JP2584717B2 - 圧着装置 - Google Patents

圧着装置

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JP2584717B2
JP2584717B2 JP6046502A JP4650294A JP2584717B2 JP 2584717 B2 JP2584717 B2 JP 2584717B2 JP 6046502 A JP6046502 A JP 6046502A JP 4650294 A JP4650294 A JP 4650294A JP 2584717 B2 JP2584717 B2 JP 2584717B2
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矩美 重田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣糸(例えばテグ
ス)、ワイヤー等の線材を挿入した金属管を圧潰して、
前記線材を互いに固着する圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、例えば図9に示されて
いるように、釣糸のテグス等の線材19を折り曲げて、
この線材19の一端部19aを中間部19bに重ね合わ
せ、この重合部に金属管20を圧潰して、線材19の一
端部19aを中間部19bに固着する場合に用いられて
いる。
【0003】そして、従来のこの種装置としては、図1
0に示すように、人力によりハンドル23をテーブル2
4側に軸25を中心として回動させて、下型保持部材2
2に対して上型保持部材21を押し付けて、この上型保
持部材21および下型保持部材22の対向面に取付けた
上、下型26,27に形成した凹状型部28、29内
で、前記線材19を挿入した金属管20を圧潰して、線
材19の一端部19aを中間部19bに固着するように
していた。この金属管20の圧潰固着作業は、大きな力
を要するため、人力によるものでは、限界があった。
【0004】そこで、図11に示すような油圧シリンダ
30を用いて下型保持部材31に対して上型保持部材3
2を移動させて、この上型保持部材32および下型保持
部材31の対向面に取付けた上、下型33、34に形成
した凹状型部35、36内で、前記線材19を挿入した
金属管20を圧潰して、線材19の一端部19aを中間
部19bに固着するようにしたものや、図12に示すよ
うな駆動部37に連結されたクランク軸38を用いて下
型保持部材39に対して上型保持部材40を移動させ
て、この上型保持部材40および下型保持部材39の対
向面に取付けた上、下型41、42に形成した凹状型部
43、44内で、前記線材19を挿入した金属管20を
圧潰して、線材19の一端部19aを中間部19bに固
着するようにしたものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、このような
従来装置にあっては、上型保持部材32(40)と下型
保持部材31(39)とには、一組の上、下型33、3
4(41、42)のみしか備えられておらず、また、圧
潰固着作業後には、線材19に固着された金属管20を
上、下型33、34(41、42)から取り出すため
に、上、下型33、34(41、42)を開く工程も必
要となり、この工程は圧潰固着作業と同じ時間を要する
か、又は早戻り機構を用いたとしても、数分の1の取り
出し工程のための時間を要することとなり、大量の金属
管20の圧潰固着作業を行うのには、不適であるといわ
ざるを得なかった。
【0006】また、従来の装置では、上、下型33、3
4(41、42)が形成する圧潰固着部が、装置全体の
下段側に設置されている結果、圧潰固着部が作業者に見
えにくく、作業が非常にしずらいとともに、確実な圧潰
固着を行うには、困難であった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、圧潰固着作業に要する時間を短縮し、しかも作業の
確実性を備えた圧着装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、取付台に固定された下型保持部材と、
この下型保持部材に設けた揺動支点を中心にして揺動さ
れる上型保持部材と、この上型保持部材を左右方向に揺
動させる揺動駆動手段とを備え、前記下型保持部材に、
前記揺動支点を挟んで一対の下型を設け、前記上型保持
部材に、前記下型にそれぞれ対向させて上型を取付け、
両下、上型の各対向面に、線材が挿入された金属管を圧
潰する凹状型部をそれぞれ形成したことを特徴とする。
そして、前記上、下型が形成する圧潰固着部を、前記揺
動支点より上方に配置してもよい。
【0009】
【作用】かかる構成により、揺動駆動手段により上型保
持部材を揺動支点を中心にして強制的に揺動させること
により、一方の上、下型と他方の上、下型とを交互に開
閉させることができる。このために、一方の上、下型が
開いている時に、この下型の凹状型部に、線材が挿入さ
れた金属管から成るワークをセットし、その後、一方の
上、下型が閉じて金属管を圧潰した時に、他方の上、下
型間から、金属管が圧潰したワークを取り出し、この下
型の凹状型部に、ワークをセットする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。図1に本発明に係る圧着装置の一部省略した正面図
である。この圧着装置は取付台1を備えており、この取
付台1の前部には下型保持部材2が立設してある。この
下型保持部材2の上部には、その中央に位置させて軸支
承部3が形成してあり、また、下型保持部材2の上端部
には軸支承部3を挟んだ左右に位置させて下型装着部4
が形成してあり、これらの下型装着部4に下型5が装着
してある。これらの下型5の上面部に凹状型部5aが形
成してある。
【0011】前記取付台1には、モーター6と、このモ
ーター6の出力側に連係された減速機7とが設置してあ
り、この減速機7の出力軸8にはクランク9の一端部が
固着してある。
【0012】前記下型保持部材2の上部の軸支承部3に
は揺動支点になる支軸10によりレバー部材11の上端
部が左右方向に揺動可能に支承されており、このレバー
部材11の中央部から下部にかけて長方形状の案内孔部
12が形成してあり、この案内孔部12内に、滑り子1
3が案内孔部12の軸線方向、すなわち上下方向に移動
可能に設けてある。そして、この滑り子13に前記クラ
ンク9の他端部が回転可能に連結してある。そして、モ
ーター6と、減速機7と、クランク9と、滑り子13
と、この滑り子13が移動するレバー部材11の案内孔
部12とで揺動駆動手段を構成している。
【0013】前記レバー部材11の上端部には上型保持
部材14が固着してあり、この上型保持部材14は、前
記下型保持部材2の上部の揺動支点より上方に位置して
いる。また、この上型保持部材14の下端部には、前記
下型保持部材2の左右の下型装着部4に対向する上型装
着部15が形成してあり、これらの上型装着部15に上
型16が着脱可能に装着してある。そして、これらの上
型16の下面部に凹状型部16aが形成してある。そし
て、左の上、下型16、5で左の圧潰固着部を、右の
上、下型16、5で右の圧潰固着部をそれぞれ形成して
いる。
【0014】ワークは図9に示すようにテグスのような
線材19の先部を折り曲げてその端部19aを線材19
の中間部19bに添わせ、この部分にアルミ合金製の金
属管20を被せたものである。
【0015】次に、上記のように構成された圧着装置の
作動を説明する。前記モーター6の回転駆動により前記
クランク9を介して滑り子13が案内孔部12内を上下
方向に移動することにより、前記レバー部材11を支軸
10を中心にして左右方向に揺動して上型保持部材14
を同様に揺動させ、左の上、下型16、5と右の上、下
型16、5とを交互に開閉させる。
【0016】したがって、図1のように前記レバー部材
11を右側に揺動して上型保持部材14を左に傾け、右
の上、下型16、5が開いた時に、この右の下型5の凹
状型部4aに前記ワークの金属管20部分をセットする
と、前記レバー部材11が左側に揺動して上型保持部材
14を右に傾け、右の上、下型16、5を閉じて、前記
ワークの金属管20部分を圧潰して前記線材19の端部
19aを中間部19bに固着し輪19cを作る。
【0017】前記レバー部材11が左側に揺動して上型
保持部材14を右に傾け、右の上、下型16、5に閉じ
た場合、左の上、下型16、5は開くので、この左の下
型5の凹状型部4aに前記ワークの金属管20部分をセ
ットする。そして、前記レバー部材11が右側に揺動し
て上型保持部材14を左に傾け、左の上、下型16、5
が閉じて、前記ワークの金属管20部分を圧潰して前記
線材19のの端部19aを中間部19bに固着し輪19
cを作る。この場合、右の上、下型16、5が開くの
で、金属管20部分を圧潰したワークを取り出す。
【0018】なお、圧着力Wは[数1]の関係になり、
力の拡大率は、θ=90度で最小になり、θ=0度で最
大の無限大になる。但し、aは揺動支点(支軸10)と
滑り子13のクランク9の連結点との間の距離、bは揺
動支点(支軸10)と右の圧潰用固着部との間の距離で
あり、θはクランク9の回転角度、Tは駆動側(モータ
ー6)からの駆動力である。
【0019】
【数1】
【0020】上記した実施例にあっては、左右の上、下
型16、5のいずれかが一回ワークを圧潰するのに、レ
バー部材11は、約210度回転すればよい。これに対
して上、下型16、5が一か所だけであると、一回ワー
クを圧潰するのに、レバー部材11は、約360度回転
する必要がある。
【0021】この場合の動作時間を比較すると、約21
0度/360度=約0.58となり、左右に上、下型1
6、5を有する2頭式では、上、下型16、5を一か所
だけに有する1頭式の約58%の時間でよいことにな
る。
【0022】また、前記上型16の上型装着部15への
装着にあたっては、図5および図6に示すように上型1
6のリブ状突起16bの側部に、切欠部よりなる係合部
17を形成し、この係合部17に、前記上型保持部材1
4にねじ18で取り付けられた脱落防止部材19を係合
させて、上型16の脱落を防止するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】上記したように、本発明は、取付台に固
定された下型保持部材と、この下型保持部材に設けた揺
動支点を中心にして揺動される上型保持部材と、この上
型保持部材を左右方向に揺動させる揺動駆動手段とを備
え、前記下型保持部材に、前記揺動支点を挟んで一対の
下型を設け、前記上型保持部材に、前記下型にそれぞれ
対向させて上型を取付け、両下、上型の各対向面に、線
材が挿入された金属管を圧潰する凹状型部をそれぞれ形
成したから、揺動駆動手段により上型保持部材を揺動支
点を中心にして強制的に揺動させることにより、一方の
上、下型と他方の上、下型とを交互に開閉させることが
できる。このために、一方の上、下型が開いている時
に、この下型の凹状型部に、線材が挿入された金属管よ
り成るワークをセットし、その後、一方の上、下型が閉
じて金属管を圧潰した時に、他方の上、下型間から、金
属管が圧潰したワークを取り出し、この下型の凹状型部
に、ワークをセットすることが可能になって、従来の圧
着機のごとく、圧着作業後にワークを取り出し、次のワ
ークを挿入するために型を開く動作に要する時間が皆無
になり、ワークの圧潰固着作業に要する時間を短縮する
ことができる。
【0024】また、前記上、下型が形成する圧潰固着部
を、前記揺動支点より上方に配置したから、圧潰固着部
が見易くなり、ワークの圧着作業の確実性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる圧着装置であって、左の上、下
型が閉じ、右の上、下型が開いた状態の一部省略した正
面図である。
【図2】同圧着装置の一部省略した側面図である。
【図3】同圧着装置の一部省略した平面図である。
【図4】左の上、下型が開き、右の上、下型が閉じた状
態の圧着装置の一部省略した正面図である。
【図5】上型とこの上型装着部の斜視図である。
【図6】上、下型を装着した上、下型装着部の拡大正面
図である。
【図7】図6A方向からの矢視図である。
【図8】本発明に係わる圧着装置の圧着力の説明図であ
る。
【図9】ワークの斜視図である。
【図10】従来の手動式の圧着装置の正面図である。
【図11】従来の圧着装置の正面図である。
【図12】従来の他の圧着装置の正面図である。
【符号の説明】
1 取付台 2 下型保持部材 5a 凹状型部 5 下型 10 支軸(揺動支点) 11 レバー部材 14 上型保持部材 16 上型 16a 凹状型部 19 線材 20 金属管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付台に固定された下型保持部材と、こ
    の下型保持部材に設けた揺動支点を中心にして揺動され
    る上型保持部材と、この上型保持部材を左右方向に揺動
    させる揺動駆動手段とを備え、前記下型保持部材に、前
    記揺動支点を挟んで一対の下型を設け、前記上型保持部
    材に、前記下型にそれぞれ対向させて上型を取付け、両
    下、上型の各対向面に、線材が挿入された金属管を圧潰
    する凹状型部をそれぞれ形成したことを特徴とする圧着
    装置。
  2. 【請求項2】 前記上、下型が形成する圧潰固着部を、
    前記揺動支点より上方に配置したことを特徴とする請求
    項1記載の圧着装置。
JP6046502A 1994-02-22 1994-02-22 圧着装置 Expired - Lifetime JP2584717B2 (ja)

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JPH073678A JPH073678A (ja) 1995-01-06
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JPS57175035A (en) * 1981-04-20 1982-10-27 Shimizu Constr Co Ltd Reinforcing bar binding machine
JPS63199039A (ja) * 1987-02-16 1988-08-17 Arm Sangyo:Kk ワイヤロ−プスリ−ブの締付機

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JPH073678A (ja) 1995-01-06

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