JP2584548Y2 - レスキューパラシュート - Google Patents

レスキューパラシュート

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JP2584548Y2
JP2584548Y2 JP1992024142U JP2414292U JP2584548Y2 JP 2584548 Y2 JP2584548 Y2 JP 2584548Y2 JP 1992024142 U JP1992024142 U JP 1992024142U JP 2414292 U JP2414292 U JP 2414292U JP 2584548 Y2 JP2584548 Y2 JP 2584548Y2
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JP
Japan
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capsule
parachute
spring
stopper
rescue
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992024142U
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English (en)
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JPH0575096U (ja
Inventor
健一 酒匂
Original Assignee
藤倉航装株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】本考案はレスキューパラシュート、
さらに詳細にはパラグライダーなどにおいて失速状態に
なったときなどに確実に放出でき開傘するレスキューパ
ラシュートに関する。
【0002】
【従来技術および問題点】従来パラグライダーに使用さ
れるレスキューパラシュートとしては、図1に示すよう
にパラシュート本体(図示せず)が収納された内嚢1を
外嚢2に収め止め具3によって収納した構造になってい
る。内嚢1には連接帯11が取付けてあり、この他方の
端部は外嚢2の外側でパラシュートを装着する使用者な
どに固定されている。そして内嚢1に収納されたパラシ
ュートの吊下索4は内嚢1の開放端12より引き出され
て外嚢2に接続している。
【0003】このようなレスキューパラシュートにおい
て、不測の事態が生じたときには前記止め具3を外して
外嚢2を開き、内嚢1を手でほうり投げることにより行
なわれていた。このように内嚢1をほうり投げると、内
嚢1に取付けられた連接帯11は使用者に固定されてお
り、一方吊下索4は外嚢2に固定されているため、前記
内嚢1はパラシュート本体より外れて開傘することにな
る。
【0004】上述のようなレスキューパラシュートは、
簡単な構造であり、信頼性があるが、一方、不測の事態
を生じたときに、手でほうり投げる必要があり、このほ
うり投げるタイミング、空中姿勢などによってパラシュ
ートが開傘しない恐れもあった。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本考案は上述の問題点
に鑑みなされたものであり、不測の事態を生じたときに
前記内嚢を確実に放出できるレスキューパラシュートを
提供することを目的とする。
【0006】上記目的を達成するため、本考案のレスキ
ューパラシュートは、パラシュート本体が収められた内
嚢を外嚢内に収納し、止め具によって包装したレスキュ
ーパラシュートにおいて、前記外嚢内の一方の端部に固
定されたケース内に収納されたスプリングと、このスプ
リングの端部に設けられた放出板とを有し、前記スプリ
ング及び放出板の作用により前記外嚢の開放面より前記
内嚢を放出可能になっている弾発手段と前記弾発手段の
スプリングをたわめられた状態に保持する保持手段と
記保持手段および止め具を解除する開放手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0007】本考案によれば、開放手段によって保持
段および止め具を開放することにより内嚢は弾発体の弾
発力によって外嚢より放出される。このため、内嚢は確
実に、かつ一定のスピードで放出されることになり、開
傘性が極めて向上するという利点を生じる。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例の断面図であるが、
この図より明らかなようにレスキューパラシュートはパ
ラシュート本体(図示せず)が収納された内嚢1を外嚢
2に収め、外嚢2の側面に設けられた止め具3によって
収納した構造になっている。内嚢1には連接帯11が取
付けてあり、この他方の端部は外嚢2の外側でパラシュ
ートを装着する使用者などに固定されている。そして内
嚢1に収納されたパラシュートの吊下索4は連接帯11
に接続されている。
【0009】本考案においては、外嚢2内には内嚢1を
弾発により放出する弾発手段5が設けられている。この
弾発手段5は、この実施例においては外嚢2内の一方の
端部に固定されたケース51内に収納された外スプリン
グ52、内スプリング53を有し、この外スプリング5
2、内スプリング53の端部には放出板54が設けられ
ている。この放出板54は内嚢1に隣接して備えられ、
外嚢2の開放面21方向に前記内嚢1を弾発可能になっ
ている。さらに放出板54が前記スプリング52、53
の開放によって一定以上に開放面21方向に突出しない
ようにケース51と放出板54間に制限ワイヤ55が設
けられている。
【0010】上述のように弾発手段5は外スプリング5
2および内スプリング53の二重のスプリングを有して
いるが、これは弾発手段5を小型化する作用がある。
【0011】前記弾発手段5を弾発状態とする保持手段
6は、ロックワイヤ61とロックピン62を有してい
る。そして前記ロックワイヤ61の一方の端部は前記放
出板54に固定されており、他方の端部はケース51,
外嚢2を貫通して、外嚢2の開放面21の反対側側面に
設けられたロックピン62に開放自在に固定されてい
る。このためスプリング52、53はたわめられた状態
でケース51内に収納されていることになる。
【0012】上記レスキューパラシュートは、前記保持
手段6および外嚢の止め具3を開放する開放手段7を有
している。この開放手段7は開放レバー71より成り、
開放レバー71を上方に引き上げることにより、前記ロ
ックピン61および止め具3を開放するようになってい
る。
【0013】上述のような構成のため、開放レバー71
を引くと、ロックピン62および止め具3が外れる。ロ
ックピン62が外れると、ロックワイヤー61によって
たわめられていたスプリング52、53は弾発し、放出
板54は外嚢2の開放面21方向に内嚢1を押しやる。
このとき止め具3も外れているので、外嚢2の開放面2
1は開放され、内嚢2が勢い良く放出されることにな
る。
【0014】一方、放出板54には制限ワイヤ55が接
続されているため、放出板54は一定以上突出すること
はない。
【0015】このように内嚢1を放出されると、内嚢1
に取付けられた連接帯11は使用者に固定されており、
一方吊下索4は連接帯11に固定されているため、前記
内嚢1はパラシュート本体より外れて開傘することにな
る。
【0016】本考案において保持具および開放手段は、
同様の機能を有するものであれば如何なるものであって
もよいのは明らかである。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、開放手段によって保持
手段および止め具を開放することにより内嚢は弾発体の
弾発力によって外嚢より放出される。このため、内嚢は
確実に、かつ一定のスピードで放出されることになり、
開傘性が極めて向上するという利点を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるレスキューパラシュートの断面
図。
【図2】上記レスキューパラシュートを放出したときの
断面図。
【図3】従来のレスキューパラシュートの断面図。
【符号の説明】
1 内嚢 2 外嚢 21 開放面 3 止め具 5 弾発手段 6 保持手段 7 開放手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パラシュート本体が収められた内嚢を外嚢
    内に収納し、止め具によって包装したレスキューパラシ
    ュートにおいて、前記外嚢内の一方の端部に固定された
    ケース内に収納されたスプリングと、このスプリングの
    端部に設けられた放出板とを有し、前記スプリング及び
    放出板の作用により前記外嚢の開放面より前記内嚢を放
    出可能になっている弾発手段と前記弾発手段のスプリン
    グをたわめられた状態に保持する保持手段と前記保持手
    段および止め具を解除する開放手段とを備えたことを特
    徴とするレスキューパラシュート。
JP1992024142U 1992-03-23 1992-03-23 レスキューパラシュート Expired - Lifetime JP2584548Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0575096U JPH0575096U (ja) 1993-10-12
JP2584548Y2 true JP2584548Y2 (ja) 1998-11-05

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ID=12130079

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JP5308092B2 (ja) * 2008-08-06 2013-10-09 藤倉航装株式会社 誘導傘の放出コイルバネの固定構造
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CN107600436A (zh) * 2017-10-16 2018-01-19 晨龙飞机(荆门)有限公司 一种轻型固定翼飞机冷气抛伞救生装置
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JPH0575096U (ja) 1993-10-12

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