JP2584845Y2 - マイクロホンユニット - Google Patents

マイクロホンユニット

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JP2584845Y2
JP2584845Y2 JP7404292U JP7404292U JP2584845Y2 JP 2584845 Y2 JP2584845 Y2 JP 2584845Y2 JP 7404292 U JP7404292 U JP 7404292U JP 7404292 U JP7404292 U JP 7404292U JP 2584845 Y2 JP2584845 Y2 JP 2584845Y2
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芳夫 菊地
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はマイクロホンユニット
部と電源部とが着脱可能なマイクロホンに関し、特に詳
しく言うと、マイクロホンユニット部における電源部へ
の接続部の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロホンユニット部と電源部とが着
脱可能なマイクロホンにおいては、通常、中央の棒状電
極を信号接点とし、外筐を接地接点としている。外筐に
はねじが設けられ、マイクロホンユニット部と電源部と
を結合し、電気的にも安定して導通がとれるようにして
いる。棒状電極は、一方は固定されていてもかまわない
が、他方は、ある程度の圧力を常時加え続けなければな
らない。このことからストロークを多くとれるコイルバ
ネが、通常、この棒状電極を押さえるものとして使用さ
れている。
【0003】具体的には、背極板を介して振動板に接続
した状態で棒状電極、言い換えれば電極ピンを配置す
る。一方、電極ピンにコイルバネを受ける座を取り付
け、この座に一端に端子ピンを支持させたコイルバネの
他端を押し当てて端子支持板と前部ケースとの間で保持
させ、これらをケース内に収容していた。そして、電源
部を端子ピンを介して接続し、マイクロホンユニット部
と電源部とからなるマイクロホンを構成していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に構成されたマイクロホンでは、電極ピンと接続ピンと
の間はこれらのピンのサイズの割りに離れており、これ
らの間に設けられたコイルバネの長手方向の寸法もそれ
につれて大きくなっていた。そのため、外部の振動や音
波によって振動しやすく、この部分の電気的インピーダ
ンスがきわめて高いことから、このコイルバネの振動に
よる静電容量の変化が雑音となってマイクロホンから出
力されることがあった。この雑音とは、バネを指ではじ
いたときのような振動による雑音や、大きな音波が加え
られた直後にも発生する付帯音である。
【0005】このような雑音をなくすための方策とし
て、コイルバネのバネ剛性を大きくすることが考えられ
るが、バネ剛性を大きくするとストロークが小さくな
り、コイルバネを配置する意味がなくなる。
【0006】この考案は、このような従来技術の実状に
鑑みてなされたもので、その目的は、コイルバネに音波
が直接伝達されず、かつ、機械振動の伝達も極小で済ま
すことが可能であって雑音の発生のないマイクロホンユ
ニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を解決するた
め、この考案は、振動板の背面側に設けられた電極ピン
と、電源部側に接続される端子ピンとをバネ部を介して
接続し、端子ピンを介して電源部に着脱自在に接続され
るマイクロホンユニットにおいて、バネ部は、電極ピン
の背後側に接続される導電ピンと、この導電ピンの背後
側に配設され、この導電ピンを常時電極ピン側に弾性付
勢するコイルバネと、端子ピンの他端を摺動可能に保持
するとともにコイルバネおよび導電ピンの他端を収納
し、コイルバネに対する外部からの振動の伝達を遮断可
能な保持孔が形成された端子保持部材とから構成した。
【0008】
【作用】上述した構成により、振動板に伝達された音波
は、背極板で電気信号に変換され、電極ピン、導電ピ
ン、およびコイルバネを介して端子ピンに伝達され、さ
らに電源部へと伝達される。このとき、ストロークの大
きなコイルバネは端子保持部材に形成された保持孔内に
音波から遮断された状態で保持される。これにより外部
振動や音波がコイルバネに直接影響を及ぼすことがなく
なり、コイルバネが原因となる雑音を排除することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面に示す一実施例につい
て説明する。
【0010】この実施例に係るマイクロホンユニット1
は、図1および図2の正面図からもわかるように、振動
板2とその背後側に設けられた背極板3を備えた前部ケ
ース4と、この前部ケース4に嵌合し、側面に例えばフ
ェルトからなる音響抵抗材5が設けられた大略円筒状の
円筒ケース6と、この円筒ケース6に嵌合し、中央部に
図示しない電源部に接続するための端子ピン7の基部7
aを摺動自在に支持する絶縁材からなる端子保持板8と
から主に構成されている。
【0011】前部ケース4の前端には、音波を導入する
開口9が形成され、その前部にカバー10が設けられて
いる。振動板2は保持リング11と背極板3で挾持した
状態で外周部を前部ケース4に保持させている。また、
背極板3の前面にはダンパ13が備えられ、背極板3の
背後側の外周部はバックアップリング12によって前部
ケース4に固定されている。背極板3の電極は電極ピン
14として背極板3の背後側に延出し、導電性金属から
なり、略U字状に曲げられたコンタクトスプリング15
を介して導電ピン16に接続されている。
【0012】端子保持板8の中央部の振動板3側には保
持孔19を有する筒部17が形成され、この保持孔19
内には導電性金属からなるコイルバネ18と、導電ピン
16の後端部16aと、端子ピンの基部7aとが摺動自
在に挿入され、導電ピン16と端子ピン7はコイルバネ
18によって互いに離反する方向に弾性付勢されてい
る。これによってコンタクトスプリング15に導電ピン
16の先端部が常時接触するようになり、導電ピン16
と端子ピン7とがコイルスプリング18を介して導通す
ることになる。また、端子ピン7の先端部7bは端子保
持板8の端面から突出するようになっているが、鍔状に
形成された端子ピン7の基部7aと端子保持板8と筒部
17との間に設けた段部8aとによって端子ピン7が端
子保持板8から離脱しないようになっている。
【0013】コイルバネ18の外径は保持孔19の内径
と略等しく、かつ、保持孔19内を摺動できるだけの寸
法に設定され、外部振動が加わったとしてもコイルバネ
18が振動しないようになっている。また、導電ピン1
6の後端部16aの外径も端子ピン7の基部7aの外径
も同様に保持孔19の内径と略等しく、かつ、保持孔1
9内を摺動可能な寸法に設定されている。
【0014】これによって、コイルバネ18は導電ピン
16の後端部16aと端子ピン7の基部7aと筒部17
とによって音波から遮断された状態で取り付けられ、さ
らに保持孔19の内面によって軸に直交する方向の移動
を拘束された状態で保持されることになる。したがっ
て、外部からの機械的振動によってコイルバネ18が振
動することはほとんどない。このようなことから、この
実施例によれば、外部から音波や振動にコイルバネ18
が反応して雑音を発生するおそれはなくなる。
【0015】上述実施例においては、電極ピン14はコ
ンタクトスプリング15を介して導電ピン16に接続さ
れているが、電極ピン14と導電ピン16を直接接続す
るようにしてもよいことは勿論である。
【0016】
【考案の効果】以上のように、この考案のマイクロホン
ユニットは、電極ピンの背後側に接続される導電材から
なる導電ピンと、この導電ピンの背後側に配設され、こ
の導電ピンを常時電極ピン側に弾性付勢するコイルバネ
と、端子ピンの他端を摺動可能に保持するとともにコイ
ルバネおよび導電ピンの他端を収納し、コイルバネに対
する外部からの振動の伝達を遮断可能な保持孔が形成さ
れた端子保持部材とでバネ部を構成されており、コイル
バネが保持孔内で音波等の音響的な振動からも、そして
機械的な振動からも遮断された状態で保持でき、コイル
バネに伝達される音波や外部振動が原因となる雑音の発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るマイクロホンユニッ
トの遮断面図である。
【図2】この実施例に係るマイクロホンユニットの正面
図である。
【符号の説明】
1 マイクロホンユニット 2 振動板 3 背極板 7 端子ピン 7a 基部 8 端子保持板 8a 端部 14 電極ピン 16 導電ピン 16a 導電ピンの後端部 17 筒部 18 コイルバネ 19 保持孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板の背面側に設けられた電極ピン
    と、電源部側に接続される端子ピンとをバネ部を介して
    接続し、前記端子ピンを介して前記電源部に着脱自在に
    接続されるマイクロホンユニットにおいて、前記バネ部
    は、前記電極ピンの背後側に接続される導電材からなる
    導電ピンと、この導電ピンの背後側に配設され、この導
    電ピンを常時前記電極ピン側に弾性付勢するコイルバネ
    と、前記端子ピンの他端を摺動可能に保持するとともに
    前記コイルバネおよび前記導電ピンの他端を収納し、前
    記コイルバネに対する外部からの振動の伝達を遮断可能
    な保持孔が形成された端子保持部材とを有することを特
    徴とするマイクロホンユニット。
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JPH0634390U JPH0634390U (ja) 1994-05-06
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