JP2586616Y2 - フューエルリッドオープナー用ソレノイド - Google Patents

フューエルリッドオープナー用ソレノイド

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JP2586616Y2
JP2586616Y2 JP1234392U JP1234392U JP2586616Y2 JP 2586616 Y2 JP2586616 Y2 JP 2586616Y2 JP 1234392 U JP1234392 U JP 1234392U JP 1234392 U JP1234392 U JP 1234392U JP 2586616 Y2 JP2586616 Y2 JP 2586616Y2
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藤 勝 広 佐
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば自動車のフュ
ーエルリッドをロック状態から自動的に開放状態にする
のに利用されるフューエルリッドオープナー用ソレノイ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフューエルリッドをロック状態
から自動的に開放状態にするフューエルリッドオープナ
ー用ソレノイドとしては、実開昭58−111762号
公報に記載されているものが知られている。
【0003】
【従来の問題点】しかし、上記した従来のフューエルリ
ッドオープナー用ソレノイドでは、プランジャにローラ
と、ピンが結合しているので、部品点数が増加する
【0004】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、ローラ等の部材を備えることなく、ロッドとプラン
ジャを軸方向に摺動可能なフューエルオープナー用ソレ
ノイドを得る点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係わるフュー
エルリッドオープナー用ソレノイドでは、プランジャ
に、貫通孔が形成され、ロッドは、プランジャの貫通孔
を貫通し、且つ、プランジャに係止され、ロッドのプラ
ンジャを貫通した端部には、手動操作部が設けられ、ソ
レノイドコイルの一方の端部には、丸孔が形成されたト
ップが配置されて、トップがフレームにより保持され、
ソレノイドコイルの他方の端部には、ロッド支持孔が形
成されたエンドキャップが配置され、ロッドは、トップ
の丸孔とエンドキャップのロッド支持孔とにより軸方向
に摺動自在に支持されている構成としたことを特徴とし
ており、少ない部品点数でロッドとプランジャをスムー
ズに可動させることができるようにするという目的を実
現したものである。
【0006】
【作用】この考案に係わるフューエルリッドオープナー
用ソレノイドは、プランジャに 形成された貫通孔に貫通
したロッドがプランジャに係止され、ロッドのプランジ
ャを貫通した端部に、手動操作部が設けられ、ソレノイ
ドコイルの一方の端部に、丸孔が形成されたトップが配
置されて、トップがフレームにより保持され、ソレノイ
ドコイルの他方の端部に、ロッド支持孔が形成されたエ
ンドキャップが配置され、ロッドがトップの丸孔とエン
ドキャップのロッド支持孔とにより軸方向に摺動自在に
支持されているため、プランジャがローラやピンに結合
されたものと比べて部品点数が多くなることなくロッド
とプランジャがスムーズに可動される。
【0007】
【実施例】図1および図2は、この考案によるフューエ
ルリッドオープナー用ソレノイドの一実施例を示すもの
である。
【0008】図示するフューエルリッドオープナー用ソ
レノイド1は、プランジャ挿通孔2aを形成したボビン
2にコイル部2bを巻き付けたソレノイドコイル3が備
えてあり、このソレノイドコイル3の外周側に磁路を形
成するための磁性体製で円筒形状をなすフレーム4が組
付けてある。
【0009】また、フレーム4の図1中において上方側
である先端寄りには、環状をなすオー(O)リング5,
6を介して磁性体製のトップ7の基端側が嵌め付けてあ
り、このトップ7の先端側にはボデー側固定用のねじ部
7aと丸孔7bが設けてある。 そして、フレーム4の
図1中において下方側である基端側には、磁性体製で円
盤形状をなすベース8がボビン2の底部に当接した状態
で組付けてあり、ベース8の内周側には磁性体製で略円
錐形状のボトム9が前記ボビン2のプランジャ挿通孔2
aに挿入した状態で固定してあって、ボトム9の中央に
は前記プランジャ挿通孔2aの開口方向に沿ったロッド
挿通孔9aが設けてある。
【0010】そしてまた、ボビン2のプランジャ挿通孔
2a内には、前記ボトム9の円錐形状に対して近似させ
た凹部10a1を基端10a寄りに備えた磁性体製で略
円柱形状のプランジャ10が図1中の上方および下方に
移動可能に収納してあり、このプランジャ10の基端1
0aとボトム9には、ねじりコイルばねである戻しばね
11が夫々係止してあり、戻しばね11に有する弾性反
発力によりプランジャ10が図1中の上方側に付勢され
ている。
【0011】前記プランジャ10の中央には、ボトム9
のロッド挿通孔9aに対応させたロッド係止孔10bが
設けてあり、このロッド係止孔10bにボトム9のロッ
ド挿通孔9aに挿入した軸状をなすロッド12の先端寄
りが固定してあって、ロッド12の先端12a側と基端
12b側がプランジャ10の先端10cと基端10aか
ら夫々突出している。
【0012】また、プランジャ10の先端10cから突
出したロッド12の先端側には、図2により明らかなよ
うに、台形状をなすものとして形成した突起13aを先
端側に設けた磁性体製のフューエルリッド係止部13の
基端側が固定してあり、フューエルリッド係止部13は
オー(O)リング54を介して前記トップ7の丸孔7b
に挿入した状態で、トップ7から突出している。
【0013】そして、プランジャ10の基端10aから
突出したロッド12の基端12b側には、図2により明
らかなように、図2中において下方側に向けてほぼ直角
に折り曲げた手動操作用フック12b1が設けてある。
【0014】一方、前記フレーム4の基端側には、中央
にロッド支持孔18aを設けたエンドキャップ18が組
付けてあるとともに、同じく中央にロッド挿通孔15a
を設けたホルダ15が組付けてあり、エンドキャップ1
8とホルダ15にはボビン2のコイル部2bに接続した
外部接続用ターミナル16,17が配設してあるととも
に、ホルダ15の外側には、車体側への固定用であるブ
ラケット15が設けてある。
【0015】ここで、前記コイル部2bに励磁用電源を
供給することによって励磁させると、コイル部2b
レーム4トップ7フューエルリッド係止部13
ランジャ10ボトム9ベース8フレーム4コイ
ル部2bを通る磁力が発生するため、プランジャ10を
ボトム9側に吸引し、プランジャ10が戻しばね11に
有する弾性反発力に抗して図1中に示すA位置からB位
置までのストロークstで出力移動することから、フュ
ーエルリッド係止部13とロッド12はプランジャ10
に一体で出力移動し、それによって、フューエルリッド
係止部13の突起13aは前記ストロークstと同一の
図1中に示すA1位置からB1位置までストロークし且
つロッド12のフック12b1も前記ストロークと同一
の図1中に示すA2位置からB2位置までストロークす
る。
【0016】また、コイル部2bへの励磁電源の供給を
中止してコイル部2bを消磁させると、プランジャ10
が戻しばね11に有する弾性復元力により図1中に示す
B位置からA位置までのストロークstで復帰移動す
る。
【0017】このような構造を有するフューエルリッド
オープナー用ソレノイド1は図2に示すように、車両8
0のフューエルフィラー部81に設けたオープナー固定
用孔81aにトップ7のねじ部7aをトランク82側か
ら挿通したうえで、ナット84をねじ込ませるととも
に、フューエルフィラー部81に設けたブラケット受け
81cにブラケット15bを組付けることによって車体
80に対して固定され、外部接続用ターミナル16,1
7に外部配線83を接続する。
【0018】ここで、フューエルフィラー部81にフュ
ーエルリッドオープナー用ソレノイド1を固定した状態
で、ロッド12はトランク82側に向けて突出してお
り、ロッド12のフック12b1はトランクインナーパ
ネル82aのサイドに設けた小孔82a2の近傍に位置
するようになっていてトランク82内には突出せず、フ
ューエルリッド係止部13の突起13aはフューエルリ
ッドパネル81bのストライカ81b1に対して係止し
た図示する状態でフューエルリッドパネル81bは閉じ
ていてロック状態にある。
【0019】そこで、図示しないリッドオープナースイ
ッチをオンすることによって外部配線83から励磁用電
源を供給してコイル部2bを励磁させることによりプラ
ンジャ10を戻しばね11に有する弾性反発力に抗して
図1中に示すA位置からB位置までのストロークstで
出力移動させると、フューエルリッド係止部13もプラ
ンジャ10に一体で図1中に示すA1位置からB1位置
までストロークするので、フューエルリッド係止部13
の突起13aがフューエルリッドパネル81bのストラ
イカ81b1から外れる。
【0020】フューエルリッド係止部13の突起13a
がストライカ81b1から外れることによりフューエル
リッドパネル81bはロック解除され、図示しない戻し
ばねにより開放状態となり、リッドオープナースイッチ
をオフすることによってコイル部2bを消磁させると、
プランジャ10が戻しばね11に有する弾性復元力によ
り図1中に示すB位置からA位置まで復帰移動する。
【0021】そして、フューエルリッドパネル81bが
開放状態においてフューエルリッドパネル81bを図2
中の上方側から押圧すると、フューエルリッドパネル8
1bのストライカ81b1がフューエルリッド係止部1
3の突起13aに当接したところで、フューエルリッド
係止部13を介してプランジャ10を戻しばね11に有
する弾性反発力に抗して出力移動側に押圧移動させるの
で、ストライカ81b1がフューエルリッド係止部13
の突起13aを越えた後に、フューエルリッド係止部1
3の突起13aに対して係止してフューエルリッドパネ
ル81bはロック状態となる。
【0022】また、フューエルリッドパネル81bのス
トライカ81b1をフューエルリッド係止部13の突起
13aによる係止でロック状態としてある際に、バッテ
リー上がり等により前記リッドオープナースイッチから
コイル部2bに対して励磁用電源を供給できなくなった
場合、キーによりトランク82の図示しないトランクリ
ッドを開けたうえで、トランクインナーパネル82aの
前記小孔82a2に指を挿入してこの小孔82a2の近
傍に位置するロッド12のフック12b1をプランジャ
10の出力移動方向であるA2位置からB2位置に向け
て移動させる。
【0023】このとき、コイル部3に対して励磁電源が
供給されていない状態であるため、プランジャ10はA
位置にあり、それによって、ロッド12のフック12b
1もA2位置にあるので、ロッド12のフック12b1
がA2位置からB2位置まで移動するのに対応してプラ
ンジャ10も戻しばね11に有する弾性反発力に抗して
A位置からB位置まで移動し、フューエルリッド係止部
13の突起13aもプランジャ10に対応してA1位置
からB1位置まで移動する。
【0024】フューエルリッド係止部13の突起13a
がA1位置からB1位置まで移動することによって、フ
ューエルリッド係止部13の突起13aがストライカ8
1b1から外れるので、フューエルリッドパネル81b
をロック解除してフューエルリッドパネル81bを開放
状態とし、これにより、エマジェンシー用の開放手段と
なる。
【0025】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
わるフューエルリッドオープナー用ソレノイドは上述し
た構成としたことから、プランジャに形成された貫通孔
に貫通したロッドがプランジャに係止され、ロッドのプ
ランジャを貫通した端部に、手動操作部が設けられ、ソ
レノイドコイルの一方の端部に、丸孔が形成されたトッ
プが配置されて、トップがフレームにより保持され、ソ
レノイドコイルの他方の端部に、ロッド支持孔が形成さ
れたエンドキャップが配置され、ロッドがトップの丸孔
とエンドキャップのロッド支持孔とにより軸方向に摺動
自在に支持されている。よって、プランジャがローラや
ピンに結合されたものと比較して部品点数が多くなるこ
となくロッドとプランジャをスムーズに可動することが
できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるフューエルリッドオープナー
用ソレノイドの一実施例の部分破断側面図である。
【図2】図1に示したフューエルリッドオープナー用ソ
レノイドにおいての車体組込み状態の平面図である。
【符号の説明】 1 フューエルリッドオープナー用ソレノイド 2 ボビン 2a プランジャ挿通孔 2b コイル部 3 ソレノイドコイル 4 フレーム 7 トップ 7b 丸孔 10 プランジャ 10b 貫通孔 11 戻しばね 12 ロッド 12b1 手動操作用フック(手動操作部) 18 エンドキャップ 18a ロッド支持孔 81 フューエルフィラー部 81b フューエルリッドパネル(フューエルリッド)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャ挿通孔が形成されたボビンに
    巻き付けられたコイル部設けられ、コイル部に電流
    が供給されるとを発生するソレノイドコイルと、 前記磁を通す磁路を形成するフレームと、 前記磁が発生する磁力により前記プランジャ挿通孔内
    移動し且つ戻しばねにより復帰移動するプランジャ
    と、非磁性体からなり、 前記プランジャに結合され、該プラ
    ンジャ移動することによりフューエルフィラー部に設
    られたフューエルリッドのロックを解除するロッドと
    備えたフューエルリッドオープナー用ソレノイドにお
    いて、前記プランジャに、貫通孔が形成され、 前記ロッドは、前記プランジャの貫通孔を貫通し、且
    つ、前記プランジャに係止され、 前記ロッドの前記プランジャを貫通した端部には、手動
    操作部が設けられ、 前記ソレノイドコイルの一方の端部には、丸孔が形成さ
    れたトップが配置されて、該トップが前記フレームによ
    り保持され、 前記ソレノイドコイルの他方の端部には、ロッド支持孔
    が形成されたエンドキャップが配置され、 前記ロッドは、前記トップの丸孔と前記エンドキャップ
    のロッド支持孔とにより軸方向に摺動自在に支持されて
    いる ことを特徴とするフューエルリッドオープナー用ソ
    レノイド。
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