JP2586067Y2 - 倒立顕微鏡におけるマニピュレータの支持構造 - Google Patents

倒立顕微鏡におけるマニピュレータの支持構造

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JP2586067Y2
JP2586067Y2 JP1991042262U JP4226291U JP2586067Y2 JP 2586067 Y2 JP2586067 Y2 JP 2586067Y2 JP 1991042262 U JP1991042262 U JP 1991042262U JP 4226291 U JP4226291 U JP 4226291U JP 2586067 Y2 JP2586067 Y2 JP 2586067Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、試料ステージの下方に
顕微鏡本体を配設し、試料ステージの上方に透過照明系
を配設して成る倒立顕微鏡におけるマニピュレータの支
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】倒立顕微鏡では、試料ステージ上に置い
た試料を操作するためにマニピュレータを装着するのが
一般的である。マニピュレータは、試料ステージに装着
するもの、顕微鏡本体に支持するもの、照明支柱に支持
するものなどがあるが、照明支柱に支持するとマニピュ
レータを試料ステージに近付けることができ、マニピュ
レータの操作針やそれを保持している棒などの長さを短
くすることができ、振動の影響を軽減できる優れたやり
方である。
【0003】また、顕微鏡本体から上方に延ばした照明
支柱上に透過照明系を支持し、透過照明系の光源からコ
ンデンサを介して試料ステージ上の試料に透過光を当て
るようになっている。試料交換時等に邪魔になるのでコ
ンデンサを逃がす必要があり、例えばコンデンサを大き
く上に逃がすものがあるが、光軸上から逃がすことがで
きないので、照明支柱を前後傾して逃がすのが具合がよ
い。
【0004】照明支柱を前後傾させるものにした場合、
照明支柱が傾動しても影響を受けないよう、マニピュレ
ータは顕微鏡本体に直接に支持する必要があり、照明支
柱に関わりなく、顕微鏡本体から支持ブラケットを延ば
してマニピュレータを支持している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、顕微鏡本体に照明支柱を支持し、
かつマニピュレータを支持する必要があるので、構造的
に複雑になるうえ、試料ステージの回りの空間に部材が
延び、邪魔になって操作性が低下するという問題点があ
った。
【0006】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、照明支柱を支持する程度のスペー
スで足り、しかも照明支柱を前後傾させてもマニピュレ
ータが影響を受けることなく操作することができるよう
にした倒立顕微鏡におけるマニピュレータの支持構造を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、試料ステージの下方
に顕微鏡本体を配設し、前記試料ステージの上方に透過
照明系を配設して成る倒立顕微鏡におけるマニピュレー
タの支持構造において、前記マニピュレータを前記ステ
ージ上方に支持する支持ベースが、前記ステージを支持
する前記顕微鏡本体の端部に前記ステージよりも上方に
突出して固設されており、前記透過照明系を保持する照
明支柱を、前記透過照明系が前記試料ステージの上方に
ある正立位置と退去した逃げ位置とに前後傾可能に、前
記マニピュレータの支持ベースに枢支したことを特徴と
するマニピュレータの支持構造に存する。
【0008】
【作用】試料ステージの上に試料を載せ、上方の透過照
明系からの透過光を試料に入射し、下方の顕微鏡本体で
拡大された試料像を観察する。マニピュレータは試料の
細胞を操作するなど、必要に応じて操作して使用され
る。
【0009】顕微鏡本体の端部に固設された支持ベース
が、マニピュレータをステージの上方に支持するととも
に、その支持ベースが、透過照明系を保持する照明支柱
を枢支しているので、両者の支持部位が共通化してい
て、顕微鏡本体のまわりやステージ上のスペースを狭く
することがなく、取付部材が観察の邪魔をすることがな
く、試料の回りが広くて操作性がよい。
【0010】試料を交換するとき等は、透過照明系が前
記試料ステージの上方にある正立位置にある照明支柱を
後方に倒し、光軸および試料の上からコンデンサ等の透
過照明系を退去させる。また、マニピュレータの操作針
等は試料上から退避させる。それにより試料ステージ上
が広くなり、容易に試料を交換することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。図1〜図3は本考案の一実施例を示している。倒
立顕微鏡10は、試料ステージ11の下方に顕微鏡本体
4が配設され、試料ステージ11の上方に透過照明系2
Aが配設されている。マニピュレータ1Aは試料ステー
ジ11上の試料6を操作するために設けられる。
【0012】マニピュレータ1Aの支持ベース2は顕微
鏡本体4の端部に固設され、透過照明系2Aを保持する
照明支柱1は、透過照明系2Aが試料6ステージ11の
上方にある正立位置と退去した逃げ位置とに前後傾可能
にマニピュレータ1Aの支持ベース2に枢支されてい
る。透過照明系2Aは、光源12とコンデンサ13とを
備え、顕微鏡本体4は対物レンズ4aと接眼レンズ4b
とを備えている。
【0013】より詳細に説明すると、顕微鏡本体4の端
部には嵌合切欠14が陥入形成され、嵌合切欠14にマ
ニピュレータ1Aの支持ベース2が嵌合して突起が最少
になっている。支持ベース2にはボルト孔8,8…が穿
設され、支持ベース2の前面を嵌合切欠14の立面に当
ててボルトで締着されている。
【0014】支持ベース2の上端部2aは試料ステージ
11の後上方に延び、上端部2aから左右に広がる支持
ロッド15がボルト9により締着され、支持ロッド15
の両端に動作部5,5が装着され、動作部5,5から試
料ステージ11上の試料6に操作針5a,5aが延びて
いる。上端部2aの中間には他の実験装置等を取り付け
るためのねじ孔7,7が穿設されている。
【0015】支持ベース2には、中央部に枢支切欠2b
が形成され、照明支柱1の基部1aが枢支切欠2bに嵌
合し、支持ベース2と照明支柱1の基部1aに挿通する
水平な枢軸3により基部1aが支持ベース2に枢着され
ている。
【0016】次に作用を説明する。
【0017】ステージ11の上に試料6を載せ、上方の
透過照明系2Aの光源12からの透過光をコンデンサ1
3を通して試料6に入射し、下方の対物レンズ4aに入
り顕微鏡本体4で拡大された試料6の拡大像を接眼レン
ズ4bから観察する。観察しながらマニピュレータ1A
の動作部5から延びた操作針5a,5aで試料6の細胞
を操作するなど、必要に応じて使用する。
【0018】顕微鏡本体4の端部に固設したマニピュレ
ータ1Aの支持ベース2に透過照明系2Aを保持する照
明支柱1を枢支しており、両者の支持部位が共通化して
スペースをとらないとともに、顕微鏡本体4の端部の嵌
合切欠14にマニピュレータ1Aの支持ベース2が嵌合
して突起がなく、取付部材等が観察の邪魔をすることが
なく、試料6のまわりが広くて操作性がよい。
【0019】試料6を交換するとき等は、透過照明系2
Aが試料6ステージ11の上方に位置して正立位置にあ
る照明支柱1を図1に示すように後方に倒す。それによ
りコンデンサ13等の透過照明系2Aが光軸および試料
6の上から退去する。また、マニピュレータ1Aの操作
針5a,5a等は試料6上から退避させる。それにより
試料6ステージ11上が広くなり、容易に試料6を交換
することができる。
【0020】試料6を交換してからマニピュレータ1A
の操作針5a,5aを再セットするときは、照明支柱1
を倒してあってもマニピュレータ1Aには関係がないの
で、照明支柱1は後方に倒したまま操作針5a,5aを
復帰させ、試料6の真上から覗きながら調節することが
できる。
【0021】
【考案の効果】本考案にかかる倒立顕微鏡におけるマニ
ピュレータの支持構造によれば、支持ベースがマニピュ
レータをステージの上方に支持するとともに、その支持
ベースが照明支柱を枢支し、支持部位を共通にしたの
で、顕微鏡本体のまわりやステージ上のスペースを狭く
することがなく、マニピュレータの操作性がよい。ま
た、照明支柱を倒してもマニピュレータの支持ベースに
は影響がないので、照明支柱の後傾とマニピュレータの
調節とを別個独立にすることができ、試料のセットを楽
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す倒立顕微鏡の照明支柱
を後に倒して退去させた状態の側面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す倒立顕微鏡の照明支柱
を顕微鏡本体より分離した状態の分解側面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す図2のIII矢視図で
ある。
【符号の説明】
10…倒立顕微鏡 11…試料ステージ 1…照明支柱 2A…透過照明系 1A…マニピュレータ 2…支持ベース 5…動作部 6…試料

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料ステージの下方に顕微鏡本体を配設
    し、前記試料ステージの上方に透過照明系を配設して成
    る倒立顕微鏡におけるマニピュレータの支持構造におい
    て、 前記マニピュレータを前記ステージ上方に支持する支持
    ベースが、前記ステージを支持する前記顕微鏡本体の端
    部に前記ステージよりも上方に突出して固設されてお
    り、 前記透過照明系を保持する照明支柱を、前記透過照明系
    が前記試料ステージの上方にある正立位置と退去した逃
    げ位置とに前後傾可能に、前記マニピュレータの支持ベ
    ースに枢支したことを特徴とするマニピュレータの支持
    構造。
JP1991042262U 1991-06-06 1991-06-06 倒立顕微鏡におけるマニピュレータの支持構造 Expired - Lifetime JP2586067Y2 (ja)

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JPH04135720U JPH04135720U (ja) 1992-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2640974C3 (de) * 1976-09-11 1985-04-25 Fa. Carl Zeiss, 7920 Heidenheim Lichtmikroskop inverser Bauart
JPH0760220B2 (ja) * 1985-02-25 1995-06-28 オリンパス光学工業株式会社 マニピユレ−タ付倒立型顕微鏡

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JPH04135720U (ja) 1992-12-17

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