JP2586710Y2 - 無停電工事用自己支持型ケーブル - Google Patents
無停電工事用自己支持型ケーブルInfo
- Publication number
- JP2586710Y2 JP2586710Y2 JP1991083300U JP8330091U JP2586710Y2 JP 2586710 Y2 JP2586710 Y2 JP 2586710Y2 JP 1991083300 U JP1991083300 U JP 1991083300U JP 8330091 U JP8330091 U JP 8330091U JP 2586710 Y2 JP2586710 Y2 JP 2586710Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- self
- shielding layer
- supporting cable
- coating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、無停電工事用自己支
持型ケーブルに係るもので、詳しくはケーブルにかかる
張力を遮蔽層で負担するように考案した無停電工事用自
己支持型ケーブルの構造に関するものである。
持型ケーブルに係るもので、詳しくはケーブルにかかる
張力を遮蔽層で負担するように考案した無停電工事用自
己支持型ケーブルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自己支持型ケーブルは、ケーブル
に張力がかからないように、鋼撚線などからなるメッセ
ンジヤーワイヤーに巻き付けたり、シースに埋め込んだ
構造のものであった。最近、急速に普及し、実施されて
いる無停電工事においては、従来の自己支持型ケーブル
は可撓性がなく、バイパス回路を作るケーブルとしては
不適当であるという理由から使用されていない。これに
替わり、導体が可撓性を有するように、特殊設計された
高圧可撓ケーブルが使用されているが、このケーブルで
は、導体が十分な抗張力を有していないので、電柱間に
あらかじめ架線したメッセンジャーワイヤーに吊し、ケ
ーブルの導体に過度な張力がかからないように配慮して
使用している。
に張力がかからないように、鋼撚線などからなるメッセ
ンジヤーワイヤーに巻き付けたり、シースに埋め込んだ
構造のものであった。最近、急速に普及し、実施されて
いる無停電工事においては、従来の自己支持型ケーブル
は可撓性がなく、バイパス回路を作るケーブルとしては
不適当であるという理由から使用されていない。これに
替わり、導体が可撓性を有するように、特殊設計された
高圧可撓ケーブルが使用されているが、このケーブルで
は、導体が十分な抗張力を有していないので、電柱間に
あらかじめ架線したメッセンジャーワイヤーに吊し、ケ
ーブルの導体に過度な張力がかからないように配慮して
使用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術では、メッ
センジャーワイヤー架線という余分な作業が必要で、緊
急を要する無停電工事の作業時間を徒にながびかせると
いう重大な問題点を有していた。この考案はこの問題点
を解決するためになされたもので、可撓性を有し、かつ
ケーブルにかかる引張荷重を、遮蔽層に負担させるよう
に構成してなる無停電工事用自己支持型ケーブルの提供
を目的とするものである。
センジャーワイヤー架線という余分な作業が必要で、緊
急を要する無停電工事の作業時間を徒にながびかせると
いう重大な問題点を有していた。この考案はこの問題点
を解決するためになされたもので、可撓性を有し、かつ
ケーブルにかかる引張荷重を、遮蔽層に負担させるよう
に構成してなる無停電工事用自己支持型ケーブルの提供
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】銅編組遮蔽層を有する高
圧ケーブルにおいて、銅線とポリイミド糸を混打してな
る遮蔽層の上に、プラスチックまたはゴム被覆層を加圧
押出しする。
圧ケーブルにおいて、銅線とポリイミド糸を混打してな
る遮蔽層の上に、プラスチックまたはゴム被覆層を加圧
押出しする。
【0005】
【作用】混打したポリイミド糸がケーブルにかかる引張
荷重を負担する。加圧押出しした被覆層は編組の網目に
十分に食い込み、編組層の滑りを防止し、ポリイミド糸
は効率よく引張荷重を負担する。
荷重を負担する。加圧押出しした被覆層は編組の網目に
十分に食い込み、編組層の滑りを防止し、ポリイミド糸
は効率よく引張荷重を負担する。
【0006】
【実施例】この考案の実施の一例を示す図面について説
明するに、銅編組遮蔽層を有する高圧ケーブルにおい
て、銅線1とポリイミド糸2を混打してなる遮蔽層3の
上に、軟質ビニル、ポリエチレン、クロロプレンなどの
プラスチックまたはゴム被覆層4を加圧押出しする。プ
ラスチックまたはゴム被覆層4は加圧押出により、図3
に示すように編組層3に十分に食い込む。なお、混打す
るポリイミド糸の数は、実験結果から、ケーブル自重の
5乃至10倍の耐引張荷重を有するように、選択するの
が経済的である。
明するに、銅編組遮蔽層を有する高圧ケーブルにおい
て、銅線1とポリイミド糸2を混打してなる遮蔽層3の
上に、軟質ビニル、ポリエチレン、クロロプレンなどの
プラスチックまたはゴム被覆層4を加圧押出しする。プ
ラスチックまたはゴム被覆層4は加圧押出により、図3
に示すように編組層3に十分に食い込む。なお、混打す
るポリイミド糸の数は、実験結果から、ケーブル自重の
5乃至10倍の耐引張荷重を有するように、選択するの
が経済的である。
【0007】
【考案の効果】この考案は以上のように構成されてお
り、ポリイミド糸がケーブルにかかる引張荷重を負担
し、過度な荷重がケーブル導体にかからないので、従来
必要であったメッセンジャーワイヤー架線作業を省略で
き、無停電工事の作業能率は著しく向上する。
り、ポリイミド糸がケーブルにかかる引張荷重を負担
し、過度な荷重がケーブル導体にかからないので、従来
必要であったメッセンジャーワイヤー架線作業を省略で
き、無停電工事の作業能率は著しく向上する。
【図1】この考案の一実施例を示す断面図
【図2】この考案の一実施例を示すケーブルの被覆層を
除去した一部切欠断面図
除去した一部切欠断面図
【図3】この考案の一実施例を示す遮蔽層と被覆層の接
触部を拡大した一部切欠断面図
触部を拡大した一部切欠断面図
1 銅線 2 ポリイミド糸 3 遮蔽層 4 プラスチックまたはゴム被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安東 信隆 大分県大分市大字駄原2899番地 西日本 電線株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−273415(JP,A) 実開 昭56−29814(JP,U) 実開 昭55−156316(JP,U) 実開 昭59−121114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 7/04 H01B 7/18
Claims (1)
- 【請求項1】 銅編組遮蔽層を有する高圧ケーブルにお
いて、銅線(1)とポリイミド糸(2)を混打してなる
遮蔽層(3)の上に、プラスチックまたはゴム被覆層
(4)を加圧押出しし、前記プラスチックまたはゴム被
覆層(4)を前記遮蔽層(3)の網目に食い込ませたこ
とを特徴とする無停電工事用自己支持型ケーブル
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991083300U JP2586710Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 無停電工事用自己支持型ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991083300U JP2586710Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 無停電工事用自己支持型ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645215U JPH0645215U (ja) | 1994-06-14 |
JP2586710Y2 true JP2586710Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=13798561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991083300U Expired - Lifetime JP2586710Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 無停電工事用自己支持型ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586710Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6580034B2 (en) | 2001-03-30 | 2003-06-17 | The Ludlow Company Lp | Flexible interconnect cable with ribbonized ends |
AU2002327238A1 (en) * | 2001-12-18 | 2003-06-30 | The Ludlow Company Lp | Flexible interconnect cable with ribbonized ends and method of manufacturing |
JP2006351322A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Hitachi Cable Ltd | ケーブル |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929301Y2 (ja) * | 1979-04-26 | 1984-08-23 | 日本無線株式会社 | 流速計検出器吊り下げ用ケ−ブル |
JPS5629814U (ja) * | 1979-08-15 | 1981-03-23 | ||
DE3906575A1 (de) * | 1989-03-02 | 1990-09-06 | Philips Patentverwaltung | Elektrisches kabel mit einem die kabelseele umgebenden flechtstrang |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP1991083300U patent/JP2586710Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645215U (ja) | 1994-06-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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