JP2586215B2 - 距離検出装置 - Google Patents
距離検出装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は,距離検出装置に関し,特に三角測量法の
原理を利用した距離検出装置に関する。
原理を利用した距離検出装置に関する。
背景技術 この種の距離検出装置は距離測定装置または光学式変
位計としても知られている。距離検出装置の動作状態の
確認,とくにその設置またはメンテナンスにさいして,
適切に動作しているかどうかの確認が必要となる。実開
平1−146114号公報に開示された光学式変位計において
は,位置検出のために適切な光量の入射光が位置検出素
子に入射しているかどうか,対象物体が測定可能範囲内
にあるかどうか,対象物体が測定可能範囲内の適切な測
定距離の範囲内にあるかどうかがそれぞれ判別され,複
数色発光ダイオードによってこの判別結果が表示され
る。
位計としても知られている。距離検出装置の動作状態の
確認,とくにその設置またはメンテナンスにさいして,
適切に動作しているかどうかの確認が必要となる。実開
平1−146114号公報に開示された光学式変位計において
は,位置検出のために適切な光量の入射光が位置検出素
子に入射しているかどうか,対象物体が測定可能範囲内
にあるかどうか,対象物体が測定可能範囲内の適切な測
定距離の範囲内にあるかどうかがそれぞれ判別され,複
数色発光ダイオードによってこの判別結果が表示され
る。
しかしながら上記の公知の光学式変位計においては,
対象物体が測定可能範囲内にあったとしても,それが装
置に近い方にあるのか,遠い方にあるのかが分らない。
また,対象物体が測定可能範囲外にある場合も同じよう
に,対象物体が装置に近すぎて測定範囲から外れている
のか,装置から遠すぎて測定範囲から外れているのかが
分らないという問題があった。このような情報は特に装
置の設置のさい,または保守点検のさいに装置の位置を
調整するときに重要である。
対象物体が測定可能範囲内にあったとしても,それが装
置に近い方にあるのか,遠い方にあるのかが分らない。
また,対象物体が測定可能範囲外にある場合も同じよう
に,対象物体が装置に近すぎて測定範囲から外れている
のか,装置から遠すぎて測定範囲から外れているのかが
分らないという問題があった。このような情報は特に装
置の設置のさい,または保守点検のさいに装置の位置を
調整するときに重要である。
発明の開示 この発明は,測定可能範囲内にある対象物体がそのど
の辺の位置にあるのかを容易に知ることができるように
することを目的とする。
の辺の位置にあるのかを容易に知ることができるように
することを目的とする。
この発明は,対象物体が測定可能範囲内にないときに
もそれが装置との相対的な関係において近くまたは遠く
にあるのかを容易に知ることができるようにすることを
目的とする。
もそれが装置との相対的な関係において近くまたは遠く
にあるのかを容易に知ることができるようにすることを
目的とする。
この発明はさらに,装置に入射する光量が適切かどう
かもあわせて容易に知ることができるようにすることを
目的とする。
かもあわせて容易に知ることができるようにすることを
目的とする。
この発明による距離検出装置は,検出領域に向けて投
射される投射光を発生する発光素子,投射光の対象物体
からの反射光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光
信号を出力する位置検出素子,位置検出素子から出力さ
れる受光信号に基づいて対象物体までの距離を表わす距
離信号を生成する距離演算手段,距離演算手段によって
生成される距離信号に基づいて,対象物体の存在する領
域を,少なくとも最適測定領域,近距離測定可能領域お
よび遠距離測定可能領域のいずれかに分類する距離判別
手段,ならびに距離判別手段による分類結果に応じて,
少なくとも最適測定状態,近距離測定可能状態および遠
距離測定可能状態のいずれであるかを識別可能に表示す
る表示手段を備えている。
射される投射光を発生する発光素子,投射光の対象物体
からの反射光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光
信号を出力する位置検出素子,位置検出素子から出力さ
れる受光信号に基づいて対象物体までの距離を表わす距
離信号を生成する距離演算手段,距離演算手段によって
生成される距離信号に基づいて,対象物体の存在する領
域を,少なくとも最適測定領域,近距離測定可能領域お
よび遠距離測定可能領域のいずれかに分類する距離判別
手段,ならびに距離判別手段による分類結果に応じて,
少なくとも最適測定状態,近距離測定可能状態および遠
距離測定可能状態のいずれであるかを識別可能に表示す
る表示手段を備えている。
対象物体が測定可能範囲内にあるときに,それが最適
測定領域にあるのか,装置に近い近距離領域にあるの
か,装置から遠い遠距離領域にあるのかが区別して表示
されているので,装置の位置調整方向を知ることがで
き,位置調整が容易となり,対象物体を最適測定領域に
調整することができるようになる。
測定領域にあるのか,装置に近い近距離領域にあるの
か,装置から遠い遠距離領域にあるのかが区別して表示
されているので,装置の位置調整方向を知ることがで
き,位置調整が容易となり,対象物体を最適測定領域に
調整することができるようになる。
好ましい実施態様では,表示手段は2個の表示素子を
備え,最適測定状態と判定されたときに2個の表示素子
をともに点灯させ,近距離測定可能状態と判定されたと
きに一方の表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状態と
判定されたときに他方の表示素子を点灯させるものとし
て構成される。もちろん,1個の表示素子のみによっても
上記の三つの状態の表示が可能である。
備え,最適測定状態と判定されたときに2個の表示素子
をともに点灯させ,近距離測定可能状態と判定されたと
きに一方の表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状態と
判定されたときに他方の表示素子を点灯させるものとし
て構成される。もちろん,1個の表示素子のみによっても
上記の三つの状態の表示が可能である。
この発明はまた,上記の三つの状態に加えて,対象物
体が測定範囲外にあることを表示できる距離検出装置を
提供している。
体が測定範囲外にあることを表示できる距離検出装置を
提供している。
すなわち,この距離検出装置は,検出領域に向けて投
射される投射光を発生する発光素子,投射光の対象物体
からの反射光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光
信号を出力する位置検出素子,位置検出素子から出力さ
れる受光信号に基づいて対象物体までの距離を表わす距
離信号を生成する距離演算手段,距離演算手段によって
生成される距離信号に基づいて,対象物体の存在する領
域を,最適測定領域,近距離測定可能領域,遠距離測定
可能領域および測定範囲外のいずれかに分類する距離判
別手段,ならびに距離判別手段による分類結果に応じ
て,最適測定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可
能状態および測定範囲外状態のいずれであるかを識別可
能に表示する表示手段を備えている。
射される投射光を発生する発光素子,投射光の対象物体
からの反射光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光
信号を出力する位置検出素子,位置検出素子から出力さ
れる受光信号に基づいて対象物体までの距離を表わす距
離信号を生成する距離演算手段,距離演算手段によって
生成される距離信号に基づいて,対象物体の存在する領
域を,最適測定領域,近距離測定可能領域,遠距離測定
可能領域および測定範囲外のいずれかに分類する距離判
別手段,ならびに距離判別手段による分類結果に応じ
て,最適測定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可
能状態および測定範囲外状態のいずれであるかを識別可
能に表示する表示手段を備えている。
好ましい実施態様では,上記表示手段は2個の表示素
子を備え,最適測定状態と判定されたときに2個の表示
素子をともに点灯させ,近距離測定可能状態と判定され
たときに一方の表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状
態と判定されたときに他方の表示素子を点灯させ,測定
範囲外状態と判定されたときに少なくともいずれか一つ
の表示素子を点滅させるように構成される。
子を備え,最適測定状態と判定されたときに2個の表示
素子をともに点灯させ,近距離測定可能状態と判定され
たときに一方の表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状
態と判定されたときに他方の表示素子を点灯させ,測定
範囲外状態と判定されたときに少なくともいずれか一つ
の表示素子を点滅させるように構成される。
他の好ましい実施態様においては,距離判別手段が,
測定範囲外を近距離測定範囲外と遠距離測定範囲外とに
それぞれ弁別するように構成され,表示手段が近距離測
定範囲外と遠距離測定範囲外とを識別可能に表示するよ
うに構成される。
測定範囲外を近距離測定範囲外と遠距離測定範囲外とに
それぞれ弁別するように構成され,表示手段が近距離測
定範囲外と遠距離測定範囲外とを識別可能に表示するよ
うに構成される。
これによって対象物体が測定範囲外にあっても調整方
向を知ることができるようになる。
向を知ることができるようになる。
2個の表示素子を用いた表示は好ましくは次のように
して実現される。すなわち,最適測定状態と判定された
ときに2個の表示素子をともに点灯させ,近距離測定可
能状態と判定されたときに一方の表示素子を点灯させ,
遠距離測定可能状態と判定されたときに他方の表示素子
を点灯させ,近距離測定範囲外と判定されたときに上記
一方の表示素子を点滅させ,遠距離測定範囲外と判定さ
れたときに上記他方の表示素子を点滅させるようにす
る。
して実現される。すなわち,最適測定状態と判定された
ときに2個の表示素子をともに点灯させ,近距離測定可
能状態と判定されたときに一方の表示素子を点灯させ,
遠距離測定可能状態と判定されたときに他方の表示素子
を点灯させ,近距離測定範囲外と判定されたときに上記
一方の表示素子を点滅させ,遠距離測定範囲外と判定さ
れたときに上記他方の表示素子を点滅させるようにす
る。
この発明はさらに,位置検出素子に入射する光量が適
切であるかどうかも考慮して位置または距離の表示が可
能な距離検出装置を提供している。
切であるかどうかも考慮して位置または距離の表示が可
能な距離検出装置を提供している。
この距離検出装置は,検出領域に向けて投射される投
射光を発生する発光素子,投射光の対象物体からの反射
光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光信号を出力
する位置検出素子,位置検出素子から出力される受光信
号に基づいて,対象物体までの距離を表わす距離信号を
生成する距離演算手段,位置検出素子から出力される受
光信号に基づいて,対象物体からの反射光の入射光量を
表わす光量信号を生成する光量演算手段,距離演算手段
によって生成される距離信号に基づいて,対象物体の存
在する領域を,少なくとも最適測定領域,近距離測定可
能領域および遠距離測定可能領域のいずれかに分類する
距離判別手段,光量演算手段によって生成される光量信
号に基づいて,入射光量が距離検出のために適正な範囲
にある適正光量,および入射光量が距離検出のために不
足または過剰である光量異常のいずれであるかを判別す
る光量判別手段,距離判別手段および光量判別手段によ
る判別結果に基づいて,少なくとも,適正光量で対象物
体が最適測定領域に属する最適測定状態,適正光量で対
象物体が近距離測定可能領域に属する近距離測定可能状
態,適正光量で対象物体が遠距離測定可能領域に属する
遠距離測定可能状態,および異常光量である測定不能状
態のいずれであるかを判別するデコード手段,ならびに
デコード手段による判別結果に応じて,少なくとも最適
測定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可能状態お
よび測定不能状態のいずれであるかを識別可能に表示す
る表示手段を備えている。
射光を発生する発光素子,投射光の対象物体からの反射
光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光信号を出力
する位置検出素子,位置検出素子から出力される受光信
号に基づいて,対象物体までの距離を表わす距離信号を
生成する距離演算手段,位置検出素子から出力される受
光信号に基づいて,対象物体からの反射光の入射光量を
表わす光量信号を生成する光量演算手段,距離演算手段
によって生成される距離信号に基づいて,対象物体の存
在する領域を,少なくとも最適測定領域,近距離測定可
能領域および遠距離測定可能領域のいずれかに分類する
距離判別手段,光量演算手段によって生成される光量信
号に基づいて,入射光量が距離検出のために適正な範囲
にある適正光量,および入射光量が距離検出のために不
足または過剰である光量異常のいずれであるかを判別す
る光量判別手段,距離判別手段および光量判別手段によ
る判別結果に基づいて,少なくとも,適正光量で対象物
体が最適測定領域に属する最適測定状態,適正光量で対
象物体が近距離測定可能領域に属する近距離測定可能状
態,適正光量で対象物体が遠距離測定可能領域に属する
遠距離測定可能状態,および異常光量である測定不能状
態のいずれであるかを判別するデコード手段,ならびに
デコード手段による判別結果に応じて,少なくとも最適
測定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可能状態お
よび測定不能状態のいずれであるかを識別可能に表示す
る表示手段を備えている。
このようにして光量異常が測定不能状態として表示さ
れることになる。
れることになる。
さらにこの発明は,入射光量が適正であった物体が測
定範囲外にある測定不能状態と,入射光量が異常である
測定不能状態とをともに測定不能状態として表示できる
装置を提供している。
定範囲外にある測定不能状態と,入射光量が異常である
測定不能状態とをともに測定不能状態として表示できる
装置を提供している。
この距離検出装置は,検出領域に向けて投射される投
射光を発生する発光素子,投射光の対象物体からの反射
光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光信号を出力
する位置検出素子,位置検出素子から出力される受光信
号に基づいて,対象物体までの距離を表わす距離信号を
生成する距離演算手段,位置検出素子から出力される受
光信号に基づいて,対象物体からの反射光の入射光量を
表わす光量信号を生成する光量演算手段,距離演算手段
によって生成される距離信号に基づいて,対象物体の存
在する領域が,測定中心領域,近距離測定可能領域,遠
距離測定可能領域,および測定範囲外のいずれであるか
を判別する距離判別手段,光量演算手段によって生成さ
れる光量信号に基づいて,入射光量が距離検出のために
適正な範囲にある適正光量,および入射光量が距離検出
のために不足または過剰である光量異常のいずれである
かを判別する光量判別手段,距離判別手段および光量判
別手段による判別結果に基づいて,適正光量で対象物体
が測定中心領域に属する最適測定状態,適正光量で対象
物体が近距離測定可能領域に属する近距離測定可能状
態,適正光量で対象物体が遠距離測定可能領域に属する
遠距離測定可能状態,および測定範囲外または光量異常
である測定不能状態のいずれであるかを判別するデコー
ド手段,ならびにデコード手段による判別結果に応じ
て,最適測定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可
能状態および測定不能状態のいずれであるかを識別可能
に表示する表示手段を備えている。
射光を発生する発光素子,投射光の対象物体からの反射
光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光信号を出力
する位置検出素子,位置検出素子から出力される受光信
号に基づいて,対象物体までの距離を表わす距離信号を
生成する距離演算手段,位置検出素子から出力される受
光信号に基づいて,対象物体からの反射光の入射光量を
表わす光量信号を生成する光量演算手段,距離演算手段
によって生成される距離信号に基づいて,対象物体の存
在する領域が,測定中心領域,近距離測定可能領域,遠
距離測定可能領域,および測定範囲外のいずれであるか
を判別する距離判別手段,光量演算手段によって生成さ
れる光量信号に基づいて,入射光量が距離検出のために
適正な範囲にある適正光量,および入射光量が距離検出
のために不足または過剰である光量異常のいずれである
かを判別する光量判別手段,距離判別手段および光量判
別手段による判別結果に基づいて,適正光量で対象物体
が測定中心領域に属する最適測定状態,適正光量で対象
物体が近距離測定可能領域に属する近距離測定可能状
態,適正光量で対象物体が遠距離測定可能領域に属する
遠距離測定可能状態,および測定範囲外または光量異常
である測定不能状態のいずれであるかを判別するデコー
ド手段,ならびにデコード手段による判別結果に応じ
て,最適測定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可
能状態および測定不能状態のいずれであるかを識別可能
に表示する表示手段を備えている。
一実施態様では表示手段が2個の表示素子を備えてい
る。そして,最適測定状態と判定されたときに2個の表
示素子がともに点灯し,近距離測定可能状態と判定され
たときに一方の表示素子が点灯し,遠距離測定可能状態
と判定されたときに他方の表示素子が点灯し,測定不能
状態と判定されたときに少なくともいずれか一つの表示
素子が点滅する。
る。そして,最適測定状態と判定されたときに2個の表
示素子がともに点灯し,近距離測定可能状態と判定され
たときに一方の表示素子が点灯し,遠距離測定可能状態
と判定されたときに他方の表示素子が点灯し,測定不能
状態と判定されたときに少なくともいずれか一つの表示
素子が点滅する。
他の実施態様では表示手段が第1,第2および第3の3
個の表示素子を備えている。最適測定状態と判定された
ときに少くとも第1の表示素子が点灯し,近距離判定可
能状態と判定されたときに第2の表示素子が点灯し,遠
距離測定可能状態と判定されたときに第3の表示素子が
点灯し,測定不能状態と判定されたときに上記3個の表
示素子のうちの少なくともいずれか一つの表示素子が点
滅する。
個の表示素子を備えている。最適測定状態と判定された
ときに少くとも第1の表示素子が点灯し,近距離判定可
能状態と判定されたときに第2の表示素子が点灯し,遠
距離測定可能状態と判定されたときに第3の表示素子が
点灯し,測定不能状態と判定されたときに上記3個の表
示素子のうちの少なくともいずれか一つの表示素子が点
滅する。
この発明はさらに,入射光量が適正であって物体が測
定範囲外にある状態と,入射光量が異常な状態とを区別
して表示できるとともに,測定範囲外にある物体が装置
に近い方にあるのか遠い方にあるのかも区別して表示で
きる装置を提供している。
定範囲外にある状態と,入射光量が異常な状態とを区別
して表示できるとともに,測定範囲外にある物体が装置
に近い方にあるのか遠い方にあるのかも区別して表示で
きる装置を提供している。
この距離検出装置は,検出領域に向けて投射される投
射光を発生する発光素子,投射光の対象物体からの反射
光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光信号を出力
する位置検出素子,位置検出素子から出力される受光信
号に基づいて,対象物体までの距離を表わす距離信号を
生成する距離演算手段,位置検出素子から出力される受
光信号に基づいて,対象物体からの反射光の入射光量を
表わす光量信号を生成する光量演算手段、距離演算手段
によって生成される距離信号に基づいて,対象物体の存
在する領域が,測定中心領域,近距離測定可能領域,遠
距離測定可能領域,近距離測定範囲外および遠距離測定
範囲外のいずれであるかを判別する距離判別手段,光量
演算手段によって生成される光量信号に基づいて,入射
光量が距離検出のために適正な範囲にある適正光量,お
よび入射光量が距離検出のために不足または過剰である
光量異常のいずれであるかを判別する光量判別手段,距
離判別手段および光量判別手段による判別結果に基づい
て,適正光量で対象物体が測定中心領域に属する最適測
定状態,適正光量で対象物体が近距離測定可能領域に属
する近距離測定可能状態,適正光量で対象物体が遠距離
測定可能領域に属する遠距離測定可能状態,適正光量で
対象物体が近距離測定範囲外にある近距離測定範囲外状
態,適正光量で対象物体が遠距離測定範囲外にある遠距
離測定範囲外状態,および異常光量である異常光量状態
のいずれであるかを判別するデコード手段,ならびにデ
コード手段による判別結果に応じて,最適測定状態,近
距離測定可能状態,遠距離測定可能状態,近距離測定範
囲外状態,遠距離測定範囲外状態および異常光量状態の
いずれであるかを識別可能に表示する表示手段を備えて
いる。
射光を発生する発光素子,投射光の対象物体からの反射
光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光信号を出力
する位置検出素子,位置検出素子から出力される受光信
号に基づいて,対象物体までの距離を表わす距離信号を
生成する距離演算手段,位置検出素子から出力される受
光信号に基づいて,対象物体からの反射光の入射光量を
表わす光量信号を生成する光量演算手段、距離演算手段
によって生成される距離信号に基づいて,対象物体の存
在する領域が,測定中心領域,近距離測定可能領域,遠
距離測定可能領域,近距離測定範囲外および遠距離測定
範囲外のいずれであるかを判別する距離判別手段,光量
演算手段によって生成される光量信号に基づいて,入射
光量が距離検出のために適正な範囲にある適正光量,お
よび入射光量が距離検出のために不足または過剰である
光量異常のいずれであるかを判別する光量判別手段,距
離判別手段および光量判別手段による判別結果に基づい
て,適正光量で対象物体が測定中心領域に属する最適測
定状態,適正光量で対象物体が近距離測定可能領域に属
する近距離測定可能状態,適正光量で対象物体が遠距離
測定可能領域に属する遠距離測定可能状態,適正光量で
対象物体が近距離測定範囲外にある近距離測定範囲外状
態,適正光量で対象物体が遠距離測定範囲外にある遠距
離測定範囲外状態,および異常光量である異常光量状態
のいずれであるかを判別するデコード手段,ならびにデ
コード手段による判別結果に応じて,最適測定状態,近
距離測定可能状態,遠距離測定可能状態,近距離測定範
囲外状態,遠距離測定範囲外状態および異常光量状態の
いずれであるかを識別可能に表示する表示手段を備えて
いる。
一実施態様では,表示手段が2個の表示素子を備え,
最適測定状態と判定されたときに2個の表示素子をとも
に点灯させ,近距離測定可能状態と判定されたときに一
方の表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状態と判定さ
れたときに他方の表示素子を点灯させ,近距離測定範囲
外状態と判定されたときに上記一方の表示素子を点滅さ
せ,遠距離測定範囲外状態と判定されたときに上記他方
の表示素子を点滅させ,異常光量状態と判定されたとき
に上記2個の表示素子を点滅させるように構成される。
最適測定状態と判定されたときに2個の表示素子をとも
に点灯させ,近距離測定可能状態と判定されたときに一
方の表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状態と判定さ
れたときに他方の表示素子を点灯させ,近距離測定範囲
外状態と判定されたときに上記一方の表示素子を点滅さ
せ,遠距離測定範囲外状態と判定されたときに上記他方
の表示素子を点滅させ,異常光量状態と判定されたとき
に上記2個の表示素子を点滅させるように構成される。
他の実施態様では表示手段が第1,第2および第3の3
個の表示素子を備え,最適測定状態と判定されたときに
少くとも第1の表示素子を点灯させ,近距離判定可能状
態と判定されたときに第2の表示素子を点灯させ,遠距
離測定可能状態と判定されたときに第3の表示素子を点
灯させ,近距離測定範囲外状態と判定されたときに第2
の表示素子を点滅させ,遠距離測定範囲外状態と判定さ
れたときに第3の表示素子を点滅させ,異常光量状態と
判定されたときに上記3個の表示素子のうちの少なくと
も第3の表示素子を点滅させるように構成される。
個の表示素子を備え,最適測定状態と判定されたときに
少くとも第1の表示素子を点灯させ,近距離判定可能状
態と判定されたときに第2の表示素子を点灯させ,遠距
離測定可能状態と判定されたときに第3の表示素子を点
灯させ,近距離測定範囲外状態と判定されたときに第2
の表示素子を点滅させ,遠距離測定範囲外状態と判定さ
れたときに第3の表示素子を点滅させ,異常光量状態と
判定されたときに上記3個の表示素子のうちの少なくと
も第3の表示素子を点滅させるように構成される。
この発明による距離検出装置では表示手段に含まれる
表示素子として異なる発光色のものを用いる必要は必ず
しもない。したがって発光素子としてレーザ・ダイオー
ドを使用した場合に,目を保護するための眼鏡を用いて
も視認可能な色,たとえば緑色の発光素子を用いること
ができ,安全性が高まる。
表示素子として異なる発光色のものを用いる必要は必ず
しもない。したがって発光素子としてレーザ・ダイオー
ドを使用した場合に,目を保護するための眼鏡を用いて
も視認可能な色,たとえば緑色の発光素子を用いること
ができ,安全性が高まる。
この発明の他の実施態様では,距離検出装置が,検出
領域の近傍に設置され,少なくとも上記発光素子および
位置検出素子を内蔵した検出ヘッドと,検出ヘッドとは
別の場所に配置され,検出ヘッドと接続された信号処理
装置とから構成される。そして,検出ヘッドと信号処理
装置とに,同じ表示を行う表示手段がそれぞれ設けられ
る。これにより,検出領域の近くで作業するときには検
出ヘッドにおける表示を,信号処理装置の近くで作業す
るときには信号処理装置の表示をみることができで便利
である。
領域の近傍に設置され,少なくとも上記発光素子および
位置検出素子を内蔵した検出ヘッドと,検出ヘッドとは
別の場所に配置され,検出ヘッドと接続された信号処理
装置とから構成される。そして,検出ヘッドと信号処理
装置とに,同じ表示を行う表示手段がそれぞれ設けられ
る。これにより,検出領域の近くで作業するときには検
出ヘッドにおける表示を,信号処理装置の近くで作業す
るときには信号処理装置の表示をみることができで便利
である。
さらにこの発明は簡易形の表示が可能な距離検出装置
を提供している。
を提供している。
この距離検出装置は,検出領域に向けて投射される投
射光を発生する発光素子,投射光の対象物体からの反射
光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光信号を出力
する位置検出素子,位置検出素子から出力される受光信
号に基づいて,対象物体までの距離を表わす距離信号を
生成する距離演算手段,位置検出素子から出力される受
光信号に基づいて,対象物体からの反射光の入射光量を
表わす光量信号を生成する光量演算手段,距離演算手段
によって生成される距離信号に基づいて,対象物体の存
在する領域が,測定可能範囲内および測定範囲外のいず
れであるかを判別する距離判別手段,光量演算手段によ
って生成される光量信号に基づいて,入射光量が距離検
出のために適正な範囲にある適正光量,および入射光量
が距離検出のために不足または過剰である光量異常のい
ずれであるかを判別する光量判別手段,距離判別手段お
よび光量判別手段による判別結果に基づいて,適正光量
で対象物体が測定可能範囲内に属する測定可能状態,お
よび対象物体が測定範囲外にあるか光量異常である測定
不能状態のいずれであるかを判定するデコード手段,な
らびにデコーダ手段によって測定可能状態と判定された
ときに点灯し,測定不能状態と判定されたときに点滅す
る唯一個の表示素子を備えている。
射光を発生する発光素子,投射光の対象物体からの反射
光を受光し,反射光の入射位置に応じた受光信号を出力
する位置検出素子,位置検出素子から出力される受光信
号に基づいて,対象物体までの距離を表わす距離信号を
生成する距離演算手段,位置検出素子から出力される受
光信号に基づいて,対象物体からの反射光の入射光量を
表わす光量信号を生成する光量演算手段,距離演算手段
によって生成される距離信号に基づいて,対象物体の存
在する領域が,測定可能範囲内および測定範囲外のいず
れであるかを判別する距離判別手段,光量演算手段によ
って生成される光量信号に基づいて,入射光量が距離検
出のために適正な範囲にある適正光量,および入射光量
が距離検出のために不足または過剰である光量異常のい
ずれであるかを判別する光量判別手段,距離判別手段お
よび光量判別手段による判別結果に基づいて,適正光量
で対象物体が測定可能範囲内に属する測定可能状態,お
よび対象物体が測定範囲外にあるか光量異常である測定
不能状態のいずれであるかを判定するデコード手段,な
らびにデコーダ手段によって測定可能状態と判定された
ときに点灯し,測定不能状態と判定されたときに点滅す
る唯一個の表示素子を備えている。
唯一個の表示素子により,物体が測定可能範囲内にあ
るか,それとも測定不能状態かを表示することができ
る。
るか,それとも測定不能状態かを表示することができ
る。
上記において距離信号および光量信号はそれぞれ距離
データおよび光量データをそれぞれ含む概念である。
データおよび光量データをそれぞれ含む概念である。
この発明の他の特徴および利点は以下の実施例の説明
によって明らかになるであろう。
によって明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 第1図から第6図はこの発明の第1の実施例を示して
いる。
いる。
第1図は距離検出装置の外観を示す斜視図である。
第2図は距離検出装置の電気的構成を示すブロック図
である。
である。
第3a図は光量判別回路の具体例を示し,第3b図は光量
判別結果を示す。
判別結果を示す。
第4a図は距離判別回路の具体例を示し,第4b図は距離
判別結果を示す。
判別結果を示す。
第5図はデコーダおよびドライバの具体例を示す回路
図である。
図である。
第6a図は距離判別結果に基づく表示例を,第6b図は光
量判別結果に基づく表示例をそれぞれ示す。
量判別結果に基づく表示例をそれぞれ示す。
第7図および第8図はこの発明の第2の実施例を示し
ている。
ている。
第7図は距離検出装置の電気的構成を示すブロック図
である。
である。
第8図はマイクロ・コンピュータによる処理手順を示
すフロー・チャートである。
すフロー・チャートである。
第9図から第11図はこの発明の第3の実施例を示して
いる。
いる。
第9図は距離検出装置の外観を示す斜視図である。
第10図は距離検出装置の電気的構成を示すブロック図
である。
である。
第11a図は距離判定結果に基づく表示例を,第11b図は
光量判別結果に基づく表示例をそれぞれ示す。
光量判別結果に基づく表示例をそれぞれ示す。
第12図から第14図は変形例を示すものである。
第12図は検出ヘッドに設けられるデコーダの一例を示
す回路図である。
す回路図である。
第13図は検出ヘッドに設けられるデコーダの他の例を
示す回路図である。
示す回路図である。
第14図はさらに他の表示例を示すものである。
発明を実施するための最良の形態 第1図はこの発明の第1実施例による距離検出装置の
外観を示すものであり,第2図はその電気的構成を示し
ている。
外観を示すものであり,第2図はその電気的構成を示し
ている。
距離検出装置は,相互に別体の検出ヘッド1と信号処
理装置10とから構成される。検出ヘッド1は物体4まで
の距離または物体4の変位量を検出すべき箇所に設置さ
れる。信号処理装置10は一般には検出ヘッド1の設置箇
所とは異なる適当な場所に置かれる。これらの検出ヘッ
ド1と信号処理装置10とはケーブル(複数のラインを含
む)によって接続されている。もっとも,検出ヘッド1
と信号処理装置10とを一つのハウジング内に収めるよう
にしてもよい。
理装置10とから構成される。検出ヘッド1は物体4まで
の距離または物体4の変位量を検出すべき箇所に設置さ
れる。信号処理装置10は一般には検出ヘッド1の設置箇
所とは異なる適当な場所に置かれる。これらの検出ヘッ
ド1と信号処理装置10とはケーブル(複数のラインを含
む)によって接続されている。もっとも,検出ヘッド1
と信号処理装置10とを一つのハウジング内に収めるよう
にしてもよい。
検出ヘッド1には表示灯7および8が,信号処理装置
10には表示灯17および18がそれぞれ設けられている。こ
れらの表示灯は物体までの距離がどの程度の範囲(具体
的には後述する)にあるのかということ,および物体か
らの反射光量が適切であるかどうかということを表示す
るためのものである。表示灯は発光ダイオード(LED)
によって構成されるので,以下単にLEDという。LED7と1
7は相互に全く同じように動作し,LED8と18も相互に全く
同じように動作する。したがって,距離検出装置の動作
状態を検出ヘッドの設置位置および信号処理装置の設置
位置の両方で知ることができる。
10には表示灯17および18がそれぞれ設けられている。こ
れらの表示灯は物体までの距離がどの程度の範囲(具体
的には後述する)にあるのかということ,および物体か
らの反射光量が適切であるかどうかということを表示す
るためのものである。表示灯は発光ダイオード(LED)
によって構成されるので,以下単にLEDという。LED7と1
7は相互に全く同じように動作し,LED8と18も相互に全く
同じように動作する。したがって,距離検出装置の動作
状態を検出ヘッドの設置位置および信号処理装置の設置
位置の両方で知ることができる。
検出ヘッド1には上述したLED7,8に加えて,発光素子
3,そのドライバ2,ポジション・センシティブ・ディバイ
ス(PSD=Position sensitive device)5および受光回
路6が設けられている。
3,そのドライバ2,ポジション・センシティブ・ディバイ
ス(PSD=Position sensitive device)5および受光回
路6が設けられている。
発光素子3はたとえばレーザ・ダイオード,発光ダイ
オード等により実現され,信号処理装置10に含まれる後
述するクロック信号発生回路12から出力されるパルス信
号に同期してドライバ2により間欠的に駆動される。発
光素子3から発生した光はレンズ系(図示略)を通して
物体4の距離(または変位)検出領域に向けて投射され
る。
オード等により実現され,信号処理装置10に含まれる後
述するクロック信号発生回路12から出力されるパルス信
号に同期してドライバ2により間欠的に駆動される。発
光素子3から発生した光はレンズ系(図示略)を通して
物体4の距離(または変位)検出領域に向けて投射され
る。
物体4までの距離測定は三角測量の原理を利用するも
のである。物体4からの反射光(乱反射光)の一部は,
検出ヘッド1においてあらかじめ定められた位置に設け
られた受光レンズを通してPSD5に入射する。PSD5は光の
入射位置に応じたレベルをもつ2つの電流をその両端の
電極から出力する。これらの電流は受光回路6において
対応する電圧レベルをもつ電圧信号Va,Vbに変換され,
ケーブルを通して信号処理装置10に与えられる。
のである。物体4からの反射光(乱反射光)の一部は,
検出ヘッド1においてあらかじめ定められた位置に設け
られた受光レンズを通してPSD5に入射する。PSD5は光の
入射位置に応じたレベルをもつ2つの電流をその両端の
電極から出力する。これらの電流は受光回路6において
対応する電圧レベルをもつ電圧信号Va,Vbに変換され,
ケーブルを通して信号処理装置10に与えられる。
位置検出素子としてはPSD以外に,たとえば2分割フ
ォトダイオード,多分割フォトダイオード等を用いるこ
とができる。2分割フォトダイオードは,2つに分割され
かつ相互に絶縁された分割フォトダイオードを含む。一
般に入射光スポットは分割線の付近を照射するので,光
の入射位置に応じて分割フォトダイオードへの入射光量
が異なり,2つの分割フォトダイオードからは入射位置に
応じた割合いで受光電流が出力される。多分割フォトダ
イオードにおいては,光の入射位置に応じていずれか一
つの分割フォトダイオードから,または2つの隣接する
分割フォトダイオードから入射光量の割合いで受光信号
が得られる。
ォトダイオード,多分割フォトダイオード等を用いるこ
とができる。2分割フォトダイオードは,2つに分割され
かつ相互に絶縁された分割フォトダイオードを含む。一
般に入射光スポットは分割線の付近を照射するので,光
の入射位置に応じて分割フォトダイオードへの入射光量
が異なり,2つの分割フォトダイオードからは入射位置に
応じた割合いで受光電流が出力される。多分割フォトダ
イオードにおいては,光の入射位置に応じていずれか一
つの分割フォトダイオードから,または2つの隣接する
分割フォトダイオードから入射光量の割合いで受光信号
が得られる。
信号処理装置10は,上述したLED17,18,発光素子3の
発光タイミング・パルス信号を発生するクロック信号発
生回路12に加えて,演算回路11,光量判別回路13,距離判
別回路14,デコーダおよびドライバ15,ならびに点滅信号
用のパルス信号Eを発生するクロック信号発生回路16を
備えている。
発光タイミング・パルス信号を発生するクロック信号発
生回路12に加えて,演算回路11,光量判別回路13,距離判
別回路14,デコーダおよびドライバ15,ならびに点滅信号
用のパルス信号Eを発生するクロック信号発生回路16を
備えている。
検出ヘッド1の受光回路6から出力される電圧信号
Va,Vbは演算回路11に入力する。演算回路11はこれらの
電圧信号Va,Vbに基づいて,PSD5が受光した光量を表わす
光量信号A,および物体4までの距離を表わす距離信号B
を次式にしたがって作成し,出力する。
Va,Vbは演算回路11に入力する。演算回路11はこれらの
電圧信号Va,Vbに基づいて,PSD5が受光した光量を表わす
光量信号A,および物体4までの距離を表わす距離信号B
を次式にしたがって作成し,出力する。
光量信号Aは次式にしたがって算出される。
A=C1×Va+C2×Vb 式1 ここで,C1およびC2は個別に指定される定数である。
距離信号Bは次式にしたがって算出される。
B=[Vb/(Va+k1・Vb)]+k2 式2 k1,k2は定数であって,これらを適切に定めることに
より,検出ヘッド1から距離測定対象物(物体)4まで
の距離を表わす距離信号Bを得ることができる。
より,検出ヘッド1から距離測定対象物(物体)4まで
の距離を表わす距離信号Bを得ることができる。
光量信号Aは上記の式1のみならず,他のやり方,た
とえば電圧VaまたはVbの一方のみに基づいて生成するこ
とも可能である。また距離信号Bも,Vb/Va,(Va−Vb)
/(Va+Vb)等の演算によって作成することができる。
とえば電圧VaまたはVbの一方のみに基づいて生成するこ
とも可能である。また距離信号Bも,Vb/Va,(Va−Vb)
/(Va+Vb)等の演算によって作成することができる。
演算回路11において上述のようにして生成されかつ出
力される光量信号Aおよび距離信号B(いずれも電圧信
号)はそれぞれ光量判別回路13および距離判別回路14に
与えられる。
力される光量信号Aおよび距離信号B(いずれも電圧信
号)はそれぞれ光量判別回路13および距離判別回路14に
与えられる。
光量判別回路13は入力する光量信号Aに基づいて,光
量が適正範囲内にあるか,光量が不足しているか,過剰
であるかを判別して,その結果を表わす光量判別信号A1
およびA2を出力する。光量過剰の場合にはPSD5の出力信
号のレベルが過大で,受光回路6,演算回路11等に含まれ
る増幅回路が飽和し,正しい距離測定結果を得ることが
できない。また,光量不足の場合にはPSD5の出力信号の
レベルがあまりに低く,S/N比が悪くなったり,上記の演
算処理が実質的にできない状態となる。
量が適正範囲内にあるか,光量が不足しているか,過剰
であるかを判別して,その結果を表わす光量判別信号A1
およびA2を出力する。光量過剰の場合にはPSD5の出力信
号のレベルが過大で,受光回路6,演算回路11等に含まれ
る増幅回路が飽和し,正しい距離測定結果を得ることが
できない。また,光量不足の場合にはPSD5の出力信号の
レベルがあまりに低く,S/N比が悪くなったり,上記の演
算処理が実質的にできない状態となる。
光量判別回路13の具体的構成例が第3a図に示されてい
る。この光量判別回路13は抵抗R1,R2およびR3が直列に
接続され,動作電圧VCCが印加された抵抗分圧回路を含
んでいる。この抵抗分圧回路から出力される2つの基準
電圧V1およびV2がそれぞれコンパレータ13aの負入力端
子およびコンパレータ13bの正入力端子に与えられる。
光量信号Aはコンパレータ13aの正入力端子およびコン
パレータ13bの負入力端子に入力する。これらのコンパ
レータ13aおよび13bの出力が光量判別信号A1およびA2と
なる。光量信号AはPSD5への入射光量が多いほど高いレ
ベルを示す。基準電圧V1とV2は適正な光量範囲の上限と
下限にそれぞれ対応する。
る。この光量判別回路13は抵抗R1,R2およびR3が直列に
接続され,動作電圧VCCが印加された抵抗分圧回路を含
んでいる。この抵抗分圧回路から出力される2つの基準
電圧V1およびV2がそれぞれコンパレータ13aの負入力端
子およびコンパレータ13bの正入力端子に与えられる。
光量信号Aはコンパレータ13aの正入力端子およびコン
パレータ13bの負入力端子に入力する。これらのコンパ
レータ13aおよび13bの出力が光量判別信号A1およびA2と
なる。光量信号AはPSD5への入射光量が多いほど高いレ
ベルを示す。基準電圧V1とV2は適正な光量範囲の上限と
下限にそれぞれ対応する。
光量不足,光量適正および光量過剰の場合における光
量判別信号A1およびA2のレベル状態(ハイ・レベルHか
ロウ・レベルLかを表わす)が第3b図に示されている。
量判別信号A1およびA2のレベル状態(ハイ・レベルHか
ロウ・レベルLかを表わす)が第3b図に示されている。
距離判別回路14は入力する距離信号Bに基づいて,物
体4が検出ヘッド1からどの程度の距離のところに存在
するかを示す距離判別信号B1,B2,B3およびB4を出力する
ものである。距離信号Bのレベルは,距離の一定範囲に
おいて,距離に対してほぼリニアな特性をもつ。信号B
がほぼリニアな特性をもつ距離の範囲が測定可能域であ
る。測定可能域が3つの領域に分割され,その中央の領
域が測定中心域,検出ヘッドに近い方の領域が近距離測
定可能域,検出ヘッドに遠い方の領域が遠距離測定可能
域と名付けられる。測定中心域が最も安定して距離また
は変位を測定できる範囲であり,検出ヘッドの設置,初
期設定等においては物体がこの測定中心域に存在するよ
うに調整される。測定可能域よりも検出ヘッドに近い領
域および遠い領域では信号Bはノンリニアな特性を示
し,正確な距離測定値が期待できない。これらの領域を
それぞれ近距離測定範囲外および遠距離測定範囲外と呼
ぶ。
体4が検出ヘッド1からどの程度の距離のところに存在
するかを示す距離判別信号B1,B2,B3およびB4を出力する
ものである。距離信号Bのレベルは,距離の一定範囲に
おいて,距離に対してほぼリニアな特性をもつ。信号B
がほぼリニアな特性をもつ距離の範囲が測定可能域であ
る。測定可能域が3つの領域に分割され,その中央の領
域が測定中心域,検出ヘッドに近い方の領域が近距離測
定可能域,検出ヘッドに遠い方の領域が遠距離測定可能
域と名付けられる。測定中心域が最も安定して距離また
は変位を測定できる範囲であり,検出ヘッドの設置,初
期設定等においては物体がこの測定中心域に存在するよ
うに調整される。測定可能域よりも検出ヘッドに近い領
域および遠い領域では信号Bはノンリニアな特性を示
し,正確な距離測定値が期待できない。これらの領域を
それぞれ近距離測定範囲外および遠距離測定範囲外と呼
ぶ。
距離判定回路14の具体的構成例が第4a図に示されてい
る。この距離判定回路14もまた,抵抗R4,R5,R6,R7およ
びR8が直列に接続されてなり、動作電圧VCCが印加され
た抵抗分圧回路を含んでいる。この抵抗分圧回路から出
力される基準電圧V3がコンパレータ14aの負入力端子
に,基準電圧V4がコンパレータ14bの負入力端子に,基
準電圧V5がコンパレータ14cの正入力端子に,基準電圧V
6がコンパレータ14dの正入力端子にそれぞれ与えられ
る。距離信号Bはコンパレータ14aおよび14bの正入力端
子ならびにコンパレータ14c,14dの負入力端子にそれぞ
れ入力する。コンパレータ14a,14b,14cおよび14dの出力
がそれぞれ距離判別信号B1,B2,B3およびB4である。距離
信号Bは距離が遠いほど高い電圧レベルを示す。基準電
圧V4およびV5が測定中心域の最も遠い位置(最遠端)ま
での距離および最も近い位置(最近端)までの距離にそ
れぞれ対応する。基準電圧V3およびV6が測定可能域の最
も遠い位置までの距離および最も近い位置までの距離に
それぞれ対応する。
る。この距離判定回路14もまた,抵抗R4,R5,R6,R7およ
びR8が直列に接続されてなり、動作電圧VCCが印加され
た抵抗分圧回路を含んでいる。この抵抗分圧回路から出
力される基準電圧V3がコンパレータ14aの負入力端子
に,基準電圧V4がコンパレータ14bの負入力端子に,基
準電圧V5がコンパレータ14cの正入力端子に,基準電圧V
6がコンパレータ14dの正入力端子にそれぞれ与えられ
る。距離信号Bはコンパレータ14aおよび14bの正入力端
子ならびにコンパレータ14c,14dの負入力端子にそれぞ
れ入力する。コンパレータ14a,14b,14cおよび14dの出力
がそれぞれ距離判別信号B1,B2,B3およびB4である。距離
信号Bは距離が遠いほど高い電圧レベルを示す。基準電
圧V4およびV5が測定中心域の最も遠い位置(最遠端)ま
での距離および最も近い位置(最近端)までの距離にそ
れぞれ対応する。基準電圧V3およびV6が測定可能域の最
も遠い位置までの距離および最も近い位置までの距離に
それぞれ対応する。
近距離測定範囲外,近距離測定可能域,測定中心域,
遠距離測定可能域および遠距離測定範囲外についてそれ
ぞれ出力される距離判別信号B1,B2,B3およびB4のレベル
状態が第4b図に示されている。
遠距離測定可能域および遠距離測定範囲外についてそれ
ぞれ出力される距離判別信号B1,B2,B3およびB4のレベル
状態が第4b図に示されている。
第2図に破線で示すように,クロック信号発生回路12
から出力されるパルス信号(ドライバ2に与えられるも
のと同じもの)を光量判別回路13および距離判別回路14
にそれぞれ与え,このパルス信号に同期してこれらの回
路13,14から判別信号A1〜A2,B1〜B4を出力させるように
してもよい。
から出力されるパルス信号(ドライバ2に与えられるも
のと同じもの)を光量判別回路13および距離判別回路14
にそれぞれ与え,このパルス信号に同期してこれらの回
路13,14から判別信号A1〜A2,B1〜B4を出力させるように
してもよい。
光量判別信号A1およびA2,ならびに距離判別信号B1,B
2,B3およびB4はデコーダおよびドライバ15に与えられ
る。デコーダおよびドライバ15にはクロック信号発生回
路16から低周波数,たとえば1〜10Hz程度の周波数をも
つパルス信号Eが入力している。このパルス信号はLED
7,8,17,18を点滅させるためのもので,このパルス信号
に基づいてLEDが点滅駆動されたときにその点滅が視認
できる程度の周波数に選定される。デコーダおよびドラ
イバ15は,これらの入力する判別信号A1〜A2,B1〜B4お
よびパルス信号Eに基づいてLED7,8,17および18を次に
述べるように点灯,消灯または点滅させる。
2,B3およびB4はデコーダおよびドライバ15に与えられ
る。デコーダおよびドライバ15にはクロック信号発生回
路16から低周波数,たとえば1〜10Hz程度の周波数をも
つパルス信号Eが入力している。このパルス信号はLED
7,8,17,18を点滅させるためのもので,このパルス信号
に基づいてLEDが点滅駆動されたときにその点滅が視認
できる程度の周波数に選定される。デコーダおよびドラ
イバ15は,これらの入力する判別信号A1〜A2,B1〜B4お
よびパルス信号Eに基づいてLED7,8,17および18を次に
述べるように点灯,消灯または点滅させる。
デコーダおよびドライバ15は,その具体的構成例が第
5図に示されているように,デコーダ15aおよびドライ
バ15bから構成されている。上述した判別信号A1〜A2,B1
〜B4およびパルス信号Eはデコーダ15aに与えられ,デ
コーダ15aはこれらの入力信号に基づいて,次の式3お
よび式4にしたがって,LEDの制御信号▲▼および▲
▼を作成するものである。
5図に示されているように,デコーダ15aおよびドライ
バ15bから構成されている。上述した判別信号A1〜A2,B1
〜B4およびパルス信号Eはデコーダ15aに与えられ,デ
コーダ15aはこれらの入力信号に基づいて,次の式3お
よび式4にしたがって,LEDの制御信号▲▼および▲
▼を作成するものである。
(▲▼×▲▼×▲▼×▼)+(B4×
E) +[(A1+A2)×E]=X1 式3 (▲▼×▲▼×▲×▲▼)+(B1×
E) +[(A1+A2)×E]=Y1 式4 ここで▲▼,▲▼,▲▼,▲▼,▲
▼および▲▼は判別信号A1,A2,B1,B2,B3,B4の
反転信号を表わす。また制御信号▲▼および▲
▼は式3にしたがって生成される信号Xおよび式4によ
って生成される信号Yの反転信号である。記号×はAND
論理を,記号+はOR論理をそれぞれ表わしている。
E) +[(A1+A2)×E]=X1 式3 (▲▼×▲▼×▲×▲▼)+(B1×
E) +[(A1+A2)×E]=Y1 式4 ここで▲▼,▲▼,▲▼,▲▼,▲
▼および▲▼は判別信号A1,A2,B1,B2,B3,B4の
反転信号を表わす。また制御信号▲▼および▲
▼は式3にしたがって生成される信号Xおよび式4によ
って生成される信号Yの反転信号である。記号×はAND
論理を,記号+はOR論理をそれぞれ表わしている。
ドライバ15bは,制御信号▲▼にしたがってLED7
と17を同時に駆動するトランジスタQ1と,制御信号▲
▼にしたがってLED8と18を同時に駆動するトランジス
タQ2とから構成されている。
と17を同時に駆動するトランジスタQ1と,制御信号▲
▼にしたがってLED8と18を同時に駆動するトランジス
タQ2とから構成されている。
LED7,17およびLED8,18の点灯,消灯および点滅の状態
が第6a図および第6b図に示されている。
が第6a図および第6b図に示されている。
まず第6b図を参照して光量判別信号A1およびA2にした
がう表示について説明する。光量不足および光量過剰の
場合には,検出距離の値に関係なく,すべてのLED7,17,
8,18が点滅する。これは,第3b図および第4b図の判別結
果,ならびに式3および式4より明らかである。また,
光量適正の場合には,距離判別結果にしたがって第6a図
に示す表示が行なわれる。
がう表示について説明する。光量不足および光量過剰の
場合には,検出距離の値に関係なく,すべてのLED7,17,
8,18が点滅する。これは,第3b図および第4b図の判別結
果,ならびに式3および式4より明らかである。また,
光量適正の場合には,距離判別結果にしたがって第6a図
に示す表示が行なわれる。
第6a図において,測定中心域においてはすべてのLED
7,17,8,18が点灯する。近距離測定可能域ではLED7,17が
点灯し,LED8,18が消灯する。近距離測定範囲外ではLED
7,17が点滅し,LED8,18が消灯する。遠距離測定可能域で
はLED8,18が点灯し、LED7,17か消灯する。遠距離測定範
囲外ではLED8,18が点滅し,LED7,17が消灯する。
7,17,8,18が点灯する。近距離測定可能域ではLED7,17が
点灯し,LED8,18が消灯する。近距離測定範囲外ではLED
7,17が点滅し,LED8,18が消灯する。遠距離測定可能域で
はLED8,18が点灯し、LED7,17か消灯する。遠距離測定範
囲外ではLED8,18が点滅し,LED7,17が消灯する。
このように光量が不適正である場合,ならびに光量が
適正であって測定距離がそれぞれ近距離測定範囲外,近
距離測定可能域,測定中心域,遠距離測定可能域および
遠距離測定範囲外の場合において,それぞれ異なる形態
でLEDによる表示が行なわれるので,距離検出装置の詳
細な動作状態が一目して分る。これは特に,距離検出装
置を設置するとき,保守点検のとき等において有用であ
る。
適正であって測定距離がそれぞれ近距離測定範囲外,近
距離測定可能域,測定中心域,遠距離測定可能域および
遠距離測定範囲外の場合において,それぞれ異なる形態
でLEDによる表示が行なわれるので,距離検出装置の詳
細な動作状態が一目して分る。これは特に,距離検出装
置を設置するとき,保守点検のとき等において有用であ
る。
距離検出装置における上述した距離信号Bに基づいて
測定距離をその値により表示することもできるし,距離
信号Bをそのまま,またはディジタル信号に変換して出
力するようにしてもよい。出力された距離信号は,たと
えば上位コンピュータに伝送され,各種制御,データ収
集等のために用いられるであろう。
測定距離をその値により表示することもできるし,距離
信号Bをそのまま,またはディジタル信号に変換して出
力するようにしてもよい。出力された距離信号は,たと
えば上位コンピュータに伝送され,各種制御,データ収
集等のために用いられるであろう。
第7図は第2実施例による距離検出装置の電気的構成
を示すものである。第2図に示す回路ブロックと同一物
には同一符号を付し説明を省略する。第1図に示す外観
構成はそのまま適用される。
を示すものである。第2図に示す回路ブロックと同一物
には同一符号を付し説明を省略する。第1図に示す外観
構成はそのまま適用される。
第2実施例は,上述した演算回路11,光量判別回路13,
距離判別回路14,デコーダ15aおよびクロック信号発生回
路16の機能をマイクロ・コンピュータ(マイクロ・プロ
セッサ)23が実現する点に特徴がある。受光回路6から
出力される電圧信号VaおよびVbはそれぞれA/D変換回路2
2によって一定周期でディジタル信号に変換され,マイ
クロ・コンピュータ23に与えられる。
距離判別回路14,デコーダ15aおよびクロック信号発生回
路16の機能をマイクロ・コンピュータ(マイクロ・プロ
セッサ)23が実現する点に特徴がある。受光回路6から
出力される電圧信号VaおよびVbはそれぞれA/D変換回路2
2によって一定周期でディジタル信号に変換され,マイ
クロ・コンピュータ23に与えられる。
マイクロ・コンピュータ23は第8図に示す手順にした
がって上記の機能を達成する。まずA/D変換回路22でデ
ィジタル信号に変換された電圧信号VaおよびVbを表わす
データが取込まれる(ステップ31)。取込んだデータを
用いて,それぞれ式2および式1にしたがって,距離デ
ータ(距離信号Bに対応するデータ)および光量データ
(光量信号Aに対応するデータ)が算出される(ステッ
プ32,33)。距離データ算出処理においてリニアリティ
補正処理が行なわれることが好ましい。
がって上記の機能を達成する。まずA/D変換回路22でデ
ィジタル信号に変換された電圧信号VaおよびVbを表わす
データが取込まれる(ステップ31)。取込んだデータを
用いて,それぞれ式2および式1にしたがって,距離デ
ータ(距離信号Bに対応するデータ)および光量データ
(光量信号Aに対応するデータ)が算出される(ステッ
プ32,33)。距離データ算出処理においてリニアリティ
補正処理が行なわれることが好ましい。
算出された距離データと,上述した基準電圧V3,V4,V
5,V6にそれぞれ対応するしきい値データとの比較を通し
て,測定した距離が近距離測定範囲外,近距離測定可能
域,測定中心域,遠距離測定可能域および遠距離測定範
囲外の5ランクに弁別される(ステップ34)。さらに,
算出された光量データと,上述した基準電圧V1,V2にそ
れぞれ対応するしきい値データとの比較を通して,測定
した光量が光量不足,光量適正および光量過剰の3ラン
クに弁別される(ステップ35)。これらのランキング処
理の結果に基づいて,LED7,17およびLED8,18の表示状
態,すなわち点灯させるか,消灯させるか,点滅させる
かが上述した式3および式4の論理と同じ論理にしたが
って決定される(ステップ36)。この表示状態の決定に
したがって,表示ルーチンを起動させ,この表示ルーチ
ンにしたがって得られる出力がドライバ24に与えられる
ことになる。表示ルーチンは決定された表示状態をLED
の制御信号に変換するものである。ドライバはこの制御
信号にしたがって,LED7,17,8,18を駆動するので,第6a
図および第6b図に示すものと同じ表示が行なわれる。
5,V6にそれぞれ対応するしきい値データとの比較を通し
て,測定した距離が近距離測定範囲外,近距離測定可能
域,測定中心域,遠距離測定可能域および遠距離測定範
囲外の5ランクに弁別される(ステップ34)。さらに,
算出された光量データと,上述した基準電圧V1,V2にそ
れぞれ対応するしきい値データとの比較を通して,測定
した光量が光量不足,光量適正および光量過剰の3ラン
クに弁別される(ステップ35)。これらのランキング処
理の結果に基づいて,LED7,17およびLED8,18の表示状
態,すなわち点灯させるか,消灯させるか,点滅させる
かが上述した式3および式4の論理と同じ論理にしたが
って決定される(ステップ36)。この表示状態の決定に
したがって,表示ルーチンを起動させ,この表示ルーチ
ンにしたがって得られる出力がドライバ24に与えられる
ことになる。表示ルーチンは決定された表示状態をLED
の制御信号に変換するものである。ドライバはこの制御
信号にしたがって,LED7,17,8,18を駆動するので,第6a
図および第6b図に示すものと同じ表示が行なわれる。
第9図および第10図は第3実施例を示すものであり,
第9図は距離検出装置の外観を,第10図はその電気回路
をそれぞれ示している。これらの図においても,第1図
および第2図に示すものと同一物には同一符号を付し,
重複説明を避ける。
第9図は距離検出装置の外観を,第10図はその電気回路
をそれぞれ示している。これらの図においても,第1図
および第2図に示すものと同一物には同一符号を付し,
重複説明を避ける。
第3実施例の特徴は,検出ヘッド1Aおよび信号処理装
置10Aにそれぞれ測定中心域を示すLED9およびLED19を追
加した点にある。LED7,17を制御する信号X2,LED8,18を
制御する信号Y2およびLED9,19を制御する信号Z2(ドラ
イバのPNPトランジスタを制御する信号はこれらの信号
の反転信号となる)はそれぞれ次式にしたがって,デコ
ーダにおいて作成される。ここでも×はAND論理を,+
はOR論理をそれぞれ表わしている。
置10Aにそれぞれ測定中心域を示すLED9およびLED19を追
加した点にある。LED7,17を制御する信号X2,LED8,18を
制御する信号Y2およびLED9,19を制御する信号Z2(ドラ
イバのPNPトランジスタを制御する信号はこれらの信号
の反転信号となる)はそれぞれ次式にしたがって,デコ
ーダにおいて作成される。ここでも×はAND論理を,+
はOR論理をそれぞれ表わしている。
(B3×▲▼×▲▼×▲▼)+(B4×E) +[(A1+A2)×E]=X2 式5 (B2×▲▼×▲▼×▲▼)+(B1×E) +[(A1+A2)×E]=Y2 式6 (▲▼×▲▼×▲▼×▲▼×▲▼
×▲▼) +[(A1+A2)×E]=Z2 式6 LED7,17,8,18および9,19の表示状態が第11a図および
第11b図に示されている。第11b図において,光量が不適
正(光量異常)の場合にはすべてのLED7,17,8,18,9,19
が点滅する。光量が適正な場合には距離判別結果にした
がって第11a図に示すような表示となる。LED9,19は測定
中心域においてのみ点灯し,他の領域では消灯してい
る。測定中心域ではLED7,17,8,18は消灯している。測定
中心域以外の領域におけるLED7,17,8,18の表示形態は第
6a図に示すものと同じである。
×▲▼) +[(A1+A2)×E]=Z2 式6 LED7,17,8,18および9,19の表示状態が第11a図および
第11b図に示されている。第11b図において,光量が不適
正(光量異常)の場合にはすべてのLED7,17,8,18,9,19
が点滅する。光量が適正な場合には距離判別結果にした
がって第11a図に示すような表示となる。LED9,19は測定
中心域においてのみ点灯し,他の領域では消灯してい
る。測定中心域ではLED7,17,8,18は消灯している。測定
中心域以外の領域におけるLED7,17,8,18の表示形態は第
6a図に示すものと同じである。
検出ヘッド1または1Aと信号処理回路10または10Aと
を接続するケーブルに含まれるライン数を少くするため
に,第12図に示すようなデコーダが検出ヘッド1または
1Aに設けられる。検出ヘッド1または1AにはLED7,8に加
えてLED9が設けられる。このデコーダには第1実施例ま
たは第2実施例の制御信号X1およびY1がケーブルを通し
て与えられる。デコーダの出力信号X4,Y4,Z4はそれぞれ
LED7,8,9の制御信号である。信号Z4は上述した第3実施
例の制御信号Z3と同じになり,測定中心域でのみLED9が
点灯する。信号X4およびY4は,測定可能範囲では第3実
施例の制御信号X3,Y3と同じになる。光量不適正の場合
にはLED9のみが点滅する。
を接続するケーブルに含まれるライン数を少くするため
に,第12図に示すようなデコーダが検出ヘッド1または
1Aに設けられる。検出ヘッド1または1AにはLED7,8に加
えてLED9が設けられる。このデコーダには第1実施例ま
たは第2実施例の制御信号X1およびY1がケーブルを通し
て与えられる。デコーダの出力信号X4,Y4,Z4はそれぞれ
LED7,8,9の制御信号である。信号Z4は上述した第3実施
例の制御信号Z3と同じになり,測定中心域でのみLED9が
点灯する。信号X4およびY4は,測定可能範囲では第3実
施例の制御信号X3,Y3と同じになる。光量不適正の場合
にはLED9のみが点滅する。
第13図は検出ヘッド1または1Aに設けられるデコーダ
の他の例を示すものである。このデコーダにも制御信号
X1,Y1が与えられる。デコーダの出力信号X5,Y5,Z5はそ
れぞれLED7,8,9を制御する。これらの出力信号X5,Y5,Z5
は第3実施例の制御信号X3,Y3,Z3と同じになり,第6a図
および第6b図に示すものと同じ表示が達成される。
の他の例を示すものである。このデコーダにも制御信号
X1,Y1が与えられる。デコーダの出力信号X5,Y5,Z5はそ
れぞれLED7,8,9を制御する。これらの出力信号X5,Y5,Z5
は第3実施例の制御信号X3,Y3,Z3と同じになり,第6a図
および第6b図に示すものと同じ表示が達成される。
もっとも第12図および第13図に示すデコーダを検出ヘ
ッドに設けた場合には検出ヘッドにもLEDのドライバを
設けることが必要となろう。
ッドに設けた場合には検出ヘッドにもLEDのドライバを
設けることが必要となろう。
さらに多くの変形例を挙げることができる。
たとえば,式7において左辺第2項[(A1+A2)×
E]を除けば,LED9,19は光量異常において消灯状態を保
つ。
E]を除けば,LED9,19は光量異常において消灯状態を保
つ。
検出ヘッドおよび信号処理装置の両方または一方にお
いて表示灯としてのLEDを1個にすることもできる。こ
の場合には表示内容が限定される。たとえば,第14図に
示すように,光量が適正でかつ測定可能域に物体がある
場合に1個のLEDを連続点灯する。また,光量が異常ま
たは測定範囲外に物体がある場合には視認可能な周期で
1個のLEDを点滅させる。このような表示を実現するた
めには距離判別回路において,測定距離が測定可能範囲
内にあるかどうかを判別するようにすればよい。
いて表示灯としてのLEDを1個にすることもできる。こ
の場合には表示内容が限定される。たとえば,第14図に
示すように,光量が適正でかつ測定可能域に物体がある
場合に1個のLEDを連続点灯する。また,光量が異常ま
たは測定範囲外に物体がある場合には視認可能な周期で
1個のLEDを点滅させる。このような表示を実現するた
めには距離判別回路において,測定距離が測定可能範囲
内にあるかどうかを判別するようにすればよい。
さらに多くの表示形態が考えられる。たとえば,第1
〜第3実施例において,各LEDの点灯状態と点滅状態
(または消灯状態)とを相互に交換してもよい。また,
近距離測定可能域または遠距離測定可能域において,上
記実施例ではLED7,17または8,18の一方の組のみが点灯
しているが,この状態に加えて他方の組を点滅させても
よい。光量異常のときにはこれらの組を交互に点滅させ
るようにすることもできる。
〜第3実施例において,各LEDの点灯状態と点滅状態
(または消灯状態)とを相互に交換してもよい。また,
近距離測定可能域または遠距離測定可能域において,上
記実施例ではLED7,17または8,18の一方の組のみが点灯
しているが,この状態に加えて他方の組を点滅させても
よい。光量異常のときにはこれらの組を交互に点滅させ
るようにすることもできる。
フロントページの続き (72)発明者 井上 祐一 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−9212(JP,A) 特開 昭63−198816(JP,A) 特開 平2−306107(JP,A) 特開 昭63−302316(JP,A) 特開 昭62−81520(JP,A) 実開 平1−146114(JP,U) 実開 平3−36985(JP,U) 実開 昭58−95064(JP,U) 特公 昭57−61164(JP,B2) 特公 昭63−13130(JP,B2)
Claims (9)
- 【請求項1】検出領域に向けて投射される投射光を発生
する発光素子, 上記投射光の対象物体からの反射光を受光し,反射光の
入射位置に応じた受光信号を出力する位置検出素子, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて対
象物体までの距離を表わす距離信号を生成する距離演算
手段, 上記距離演算手段によって生成される距離信号に基づい
て,対象物体の存在する領域を,最適測定領域,近距離
測定可能領域,遠距離測定可能領域および測定範囲外の
いずれかに分類する距離判別手段,ならびに 2個の表示素子を備え、最適測定状態と判定されたとき
に2個の表示素子をともに点灯させ,近距離測定可能状
態と判定されたときに一方の表示素子を点灯させ,遠距
離測定可能状態と判定されたときに他方の表示素子を点
灯させ,測定範囲外状態と判定されたときに少なくとも
いずれか一つの表示素子を点滅させることにより,上記
距離判別手段による分類結果に応じて,最適測定状態,
近距離測定可能状態,遠距離測定可能状態および測定範
囲外状態のいずれであるかを識別可能に表示する表示手
段, を備えた距離検出装置。 - 【請求項2】上記距離判別手段は,測定範囲外をさらに
近距離測定範囲外と遠距離測定範囲外とに弁別するもの
であり, 上記表示手段は,近距離測定範囲外と判定されたときに
上記一方の表示素子を点滅させ,遠距離測定範囲外と判
定されたときに上記他方の表示素子を点滅させることに
より,近距離測定範囲外と遠距離測定範囲外とを識別可
能に表示するものである, 請求項1に記載の距離検出装置。 - 【請求項3】検出領域に向けて投射される投射光を発生
する発光素子, 上記投射光の対象物体からの反射光を受光し,反射光の
入射位置に応じた受光信号を出力する位置検出素子, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体までの距離を表わす距離信号を生成する距離演
算手段, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体からの反射光の入射光量を表わす光量信号を生
成する光量演算手段, 上記距離演算手段によって生成される距離信号に基づい
て,対象物体の存在する領域を,少なくとも最適測定領
域,近距離測定可能領域および遠距離測定可能領域のい
ずれかに分類する距離判別手段, 上記光量演算手段によって生成される光量信号に基づい
て,入射光量が距離検出のために適正な範囲にある適正
光量,および入射光量が距離検出のために不足または過
剰である光量異常のいずれであるかを判別する光量判別
手段, 上記距離判別手段および上記光量判別手段による判別結
果に基づいて,少なくとも,適正光量で対象物体が最適
測定領域に属する最適測定状態,適正光量で対象物体が
近距離測定可能領域に属する近距離測定可能状態,適正
光量で対象物体が遠距離測定可能領域に属する遠距離測
定可能状態,および異常光量である測定不能状態のいず
れであるかを判別するデコード手段,ならびに 2個の表示素子を備え,最適測定状態と判定されたとき
に2個の表示素子をともに点灯させ,近距離測定可能状
態と判定されたときに一方の表示素子を点灯させ,遠距
離測定可能状態と判定されたときに他方の表示素子を点
灯させ,測定不能状態と判定されたときに少なくともい
ずれか一つの表示素子を点滅させることにより,上記デ
コード手段による判別結果に応じて,少なくとも最適測
定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可能状態およ
び測定不能状態のいずれであるかを識別可能に表示する
表示手段, を備えた距離検出装置。 - 【請求項4】検出領域に向けて投射される投射光を発生
する発光素子, 上記投射光の対象物体からの反射光を受光し,反射光の
入射位置に応じた受光信号を出力する位置検出素子, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体までの距離を表わす距離信号を生成する距離演
算手段, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体からの反射光の入射光量を表わす光量信号を生
成する光量演算手段, 上記距離演算手段によって生成される距離信号に基づい
て,対象物体の存在する領域が,測定中心領域,近距離
測定可能領域,遠距離測定可能領域,および測定範囲外
のいずれであるかを判別する距離判別手段, 上記光量演算手段によって生成される光量信号に基づい
て,入射光量が距離検出のために適正な範囲にある適正
光量,および入射光量が距離検出のために不足または過
剰である光量異常のいずれであるかを判別する光量判別
手段, 上記距離判別手段および光量判別手段による判別結果に
基づいて,適正光量で対象物体が測定中心領域に属する
最適測定状態,適正光量で対象物体が近距離測定可能領
域に属する近距離測定可能状態,適正光量で対象物体が
遠距離測定可能領域に属する遠距離測定可能状態,およ
び測定範囲外または光量異常である測定不能状態のいず
れであるかを判別するデコード手段,ならびに 2個の表示素子を備え,最適測定状態と判定されたとき
に2個の表示素子をともに点灯させ,近距離測定可能状
態と判定されたときに一方の表示素子を点灯させ,遠距
離測定可能状態と判定されたときに他方の表示素子を点
灯させ,測定不能状態と判定されたときに少なくともい
ずれか一つの表示素子を点滅させることにより,上記デ
コード手段による判別結果に応じて,最適測定状態,近
距離測定可能状態,遠距離測定可能状態および測定不能
状態のいずれであるかを識別可能に表示する表示手段, を備えた距離検出装置。 - 【請求項5】検出領域に向けて投射される投射光を発生
する発光素子, 上記投射光の対象物体からの反射光を受光し,反射光の
入射位置に応じた受光信号を出力する位置検出素子, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体までの距離を表わす距離信号を生成する距離演
算手段, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体からの反射光の入射光量を表わす光量信号を生
成する光量演算手段, 上記距離演算手段によって生成される距離信号に基づい
て,対象物体の存在する領域を,少なくとも最適測定領
域,近距離測定可能領域および遠距離測定可能領域のい
ずれかに分割する距離判別手段, 上記光量演算手段によって生成される光量信号に基づい
て,入射光量が距離検出のために適正な範囲にある適正
光量,および入射光量が距離検出のために不足または過
剰である光量異常のいずれであるかを判別する光量判別
手段, 上記距離判別手段および上記光量判別手段による判別結
果に基づいて,少なくとも,適正光量で対象物体が最適
測定領域に属する最適測定状態,適正光量で対象物体が
近距離測定可能領域に属する近距離測定可能状態,適正
光量で対象物体が遠距離測定可能領域に属する遠距離測
定可能状態,および異常光量である測定不能状態のいず
れであるかを判別するデコード手段,ならびに 第1,第2および第3の3個の表示素子を備え,最適測定
状態と判定されたときに少なくとも第1の表示素子を点
灯させ,近距離判定可能状態と判定されたときに第2の
表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状態と判定された
ときに第3の表示素子を点灯させ、測定不能状態と判定
されたときに上記3個の表示素子のうちの少なくともい
ずれか一つの表示素子を点滅させることにより,上記デ
コード手段による判別結果に応じて,少なくとも最適測
定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可能状態およ
び測定不能状態のいずれであるかを識別可能に表示する
表示手段, を備えた距離検出装置。 - 【請求項6】検出領域に向けて投射される投射光を発生
する発光素子, 上記投射光の対象物体からの反射光を受光し,反射光の
入射位置に応じた受光信号を出力する位置検出素子, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体までの距離を表わす距離信号を生成する距離演
算手段, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体からの反射光の入射光量を表わす光量信号を生
成する光量演算手段, 上記距離演算手段によって生成される距離信号に基づい
て,対象物体の存在する領域が,測定中心領域,近距離
測定可能領域,遠距離測定可能領域,および測定範囲外
のいずれであるかを判別する距離判別手段, 上記光量演算手段によって生成される光量信号に基づい
て,入射光量が距離検出のために適正な範囲にある適正
光量,および入射光量が距離検出のために不足または過
剰である光量異常のいずれであるかを判別する光量判別
手段, 上記距離判別手段および光量判別手段による判別結果に
基づいて,適正光量で対象物体が測定中心領域に属する
最適測定状態,適正光量で対象物体が近距離測定可能領
域に属する近距離測定可能状態,適正光量で対象物体が
遠距離測定可能領域に属する遠距離測定可能状態,およ
び測定範囲外または光量異常である測定不能状態のいず
れであるかを判別するデコード手段,ならびに 第1,第2および第3の3個の表示素子を備え,最適測定
状態と判定されたときに少なくとも第1の表示素子を点
灯させ,近距離判定可能状態と判定されたときに第2の
表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状態と判定された
ときに第3の表示素子を点灯させ,測定不能状態と判定
されたときに上記3個の表示素子のうちの少なくともい
ずれか一つの表示素子を点滅させることにより,上記デ
コード手段による判別結果に応じて,最適測定状態,近
距離測定可能状態,遠距離測定可能状態および測定不能
状態のいずれであるかを識別可能に表示する表示手段, を備えた距離検出装置。 - 【請求項7】検出領域に向けて投射される投射光を発生
する発光素子, 上記投射光の対象物体からの反射光を受光し,反射光の
入射位置に応じて受光信号を出力する位置検出素子, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体までの距離を表わす距離信号を生成する距離演
算手段, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体からの反射光の入射光量を表わす光量信号を生
成する光量演算手段, 上記距離演算手段によって生成される距離信号に基づい
て,対象物体の存在する領域が,測定中心領域,近距離
測定可能領域,遠距離測定可能領域,近距離測定範囲外
および遠距離測定範囲外のいずれであるかを判別する距
離判別手段, 上記光量演算手段によって生成される光量信号に基づい
て,入射光量が距離検出のために適正な範囲にある適正
光量,および入射光量が距離検出のために不足または過
剰である光量異常のいずれであるかを判別する光量判別
手段, 上記距離判別手段および光量判別手段による判別結果に
基づいて,適正光量で対象物体が測定中心領域に属する
最適測定状態,適正光量で対象物体が近距離測定可能領
域に属する近距離測定可能状態,適正光量で対象物体が
遠距離測定可能領域に属する遠距離測定可能状態,適正
光量で対象物体が近距離測定範囲外にある近距離測定範
囲外状態,適正光量で対象物体が遠距離測定範囲外にあ
る遠距離測定範囲外状態,および異常光量である異常光
量状態のいずれであるかを判別するデコード手段,なら
びに 2個の表示素子を備え、最適測定状態と判定されたとき
に2個の表示素子をともに点灯させ,近距離測定可能状
態と判定されたときに一方の表示素子を点灯させ,遠距
離測定可能状態と判定されたときに他方の表示素子を点
灯させ,近距離測定範囲外状態と判定されたときに上記
一方の表示素子を点滅させ,遠距離測定範囲外状態と判
定されたときに上記他方の表示素子を点滅させ,異常光
量状態と判定されたときに上記2個の表示素子を点滅さ
せることにより,上記デコード手段による判別結果に応
じて,最適測定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定
可能状態,近距離測定範囲外状態,遠距離測定範囲外状
態および異常光量応対のいずれであるかを識別可能に表
示する表示手段, を備えた距離検出装置。 - 【請求項8】検出領域に向けて投射される投射光を発生
する発光素子, 上記投射光の対象物体からの反射光を受光し,反射光の
入射位置に応じた受光信号を出力する位置検出素子, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体までの距離を表わす距離信号を生成する距離演
算手段, 上記位置検出素子から出力される受光信号に基づいて,
対象物体からの反射光の入射光量を表わす光量信号を生
成する光量演算手段, 上記距離演算手段によって生成される距離信号に基づい
て,対象物体の存在する領域が,測定中心領域,近距離
測定可能領域,遠距離測定可能領域,近距離測定範囲外
および遠距離測定範囲外のいずれであるかを判別する距
離判別手段, 上記光量演算手段によって生成される光量信号に基づい
て,入射光量が距離検出のために適正な範囲にある適正
光量,および入射光量が距離検出のために不足または過
剰である光量異常のいずれであるかを判別する光量判別
手段, 上記距離判別手段および光量判別手段による判別結果に
基づいて,適正光量で対象物体が測定中心領域に属する
最適測定状態,適正光量で対象物体が近距離測定可能領
域に属する近距離測定可能状態,適正光量で対象物体が
遠距離測定可能領域に属する遠距離測定可能状態,適正
光量で対象物体が近距離測定範囲外にある近距離測定範
囲外状態,適正光量で対象物体が遠距離測定範囲外にあ
る近距離測定範囲外状態,および異常光量である異常光
量状態のいずれであるかを判別するデコード手段,なら
びに 第1,第2および第3の3個の表示素子を備え,最適測定
状態と判定されたときに少なくとも第1の表示素子を点
灯させ,近距離測定可能状態と判定されたときに第2の
表示素子を点灯させ,遠距離測定可能状態と判定された
ときに第3の表示素子を点灯させ,近距離測定範囲外状
態と判定されたときに第2の表示素子を点滅させ,遠距
離測定範囲外状態と判定されたときに第3の表示素子を
点滅させ,異常光量状態と判定されたときに上記3個の
表示素子のうちの少なくとも第3の表示素子を点滅させ
ることにより,上記デコード手段による判別結果に応じ
て,最適測定状態,近距離測定可能状態,遠距離測定可
能状態,近距離測定範囲外状態,遠距離測定範囲外状態
および異常光量状態のいずれであるかを識別可能に表示
する表示手段, を備えた距離検出装置。 - 【請求項9】検出領域の近傍に設置され,少なくとも上
記発光素子および位置検出素子を内蔵した検出ヘッド
と,上記検出ヘッドとは別の場所に配置され,上記検出
ヘッドと接続された信号処理装置とから構成され,上記
検出ヘッドと上記信号処理装置とに,同じ表示を行う上
記表示手段がそれぞれ設けられている,請求項1〜8の
いずれか一項に記載の距離検出装置。
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---|---|---|---|
JP5518177A JP2586215B2 (ja) | 1992-04-10 | 1993-04-12 | 距離検出装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-118082 | 1992-04-10 | ||
JP11808292 | 1992-04-10 | ||
JP5518177A JP2586215B2 (ja) | 1992-04-10 | 1993-04-12 | 距離検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2586215B2 true JP2586215B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=26456086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5518177A Expired - Fee Related JP2586215B2 (ja) | 1992-04-10 | 1993-04-12 | 距離検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586215B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7389630B2 (en) | 2003-10-16 | 2008-06-24 | Kyoritsu Siyaku Corporation | Packaging device and trash box |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5761164A (en) * | 1980-10-01 | 1982-04-13 | Hitachi Ltd | Electronic lock |
JPS629212A (ja) * | 1985-07-05 | 1987-01-17 | West Electric Co Ltd | 半導体光位置検出素子を用いた測距装置 |
JPS6281520A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-15 | Mitsubishi Electric Corp | 距離測定装置 |
JPS6313130A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-20 | Pioneer Electronic Corp | 光学式情報記録再生装置 |
JPS63198816A (ja) * | 1987-02-13 | 1988-08-17 | Babcock Hitachi Kk | レ−ザ距離測定装置 |
JPS63302316A (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非接触位置測定器 |
JPH02306107A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-19 | Idec Izumi Corp | 距離センサ |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP5518177A patent/JP2586215B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
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