JP2585646B2 - レーザー治療装置 - Google Patents

レーザー治療装置

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はレーザー治療装置に係り、さらに詳しくはレ
ーザー光源からの光を患部に照射するレーザー照射光学
系と、レーザー照射光学系と同軸に配置され、レーザー
照射された患部を照明する照明光学系とを備えたレーザ
ー治療装置に関するものである。
[従来の技術] レーザー光の高度な集束性を利用してエネルギーを集
中し被検者の患部等に照射することにより病変のある生
体組織の局所破壊、凝固、蒸散気化等を行なうレーザー
治療装置が知られている。
レーザー治療装置は例えばアルゴンレーザーやクリプ
トンレーザーを用いて、網膜剥離や緑内障等の眼科手術
に用いられている。
従来このようなレーザー治療装置では照明光学系とレ
ーザー照射光学系が上下に対向して配置され照明光投光
ミラーを上下に分割し、該ミラー後方にレーザー投光ミ
ラーを配置していた。そして下方に配置された照明光学
系からの光は2分割された照明光投光ミラーによって反
射されて所定の位置にスリット像を形成する。上方に配
置されたレーザー照明光学系からのレーザー光はミラー
によって反射され2分割されたミラーの間を通ってスリ
ット像の結ぶ位置にレーザースポットを形成するように
して2系統の同軸化が実現されている。
この配置による光学系ではスリット像形成光学系とレ
ーザー照射光学系とは独立したものであり装置は大型に
なるという問題がある。
また従来のスリット像形成用照明光学系ではスリット
照明部の照明ムラを少なくし、スリット像結像レンズの
瞳に光源像を合致させるケーラー照明方式が採用されて
いるが、スリット像投光ミラーが2分割されているため
に、瞳の中心部を照明した光はスリット像投光ミラーの
間を抜けてしまい照明効率が悪くなっていた。
この問題点を解決する方法として特開昭62−90153号
公報に屋根型偏角プリズムを使用して光源の像をスリッ
ト像結像レンズの瞳上に分割された2個のスリット像投
光ミラーに対応して形成し、照明の効率を良くする技術
が開示されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながらこの方法は屋根型偏角プリズムを通って
形成される光源の像が正確にスリット像結像レンズの瞳
上に分割された2個のスリット像投光ミラーに対応して
結ばないと、照明効果が低下し、照明ムラも発生しやす
い。つまり屋根型偏角プリズムの角度精度、稜のセンタ
ー精度に影響されることになる。
そのため屋根型偏角プリズムは比較的高価なものとな
ってしまう。
従って、本発明はこのような問題点を解決するために
なされたもので、装置全体が小型で照明効率の良いスリ
ット像を得ることが可能なレーザー治療装置を提供する
ことを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本発明では、照明光学系
の瞳の中心部をレーザー光が、またその両端部を照明光
が通過するようにし、前記両端部の一方の端部近傍に照
明光源の一次像を、また他方の端部近傍に二次像を形成
する構成を採用した。
[作 用] このような構成によりスリット像を形成する照明光学
系レンズの2つに分割された瞳の一方の瞳の近傍に光源
の一次像が形成され、他方の瞳の近傍に光源の二次像が
形成される。それによってそれぞれの瞳に対して1つの
光源が設けられるのと同様の効果が得られ、照明効率の
よい、ムラのないスリット像が得られる。
[実施例] 次に添付図面を参照して本発明の詳細を説明する。
第1図には本発明の一実施例に係るレーザー治療装置
の外観が図示されている。同図において基台10上にスラ
イド板11が取り付けられ、このスライド板11は、例えば
ジョイスティック等の操作部材(マニピュレータ)12に
より基台10に対してX,Y軸方向に移動させることができ
る。X,Y軸方向への移動は操作部材12のノブ12cをX,Y軸
方向に傾斜させることにより行なわれる。また操作部材
12の回転部材12aを回転させることにより基板53を上下
させ、後述する光学系を上下させることができる。操作
部材12によって調節されたスライド板11はロック手段12
bにより基台10に固定させることができる。
基台10の前端には2本の支柱13が植設されており、両
支柱間に湾曲したあご台14とひたい当て15が取り付けら
れる。被検者はこのあご台14にあごを、またひたい当て
15にひたいを当てて着座し、測定ないし凝固を行なう
時、被検者の目の移動を防止するために支柱上部に取り
付けられた固定灯16のランプ16aを固視する。
スライド板11の前方端には被検者の眼球内にスリット
像を形成し、測定ないし凝固を行なう部位を定位し照明
するためのスリット像形成用の光学系20が回動自在に取
り付けられる。後述するようにこの光学系20と同軸に合
成されるアルゴンレーザーやクリプトンレーザー等のレ
ーザー光源40からファイバ41を介してレーザー光を投光
するためのレーザー照射光学系が配置され、レーザー光
はこの光学系を介して眼球内の患部の1点に照射され
る。またスライド板11の前方端でスリット像形成用の光
学系20に隣接して眼球内のレーザー光点やスリット像を
観察するための接眼レンズ51を備えた観察部の光学系50
が配置される。
第2図にはレーザー照射光学系及びスリット像による
照明光学系の詳細な配置が図示されている。説明を簡単
にするために平面的に図示されているが、実際にはミラ
ー等を介し第1図装置に適合するように配置される。
レーザー照射光学系はレーザー光源40からのレーザー
を集束させるレンズ41〜43並びにミラー44、45から構成
され、ミラー45によってレーザー光は照明光学系と共軸
の共通光軸A上に導かれ、患部60に照射される。
また照明光学系には、照明光源21、コンデンサレンズ
22、スリット23、スリット投光レンズ24a,24b並びにそ
の間に配置された開口絞り25が設けられる。また光源21
の後方には後面ミラー26が配置され、それにより光源21
の像21′が光軸Aと対象に形成される。この光源21及び
光源像21′はスリット23を通過したスリット照明光がス
リット投光レンズの瞳の上部25aを、また上部25aと光軸
Aに対して対称な下部25bを通過するようにそれぞれ配
置される。従って照明光学系の瞳又はその近傍で光路を
分割しその中心部をレーザー光が、またその両端部を照
明光が通過するように構成される。
このような構成において、光源21から前方へ発せれら
た光はコンデンサーレンズ22に入射し、スリット23の開
口部を通ってスリット像投光レンズ24aの分割されたう
ち1つの瞳(開口絞り)近傍25aに一次光源像として結
像した後、スリット投光レンズ24bによってスリット開
口の像を光束密度がほぼ均一となった光で例えば網膜な
どの患部60に結ぶことになる。
一方後方へ発せられた光は後面ミラー5によって一旦
光源像21′として結像され、さらにコンデンサーレンズ
22に入射しスリット23を通ってスリット像投光レンズ24
aの他方の瞳近傍25bに二次光源像を結び、スリット投光
レンズ24bによってほぼ均一な照明となったスリット像
を患部60に形成することになる。
このように光源21を光軸Aに対してオフセットして配
置し、その後方に後面ミラー25を設けることによって第
3図に示すように光源21と光源像21′を光軸Aに対称に
形成し、それによってスリット投光レンズの2つに分割
された瞳25a,25bのそれぞれに1つずつ光源が設けられ
るのと同様な作用が得られる。
なお光源の位置調整機構と後面ミラーの位置調整機構
を持たせ、各々を調整することにより光源の位置のバラ
ツキを補正すべく正確に瞳に光源像を調整しさらに照明
効率を上げることができる。
また後面ミラーによって形成される光源像の効率を上
げるのに高反射ミラーを用いるのみでなくミラーの結像
性能を上げるのに非球面ミラー、マンギンミラーまたそ
れらの組み合わせを行なったミラー系を採用することも
可能である。
なお本発明は、被検者の目の患部だけではなく、その
他の患部のレーザー治療に応用できることは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、照
明光学系の瞳又はその近傍で光路を分割しその中心部近
傍をレーザー光が、またその両端部を照明光が通過する
ようにし、前記両端部の一方の端部近傍に照明光源の一
次像を、また他方の端部近傍に二次像を形成する構成が
採用されているので、瞳の中心部つまりレーザー光の通
るための部分によって照明光が失なわれることもなく、
屋根型プリズムの角度精度、稜のセンター精度に注意を
払う必要もなく、照明光を正確に瞳へ導くことができ照
明効率の良い、ムラのない照明像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる装置の外観を示す斜
視図、第2図は第1図装置の光学系の配置を示す説明
図、第3図は光源と光源像の位置関係を示す説明図であ
る。 21……光源、22……コンデンサレンズ 23……スリット 24a,24b……スリット投光レンズ 25……後面ミラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー光源からのレーザー光を患部に照
    射するレーザー照射光学系と、このレーザー照射光学系
    と同軸に配置され、患部を照明する照明光学系とを備え
    たレーザー治療装置において、 照明光学系の瞳又はその近傍で光路を分割しその中心部
    をレーザー光が、またその両端部を照明光が通過するよ
    うにし、前記両端部の一方の端部近傍に照明光源の一次
    像を、また他方の端部近傍に二次像を形成するようにし
    たことを特徴とするレーザー治療装置。
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