JP2584275Y2 - インフレータブルボート - Google Patents

インフレータブルボート

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JP2584275Y2
JP2584275Y2 JP1992059275U JP5927592U JP2584275Y2 JP 2584275 Y2 JP2584275 Y2 JP 2584275Y2 JP 1992059275 U JP1992059275 U JP 1992059275U JP 5927592 U JP5927592 U JP 5927592U JP 2584275 Y2 JP2584275 Y2 JP 2584275Y2
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cylinder
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rings
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JP1992059275U
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徳昭 谷口
淳 堀井
忠良 佐山
義夫 新江
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Nippon Shokubai Co Ltd
Okamoto Industries Inc
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Nippon Shokubai Co Ltd
Okamoto Industries Inc
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  • Air Bags (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、硬質船底とエアを注入
して膨らませる気胴とからなるインフレータブルボート
に係り、特に硬質船底に対する気胴の取付構造の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】従来、この種のインフレ
ータブルボートの硬質船底に対する気胴の取付構造とし
ては、本出願人が先に提案した取付構造が知られている
(実公平2−12157号公報参照)。
【0003】しかし乍ら、この従来ボートは船底の外周
縁の複数箇所に設けた通孔と気胴の外面に取付けた取付
台座の通孔とに亘りボルトを通してナットにより連結す
るボルト止め構造であるから、その着脱が大変面倒で手
間が掛かるといった不便,欠点を有し、使用者にとって
は重労働になっていた。
【0004】ちなみに、この種のインフレータブルボー
トは気胴の補修時に船底と共に気胴を同時に運搬しなけ
ればならないため、コストアップになる。従って、気胴
の補修,メンテナンスのために気胴と船底の着脱性が要
求されるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこの様な従来
の不便,欠点に鑑みてなされたものであり、船底に対し
て気胴が着脱可能でしかもその作業性が良好ならせしめ
たインフレータブルボートの提供を目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に本考案が講じる技術的手段は、硬質船底に気胴を取り
付けて構成されるインフレータブルボートにおいて、上
記硬質船底に形成される気胴取付け部の長手方向に適宜
数の紐挿通環を所定の間隔をおいて同一直線上に設ける
と共に上記気胴の外面長手方向に前記気胴取付け部側の
紐挿通環同士の間隙に組み合わされて隣接可能な紐挿通
環を気胴取付け部側の紐挿通部と同様の間隔をもって同
一直線上に設け、上記気胴取付け部側の各紐挿通環と気
胴側の各紐挿通環とを夫々交互に組み合わせて同一直線
上に隣接せしめ全紐挿通環にわたって連結紐を挿通して
硬質船底と気胴とを着脱可能にしたことである。
【0007】
【作 用】而して、上記した本考案の技術的手段によれ
ば、気胴にエアを注入せしめて該気胴を途中まで膨脹さ
せた状態で、該気胴を船尾を除く船底外周の気胴取付け
部に装着せしめた後、船底側の紐挿通部と気胴側の紐挿
通環とに亘って連結紐を交互に挿通架け渡し、該連結紐
を引っ張り締め付けて船底側と気胴側の紐挿通環相互を
連結紐で連結することにより気胴を船底の気胴取付け部
に固定せしめる。
【0008】この時、連結紐を船底側と気胴側の紐挿通
環に挿通架け渡した後、前記途中まで膨脹させた状態の
気胴を完全に膨脹させてから連結紐の引っ張り締め付け
を行なうことにより、作業性が容易で安定した取り付け
状態になる。
【0009】一方、気胴を船底から取り外す場合は、気
胴からある程度エアを抜いて該気胴を収縮せしめ、連結
紐を船底側と気胴側の紐挿通環から引き抜くことによ
り、気胴が船底の気胴取付け部から容易に取り外せる。
【0010】
【実施例】本考案の実施の一例を図面に基づいて以下説
明すると、硬質船底1はFRP等の所望な硬質部材によ
って周知の舟型形状に成形し、その船尾を除く外周に亘
って膨脹させた気胴2の外面(外径)に沿うような円弧
状に凹設した気胴取付け部3を形成してなる。
【0011】一方、気胴2は、ゴムやゴム引布、或いは
PVC等の合成樹脂,レザー等によって気室状にし、平
面的に見た場合舟型形状の船尾を除く外周に沿うように
略U字形に形成し、船底1の上方から或いは舟首側から
両側に分かれて気胴取付け部3に適合沿わせた形態で装
着される構成にしてある。
【0012】そして、気胴取付け部3に適宜数の紐挿通
環4を船底1の外周方向に所定の間隔をおいて同一直線
上に配設し、この紐挿通環4に対応する気胴1の外面に
は該紐挿通環4とに亘り連結紐6を交互に挿通架け渡す
適宜数の紐挿通環5を気胴2の筒方向に所定の間隔をお
いて同一直線上に配設して、船底1側と気胴2側の適宜
数の紐挿通環4,5間に亘って連結紐6を交互に挿通架
け渡すことにより気胴2を船底1の気胴取付け部3に取
り付けることができ、該連結紐6を引き抜くことにより
気胴2を船底1の気胴取付け部3から取り外すことがで
きる着脱自在な取付状態に構成してある。
【0013】上記紐挿通環4及び5は、ゴムや合成樹脂
等の所望な部材を用いて連結紐6を挿通し得る程度の内
径を有する適宜長さの円筒状に形成し、紐挿通環4は弯
曲状に凹設した気胴取付け部3の上下縁双方の対称位置
に、ネジ止めや接着等の適宜の固着手段により夫々固着
せしめて船底1の船尾を除く外周に亘り所定の間隔をお
いて同一直線上に配設、例えば図示例においてはその長
さ間隔にて配設し、一方紐挿通環5は気胴取付け部3の
上下縁に配設された上下の紐挿通環4に対応する気胴2
外面の周方向対称位置に溶着や接着等により一体的に固
着せしめて、各の紐挿通環4の間に位置して夫々端部同
士を突き合わせた状態で船底1の外周方向の気胴取付け
部3全体に一条に連なる位置間隔にて気胴2の長手方向
に同一直線上に配設する(図1及び図3参照)。
【0014】連結紐6は、上述した船底1側の適宜数の
紐挿通環4と気胴2側の適宜数の紐挿通環5とに亘って
交互に同一直線上に挿通架け渡して該紐挿通環4及び5
を夫々連結せしめるためのもので、天然繊維若しくはナ
イロン等の合成繊維の所望な部材を適宜の太さに網組し
たり、束ねて、その表面を耐久性,耐候性に優れた保護
材にて被覆して表面に適宜な滑り性と耐摩耗性を備え、
気胴取付け部3の全体に亘って長尺バンド状やロープ状
に、図面ではロープ状に形成してなり、その連結紐6の
末端部には気胴2の船尾端側に位置する紐挿通環5の端
部に掛止される止め具7を取り付ける。
【0015】図中8は、気胴取付け部3の長手方向全長
に亘って固着配設した軟質ゴムや軟質合成樹脂等からな
る長尺部材であり、この部材8は気胴取付け部3面と気
胴2外面との間に水密性を付与せしめて、両者の間から
船体内に水が侵入するのを防ぐと共に気胴2が気胴取付
け部3に擦れて破れる等の損傷を防ぐ働きをなすもので
ある。
【0016】次に、叙上の如く構成した本実施例のイン
フレータブルボートの船底1に対する気胴2の取り付
け、取り外し方を説明すれば、気胴2にエアを注入せし
めて該気胴2を途中まで膨らませた状態で、その気胴を
船底1の上方から左右に分けて船尾を除く外周の気胴取
付け部3に沿わせて装着せしめて、船底1側上下の紐挿
通環4と気胴2側上下の紐挿通環5とに亘って船尾一側
から上下1本づつ計2本の連結紐6を夫々挿通せしめて
船尾他側まで同一直線上に架け渡した後、該上下の連結
紐6を夫々引っ張り締め付けて、その先端側を船底1の
船尾に固着配備せしめて置いた取付け具9に夫々締結せ
しめ、上下の紐挿通環4,5を連結紐6により船底1の
外周方向に互い違いに噛み合った状態で一条の直線上に
連結することにより、気胴2を船底1外周の気胴取付け
部3に連結固定せしめて取り付ける(図3参照)。
【0017】この時、連結紐6を船底1側と気胴2側の
紐挿通環4,5に挿通架け渡した後に途中まで膨らませ
た状態の気胴2にエアを注入せしめて完全に気胴2を膨
脹させてから連結紐6の引っ張り締め付けを行なう。
【0018】そして、取り外す場合には連結紐6の先端
側の取付け具9に対する締結状態を解いた後、気胴2か
ら適宜量のエアを抜いて該気胴2を収縮せしめてから、
連結紐6を上下の紐挿通環4,5から完全に引き抜くこ
とにより、気胴2を船底1の気胴取付け部3から取り外
して船底1と完全に分離することができる。
【0019】尚、本実施例のインフレータブルボートに
よれば、上述の他に、連結紐6を船底1側と気胴2側の
上下の紐挿通環4,5間から完全に引き抜かずに、気胴
2を船底1の上面の凹み内に折り畳んだ状態で収容し得
る程度まで連結紐6を緩めた状態とすることも必要に応
じて可能であり、それにより船底1と気胴2とを完全に
分離することなく、船体全体の大きさ特に横幅をコンパ
クトにした状態で運搬又は保管することができる。
【0020】上述した実施例にあっては上下の紐挿通環
4,5間に亘って夫々長尺状の1本の連結紐6を挿通架
け渡してそれら上下の紐挿通環4,5を同一直線上に一
条に連結する構成形態として詳述したが、数本の連結紐
を用いて互い違いに噛み合った状態で船底1の外周方向
に一条に連なる1乃至数箇所の紐挿通環4,5間に亘っ
て個々に挿通架け渡し、これら数本の連結紐を同一直線
上に一条に連結する構成形態とすることも良い。
【0021】又、紐挿通環4,5は上述した如く円筒状
に限らず、例えば短尺ベルト状片(帯状)やロープ状片
とし、その両端を気胴取付け部3や気胴2に固着して環
状の紐挿通部分を形成せしめてなるものであってもよ
く、その形状は任意である。
【0022】さらに、船底1の形状並びに気胴2の形状
は上述した実施例に限らず、用途に応じた例えばレスキ
ュー用,レジャー用,釣り用等に応じた大きさや形状に
構成するものであり、また船底1の材質も任意であり、
上記の実施例の他にアルミ製としてもよいものである。
【0023】また、気胴2内の長手方向の複数箇所に隔
膜を設けて、複数の気室にて構成するものとしてもよ
く、また、気胴を内胴と、該内胴を覆う外胴とで構成す
る二重気胴とするもよい。
【0024】
【考案の効果】本考案のインフレータブルボートは叙上
の如く構成してなるから、気胴を途中まで膨らませた状
態で船底外周の気胴取付け部に配し、船底側の紐挿通環
と気胴側の紐挿通環とに亘り連結紐を交互に挿通架け渡
して引っ張り締め付ければ、船底側と気胴側の紐挿通環
相互が連結紐により連結されて気胴を船底の気胴取付け
部に固定せしめて取り付けることができ、そして取り外
す場合には連結紐を船底側と気胴側の紐挿通環から引き
抜くことにより、気胴を船底の気胴取付け部から取り外
すことが出来る。
【0025】従って、本考案のインフレータブルボート
によれば、気胴の外面に設けた紐挿通環と船底の気胴取
付け部に設けた紐挿通環とに亘り連結紐を挿通架け渡す
か、連結紐による船底側と気胴側の紐挿通環の連結状態
を解除すべく連結紐を引き抜くかの作業によって、船底
に対する気胴の取り付け,取り外しを行なうことができ
ることから、船底に対する気胴の着脱性がすこぶる良好
であり、取扱いが非常に便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案インフレータブルボートの実施の一例
を示す全体斜視図。
【図2】 気胴取付け部に気胴を取り付けた状態を示す
縦断正面図。
【図3】 連結状態を部分的に示す斜視図。
【符号の説明】
1…船底 2…気胴 3…気胴取付け部 4…気胴取付部
け側の紐挿通部 5…気胴側の紐挿通部 6…連結紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐山 忠良 栃木県足利市上渋垂町901−2 (72)考案者 新江 義夫 栃木県足利市堀込町3173−5 (56)参考文献 特開 昭61−202996(JP,A) 実開 平2−103891(JP,U) 実開 昭51−156199(JP,U) 実開 昭52−150200(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 7/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質船底に気胴を取り付けて構成される
    インフレータブルボートにおいて、上記硬質船底に形成
    される気胴取付け部の長手方向に適宜数の紐挿通環を所
    定の間隔をおいて同一直線上に設けると共に上記気胴の
    外面長手方向には前記気胴取付け部側の紐挿通環同士の
    間隙に組み合わされて隣接可能な紐挿通環を気胴取付け
    部側の紐挿通部と同様の間隔をもって同一直線上に設
    け、上記気胴取付け部側の各紐挿通環と気胴側の各紐挿
    通環とを夫々交互に組み合わせて同一直線上に隣接せし
    め全紐挿通環にわたって連結紐を挿通して硬質船底と気
    胴とを着脱可能にしたことを特徴とするインフレータブ
    ルボート。
JP1992059275U 1992-08-24 1992-08-24 インフレータブルボート Expired - Lifetime JP2584275Y2 (ja)

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JPH0622189U JPH0622189U (ja) 1994-03-22
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3507353A1 (de) * 1985-03-01 1986-09-04 Metzeler Kautschuk GmbH, 8000 München Sportboot
JPH02103891U (ja) * 1988-09-26 1990-08-17

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JPH0622189U (ja) 1994-03-22

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