JP2585404Y2 - 液面検出器 - Google Patents
液面検出器Info
- Publication number
- JP2585404Y2 JP2585404Y2 JP5395892U JP5395892U JP2585404Y2 JP 2585404 Y2 JP2585404 Y2 JP 2585404Y2 JP 5395892 U JP5395892 U JP 5395892U JP 5395892 U JP5395892 U JP 5395892U JP 2585404 Y2 JP2585404 Y2 JP 2585404Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid level
- fuel tank
- level detector
- resistance plate
- forming surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車に設備されてい
る燃料タンク内の燃料液面を検出するフロート式の液面
検出器に関するものである。
る燃料タンク内の燃料液面を検出するフロート式の液面
検出器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】フロート式液面検出器の一般的構造は図
１に示すように、燃料タンク１の内部において起立状に
設置される防波筒２の内部に上下方向に位置される長尺
の抵抗板３と、該抵抗板３に沿って上下動可能に支持さ
れかつ燃料タンク１内の液面４の変化に応じて浮動する
フロート５と、このフロート５に固定されると共に、上
記抵抗板３に形成されている抵抗パターン６及び回路パ
ターン７に摺接される可動接点８及び９を有し、液面４
に追従して浮動するフロートの上下位置によって抵抗板
３による抵抗値が変化し、この抵抗値変化を基にしてタ
ンク内の残液量が検知できるようになっている。
１に示すように、燃料タンク１の内部において起立状に
設置される防波筒２の内部に上下方向に位置される長尺
の抵抗板３と、該抵抗板３に沿って上下動可能に支持さ
れかつ燃料タンク１内の液面４の変化に応じて浮動する
フロート５と、このフロート５に固定されると共に、上
記抵抗板３に形成されている抵抗パターン６及び回路パ
ターン７に摺接される可動接点８及び９を有し、液面４
に追従して浮動するフロートの上下位置によって抵抗板
３による抵抗値が変化し、この抵抗値変化を基にしてタ
ンク内の残液量が検知できるようになっている。
【０００３】このようなフロート式液面計にあっては、
通常、燃料タンク１の内部において、その長尺抵抗板３
が垂直方向に起立されるように配置されるものである
が、例えばその燃料タンク１の深さが浅い形状又は異形
の燃料タンク１にあっては、前記長尺抵抗板３を有する
フロート式液面計を燃料タンク１内に収容することはで
きないという不具合が生じる。
通常、燃料タンク１の内部において、その長尺抵抗板３
が垂直方向に起立されるように配置されるものである
が、例えばその燃料タンク１の深さが浅い形状又は異形
の燃料タンク１にあっては、前記長尺抵抗板３を有する
フロート式液面計を燃料タンク１内に収容することはで
きないという不具合が生じる。
【０００４】そこでこの不具合を解消するために図２に
示すように、長尺抵抗板３が、燃料タンク内において斜
めに位置される構造のスロープ式液面計を開発して、深
さが浅い形状又は異形の燃料タンクであっても、長尺抵
抗板３を有するフロート式液面計の使用を可能ならしめ
ている。
示すように、長尺抵抗板３が、燃料タンク内において斜
めに位置される構造のスロープ式液面計を開発して、深
さが浅い形状又は異形の燃料タンクであっても、長尺抵
抗板３を有するフロート式液面計の使用を可能ならしめ
ている。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】ところが、かかる構造
のスロープ式液面計にあっては、燃料タンク内で位置さ
れる抵抗板３の向きは、図３に示すように、回路パター
ン及び抵抗パターン６，７を印刷形成しているパターン
形成面が上方又は下方を向くように構成されていること
から、特にその抵抗板３の上面側では、燃料液中に含ま
れている異物、芥等の不純物が付着（蓄積）され易く、
この付着不純物によりフロート接点８と、抵抗パターン
６との導通不良が生じ、液面検出の信頼性が損なわれる
という問題点があった。
のスロープ式液面計にあっては、燃料タンク内で位置さ
れる抵抗板３の向きは、図３に示すように、回路パター
ン及び抵抗パターン６，７を印刷形成しているパターン
形成面が上方又は下方を向くように構成されていること
から、特にその抵抗板３の上面側では、燃料液中に含ま
れている異物、芥等の不純物が付着（蓄積）され易く、
この付着不純物によりフロート接点８と、抵抗パターン
６との導通不良が生じ、液面検出の信頼性が損なわれる
という問題点があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、抵抗板のパターン形成
面に燃料液中に存在する不純物が付着されにくいよう
に、その抵抗板の取付け向きを設定して液面検出の信頼
性を高めることができる液面検出器を提供することにあ
る。
題点に着目してなされたもので、抵抗板のパターン形成
面に燃料液中に存在する不純物が付着されにくいよう
に、その抵抗板の取付け向きを設定して液面検出の信頼
性を高めることができる液面検出器を提供することにあ
る。
【０００７】
【実施例】以下に本考案を図４及び図５に示す実施例に
基いて詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説
明した構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付
して、その同一部分の説明は省略する。
基いて詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説
明した構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付
して、その同一部分の説明は省略する。
【０００８】１１は長尺抵抗板３の下端を支持する下側
受け部材、１２はその長尺抵抗板３の上端を支持する上
側支持部材であって、この上下両受け部材１１，１２間
に表裏に回路パターン６，７を形成した長尺の抵抗板３
が斜めに設けられているものである。本実施例はこの抵
抗板３の取付け向きに特長を有するものであって、該抵
抗板３の回路パターン形成面１３が、燃料タンクの深さ
方向（垂直方向）と平行となるように位置決めされてい
るものである。その他の構造は従来例のものと変りな
い。
受け部材、１２はその長尺抵抗板３の上端を支持する上
側支持部材であって、この上下両受け部材１１，１２間
に表裏に回路パターン６，７を形成した長尺の抵抗板３
が斜めに設けられているものである。本実施例はこの抵
抗板３の取付け向きに特長を有するものであって、該抵
抗板３の回路パターン形成面１３が、燃料タンクの深さ
方向（垂直方向）と平行となるように位置決めされてい
るものである。その他の構造は従来例のものと変りな
い。
【０００９】このように本実施例にあっては、長尺抵抗
板３の回路パターン形成面１３が、燃料タンクの深さ方
向と平行となるように位置されていることから、上記燃
料液中に含まれる不純物がそのパターン形成面１３に蓄
積されにくく、これによって、パターン形成面１３と可
動接点間での導通不良が解消され、信頼性、耐久性に優
れた液面検出器が提供できる。
板３の回路パターン形成面１３が、燃料タンクの深さ方
向と平行となるように位置されていることから、上記燃
料液中に含まれる不純物がそのパターン形成面１３に蓄
積されにくく、これによって、パターン形成面１３と可
動接点間での導通不良が解消され、信頼性、耐久性に優
れた液面検出器が提供できる。
【００１０】
【考案の効果】以上のように本考案は、燃料タンクの内
部において上下方向に位置されかつ側面に回路パターン
６，７を形成した長尺抵抗板３と、該抵抗板３の長手方
向に沿って摺動しかつ燃料タンク内の液面に追従して、
上記回路パターンに摺動する可動接点８，９を有するフ
ロート５を有するスロープ式の液面検出器において、上
記抵抗板３の回路パターン形成面１３が燃料タンクの深
さ方向と平行となるように位置せしめた液面検出器であ
るから、これによれば燃料液中に含まれる不純物がその
パターン形成面１３に蓄積されにくく、これによって、
パターン形成面１３と可動接点間での導通不良が解消さ
れ、信頼性、耐久性に優れた液面検出器が提供できると
いう効果が得られる。
部において上下方向に位置されかつ側面に回路パターン
６，７を形成した長尺抵抗板３と、該抵抗板３の長手方
向に沿って摺動しかつ燃料タンク内の液面に追従して、
上記回路パターンに摺動する可動接点８，９を有するフ
ロート５を有するスロープ式の液面検出器において、上
記抵抗板３の回路パターン形成面１３が燃料タンクの深
さ方向と平行となるように位置せしめた液面検出器であ
るから、これによれば燃料液中に含まれる不純物がその
パターン形成面１３に蓄積されにくく、これによって、
パターン形成面１３と可動接点間での導通不良が解消さ
れ、信頼性、耐久性に優れた液面検出器が提供できると
いう効果が得られる。
【図１】従来例の液面検出器の構造説明図。
【図２】スロープ式液面検出器の従来例を示した構造説
明図。
明図。
【図３】図２における液面検出器の要部構造説明図。
【図４】本考案実施例の液面検出器の正面図。
【図５】図４の要部構造説明図。
１１…下側受け部材 １２…上側受け部材 １３…回路パターン形成面
Claims (1)
- 【請求項１】 燃料タンクの内部において上下方向に位
置されかつ側面に回路パターン（６），（７）を形成し
た長尺抵抗板（３）と、該抵抗板（３）の長手方向に沿
って摺動しかつ燃料タンク内の液面に追従して、上記回
路パターンに摺動する可動接点（８），（９）を有する
フロート（５）を有するスロープ式の液面検出器におい
て、上記抵抗板（３）の回路パターン形成面（１３）が
燃料タンクの深さ方向と平行となるように位置せしめた
ことを特徴とする液面検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5395892U JP2585404Y2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 液面検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5395892U JP2585404Y2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 液面検出器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0616825U JPH0616825U (ja) | 1994-03-04 |
| JP2585404Y2 true JP2585404Y2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=12957211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5395892U Expired - Lifetime JP2585404Y2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 液面検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2585404Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP5395892U patent/JP2585404Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0616825U (ja) | 1994-03-04 |
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