JP2003202469A - 自己支持型光ケーブル - Google Patents

自己支持型光ケーブル

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JP2003202469A
JP2003202469A JP2002002618A JP2002002618A JP2003202469A JP 2003202469 A JP2003202469 A JP 2003202469A JP 2002002618 A JP2002002618 A JP 2002002618A JP 2002002618 A JP2002002618 A JP 2002002618A JP 2003202469 A JP2003202469 A JP 2003202469A
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JP
Japan
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optical cable
support wire
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wire
support
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Withdrawn
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JP2002002618A
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English (en)
Inventor
Toru Terai
徹 寺井
Kenichi Tanabe
健一 田邊
Akira Sekiguchi
明良 関口
Masao Suehiro
政雄 末広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nippon Comsys Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nippon Comsys Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自己支持型光ケーブルにおいて、支持線の許容
張力を大きくし、敷設時の弛度を小さくすること、敷設
時において支持線に張力を印加したときの支持線の伸び
を小さくすることおよび敷設の際に固定部材での固定が
十分になされ、支持線がずれないようにすることにあ
る。 【解決手段】支持線部1と光ケーブル本体4とが連結部
9で連結された自己支持型光ケーブルにおいて、その支
持線部1をなす支持線2として単鋼線を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自己支持型光ケ
ーブルに関し、特に下水道管などのパイプの内部の上面
に敷設する際に、その弛度を小さくすることができ、し
かも確実に固定ができるようにしたものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の自己支持型光ケーブルと
して、図2に示すようなものが知られている。図2にお
いて、符号1は支持線部を示す。この支持線部1は、亜
鉛メッキ鋼線を複数本(この例では7本)撚り合わせた
撚鋼線からなる支持線2と、この支持線2を被覆するポ
リエチレン、可塑化塩化ビニルなどからなるシース3と
から構成されている。 【0003】また、符号4は、光ケーブル本体を示す。
この光ケーブル本体4は、いわゆるスロット型ケーブル
であり、その中心にはスロット5が配されている。この
スロット5は、防食処理鋼線などからなるテンションメ
ンバ6を中心として、これの外周にポリエチレンを棒状
に押出成形し、外周に複数条のらせん溝7、7・・・を
形成したロッド状のものである。 【0004】このスロット5の各らせん溝7には、光フ
ァイバテープ心線8、8・・・が複数枚積層した状態で
収容されており、スロット5の外周には吸水テープを巻
き回してなる押さえ巻き層9が設けられている。さら
に、この押さえ巻き層9の上には、ポリエチレン、可塑
化塩化ビニルなどからなるシース3が押出被覆されて設
けられている。 【0005】この光ケーブル本体4のシース3と支持線
部1のシース3とは、共通するもので、同時に押出被覆
されて形成されており、支持線2を被覆するシース2と
光ケーブル本体3を被覆するシース2とは薄い板状の連
結部9で連結されており、これにより支持線部1に光ケ
ーブル本体4が吊り下げられるようになっている。 【0006】また、このような自己支持型光ケーブルを
下水道管内の上面に敷設する場合には、そのマンホール
などにおいてこの光ケーブルを下水道管に止め付ける必
要がある。図3は、その止め付け状態を示すものであ
る。図3(a)に示すように、下水管のマンホールに臨
む出口11の上部に断面L字状の金属製の止め付け金具
12が固定されている。この止め付け金具12には角柱
状の固定具13と支持線クリップ14とが設けられてい
る。また、固定具13にはテーパー状の貫通孔15が形
成されている。 【0007】そして、自己支持型光ケーブルの固定端部
において、連結部9を切断して支持線部1とケーブル本
体4とに分離し、さらに分離した支持線部1を切断し、
その切断部付近のシース3を剥ぎ取る。ついで、露出し
た支持線2を固定具13の貫通孔15に通し、さらに図
3(b)に示すように、この支持線2を二つ割りの楔状
の固定部材16、16で挟み、貫通孔15に押し込むこ
とで支持線2を固定する。残余の支持線2は、上方に折
り曲げ、支持線クリップ14に挟み込んで固定する。 【0008】しかしながら、このような自己支持型光ケ
ーブルにあっては、その支持線2が撚鋼線から構成され
ているので、以下のような問題点があった。 (1)撚鋼線は、あるピッチ角で撚られているため、素
線軸方向の応力は撚り線軸方向応力より大きくなる。こ
のため、応力−伸び特性に表れる弾性係数は単線に比べ
てその分低下し、撚鋼線のヤング率は18000kg/
mm2となり、単鋼線のヤング率20000kg/mm2
よりも小さくなる。 【0009】支持線にかけうる許容張力は、そのヤング
率に比例するので、撚鋼線の許容張力は、単鋼線の許容
張力よりも低くなる。このため、図1に示す構造の自己
支持型光ケーブルを下水道管内に敷設する際にその弛度
が大きくなって、下水道管の下水が流れるスペースが減
少する。 【0010】(2)一般に、荷重履歴のない撚り線に張
力を負荷すると、応力による純粋な伸びとは別に締まり
による伸びが起こる。この撚り締まりによる伸びは、素
線張力の撚り線半径方向の分力によるつぶれなどの撚り
構造の変化に起因して起こり、荷重やその負荷時間にも
影響を受ける。また、この撚り締まりによる伸びは、層
数や素線数が多いほど大きくなる。これらにより、撚鋼
線の伸びは、同一応力での単鋼線に比べて大きくなる。 【0011】(3)図3に示すような取り付け形態をと
る場合には、支持線2をなす撚鋼線の側面には撚りによ
る凹凸があり、固定部材16との実質的な接触面積が少
なく、支持線2の固定が不十分となり、支持線2がずれ
ることがある。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、かかる構造の自己支持型光ケーブルにおい
て、支持線の許容張力を大きくし、敷設時の弛度を小さ
くすること、敷設時において支持線に張力を印加したと
きの支持線の伸びを小さくすることおよび敷設の際に固
定部材での固定が十分になされ、支持線がずれないよう
にすることにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】かかる課題は、自己支持
型光ケーブルの支持線部をなす支持線として、単鋼線を
採用することで全て解決できる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の自己支持型光ケーブルの一例を示すも
ので、図2に示したものと同一構成部分には同一符号を
付してその説明を省略する。 【0015】この例の自己支持型光ケーブルは、その支
持線2が単鋼線からなる点が図2に示した従来の自己支
持型光ケーブルと異なるところである。この単鋼線は、
断面形状が円形であり、耐食性を高めるため亜鉛メッキ
などの防食処理が施されたものが用いられ、その外径は
光ケーブル本体4の重量によるが、通常は1〜10mm
程度とされる。 【0016】このような支持線として単鋼線を用いた自
己支持型光ケーブルについて、撚鋼線を用いた自己支持
型光ケーブルと比較して、その支持線2の許容張力を比
較する。この許容張力は、下式の 鋼線断面積×本数×鋼線のヤング率×光ファイバの許容
伸び歪み で求められる。ここで、単鋼線は、その径を2.9m
m、断面積を6.6mm2とする。撚鋼線は、各素線径
を0.55mmとし、撚り本数を7本、断面積を6.6
mm2とし、両者の断面積を等しくする。光ファイバの
許容伸び歪みは、ともに0.3%とする。 【0017】これにより、単鋼線からなる支持線の許容
張力は、 6.6mm2×20000kg/mm2×0.003=3
96kgf となる。一方、撚鋼線からなる支持線の許容張力は、 6.6mm2×18000kg/mm2×0.003=3
56kgf となる。 【0018】そして、両方の自己支持型光ケーブルを下
水道管内に敷設したときの弛度を求めると、下水道管内
は無風状態であり、ケーブルへの着雪もないので、その
弛度は、 d=W×S2/8×T で算出される。ここで、dは弛度、Wは光ケーブル自
重、Sは径間長、Tは許容張力である。そして、光ケー
ブル自重を0.175kg/mとし、径間長を50mと
すると、その弛度は以下のようになる。 【0019】単鋼線からなる支持線を用いた自己支持型
光ケーブルでは、 d=(0.175kg×50m×50m)/(8×39
6kgf)=138mm 撚鋼線からなる支持線を用いた自己支持型光ケーブルで
は、 d=(0.175kg×50m×50m)/(8×35
6kgf)=153mm となる。 【0020】このように、ケーブルの単位重量が同じで
あっても、支持線として単鋼線を用いた自己支持型光ケ
ーブルは、支持線として撚鋼線を用いた自己支持型光ケ
ーブルよりも、その支持線の許容張力を大きくすること
ができるため、敷設時の弛度を小さくすることができ、
狭い下水道管内のスペースを有効に使うことができる。 【0021】また、単鋼線からなる支持線2では、撚鋼
線の撚り締まりに起因する伸びが生じないので、敷設時
において光ケーブル本体4の重量が支持線2に印加され
ても、これによって支持線2が伸びることがなく、弛度
が大きくなることがない。さらに、単鋼線からなる支持
線2では、その外周面に凹凸がないため、楔状の固定部
材16との密着面積が大きくなり、強固な止め付けが可
能となる。 【0022】なお、本発明の自己支持型光ケーブルで
は、光ケーブル本体4の構造は、図1に示したものに限
定されることがなく、どのようなタイプのものであって
もよい。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の自己支持
型光ケーブルにあっては、その支持線を単鋼線から構成
したものであるので、撚鋼線を用いたものに比べて、支
持線の許容張力を大きくすることができ、下水道管など
のパイプ内の上面に敷設する際に、その弛度を小さくで
きる。また、撚鋼線に特有の撚り締まりによる支持線の
伸びも生じないので、これに起因する弛度の増大もな
い。さらに、楔状の固定部材による支持線のパイプ内面
への留め付けが確実に行われ、支持線かずれることがな
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の自己支持型光ケーブルの一例を示す概
略断面図である。 【図2】従来の自己支持型光ケーブルの一例を示す概略
断面図である。 【図3】自己支持型光ケーブルを下水道管内に敷設する
際の固定方法を示す図面である。 【符号の説明】 2・・・支持線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田邊 健一 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 関口 明良 東京都港区高輪三丁目23番14号 日本コム シス株式会社内 (72)発明者 末広 政雄 東京都港区高輪三丁目23番14号 日本コム シス株式会社内 Fターム(参考) 2H001 BB16 BB19 DD04 DD06 DD09 HH02 KK02 KK06 5G313 AA08 AB01 AC12 AD07 AE08

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】支持線部と、この支持線部から吊り下げら
    れた光ケーブル本体からなる自己支持型光ケーブルにお
    いて、上記支持線部をなす支持線が単鋼線からなること
    を特徴とする自己支持型光ケーブル。
JP2002002618A 2002-01-09 2002-01-09 自己支持型光ケーブル Withdrawn JP2003202469A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100363770C (zh) * 2004-08-20 2008-01-23 中国石油天然气集团公司 分布式光纤传感器的成缆结构
CN105845257A (zh) * 2014-07-21 2016-08-10 蒋菊生 一种易组装的自承式电缆

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