JP2585903B2 - 不整地走行用自動三輪車 - Google Patents

不整地走行用自動三輪車

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JP2585903B2 JP3258161A JP25816191A JP2585903B2 JP 2585903 B2 JP2585903 B2 JP 2585903B2 JP 3258161 A JP3258161 A JP 3258161A JP 25816191 A JP25816191 A JP 25816191A JP 2585903 B2 JP2585903 B2 JP 2585903B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不整地走行用自動三輪
車に関し、一層詳細には、無限軌道の駆動輪タイヤもし
くはアイドルホイールタイヤからの脱落と損傷を回避す
るとともに、走行安定性の向上を図ることを可能とした
不整地走行用自動三輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、荒地、湿地帯、雪原、砂地等
の、所謂、不整地の移動手段並びに物資の輸送手段とし
て、モトクロス車や四輪駆動車等の車両が用いられてい
る。
【0003】しかしながら、前記車両の車輪が不整地に
当接する面積は、その自重に比して小さいために、不整
地の走行条件の悪化に伴い不整地内部にもぐり込み易く
なり、また、そこからの脱出に相当の困難を伴うので、
実質的には走行の続行が不可能となる不都合が露呈して
いる。
【0004】前記不都合を回避するために、劣悪な走行
条件の不整地においては、スノーモービル、雪上車、ブ
ルドーザ等の無限軌道を装備した車両が用いられてい
る。この種の車両は、劣悪な走行条件の不整地において
も安定した走行性が得られるものの、その構造は大型且
つ複雑であるために、運転操作には相当な習熟を必要と
し、また、整備等の取り扱いにも困難が伴っていた。
【0005】従って、劣悪な走行条件とならざるを得な
い不整地において、前記の無限軌道を装備した車両であ
っても安定した走行性が得られるとともに、その構造が
小型且つ簡易で、運転操作並びに整備等の取り扱いも手
軽な車両の出現が希求されていた。
【0006】前記の要請に応じて、特開昭60−143
189号には、「不整地走行用車輌」に係る技術思想が
開示されている。図6に示すように、該不整地走行用車
両2は、後車輪4を有し、車体フレーム6の後方に、支
持アーム8を延設し、該支持アーム8の後端部に、支持
軸12を設け、この両端に一対のアイドルホイール10
を軸着し、後車輪4とアイドルホイール10の両者間に
無限軌道14を懸装した構造からなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記不整地
走行用車両2は、小型で簡易な構造からなるため、その
自重自体も軽量となっている。
【0008】この結果、例えば、該不整地走行用車両2
が凹凸の著しい荒地を走行するときに、左右の無限軌道
14が各々異なる形状の不整地と当接すること等を原因
として、先ず、図7に示すように、無限軌道14の内周
面14aと後車輪4あるいはアイドルホイール10の本
来当接すべき部分との当接状態を離脱する。このとき、
無限軌道14の内周面14aと後車輪4あるいはアイド
ルホイール10との接触面積が減少するために、無限軌
道14に伝達される駆動力も減少し、走行安定性が低下
する。
【0009】そして、例えば、特に劣悪な凹凸状態を有
する不整地の通過に際して、同じ距離の他の不整地の通
過に要するよりも著しく長い時間を要する場合には、図
7に示すように、後車輪4あるいはアイドルホイール1
0が無限軌道14の内周面14aと当接する極く狭い部
分のみに、集約的に必要以上の負荷が加わり、この当接
部分に損傷を生じる。
【0010】さらに、損傷により変形を生じた後車輪4
あるいはアイドルホイール10から無限軌道14が脱落
して、走行の続行が不可能となる懸念もある。
【0011】従って、本発明の目的は、不整地の移動手
段並びに物資の輸送手段である無限軌道を装備した不整
地走行用自動三輪車において、無限軌道の駆動輪タイヤ
もしくはアイドルホイールタイヤからの脱落と、この脱
落を原因とするタイヤの損傷を回避し、さらには、走行
安定性の向上を図ることを可能とした不整地走行用自動
三輪車を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、不整地走行用自動三輪車において、
対の駆動輪タイヤを軸着する駆動軸にその一端部が着脱
可能に支持され、他端部に一対のアイドルホイールタイ
アイドルホイール軸を介して軸着された支持アーム
と、本体部に着脱可能に設けられ、前記アイドルホイー
ル軸を支持するダンパと、前記駆動輪タイヤと前記アイ
ドルホイールタイヤとの両者間に巻装され、複数の板状
体が互いに回動自在に軸着されて構成された無限軌道
と、夫々の前記板状体に一端部が軸支され、他端部が駆
動輪タイヤまたはアイドルホイールタイヤの軸心側へと
突出する第1長尺部材と、 前記第1長尺部材の他端部に
一端部が軸着されるとともに他端部が他の板状体に軸支
された第2長尺部材と、 を有し、前記第1長尺部材と前
記第2長尺部材によって前記駆動輪タイヤと前記アイド
ルホイールタイヤとから前記無限軌道が脱落することを
防止することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明に係る不整地走行用自動三輪車では、
1長尺部材と第2長尺部材によって駆動輪タイヤとアイ
ドルホイールの側面が被覆される。これによって、凹凸
の著しい荒地等の走行時に、無限軌道が駆動輪タイヤあ
るいはアイドルホイールから離脱してしまうことを回避
することができるので、それらの損傷を阻止できる。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る不整地走行用自動三輪車
について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0015】図1において、参照符号20は、不整地走
行用自動三輪車を示す。当該不整地走行用自動三輪車2
0は、基本的には、本体部22と、該本体部22に着脱
可能な無限軌道部24と、ステアリング部26とから構
成される。
【0016】本体部22は、フレームボデイ上に、当該
不整地走行用自動三輪車20を好適に走行させるための
図示しない駆動力発生手段、駆動力伝達手段、変速手
段、電装手段、制御手段等の各種運行手段が載設されて
いる。前記運行手段は、美観の向上と、粉塵、水滴、
雪、泥等が該運行手段表面に付着し、また、その内部に
侵入して機械的寿命並びに性能の低下を引き起こすこと
を回避すべくカバー部材30で囲繞されている。また、
本体部22には、運転者の着座する運転座席32と、荷
物等を搭載するための荷台28とが配設されている。
【0017】当該不整地走行用自動三輪車20の進行方
向を変更するステアリング部26は、基本的には、前輪
用タイヤ33と、ステアリングハンドル34と、フロン
トフォーク36とから構成される。フロントフォーク3
6の一端のコ字状部分には、前輪用タイヤ33が挟装さ
れてフランジボルト等で回動自在に支持されている。そ
して、このフロントフォーク36には、図示しないサス
ペンションが組み込まれ、不整地からの衝撃を緩衝して
いる。また、該ステアリングハンドル34には、クラッ
チレバー34a、ブレーキレバー34b、ウインカ点滅
装置34c、スターター34d等の作動指示手段が配設
され、さらに、電気配線、油圧配線等を被覆するステア
リングハンドルカバー35には、スピードメータ、タコ
メータ、油量メータ等の各種メータ36が集中的に配設
されている。さらにまた該ステアリングハンドルカバー
35の進行方向側には、前照灯38が組み込まれてい
る。
【0018】次に、無限軌道部24について説明する。
【0019】該無限軌道部24は、本体部22の後方の
荷台28の下部に配設され、基本的には、該不整地走行
用自動三輪車20の走行方向と平行な中心線に対して左
右対称に配設された無限軌道40a、40bとを有す
る。、該無限軌道40aの両側には、夫々無限軌道脱落
防止機構42a、42bが周設され、該無限軌道40b
の両側にも、同様に無限軌道脱落防止機構42c、42
dが周設されている。
【0020】当該無限軌道40a、40bは、一対の駆
動輪タイヤ44a、44bとこの駆動輪タイヤ44a、
44bの後方に配設されたアイドルホイールタイヤ46
a、46bとの間で巻装される。駆動輪タイヤ44a、
44bは、前記本体部22に設けられた駆動軸48の両
端に軸着され、アイドルホイールタイヤ46a、46b
は、アイドルホイール軸50の両端に軸着されている。
前記駆動軸48の両端には前記駆動輪タイヤ44a、4
4bの外側に着脱可能に連結棒52a、52bの一端部
が軸支され、一方、前記アイドルホイール軸50の両端
には前記アイドルホイールタイヤ46a、46bの外側
に前記連結棒52a、52bの他端部が軸支され、前記
駆動軸48と前記アイドルホイール軸50とが連結され
る。この連結棒52a、52bは、無限軌道40a、
40bの張設状態を調整するための張設状態調整用長孔
54a、54bが穿設されている。一方、前記アイドル
ホイール軸50は、本体部22下面に着脱可能に垂設さ
れたダンパ64により支持されている。前記連結棒52
a、52bは前記駆動軸48に、前記ダンパ64は前記
本体部22に着脱可能であるので、通常の自動三輪車に
この無限軌道部24を取り付けることにより、不整地走
行用自動三輪車20とすることが可能である。この場
合、駆動輪タイヤ44a、44bは通常の自動三輪車の
後輪タイヤでよい。
【0021】当該ダンパ64は、不整地の凹凸を上下方
向に対して吸収して緩衝するための油圧式もしくはバネ
式のサスペンション66を有し、また、ダンパ64とア
イドルホイール軸50との接合部分には、無限軌道40
aと無限軌道40bとの左右の間、もしくは無限軌道4
0a、40bの先頭部と最後部との間に発生する不整地
の凹凸を吸収して緩衝するためのユニバーサルジョイン
ト68を装着している。
【0022】なお、駆動軸48には、無限軌道40a、
40bを回転させるための駆動力が、図示しない内燃機
関等の駆動源からシャフトドライブ、チェーン等の駆動
力伝達手段により伝達される。
【0023】当該無限軌道40a、40bは、実質的に
は、金属あるいは硬質な合成樹脂製等の複数の板状体
56から構成される。該板状体56は、図2に示すよう
に、一辺に凹部56aが形成され、その一辺に対向する
側の他辺には、前記凹部56aに嵌合する凸部56bが
設けられている。また、凹部56a並びに凸部56bの
延在する方向に沿って板状体56同士を互いに連結すべ
く連結ピン58を遊嵌するための連通孔部60a、60
bが各々貫設されている。また、必要に応じて、当該無
限軌道40a、40bの外周部となる該板状体56の一
側面に滑り止め部材62を突設することも可能である。
さらにまた、必要に応じて、当該無限軌道40a、40
bの内周部となる該板状体56の他側面にも、前記駆動
輪タイヤ44a、44b並びに前記アイドルホイールタ
イヤ46a、46bと該無限軌道40a、40bとの
対的空転を回避するための突起物63を設けることも可
能である(図3参照)。
【0024】従って、当該無限軌道40a、40bは、
その長さ、すなわち、駆動輪タイヤ44a、44bとア
イドルホイールタイヤ46a、46bの間に巻装され且
つ両者間の距離に応じた所定枚数の板状体56が用いら
れ、各々の板状体56の凹部56aに凸部56bが嵌入
されるとともに、さらに各々の連通孔部60a、60b
に一本の連結ピン58を遊嵌することにより構成される
ことになる。なお、凹部56aの両外側に突出した部分
の連結ピン58には、抜脱防止のための割りピン65が
挿入されている。
【0025】次いで、無限軌道脱落防止機構42a、4
2b、42c、42dについて説明する。図2並びに図
3に示すように、当該無限軌道脱落防止機構42a、4
2bは、無限軌道40aの円周部の両側に、また、当該
脱落防止機構42c、42dは、無限軌道40bの円周
部の両側に各々周設される。なお、当該無限軌道脱落防
止機構42aと無限軌道脱落防止機構42b乃至42d
とは、実質的に同一の構造から構成され、同様の作用効
果を示すので、以後の説明においては、無限軌道脱落防
止機構42aを用いて説明し、無限軌道脱落防止機構4
2b乃至42dの説明は省略する。
【0026】該無限軌道脱落防止機構42aは、基本的
には、無限軌道40aの全円周部を間断無く被覆する複
数のタイヤ保持部材70aと、これから立ち上がる第1
の長尺部材74aとこれに連結される第2の長尺部材7
6aとからなる。
【0027】該タイヤ保持部材70aは、ねじ込みボル
ト78等により板状体56の側面に固着される。
【0028】第1長尺部材74aの一端は、タイヤ保
持部材70aに軸着され、他端部は前記駆動輪タイヤ4
4a、44bまたは前記アイドルホイールタイヤ46
a、46bの軸心側へと突出し、第2長尺部材76a
一端部は、前記第1長尺部材74aの他端部と係着され
るとともに、該第2長尺部材76aの他端部は別異のタ
イヤ保持部材70aに軸着される(図4参照)。従っ
て、第1長尺部材74aと第2長尺部材76aとは所定
角度に屈曲した、所謂、アングル構造を形成する。
【0029】なお、第1長尺部材74aと第2長尺部材
76aとは、走行する不整地の状況、タイヤの種類等に
応じて、互いに隣接するタイヤ保持部材70a同士を連
架することも、一つおきのタイヤ保持部材70a同士を
連架することも可能である。
【0030】従って、駆動輪タイヤ44aとアイドルホ
イールタイヤ46aは、前記のように構成される無限軌
道脱落防止機構42aにより挟持された構造となる。
【0031】本実施例に係る不整地走行用自動三輪車2
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその作用並びに効果について説明する。
【0032】当該不整地走行用自動三輪車20を用いた
不整地の走行に際しては、先ず、ステアリングハンドル
34に配設されたスターター34dでフレームボデイ上
に載設された図示しない内燃機関等の駆動源を始動させ
駆動力を得る。この駆動力は、図示しない変速手段によ
り無限軌道40a、40bを回転させ不整地を走行する
のに好適なトルクが得られる駆動力に変換される。そし
て、カバー部材30で囲繞されたシャフトドライブ、チ
ェーン等の駆動力伝達手段により、無限軌道部24の駆
動軸48に伝達され、該駆動軸48に軸着された駆動輪
タイヤ44a、44bを駆動させて、この駆動輪タイヤ
44a、44bとアイドルホイールタイヤ46a、46
bとの間に巻装された無限軌道40a、40bを回転さ
せることにより不整地の走行を開始する。
【0033】このとき、図5に示すように、走行する不
整地の走行条件が著しく劣悪な場合、例えば、無限軌道
40aと無限軌道40bとの左右間や先端部と後尾部同
士に特に顕著な凹凸や高低差が存在する場合でも、先
ず、ダンパ64に配設されたサスペンション66とユニ
バーサルジョイント68により各々の無限軌道40a、
40bが当接する不整地の複雑な凹凸や前後並びに左右
間の高低差に対応して無限軌道部24自体を前後左右に
傾動させる。この結果、無限軌道40a、40bの外周
面は、傾動した状態としては、全体として最も多くの面
積が不整地表面と当接することができるので、走行性の
大幅な低下を回避し走行安定性を維持させることが出来
る。なお、当該無限軌道40a、40bを構成する板状
体56の外周面に設けられた滑り止め部材62は、当接
する不整地との摩擦抵抗を増大することができるので、
直進走行性を増し、走行安定性の向上に役立つ。
【0034】また、無限軌道40a、40bの何れか一
方が、不整地の縁部80等の極く小さな面積の部分と当
接して、無限軌道40a、40bを構成する板状体56
が前記不整地の縁部80等を支点としてテコ機構を構成
する場合においても、駆動輪タイヤ44a、44b並び
にアイドルホイールタイヤ46a、46bは、無限軌道
脱落防止機構42a、42bにより挟持されているため
に、無限軌道40a、40bの内周面41a、41bと
駆動輪タイヤ44a、44b並びにアイドルホイールタ
イヤ46a、46の当接状態が確保される。
【0035】さらには、図7に示すような離脱状態が回
避されるので、駆動輪タイヤ44a、44bもしくはア
イドルホイールタイヤ46a、46bが無限軌道40
a、40bの内周面41a、41bの極く狭い当接部分
と当接し、集約的に必要以上の負荷が加わり、この当接
部分に損傷が生じることも回避される。
【0036】また、駆動輪タイヤ44a、44bもしく
はアイドルホイールタイヤ46a、46bの特定部位の
表面が磨耗し変形した場合においても無限軌道脱落防止
機構42a乃至42dにより、無限軌道40a、40b
が、駆動輪タイヤ44a、44bもしくはアイドルホイ
ールタイヤ46a、46bから脱落することは阻止され
る。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る不整地走行
用自動三輪車では、無限軌道の円周部に第1長尺部材と
第2長尺部材からなる無限軌道脱落防止機構を配設し、
また、ダンパにユニバーサルジョイントを配設すること
により、駆動輪タイヤもしくはアイドルホイールタイヤ
の損傷、無限軌道を駆動輪タイヤもしくはアイドルホ
イールタイヤからの脱落を回避して走行安定性を向上さ
せる効果を奏する。さらに、無限軌道を構成する板状体
に突起物を設けることにより、駆動輪タイヤ、アイドル
ホイールと無限軌道との相対的空転を防止することも可
能となる。
【0038】従って、小型且つ簡便な構造からなり、走
行安定性を向上させた不整地の移動手段として、しかも
物資の輸送手段である無限軌道を装備した好適な不整地
走行用自動三輪車を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不整地走行用自動三輪車の実施例
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る不整地走行用自動三輪車の無限軌
道を構成する板状体の一部平面説明図である。
【図3】本発明に係る不整地走行用自動三輪車の無限軌
道の一部縦断面図である。
【図4】本発明に係る不整地走行用自動三輪車の無限軌
道に装備された無限軌道脱落防止機構の概略図である。
【図5】本発明に係る不整地走行用自動三輪車の実施例
において不整地走行時を示す側面説明図である。
【図6】従来の技術に係る不整地走行用車両を示す斜視
図である。
【図7】従来の技術に係る不整地走行用車両の走行時に
おける不整地と無限軌道との当接状態を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
20…不整地走行用自動三輪車 22…本体部 24…無限軌道部 26…ステアリング部 40a、40b…無限軌道 42a〜42d…無限軌道脱落防止機構 44a、44b…駆動輪タイヤ 46a、46b…アイドルホイールタイヤ 56…板状体 62…滑り止め部材 64…ダンパ 66…サスペンション 68…ユニバーサルジョイント 70a〜70d…タイヤ保持部材 74a〜74d…第1長尺部材 76a〜76d…第2長尺部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不整地走行用自動三輪車において、 一対の駆動輪タイヤを軸着する駆動軸にその一端部が着
    脱可能に支持され、他端部に一対のアイドルホイールタ
    イヤアイドルホイール軸を介して軸着された支持アー
    ムと、 本体部に着脱可能に設けられ、前記アイドルホイール軸
    を支持するダンパと、 前記駆動輪タイヤと前記アイドルホイールタイヤとの両
    者間に巻装され、複数の板状体が互いに回動自在に軸着
    されて構成された無限軌道と、夫々の前記板状体に一端部が軸支され、他端部が駆動輪
    タイヤまたはアイドルホイールタイヤの軸心側へと突出
    する第1長尺部材と、 前記第1長尺部材の他端部に一端部が軸着されるととも
    に他端部が他の板状体に軸支された第2長尺部材と、 を有し、前記第1長尺部材と前記第2長尺部材によって
    前記駆動輪タイヤと前記アイドルホイールタイヤとから
    前記無限軌道が脱落することを防止することを特徴とす
    る不整地走行用自動三輪車。
  2. 【請求項2】請求項1記載の不整地走行用自動三輪車に
    おいて、前記 不整地走行用自動三輪車の本体部に前記アイドルホ
    イール軸を支持するダンパを着脱可能に設け、前記ダン
    パは、前記アイドルホイール軸との接合部にユニバーサ
    ルジョイントを介して連結されることを特徴とする不整
    地走行用自動三輪車。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の不整地走行用自動
    三輪車において、 前記駆動輪タイヤと前記アイドルホイールとに接する前
    記板状体の面に設けられ、該駆動輪タイヤ、該アイドル
    ホイールと前記無限軌道との相対的空転を防止する突起
    物を備えることを特徴とする不整地走行用自動三輪車。
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