JP2584776Y2 - シャワーノズル - Google Patents
シャワーノズルInfo
- Publication number
- JP2584776Y2 JP2584776Y2 JP7691092U JP7691092U JP2584776Y2 JP 2584776 Y2 JP2584776 Y2 JP 2584776Y2 JP 7691092 U JP7691092 U JP 7691092U JP 7691092 U JP7691092 U JP 7691092U JP 2584776 Y2 JP2584776 Y2 JP 2584776Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow fiber
- fiber membrane
- shower nozzle
- water
- ceramic hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば家庭用シャワ
ー等に用いられるシャワーノズルに関する。
ー等に用いられるシャワーノズルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のシャワーノズルとして
は、シャワーノズル本体としての内部中空のシャワー柄
の開口端部に多数個の噴射口を有したノズル部分を固定
し、そのノズル部分の多数個の噴射口より水道水がシャ
ワー状に供給されるものがある。
は、シャワーノズル本体としての内部中空のシャワー柄
の開口端部に多数個の噴射口を有したノズル部分を固定
し、そのノズル部分の多数個の噴射口より水道水がシャ
ワー状に供給されるものがある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のシャワーノズルは、供給される水道水の濾過を
行なっていないため、鉄錆などの固形不純物が除去され
ていない状態で、水が供給されていた。また、シャワー
ノズルを長期間使用しないでいると、シャワーノズル内
側に錆や水垢が生じ、目詰まりを起こしてシャワー状に
水を供給できなくなってしまう現象が生じてしまうこと
があった。この現象はシャワーノズルより上流に濾過手
段を接続しても生じてしまう問題であった。さらに風呂
場等石鹸を使用する場所では、石鹸がシャワーノズルに
詰り、カビが発生したりすることがあった。
た従来のシャワーノズルは、供給される水道水の濾過を
行なっていないため、鉄錆などの固形不純物が除去され
ていない状態で、水が供給されていた。また、シャワー
ノズルを長期間使用しないでいると、シャワーノズル内
側に錆や水垢が生じ、目詰まりを起こしてシャワー状に
水を供給できなくなってしまう現象が生じてしまうこと
があった。この現象はシャワーノズルより上流に濾過手
段を接続しても生じてしまう問題であった。さらに風呂
場等石鹸を使用する場所では、石鹸がシャワーノズルに
詰り、カビが発生したりすることがあった。
【０００４】本考案は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
水道水の濾過と、水のシャワー状供給が一度にできるシ
ャワーノズルを提供することにある。
するためになされたもので、その目的とするところは、
水道水の濾過と、水のシャワー状供給が一度にできるシ
ャワーノズルを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案にあっては、シャワーノズル本体に、複数本
の中空糸膜の束から成る中空糸膜モジュールを設け、各
中空糸膜の端末の開口端部を噴射口としたことを特徴と
する。
に、本考案にあっては、シャワーノズル本体に、複数本
の中空糸膜の束から成る中空糸膜モジュールを設け、各
中空糸膜の端末の開口端部を噴射口としたことを特徴と
する。
【０００６】
【０００７】
【作用】上記構成のシャワーノズルにあっては、濾過手
段として多数本の中空糸膜の束から成る中空糸膜モジュ
ールの、各中空糸膜の端末の開口端部を噴射口とするこ
とから、各中空糸膜によって水道水が濾過され、その濾
過水が各中空糸膜の噴射口から放出されるため、水道水
の濾過と、水のシャワー状供給が一度にできる。
段として多数本の中空糸膜の束から成る中空糸膜モジュ
ールの、各中空糸膜の端末の開口端部を噴射口とするこ
とから、各中空糸膜によって水道水が濾過され、その濾
過水が各中空糸膜の噴射口から放出されるため、水道水
の濾過と、水のシャワー状供給が一度にできる。
【０００８】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。本考案の一実施例に係るシャワーノズルが図１及
び図２に示されている。このシャワーノズルは、概略、
濾過手段として中空糸膜モジュールが、シャワーノズル
本体としての内部中空のシャワー柄の開口端部に取付け
られるもので、中空糸膜モジュールは、シャワー柄の開
口端部において着脱できるカートリッジ式となってい
る。
する。本考案の一実施例に係るシャワーノズルが図１及
び図２に示されている。このシャワーノズルは、概略、
濾過手段として中空糸膜モジュールが、シャワーノズル
本体としての内部中空のシャワー柄の開口端部に取付け
られるもので、中空糸膜モジュールは、シャワー柄の開
口端部において着脱できるカートリッジ式となってい
る。
【０００９】また、中空糸膜は、直線状で、両端を開口
するセラミックス製のセラミックス中空糸膜１である。
するセラミックス製のセラミックス中空糸膜１である。
【００１０】図１は中空糸膜モジュールとしてのカート
リッジ式セラミックス中空糸膜モジュールの斜視図であ
る。概略、多数本のセラミックス中空糸膜１の束の一端
の各セラミックス中空糸膜１間の隙間および各セラミッ
クス中空糸膜１の端末の開口端部としての中空穴を樹脂
系接着剤２により封止固定する。他端は各セラミックス
中空糸膜１の端末の開口端部としての中空穴１ａを封止
しないように、樹脂系接着剤３で各セラミックス中空糸
膜１間の隙間を封止固定する。このように、多数本のセ
ラミックス中空糸膜１の束および樹脂系接着剤２，３に
より構成されたものをカートリッジ式セラミックス中空
糸膜モジュール４と呼ぶ。この封止していない各セラミ
ックス中空糸膜１の端末の中空穴１ａが噴射口となり、
その中空穴１ａから水を放出することで、シャワー状の
水を供給することができる。
リッジ式セラミックス中空糸膜モジュールの斜視図であ
る。概略、多数本のセラミックス中空糸膜１の束の一端
の各セラミックス中空糸膜１間の隙間および各セラミッ
クス中空糸膜１の端末の開口端部としての中空穴を樹脂
系接着剤２により封止固定する。他端は各セラミックス
中空糸膜１の端末の開口端部としての中空穴１ａを封止
しないように、樹脂系接着剤３で各セラミックス中空糸
膜１間の隙間を封止固定する。このように、多数本のセ
ラミックス中空糸膜１の束および樹脂系接着剤２，３に
より構成されたものをカートリッジ式セラミックス中空
糸膜モジュール４と呼ぶ。この封止していない各セラミ
ックス中空糸膜１の端末の中空穴１ａが噴射口となり、
その中空穴１ａから水を放出することで、シャワー状の
水を供給することができる。
【００１１】ここで用いられるセラミックス中空糸膜１
は外径１．０〜１．７ｍｍ、内径０．６〜１．０ｍｍ、
孔径１〜５μｍ、および膜面積１．５〜２．０ｃｍ２の
物を使用することが望ましい。また樹脂系接着剤２，３
は使用する温度により、変える必要があるが、室温での
使用ならポリウレタンやエポキシ樹脂、〜１００℃の水
ならばポリスルホンや耐熱用エポキシ樹脂などが使用で
きる。
は外径１．０〜１．７ｍｍ、内径０．６〜１．０ｍｍ、
孔径１〜５μｍ、および膜面積１．５〜２．０ｃｍ２の
物を使用することが望ましい。また樹脂系接着剤２，３
は使用する温度により、変える必要があるが、室温での
使用ならポリウレタンやエポキシ樹脂、〜１００℃の水
ならばポリスルホンや耐熱用エポキシ樹脂などが使用で
きる。
【００１２】以下に、上記カートリッジ式セラミックス
中空糸膜モジュール４の製造方法について説明する。使
用したセラミックス中空糸膜１は、外径：１．６ｍｍ，
内径：１．０ｍｍ，長さ：３０ｍｍ，孔径：１μｍ，気
孔率：４０％である。
中空糸膜モジュール４の製造方法について説明する。使
用したセラミックス中空糸膜１は、外径：１．６ｍｍ，
内径：１．０ｍｍ，長さ：３０ｍｍ，孔径：１μｍ，気
孔率：４０％である。
【００１３】まず、１８０個の貫通穴（直径：１．８ｍ
ｍ）が開いていて、外径５０ｍｍ、厚み１０ｍｍである
円盤（図示せず）に、セラミックス中空糸膜１を１８０
本挿入した。この状態で多数本のセラミックス中空糸膜
１の束を直径５０ｍｍのポリエチレン容器（図示せず）
に立て、樹脂系接着剤２としてジメチルホルムアミド
（以下ＤＭＦと称す。）に溶解したポリスルホン樹脂
（以下ＰＳＦと称す。）を３５ｍｌ、ポリエチレン容器
に流し込み、多数本のセラミックス中空糸膜１の束の一
端の各セラミックス中空糸膜１間の隙間および各セラミ
ックス中空糸膜１の端末の中空穴を封止固定した。
ｍ）が開いていて、外径５０ｍｍ、厚み１０ｍｍである
円盤（図示せず）に、セラミックス中空糸膜１を１８０
本挿入した。この状態で多数本のセラミックス中空糸膜
１の束を直径５０ｍｍのポリエチレン容器（図示せず）
に立て、樹脂系接着剤２としてジメチルホルムアミド
（以下ＤＭＦと称す。）に溶解したポリスルホン樹脂
（以下ＰＳＦと称す。）を３５ｍｌ、ポリエチレン容器
に流し込み、多数本のセラミックス中空糸膜１の束の一
端の各セラミックス中空糸膜１間の隙間および各セラミ
ックス中空糸膜１の端末の中空穴を封止固定した。
【００１４】その後、円盤をセラミックス中空糸膜１の
他端側より取り去り、油粘土を平に敷き詰めた同様のポ
リエチレン容器（図示しないが上記ポリエチレン容器よ
り大径）に、多数本のセラミックス中空糸膜１の束の他
端を油粘土に突き刺すように固定した。
他端側より取り去り、油粘土を平に敷き詰めた同様のポ
リエチレン容器（図示しないが上記ポリエチレン容器よ
り大径）に、多数本のセラミックス中空糸膜１の束の他
端を油粘土に突き刺すように固定した。
【００１５】そして、再び樹脂系接着剤３としてのＤＭ
Ｆに溶解したＰＳＦを５０ｍｌ流し込んだ。ＰＳＦ乾燥
後、ポリエチレン容器から多数本のセラミックス中空糸
膜１の束を取り出し、粘土に突き刺さっていた部分をフ
ァインカッター（図示せず）により、切り落とし、各セ
ラミックス中空糸膜１の端末の中空穴１ａを開口してカ
ートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール４を作製
した。
Ｆに溶解したＰＳＦを５０ｍｌ流し込んだ。ＰＳＦ乾燥
後、ポリエチレン容器から多数本のセラミックス中空糸
膜１の束を取り出し、粘土に突き刺さっていた部分をフ
ァインカッター（図示せず）により、切り落とし、各セ
ラミックス中空糸膜１の端末の中空穴１ａを開口してカ
ートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール４を作製
した。
【００１６】また、上記多数本のセラミックス中空糸膜
１の束の一端を樹脂系接着剤２により封止固定した一端
側封止固定部５は、円形状で薄肉となっている。一方、
多数本のセラミックス中空糸膜１の束の他端を、各セラ
ミックス中空糸膜１の端末の中空穴１ａを封止しないで
樹脂系接着剤３により封止固定した他端側封止固定部６
は、上記一端側封止固定部５より大径の円形状で厚肉と
なっている。
１の束の一端を樹脂系接着剤２により封止固定した一端
側封止固定部５は、円形状で薄肉となっている。一方、
多数本のセラミックス中空糸膜１の束の他端を、各セラ
ミックス中空糸膜１の端末の中空穴１ａを封止しないで
樹脂系接着剤３により封止固定した他端側封止固定部６
は、上記一端側封止固定部５より大径の円形状で厚肉と
なっている。
【００１７】そして、図２は上記のように作製されたカ
ートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール４をシャ
ワーのノズル部分として組込んだ図である。多数本のセ
ラミックス中空糸膜１の束および樹脂系接着剤２，３か
らなるカートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール
４を、シャワーノズル本体としての内部中空のシャワー
柄７の開口部側端面に設けられたＯリング８（図２中□
内に×印で示されている。）と、モジュール固定リング
９に設けられたＯリング８とにより、モジュール固定リ
ング９のねじ部９１をシャワー柄７の外周にねじこむこ
とによって固定し、シャワー柄７空胴部と、各セラミッ
クス中空糸膜１の端末の中空穴１ａを封止していない樹
脂系接着剤３よりモジュール固定リング９側とを断絶す
る。
ートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール４をシャ
ワーのノズル部分として組込んだ図である。多数本のセ
ラミックス中空糸膜１の束および樹脂系接着剤２，３か
らなるカートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール
４を、シャワーノズル本体としての内部中空のシャワー
柄７の開口部側端面に設けられたＯリング８（図２中□
内に×印で示されている。）と、モジュール固定リング
９に設けられたＯリング８とにより、モジュール固定リ
ング９のねじ部９１をシャワー柄７の外周にねじこむこ
とによって固定し、シャワー柄７空胴部と、各セラミッ
クス中空糸膜１の端末の中空穴１ａを封止していない樹
脂系接着剤３よりモジュール固定リング９側とを断絶す
る。
【００１８】上記構成のシャワーノズルにあっては、水
道水をシャワー柄７空胴部から供給すると、各セラミッ
クス中空糸膜１の膜表面で水道水が濾過され、きれいに
なった水が噴射口となった各セラミックス中空糸膜１の
端末の中空穴１ａを通って放出される。膜表面に固形不
純物が堆積し、膜に目詰りを生じたら、モジュール固定
リング９を外し、カートリッジ式セラミックス中空糸膜
モジュール４を、各セラミックス中空糸膜１の中空穴１
ａを封止していない側をシャワー柄７空胴部に向けて装
着し、水を供給してやることで、中空穴１ａから入った
水が膜を透過して、膜表面に堆積している固形不純物を
洗い流すことができる。このようにしてカートリッジ式
セラミックス中空糸膜モジュールは手軽に何度でも使用
可能となる。さらにノズル部分がセラミックスであるた
め、錆が生じることはなく耐久性に優れ、長期に渡って
使用可能となった。また形状を保持し易く、バイ菌の繁
殖を押え易い。
道水をシャワー柄７空胴部から供給すると、各セラミッ
クス中空糸膜１の膜表面で水道水が濾過され、きれいに
なった水が噴射口となった各セラミックス中空糸膜１の
端末の中空穴１ａを通って放出される。膜表面に固形不
純物が堆積し、膜に目詰りを生じたら、モジュール固定
リング９を外し、カートリッジ式セラミックス中空糸膜
モジュール４を、各セラミックス中空糸膜１の中空穴１
ａを封止していない側をシャワー柄７空胴部に向けて装
着し、水を供給してやることで、中空穴１ａから入った
水が膜を透過して、膜表面に堆積している固形不純物を
洗い流すことができる。このようにしてカートリッジ式
セラミックス中空糸膜モジュールは手軽に何度でも使用
可能となる。さらにノズル部分がセラミックスであるた
め、錆が生じることはなく耐久性に優れ、長期に渡って
使用可能となった。また形状を保持し易く、バイ菌の繁
殖を押え易い。
【００１９】そして、上記構成のシャワーノズルを家庭
用シャワーノズルと取り替え、水道の蛇口を最大にした
ところ、３．０ｌｉｔｔｅｒ／ｍｉｎの流量でシャワー
状に水が供給された。蛇口を最大のまま、５０００ｌｉ
ｔｔｅｒの水を供給した後、再び水の流量を測定した結
果、２．９ｌｉｔｔｅｒ／ｍｉｎになった。そこでモジ
ュール固定リング９を取り外し、カートリッジ式セラミ
ックス中空糸膜モジュール４の各セラミックス中空糸膜
１の端末の中空穴１ａを封止していない側をシャワー柄
７空胴部に向け、いわゆる逆向きにして取り付けて５分
間水を流し続けた。その後、再びカートリッジ式セラミ
ックス中空糸膜モジュール４を逆向きにして取り付け、
水を流したところ、３．０ｌｉｔｔｅｒ／ｍｉｎの流量
が得られた。一方、多数本のセラミックス中空糸膜１の
束を透過した５０００ｌｉｔｔｅｒの水を濾過して固形
不純物を調べた結果、固形物はほとんど見られず、１μ
ｍ以上の大きさの固形物は見られなかった。
用シャワーノズルと取り替え、水道の蛇口を最大にした
ところ、３．０ｌｉｔｔｅｒ／ｍｉｎの流量でシャワー
状に水が供給された。蛇口を最大のまま、５０００ｌｉ
ｔｔｅｒの水を供給した後、再び水の流量を測定した結
果、２．９ｌｉｔｔｅｒ／ｍｉｎになった。そこでモジ
ュール固定リング９を取り外し、カートリッジ式セラミ
ックス中空糸膜モジュール４の各セラミックス中空糸膜
１の端末の中空穴１ａを封止していない側をシャワー柄
７空胴部に向け、いわゆる逆向きにして取り付けて５分
間水を流し続けた。その後、再びカートリッジ式セラミ
ックス中空糸膜モジュール４を逆向きにして取り付け、
水を流したところ、３．０ｌｉｔｔｅｒ／ｍｉｎの流量
が得られた。一方、多数本のセラミックス中空糸膜１の
束を透過した５０００ｌｉｔｔｅｒの水を濾過して固形
不純物を調べた結果、固形物はほとんど見られず、１μ
ｍ以上の大きさの固形物は見られなかった。
【００２０】次に上記構成のシャワーノズルを温度６０
℃、湿度９０％ＲＨの恒温恒湿槽に７００時間入れたと
ころ、カートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール
４に何等変化は見られなかった。この試験後、再びシャ
ワー柄７にカートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュ
ール４を取り付け、水を供給したところ、カートリッジ
式セラミックス中空糸膜モジュール４から放出された水
はすべてシャワー状になった。また、この時の流量は試
験前と変らず、３．０ｌｉｔｔｅｒ／ｍｉｎであった。
℃、湿度９０％ＲＨの恒温恒湿槽に７００時間入れたと
ころ、カートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール
４に何等変化は見られなかった。この試験後、再びシャ
ワー柄７にカートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュ
ール４を取り付け、水を供給したところ、カートリッジ
式セラミックス中空糸膜モジュール４から放出された水
はすべてシャワー状になった。また、この時の流量は試
験前と変らず、３．０ｌｉｔｔｅｒ／ｍｉｎであった。
【００２１】以下に、比較例として市販されている従来
のシャワーノズル（ノズル部分：ステンレス製）を水道
の蛇口に取り付け、水を５０００ｌｉｔｔｅｒ供給した
後、ノズル部分を分解してみた結果、ノズルの内側には
直径５００μｍ程度の錆が数個見られた。この５０００
ｌｉｔｔｅｒの水を濾過して固形不純物を調べた結果、
数μｍ〜２００μｍ程度の固形物が多数見られた。
のシャワーノズル（ノズル部分：ステンレス製）を水道
の蛇口に取り付け、水を５０００ｌｉｔｔｅｒ供給した
後、ノズル部分を分解してみた結果、ノズルの内側には
直径５００μｍ程度の錆が数個見られた。この５０００
ｌｉｔｔｅｒの水を濾過して固形不純物を調べた結果、
数μｍ〜２００μｍ程度の固形物が多数見られた。
【００２２】次に使用したシャワーノズルを温度６０
℃、湿度９０％ＲＨの恒温恒湿槽に７００時間入れたと
ころ、ノズル部分を固定するためのねじ付近から錆が発
生していた。この試験後、このシャワーノズルを水道の
蛇口に接続して水を供給したところ、一つ水の出ない穴
があった。ノズルを分解して見た結果、シャワーノズル
の内側の穴の部分には幾つか錆が見られた。
℃、湿度９０％ＲＨの恒温恒湿槽に７００時間入れたと
ころ、ノズル部分を固定するためのねじ付近から錆が発
生していた。この試験後、このシャワーノズルを水道の
蛇口に接続して水を供給したところ、一つ水の出ない穴
があった。ノズルを分解して見た結果、シャワーノズル
の内側の穴の部分には幾つか錆が見られた。
【００２３】尚、上記実施例では中空糸膜としてセラミ
ックス製のセラミックス中空糸膜を用いたものを例にと
って説明したが、特にセラミックス製に限るものでな
く、熱湯を使用する場合においては耐熱性の材質であれ
ば良い。また、上記実施例において、両端を開口するセ
ラミックス中空糸膜１の一端の端末の中空穴を樹脂系接
着剤２にて封止固定したが、当初から一端の端末の中空
穴が封止されている中空糸膜を用いても良く、中空糸膜
の材質がセラミックスでなく軟質の材質にあっては、多
数本の中空糸膜の束を２つ折りにしたものでも良い。
ックス製のセラミックス中空糸膜を用いたものを例にと
って説明したが、特にセラミックス製に限るものでな
く、熱湯を使用する場合においては耐熱性の材質であれ
ば良い。また、上記実施例において、両端を開口するセ
ラミックス中空糸膜１の一端の端末の中空穴を樹脂系接
着剤２にて封止固定したが、当初から一端の端末の中空
穴が封止されている中空糸膜を用いても良く、中空糸膜
の材質がセラミックスでなく軟質の材質にあっては、多
数本の中空糸膜の束を２つ折りにしたものでも良い。
【００２４】さらに、中空糸膜モジュールはカートリッ
ジ式でなくても良い。
ジ式でなくても良い。
【００２５】そして、上記実施例で示した各構成部品の
材質，寸法等については、種々の仕様等によって決めら
れるものであり、上記材質，寸法に限られるものではな
い。
材質，寸法等については、種々の仕様等によって決めら
れるものであり、上記材質，寸法に限られるものではな
い。
【００２６】
【考案の効果】本考案のシャワーノズルを用いること
で、水道水に含まれる錆などの固形不純物を濾過しなが
ら、さらにきれいになった水をシャワー状にして供給で
きるようになった。
で、水道水に含まれる錆などの固形不純物を濾過しなが
ら、さらにきれいになった水をシャワー状にして供給で
きるようになった。
【００２７】また、人の肌に柔らかな水流を得ることが
できる。
できる。
【図１】図１は本考案の一実施例に係るシャワーノズル
の中空糸膜モジュールの斜視図である。
の中空糸膜モジュールの斜視図である。
【図２】図２（ａ）は図１の中空糸膜モジュールをシャ
ワー柄に組込んだ要部縦断面図であり、同図（ｂ）は同
図（ａ）のＡ矢視半平面図である。
ワー柄に組込んだ要部縦断面図であり、同図（ｂ）は同
図（ａ）のＡ矢視半平面図である。
１ セラミックス中空糸膜（中空糸膜） １ａ 中空穴（噴射口） ２，３ 樹脂系接着剤 ４ カートリッジ式セラミックス中空糸膜モジュール
（中空糸膜モジュール） ５ 一端側封止固定部 ６ 他端側封止固定部 ７ シャワー柄（シャワーノズル本体） ８ Ｏリング ９ モジュール固定リング ９１ ねじ部
（中空糸膜モジュール） ５ 一端側封止固定部 ６ 他端側封止固定部 ７ シャワー柄（シャワーノズル本体） ８ Ｏリング ９ モジュール固定リング ９１ ねじ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−256493（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−477（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−90629（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−88652（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−114473（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−37357（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−59163（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−9555（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−63654（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭39−10486（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B05B 1/00 - 1/36 A47K 3/22 B01D 35/02 C02F 1/44
Claims (1)
- 【請求項１】 シャワーノズル本体に、複数本の中空糸
膜の束から成る中空糸膜モジュールを設け、各中空糸膜
の端末の開口端部を噴射口としたことを特徴とするシャ
ワーノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7691092U JP2584776Y2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | シャワーノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7691092U JP2584776Y2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | シャワーノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0639145U JPH0639145U (ja) | 1994-05-24 |
| JP2584776Y2 true JP2584776Y2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=13618841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7691092U Expired - Lifetime JP2584776Y2 (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | シャワーノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2584776Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE202015007657U1 (de) * | 2015-11-06 | 2016-02-16 | Rüscho-Schotenröhr GmbH | Als Auslaufmundstück ausgebildeter Wasserfilter |
| DE102016108202A1 (de) * | 2016-05-03 | 2017-11-09 | B. Braun Avitum Ag | Endständige Filtervorrichtung zur Reduktion von mikrobiologischen Verunreinigungen in einem wässrigen Medium |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP7691092U patent/JP2584776Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0639145U (ja) | 1994-05-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2622044B2 (ja) | 中空糸膜モジュールおよびその使用方法 | |
| JP2000157846A (ja) | 中空糸膜カートリッジ | |
| JP2000157845A (ja) | 中空糸膜カートリッジ及びその固定構造 | |
| JP2584776Y2 (ja) | シャワーノズル | |
| JPS6274408A (ja) | 中空糸を用いた濾過用カ−トリツジ | |
| JPH07136469A (ja) | 中空糸膜モジュール及びその使用方法 | |
| JP3112927B2 (ja) | 浄水器 | |
| JPH04892Y2 (ja) | ||
| CN101927106A (zh) | 净水器及其滤芯部件 | |
| JPS60137404A (ja) | 吊下げフイルタ−の逆洗浄方法 | |
| JP2603669Y2 (ja) | 中空糸膜モジュール | |
| JP3168534B2 (ja) | 汚水、廃水等の濾過装置 | |
| JPH04171030A (ja) | 高濃度懸濁液用濾過装置 | |
| JP2541278Y2 (ja) | 浄水器 | |
| JPH10165776A (ja) | 浄化装置 | |
| JPH04210213A (ja) | 濾過素子 | |
| JPS6312392A (ja) | 濾過器 | |
| JPH0517054Y2 (ja) | ||
| JPH0677654B2 (ja) | 濾過器 | |
| JP2581267Y2 (ja) | 濾過装置 | |
| JPS6230507A (ja) | 濾過器 | |
| JP2506378B2 (ja) | セラミックフィルタ | |
| JPS62186905A (ja) | 精密濾過装置 | |
| JP3032555B2 (ja) | 浄水器 | |
| JPH0615269A (ja) | 浄水器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980714 |