JP2002162570A - 正立顕微鏡 - Google Patents

正立顕微鏡

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JP2002162570A
JP2002162570A JP2000357656A JP2000357656A JP2002162570A JP 2002162570 A JP2002162570 A JP 2002162570A JP 2000357656 A JP2000357656 A JP 2000357656A JP 2000357656 A JP2000357656 A JP 2000357656A JP 2002162570 A JP2002162570 A JP 2002162570A
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JP
Japan
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observation
objective lens
illumination system
microscope
cantilever arm
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JP2000357656A
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Ken Tomioka
研 富岡
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で剛性を高めることができ、長時
間の観察を行うときであっても焦点ずれを起こすことな
く安定した観察を行うことができる正立顕微鏡を提供す
る。 【解決手段】 ステージ141の上方に配置された対物
レンズ160と、この対物レンズ160の上方に配置さ
れ、ステージ141上に載置された標本142を照明す
る落射照明系と、この落射照明系の上部に配置され、標
本142を観察するための観察光束結像系と、ベース部
10に支持され、対物レンズ160、落射照明系及び観
察光束結像系を保持する片持ちアーム部30とを備えて
いる正立顕微鏡において、片持ちアーム部30の自由端
をベース部10に対して支持可能な補助支柱60を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は生物、医学、半導
体等の分野において使用される正立顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の正立顕微鏡の概略構成図で
ある。
【0003】この正立顕微鏡101は、ベース部110
と、支柱部120と、片持ちアーム部130と、焦準用
上下動機構140と、鏡筒150とを備えている。
【0004】ベース部110はレンズ111,112,
113と全反射ミラー114とを備えている。
【0005】全反射ミラー114は光軸Lに対して45
°傾斜している。
【0006】ベース110の背面には透過照明系用ラン
プハウス115が設けられている。ランプハウス115
にはハロゲンランプ等のランプ116とコレクタレンズ
117とが収容されている。
【0007】ランプ116、コレクタレンズ117、レ
ンズ111,112,113及び全反射ミラー114で
透過照明系が構成される。
【0008】焦準用上下動機構140は直線ガイド機構
(図示せず)によって支柱部120に沿って上下動可能
に支持され、ステージ141を備えている。
【0009】焦準用上下動機構140にはコンデンサレ
ンズ145が取り付けられている。
【0010】片持ちアーム部130は、レンズ131,
132と、ダイクロイックミラー133と、励起フィル
タ134と、吸収フィルタ135とを備えている。ダイ
クロイックミラー133は光軸Lに対して45°傾斜し
ている。
【0011】片持ちアーム部130の背面には落射照明
用ランプハウス135が設けられている。落射照明用ラ
ンプハウス135には水銀ランプ等のランプ136とコ
レクタレンズ137とが収容されている。
【0012】ランプ136、コレクタレンズ137、レ
ンズ131,132、ダイクロイックミラー133、励
起フィルタ134及び、吸収フィルタ135で落射蛍光
照明系が構成される。
【0013】片持ちアーム部130の下部には対物レン
ズ160が取り付けられている。
【0014】接眼部151を有する鏡筒150は片持ち
アーム部130の上部に取り付けられている。
【0015】鏡筒150には第2対物レンズ152及び
プリズム153,154が設けられ、接眼部151内に
は接眼レンズ155が設けられている。
【0016】第2対物レンズ152、プリズム153,
154、接眼レンズ155で観察光束結像系が構成され
る。
【0017】透過照明観察を行うとき、透過照明系用ラ
ンプハウス115のランプ116を点灯させる。このと
き、落射照明系用ランプハウス135のランプ136を
消灯させる。
【0018】透過照明系用ランプハウス115から出射
された光は透過照明系を通過し、コンデンサレンズ14
5を経てステージ141上の観察標本142を下方から
照射する。
【0019】この観察標本142を透過した光は対物レ
ンズ160によって所定の大きさに拡大され、ダイクロ
イックミラー133、吸収フィルタ135を透過して第
2対物レンズ152に導かれる。
【0020】観察標本142を透過した光は第2対物レ
ンズ152を通過し、プリズム153,154を介して
接眼部151へ導かれ、接眼部151で結像する。
【0021】結像した像は接眼レンズ155によって拡
大され、検者眼Mで観察される。
【0022】落射蛍光照明観察を行うとき、落射照明系
用ランプハウス135のランプ136を点灯させる。こ
のとき、透過照明系用ランプハウス115のランプ11
6は消灯される。
【0023】落射照明系用ランプハウス135内のラン
プ136から出射された光は落射照明系を通過し、ダイ
クロイックミラー133によって反射されて光軸Lと同
軸となり、対物レンズ160を経てステージ141上の
観察標本142を上方から照射する。
【0024】観察標本142で発生した蛍光は対物レン
ズ160によって所定の大きさに拡大され、ダイクロイ
ックミラー133、吸収フィルタ135、第2対物レン
ズ152に導かれる。
【0025】観察標本142で発生した蛍光は第2対物
レンズ152を通過し、プリズム153,154を介し
て接眼部151へ導かれ、接眼部151で結像する。
【0026】結像した像は接眼レンズ155によって拡
大され、検者眼Mで観察される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この正立顕
微鏡101では対物レンズ160及び鏡筒150を片持
ちアーム部130の自由端に取り付ける構造が採用され
ている。
【0028】そのため、焦点深度が浅い高倍の対物レン
ズを用いて安定した観察を行うには焦点距離が変化しな
いように対物レンズ160等の重量に影響されない高い
剛性を正立顕微鏡101に持たせる必要がある。
【0029】しかし、顕微鏡本体170の側面視形状が
コ字状であるので、高い剛性を確保することは難しく、
仮に高い剛性を確保しようとすると顕微鏡本体170の
形状を変えたり、リブを取り付けたりすることが必要に
なり、構造が複雑になるという問題がある。
【0030】また、長時間の観察を行うとき、ランプ1
36から発生した熱によって顕微鏡本体170が変形
し、その結果、観察中の観察標本142が対物レンズ1
60の焦点距離から外れ、観察像がぼけたり見えなくな
ったりしてしまうという問題がある。
【0031】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は簡単な構造で剛性を高めることが
でき、長時間の観察を行ったときであっても焦点ずれを
起こすことなく安定した観察を行うことができる正立顕
微鏡を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、ステージの上方に配置された対
物レンズと、この対物レンズの上方に配置され、前記ス
テージ上に載置された標本を照明する落射照明系と、こ
の落射照明系の上部に配置され、前記標本を観察するた
めの観察光束結像系と、ベース部に支持され、前記対物
レンズ、前記落射照明系及び観察光束結像系を保持する
片持ちアーム部とを備えている正立顕微鏡において、前
記片持ちアーム部の自由端を前記ベース部に対して支持
可能な補助支柱を備えていることを特徴とする。
【0033】補助支柱によってアーム部の自由端を支持
したとき、対物レンズ、落射照明系、鏡筒によってアー
ム部の自由端に加わる重量が補助支柱を介してベース部
で支持される。
【0034】請求項2記載の発明は、請求項1記載の正
立顕微鏡において、前記補助支柱の一端は前記ベース部
に回転可能に支持され、他端は前記アーム部を支持する
支持位置と前記アーム部を支持しない退避位置とで前記
アーム部にそれぞれ固定可能であることを特徴とする。
【0035】長時間の観察を行う場合等には補助支柱の
他端は支持位置で固定され、補助支柱を必要としない通
常の観察を行う場合には補助支柱の他端は退避位置で固
定される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0037】図1はこの発明の一実施形態に係る正立顕
微鏡の概略構成図であり、従来例と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
【0038】なお、レンズ等の光学部材は従来例と同じ
であるのでその図示を省略する。
【0039】この正立顕微鏡1は、ベース部10と、支
柱部120と、片持ちアーム部30と、焦準用上下動機
構140と、鏡筒150と、補助支柱60とを備えてい
る。
【0040】ベース部10はレンズと全反射ミラーとを
備えている(図2参照)。
【0041】ベース部10の背面には透過照明系用ラン
プハウス115が設けられている。
【0042】片持ちアーム部30はレンズと、ダイクロ
イックミラーと、励起フィルタと、吸収フィルタとを備
えている(図2参照)。
【0043】片持ちアーム部30の背面には落射照明用
ランプハウス135が設けられている。
【0044】補助支柱60は、片持ちアーム部30のね
じれを防止するため、顕微鏡本体70の両側面に取り付
けられている。
【0045】補助支柱60はベース部10から片持ちア
ーム部30へ架され、後述するねじ62を中心として矢
印に示すように回転する。補助支柱60を図1に実線と
2点鎖線とで示す位置に固定させることができる。
【0046】なお、図1では右側側面の補助支柱60だ
けが見え、左側側面の補助支柱60は見えない。
【0047】図2は補助支柱の顕微鏡本体への取付方法
を説明する拡大部分断面図である。
【0048】補助支柱60の一端は孔61を介してベー
ス部10の雌ねじ19に挿入されたねじ62によってベ
ース部10に回転可能に支持されている。
【0049】補助支柱60の他端には孔63を介して片
持ちアーム部30の雌ねじ39に挿入されたねじ64が
回転可能に取り付けられている。補助支柱60とねじ6
4の頭部65との間には圧縮スプリング66が設けられ
ている。このねじ64の雄ねじ部67は片持ちアーム部
30の雌ねじ39に螺合可能である。
【0050】補助支柱60は通常の観察作業のときには
観察作業の邪魔にならないように支柱部120とほぼ平
行になる退避位置(図1に実線で示す位置)にある。
【0051】長時間観察を行うときや高倍率で焦点深度
の浅い対物レンズを使用するときには雄ねじ部67を一
方の雌ねじ39から外した後、補助支柱60の他端が片
持ちアーム部30の自由端に位置するように補助支柱6
0を2点鎖線で示す支持位置まで移動させる。
【0052】補助支柱60を片持ちアーム部30に固定
するときには、圧縮スプリング66の付勢力に抗してね
じ64を矢印a方向へ付勢し、雄ねじ部67を他方の雌
ねじ39に捩じ込む。
【0053】その結果、補助支柱60は片持ちアーム部
30の自由端をベース部10に対して支持することがで
きる。
【0054】その後、焦点を合わせ、透過照明観察又は
落射照明観察を行う。
【0055】この実施形態によれば、補助支柱60を支
持位置にセットしたとき、片持ちアーム部30とベース
部10とが補助支柱60を介して一体化するので、簡単
な構造で顕微鏡本体70の剛性を高めることができ、長
時間の観察の際における焦点ずれを防止して安定した観
察を行うことができる。
【0056】なお、上記実施形態では補助支柱60を常
時顕微鏡本体70に装着する構成としたが、常時顕微鏡
本体70に装着しておく必要はなく、補助支柱60を顕
微鏡本体70に対して着脱可能とし、必要なときだけ例
えば2点鎖線で示す位置で顕微鏡本体70の両側面に取
り付けるようにしてもよい。
【0057】この構成によれば、通常の観察時には補助
支柱がないので、上記実施形態の場合より通常の観察作
業の邪魔にならない。
【0058】また、補助支柱60を取り付ける位置は顕
微鏡本体70の両側面に限るものではなく、片持ちアー
ム部30とベース部10とが補助支柱60を介して一体
化できる構成であればよく、例えば顕微鏡本体70の正
面側でもよい。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1に記載の
発明の正立顕微鏡によれば、補助支柱によって片持ちア
ーム部とベース部とを一体化させる簡単な構造で顕微鏡
本体の剛性を高めることができ、長時間の観察の際にお
ける焦点ずれを防止して安定した観察を行うことができ
る。
【0060】請求項2に記載の発明の正立顕微鏡によれ
ば、通常の観察を行う場合には補助支柱の他端を退避位
置とするので、補助支柱に邪魔されることなく観察作業
を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る正立顕微鏡
の概略構成図である。
【図2】図2は補助支柱の顕微鏡本体への取付方法を説
明する拡大部分断面図である。
【図3】図3は従来の正立顕微鏡の概略構成図である。
【符号の説明】
1 正立顕微鏡 10 ベース部 30 片持ちアーム部 60 補助支柱 141 ステージ 142 観察標本 160 対物レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージの上方に配置された対物レンズ
    と、この対物レンズの上方に配置され、前記ステージ上
    に載置された標本を照明する落射照明系と、この落射照
    明系の上方に配置され、前記標本を観察するための観察
    光束結像系と、ベース部に立つ支柱に支持され、前記対
    物レンズ、前記落射照明系及び観察光束結像系を保持す
    る片持ちアーム部とを備えている正立顕微鏡において、 前記片持ちアーム部の自由端を前記ベース部に対して支
    持可能な補助支柱を備えていることを特徴とする正立顕
    微鏡。
  2. 【請求項2】 前記補助支柱の一端は前記ベース部に回
    転可能に支持され、他端は前記アーム部を支持する支持
    位置と前記アーム部を支持しない退避位置とで前記アー
    ム部にそれぞれ固定可能であることを特徴とする請求項
    1記載の正立顕微鏡。
JP2000357656A 2000-11-24 2000-11-24 正立顕微鏡 Withdrawn JP2002162570A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180980A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Olympus Corp 顕微鏡鏡筒
JP2010039379A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Olympus Corp 顕微鏡

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JP2008180980A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Olympus Corp 顕微鏡鏡筒
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Effective date: 20080205