JP2584680Y2 - 可搬式飲料容器 - Google Patents

可搬式飲料容器

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JP2584680Y2
JP2584680Y2 JP1991052006U JP5200691U JP2584680Y2 JP 2584680 Y2 JP2584680 Y2 JP 2584680Y2 JP 1991052006 U JP1991052006 U JP 1991052006U JP 5200691 U JP5200691 U JP 5200691U JP 2584680 Y2 JP2584680 Y2 JP 2584680Y2
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circuit
beverage
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fluid
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祐英 伊東
明 森下
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、生ビ−ルなど
の飲料を収容する密閉形の可搬式飲料容器にに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可搬式飲料容器A′は、図3に示
すように、金属製の容器本体1の上方部および下方部
に、容器本体a及び容器開口部bを保護するよう容器本
体aの全周にわたって金属製のスカート部材c,cを取
付けた構成となっている。
【0003】しかしながら、この様な構造の可搬式飲料
容器A′にあっては、容器本体a内の飲料dは外部の熱
影響を受け易く、飲料dを一定の温度で保持するには、
飲料容器A′を収納する収容部の雰囲気温度を定温に保
つ必要があった。
【0004】特に生ビール等の飲料dを収容する場合
は、生ビールを低温に保持することで品質の劣化、特に
味の変化を防止することができるため、冷蔵庫内に容器
A′を収納することが重要であった。
【0005】飲料を生ビールを例として述べると、 低
温の生ビールが充填された飲料容器A′が工場又は配送
倉庫より飲料店に運ばれる間の流通過程において、ほと
んど外気温に晒され、また、飲料店に運ばれた後も外気
に晒され続ける為に、工場で1〜3℃の低温で容器A′
内に充填された生ビールは特に夏期には高温の外気の影
響を受けて昇温も著しくなり、味の劣化も促進されると
いう問題があった。
【0006】また、飲料店で生ビールを顧客に提供する
場合、生ビールを5〜8℃の飲みごろの温度にディスペ
ンサーにて冷却しジョッキに注出し提供するようにして
いるが、昇温の著しい生ビールを低温に冷却するには、
大きい冷却能力の冷凍装置を内設するディスペンサーが
必要であった。
【0007】ディスペンサー内で生ビールを冷却する
際、一般に冷水槽内に設けられた細径で長大な冷却管内
に生ビールを流下させ、冷水槽内の冷却水と熱交換する
ことにより生ビールの冷却が行われるが、細径で長大な
冷却管内は洗浄がし難く、雑菌が繁殖し易いため、汚染
が進み、頻繁なる冷却管内の洗浄が必要となる。冷却管
内の洗浄を怠ると雑菌の繁殖による生ビールの品質の劣
化を生じ味の劣化が著しくなる等の問題点があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来の
可搬式飲料容器は、外部の熱影響を受け易く、飲料の温
度コントロ−ルが極めて難しいといった問題があった。
【0009】本考案は、上記事情に基づきなされたもの
で、外部の熱影響を受け難く、しかも飲料の温度コント
ロ−ルが容易な可搬式飲料容器を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本考案の可搬式飲料容器は 開口部を有し飲料を収容す
る、単層構造の側壁により構成される容器本体と、 この
容器本体の側壁の外表面に沿って形成され、容器本体内
の飲料と熱交換するための熱交換用流体が流通する流体
流通部と、 この流体流通部に連通する状態、かつ外部の
熱交換用流体供給回路と接続可能な接続口を備えた状態
に設けられ、前記流体流通部へ熱交換用流体を流入させ
る流入回路と、 この流体流通部に連通する状態、かつ外
部の熱交換用流体排出回路と接続可能な接続口を備えた
状態に設けられ、前記流体流通部を通過した熱交換用流
体を流出させる流出回路と、 前記容器本体の開口部、流
入回路の接続口、および流出回路の接続口を除いた状態
で、前記容器本体の底部および前記流体流通部の外周を
被う断熱材と、 を具備し、 前記容器本体、前記流体流通
部、前記流入回路、前記流出回路及び前記断熱材が一体
に構成されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】本考案の可搬式飲料容器によれば、外表面を断
熱材によって被う構造としたことにより、外部の熱影響
を受け難く、容器本体内に収容されている飲料の温度の
昇温を防止することができる。また、器外より温度制御
された熱交換用流体を流入回路より容器本体の外表面に
沿って形成された流体流通部に流入させ、容器本体内の
飲料と容器本体壁を介して熱交換させた後、熱交換用流
体を流出回路より流出させることができ、容器本体内の
飲料を適正な温度に保つと共に、飲料の品質の劣化を防
止することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の可搬式飲料容器Aの一実施例
を、図1および図2を参照して説明する。
【0013】図中、1は生ビ−ル等の飲料2を収容する
金属製の容器本体である。容器本体1は、上鏡板部1a
に容器開口部3を備え、この容器開口部3には開口部を
閉止する口金部材4が組み込まれている。
【0014】この口金部材4には、飲料回路の開閉栓及
びガス回路の開閉栓(いずれも図示しない)が内設され
ると共に、容器本体1内にガスを導入するガス導入口
(図示しない)と容器本体1内の飲料2を導出するため
の飲料導出管5が取り付けられている。
【0015】また、容器本体1の外表面に沿って流体流
通部としてのジャケット10が形成されている。このジ
ャケット10には、熱交換用流体としての冷水11をジ
ャケット10に流入させる流入回路としての給水管12
と、ジャケット10に流入した熱交換用流体としての冷
水11を流出させる流出回路としての排水管13とが接
続されている。
【0016】また、給水管12の他端は、外部の熱交換
用流体供給回路としての外部給水配管14と接手15を
介して接続可能な接続口16を備えている。また、排水
管13の他端は、外部の熱交換用流体排出回路としての
外部排水配管17と接手18を介して接続可能な接続口
19を備えている。各接手15,18は、容易に着脱で
きる自在接手を使用しており、また、回路連結を離脱す
ると自閉する構造のものとなっている。
【0017】また、外部配管14,17との接続口1
6,19は、容器開口部3を中心にして対称位置に配設
された状態となっているとともに、本考案の飲料容器A
は、容器開口部3および各接続口16,19を除く状態
で外表面部を例えば発泡スチロ−ル等の断熱材20で被
う断熱処理が施されている。
【0018】さらに、断熱材20は、容器開口部3およ
び各接続口16,19等の突起物を保護するように外周
縁部を突出させた上端突出部20aと、容器本体1の底
部を保護するように外周縁部を突出させた下端突出部2
0bとが形成された状態となっている。次に、このよう
に構成された可搬式飲料容器Aの利用法および作用につ
いて説明する。
【0019】飲料工場より飲料2が容器本体内1内に充
填されるが、特に生ビール等の飲料2は低温のまま管理
されることが望まれており、生ビールの場合、工場での
充填の際の温度は1〜3℃程度の低温である。工場や保
管倉庫内では、飲料容器A内の生ビールは、冷蔵倉庫等
の冷気零囲気で保管され、低温を保つことができるが、
料飲店等へ運搬され生ビールを注出、販売する間は、一
般に高温の外気にふれており、昇温は避けられない。
【0020】したがって、本考案の飲料容器Aは、断熱
材20にて外側を被い、容器本体1内の生ビールの昇温
を防止する構造となっているが、長時間経過する場合に
は、昇温はさけられない。
【0021】しかし、万一の昇温に対しても、飲料容器
Aがジャケット10を有した構造となっているため、飲
料容器Aの接続口16に接手15を介して外部給水配管
14を連結し、また、接続口19に接手18を介して外
部排水配管17を連結することにより、熱交換用流体と
しての冷水11をジャケット10内に流通させることに
より、容器本体1の壁を介して内部の飲料(生ビール)
2と熱交換させて、速やかに低温に冷却することができ
る。
【0022】また、このとき、飲料容器Aの冷水11の
流入口および流出口となる接続口16,19と、外部給
水配管14および外部排水配管17とは、自在接手1
5,18により容易に着脱できる。また、自在接手1
5,18を、回路連結を離脱すると自閉する構造のもの
とすることにより、その場での脱着作業が可能となり、
複数の飲料容器Aを冷却する場合、特に便利である。
【0023】上述のように、本考案の飲料容器Aによれ
ば、飲料2の昇温を防ぐとともに、万一飲料2が昇温し
た場合でも外部よりの冷水2などの熱交換用流体を飲料
容器Aのジャケット10部を流通させることにより、速
やかに飲料2を冷却することができる。
【0024】したがって、飲料2の昇温に伴う品質の劣
化を抑制できるとともに、在来の飲料容器A′では昇温
した飲料2を冷却して注出する際に使用される、ディス
ペンサー内の細径、長大な飲料冷却部部材が不要とな
り、洗浄がし難い飲料冷却部材内の汚染による飲料2の
品質の劣化も防ぐこともでき、良質の飲料2を注出し提
供することができる。
【0025】なお、上述の一実施例において、流体流通
部としてジャケット10を形成した場合について説明し
たが、容器本体1の外壁面に密着して熱交換用流体(冷
水)11を導通する流通管を設けて流体流通部を形成す
るようにしても良い。その他、本考案は、上記実施例に
限らず、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なこと
は勿論である。
【考案の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可搬式飲料容器の一実施例の縦断面
図。
【図2】同じく外観平面図。
【図3】従来の可搬式飲料容器の縦断面図。
【符号の説明】
A…可搬式飲料容器、1…容器本体、2…生ビ−ル(飲
料)、3…容器開口部、4…口金部材、5…飲料導出
管、10…ジャケット(流体流通部)、11…冷水(熱
交換用流体)、12…給水管(流入回路)、13…排水
管(流出回路)、14…外部給水配管(熱交換用流体供
給回路)、15…接手、16…接続口、17…外部排水
配管(熱交換用流体排出回路)、18…接手、19…接
続口、20…断熱材。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−102068(JP,A) 特開 昭51−103342(P,A) 実開 昭61−123064(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有し飲料を収容する、単層構造
    の側壁により構成される容器本体と、 この容器本体の側壁の外表面に沿って形成され容器本
    体内の飲料熱交換するための熱交換用流体流通する
    流体流通部と、 この流体流通部に連通する状態かつ外部の熱交換用流
    体供給回路と接続可能な接続口を備えた状態に設けら
    前記流体流通部へ熱交換用流体を流入させる流入回
    路と、 この流体流通部に連通する状態かつ外部の熱交換用流
    体排出回路と接続可能な接続口を備え状態に設けら
    前記流体流通部を通過した熱交換用流体を流出させ
    る流出回路と、 前記容器本体の開口部、流入回路の接続口、および流出
    回路の接続口を除いた状態で、前記容器本体の底部およ
    び前記流体流通部の外周を被う断熱材と、を具備し、 前記容器本体、前記流体流通部、前記流入回路、前記流
    出回路及び前記断熱材が一体に構成されている ことを特
    徴とする可搬式飲料容器。
JP1991052006U 1991-07-05 1991-07-05 可搬式飲料容器 Expired - Lifetime JP2584680Y2 (ja)

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JPH057663U JPH057663U (ja) 1993-02-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62102068A (ja) * 1985-10-25 1987-05-12 松下電工株式会社 急速冷却装置

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