JP2584809B2 - 浄水剤 - Google Patents
浄水剤Info
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- JP2584809B2 JP2584809B2 JP63003177A JP317788A JP2584809B2 JP 2584809 B2 JP2584809 B2 JP 2584809B2 JP 63003177 A JP63003177 A JP 63003177A JP 317788 A JP317788 A JP 317788A JP 2584809 B2 JP2584809 B2 JP 2584809B2
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- JP
- Japan
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- water
- tap water
- salt
- present
- ascorbic acid
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- Water Treatment By Sorption (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、飲料水の製造に好適な浄水剤に関し、特に
脱臭効果に優れた浄水剤を提供するものである。
脱臭効果に優れた浄水剤を提供するものである。
（従来の技術及び発明が解決しようとする問題点） 水道水には種々の有機物が含まれており、さらに殺菌
や消毒のために塩素が添加されている。これらの有機物
や塩素は、カビ臭、カルキ臭、その他の悪臭の原因とな
り、さらに水道水の味覚を損う原因となる。
や消毒のために塩素が添加されている。これらの有機物
や塩素は、カビ臭、カルキ臭、その他の悪臭の原因とな
り、さらに水道水の味覚を損う原因となる。
そこで、これらの有機物や塩素を除去することが試み
られている。例えば、特開昭62-95193号公報には、水道
水に活性炭、無機塩類、及びアスコルビン酸又はその塩
を添加することによって塩素を除去する方法が記載され
ている。この方法は、塩素の除去には極めて有効な方法
であるが、有機物に起因するカビ臭やその他の悪臭の除
去は十分とはいえない。
られている。例えば、特開昭62-95193号公報には、水道
水に活性炭、無機塩類、及びアスコルビン酸又はその塩
を添加することによって塩素を除去する方法が記載され
ている。この方法は、塩素の除去には極めて有効な方法
であるが、有機物に起因するカビ臭やその他の悪臭の除
去は十分とはいえない。
（問題を解決するための手段） 本発明者らは、上記した問題点に鑑み、水道水のカル
キ臭のみならず、カビ臭までも完全に除去可能な浄水剤
の開発を行なってきた。その結果、活性炭と植物抽出物
とアスコルビン酸又はその塩とを組合わせることによっ
て、夫々単独の脱臭効果をはるかにしのぐ脱臭効果が得
られることを見い出し、本発明を完成させるに至った。
キ臭のみならず、カビ臭までも完全に除去可能な浄水剤
の開発を行なってきた。その結果、活性炭と植物抽出物
とアスコルビン酸又はその塩とを組合わせることによっ
て、夫々単独の脱臭効果をはるかにしのぐ脱臭効果が得
られることを見い出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、活性炭、植物抽出物及びアスコルビ
ン酸又はその塩を含んでなる上水道水（以下、単に「水
道水」ともいう。）用浄水剤である。
ン酸又はその塩を含んでなる上水道水（以下、単に「水
道水」ともいう。）用浄水剤である。
本発明で使用される活性炭は、公知のものが何ら制限
されず使用し得る。形状は、粉状、粒状又は繊維状、そ
の他任意の形状であって良い。
されず使用し得る。形状は、粉状、粒状又は繊維状、そ
の他任意の形状であって良い。
本発明で使用される植物抽出物は、植物の葉を用いて
公知の方法、例えば、熱水或いはアルコール等で抽出し
て得られたものが何ら制限なく使用し得る。植物抽出物
の中には、種々の成分が含まれており、一般には、葉緑
素成分、フラボノイド成分、精油成分、残渣成分が含ま
れている。本発明に於いては、これらの各成分を単独で
用いても良く、また、混合物として用いても良い。
公知の方法、例えば、熱水或いはアルコール等で抽出し
て得られたものが何ら制限なく使用し得る。植物抽出物
の中には、種々の成分が含まれており、一般には、葉緑
素成分、フラボノイド成分、精油成分、残渣成分が含ま
れている。本発明に於いては、これらの各成分を単独で
用いても良く、また、混合物として用いても良い。
本発明で使用される植物抽出物の植物としては、特に
制限されるものではなく、例えば、クスノキ科、ツバキ
科、ドクダミ科、シソ科、カキノキ科、モチノキ科等の
各植物を挙げることができる。特に、クスノキ科の芳
障、ツバキ科の椿及び緑茶、シソ科のラベンダー、モチ
ノキ科のマテ茶等の植物からの抽出物が脱臭効果に優れ
ているために本発明に於いて好適に用いられる。
制限されるものではなく、例えば、クスノキ科、ツバキ
科、ドクダミ科、シソ科、カキノキ科、モチノキ科等の
各植物を挙げることができる。特に、クスノキ科の芳
障、ツバキ科の椿及び緑茶、シソ科のラベンダー、モチ
ノキ科のマテ茶等の植物からの抽出物が脱臭効果に優れ
ているために本発明に於いて好適に用いられる。
また、アスコルビン酸又はその塩は、Ｌ体及びＤ体の
いずれでも良く、塩としては、ナトリウム塩、カリウム
塩等のアルカリ金属塩が好ましい。
いずれでも良く、塩としては、ナトリウム塩、カリウム
塩等のアルカリ金属塩が好ましい。
上記した活性炭、植物抽出物及びアスコルビン酸又は
その塩の使用量は、広い範囲から採用される。本発明の
浄水剤の脱臭効果を勘案すると、一般には活性炭は水道
水１に対して0.2〜2.0g、さらに1.0〜1.5gの範囲が好
適であり、植物抽出物は0.05〜0.5g、さらには0.1〜0.2
gの範囲が好適である。アスコルビン酸又はその塩は、
脱塩素効果を勘案すると水道水１に対して0.005〜0.0
5g、さらに0.03〜0.05gの範囲であることが好ましい。
その塩の使用量は、広い範囲から採用される。本発明の
浄水剤の脱臭効果を勘案すると、一般には活性炭は水道
水１に対して0.2〜2.0g、さらに1.0〜1.5gの範囲が好
適であり、植物抽出物は0.05〜0.5g、さらには0.1〜0.2
gの範囲が好適である。アスコルビン酸又はその塩は、
脱塩素効果を勘案すると水道水１に対して0.005〜0.0
5g、さらに0.03〜0.05gの範囲であることが好ましい。
本発明の浄水剤は、水道水の蛇口に取付ける浄水器中
に充填して使用することもできるが、本発明の浄水剤を
透水性包材に収納して封緘しこれを水道水を入れた容器
中に投入して使用することが好ましい。この場合、水道
水を入れた容器中への浄水剤の沈降を容易にするため
に、ケイ砂、ゼオライト等の増量剤を適当量配合するこ
とが好ましい。
に充填して使用することもできるが、本発明の浄水剤を
透水性包材に収納して封緘しこれを水道水を入れた容器
中に投入して使用することが好ましい。この場合、水道
水を入れた容器中への浄水剤の沈降を容易にするため
に、ケイ砂、ゼオライト等の増量剤を適当量配合するこ
とが好ましい。
（効果） 本発明の浄水剤は、活性炭と植物抽出物とアスコルビ
ン酸又はその塩とを組合わせることによって水道水中に
含まれる塩素に起因するカルキ臭のみならず、有機物に
起因するカビ臭やその他の悪臭も除去することができ
る。しかも、このような脱臭効果は、活性炭、植物抽出
物、アスコルビン酸又はその塩夫々単独の効果からは予
想し得ない優れたものである。
ン酸又はその塩とを組合わせることによって水道水中に
含まれる塩素に起因するカルキ臭のみならず、有機物に
起因するカビ臭やその他の悪臭も除去することができ
る。しかも、このような脱臭効果は、活性炭、植物抽出
物、アスコルビン酸又はその塩夫々単独の効果からは予
想し得ない優れたものである。
以下に本発明を具体的に示すために実施例及び比較列
を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
実施例１ 第１表に示す組成の浄水剤を透水性の不織布（目付け
20g/m2）に収納して浄水具を製造した。この浄水具をガ
ラス容器中の１の水道水中に浸漬して、１分後の残留
塩素量を０−トリジン比色法により測定した。また、浄
水具の浸漬前後に於ける水道水の臭気を下記に示す基準
により評価した。即ち、先ずＴ＆Ｔオルファクトメータ
ー（嗅覚測定用基準臭）（第一薬品産業（株）製）を用
い、嗅覚感度の判定に合格したパネル６名を選定した。
次に、このパネル６名による水道水の臭いの評価を下記
の基準で行ない評点の平均値を示した。
20g/m2）に収納して浄水具を製造した。この浄水具をガ
ラス容器中の１の水道水中に浸漬して、１分後の残留
塩素量を０−トリジン比色法により測定した。また、浄
水具の浸漬前後に於ける水道水の臭気を下記に示す基準
により評価した。即ち、先ずＴ＆Ｔオルファクトメータ
ー（嗅覚測定用基準臭）（第一薬品産業（株）製）を用
い、嗅覚感度の判定に合格したパネル６名を選定した。
次に、このパネル６名による水道水の臭いの評価を下記
の基準で行ない評点の平均値を示した。
0:全く臭わない 1:わずかに臭う 2:やや臭う 3:かなり臭う なお、実施例に用いた活性炭は粒状白鷺WH2C42/80−
Ｄ（武田薬品（株）製）を、アスコルビン酸及びその塩
は、それぞれＬ−アスコルビン酸（HBP33）及びＬ−ア
スコルビン酸ナトリウム（HBL508）（いずれも武田薬品
（株）製）を用いた。
Ｄ（武田薬品（株）製）を、アスコルビン酸及びその塩
は、それぞれＬ−アスコルビン酸（HBP33）及びＬ−ア
スコルビン酸ナトリウム（HBL508）（いずれも武田薬品
（株）製）を用いた。
Claims (1)
- 【請求項１】活性炭、植物抽出物及びアスコルビン酸又
はその塩を含んでなる上水道水用浄水剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63003177A JP2584809B2 (ja) | 1988-01-12 | 1988-01-12 | 浄水剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63003177A JP2584809B2 (ja) | 1988-01-12 | 1988-01-12 | 浄水剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01180290A JPH01180290A (ja) | 1989-07-18 |
| JP2584809B2 true JP2584809B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=11550107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63003177A Expired - Lifetime JP2584809B2 (ja) | 1988-01-12 | 1988-01-12 | 浄水剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2584809B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04126798U (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-18 | 株式会社イナツクス | 塩素除去機能付きシヤワー設備 |
| NO310716B1 (no) * | 1999-11-26 | 2001-08-20 | Health By Nature As | Middel til forbedring av drikkevann |
| US6946077B2 (en) * | 2000-11-30 | 2005-09-20 | Envirotrol, Inc. | pH stable activated carbon |
| CN109928504B (zh) * | 2019-03-12 | 2021-07-09 | 中国科学院华南植物园 | 一种利用三白草净化富营养化水体的方法 |
| CN115254019B (zh) * | 2022-07-21 | 2024-06-04 | 河南农业大学 | 一种硅酸盐类功能型霉菌毒素吸附剂及其制备方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6295193A (ja) * | 1985-10-18 | 1987-05-01 | Sekisui Chem Co Ltd | ミネラルウオ−タ−製造具 |
| JPH07110188B2 (ja) * | 1986-07-19 | 1995-11-29 | ハリマセラミック株式会社 | 飼養舎用敷粉 |
| JPS6380898A (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-11 | Yoshio Sugino | 脱カルキ剤 |
-
1988
- 1988-01-12 JP JP63003177A patent/JP2584809B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01180290A (ja) | 1989-07-18 |
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