JP2585149B2 - ロボットハンド - Google Patents

ロボットハンド

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JP2585149B2
JP2585149B2 JP3170614A JP17061491A JP2585149B2 JP 2585149 B2 JP2585149 B2 JP 2585149B2 JP 3170614 A JP3170614 A JP 3170614A JP 17061491 A JP17061491 A JP 17061491A JP 2585149 B2 JP2585149 B2 JP 2585149B2
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chuck
sliders
fingers
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robot hand
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隆彦 小豆沢
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OOKUMA KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は旋盤用ロボットのロボッ
トハンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図9の旋盤101のローデイン
グ,アンローデイングに使用されるロボット102のロ
ボットハンドは、図10のチャックワーク用工作物W1
を二個直列に交互に把持することのできるチャックワー
クダブルハンド形103と、図11のセンタワーク用工作
物W2を二個心違いに交互に把持することのできるセン
タワークタブルハンド形104と、図12のチャックワ
ーク用又はセンタワーク用大物工作物W3を一個把持す
るチャックワーク又はセンタワークシングルハンド形1
05の三種類に分けて、工作物に対応したロボッハンド
をユニットごと交換していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたロ
ボットハンドをユニットごと交換する方法は、交換が大
変面倒で段取り替えに時間を要し、しかもロボットハン
ドが高価になることによって結果的にロボットがコスト
高になるという問題点を有している。
【0004】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、二個で一対のフインガを複数用意して、スライダの
複数のフインガ取付位置に、選択的にフインガを取付け
替えするだけで、三種のハンドリング様態に対応可能な
ロボットハンドを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のロボットハンドは、枠体に軸心と平行かつ対
称に設けられた案内に沿って複数のフインガ取付位置を
有する四個のスライダをそれぞれ移動可能に設け、前記
四個のスライダのうち隣接する二個を組とするスライダ
を互いに反対方向に動かす第1ラックピニオン部材を各
組に設け、前記各組のスライダを駆動する手段を設け、
前記各組の受動側又は駆動側スライダの動きが互いに反
対側になるように規制する第2ラックピニオン部材をか
け外し自在に設け、前記四個のスライダのフインガ取付
位置に二個で一対をなす複数のフインガを一対又は二対
選択的に設けてなり、フインガの取替えと第2ラックピ
ニオン部材のかけ外しだけで複数種のハンドリング様態
に対応可能にしたものである。
【0006】
【作用】第2ラックピニオン部材の噛合を外し、各組の
スライダの複数のフインガ取付位置に、把持爪中心が同
心かつ互いに反対向きになるように選択的に二対のフイ
ンガを取付けてチャックワークダブル形とする。次に第
2ラックピニオン部材の噛合を外したまま、各組のスラ
イダのフインガ取付位置に、把持爪中心が平行かつ背中
合わせになるように、選択的に二対のフインガを取付け
てセンタワークダブル形とする。
【0007】次に第2ラックピニオン部材を噛合させて
第1,第2ラックピニオン部材で各組の駆動側スライダ
が互いに反対側に同時に等量移動するように動きを規制
し、この駆動側スライダの複数のフインガ取付位置に選
択的に一対の大型フインガを取付けて、チャックワー
ク,センタワークシングル形とし、二個の駆動手段の互
いに逆方向の推力により強力に工作物を把持する。
【0008】
【実施例】実施例について図1〜図10を参照して説明
する。図7のNC旋盤の主軸台の前面床上に設置される
ローデイング,アンローデイング用ロボットにおいて、
Z軸方向移動可能かつZ軸に垂直な平面内において旋回
可能なロボットアーム1の先端に、ハンド取付台2が9
0°旋回割出可能に設けられており、ハンド取付台にロ
ボットハンド3が取付けられている。
【0009】ロボットハンド3の枠体4には二本で一組
とする四組のアーム軸心方向のガイドバー5A〜5D
が、アーム軸心を通る直交線に対してそれぞれ等距離か
つアーム軸心に対して対称に取付けられており、このカ
イドバー5A〜5Dに四個のスライダ6A〜6Dが移動
可能に設けられている。
【0010】スライダ6A〜6Dは、アーム軸心に対し
て対称位置二個6A,6C及び6B,6Dがそれぞれ対
称形に形成されており、それぞれのスライダにいんろう
溝を有するフインガ取付位置a〜hが二箇所ずつ設けら
れている。
【0011】そして隣接するスライダ6A,6B及び6
C,6Dには図1の横方向の中心線に対して対称位置
に、ラック8がガイドバーと平行かつ互いに対向して固
着されており、この対向する二つのラック8に枠体4の
ブラケットに回転可能に支持されるピニオン9が噛合さ
れ、このラック,ピニオンにより6A,6B及び6C,
6Dは互いに反対方向に同時に等量移動するようになっ
ている。
【0012】枠体4の対称位置に流体圧シリンダ11
A,11Bがガイドバーに対して平行に固着され、ピス
トンロッド12の先端がスライダ6B,6Dのアーム6
aの先端に固着されており、圧力流体の切換えでスライ
ダ6A,6B及び6C,6Dが互いに反対方向に移動さ
れる。
【0013】更にスライダ6A,6Cには図1のたて方
向の中心線に対して対称位置にラック13がガイドバー
に対して平行に刻設されており、両方のラック13に同
時に噛合するピニオン14が、枠体4のブラケットに支
持される軸15に軸方向移動可能に嵌合され、ラック1
3とピニオン14の噛合が図示しないシフタレバーによ
り必要に応じてかけ外しできるようになっている。
【0014】フインガは把持爪16aと16bを有する
ものがそれぞれ一対とされ、それぞれの目的に応じて取
替えることにより各種のハンドリング様態に対応するよ
うになっており、図4及び図8の左側の図に示すように
取付位置a,c及びe,gにフインガ16A,16Bを
各一対取付けたチャックワークダブル用と、図5及び図
8の中央の図に示すように取付位置b,d及びf,hに
フインガ16C,16Dを各一対取付けたセンタワーク
ダブル用と、図6及び図8の右側の図に示すようにラッ
ク13にピニオン14を噛合わせた状態とし、取付位置
d,hに一対の大型のフインガ16E,16Fを取付け
たチャックワークシングル用の三種とに分類され、各フ
インガを目的に応じて選択的に取換えることとラック1
3,ピニオン14の噛合を必要に応じてかけ外しするこ
とで、ロボットハンド3を三種類のハンドリング様態に
変更することができるようになっている。
【0015】続いて本実施例の作用について説明する。
第1にロボットハンド3をチャックワークダブルハンド
形に変更する場合は、ラック13とピニオン14の噛合
を外し、取付位置a,cに一対のフインガ16A,16
Bを、また取付位置e,gに同一の一対のフインガ16
A,16Bを互いに向きを反対にして取付ける。
【0016】そして一方のフインガ16A,16Bの把
持爪16a,16bでチャックワーク用工作物W1の素
材を把持し、ハンド取付台2を旋回して他方の空のフイ
ンガ16A,16Bの把持軸心をZ軸方向かつチャック
側割出し、アーム1のチャック側への旋回で空のフイン
ガがチャックと同心となり、アーム1のZ軸方向チャッ
ク側への移動でチャックに把持する加工の終わった成品
が空のフインガ16A,16Bの把持爪内に挿入され
る。
【0017】次いで流体圧シリンダ11Aの前室に圧力
流体が供給され、把持爪16a,16bが閉じて成品を
把持し、チャックの爪が開いたのちアーム1のZ軸方向
反チャック側への移動で成品がチャックから離れ、ハン
ド取付台2が180°旋回して一方のフインガに把持す
る素材がチャックと同心となり、再びアーム1のZ軸方
向チャック側への移動で素材がチャックの爪内に挿入さ
れる。
【0018】次いでチャックの爪が閉じたあと流体圧シ
リンダ11Bの後室に圧力流体が供給されて一方のフイ
ンガ16A,16Bが開き、アーム1がZ軸方向反チャ
ック側に移動して素材から離れ、アーム1の旋回でロボ
ットハンド3が旋盤から離れる。
【0019】第2にロボットハンド3をセンタワークダ
ブルハンド形に変更する場合は、ラック13,ピニオン
14の噛合を外したまま、スライダの取付位置b,d及
びf,hにそれぞれフインガ16B,16Cを各一対背
中合わせに取付ける。
【0020】そして一方のフインガ16C,16Dでセ
ンタワーク用工作物W2の素材を把持して、ハンド取付
台2の旋回で素材をZ軸方向に割出したあと、アーム1
のZ軸移動と旋回で、ロボットハンド3がチャックに接
近して下側の空のフインガ16C,16Dの把持爪16
a,16b中心が、先端がチャックにより把持され後端
が心押軸センタにより支持されている成品と同心に位置
決めされ、流体圧シリンダ11Aの後室に圧力流体が供
給されてフインガ16C,16Dが閉じて成品を把持す
る。
【0021】次いで心押軸センタが後退し、チャックが
開いたあと,アーム1が僅かにZ軸方向反チャック側に
移動して成品がチャックから離れ、ハンド取付台2が18
0 °旋回して素材がチャックと同心となり、チャックが
閉じて素材の先端が把持され、心押軸センタが前進して
素材の後端を支持する。次いで流体圧シリンダ11Bの
前室に圧力流体が供給されてフインガ16C,16Dが
開き、アーム1の旋回でロボットハンド3が旋盤から離
れる。
【0022】第3にロボットハンド3をチャックワーク
シングルハンド形に変更する場合は、ラック13にピニ
オン14を噛合わせ、スライダの取付位置d,hに一対
の大型のフインガ16E,16Fを取付ける。そしてこ
のフインガ16E,16Fの把持爪中心をチャックと同
心に位置決めしてアーム1のZ軸方向チャック側への移
動でチャックに把持する工作物W3の成品がフインガ1
6E,16Fの把持爪内に挿入され、流体圧シリンダ1
1Aの上室と、流体圧シリンダ11Bの下室に同時に圧
力流体が供給され、ラック8,ピニオン9及びラック1
3,ピニオン14により反対方向に同時に等量移動する
ように動きが規制されているフインガ16F,16Eが
把持爪16a,16b中心を一定位置に保って閉じられ
二本の流体圧シリンダにより強力に成品を把持する。
【0023】次いでチャックが開いたのちアーム1のZ
軸方向反チャック側への移動で成品がチャックから離
れ、アーム1の旋回でロボットハンドが旋盤から離れ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次の効果を奏する。ロボットハンドの枠体に軸心に
対して平行かつ対称に設けられた四個の案内に沿って複
数のフインガ取付位置を有するスライダを移動可能に設
け、駆動手段と第1ラックピニオン部材により互いに反
対方向に同時に等量移動される二個を一組とするスライ
ダの、各受動側スライダに互いに反対方向に同時に等量
移動されるよう動きを規制するラックピニオン部材をか
け外し自在に設け、
【0025】四個のスライダの複数の取付位置に一対又
は二対のフインガを選択的に取付け、第2ラックピニオ
ン部材のかけ外しにより三種のハンドリング様態に切換
えるようにしたので、フインガの取替えだけで各種の工
作物に対応可能となり、結果的にロボットのコスト低減
が達成できるとともに、段取替えが簡単になって工数の
削減が達成できる。また従来のロボットハンドと取付部
が構造的に大きな違いがないため互換性があり、各種ロ
ボット,ローダ等への応用展開が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のロボットハンドの上視図で、上蓋を
取って中が見えるようにし、フインガの断面を仮想線で
表した図である。
【図2】図1のC−C線視断面図である。
【図3】図1のD−D線視断面図である。
【図4】図1のA−A線視断面図でチャックワークダブ
ルハンド形にしたところを表す図である。
【図5】図1のB−B線視断面図でセンタワークダブル
ハンド形にしたところを表す図である。
【図6】図1のB−B線視断面図でチャックワーク及び
センタワークシングルハンド形にしたところを表す図で
ある。
【図7】本実施例のNC旋盤の一部とロボットの斜視姿
図である。
【図8】フインガの取付替えにより左側のチャックワー
クダブルハンド形から中央のワークダブルハンド形に、
更に右側のチャックワーク及びセンタワークシングルハ
ンド形に順次ハンドリング様態が変化していくところを
表す斜視図である。
【図9】NC旋盤の一部と従来のロボットの斜視姿図で
ある。
【図10】従来のチャックワークダブル専用のロボット
ハンドの斜視図である。
【図11】従来のセンタワークダブル専用のロボットハ
ンドの斜視図である。
【図12】従来のチャックワーク及びセンタワークシン
グル専用のロボットハンドの斜視図である。
【符号の説明】
4 枠体 5A〜5D ガイドバー 6A〜6D スライダ 8,13 ラック 9,14 ピニオン 11A,11B 流体圧シリンダ 16A,16B フインガ a〜h フインガ取付位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体に軸心と平行かつ対称に設けられた
    案内に沿って複数のフインガ取付位置を有する四個のス
    ライダをそれぞれ移動可能に設け、前記四個のスライダ
    のうち隣接する二個を組とするスライダを互いに反対方
    向に動かす第1ラックピニオン部材を各組に設け、前記
    各組のスライダを駆動する手段を設け、前記各組の受動
    側又は駆動側スライダの動きが互いに反対側になるよう
    に規制する第2ラックピニオン部材をかけ外し自在に設
    け、前記四個のスライダのフインガ取付位置に二個で一
    対をなす複数のフインガを一対又は二対選択的に設けて
    なり、フインガの取替えと第2ラックピニオン部材のか
    け外しだけで複数種のハンドリング様態に対応可能にし
    たことを特徴とするロボットハンド。
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FR3062081B1 (fr) 2017-01-23 2020-02-14 Interscience Dispositif de prehension a actionnement lineaire

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