JP2586888Y2 - 擬似雑音符号発生器における先頭または任意ビット生成回路 - Google Patents

擬似雑音符号発生器における先頭または任意ビット生成回路

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JP2586888Y2
JP2586888Y2 JP6206093U JP6206093U JP2586888Y2 JP 2586888 Y2 JP2586888 Y2 JP 2586888Y2 JP 6206093 U JP6206093 U JP 6206093U JP 6206093 U JP6206093 U JP 6206093U JP 2586888 Y2 JP2586888 Y2 JP 2586888Y2
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孝男 栗原
勝夫 小野崎
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Clarion Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は擬似雑音符号発生器(P
NG)に係り、特に該PNGから出力される擬似雑音符
号(PN)の先頭チップを示すスタートビット又は任意
ビットを生成する回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】M系列符号等の擬似雑音符号(PN符
号)を生成する擬似雑音符号発生器(PNG)として
は、例えば、特開昭63−18835号等に開示されて
いるように、複数段のシフトレジスタ、複数のラッチ回
路等を有しており、その汎用性を高めるためラッチ回路
にラッチされているシフトレジスタ初期値、帰還状態及
びシフトレジスタ段数が可変可能な構成となっている。
【0003】PNGは、スペクトラム拡散通信(SS
C)を実施する上でPN符号を生成する手段として用い
られる以外に、弾性表面波(SAW)コンボルバのよう
な相関器を用いた場合のスペクトラム拡散受信機の符号
同期を行うための受信側の基準PN符号の先頭チップを
示すスタートビット生成にも用いられる。而して簡単に
スタートビットを生成する方法としては、図5に示すよ
うにPNG1の各シフトレジスタの出力とPN符号発生
のためのシフトレジスタ初期値2とを比較回路3で比較
してその一致・不一致を検出すればよい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、例えば、PN
Gとして図6に示すような最大シフトレジスタ4段SR
1〜SR4のモジュラタイプのPNGを用いてシフトレ
ジスタ3段を用いるPN符号を発生すると、単純に各シ
フトレジスタの出力とシフトレジスタ初期値を比較回路
3で比較してスタートビットを生成しようとしても、4
段目のシフトレジスタSR4の値によって正常な位置に
スタートビットを生成することができない。図6におい
てEx−ORは排他的論理和回路である。
【0005】本考案の目的はかかる汎用的なPNGを用
いてPN符号の先頭チップを示すスタートビット又は任
意ビットを正常に生成するための回路を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の擬似雑音符号発生器における先頭または任
意ビット生成回路は、少なくとも複数段のシフトレジス
タと、そのシフトレジスタ段数情報及びシフトレジスタ
初期値をラッチする手段を有する擬似雑音符号発生器に
おいて、上記シフトレジスタ段数情報が入力されるデコ
ーダ回路手段と、該デコーダ回路手段の出力が入力され
るオアゲート手段と、該オアゲート手段の出力と各シフ
トレジスタの出力が入力されるアンドゲート手段と、該
アンドゲート手段の出力と前記シフトレジスタ初期値と
が入力される比較回路手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本考案の回路においては、シフトレジスタ段数
情報に応じてデコーダ回路手段によりアンドゲート手段
が制御され、該情報に対応するシフトレジスタの出力の
通過が阻止され、シフトレジスタ初期値と通過したシフ
トレジスタの出力とが比較回路手段で比較され、正常に
PN符号の先頭チップを示すスタートビットが生成され
る。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。まず、本考案において使用される汎用性のあるPN
Gとして図1に示すM系列符号発生装置について説明す
る。同図において、G1〜Gnはステアリングゲート回
路、SR1〜SRnはフリップフロップ(シフトレジス
タ)、AND0〜ANDnはアンドゲート、Ex−OR
1〜Ex−ORnは排他的論理和ゲート、L1〜L6は
ラッチ回路、DE−MPXはデマルチプレクサ、MPX
はマルチプレクサ、INV1,INV2はインバータで
ある。ステアリングゲート回路G1〜Gnは、例えば、
図2に示すようなナンドゲートNAND1〜NAND3
を用いて構成することができる。
【0009】図1に示す符号発生装置において、符号発
生に必要な初期情報としては、次の(i)〜(iii)が
ある。 (i)フリップフロップSR1〜SRnの初期状態 (ii)帰還状態 (iii)フリップフロップの最終段選択状態 図1中、CLKは供給クロック、STBは符号切換えス
トローブ、バーCSはチップセレクト、LEはラッチen
able、DAT1〜nは上記(i)〜(iii)のデータ、
SEL0〜1はデータセレクトで例えば表1のようにデ
ータを選択する。FB0〜2、CASはカスケード接続
用入力で、FB2はスリーステート出力、PNは符号出
力を表わす。
【0010】
【表1】
【0011】図1の回路動作を、図3に示すタイミング
チャート及び図1中の記号を用いて説明する。いま、符
号出力端子PNから符号1が出力されているものとす
る。そして、ストローブパルスSTBが入力される
(ロ)と次のような動作をする。
【0012】(a)ラッチL1の内容がステアリングゲ
ートG1〜Gnを通してフリップフロップSR1〜SR
nのデータ入力に設定される。このデータはクロックパ
ルスCLKの立上りエッジ(イ)により、フリップフロ
ップSR1〜SRnの出力に現れる。なお、ラッチL1
の内容はフリップフロップSR1〜SRnの初期状態で
ある。
【0013】(b)ラッチL3の内容がラッチL2から
出力され、FB0からの帰還入力信号をアンドゲートA
ND1〜ANDnを通してどの排他的ORゲートEx−
OR1〜Ex−ORnに帰還させるかの制御が行われ、
また、ラッチL5の内容がラッチL4から出力され、フ
ィードバックコントロールバーFBCNT及びストロー
ブパルスSTB入力により、ラッチL6がマルチプレク
サを可能化(enable)状態にすると、ラッチL4の出力
値に対応して選択されたフリップフロップSR1〜SR
nの出力がFB2より帰還信号として出力される。ただ
し、マルチプレクサMPXはラッチL6の出力が“L”
のときenable状態、“H”のとき不能化(disable)状
態とする。なお、ラッチL3の内容は帰還状態であり、
ラッチL5の内容はフリップフロップSR1〜SRnの
最終段選択状態である。
【0014】(c)(a)及び(b)の結果、(イ)以
降のクロックパルスCLKにより新たな符号2が符号出
力端子PNより出力される。すなわち、符号1から符号
2へ切り換わる。
【0015】(d)一方、ストローブパルスSTBはマ
イクロプロセッサ等の外部制御回路への割込みパルスと
しても用いられ、この割込みパルスをトリガとしてマイ
クロプロセッサ等の外部制御回路は、次に発生すべき符
号3のための準備を行う。
【0016】すなわち、チップセレクトバーCSには
“L”が入力されて、ラッチenableパルスLEはアンド
ゲートAND0を通して、デマルチプレクサMPXに入
力され、デマルチプレクサDE−MPXの制御信号SE
L0〜1により対応するラッチ1,3,5を順次enable
にする。そしてこの時、前記(i)〜(iii)のデータ
DAT1〜nもラッチL1,L2,L5へ順次ラッチさ
れ、符号3発生のための準備を終了する。そして、再び
ストローブパルスSTBが入力されると、前記(a)〜
(c)の動作が繰り返され、(ハ)以降のクロックパル
スCLKによって、新たな符号3が符号出力端子PNよ
り出力される。
【0017】次に上述した図1に示すようなPN符号発
生装置における本考案による先頭ビット生成回路の一実
施例について説明する。
【0018】図4は上記実施例を示しており、同図にお
いて、Dはデコーダ回路、COMは比較回路、NOT1
〜NOT5はインバータ、OR1〜OR3はオアゲー
ト、AND1〜AND4はアンドゲートである。また例
えば図1と同様の回路構成のPN符号発生器(PNG)
としてシフトレジスタ4段のものが使用されるとして、
SR[3,0]は各シフトレジスタ出力、SRN[2,
0]はPNGのラッチ回路にラッチされるシフトレジス
タ段数情報で、デコーダ回路Dに入力される。INIT
[3,0]はPNGのラッチ回路にラッチされるシフト
レジスタ初期値で、アンドゲートAND1〜AND4の
出力と共に比較回路COMに入力される。またデコーダ
回路Dの出力はインバータNOT1〜NOT4を介して
オアゲートOR1〜OR3に入力されると共に各オアゲ
ートの出力及び各シフトレジスタ出力SR0〜SR3が
アンドゲートAND1〜AND4に入力される。
【0019】図4の実施例で、例えば、PNGとして3
段のシフトレジスタを用いる場合、シフトレジスタ段数
情報SRN[2,0]に応じてデコーダ回路Dは4段目
のシフトレジスタ出力SR3が入力されるアンドゲート
AND4を制御し、4段目のシフトレジスタ出力のアン
ドゲート通過を阻止する。この結果、シフトレジスタ初
期値INIT[3,0]と1段目から3段目までのシフ
トレジスタ出力SR0〜SR2のみが比較回路COMに
よって比較され、正常にPN符号の先頭チップを示すス
タートビットSTRを生成することが可能になる。な
お、上記と同様に任意のシフトレジスタ値をラッチ回路
にラッチしておけば、任意の位置を示すスタートビット
を生成することも可能である。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、汎
用的なPNGを用いて、PN符号の先頭チップまたは任
意のチップ位置を示すスタートビットを、正常に生成で
きるので、SAWコンボルバを相関器として用いたSS
C等へのPNGの応用が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用的なPNGの回路構成を示すブロック図で
ある。
【図2】ステアリングゲートの構成例を示すブロック図
である。
【図3】図1のPNGの動作説明用のタイミングチャー
トである。
【図4】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図5】従来の先頭ビットを生成する回路を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来の他の先頭ビットを生成する回路を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
D デコーダ回路 COM 比較回路 NOT1〜NOT5 インバータ OR1〜OR3 オアゲート AND1〜AND4 アンドゲート SR[3,0] シフトレジスタ出力 SRN[2,0] シフトレジスタ段数情報 INIT[3,0] シフトレジスタ初期値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/69 H03K 3/84

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複数段のシフトレジスタと、
    そのシフトレジスタ段数情報及びシフトレジスタ初期値
    をラッチする手段を有する擬似雑音符号発生器におい
    て、上記シフトレジスタ段数情報が入力されるデコーダ
    回路手段と、該デコーダ回路手段の出力が入力されるオ
    アゲート手段と、該オアゲート手段の出力と各シフトレ
    ジスタの出力が入力されるアンドゲート手段と、該アン
    ドゲート手段の出力と前記シフトレジスタ初期値とが入
    力される比較回路手段と、 を備えたことを特徴とする擬似雑音符号発生器における
    先頭または任意ビット生成回路。
JP6206093U 1993-10-25 1993-10-25 擬似雑音符号発生器における先頭または任意ビット生成回路 Expired - Lifetime JP2586888Y2 (ja)

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JPH0729939U JPH0729939U (ja) 1995-06-02
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