JP2585369Y2 - 外装パネルの取り付け構造 - Google Patents
外装パネルの取り付け構造Info
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- JP2585369Y2 JP2585369Y2 JP1992092048U JP9204892U JP2585369Y2 JP 2585369 Y2 JP2585369 Y2 JP 2585369Y2 JP 1992092048 U JP1992092048 U JP 1992092048U JP 9204892 U JP9204892 U JP 9204892U JP 2585369 Y2 JP2585369 Y2 JP 2585369Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外装パネル(以下、パ
ネルとする)を建築物の外壁面に配設する際に、パネル
の間隙の交差部を充填するのに最適な交差部用ガスケッ
トを用いた、シングル(ガスケット)タイプのパネルの
取り付け構造に関するものである。
ネルとする)を建築物の外壁面に配設する際に、パネル
の間隙の交差部を充填するのに最適な交差部用ガスケッ
トを用いた、シングル(ガスケット)タイプのパネルの
取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パネルを建築物の外壁面に配設す
る場合は、パネルの間隙に直管状のスポンジガスケット
を挿入してシール性を保持していた。この場合、図2に
示すように、間隙の交差部では、スポンジガスケット2
1、21の端部をそれぞれ斜めに切断し、両方の切断面22
を接着剤等で貼り合わせて直角に折れ曲がった形状のも
のとし、このスポンジガスケット21の両外側面に他のス
ポンジガスケット23、24を押し当ててシール性を保持さ
せる工法が行われていた。
る場合は、パネルの間隙に直管状のスポンジガスケット
を挿入してシール性を保持していた。この場合、図2に
示すように、間隙の交差部では、スポンジガスケット2
1、21の端部をそれぞれ斜めに切断し、両方の切断面22
を接着剤等で貼り合わせて直角に折れ曲がった形状のも
のとし、このスポンジガスケット21の両外側面に他のス
ポンジガスケット23、24を押し当ててシール性を保持さ
せる工法が行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この工法で
は、スポンジガスケット21の貼合部と他のスポンジガス
ケット23、24の押し当て部に複雑な集中荷重が生じる結
果、座屈現象が起こって一部がくびれるため、水密、気
密性の保持が困難となり、とくに直管部よりも交差部に
おいて問題があつた。したがって、スポンジガスケット
の水密、気密性については、ほとんど交差部での改良が
主体となる。したがって、本考案の目的は、パネル間隙
の交差部におけるスポンジガスケット同士の接触面での
座屈現象を防止し、水密、気密性を十分に発揮させるこ
とのできるパネルの取り付け構造を提供するにある。
は、スポンジガスケット21の貼合部と他のスポンジガス
ケット23、24の押し当て部に複雑な集中荷重が生じる結
果、座屈現象が起こって一部がくびれるため、水密、気
密性の保持が困難となり、とくに直管部よりも交差部に
おいて問題があつた。したがって、スポンジガスケット
の水密、気密性については、ほとんど交差部での改良が
主体となる。したがって、本考案の目的は、パネル間隙
の交差部におけるスポンジガスケット同士の接触面での
座屈現象を防止し、水密、気密性を十分に発揮させるこ
とのできるパネルの取り付け構造を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のパネルの取り付
け構造は、(イ)外装パネルのコーナー部を挟む2つ
の側面に設けられた、L字状の交差部用ガスケットを介
して結合された直管状ガスケットを、(ロ)他の外装パ
ネルの側面で挟持すると共に、(ハ)この挟持側面とは
異なる側面に設けられた他の直管状ガスケットが、この
端部で前記交差部用ガスケットに当接してなる、外装パ
ネルの取り付け構造であって、前記交差部用ガスケット
が高応力スポンジまたはソリッドからなる本体部と低応
力スポンジからなる表層部とで構成されているものとす
るか、あるいは(イ)外装パネルのコーナー部を挟む
2つの側面に設けられた、矢印状の交差部用ガスケット
の結合された直管状ガスケットを、(ロ)他の外装パネ
ルの側面で挟持すると共に、(ハ)この挟持側面とは異
なる側面に設けられた、他の矢印状の交差部用ガス ケッ
トの結合された直管状ガスケットが、前記矢印状の交差
部用ガスケットの結合された管状ガスケットと、それぞ
れの交差部用ガスケットの側面で互いに当接してなる、
外装パネルの取り付け構造であって、前記交差部用ガス
ケットが上記 と同様に構成されているシングル(ガス
ケット)タイプのものとしたことを特徴とする。 これら
のパネルの取り付け構造では、低応力スポンジがゴム硬
度10〜35°で発泡倍率4〜6倍、高応力スポンジが発泡
倍率 1.5〜2倍、ソリッドがゴム硬度40〜70°の、それ
ぞれシリコーンゴムからなるものを使用することを好適
とする。
け構造は、(イ)外装パネルのコーナー部を挟む2つ
の側面に設けられた、L字状の交差部用ガスケットを介
して結合された直管状ガスケットを、(ロ)他の外装パ
ネルの側面で挟持すると共に、(ハ)この挟持側面とは
異なる側面に設けられた他の直管状ガスケットが、この
端部で前記交差部用ガスケットに当接してなる、外装パ
ネルの取り付け構造であって、前記交差部用ガスケット
が高応力スポンジまたはソリッドからなる本体部と低応
力スポンジからなる表層部とで構成されているものとす
るか、あるいは(イ)外装パネルのコーナー部を挟む
2つの側面に設けられた、矢印状の交差部用ガスケット
の結合された直管状ガスケットを、(ロ)他の外装パネ
ルの側面で挟持すると共に、(ハ)この挟持側面とは異
なる側面に設けられた、他の矢印状の交差部用ガス ケッ
トの結合された直管状ガスケットが、前記矢印状の交差
部用ガスケットの結合された管状ガスケットと、それぞ
れの交差部用ガスケットの側面で互いに当接してなる、
外装パネルの取り付け構造であって、前記交差部用ガス
ケットが上記 と同様に構成されているシングル(ガス
ケット)タイプのものとしたことを特徴とする。 これら
のパネルの取り付け構造では、低応力スポンジがゴム硬
度10〜35°で発泡倍率4〜6倍、高応力スポンジが発泡
倍率 1.5〜2倍、ソリッドがゴム硬度40〜70°の、それ
ぞれシリコーンゴムからなるものを使用することを好適
とする。
【0005】以下、本考案を図に示す実施例に基づいて
説明する。図1(a)は、上記によるパネルの取り付
け構造の代表例を示す横断面図である。10a、10b…は
パネル、Aは各パネル10a、10b…の間隙の交差部に設
けられたL字状の交差部用ガスケット(以下、交差部用
ガスケットAとする)で、低応力スポンジ(高発泡スポ
ンジ)からなる表層部11と高応力スポンジ(低発泡スポ
ンジ)またはソリッドからなる本体部12とから構成され
ている。13a、13b…は各パネル10a、10b…によりそ
の左右両側面を挟持された直管状ガスケットである。こ
れらの内、直管状ガスケット13a及び13bは、パネル10
aのコーナー部を挟む2つの側面に設けられていて、そ
れぞれの開口端部が交差部用ガスケットAの本体部12の
両端の突起部12a及び12bと結合すると共に、交差部用
ガスケットAとの接触面14において室温硬化性の接着剤
等により貼り合わされて一体化されている。
説明する。図1(a)は、上記によるパネルの取り付
け構造の代表例を示す横断面図である。10a、10b…は
パネル、Aは各パネル10a、10b…の間隙の交差部に設
けられたL字状の交差部用ガスケット(以下、交差部用
ガスケットAとする)で、低応力スポンジ(高発泡スポ
ンジ)からなる表層部11と高応力スポンジ(低発泡スポ
ンジ)またはソリッドからなる本体部12とから構成され
ている。13a、13b…は各パネル10a、10b…によりそ
の左右両側面を挟持された直管状ガスケットである。こ
れらの内、直管状ガスケット13a及び13bは、パネル10
aのコーナー部を挟む2つの側面に設けられていて、そ
れぞれの開口端部が交差部用ガスケットAの本体部12の
両端の突起部12a及び12bと結合すると共に、交差部用
ガスケットAとの接触面14において室温硬化性の接着剤
等により貼り合わされて一体化されている。
【0006】 他の直管状ガスケット13c及び13dは、直
管状ガスケット13a及び13bをパネル10aと共に挟むパ
ネル10b及び10cの別の側面に設けられていて、それぞ
れの開口端部が交差部用ガスケットAの外側のコーナー
部を挟む2つの側面である表層部11a及び11bに当接し
ている。表層部11a及び11bは低応力スポンジからなる
ため、直管状ガスケット13c及び13dの開口端部の表面
形状に追従して容易に変形し、座屈現象を起こすことな
く、水密、気密性を十分に発揮する。
管状ガスケット13a及び13bをパネル10aと共に挟むパ
ネル10b及び10cの別の側面に設けられていて、それぞ
れの開口端部が交差部用ガスケットAの外側のコーナー
部を挟む2つの側面である表層部11a及び11bに当接し
ている。表層部11a及び11bは低応力スポンジからなる
ため、直管状ガスケット13c及び13dの開口端部の表面
形状に追従して容易に変形し、座屈現象を起こすことな
く、水密、気密性を十分に発揮する。
【0007】本体部12は前述したように高応力スポンジ
のほかソリッドであってもよい。要は低応力スポンジか
らなる表層部11が十分変形できるような支持機能を持っ
ていれば良いのである。また、ある程度以上の応力が付
加されたときに、変形できるものであればよい。本体部
12がソリッドの場合はゴム硬度40〜70°の材質のもの
が、また高応力スポンジ(低発泡スポンジ)であれば発
泡倍率 1.5〜2倍程度のものが、それぞれ低応力スポン
ジ(高発泡スポンジ)の保持体、応力付加体として適当
である。表層部11の低応力スポンジはゴム硬度10〜35°
で発泡倍率4〜6倍のものが好ましく、これにより接触
面での高追従性が得られる。これらの表層部11及び本体
部12を構成する、低応力もしくは高応力スポンジまたは
ソリッドはシリコーンゴムからなるものがよい。なお、
上記直管状ガスケット13a、13b…は一般的に中応力ス
ポンジからなり、そのゴム硬度は30〜50°程度である。
のほかソリッドであってもよい。要は低応力スポンジか
らなる表層部11が十分変形できるような支持機能を持っ
ていれば良いのである。また、ある程度以上の応力が付
加されたときに、変形できるものであればよい。本体部
12がソリッドの場合はゴム硬度40〜70°の材質のもの
が、また高応力スポンジ(低発泡スポンジ)であれば発
泡倍率 1.5〜2倍程度のものが、それぞれ低応力スポン
ジ(高発泡スポンジ)の保持体、応力付加体として適当
である。表層部11の低応力スポンジはゴム硬度10〜35°
で発泡倍率4〜6倍のものが好ましく、これにより接触
面での高追従性が得られる。これらの表層部11及び本体
部12を構成する、低応力もしくは高応力スポンジまたは
ソリッドはシリコーンゴムからなるものがよい。なお、
上記直管状ガスケット13a、13b…は一般的に中応力ス
ポンジからなり、そのゴム硬度は30〜50°程度である。
【0008】交差部用ガスケットAの製作に当たって
は、まず後述するシリコーンゴム組成物を用いて金型内
で加硫(発泡)させ、ソリッド(または高応力スポン
ジ)からなる本体部12を製作した後、この本体部12の表
面に室温で発泡硬化するRTVを塗布すれば、低応力ス
ポンジからなる表層部11が形成される。なお、このソリ
ッド(または高応力スポンジ)からなる本体部12を再度
金型に仕込み、低応力スポンジからなる表層部11の発泡
形成と同時に両者を接着一体化してもよい。
は、まず後述するシリコーンゴム組成物を用いて金型内
で加硫(発泡)させ、ソリッド(または高応力スポン
ジ)からなる本体部12を製作した後、この本体部12の表
面に室温で発泡硬化するRTVを塗布すれば、低応力ス
ポンジからなる表層部11が形成される。なお、このソリ
ッド(または高応力スポンジ)からなる本体部12を再度
金型に仕込み、低応力スポンジからなる表層部11の発泡
形成と同時に両者を接着一体化してもよい。
【0009】図1(b)は、上記によるパネルの取り
付け構造の代表例を示す横断面図である。この実施例で
は、パネル10a、10b…の間隙の交差部に向けて複数の
矢印状の交差部用ガスケットB(以下、交差部用ガスケ
ットBとする)が配設されている。交差部用ガスケット
Bは、交差部用ガスケットAと同様、それぞれ低応力ス
ポンジ(高発泡スポンジ)からなる表層部15と高応力ス
ポンジ(低発泡スポンジ)またはソリッドからなる本体
部16とから構成されている。上記実施例と同様に、パネ
ル10aのコーナー部を挟む2つの側面にはそれぞれ直管
状ガスケット13a及び13bが設けられていて、それぞれ
の開口端部で交差部用ガスケットBの本体部16の突起部
16aと結合すると共に、交差部用ガスケットBとの接触
面14において室温硬化性の接着剤等により貼り合わされ
て一体化されている。
付け構造の代表例を示す横断面図である。この実施例で
は、パネル10a、10b…の間隙の交差部に向けて複数の
矢印状の交差部用ガスケットB(以下、交差部用ガスケ
ットBとする)が配設されている。交差部用ガスケット
Bは、交差部用ガスケットAと同様、それぞれ低応力ス
ポンジ(高発泡スポンジ)からなる表層部15と高応力ス
ポンジ(低発泡スポンジ)またはソリッドからなる本体
部16とから構成されている。上記実施例と同様に、パネ
ル10aのコーナー部を挟む2つの側面にはそれぞれ直管
状ガスケット13a及び13bが設けられていて、それぞれ
の開口端部で交差部用ガスケットBの本体部16の突起部
16aと結合すると共に、交差部用ガスケットBとの接触
面14において室温硬化性の接着剤等により貼り合わされ
て一体化されている。
【0010】 交差部用ガスケットBが結合された直管状
ガスケット13a及び13bの反対側面には、それぞれ他の
パネル10b及び10cがあって、パネル10aと共に、この
直管状ガスケット13a及び13bを挟持し、さらに他のパ
ネル10b及び10cのコーナー部を挟む別の側面には、そ
れぞれ他の交差部用ガスケットBが結合された直管状ガ
スケット13c及び13dがあって、パネル10dのコーナー
部を挟む2つの側面で挟持されている。それぞれの開口
端部に交差部用ガスケットBが結合されている直管状 ガ
スケット13a、13b…を4体突き合わせることにより、
交差部用ガスケットBの低応力スポンジからなる表層部
15が押し合って、より密着性が増大し、水密、気密性が
一段と向上する。
ガスケット13a及び13bの反対側面には、それぞれ他の
パネル10b及び10cがあって、パネル10aと共に、この
直管状ガスケット13a及び13bを挟持し、さらに他のパ
ネル10b及び10cのコーナー部を挟む別の側面には、そ
れぞれ他の交差部用ガスケットBが結合された直管状ガ
スケット13c及び13dがあって、パネル10dのコーナー
部を挟む2つの側面で挟持されている。それぞれの開口
端部に交差部用ガスケットBが結合されている直管状 ガ
スケット13a、13b…を4体突き合わせることにより、
交差部用ガスケットBの低応力スポンジからなる表層部
15が押し合って、より密着性が増大し、水密、気密性が
一段と向上する。
【0011】低応力または高応力スポンジを得るための
発泡剤としては、例えば、アゾ系のアゾジカルボンアミ
ド、アゾビスイソブチロニトリル、ニトロソ系のN,
N’−ジメチルN,N’−ジニトロソテレフタルアミ
ド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミンの
ような分解して窒素ガスを発生させる有機系の発泡剤が
好ましく、これら発泡剤の種類は、分解温度、発生ガス
量等を加味して適宜選択すればよいが、この添加量は必
要とされるスポンジの発泡倍率に合わせオルガノポリシ
ロキサン 100重量部に対して、1〜10重量部の範囲とす
るのが好ましい。
発泡剤としては、例えば、アゾ系のアゾジカルボンアミ
ド、アゾビスイソブチロニトリル、ニトロソ系のN,
N’−ジメチルN,N’−ジニトロソテレフタルアミ
ド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミンの
ような分解して窒素ガスを発生させる有機系の発泡剤が
好ましく、これら発泡剤の種類は、分解温度、発生ガス
量等を加味して適宜選択すればよいが、この添加量は必
要とされるスポンジの発泡倍率に合わせオルガノポリシ
ロキサン 100重量部に対して、1〜10重量部の範囲とす
るのが好ましい。
【0012】このオルガノポリシロキサンは平均単位式
RaSiO4-a で示され、式中a=1.90〜2.05で、Rは
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、などのア
ルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フ
ェニル基、トリル基などのアリール基またはこれらの炭
素原子に結合した水素原子の一部または全部をハロゲン
原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基等のよう
な同一または異種の非置換または置換1価炭化水素基
で、好ましくはその80モル%がメチル基であり、0.1 〜
0.5モル%がビニル基とされるメチルビニルポリシロキ
サンで、好ましくは25℃における粘度が 100cS以上、望
ましくは 1,000cS以上のものをベースとするものがよ
い。なお、オルガノポリシロキサンの末端はシラノール
基、メチル基、ビニル基で封鎖されたもの、特にはビニ
ル基で封鎖されたものが望ましい。さらに、このオルガ
ノポリシロキサンは、アルケニル基などの脂肪族不飽和
基を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒド、オ
レフィン、ビニルシロキサンとの錯塩などからなる付加
反応型のものとしてもよい。
RaSiO4-a で示され、式中a=1.90〜2.05で、Rは
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、などのア
ルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フ
ェニル基、トリル基などのアリール基またはこれらの炭
素原子に結合した水素原子の一部または全部をハロゲン
原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基等のよう
な同一または異種の非置換または置換1価炭化水素基
で、好ましくはその80モル%がメチル基であり、0.1 〜
0.5モル%がビニル基とされるメチルビニルポリシロキ
サンで、好ましくは25℃における粘度が 100cS以上、望
ましくは 1,000cS以上のものをベースとするものがよ
い。なお、オルガノポリシロキサンの末端はシラノール
基、メチル基、ビニル基で封鎖されたもの、特にはビニ
ル基で封鎖されたものが望ましい。さらに、このオルガ
ノポリシロキサンは、アルケニル基などの脂肪族不飽和
基を含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと
塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデヒド、オ
レフィン、ビニルシロキサンとの錯塩などからなる付加
反応型のものとしてもよい。
【0013】シリコーンゴム組成物は、上記したオルガ
ノポリシロキサンにシリカ系充填材を配合したものが一
般的とされ、この充填剤としては煙霧質シリカ、湿式シ
リカ、石英粉末、硅そう土等が代表的なものとして例示
されるが、これらはその粒径が50μm以下のものがよ
く、この添加量はオルガノポリシロキサン 100重量部に
対し20〜 200重量部の範囲とすればよい。なお、このシ
リコーンゴム組成物はシリカ分散剤としてアルコキシ
基、シラノール基などを含有するシラン、また着色のた
め無機質の顔料などを含んだものとしてもよい。
ノポリシロキサンにシリカ系充填材を配合したものが一
般的とされ、この充填剤としては煙霧質シリカ、湿式シ
リカ、石英粉末、硅そう土等が代表的なものとして例示
されるが、これらはその粒径が50μm以下のものがよ
く、この添加量はオルガノポリシロキサン 100重量部に
対し20〜 200重量部の範囲とすればよい。なお、このシ
リコーンゴム組成物はシリカ分散剤としてアルコキシ
基、シラノール基などを含有するシラン、また着色のた
め無機質の顔料などを含んだものとしてもよい。
【0014】また、このシリコーンゴム組成物は、これ
を硬化させる架橋剤を含むものとされ、これにはベンゾ
イルパーオキサイド、モノクロロベンゾイルパーオキサ
イド、ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、あるいはこれらを組み合わせたものが例
示される。
を硬化させる架橋剤を含むものとされ、これにはベンゾ
イルパーオキサイド、モノクロロベンゾイルパーオキサ
イド、ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、あるいはこれらを組み合わせたものが例
示される。
【0015】
【考案の効果】本考案のパネルの取り付け構造では、交
差部用ガスケットが高応力スポンジまたはソリッドから
なる本体部と低応力スポンジからなる表層部とで構成さ
れていて、この本体部がパネルで両側を挟持された直管
状ガスケットと結合すると共に表層部で別の直管状ガス
ケットの開口端部のほぼ全周と当接するか、本体部で同
様の直管状ガスケットと結合すると共に表層部同士が互
いに当接するため、表層部が接触面の形状に追従して容
易に変形し、ガスケット同士の接触面での座屈現象が防
止されて、水密、気密性が強力に発揮できる。
差部用ガスケットが高応力スポンジまたはソリッドから
なる本体部と低応力スポンジからなる表層部とで構成さ
れていて、この本体部がパネルで両側を挟持された直管
状ガスケットと結合すると共に表層部で別の直管状ガス
ケットの開口端部のほぼ全周と当接するか、本体部で同
様の直管状ガスケットと結合すると共に表層部同士が互
いに当接するため、表層部が接触面の形状に追従して容
易に変形し、ガスケット同士の接触面での座屈現象が防
止されて、水密、気密性が強力に発揮できる。
【図1】(a),(b)はそれぞれ本考案によるパネル
の取り付け構造の異なる実施態様を示す横断面図であ
る。
の取り付け構造の異なる実施態様を示す横断面図であ
る。
【図2】従来のパネルの取り付け構造を示す平面図であ
る。
る。
10:パネル、 11、15:表層部、 12、16:本体部、 13:直管状ガスケット、 14:接触面、A、B:交差部用ガスケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/684 - 1/686
Claims (3)
- 【請求項1】(イ)外装パネルのコーナー部を挟む2つ
の側面に設けられた、L字状の交差部用ガスケットを介
して結合された直管状ガスケットを、(ロ)他の外装パ
ネルの側面で挟持すると共に、(ハ)この挟持側面とは
異なる側面に設けられた他の直管状ガスケットが、この
端部で前記交差部用ガスケットに当接してなる、外装パ
ネルの取り付け構造であって、前記交差部用ガスケット
が高応力スポンジまたはソリッドからなる本体部と低応
力スポンジからなる表層部とで構成されていることを特
徴とする外装パネルの取り付け構造。 - 【請求項2】(イ)外装パネルのコーナー部を挟む2つ
の側面に設けられた、矢印状の交差部用ガスケットの結
合された直管状ガスケットを、(ロ)他の外装パネルの
側面で挟持すると共に、(ハ)この挟持側面とは異なる
側面に設けられた、他の矢印状の交差部用ガスケットの
結合された直管状ガスケットが、前記矢印状の交差部用
ガスケットの結合された管状ガスケットと、それぞれの
交差部用ガスケットの側面で互いに当接してなる、外装
パネルの取り付け構造であって、前記交差部用ガスケッ
トが高応力スポンジまたはソリッドからなる本体部と低
応力スポンジからなる表層部とで構成されていることを
特徴とする外装パネルの取り付け構造。 - 【請求項3】低応力スポンジがゴム硬度10〜35°で発泡
倍率4〜6倍、高応力スポンジが発泡倍率 1.5〜2倍、
ソリッドがゴム硬度40〜70°の、それぞれシリコーンゴ
ムからなる請求項1または2記載の外装パネルの取り付
け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092048U JP2585369Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 外装パネルの取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092048U JP2585369Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 外装パネルの取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651310U JPH0651310U (ja) | 1994-07-12 |
JP2585369Y2 true JP2585369Y2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=14043638
Family Applications (1)
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JP1992092048U Expired - Fee Related JP2585369Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 外装パネルの取り付け構造 |
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JP (1) | JP2585369Y2 (ja) |
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JPS57190806U (ja) * | 1981-05-29 | 1982-12-03 | ||
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-
1992
- 1992-12-18 JP JP1992092048U patent/JP2585369Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0651310U (ja) | 1994-07-12 |
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