JP2584846Y2 - 定置型エンジンのオイル循環装置 - Google Patents

定置型エンジンのオイル循環装置

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JP2584846Y2
JP2584846Y2 JP8637192U JP8637192U JP2584846Y2 JP 2584846 Y2 JP2584846 Y2 JP 2584846Y2 JP 8637192 U JP8637192 U JP 8637192U JP 8637192 U JP8637192 U JP 8637192U JP 2584846 Y2 JP2584846 Y2 JP 2584846Y2
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oil
engine
tank
pan
circulation system
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進 市川
二男 佐藤
信昭 吉田
秀春 小田
良二 藤田
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、定置型エンジンのオイ
ル循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】省エネルギシステムの1つとして、エン
ジンによって発電機を駆動して照明用等の電気を供給す
ると同時に、エンジンから発生する排気熱や冷却熱を回
収して暖房や給湯等の熱源に利用することにより、エネ
ルギを有効に利用するようにしたコージェネレーション
システムが実用化されている(例えば実開昭62−56
036号公報及び実開平3−100714号公報等参
照)。
【0003】そして、このようなシステムでは、エンジ
ンを床等に固定して設置する定置型エンジンの形態を採
用している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
定置型エンジンでは、エンジンと床との間の距離が短
く、エンジン下部に配置されエンジンに循環供給するエ
ンジンオイルを貯留するためのオイルパンの容積を大き
くとれない。このため、従来ではエンジンオイルの容量
が少なく、また、エンジンオイルは寿命があって定期的
な交換が不可欠であるため、頻繁に交換する必要があっ
た。そして、エンジンオイルの交換の度にエンジンを停
止しなければならず、システムの稼働効率を低下させる
要因となっていた。
【0005】このため、オイルパンとは別にオイルタン
クを設けてオイルパンに連通させるようにしたものが従
来あるが、このものは、図2に示すように、エンジン下
部のオイルパン1底部とオイルタンク2とを、単に導通
ホース3で接続しているだけである。この場合、オイル
パン1内のオイルとオイルタンク2内のオイルとが十分
に混ざらない。また、オイルパン1からのオイルのオー
バーフロー防止のため、オイルパン1とオイルタンク2
の両液面を一致させる必要があり、オイルタンク2のレ
イアウトが制限される等の欠点があった。
【0006】本考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、エンジンオイルの寿命を延ばすと共にエンジン
の稼働効率を向上させることができる定置型エンジンの
オイル循環装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、エ
ンジン下部に設けたオイルパン内のエンジンオイルを、
オイルポンプにより吸引してエンジンに循環供給する定
置型エンジンのオイル循環装置において、前記エンジン
近傍にオイルタンクを設け、エンジンとオイルポンプと
の間のエンジン循環系オイル供給通路と前記オイルタン
ク上面とを接続してオイルタンク内にエンジンオイルの
一部を送給するオイル送給通路と、オイルパンより上方
に位置するオイルタンク内のオイル液面近傍位置とオイ
ルパンとを接続してオイルタンク内のオイルを前記オイ
ルパン内に戻すオイル戻し通路とを設けると共に、前記
オイル送給通路のエンジン循環系オイル供給通路側接続
部に絞り流量調整機構を設ける一方、前記オイルタンク
内に、当該オイルタンク内空間をタンク底部近傍で連通
するよう仕切る仕切板を設け、該仕切板で仕切られるタ
ンク内空間の一方に前記オイル送給通路接続部を配置
し、他方にオイル戻し通路接続部を配置して構成した。
【0008】
【作用】かかる構成によれば、オイルパンからオイルポ
ンプにより吸引されてエンジンに供給されるオイルの一
部がオイル送給通路からオイルタンク上部に流入し、オ
イルの流入よりオイルタンク内のオイルが押し出され、
オイル戻し通路を通ってオイルパン内にオイルが自然落
下により戻る。この繰り返しによってオイルパン内のオ
イルは、エンジンの潤滑を行ないつつ、オイルパンとオ
イルタンクとの間を循環する。この際に、仕切板の存在
により、オイルタンク内に流入したオイルは直接オイル
戻し通路側に向かわず、タンク内部のオイルと混ざり合
う。また、絞り流量調整機構によってオイル流量が適正
に調整される。
【0009】従って、オイルパン内のオイルとオイルタ
ンク内のオイルはその量が調整されつつ効果的に混ざり
って循環し、オイルの容量の増大でオイル寿命を延ば
すことができ、次のオイル交換までの期間が長くなりシ
ステムの稼働効率を高めることができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説
明する。本実施例の構成を示す図1において、定置型の
エンジン11の下方には、エンジン11に循環供給するエン
ジンオイルを貯留するオイルパン12が配置されている。
このオイルパン12内のエンジンオイルをエンジン11に供
給するためのオイル供給通路13には、オイルフィルタ1
4、オイルポンプ15及びオイル圧を調整するオイルレギ
ュレータ16が設けられている。また、エンジン11内に供
給されたエンジンオイルは、リターン通路17を介してオ
イルパン12内に戻る。これらによって、エンジン11のエ
ンジンオイル循環系が構成されている。
【0011】一方、エンジン11の近傍には、オイル液面
Sがオイルパン12内のオイル液面より高くなるようにオ
イルタンク18が設置されている。該オイルタンク18の上
面部には、前記オイル供給通路13のオイルポンプ15とオ
イルレギュレータ16との間に絞り流量調整機構19を介し
て一端が接続されるオイル送給通路を構成する送給用圧
力ホース20の他端が接続されている。また、オイルタン
ク18のオイルパン12側の側面部のオイル液面Sの近傍位
置にはオイル流出口21が設けられ、該オイル流出口21に
は、オイルパン12にオイルを戻すためのオイル戻し通路
を構成する戻し用ホース22の一端が接続されている。こ
の戻し用ホース22の他端は、オイルパン12のオイル給油
部23の側部に設けた分岐口24に接続されている。
【0012】前記オイルタンク18内には、送給用圧力ホ
ース20の接続部とオイル流出口21との間に位置させて、
タンク底部近くまで延設して仕切板25を設けてある。
尚、26は、エア抜き部27を備えたオイルタンク18の給油
口である。次に本実施例の作用を説明する。オイルポン
プ15が駆動すると、オイルパン12内のエンジンオイル
は、オイルフィルタ14を介してオイルポンプ15に吸引さ
れ、オイルポンプ15からオイル供給通路13に吐出され、
オイルレギュレータ16で圧力調整された後、エンジン11
に供給され、リターン通路17からオイルパン12内に戻
る。このようにしてオイルパン12内のエンジンオイルが
エンジン11に循環供給されて、エンジン11の潤滑及び冷
却が行われる。
【0013】かかるエンジンオイルの循環供給中におい
て、オイルポンプ15からオイル供給通路13に吐出された
エンジンオイルの一部は、絞り流量調整機構19を介して
送給用圧力ホース20側に流出し、該送給用圧力ホース20
を通ってオイルタンク18内の上面に噴出される。オイル
タンク18内のオイル液面は、前記送給用圧力ホース20か
らのオイルの流入によって上昇するため、オイル流出口
21から戻し用ホース22を通って分岐口24を介してオイル
パン12内に自然落下する。
【0014】従って、オイルパン12とオイルタンク18内
のエンジンオイルが循環するので、エンジンオイルの容
量が増大する。しかも、オイルタンク18内の仕切板25の
存在によって、送給用圧力ホース20から流入したエンジ
ンオイルは直接オイル流出口21側に向かわず、タンク内
部のエンジンオイルと混ざり合うので、エンジンオイル
容量の増大と併せて一度給油したエンジンオイルの寿命
を延ばすことができる。
【0015】このため、エンジンオイルの交換頻度を少
なくでき、延いてはエンジン11の停止頻度を少なくでき
システムの稼働効率を高めることができる。また、オイ
ルタンク18側のエンジンオイルの循環のための動力を、
エンジン11に搭載した既存のオイル循環用のオイルポン
プ15を利用しているので、新たに別のオイル循環用動力
源を設ける必要はない。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、エ
ンジン近傍にオイルタンクを設け、オイルパン内のエン
ジンオイルをエンジンへ循環供給すると同時に、オイル
タンクとオイルパンとの間でもエンジンオイルの循環動
作を行う構成としたので、エンジンオイルの容量がオイ
ルパンとオイルタンクを合わせたものとなり、エンジン
オイルの容量が増大する。しかも、仕切板の存在によっ
てタンク内でオイルが混ざり合い均等に循環するので、
エンジンオイルの寿命を延ばすことができる。これによ
り、エンジンオイルの交換頻度を少なくでき、エンジン
の稼働効率を向上できる。また、絞り流量調整機構を設
けたので、オイルパン及びオイルタンクへのオイル流量
を適正に調整できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る定置型エンジンのオイル循環装置
の一実施例を示す構成図
【図2】オイルタンク付きの定置型エンジンのオイル循
環装置の従来例を示す図
【符号の説明】
11 エンジン 12 オイルパン 13 オイル供給通路 15 オイルポンプ 18 オイルタンク 20 送給用圧力ホース 22 戻し用ホース
フロントページの続き (72)考案者 小田 秀春 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (72)考案者 藤田 良二 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−204609(JP,A) 実開 平2−144608(JP,U) 実開 平6−8713(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01M 11/00 F01M 11/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン下部に設けたオイルパン内のエン
    ジンオイルを、オイルポンプにより吸引してエンジンに
    循環供給する定置型エンジンのオイル循環装置におい
    て、前記エンジン近傍にオイルタンクを設け、エンジン
    とオイルポンプとの間のエンジン循環系オイル供給通路
    と前記オイルタンク上面とを接続してオイルタンク内に
    エンジンオイルの一部を送給するオイル送給通路と、オ
    イルタンクオイルパンより上方に位置するオイル液面
    近傍位置とオイルパンとを接続してオイルタンク内のオ
    イルを前記オイルパン内に戻すオイル戻し通路とを設け
    ると共に、前記オイル送給通路のエンジン循環系オイル
    供給通路側接続部に絞り流量調整機構を設ける一方、前
    記オイルタンク内に、当該オイルタンク内空間をタンク
    底部近傍で連通するよう仕切る仕切板を設け、該仕切板
    で仕切られるタンク内空間の一方に前記オイル送給通路
    接続部を配置し、他方にオイル戻し通路接続部を配置す
    る構成としたことを特徴とする定置型エンジンのオイル
    循環装置。
JP8637192U 1992-12-16 1992-12-16 定置型エンジンのオイル循環装置 Expired - Lifetime JP2584846Y2 (ja)

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JPH0649704U JPH0649704U (ja) 1994-07-08
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