JP2001122197A - パラシュート - Google Patents

パラシュート

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JP2001122197A
JP2001122197A JP30082499A JP30082499A JP2001122197A JP 2001122197 A JP2001122197 A JP 2001122197A JP 30082499 A JP30082499 A JP 30082499A JP 30082499 A JP30082499 A JP 30082499A JP 2001122197 A JP2001122197 A JP 2001122197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parachute
canopy
line
pilot chute
storage container
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Pending
Application number
JP30082499A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Mizuno
良信 水野
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OVAL THREE Ltd
Original Assignee
OVAL THREE Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインファースト方式のレスキューパラシュ
ートにおいて、パイロットシュートを使用して開傘時間
を短縮したレスキューパラシュートを提供する。 【解決手段】 キャノピー3の傘頂32にブライダルラ
イン6を介して接続したパイロットシュート5と、前記
キャノピーの傘縁31に接続するサスペンションライン
2と、前記キャノピーを収納するための収納コンテナ7
とを有するレスキューパラシュートにおいて、前記ブラ
イダルラインは前記収納コンテナに形成された貫通穴7
5を通過して前記パイロットシュートに連結しているこ
とを特徴とするものである。 【効果】 一般的に使用されるラインファースト方式で
あって、かつパイロットシュートを使用することが可能
になり、安全確実に、しかも迅速にキャノピーを開傘で
きるという大きな利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明はパラシュート、さらに詳細
にはパラグライダーなどにおいて失速状態になったとき
などに確実に放出でき開傘するパラシュートに関する。
【0002】
【従来技術および問題点】従来パラグライダーに使用さ
れるレスキューパラシュートとしては、図7に示すよう
に、ラインファーストと呼ばれる方式と、図8に示すよ
うなキャノピーファースト方式が知られている。
【0003】ラインファースト方式は、外嚢(図示せ
ず)よりパラシュートが折り畳まれて収納された内嚢1
をほうり投げて、自重によって、最初にサスペンション
ライン2を引き出し、次いでキャノピー3を開傘させる
ものである。
【0004】このような ラインファースト方式のパラ
シュートは、内嚢に傘頂を下にし、サスペンションライ
ンが上部に来るように折り畳まれて収納された構造にな
っている。
【0005】一方、キャノピーファースト方式のパラシ
ュートは、図8に示すように、リップコード4を引っ張
ることによって、パイロットシュート5の留具を外し、
前記パイロットシュート5を開傘させることにより、キ
ャノピー3を引き出し、開傘させるものである。このよ
うなキャノピーファースト方式のパラシュートは、図9
に示すように、内嚢1の下部にサスペンションライン2
を仮止めしておき、キャノピー3の傘縁31より折り畳
んで、傘頂32が最上部になるように内嚢1に収納して
おり、前記傘頂32に ブライダルライン6を介してパ
イロットシュート5と接続している。パイロットシュー
ト5は、図10及び図11に示すように、スプリング5
1が介装された二枚のサポート板52間に傘体53を設
けた構造になっており、前記傘体53はスプリング51
の撓み方向に折り畳まれ、ロックピン54によって仮止
めされた構造になっている。前記内嚢1とともにパイロ
ットシュート5が外嚢(図示せず)に収納されたとき、
このロックピン54は引き抜かれた状態である。リップ
コード4が外嚢を開くように接続しており、前記リップ
コード4を引っ張ることによって、外嚢が開き、スプリ
ング51に作用によってパイロットシュート5が開傘す
るようになっている。
【0006】上述のようなレスキューパラシュートにお
いて、ラインファースト方式は、開傘時間が長くなる反
面、確実に開傘する利点があり、パラグライダーなどに
おけるレスキューパラシュートとして一般的に使用され
ている。これに対し、キャノピーファースト方式は、パ
イロットシュートを使用するため、開傘時間が2秒ほど
短縮され、早く開傘するという利点があるが、パイロッ
トシュート5とキャノピー5の傘頂と連結するためのブ
ライダルライン6がパラグライダーのラインに絡まる恐
れがあり、開傘に一抹の不安が残るという欠点があり、
パラグライダーのレスキューパラシュートとしては一般
的ではない。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は上述の問題点
に鑑みなされたものであり、前述のラインファースト方
式のレスキューパラシュートにおいて、パイロットシュ
ートを使用して開傘時間を短縮したレスキューパラシュ
ートを提供することを目的とする。
【0008】上記目的を達成するため、本発明のパラシ
ュートは、キャノピーの傘頂にブライダルラインを介し
て接続したパイロットシュートと、前記キャノピーの傘
縁に接続するサスペンションラインと、前記キャノピー
を収納するための収納コンテナとを有するレスキューパ
ラシュートにおいて、前記ブライダルラインは前記収納
コンテナに形成された貫通穴を通過して前記パイロット
シュートに連結していることを特徴とするものである。
【0009】本発明によるレスキューパラシュートは、
ブライダルラインを収納コンテナに形成された貫通穴を
通過してパイロットシュートに連結するようにしたた
め、一般的に使用されるラインファースト方式であっ
て、かつパイロットシュートを使用することが可能にな
り、安全確実に、しかも迅速にキャノピーを開傘できる
という大きな利点がある。
【0010】
【実施例】図1は本発明のレスキューパラシュートの一
実施例の収納コンテナに収納された模式的断面図であ
り、図2から図5は収納方法を示した図であるが、これ
ら図より明らかなようにパラシュートは収納コンテナ7
に収納されるようになっており、前記収納コンテナ7は
図2に平面図を示すように、四辺に包装片71を有する
長方形の内嚢部分72と、前記内嚢部分72の前記四辺
の内の一辺に接続する外嚢部分73を有している。この
長方形の外嚢部分73の他の三辺には、同様にパイロ
ットシュート5を包装するための包装辺74が設けられ
た構造になっている。さらに内嚢部分72にはブライダ
ルライン6を挿通させるための内嚢部分72の表裏に貫
通する貫通穴75が設けられており、キャノピー3の傘
頂32に接続された前記ブライダルライン6は前記貫通
穴75を通過してパイロットシュート5に接続してい
る。
【0011】前記パイロットシュート5は前述の図10
及び図11に示すように、スプリング51が介装された
二枚のサポート板52間に傘体53を設けた構造になっ
ており、前記傘体53はスプリング51の撓み方向に折
り畳まれ、ロックピン54によって保持された構造にな
っている。このロックピン54に抜脱用コード8が接続
している。後述の記載より明らかになるように、前記ロ
ックピン54は収納コンテナ7にパラシュートが収納さ
れた後、抜脱されるため、前記ロックピン54を抜脱す
るため抜脱コード8が設けられている。
【0012】このような収納コンテナ7を使用して、パ
ラシュートを収納する。すなわち、図2に示すようにブ
ライダルライン6が接続されたキャノピー3の傘頂32
が内嚢部分72側になるようにキャノピー3及びサスペ
ンションライン2を折りたたみ、さらに4つの包装片7
1を図面内側方向に折り込み、前記パラシュートを内嚢
部分72及び包装片71で包装して内嚢Pを形成する
(図3参照)。このときサスペンションライン2は前記
包装片71の隙間より、外側に伸長させてある。前記包
装片71の一つには結索ループ9が設けられており、他
の包装片71には前記結索ループ9を挿通させるための
固定穴76が形成されている。この結索ループ9を前記
固定穴76に通すことによって前記包装片71は仮固定
される。
【0013】次いで、内嚢部分72の裏側に折り畳まれ
てロックピン54で仮固定されているパイロットシュー
ト5を置き、前記パイロットシュート5を押さえ込むよ
うに前記外嚢部分73を折り込み(図2及び図3におい
ては図面の外側方向に折り込む)、さらに、前記内嚢部
分72及び包装片71で形成された内嚢Pを包み込むよ
うに前記包装片74を折り込み、前記包装片74の固定
穴76に結索ループ9を挿通させる。このような状態
で、サスペンションライン2を二つ折りにして、図5に
示すように結索ループ9に係止させることによって、パ
ラシュートは収納される。このようにパラシュートを収
納コンテナ7に収納した後、抜脱コード8を引っ張っ
て、ロックピン54を取り外す。パイロットシュート5
は収納コンテナ7の外嚢部分73によって押圧されてい
るので、前記パイロットシュート5のスプリング51は
撓められたまま保持され、パイロットシュートが開傘す
ることはない。このように収納された状態を図1に断面
図として示す。
【0014】上記のようなレスキューパラシュートは以
下のように作用する。すなわち、図6に示すように、非
常時の時に、収納コンテナ7を放り投げると、前記サス
ペンションライン2は降下者に取付けられているので、
サスペンションライン2は引っ張られることになる。こ
のため、二つ折りにされ、結索ループ8に係止されたサ
スペンションライン2は引き抜かれることになる。この
ようにサスペンションラインが引き抜かれると、前記結
索ループ8は固定穴76より抜脱され、パイロットシュ
ート5を覆っていた外嚢部分73が開き、さらに包装片
74が開くことになる。このため、前記パイロットシュ
ート5のスプリング51によって傘体53が開傘するこ
とになる。さらに、内嚢部分72の包装片71も開放さ
れることになる。このような状態においても、サスペン
ションライン2は引き続き引っ張られているとともに、
パイロットシュート5の抵抗によって、張力が作用する
ため、キャノピー3は迅速に開傘することになる。そし
て収納コンテナ7は、図6より明らかなようにキャノピ
ー3とパイロットシュート5との間に残存することにな
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ブライダルラインを収
納コンテナに形成された貫通穴を通過してパイロットシ
ュートに連結するようにしたため、一般的に使用される
ラインファースト方式であって、かつパイロットシュー
トを使用することが可能になり、安全確実に、しかも迅
速にキャノピーを開傘できるという大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパラシュートの収納状態の概略断
面。
【図2】上記パラシュートの収納コンテナにキャノピー
およびサスペンションラインを収納する説明図。
【図3】上記パラシュートの収納コンテナにキャノピー
およびサスペンションラインを収納する説明図。
【図4】上記パラシュートの収納コンテナにキャノピー
およびサスペンションラインを収納する説明図。
【図5】上記パラシュートの収納コンテナにキャノピー
およびサスペンションラインを収納する説明図。
【図6】上記パラシュートの作用を説明する概略図。
【図7】従来のレスキューパラシュートの作用を説明す
る概略図。
【図8】従来のレスキューパラシュートの作用を説明す
る概略図。
【図9】従来のレスキューパラシュートの収納方法を説
明する概略図。
【図10】パイロットシュートの開傘時の断面図。
【図11】前記パイロットシュートの非開傘時の斜視
図。
【符号の説明】
2 サスペンションライン 3 キャノピー 5 パイロットシュート 6 ブライダルライン 7 収納コンテナ 71 包装片 72 内嚢部分 73 外嚢部分 74 包装片 75 貫通穴 76 固定穴 9 結索ループ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャノピーの傘頂にブライダルラインを
    介して接続したパイロットシュートと、前記キャノピー
    の傘縁に接続するサスペンションラインと、前記キャノ
    ピー及びサスペンションラインを収納するための収納コ
    ンテナとを有するレスキューパラシュートにおいて、前
    記ブライダルラインは前記収納コンテナに形成された貫
    通穴を通過して前記パイロットシュートに連結している
    ことを特徴とするパラシュート。
  2. 【請求項2】前記収納コンテナは内嚢部分とこの内嚢部
    分の辺に形成された折り曲げ可能な包装片とを有し、前
    記キャノピーは傘頂を前記内嚢部分の最下部になるよう
    に折り畳まれて、内嚢部分と前記包装片に収納されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のパラシュート。
  3. 【請求項3】前記収納コンテナは内嚢部分の一辺に接続
    する外嚢部分を有しており、前記外嚢部分で内嚢部分の
    外側にあるパイロットシュートを包み込むようになって
    いることを特徴とする請求項1又は2記載のパラシュー
    ト。
JP30082499A 1999-10-22 1999-10-22 パラシュート Pending JP2001122197A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331525A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Fujikura Parachute Co Ltd 予備パラシュート
JP2010036749A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Fujikura Parachute Co Ltd 誘導傘の放出コイルバネの固定構造

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