JP2584190Y2 - 苗載台における苗の縦搬送装置 - Google Patents
苗載台における苗の縦搬送装置Info
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、田植機に装備する苗載
台における苗の縦搬送装置に関する。
台における苗の縦搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機に装備する苗載台の一形態
として、苗載台本体を前高後低の傾斜状態に配設し、同
苗載台本体に植付条数に応じた枚数の苗マットを左右幅
方向に並列状態に載置可能とし、各条の苗マットをそれ
ぞれ苗載台本体に取付けた苗の縦搬送装置により下方向
へ縦送り可能として、苗載台本体の下方に配設した複数
個の植付爪により苗マットの下端部を切削して複数条の
植付けが行なえるようにしたものがある。
として、苗載台本体を前高後低の傾斜状態に配設し、同
苗載台本体に植付条数に応じた枚数の苗マットを左右幅
方向に並列状態に載置可能とし、各条の苗マットをそれ
ぞれ苗載台本体に取付けた苗の縦搬送装置により下方向
へ縦送り可能として、苗載台本体の下方に配設した複数
個の植付爪により苗マットの下端部を切削して複数条の
植付けが行なえるようにしたものがある。
【0003】そして、苗の縦搬送装置は、苗載台本体の
背面側に上下一対の駆動軸と従動軸とを軸架し、各軸に
植付条数分の一対の駆動ローラと従動ローラとを取付
け、各ローラ間に苗送りベルトを巻回して、各苗送りベ
ルトにより各苗マットを下方へ縦送りすることができる
ようにしており、しかも、苗載台には、隣接する二個づ
つの縦搬送装置への動力伝達を断続するためのクラッチ
を設けて、各縦搬送装置への動力伝達を断続可能として
いる。
背面側に上下一対の駆動軸と従動軸とを軸架し、各軸に
植付条数分の一対の駆動ローラと従動ローラとを取付
け、各ローラ間に苗送りベルトを巻回して、各苗送りベ
ルトにより各苗マットを下方へ縦送りすることができる
ようにしており、しかも、苗載台には、隣接する二個づ
つの縦搬送装置への動力伝達を断続するためのクラッチ
を設けて、各縦搬送装置への動力伝達を断続可能として
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記苗載台
では、一条分の苗の縦搬送を停止させたい(条止めした
い)場合には、同条の縦搬送装置への動力伝達を切断す
べくクラッチを切断動作させると、隣接するもう一方の
縦搬送装置も停止してしまうために、クラッチは切断動
作させずに、同条の苗マットの下端面に苗ストッパーを
当接させて、同苗ストッパーにより苗マットの下降を停
止させて条止めをしているが、この場合、苗マットの下
面に当接している縦搬送装置の苗送りベルトは動作して
おり、同苗マットには、下方向への縦送り力が作用して
いるにもかかわらず、苗ストッパーにより下降停止され
ているために、苗崩れが発生するという不具合がある。
では、一条分の苗の縦搬送を停止させたい(条止めした
い)場合には、同条の縦搬送装置への動力伝達を切断す
べくクラッチを切断動作させると、隣接するもう一方の
縦搬送装置も停止してしまうために、クラッチは切断動
作させずに、同条の苗マットの下端面に苗ストッパーを
当接させて、同苗ストッパーにより苗マットの下降を停
止させて条止めをしているが、この場合、苗マットの下
面に当接している縦搬送装置の苗送りベルトは動作して
おり、同苗マットには、下方向への縦送り力が作用して
いるにもかかわらず、苗ストッパーにより下降停止され
ているために、苗崩れが発生するという不具合がある。
【0005】また、苗ストッパーにより苗マットの下端
を支持して下降を停止させる際に、同苗マットの下端を
苗ストッパーよりも上方へ位置させるために、同苗マッ
トを苗載台本体の上面に沿わせて上方へ持上げる必要が
あるが、この際、根張りの悪い苗マットはちぎれてしま
うという不具合もある。
を支持して下降を停止させる際に、同苗マットの下端を
苗ストッパーよりも上方へ位置させるために、同苗マッ
トを苗載台本体の上面に沿わせて上方へ持上げる必要が
あるが、この際、根張りの悪い苗マットはちぎれてしま
うという不具合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案では、植
付条数に応じた枚数の苗マットを左右幅方向に並列状態
に載置する苗載台本体に、上下一対の駆動ローラ軸と従
動ローラ軸とを軸架し、各軸に植付条数に応じて一対の
駆動ローラと従動ローラとを取付け、各ローラ間に苗送
りベルトを巻回して、苗マットを下方向へ縦送り可能な
苗の縦搬送装置を各植付条毎に構成すると共に、各縦搬
送装置に条止めクラッチをそれぞれ取付け、しかも、同
条止めクラッチを、縦搬送装置への動力伝達を断続する
クラッチ体と同一軸芯上に配設したことを特徴とする苗
載台における苗の縦搬送装置を提供せんとするものであ
る。
付条数に応じた枚数の苗マットを左右幅方向に並列状態
に載置する苗載台本体に、上下一対の駆動ローラ軸と従
動ローラ軸とを軸架し、各軸に植付条数に応じて一対の
駆動ローラと従動ローラとを取付け、各ローラ間に苗送
りベルトを巻回して、苗マットを下方向へ縦送り可能な
苗の縦搬送装置を各植付条毎に構成すると共に、各縦搬
送装置に条止めクラッチをそれぞれ取付け、しかも、同
条止めクラッチを、縦搬送装置への動力伝達を断続する
クラッチ体と同一軸芯上に配設したことを特徴とする苗
載台における苗の縦搬送装置を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【作用】苗の植付け作業を行なう際には、各縦搬送装置
を動作させて、各苗マットを下方向へ縦送りして、各苗
マットの下端部を植付爪により切削して、同時に複数条
の苗を植付けることができる。
を動作させて、各苗マットを下方向へ縦送りして、各苗
マットの下端部を植付爪により切削して、同時に複数条
の苗を植付けることができる。
【0008】そして、一条分の苗マットのみを縦送り停
止させたい場合には、その条の縦搬送装置のクラッチを
切断動作させることにより、同縦搬送装置の縦搬送動作
を停止させることができる。
止させたい場合には、その条の縦搬送装置のクラッチを
切断動作させることにより、同縦搬送装置の縦搬送動作
を停止させることができる。
【0009】この際、苗マットは、作動停止している苗
送りベルト上に安定支持されているために、苗崩れを生
じることがない。
送りベルト上に安定支持されているために、苗崩れを生
じることがない。
【0010】しかも、苗ストッパーを使用する必要がな
いために、苗マットを持上げて、同苗マットを破損等す
るという不具合も生じない。
いために、苗マットを持上げて、同苗マットを破損等す
るという不具合も生じない。
【0011】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説
明する。
明する。
【0012】図1に示すAは、乗用田植機であり、同乗
用田植機Aは、自走可能な走行部1の後方に植付部2を
昇降リンク機構3を介して連結し、同植付部2を昇降油
圧シリンダ4により昇降可能としている。
用田植機Aは、自走可能な走行部1の後方に植付部2を
昇降リンク機構3を介して連結し、同植付部2を昇降油
圧シリンダ4により昇降可能としている。
【0013】走行部1は、図1及び図2に示すように、
機体フレーム10上の前部にエンジン11を設け、後部に運
転部12を設けている。
機体フレーム10上の前部にエンジン11を設け、後部に運
転部12を設けている。
【0014】そして、機体フレーム10の後部下側に、ミ
ッションケース13をエンジン11に連動連結して取付けて
いる。
ッションケース13をエンジン11に連動連結して取付けて
いる。
【0015】また、機体フレーム10の前部下側には左右
横外側方に向けてそれぞれ左右フロントアクスルケース
15,15 を突設し、同ケース15,15 の先端に前車輪16,16
を取付けている。19はフロントアクスルケース15とミッ
ションケース13とを連動連結している伝動軸である。
横外側方に向けてそれぞれ左右フロントアクスルケース
15,15 を突設し、同ケース15,15 の先端に前車輪16,16
を取付けている。19はフロントアクスルケース15とミッ
ションケース13とを連動連結している伝動軸である。
【0016】また、機体フレーム10の後部には、リヤア
クスルケース17をミッションケース13に連動連結して取
付け、同ケースの左右側面にそれぞれ後車輪18,18 を取
付けている。
クスルケース17をミッションケース13に連動連結して取
付け、同ケースの左右側面にそれぞれ後車輪18,18 を取
付けている。
【0017】また、20は、床面、変速ガイド、フェンダ
ー、座席取付板20a 等を兼用するケーシング体であり、
FRP等の高剛性を有する合成樹脂により一体成形し
て、機体フレーム10上に張設している。
ー、座席取付板20a 等を兼用するケーシング体であり、
FRP等の高剛性を有する合成樹脂により一体成形し
て、機体フレーム10上に張設している。
【0018】また、21はボンネットであり、エンジン11
と、後述する運転部12のステアリングシャフト23をカバ
ーしている。
と、後述する運転部12のステアリングシャフト23をカバ
ーしている。
【0019】また、上記した運転部12は、エンジン11の
直後にステアリングシャフト23を立設し、同シャフト23
の上端にハンドル24を取付ける一方、同ハンドル24の直
後方に位置する座席取付板20a 上に座席25を載置してい
る。
直後にステアリングシャフト23を立設し、同シャフト23
の上端にハンドル24を取付ける一方、同ハンドル24の直
後方に位置する座席取付板20a 上に座席25を載置してい
る。
【0020】また、30は、座席25の左側方に配設した変
速レバー、31は、ボンネット21の左側面より上方に突出
させた副変速レバー、32は、座席25の右側に配設した植
付部昇降レバー、33はボンネット21の左側方に配設した
クラッチペダル、34はボンネット21の右側方に配設した
ブレーキペダルである。
速レバー、31は、ボンネット21の左側面より上方に突出
させた副変速レバー、32は、座席25の右側に配設した植
付部昇降レバー、33はボンネット21の左側方に配設した
クラッチペダル、34はボンネット21の右側方に配設した
ブレーキペダルである。
【0021】また、植付部2は、図1に示すように、昇
降リンク機構3の後下部に植付ミッションケース40の前
端を左右揺動自在に取付け、同ケース40の下方にフロー
ト41を取付け、同ケース40の上方に苗載台42を取付け、
同ケース40の後端部に植付爪43を取付けている。44は、
ミッションケース13と植付ミッションケース40との間に
介設した伝動軸である。
降リンク機構3の後下部に植付ミッションケース40の前
端を左右揺動自在に取付け、同ケース40の下方にフロー
ト41を取付け、同ケース40の上方に苗載台42を取付け、
同ケース40の後端部に植付爪43を取付けている。44は、
ミッションケース13と植付ミッションケース40との間に
介設した伝動軸である。
【0022】また、昇降リンク機構3は、機体フレーム
10の後部の上下側にそれぞれトップリンク51の前端と左
右ロアリンク45,45 の前端をそれぞれ枢軸51a,45a によ
り上下回動自在に枢支し、同トップリンク51の後端と左
右ロアリンク45,45 の後端との間に昇降リンク機構側ヒ
ッチ部61を介設し、同ヒッチ部61を植付部2の前側に立
設した植付側ヒッチ部49に着脱自在に連設している。
10の後部の上下側にそれぞれトップリンク51の前端と左
右ロアリンク45,45 の前端をそれぞれ枢軸51a,45a によ
り上下回動自在に枢支し、同トップリンク51の後端と左
右ロアリンク45,45 の後端との間に昇降リンク機構側ヒ
ッチ部61を介設し、同ヒッチ部61を植付部2の前側に立
設した植付側ヒッチ部49に着脱自在に連設している。
【0023】そして、左右ロアリンク45,45 の前端に
は、それぞれ左右昇降用アーム46,46を立上り状に立設
し、両アーム46,46 の上端間と、機体フレーム10の中途
部との間に昇降油圧シリンダ4を介設すると共に、両ア
ーム46,46 の上端間と左右ロアリンク45,45 の後端との
間に連結ロッド48,48 を介設している。
は、それぞれ左右昇降用アーム46,46を立上り状に立設
し、両アーム46,46 の上端間と、機体フレーム10の中途
部との間に昇降油圧シリンダ4を介設すると共に、両ア
ーム46,46 の上端間と左右ロアリンク45,45 の後端との
間に連結ロッド48,48 を介設している。
【0024】また、図3及び図4において、70は、苗載
台本体42a の下端部42-1の裏面位置に配設する下向き凹
状の苗台支持レールで、四角形状の支持杆71上に左右方
向移動自在に載置されている。
台本体42a の下端部42-1の裏面位置に配設する下向き凹
状の苗台支持レールで、四角形状の支持杆71上に左右方
向移動自在に載置されている。
【0025】72は、支持枠71に一体的に連結する苗取出
板で、植付爪43を作動させるための切欠溝73を設けてい
る。74は、苗載台本体42a 上の苗マット75を間欠的に縦
送りして下側の苗取出板72側へ供給する縦搬送装置であ
って、苗送りベルト76、及び駆動ローラ77、並びに従動
ローラ78などにより構成されている。
板で、植付爪43を作動させるための切欠溝73を設けてい
る。74は、苗載台本体42a 上の苗マット75を間欠的に縦
送りして下側の苗取出板72側へ供給する縦搬送装置であ
って、苗送りベルト76、及び駆動ローラ77、並びに従動
ローラ78などにより構成されている。
【0026】そして、上記縦搬送装置74は、駆動ローラ
77側にて間欠駆動する構造であると共に、苗送りベルト
76の弛み側76-1に苗マット75を載せて、同苗マット75を
縦搬送するように構成している。76-2は苗送りベルト76
の張り側である。
77側にて間欠駆動する構造であると共に、苗送りベルト
76の弛み側76-1に苗マット75を載せて、同苗マット75を
縦搬送するように構成している。76-2は苗送りベルト76
の張り側である。
【0027】また、上記従動ローラ78は小径に構成され
て、植付ケース79との間隔を接近できるように構成して
いる。80は、植付ケース79側に設ける縦送り駆動レバー
で、苗載台本体42a の裏側に設ける中間カム81を間欠的
に上向き方向に押動可能としている。
て、植付ケース79との間隔を接近できるように構成して
いる。80は、植付ケース79側に設ける縦送り駆動レバー
で、苗載台本体42a の裏側に設ける中間カム81を間欠的
に上向き方向に押動可能としている。
【0028】82は中間カム81を一体的に取付けるカム連
結部材で、苗送りベルト76を跨ぎ状に形成されている。
結部材で、苗送りベルト76を跨ぎ状に形成されている。
【0029】そして、中間カム81及びカム連結部材82な
どよりカム機構81A を構成している。
どよりカム機構81A を構成している。
【0030】83はカム連結部材82を枢支する枢支軸、84
は中間カム81及びカム連結部材82を下向き方向に押圧す
るカム戻しバネ、85はカム連結部材82に設けるストッパ
ーゴム86を受止めるストッパーであって、ボルト及びナ
ットにて調整自在となっている。87はストッパーゴム86
を取付ける取付座、88はストッパー取付板である。
は中間カム81及びカム連結部材82を下向き方向に押圧す
るカム戻しバネ、85はカム連結部材82に設けるストッパ
ーゴム86を受止めるストッパーであって、ボルト及びナ
ットにて調整自在となっている。87はストッパーゴム86
を取付ける取付座、88はストッパー取付板である。
【0031】89は中間カム81に連結する下部作動アー
ム、90は従動ローラ軸である。
ム、90は従動ローラ軸である。
【0032】また、91は駆動側ローラ77に設ける一方ク
ラッチ体で、上部作動アーム92と下部作動アーム89とを
中間リンク93により連動連結してリンク機構93A を構成
している。
ラッチ体で、上部作動アーム92と下部作動アーム89とを
中間リンク93により連動連結してリンク機構93A を構成
している。
【0033】また、上記リンク機構93A は、上部作動ア
ーム92のアーム長さR1と下部作動アーム89のアーム長さ
R2とは、R1<R2になるように形成されて、中間カム81の
回動量が増幅されて上部作動アーム92側に伝達されるよ
うに構成されている。
ーム92のアーム長さR1と下部作動アーム89のアーム長さ
R2とは、R1<R2になるように形成されて、中間カム81の
回動量が増幅されて上部作動アーム92側に伝達されるよ
うに構成されている。
【0034】また、94は一方クラッチ体91に設けるクラ
ッチ軸でジョイント95を介して左右の駆動軸96,96 と連
動連結していると共に、同駆動軸96,96 の両端部にはク
ラッチ爪97を有するクラッチ体98をピン99を介して固着
している。
ッチ軸でジョイント95を介して左右の駆動軸96,96 と連
動連結していると共に、同駆動軸96,96 の両端部にはク
ラッチ爪97を有するクラッチ体98をピン99を介して固着
している。
【0035】100 はクラッチ体98を軸支する軸受、101
は駆動軸96,96 の外周に同芯状に嵌装する駆動ローラ軸
であって、中空状であると共に、横方向に長く構成され
ながら各条ごとに駆動ローラ77を連動連結している。10
2 は駆動軸96の反転を制止して駆動ローラ77を停止状態
にするブレーキ機構、103 はクラッチ体98のクラッチ爪
97に噛合する入切用クラッチで、駆動ローラ軸101 上に
摺動自在に連結されていると共に、バネ体104 により常
時入り状態となっている。
は駆動軸96,96 の外周に同芯状に嵌装する駆動ローラ軸
であって、中空状であると共に、横方向に長く構成され
ながら各条ごとに駆動ローラ77を連動連結している。10
2 は駆動軸96の反転を制止して駆動ローラ77を停止状態
にするブレーキ機構、103 はクラッチ体98のクラッチ爪
97に噛合する入切用クラッチで、駆動ローラ軸101 上に
摺動自在に連結されていると共に、バネ体104 により常
時入り状態となっている。
【0036】105 はバネ体104 を受止めるバネ受け、10
6 は入切用クラッチ103 を操作する操作レバーで、ワイ
ヤー107 を介して手元レバー107Aにて操作自在としてい
る。
6 は入切用クラッチ103 を操作する操作レバーで、ワイ
ヤー107 を介して手元レバー107Aにて操作自在としてい
る。
【0037】また、108 は駆動ローラ77を構成する左ロ
ーラで、対称形に形成された右ローラ109 と中央連結部
110 にて合体しながら連結されている。そして、同左ロ
ーラ108 と右ローラ109 は各々両端部が大径となりなが
ら、中央連結部110 を小径とし、中央凹部111 の周面に
は歯車状に凹凸部112 を形成している。
ーラで、対称形に形成された右ローラ109 と中央連結部
110 にて合体しながら連結されている。そして、同左ロ
ーラ108 と右ローラ109 は各々両端部が大径となりなが
ら、中央連結部110 を小径とし、中央凹部111 の周面に
は歯車状に凹凸部112 を形成している。
【0038】113 は、苗送りベルト76の裏面中央に形成
する凸部で、駆動ローラ77の凹凸部112 と噛合自在とな
っている。114 は同苗送りベルト76の表面に設ける凸部
で、苗マット75の底面に喰い込ませるように構成してい
る。
する凸部で、駆動ローラ77の凹凸部112 と噛合自在とな
っている。114 は同苗送りベルト76の表面に設ける凸部
で、苗マット75の底面に喰い込ませるように構成してい
る。
【0039】また、120 は苗取量を調節する苗取調節リ
ンクである。
ンクである。
【0040】次に、各縦搬送装置74にそれぞれ取付けた
条止めクラッチ5について、図5及び図6を参照しなが
ら説明する。
条止めクラッチ5について、図5及び図6を参照しなが
ら説明する。
【0041】すなわち、条止めクラッチ5は、隣接する
各駆動ローラ77の端部間に二個づつ配設しており、駆動
ローラ軸101 にクラッチ本体5aを摺動自在に嵌合し、同
クラッチ本体5aの一側面に形成した噛合部5bを駆動ロー
ラ77の端部内周面に噛合可能とする一方、苗載台本体42
a の背面に取付けた横フレーム6にクラッチレバー7の
中途部を左右揺動自在に枢支し、同レバー7の先端部7a
をクラッチ本体5aの他側面に形成した係合溝5cに係合さ
せると共に、同レバー7の基端部7bを苗載台本体42a の
背面に取付けたレバー係止体8に係脱自在に係止してい
る。7cは枢支軸、125 は隣接する条止めクラッチ5,5
の各クラッチレバー7,7の基端部間に架設したスプリ
ングであり、同スプリング125 により、各レバー7,7
を介してクラッチ本体5a,5a を各駆動ローラ77の端部内
周面に噛合するクラッチ接続状態を保持するようにして
いる。
各駆動ローラ77の端部間に二個づつ配設しており、駆動
ローラ軸101 にクラッチ本体5aを摺動自在に嵌合し、同
クラッチ本体5aの一側面に形成した噛合部5bを駆動ロー
ラ77の端部内周面に噛合可能とする一方、苗載台本体42
a の背面に取付けた横フレーム6にクラッチレバー7の
中途部を左右揺動自在に枢支し、同レバー7の先端部7a
をクラッチ本体5aの他側面に形成した係合溝5cに係合さ
せると共に、同レバー7の基端部7bを苗載台本体42a の
背面に取付けたレバー係止体8に係脱自在に係止してい
る。7cは枢支軸、125 は隣接する条止めクラッチ5,5
の各クラッチレバー7,7の基端部間に架設したスプリ
ングであり、同スプリング125 により、各レバー7,7
を介してクラッチ本体5a,5a を各駆動ローラ77の端部内
周面に噛合するクラッチ接続状態を保持するようにして
いる。
【0042】また、クラッチレバー7の基端部に、条止
めクラッチ操作ワイヤの一端を連結して、運転部よりク
ラッチ本体5aのクラッチ断続作動操作を行なうことがで
きるようにすることもできる。
めクラッチ操作ワイヤの一端を連結して、運転部よりク
ラッチ本体5aのクラッチ断続作動操作を行なうことがで
きるようにすることもできる。
【0043】本考案の実施例は上記のように構成されて
おり、各縦搬送装置74に条止めクラッチ5をそれぞれ取
付け、しかも、同条止めクラッチ5を、縦搬送装置74へ
の動力伝達を断続するクラッチ体98と同一軸芯上に配設
したことに特徴がある。したがって、縦搬送装置74の構
成が簡単となって部品点数の削減が図れ、かつ、製造コ
ストを低減させることが可能となっている。そして、苗
載台42上の苗マット75を下向きに縦送りする場合は、図
3において、縦送り駆動レバー80が間欠的に上方に回動
して、中間カム81を上方に押動し、カム連結部材82及び
下部作動アーム89を一体的に上方に作動させる。
おり、各縦搬送装置74に条止めクラッチ5をそれぞれ取
付け、しかも、同条止めクラッチ5を、縦搬送装置74へ
の動力伝達を断続するクラッチ体98と同一軸芯上に配設
したことに特徴がある。したがって、縦搬送装置74の構
成が簡単となって部品点数の削減が図れ、かつ、製造コ
ストを低減させることが可能となっている。そして、苗
載台42上の苗マット75を下向きに縦送りする場合は、図
3において、縦送り駆動レバー80が間欠的に上方に回動
して、中間カム81を上方に押動し、カム連結部材82及び
下部作動アーム89を一体的に上方に作動させる。
【0044】したがって、中間リンク93を介して、一方
クラッチ体91の上部作動アーム92を上方へ回動させる。
これにより一方クラッチ体91がクラッチ軸94を時計方向
に回動させると共に、左右の駆動軸96,96 を同時に回動
させる。そして、図5に示す如く同駆動軸96,96 の軸端
部においては、クラッチ体98と入切用クラッチ103 とが
連結されている場合は、駆動ローラ軸101 が一体的に回
動する。
クラッチ体91の上部作動アーム92を上方へ回動させる。
これにより一方クラッチ体91がクラッチ軸94を時計方向
に回動させると共に、左右の駆動軸96,96 を同時に回動
させる。そして、図5に示す如く同駆動軸96,96 の軸端
部においては、クラッチ体98と入切用クラッチ103 とが
連結されている場合は、駆動ローラ軸101 が一体的に回
動する。
【0045】そして、苗送りベルト76を駆動する駆動ロ
ーラ77が一定量だけ回動して、同苗送りベルト76の弛み
側76-1により苗マット75を下向きに縦送りするものであ
る。
ーラ77が一定量だけ回動して、同苗送りベルト76の弛み
側76-1により苗マット75を下向きに縦送りするものであ
る。
【0046】また、上記縦送り駆動レバー80が下向きに
回動して元の状態に復元すると、中間カム81及びカム連
結部材82並びに下部作動アーム89はカム戻しバネ84によ
り下向きに回動して元の状態となる。
回動して元の状態に復元すると、中間カム81及びカム連
結部材82並びに下部作動アーム89はカム戻しバネ84によ
り下向きに回動して元の状態となる。
【0047】また、下部作動アーム89が下向きに戻され
るために一方クラッチ体91側の上部作動アーム92が反時
計方向に回動する。しかしながら、一方クラッチ体91
は、反時計方向の回動時にはスリップして駆動軸96,96
を駆動しない。
るために一方クラッチ体91側の上部作動アーム92が反時
計方向に回動する。しかしながら、一方クラッチ体91
は、反時計方向の回動時にはスリップして駆動軸96,96
を駆動しない。
【0048】したがって、駆動ローラ軸101 及び駆動ロ
ーラ77はブレーキ機構102 の働きにより停止状態を保つ
ものである。
ーラ77はブレーキ機構102 の働きにより停止状態を保つ
ものである。
【0049】そして、上記の作動を繰り返し行って、苗
マット75を順次苗取出板72側へ縦搬送するものである。
マット75を順次苗取出板72側へ縦搬送するものである。
【0050】また、植付中の苗マット75の残量が少なく
なると、補給用の苗マット75を苗載台42の上部より供給
する。この場合に操作レバー121 を運転者が操作するこ
とにより、入切用クラッチ103 の切り操作と、ブレーキ
機構102 の解除操作を同時に行って、駆動ローラ77と苗
送りベルト76を空転可能な状態とする。そして、補給用
の苗マット75を自動的に下側へ搬送し、セットすること
ができるものである。
なると、補給用の苗マット75を苗載台42の上部より供給
する。この場合に操作レバー121 を運転者が操作するこ
とにより、入切用クラッチ103 の切り操作と、ブレーキ
機構102 の解除操作を同時に行って、駆動ローラ77と苗
送りベルト76を空転可能な状態とする。そして、補給用
の苗マット75を自動的に下側へ搬送し、セットすること
ができるものである。
【0051】苗の植付け作業を行なう際には、各縦搬送
装置74を動作させて、各苗マット75を下方向へ縦送りし
て、各苗マット75の下端部を植付爪43により切削して、
同時に複数条の苗を植付けることができる。
装置74を動作させて、各苗マット75を下方向へ縦送りし
て、各苗マット75の下端部を植付爪43により切削して、
同時に複数条の苗を植付けることができる。
【0052】そして、一条分の苗マット75のみを縦送り
停止させたい場合には、その条の縦搬送装置74の条止め
クラッチ5を切断動作させることにより、同縦搬送装置
74のみの縦搬送動作を停止させることができる。
停止させたい場合には、その条の縦搬送装置74の条止め
クラッチ5を切断動作させることにより、同縦搬送装置
74のみの縦搬送動作を停止させることができる。
【0053】この際、苗マット75は、作動停止している
苗送りベルト76上に安定支持されているために、苗崩れ
を生じることがない。
苗送りベルト76上に安定支持されているために、苗崩れ
を生じることがない。
【0054】しかも、苗ストッパーを使用する必要がな
いために、苗マット75を持上げて、同苗マット75を破損
等するという不具合も生じない。
いために、苗マット75を持上げて、同苗マット75を破損
等するという不具合も生じない。
【0055】
【効果】本考案によれば、以下のような効果が得られ
る。
る。
【0056】すなわち、各条の縦搬送装置への動力伝達
をそれぞれ条止めクラッチにより断続させることができ
るために、一条分の苗マットの条止めも簡単に行うこと
ができると共に、苗崩れや破損等を防止することがで
き、しかも、前記条止めクラッチを、縦搬送装置への動
力伝達を断続するクラッチ体と同一軸芯上に配設したこ
とにより、縦搬送装置の構成が簡単となって部品点数の
削減が図れ、かつ、製造コストを低減させることができ
る。
をそれぞれ条止めクラッチにより断続させることができ
るために、一条分の苗マットの条止めも簡単に行うこと
ができると共に、苗崩れや破損等を防止することがで
き、しかも、前記条止めクラッチを、縦搬送装置への動
力伝達を断続するクラッチ体と同一軸芯上に配設したこ
とにより、縦搬送装置の構成が簡単となって部品点数の
削減が図れ、かつ、製造コストを低減させることができ
る。
【図1】本考案に係る苗載台を具備する乗用田植機の全
体側面図。
体側面図。
【図2】同田植機の平面図。
【図3】本考案に係る苗載台の要部断面側面図。
【図4】同背面図。
【図5】本考案要部の背面図。
【図6】図5のI-I 線断面図。
42 苗載台 75 苗マット 76 苗送りベルト 77 駆動側ローラ 78 従動側ローラ 96 駆動軸 102 ブレーキ機構 103 入切用クラッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 植付条数に応じた枚数の苗マット75を左
右幅方向に並列状態に載置する苗載台本体42a に、上下
一対の駆動ローラ軸101 と従動ローラ軸90とを軸架し、
各軸101,90に植付条数に応じて一対の駆動ローラ77と従
動ローラ78とを取付け、各ローラ77,78 間に苗送りベル
ト76を巻回して、苗マット75を下方向へ縦送り可能な苗
の縦搬送装置74を各植付条毎に構成すると共に、各縦搬
送装置74に条止めクラッチ5をそれぞれ取付け、しか
も、同条止めクラッチ5を、縦搬送装置74への動力伝達
を断続するクラッチ体98と同一軸芯上に配設したことを
特徴とする苗載台における苗の縦搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991063103U JP2584190Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 苗載台における苗の縦搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991063103U JP2584190Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 苗載台における苗の縦搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515718U JPH0515718U (ja) | 1993-03-02 |
JP2584190Y2 true JP2584190Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=13219623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991063103U Expired - Lifetime JP2584190Y2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 苗載台における苗の縦搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584190Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064001B2 (ja) * | 1984-03-15 | 1994-01-19 | ヤンマー農機株式会社 | 多条植田植機の苗載台における苗マット縦送り装置 |
JPS61173704A (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-05 | 井関農機株式会社 | 田植機の苗植付装置 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP1991063103U patent/JP2584190Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0515718U (ja) | 1993-03-02 |
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