巻きつけられて
いるので、回転テーブル19が回転してもねじれるような
ことはない。
また、上記基台17上には上記回転テーブル19の外側に
おいて、上記治具13に相当する送電線固定台23、23が回
転中心に向かって左右に2個対設され、左右いずれの方
向からでも延線されてくる送電線2を上記基台17を回転
せずに固定することができるようになっている。この各
固定台23、23にはそれぞれ開閉自在な送電線クランパ2
4、24を有し、上記固定台23上に嵌め込まれた送電線2
を挾み込み、ねじ止めクランプするものである。
おいて、上記治具13に相当する送電線固定台23、23が回
転中心に向かって左右に2個対設され、左右いずれの方
向からでも延線されてくる送電線2を上記基台17を回転
せずに固定することができるようになっている。この各
固定台23、23にはそれぞれ開閉自在な送電線クランパ2
4、24を有し、上記固定台23上に嵌め込まれた送電線2
を挾み込み、ねじ止めクランプするものである。
さらに、上記各ステーションS1、S2、S3、S4のそれぞ
れの割り出し回転位置に対応して基台17と回転テーブル
19との間には図示しないピン等の位置決め機構が設けら
れ、割り出し時、各ステーションS1、S2、S3、S4が正確
に上記固定台23と対向する位置に位置決めされるように
なっている。
れの割り出し回転位置に対応して基台17と回転テーブル
19との間には図示しないピン等の位置決め機構が設けら
れ、割り出し時、各ステーションS1、S2、S3、S4が正確
に上記固定台23と対向する位置に位置決めされるように
なっている。
また、上記回転テーブル19上には油圧ユニット25、2
5、制御盤26、各ステーションS1、S2、S3、S4ごとの副
操作箱27、27、27、27が載置されており、回転テーブル
19の回転に影響されず、配管、配線は極めて単純に構成
できる。
5、制御盤26、各ステーションS1、S2、S3、S4ごとの副
操作箱27、27、27、27が載置されており、回転テーブル
19の回転に影響されず、配管、配線は極めて単純に構成
できる。
ステーションS1では、[6]の段切り、残材除去用ユ
ニット28、ステーションS2では、[7][8]の鋼スリ
ーブ挿入、鋼スリーブ圧縮用ユニット29、ステーション
S3では、[9][15]の測定及び記録用ユニット30、ス
テーションS4では、[12]のコンパウンド注入および
[14]のアルミスリーブ圧縮、バリ取り用ユニット31
が、放射方向にそれぞれ設置されている。
ニット28、ステーションS2では、[7][8]の鋼スリ
ーブ挿入、鋼スリーブ圧縮用ユニット29、ステーション
S3では、[9][15]の測定及び記録用ユニット30、ス
テーションS4では、[12]のコンパウンド注入および
[14]のアルミスリーブ圧縮、バリ取り用ユニット31
が、放射方向にそれぞれ設置されている。
このような装置を用いて、次に作業手順を説明する。
予め、制御盤26に設けられたキーボードより、工事日
付、鉄塔ナンバー、電線ナンバー等をキー入力してお
く。
付、鉄塔ナンバー、電線ナンバー等をキー入力してお
く。
まず、鉄塔1から送電線格納ドラムに張られた送電線
2を図示しない切断機で所定の寸法に切断後([1]
[2])、この延線された送電線2の切断端部よりプロ
テクタ12およびアルミスリーブ8を挿入し([3]
[4])、その後本装置を送電線2の位置へ移動し、基
台17を位置決めロックする。
2を図示しない切断機で所定の寸法に切断後([1]
[2])、この延線された送電線2の切断端部よりプロ
テクタ12およびアルミスリーブ8を挿入し([3]
[4])、その後本装置を送電線2の位置へ移動し、基
台17を位置決めロックする。
そして、回転テーブル19を回転し、ステーションS1を
延線側の固定台23に対向する作業位置に位置決め割り出
しする。送電線2を固定台23に取付け([5])、端部
をステーションS1のユニット28にセットし、クランパ24
にてねじ止めクランプする。
延線側の固定台23に対向する作業位置に位置決め割り出
しする。送電線2を固定台23に取付け([5])、端部
をステーションS1のユニット28にセットし、クランパ24
にてねじ止めクランプする。
このユニット28により、段切り、残材除去の作業工程
([6])が自動的に行われ、この作業が終了すればク
ランパ24のボルトを緩め、送電線2を持ち上げ、回転テ
ーブル19を手動で回転させて次のステーションS2を作業
位置に割り出す。持ち上げた送電線2を下ろし、ステー
ションS2のユニット29にセットし、クランプパ24にてね
じ止めクランプする。
([6])が自動的に行われ、この作業が終了すればク
ランパ24のボルトを緩め、送電線2を持ち上げ、回転テ
ーブル19を手動で回転させて次のステーションS2を作業
位置に割り出す。持ち上げた送電線2を下ろし、ステー
ションS2のユニット29にセットし、クランプパ24にてね
じ止めクランプする。
このユニット29により、鋼スリーブ挿入および鋼スリ
ーブ圧縮の作業工程([7][8])が自動的に行わ
れ、この作業工程が終了すれば同様に送電線2をアンク
ランプさせ、回転テーブル19を回転して次のステーショ
ンS3を割り出し、ユニット30にセットする。
ーブ圧縮の作業工程([7][8])が自動的に行わ
れ、この作業工程が終了すれば同様に送電線2をアンク
ランプさせ、回転テーブル19を回転して次のステーショ
ンS3を割り出し、ユニット30にセットする。
このユニット30により、鋼スリーブ圧縮部の測定及び
記録の作業工程([9])が自動的に行なわれる。な
お、このステーションS3は後工程のアルミスリーブ圧縮
部の測定及び記録の作業工程([15])にも流用され
る。
記録の作業工程([9])が自動的に行なわれる。な
お、このステーションS3は後工程のアルミスリーブ圧縮
部の測定及び記録の作業工程([15])にも流用され
る。
この工程([9])では、コンピュータによって測定
値の自動良否判定が行われ、測定値にNGのサインが出さ
れると、再びユニット29に戻り圧縮工程のやり直しとな
り、測定値にOKの確認がなされると、測定値は自動的に
コンピュータに取り込まれ、予め入力されている鉄塔ナ
ンバー等とともにフロッピーに記録される。そして、送
電線2をユニット30が外し、手動にてカラー14およびア
ルミスリーブ8を装着し([10][11])、次に、ステ
ーションS4を割り出してユニット31に送電線2をセット
する。
値の自動良否判定が行われ、測定値にNGのサインが出さ
れると、再びユニット29に戻り圧縮工程のやり直しとな
り、測定値にOKの確認がなされると、測定値は自動的に
コンピュータに取り込まれ、予め入力されている鉄塔ナ
ンバー等とともにフロッピーに記録される。そして、送
電線2をユニット30が外し、手動にてカラー14およびア
ルミスリーブ8を装着し([10][11])、次に、ステ
ーションS4を割り出してユニット31に送電線2をセット
する。
このユニット31により、コンパウンド注入、アルミス
リーブ圧縮およびバリ取りの作業工程([12][14])
が自動的に行なわれる。なお、途中注入口8aのプラグ締
付け([12])は手動で行う。この工程が終了すれば、
再びステーションS3に戻って、ユニット30にてアルミス
リーブ圧縮部の測定及び記録の作業工程([15])が自
動的に行なわれる。
リーブ圧縮およびバリ取りの作業工程([12][14])
が自動的に行なわれる。なお、途中注入口8aのプラグ締
付け([12])は手動で行う。この工程が終了すれば、
再びステーションS3に戻って、ユニット30にてアルミス
リーブ圧縮部の測定及び記録の作業工程([15])が自
動的に行なわれる。
この工程([15])では、コンピュータによって測定
値の自動良否判定が行われ、測定値にNGのサインが出さ
れると、再びユニット31に戻って圧縮工程のやり直しと
なり、測定値にOKの確認がなされると、測定値は自動的
にコンピュータに取り込まれ、上記フロッピーに記録さ
れる。そして、送電線2をユニット30および固定台23か
ら外し、プロテクタ12を正規の位置に装着して([1
6])、全工程を終了する。
値の自動良否判定が行われ、測定値にNGのサインが出さ
れると、再びユニット31に戻って圧縮工程のやり直しと
なり、測定値にOKの確認がなされると、測定値は自動的
にコンピュータに取り込まれ、上記フロッピーに記録さ
れる。そして、送電線2をユニット30および固定台23か
ら外し、プロテクタ12を正規の位置に装着して([1
6])、全工程を終了する。
このように、自動化した作業工程については、従来2
人以上の作業者を必要としていたものが1人でも可能と
なり、しかも短時間でかつ正確に行えるようになった。
人以上の作業者を必要としていたものが1人でも可能と
なり、しかも短時間でかつ正確に行えるようになった。
以下、各ステーションS1、S2、S3、S4における各ユニ
ット28、29、30、31の構成および動作をそれぞれ詳細に
説明する。
ット28、29、30、31の構成および動作をそれぞれ詳細に
説明する。
ステーションS1におけるユニット28は、[6]の段切
り、残材除去の作業工程を自動化したもので、その構成
を第7図および第8図に示す。
り、残材除去の作業工程を自動化したもので、その構成
を第7図および第8図に示す。
回転テーブル19上の一対の支持板32、33間に固定され
たガイド34には、サドル35が軸方向に摺動自在に挿通さ
れ、このサドル35は油圧シリンダ36によってピストンロ
ッド37を介し進退駆動される。このサドル35には一端に
カッターホルダー38を支持した水平に支持された回転軸
39がベアリング40、40を介して回動自在に支持されてい
る。この回転軸39は上記サドル35上に搭載されたモータ
41によってベルト伝動系42を介し回転駆動される。
たガイド34には、サドル35が軸方向に摺動自在に挿通さ
れ、このサドル35は油圧シリンダ36によってピストンロ
ッド37を介し進退駆動される。このサドル35には一端に
カッターホルダー38を支持した水平に支持された回転軸
39がベアリング40、40を介して回動自在に支持されてい
る。この回転軸39は上記サドル35上に搭載されたモータ
41によってベルト伝動系42を介し回転駆動される。
上記カッターホルダー38の前端面には送電線2の先端
が当接されるストッパ43が突設され、また、第8図のよ
うに、このストッパ43に当接した送電線2の先端部外周
を3方向から圧接挟持するための3個の挟持ローラ44を
進退させる3個の油圧シリンダ45が設けられている。こ
の油圧シリンダ45への圧油は、回転継手を介して回転軸
39の中を通って供給される。各シリンダ45内のスプリン
グ46は、上記挟持ローラ44を常時押出し方向すなわち挟
持ローラ44を押圧する方向に附勢している。
が当接されるストッパ43が突設され、また、第8図のよ
うに、このストッパ43に当接した送電線2の先端部外周
を3方向から圧接挟持するための3個の挟持ローラ44を
進退させる3個の油圧シリンダ45が設けられている。こ
の油圧シリンダ45への圧油は、回転継手を介して回転軸
39の中を通って供給される。各シリンダ45内のスプリン
グ46は、上記挟持ローラ44を常時押出し方向すなわち挟
持ローラ44を押圧する方向に附勢している。
また、上記カッターホルダー38の上記ローラ44よりも
前方側には、送電線2の外周段切り位置に接するように
2個の押えローラ47が支持部材48の先端に回動自在に取
付けられている。
前方側には、送電線2の外周段切り位置に接するように
2個の押えローラ47が支持部材48の先端に回動自在に取
付けられている。
さらに、上記カッターホルダー38の全面には、上記押
えローラ47と対向する位置に先端にカッター49を支持し
たカッター台50が送電線2の軸心Oに向って摺動自在に
取付けられ、このカッター49は送電線2の段切り位置に
対応される。
えローラ47と対向する位置に先端にカッター49を支持し
たカッター台50が送電線2の軸心Oに向って摺動自在に
取付けられ、このカッター49は送電線2の段切り位置に
対応される。
また、上記回転軸39の軸中心にはロッド51が、例えば
スプラインを介して回転を一体にかつ進退自在に挿通さ
れている。このロッド51は、上記サドル35に一体に固定
された油圧シリンダ53のピストンロッド54に、ロータリ
ージョイント52を介して回動自在に連結され、上記油圧
シリンダ53により進退駆動される。
スプラインを介して回転を一体にかつ進退自在に挿通さ
れている。このロッド51は、上記サドル35に一体に固定
された油圧シリンダ53のピストンロッド54に、ロータリ
ージョイント52を介して回動自在に連結され、上記油圧
シリンダ53により進退駆動される。
そして、上記カッターホルダー38に軸55を介して回動
自在に軸支されたL字レバー56の各先端が、上記ロッド
51の係合溝51aと、上記カッター台50の係合溝50aにそれ
ぞれ摺動係合され、上記ロッド51の進退動を90°変換さ
せてカッター台50に伝達するようになっている。
自在に軸支されたL字レバー56の各先端が、上記ロッド
51の係合溝51aと、上記カッター台50の係合溝50aにそれ
ぞれ摺動係合され、上記ロッド51の進退動を90°変換さ
せてカッター台50に伝達するようになっている。
このような構成において、第7図に示されたサドル位
置で送電線2をストッパ43にぶつかるまで押し込み、ク
ランプ24で送電線2を固定、ねじ止めロックする。この
とき3個のシリンダ45のポート45aから圧油が入り、3
個のローラ44は後退している。また、ロッド51は前進し
ており、レバー56を介してカッター49は後退されている
ため、ローラ47およびカッター49が送電線2の挿入の障
害になることはない。
置で送電線2をストッパ43にぶつかるまで押し込み、ク
ランプ24で送電線2を固定、ねじ止めロックする。この
とき3個のシリンダ45のポート45aから圧油が入り、3
個のローラ44は後退している。また、ロッド51は前進し
ており、レバー56を介してカッター49は後退されている
ため、ローラ47およびカッター49が送電線2の挿入の障
害になることはない。
送電線2をロック後、副操作箱27に設けられた起動ボ
タンを押すと、シリンダ45内の圧油が抜け、ローラ44は
スプリング46の力で軽く送電線2を押す。同時にモータ
41が回転し、伝動系42を通してカッターホルダー38を微
速で回転させる。同時に油圧シリンダ53がロッド51を第
7図中右方向へ後退させる。この動作がレバー56を介し
てカッター台50を軸心Oに向かって前進させ、アルミ層
10を切断する。切断時に鋼の部分9を傷つけると送電線
2の強度が低下するため、カッター49は鋼の部分9の少
し手前で停止するよう制御される。
タンを押すと、シリンダ45内の圧油が抜け、ローラ44は
スプリング46の力で軽く送電線2を押す。同時にモータ
41が回転し、伝動系42を通してカッターホルダー38を微
速で回転させる。同時に油圧シリンダ53がロッド51を第
7図中右方向へ後退させる。この動作がレバー56を介し
てカッター台50を軸心Oに向かって前進させ、アルミ層
10を切断する。切断時に鋼の部分9を傷つけると送電線
2の強度が低下するため、カッター49は鋼の部分9の少
し手前で停止するよう制御される。
切断後、残材としてのアルミ層10を強制的に取り除く
作業が必要である。
作業が必要である。
カッター49の直線運動が停止してもカッター49は回転
を続行している。次に、ポート45bから圧油が加わり、
ローラ44がアルミ層10をしっかりクランプする。そし
て、シリンダ36によりサドル35が、カッターホルダー38
が回転したままでゆっくり矢印X方向へ後退し、それに
よってアルミ層10を完全に除去する。後退完了で、ロッ
ド51が矢印Y方向に前進し、レバー56を介して矢印Z方
向に後退させる。これで、このステーションS1での作業
工程が終了し、クランパ24をアンクランプし、送電線2
を持ち上げ、回転テーブル19を回転させて、ステーショ
ンS2へ移る。
を続行している。次に、ポート45bから圧油が加わり、
ローラ44がアルミ層10をしっかりクランプする。そし
て、シリンダ36によりサドル35が、カッターホルダー38
が回転したままでゆっくり矢印X方向へ後退し、それに
よってアルミ層10を完全に除去する。後退完了で、ロッ
ド51が矢印Y方向に前進し、レバー56を介して矢印Z方
向に後退させる。これで、このステーションS1での作業
工程が終了し、クランパ24をアンクランプし、送電線2
を持ち上げ、回転テーブル19を回転させて、ステーショ
ンS2へ移る。
ステーションS2におけるユニット29は、[7]の鋼ス
リーブ挿入の作業工程と、[8]の鋼スリーブ圧縮の作
業工程とを自動化したもので、その構成を第9図および
第10図に示す。
リーブ挿入の作業工程と、[8]の鋼スリーブ圧縮の作
業工程とを自動化したもので、その構成を第9図および
第10図に示す。
回転テーブル19上に支持板57、58、59、60が固設さ
れ、一方の支持板57、58間に固定されたガイド61には圧
縮ヘッド移動台62が摺動自在に挿通されている。この移
動台62は、上記支持板57に固定した油圧シリンダ63によ
ってピストンロッド64を介し進退駆動される。また、他
方の支持板59、60間に固定されたガイド65には、鋼スリ
ーブ受け台66が摺動自在に挿通されている。この受け台
66は、上記支持板60に固定した油圧シリンダ67によって
ピストンロッド68を介し進退駆動される。
れ、一方の支持板57、58間に固定されたガイド61には圧
縮ヘッド移動台62が摺動自在に挿通されている。この移
動台62は、上記支持板57に固定した油圧シリンダ63によ
ってピストンロッド64を介し進退駆動される。また、他
方の支持板59、60間に固定されたガイド65には、鋼スリ
ーブ受け台66が摺動自在に挿通されている。この受け台
66は、上記支持板60に固定した油圧シリンダ67によって
ピストンロッド68を介し進退駆動される。
上記受け台66には、鋼スリーブ7の端部に形成された
引留部7aを挿入でき、かつ引留部7aの先端と下面とを受
ける軸方向基準面69aと高さ基準面69bとを形成した鋼ス
リーブ受け部69が凹設されている。また、この受け部69
より前方に距離をおいて鋼スリーブ7の中間部を支持す
るための支持アーム70も一体的に取付けられている。
引留部7aを挿入でき、かつ引留部7aの先端と下面とを受
ける軸方向基準面69aと高さ基準面69bとを形成した鋼ス
リーブ受け部69が凹設されている。また、この受け部69
より前方に距離をおいて鋼スリーブ7の中間部を支持す
るための支持アーム70も一体的に取付けられている。
上記圧縮ヘッド移動台62上には、第10図で示すような
周知の圧縮ヘッド71が搭載されている。この圧縮ヘッド
71は断面六角形の型を構成する上型と下型のダイス72、
73を有し、上型のダイス72は開閉自在で、下型のダイス
73はポート74、75より供給される油圧によって上昇およ
び下降されるようになっている。
周知の圧縮ヘッド71が搭載されている。この圧縮ヘッド
71は断面六角形の型を構成する上型と下型のダイス72、
73を有し、上型のダイス72は開閉自在で、下型のダイス
73はポート74、75より供給される油圧によって上昇およ
び下降されるようになっている。
このような構成において、鋼スリーブ受け台69が第9
図の状態よりも右方向へ後退した状態で、鋼スリーブ7
を鋼スリーブ受け台66の受け部69と支持アーム70上に載
せる。次に、送電線2を長手方向で鋼スリーブ7にぶつ
かる位置で、クランパ24にて送電線2をクランプロック
する。次に、シリンダ67をインチングで前進させ、送電
線2の鋼の部分9を鋼スリーブ7の穴に挿入する。次
に、第10図に示す圧縮ヘッド71のダイス(上型)72を被
せる。この時、圧縮ヘッド移動台62は第9図の状態より
も右方向へ後退している。そして、上記副操作箱27に設
けられた起動ボタンを押すと、ダイス(下型)73が上昇
し、断面円形状の鋼スリーブ7を断面六角形状に圧縮
し、圧縮後、ダイス73が下降→圧縮ヘッド移動台62が第
9図左方向へ前進→ダイス73上昇→ダイス65下降のサイ
クルを数回繰り返し、作業を完了する。作業完了後、圧
縮された鋼スリーブ7とともに送電線2を持ち上げ、回
転テーブル19を回転させて、ステーションS3に移る。
図の状態よりも右方向へ後退した状態で、鋼スリーブ7
を鋼スリーブ受け台66の受け部69と支持アーム70上に載
せる。次に、送電線2を長手方向で鋼スリーブ7にぶつ
かる位置で、クランパ24にて送電線2をクランプロック
する。次に、シリンダ67をインチングで前進させ、送電
線2の鋼の部分9を鋼スリーブ7の穴に挿入する。次
に、第10図に示す圧縮ヘッド71のダイス(上型)72を被
せる。この時、圧縮ヘッド移動台62は第9図の状態より
も右方向へ後退している。そして、上記副操作箱27に設
けられた起動ボタンを押すと、ダイス(下型)73が上昇
し、断面円形状の鋼スリーブ7を断面六角形状に圧縮
し、圧縮後、ダイス73が下降→圧縮ヘッド移動台62が第
9図左方向へ前進→ダイス73上昇→ダイス65下降のサイ
クルを数回繰り返し、作業を完了する。作業完了後、圧
縮された鋼スリーブ7とともに送電線2を持ち上げ、回
転テーブル19を回転させて、ステーションS3に移る。
ステーションS3におけるユニット30は、第11図および
第12図に示すように対向する2個の測定ヘッド76、77を
有し、[9]及び[15]の測定及び記録の作業工程を自
動化したもので、一方のヘッド76が、[9]の測定及び
記録、他方のヘッド77が、[15]の測定及び記録を各作
業工程を行う。これらの作業工程は、最初の段切り工程
[6]からシーケンサーおよびコンピュータ等で管理さ
れ、[9]か[15]の工程であるかを自動的に判別し、
ヘッド76かヘッド77のどちらかの装置が働く。
第12図に示すように対向する2個の測定ヘッド76、77を
有し、[9]及び[15]の測定及び記録の作業工程を自
動化したもので、一方のヘッド76が、[9]の測定及び
記録、他方のヘッド77が、[15]の測定及び記録を各作
業工程を行う。これらの作業工程は、最初の段切り工程
[6]からシーケンサーおよびコンピュータ等で管理さ
れ、[9]か[15]の工程であるかを自動的に判別し、
ヘッド76かヘッド77のどちらかの装置が働く。
両ヘッド76、77とも、動作や測定原理は全く同一であ
り、異なるのは測定箇所だけである。すなわち、[9]
の時は「l、d」の寸法、[15]のときは「L、D」の
寸法を測定する。
り、異なるのは測定箇所だけである。すなわち、[9]
の時は「l、d」の寸法、[15]のときは「L、D」の
寸法を測定する。
このユニット30には、上記ヘッド76、77の他に送電線
固定台23と同軸上に位置されるスリーブ受け台78が回転
テーブル19上に固設され、この受け台78と固定台23と
で、送電線2のスリーブ7または8のついた先端部を基
準位置に固定できるようになっている。
固定台23と同軸上に位置されるスリーブ受け台78が回転
テーブル19上に固設され、この受け台78と固定台23と
で、送電線2のスリーブ7または8のついた先端部を基
準位置に固定できるようになっている。
また、各ヘッド76、77はそれぞれ支持フレーム79、80
に対し油圧シリンダ81、82によってスリーブ7、8の軸
線に対し直交する方向に進退駆動される。この各ヘッド
66、67には、それぞれ長さ寸法測定用の回転型ポテンシ
ョンメータ83、84を径寸法測定用のそれぞれ2個の直動
型ポテンションメータ85、85、86、86がそれぞれ設けら
れている。また、上記各直動型ポテンションメータ85、
85、86、86に対応して、それぞれ下方基準台87、87、8
8、88が取付けられている。
に対し油圧シリンダ81、82によってスリーブ7、8の軸
線に対し直交する方向に進退駆動される。この各ヘッド
66、67には、それぞれ長さ寸法測定用の回転型ポテンシ
ョンメータ83、84を径寸法測定用のそれぞれ2個の直動
型ポテンションメータ85、85、86、86がそれぞれ設けら
れている。また、上記各直動型ポテンションメータ85、
85、86、86に対応して、それぞれ下方基準台87、87、8
8、88が取付けられている。
この直動型ポテンションメータ85、85、86、86は上下
方向の油圧シリンダ89、90によって上下に進退駆動され
る。また、各ポテンションメータ85、85、86、86の近傍
にスプリング力によるクランパ91、91、92、92が設けら
れている。
方向の油圧シリンダ89、90によって上下に進退駆動され
る。また、各ポテンションメータ85、85、86、86の近傍
にスプリング力によるクランパ91、91、92、92が設けら
れている。
上記回転型ポテンションメータ83、84はそれぞれレバ
ー83a、84aがスリーブ7、8の端面に当接することでそ
の回転角に基づいて長さ計測を行う。
ー83a、84aがスリーブ7、8の端面に当接することでそ
の回転角に基づいて長さ計測を行う。
このような構成において、ここでは第13図および第14
図に基づいて、[15]の作業工程の場合について、その
測定方法および測定原理を説明する。
図に基づいて、[15]の作業工程の場合について、その
測定方法および測定原理を説明する。
[14]の作業工程で圧縮されたアルミスリーブ8のつ
いた送電線2をスリーブ受け台78に載せ、この受け台78
上の基準穴78aと引留部7aの穴7bとを一致させて基準ピ
ン93を入れ、固定台23上のクランパ24をロックする。こ
の状態で副操作箱27に設けられた起動ボタンを押すと、
ヘッド67のシリンダ82が前進し、下方基準台88、88にて
測定六角対辺の基準台を形成する。前進限の完了でシリ
ンダ90が下降し、「L、D」の寸法を測定する。
いた送電線2をスリーブ受け台78に載せ、この受け台78
上の基準穴78aと引留部7aの穴7bとを一致させて基準ピ
ン93を入れ、固定台23上のクランパ24をロックする。こ
の状態で副操作箱27に設けられた起動ボタンを押すと、
ヘッド67のシリンダ82が前進し、下方基準台88、88にて
測定六角対辺の基準台を形成する。前進限の完了でシリ
ンダ90が下降し、「L、D」の寸法を測定する。
シリンダ90が下降すると、まず、クランパ92、92がス
リーブ8を基準台88、88にスプリング力で押しつけ、次
に回転型ポテンションメータ84に取付けられたレバー84
aを介してポテンションメータ84の回転角で長さLを、
また、直動型ポテンションメータ86、86で基準台88、88
からの六角対辺の寸法Dを測定する。
リーブ8を基準台88、88にスプリング力で押しつけ、次
に回転型ポテンションメータ84に取付けられたレバー84
aを介してポテンションメータ84の回転角で長さLを、
また、直動型ポテンションメータ86、86で基準台88、88
からの六角対辺の寸法Dを測定する。
測定が完了すれば、シリンダ90が上昇し、次にシリン
ダ82が後退してサイクルを完了する。次に測定原理を説
明する。
ダ82が後退してサイクルを完了する。次に測定原理を説
明する。
第14図は、六角対辺の測定を示したもので、長さの測
定も同一である。最初にマスターを入れ、(ロ)の電圧
が一定値(例えば1V)で0の表示になるようにコンピュ
ータのプログラムを作成しておく。そして、表示が0に
なるように(ハ)のマスター合せ用可変抵抗器を調整し
ロックしておく。この状態で測定をすると、ポテンショ
ンメータ86のロッド(イ)が六角対辺の寸法によって上
下し、それによって(ロ)の電圧が変化する。電圧変化
は寸法に変換され、基準寸法に対して例えば「± mm」
の表示をする。また、予め許容値が設定されており、O
K、NGの自動判別を行う。
定も同一である。最初にマスターを入れ、(ロ)の電圧
が一定値(例えば1V)で0の表示になるようにコンピュ
ータのプログラムを作成しておく。そして、表示が0に
なるように(ハ)のマスター合せ用可変抵抗器を調整し
ロックしておく。この状態で測定をすると、ポテンショ
ンメータ86のロッド(イ)が六角対辺の寸法によって上
下し、それによって(ロ)の電圧が変化する。電圧変化
は寸法に変換され、基準寸法に対して例えば「± mm」
の表示をする。また、予め許容値が設定されており、O
K、NGの自動判別を行う。
そして、OKの場合は自動的にデータをフロッピィに取
り込み、保存する(これは従来の写真による記録の代り
である)。NGの場合は警報ランプを点滅し、作業者はこ
れを見てすぐに作業のやり直しに入る。コンピュータに
よって常に正しい良否判断ができ、誤った寸法のまま作
業工程を進めてしまうような危惧がなくなる。
り込み、保存する(これは従来の写真による記録の代り
である)。NGの場合は警報ランプを点滅し、作業者はこ
れを見てすぐに作業のやり直しに入る。コンピュータに
よって常に正しい良否判断ができ、誤った寸法のまま作
業工程を進めてしまうような危惧がなくなる。
このように、[9]の作業工程も同様にして行われ
る。
る。
次に、[9]の作業工程が完了後、圧縮された鋼スリ
ーブ7とともに送電線2を持ち上げ、回転テーブル19を
回転させて、ステーションS4へ移る。
ーブ7とともに送電線2を持ち上げ、回転テーブル19を
回転させて、ステーションS4へ移る。
ステーションS4での作業工程に入る前に、[10]のカ
ラー装着、[11]のアルミスリーブ装着が手作業で行わ
れる。
ラー装着、[11]のアルミスリーブ装着が手作業で行わ
れる。
ステーションS4におけるユニット31は、[12]のコン
パウンド挿入の作業工程と、[14]のアルミスリーブ圧
縮およびバリ取りの作業工程とを自動化したもので、そ
の構成を第15図および第16図に示す。
パウンド挿入の作業工程と、[14]のアルミスリーブ圧
縮およびバリ取りの作業工程とを自動化したもので、そ
の構成を第15図および第16図に示す。
回転テーブル19上に支持板94、95およびスリーブ受け
代96が固設され、この支持板94、95間に固定されたガイ
ド97には圧縮ヘッド移動台98が摺動自在に挿通されてい
る。この移動台98は、上記支持板95に固定した油圧シリ
ンダ99によってピストンロッド100を介し進退駆動され
る。
代96が固設され、この支持板94、95間に固定されたガイ
ド97には圧縮ヘッド移動台98が摺動自在に挿通されてい
る。この移動台98は、上記支持板95に固定した油圧シリ
ンダ99によってピストンロッド100を介し進退駆動され
る。
上記スリーブ受け台96には、鋼スリーブ7の引留部7a
を受ける上記ユニット29の受け部69と同様な受け部101
が凹設されている。
を受ける上記ユニット29の受け部69と同様な受け部101
が凹設されている。
上記圧縮ヘッド移動台98上には、第16図で示すような
周知の圧縮ヘッド102が搭載されている。この圧縮ヘッ
ド102は断面六角形の型を構成する上型と下型のダイス1
03、104を有し、上型のダイス103は開閉自在で、下型の
ダイス104はポート105、106より供給される油圧によっ
て上昇および下降されるようになっている。
周知の圧縮ヘッド102が搭載されている。この圧縮ヘッ
ド102は断面六角形の型を構成する上型と下型のダイス1
03、104を有し、上型のダイス103は開閉自在で、下型の
ダイス104はポート105、106より供給される油圧によっ
て上昇および下降されるようになっている。
また、このような上下のダイス103、104によってアル
ミスリーブ8が圧縮されるとダイス103、104の重なり目
で六角形の両側の角部からバリが発生するが、このバリ
取りのためのカッター107、108が圧縮ヘッド102の全面
側と後面側とにそれぞれ取付けられている。
ミスリーブ8が圧縮されるとダイス103、104の重なり目
で六角形の両側の角部からバリが発生するが、このバリ
取りのためのカッター107、108が圧縮ヘッド102の全面
側と後面側とにそれぞれ取付けられている。
また、ユニット31の一側において回転テーブル19上に
コンパウンド注入器109が配設されている。
コンパウンド注入器109が配設されている。
このような構成において、アルミスリーブ8のついた
送電線2を第15図のようにセット後、アルミスリーブ8
の一側面に形成されたコンパウンド注入口8aにコンパウ
ンド注入器109の先端についた差入口110をねじ込み、コ
ンパウンド注入器109のコンパウンド注入ボタンを押す
と、タイマー制御により図示しない定吐量ポンプが一定
時間回転し、規定量のコンパウンドの注入を終了する。
差入口110を外し、注入口8aにプラグ15をねじ込んでか
らアルミスリーブ圧縮用のダイス103(上型)をセット
し、副操作箱27に設けられた圧縮開始のボタンを押すと
圧縮が始まる。圧縮は、第15図に2点鎖線で示すヘッド
102の位置を基点に、数回ヘッド102の前進を繰り返して
圧縮を完了する。
送電線2を第15図のようにセット後、アルミスリーブ8
の一側面に形成されたコンパウンド注入口8aにコンパウ
ンド注入器109の先端についた差入口110をねじ込み、コ
ンパウンド注入器109のコンパウンド注入ボタンを押す
と、タイマー制御により図示しない定吐量ポンプが一定
時間回転し、規定量のコンパウンドの注入を終了する。
差入口110を外し、注入口8aにプラグ15をねじ込んでか
らアルミスリーブ圧縮用のダイス103(上型)をセット
し、副操作箱27に設けられた圧縮開始のボタンを押すと
圧縮が始まる。圧縮は、第15図に2点鎖線で示すヘッド
102の位置を基点に、数回ヘッド102の前進を繰り返して
圧縮を完了する。
このシーケンスは鋼スリーブ7の圧縮と同一である。
鋼スリーブ7の圧縮と異なるのは、圧縮時にバリができ
ることであり、このバリを除去する必要があることであ
る。
鋼スリーブ7の圧縮と異なるのは、圧縮時にバリができ
ることであり、このバリを除去する必要があることであ
る。
圧縮工程ですなわちヘッド102の移動中に、後面側の
カッター108によりバリを除去し、残りは戻り工程で全
面側のカッター107によりバリを除去する。
カッター108によりバリを除去し、残りは戻り工程で全
面側のカッター107によりバリを除去する。
作業完了後、圧縮されたアルミスリーブ8とともに送
電線2を持ち上げ回転テーブル19を回転させて、再びス
テーションS3へ移り、アルミスリーブ8の圧縮部の測定
および記録の作業工程[15]に入る。
電線2を持ち上げ回転テーブル19を回転させて、再びス
テーションS3へ移り、アルミスリーブ8の圧縮部の測定
および記録の作業工程[15]に入る。
この作業工程は前述した通りである。測定値の自動良
否判定によって測定値にOKが出ると、最後に[16]のプ
ロテクタ装着を手作業で行い、これで送電線2と引留ク
ランプ3の結合作業が完了し、次に送電線2を鉄塔1へ
固定する作業に入る。
否判定によって測定値にOKが出ると、最後に[16]のプ
ロテクタ装着を手作業で行い、これで送電線2と引留ク
ランプ3の結合作業が完了し、次に送電線2を鉄塔1へ
固定する作業に入る。
以上のように、従来では各作業工程で殆どが2人以上
の作業人数を必要としていたのに対し、本装置により、
自動化した各作業ユニット28、29、30、31への送電線2
のセッティングと操作のみの簡易な作業をするだけでよ
く、第4図でも示すように、全作業工程を通して手作業
の工程に一部助手を要する他、殆ど1人の作業者で行え
る。
の作業人数を必要としていたのに対し、本装置により、
自動化した各作業ユニット28、29、30、31への送電線2
のセッティングと操作のみの簡易な作業をするだけでよ
く、第4図でも示すように、全作業工程を通して手作業
の工程に一部助手を要する他、殆ど1人の作業者で行え
る。
しかも、段切りや圧縮や測定及び記録等、従来非常に
煩雑であった作業が、機械作業により非常に正確かつ安
全にしかも短時間で行うことができ、作業が合理化さ
れ、効率化できた。
煩雑であった作業が、機械作業により非常に正確かつ安
全にしかも短時間で行うことができ、作業が合理化さ
れ、効率化できた。
(発明の効果) 本発明によれば、送電線と引留クランプとを結合する
作業工程のうち一部を自動化し、この自動化した複数の
作業ユニットを1個の移動可能な基台上に回転可能に支
持された回転テーブル上に放射状に配設して、作業工程
順に従い回転テーブルを回転させて各作業ユニットを基
台上の治具の位置に位置決め可能としたため、鉄塔から
延線されてくる送電線の場所へ装置を容易に移動させて
作業することができるとともに、基台上の治具に送電線
を固定した状態で、回転テーブルを回転させることによ
ってそれぞれの工程時に対応する作業ユニットを送電線
に向かわせることができ、1台の装置で、しかも1箇所
において複数の作業工程が連続的にかつ容易に行え、作
業効率が向上される。従来非常に煩雑であった、例えば
送電線の外皮層剥ぎ取り工程やスリーブ圧縮工程や測定
及び記録工程等を機械によって自動的に行わせることに
より、作業人員の削減や作業時間の短縮とともに、作業
の正確性および安全性が高められ、作業効率が大幅に向
上される。また、手作業では取扱いが非常に困難であっ
た直径の太い送電線に対しても安全にかつ確実に作業が
行える。
作業工程のうち一部を自動化し、この自動化した複数の
作業ユニットを1個の移動可能な基台上に回転可能に支
持された回転テーブル上に放射状に配設して、作業工程
順に従い回転テーブルを回転させて各作業ユニットを基
台上の治具の位置に位置決め可能としたため、鉄塔から
延線されてくる送電線の場所へ装置を容易に移動させて
作業することができるとともに、基台上の治具に送電線
を固定した状態で、回転テーブルを回転させることによ
ってそれぞれの工程時に対応する作業ユニットを送電線
に向かわせることができ、1台の装置で、しかも1箇所
において複数の作業工程が連続的にかつ容易に行え、作
業効率が向上される。従来非常に煩雑であった、例えば
送電線の外皮層剥ぎ取り工程やスリーブ圧縮工程や測定
及び記録工程等を機械によって自動的に行わせることに
より、作業人員の削減や作業時間の短縮とともに、作業
の正確性および安全性が高められ、作業効率が大幅に向
上される。また、手作業では取扱いが非常に困難であっ
た直径の太い送電線に対しても安全にかつ確実に作業が
行える。
第1図は送電線を鉄塔間に張架した状態を示す模式図、
第2図は引留クランプの断面図、第3図は送電線の切断
面を表す斜視図、第4図は作業工程順を表す図、第5図
は本発明を実施した装置の一例を示す平面図、第6図は
同上基台と回転テーブル部分を示す垂直断面図、第7図
は外皮層剥ぎ取り工程としての段切り、残材除去工程
[6]のユニットを示す一部断面とした側面図、第8図
は同上要部の正面図、第9図は鋼スリーブ挿入および圧
縮工程[7][8]のユニットを示す一部断面とした側
面図、第10図は同上圧縮ヘッドの正面図、第11図は装置
及び記録工程[9][15]のユニットを示す平面図、第
12図は同上正面図、第13図はアルミスリーブ測定時の状
態を示す測定ヘッドの側面図、第14図は測定及び記録用
の回路図、第15図はコンパウンド注入、アルミスリーブ
圧縮およびバリ取り工程[12][14]のユニットを示す
一部断面とした側面図、第16図は同上圧縮ヘッドを示す
正面図である。 1…鉄塔、2…送電線、3…引留クランプ、7…鋼スリ
ーブ、8…アルミスリーブ、9…鋼の部分、10…外皮層
としてのアルミ層、16…キャスター、17…基台、19…回
転テーブル、23…治具としての送電線固定台、28、29、
30、31…作業ユニット。
第2図は引留クランプの断面図、第3図は送電線の切断
面を表す斜視図、第4図は作業工程順を表す図、第5図
は本発明を実施した装置の一例を示す平面図、第6図は
同上基台と回転テーブル部分を示す垂直断面図、第7図
は外皮層剥ぎ取り工程としての段切り、残材除去工程
[6]のユニットを示す一部断面とした側面図、第8図
は同上要部の正面図、第9図は鋼スリーブ挿入および圧
縮工程[7][8]のユニットを示す一部断面とした側
面図、第10図は同上圧縮ヘッドの正面図、第11図は装置
及び記録工程[9][15]のユニットを示す平面図、第
12図は同上正面図、第13図はアルミスリーブ測定時の状
態を示す測定ヘッドの側面図、第14図は測定及び記録用
の回路図、第15図はコンパウンド注入、アルミスリーブ
圧縮およびバリ取り工程[12][14]のユニットを示す
一部断面とした側面図、第16図は同上圧縮ヘッドを示す
正面図である。 1…鉄塔、2…送電線、3…引留クランプ、7…鋼スリ
ーブ、8…アルミスリーブ、9…鋼の部分、10…外皮層
としてのアルミ層、16…キャスター、17…基台、19…回
転テーブル、23…治具としての送電線固定台、28、29、
30、31…作業ユニット。
Claims (1)
- 【請求項1】送電線を鉄塔に架設するための鋼スリーブ
とアルミスリーブとでなる引留クランプを、延線された
送電線に結合する作業工程において、少なくとも、上記
送電線の外皮層剥ぎ取り、上記鋼スリーブの圧縮、バリ
取り、および圧縮後の鋼スリーブの測定および記録、上
記アルミスリーブの圧縮、バリ取り、および圧縮後のア
ルミスリーブの測定および記録の各作業工程を、それぞ
れ自動化した複数の作業ユニットと、これらの作業ユニ
ットを中心に対し放射状に配置して支持する回転テーブ
ルと、この回転テーブルの中心部を回転自在に支持し底
部にキャスターを有して自由方向に移動可能な基台と、
上記回転テーブルより外周側において上記基台上に設け
られ送電線を固定するための少なくとも1個の治具とか
らなり、作業工程順に従い上記回転テーブルを回転させ
て各作業ユニットを上記治具の位置に位置決め可能とす
る送電線と引留クランプの結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10812787A JP2587055B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 送電線と引留クランプの結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10812787A JP2587055B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 送電線と引留クランプの結合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63274313A JPS63274313A (ja) | 1988-11-11 |
JP2587055B2 true JP2587055B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=14476621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10812787A Expired - Lifetime JP2587055B2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 | 送電線と引留クランプの結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587055B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2675963B1 (fr) * | 1991-04-29 | 1993-07-23 | Electricite De France | Nacelle heliportee et son procede d'utilisation pour le remplacement d'une portion d'un cable aerien. |
CN104836159A (zh) * | 2015-05-16 | 2015-08-12 | 国家电网公司 | 输电线路多用途防导线脱落后备装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6042012B2 (ja) * | 1976-02-10 | 1985-09-19 | 工業技術院長 | プラスチツク廃棄物を利用した成形体の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6042012U (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-25 | 三和テッキ株式会社 | 引留クランプの圧縮接続装置 |
JPH0323679Y2 (ja) * | 1985-01-17 | 1991-05-23 |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP10812787A patent/JP2587055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6042012B2 (ja) * | 1976-02-10 | 1985-09-19 | 工業技術院長 | プラスチツク廃棄物を利用した成形体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63274313A (ja) | 1988-11-11 |
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