JP2585620B2 - 積層板の減圧成形装置 - Google Patents

積層板の減圧成形装置

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JP2585620B2
JP2585620B2 JP62207571A JP20757187A JP2585620B2 JP 2585620 B2 JP2585620 B2 JP 2585620B2 JP 62207571 A JP62207571 A JP 62207571A JP 20757187 A JP20757187 A JP 20757187A JP 2585620 B2 JP2585620 B2 JP 2585620B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、作業性の改善された積層板の減圧成形装置
に関する。
(従来の技術) 従来から、プリント配線板の基板として用いられる銅
張積層板の製造は、複数枚のプリプレグと銅箔とを交互
に重ね上下からステンレス板に挟んで構成した積層用仕
込み品を、多段式積層プレスのプレス熱板に挟んで加熱
・加圧し、一体に成形することにより行なわれている。
しかし、最近回路パターンの高密度化等の要求の高ま
りに伴って、多層板の需要が増大しており、多層板の製
造を前述の積層成形によって行なった場合には、加圧工
程での高圧負荷や加熱工程での樹脂流動によっても、層
間に介存する空気を完全に排出することができず、気泡
(ボイド)が残留しやすいという問題があった。
すなわち多層板は、第6図に示すように、両面に回路
パターン51が形成された内層板52の両面に、それぞれプ
リプレグ53と銅箔54とを積層した構造を有するもので、
内層板52の回路パターン51の周りに空気が補捉されやす
く、これがボイドとして残りやすいという問題があっ
た。そしてこのボイドの残留は、パターンの厚さが厚い
ほど、またこの上に積層されるプリプレグが薄いほど顕
著に現れていた。
このような問題を解決するため、最近では、前記した
積層用仕込み品の周囲を各種の方法で減圧雰囲気に保ち
ながら、加熱・加圧し一体に成形することが行なわれて
いる。そしてこれらの減圧形成法の中でも、第7図に示
すように、積層用仕込み品59の周囲に、上下にシリコー
ンゴム製ガスケット55を固着した気密性枠体56を配置
し、枠体内の空間を排気管57から真空ポンプで吸引しな
がら、全体をプレス熱板58、58′間に挟んで加熱および
加圧する方法が実用的に行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのような方法においては、1回の成形
ごとに、各段それぞれに気密性枠体56の装着および取り
外しを人手で行われなければならず、作業性が悪いとい
う欠点があった。
また、気密性枠体56を上側のプレス熱板58に直接取り
付けることにより、気密性枠体56の出し入れに要する時
間を短縮することも一応考えられるが、通常多段プレス
装置では、プレス熱板58、58′の上下方向には必要最少
限の寸法しか開かないように構成されているため、キャ
リア板の水平方向の移動だけで、気密性枠体56内に積層
用仕込み品59を搬入および搬出することができず、操作
が煩雑であるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされた
もので、積層用仕込み品のプレス熱板間への搬入および
搬出の作業性に優れた減圧成形装置を提供することを目
的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の積層板の減圧成形装置は、加熱手段を有し、
平行状態で互いに上下方向に接近離間する複数のプレス
熱板と、これらのプレス熱板の間に配置された積層用仕
込み品の周囲を囲繞する気密性枠体と、前記各プレス熱
板が前記気密性枠体の上下に当接するとき、前記気密性
枠体で囲まれた空間を減圧にする減圧手段とを備えた積
層板の減圧成形装置において、前記気密性枠体を弾性中
空体により形成して上側のプレス熱板のプレス面に固着
するとともに、前記弾性中空体内への流体の圧入・排出
手段を設け、前記弾性中空体内に流体を圧入または排出
することにより、上下方向に伸縮可能に構成して成るこ
とを特徴とする。
(作 用) 本発明の減圧成形装置においては、積層用仕込み品の
周囲を囲繞する気密性枠体が、弾性中空体により形成さ
れ、かつ流体の圧入・排出手段を用いて弾性中空体内に
流体を圧入または排出することにより、上下方向(垂直
方向)に伸縮するように構成されているので、弾性中空
体内の流体を排出し、気密性枠体を上方向に最も収縮さ
せた状態で、積層用仕込み品を載せたキャリア板を水平
移動させてそのままプレス熱板間に搬入し、気密性枠体
内の所定の位置に収めることができる。そして次工程で
は、弾性中空体内に流体を圧入し、気密性枠体を下向き
に伸長させることにより、枠内の空間を気密に封止する
ことができ、この状態で枠内を吸引減圧しながら、プレ
ス熱板により積層用仕込み品を加熱・加圧して成形す
る。またプレス終了後は、再び弾性中空体内の流体を排
出して、気密性枠体を上方向に収縮させ、この状態で、
キャリア板をプレス熱板間から水平方向に移動させるこ
とにより、形成された積層板を容易に外部に搬出するこ
ができる。
このように、本発明の減圧形成装置においては、プレ
ス熱板間への積層用仕込み品の搬入および成形済みの積
層板の搬出の作業性に優れ、プレス作業の自動化を経済
的に達成することができる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例について説明する。
第1図は本発明の積層板の減圧成形装置の一実施例に
おいて、上側プレス熱板を取り除いた状態を示す上面
図、第2図は第1図におけるA方向から見た側面図であ
る。なお、積層板の成形装置では、通常多段で構成され
るが、以下の図では説明の便宣上1段分だけを示す。
これらの図において、符号1、1′はスチーム導入パ
イプのような加熱手段が内蔵されたプレス熱板を示して
おり、このプレス熱板1、1′の1対が上下方向に開閉
自在に対向配置されている。そして上側のプレス熱板1
には、真空ポンプのような吸引減圧機構に連結された吸
気管2が接続されている。この吸気管2は上側プレス熱
板1内部を通って配設され、先端はプレス熱板1のプレ
ス面に開口されている。
また上側プレス熱板1のプレス面には、以下の示すよ
うに、4つの側部がそれぞれプレス熱板1、1′が開閉
する上下方向に伸縮可能に構成された気密性枠体3が固
着されている。
すなわち、気密性枠体3の各側部は、第3図に示すよ
うに、一続きに連通された中空内部を有しており、これ
を囲む側壁部が、シリコーンゴム等の耐熱性ゴム材料か
らなる蛇腹状の板状体4で形成されている。そして、こ
れらの蛇腹状板状体4の上端は、それぞれ止め板5で押
さえられ、上側プレス熱板1のプレス面にねじ6によっ
てこ着されている。また、蛇腹状板状体4の下部には、
下側に板状のゴムパッキン7を備えた底板8が当てられ
ており、この底板8は蛇腹状板状体4の下端に、止め板
9とねじ10によって固着されている。されに、これらの
蛇腹状板状体4と底板8とで囲まれた中空内部には、高
圧の空気や油などの液体を導入または排出するための導
出入管11が接続されている。
このような構造の装置によって積層板の減圧形成を行
なうには、まず複数枚のプリプレグと銅箔とを重ね上下
からステンレス板に挟んだ積層用仕込み品12を搭載した
キャリア板13を、移送装置(図示を省略。)によって水
平方向に移動させ、下側プレス熱板1上の所定の位置に
搬入する。このとき、気密性枠体3の中空内部には空気
や液体は導入されておらず、気密性枠体3の側壁部を構
成する蛇腹状板状体4は収縮し、底部8は上側プレス熱
板1に近く最も高い位置に保たれている。そのため、積
層用仕込み品12は、気密性枠体3の下端の底板8に触れ
ることなく、容易に搬入される。
次いで、下側プレス熱板1′を静かに上昇させる。こ
のとき同時に、導出入管11を通して気密性枠体3の中空
内部に加圧空気等を圧入し、内部容積の増大によって蛇
腹状板状体4を下向きに伸長させ、底板8を下側プレス
熱板1′のプレス面に圧接させる。
こうして気密性枠体3で囲まれた枠内空間を気密に封
止した後、真空ポンプ等によって吸気管2から枠内を吸
引減圧し、減圧状態を保持しながらプレス熱板1、1′
を加熱する。
そして、積層用仕込み品12内部の樹脂が完全に流動し
成形が終了した後、下側プレス熱板1′を元の位置まで
下降させるとともに、気密性枠体3の内部の空気等を導
出入管11を通して外部に排出し、次いで厚さの減少した
成形済みの積層板を、キャリア板13に載せたまま引き出
す。このとき、気密性枠体3内部の空気等の排出によっ
て、蛇腹状板状体4が上向きに収縮し、底板8が最も高
い位置に上昇保持されることになるので、積層板の上面
が気密性枠体3の底板8に接触することがなく、そのま
ま水平方向に引き出される。
なお以上の実施例では、気密性枠体3を、蛇腹状板状
体4からなる側壁部と底板8とで中空内部を気密に包囲
した構造としたが、本発明はこのような構造に限定され
るものではない。
すなわち、第4図に示すように、気密性枠体を、蛇腹
状の側壁部と底部とが耐熱性のゴムにより一体に成形さ
れた一体型蛇腹状中空体14とし、その中空内部に導出入
管により加圧流動体を圧入および排出するように構成し
ても、実施例と同様な効果をあげることができる。
また第5図に示すように、断面楕円形の中空内部を有
するゴムパイプ15で気密性枠体を構成し、このパイプ15
の壁体内に補強用の鋼線16を埋設した構造としてもよ
い。さらに、以上の実施例では、成形装置の1段分のみ
を示したが、通常多段で構成されることは勿論である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の積層板の減
圧成形装置によれば、気密性枠体の出し入れを、1回の
成形ごとに作業者が手で行なう必要がなくなり、積層仕
込み品をキャリア板に載せて容易に搬入および搬出し、
かつ仕込み品の周囲に適切な減圧状態を作り出すことが
できる。
したがって、ボイドがなく特性の良好な積層板を、作
業性良く成形することができる。また、これによってプ
レス作業の自動化を経済的に達成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の積層板の減圧成形装置の一実施例を示
す上面図、第2図はそのA方向矢視図、第3図はこの実
施例に使用する気密性枠体の拡大断面図、第4図および
第5図はそれぞれ同実施例に使用する気密性枠体の別の
実施例を示す端面図、第6図は多層板の構造を示す断面
図、第7図は従来からの積層板の減圧成形装置の一部断
面図である。 1、1′……プレス熱板 2……吸気管 3……気密性枠体 4……蛇腹状板状体 8……底板 11……導出入管 12……積層用仕込み品 14……一体型蛇腹状中空体 15……ゴムパイプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱手段を有し、平行状態で互いに上下方
    向に接近離間する複数のプレス熱板と、これらのプレス
    熱板の間に配置された積層用仕込み品の周囲を囲繞する
    気密性枠体と、前記各プレス熱板が前記気密性枠体の上
    下に当接するとき、前記気密性枠体で囲まれた空間を減
    圧にする減圧手段とを備えた積層板の減圧成形装置にお
    いて、 前記気密性枠体を弾性中空体により形成して上側のプレ
    ス熱板のプレス面に固着するとともに、前記弾性中空体
    への流体の圧入・排出手段を設け、前記弾性中空体内に
    流体を圧入または排出することにより、上下方向に伸縮
    可能に構成して成ることを特徴とする積層板の減圧成形
    装置。
  2. 【請求項2】前記気密性枠体が、中空蛇腹状をなしてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の積層板
    の減圧形成装置。
JP62207571A 1987-08-21 1987-08-21 積層板の減圧成形装置 Expired - Lifetime JP2585620B2 (ja)

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