JP2582588Y2 - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JP2582588Y2
JP2582588Y2 JP5336193U JP5336193U JP2582588Y2 JP 2582588 Y2 JP2582588 Y2 JP 2582588Y2 JP 5336193 U JP5336193 U JP 5336193U JP 5336193 U JP5336193 U JP 5336193U JP 2582588 Y2 JP2582588 Y2 JP 2582588Y2
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chamber
main shaft
bearing
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lubricating oil
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達巳 東梅
正人 鈴木
良治 佐藤
京治 平川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薬剤原料などの粉砕機
の改善に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】一般に知られているこの種薬剤
原料の粉砕機には粉砕時に騒音が発生するという欠点が
ある。この騒音を低下するために近年サイレント型スク
リーンミル(粉砕機)が開発されているが、騒音発生部
のコンパクト化を図るため、図6に示すように粉砕室1
と潤滑油室2とが一体型の構造となっている。このよう
に粉砕室1と潤滑油室2とを一体型とした構造では、騒
音の低下には役立つが、粉砕室1の陰圧現象に伴い通常
の機械的シール構造では十分なシール性が得られず、オ
イルシール3による粉砕室1の温度上昇,空隙部4の陽
圧による粉砕室1への潤滑油の流入などの発生を完全に
防止することができないという課題が残されている。
【0003】本考案の目的は、粉砕室の陰圧現象による
潤滑油の流入と温度上昇を合理的に防止し、原粉の粉砕
効率と歩留りの向上が図れる粉砕機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本考案の構成は、原料ホッパーと、ケーシング,前部
カバー,内部カバーで囲まれた粉砕室とを原料搬送手段
で接続し、一方、前記粉砕室に、潤滑油室をもつベアリ
ングケースに軸架せる主軸にとりつけたハンマーを回動
可能に設け、粉砕室の下方に粉体回収用の缶を配置した
粉砕機において、前記粉砕室とベアリングケースに設け
たベアリング間の主軸部、および、主軸の外側端部に夫
々ラビリンスシールカラーを被着せしめ、更に、前記内
部カバープレートの周縁と前記ベアリングケースとの間
にOリングを設けるとともに、両者間に形成せる空隙部
の一部を外気に連通させたものである。
【0005】
【実施例】次に、図面について本考案実施例の詳細を説
明する。図1は粉砕機の正面図、図2は粉砕機構部の一
部切欠正面図、図3は粉砕機構部の縦断側面図、図4は
ラビリンスカラーの側面図、図5はラビリンスカラーの
要部の拡大側面図である。
【0006】図1は本考案粉砕機全体の正面図を示して
おり、11は原料ホッパーで、該原料ホッパー11は図
2のように、機体12に設けられ、かつ、内部にスクリ
ュー移送体13を軸架した水平姿勢の搬送筒14の搬送
始端上部に配設してある。また、前記搬送筒14の搬送
始端は粉砕室15の一側に連通され、前記原料ホッパー
11内に投入せしめられた原料はスクリュー移送体13
によって定量ずつ粉砕室15内に供給され、該粉砕室1
5内に設けたハンマー16とライニングプレート17と
によって粉砕せる粉体は、スクリーン18を通して落下
し缶19に回収される。前記複数のハンマー16は粉砕
室15内に設けた円盤状のハンマープレート20の外周
に放射状にその基部が軸着してあり、その先端と前記ラ
イニングプレート17とによって原料を粉砕するように
構成されている。また、前記ハンマープレート20は前
記機体12に水平に軸架した主軸21端に固定してあ
る。
【0007】図3に示すように、前記主軸21はベアリ
ングケース22に軸支されており、該ベアリングケース
22には潤滑油室23が形成してあって、前記主軸21
と、これの前後両端部を軸受支持するボールベアリング
24a,24bに潤滑油が供給されるようにしてある。
前記ベアリングケース22の一側には前記粉砕室15が
形成されている。この粉砕室15は、冷却チャンバー構
造のケーシング25と冷却チャンバー構造の前部カバー
26と内部カバー27とによって構成されている。ま
た、前記内部カバー27と前記ベアリングケース22の
接触部には内部カバー27にとりつけたOリング28が
介設してあり、また、この内部カバー27とベアリング
ケース22間には、下部に設けた溝29により外気に連
通された空隙部30が設けられている。また、前記一方
のボールベアリング24aと主軸21を支持するプレー
トカラー31との間の主軸21部、および、他方のボー
ルベアリング24bの外側の主軸21部にラビリンスカ
ラー32を夫々設ける。この両ラビリンスカラー32は
図4,図5に示すように、前記ベアリングケース22に
とりつけたベアリングカバー33に軸受されている。こ
のベアリングカバー33と前記ボールベアリング24
a,24bとの間に形成された空所34に臨む前記ラビ
リンスカラー32部には、潤滑油をベアリングカバー3
3側からボールベアリング24a,24b方向に誘導し
放散せしめる溝構造の油返し部35が設けてある。この
油返し部35は、ベアリングカバー33からボールベア
リング24a,24b方向に向け約45°傾斜させた面
をもつ深さ約0.5mmの直角三角形構造の溝36と、外周
面から約0.5mm突出した外径をもつ複数条のリング部3
7とからなるものである。また、前記プレートカラー3
1の外側にリング状突体31aを設け、これをベアリン
グカバー33のリング状凹溝33aに嵌入せしめ、油漏
れを阻止するようにしている。図中38は伝動用プーリ
ー,39はプレートナットである。
【0008】
【作用の説明】スクリュー移送体13の回転駆動により
原料ホッパー11内の原料は定量ずつ粉砕室15内に供
給され、粉砕室15内において原料はハンマー16とラ
イニングプレート17との作用で粉砕され、粉砕室15
の下部に設けたスクリーン18を通して缶19に回収せ
しめられる。また、高速回転するハンマープレート20
とハンマー16によって粉砕室15内は陰圧となる。一
方、高速回転する主軸21を軸受する両ボールベアリン
グ24a,24bは潤滑油室23内の潤滑油の供給をう
けて潤滑され、また、陽圧化される潤滑油室23から外
部に誘引されようとする潤滑油は、夫々、ボールベアリ
ング24a,24bより外側方の前記主軸21部に設け
たラビリンスカラー32の油返し部35の作用で両ボー
ルベアリング24a,24b方向に誘導し放散せしめら
れ、漏出することがない。また、従来技術で陽圧となる
空隙部30が大気圧に連通されているため、更に該空隙
部30への潤滑油の漏出を阻止するとともに、プレート
カラー31のリング状突体31aとベアリングカバー3
3のリング状凹溝33aの嵌合構造により潤滑油の漏出
を阻止している。粉砕室15の陰圧現象による外気の吸
引作用は、前記空隙部30の大気圧作用と内部カバー2
7に設けたOリング28によって阻止される。
【0009】
【考案の効果】上述のように本考案の構成によれば、次
のような効果が得られる。粉砕室と潤滑油室をもつベア
リングケースに設けたベアリング間の主軸部、および、
主軸の外側端部に夫々ラビリンスシールカラーを被着せ
しめるとともに、粉砕室を構成する内部カバーとベアリ
ングケースの間に形成せる空隙部の一部を外気に連通さ
せ、更に、内部カバープレートの周縁とベアリングケー
スとの間にOリングを設けたので、粉砕室とベアリング
ケースとの差圧を小さく抑えることができ、これに伴っ
てベアリングケースに設けた潤滑油室内の潤滑油が粉砕
室内に介入するのを合理的に阻止しうるとともに、原料
の粉砕効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉砕機の正面図である。
【図2】粉砕機構部の一部切欠正面図である。
【図3】粉砕機構部の縦断側面図である。
【図4】ラビリンスカラーの側面図である。
【図5】ラビリンスカラーの要部の拡大側面図である。
【図6】従来技術の粉砕機構部の縦断側面図である。
【符号の説明】
11 原料ホッパー 12 機体 13 スクリュー移送体 14 搬送筒 15 粉砕室 16 ハンマー 17 ライニングプレート 18 スクリーン 19 缶 20 ハンマープレート 21 主軸 22 ベアリングケース 23 潤滑油室 24a ボールベアリング 24b ボールベアリング 25 ケーシング 26 前部カバー 27 内部カバー 28 Oリング 29 溝 30 空隙部 31 プレートカラー 31a リング状突体 32 ラビリンスカラー 33 ベアリングカバー 33a リング状凹溝 34 空所 35 油返し部 36 溝 37 リング部 38 伝動用プーリー 39 プレートナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平川 京治 神奈川県平塚市中原上宿173番地 三共 株式会社 平塚工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B02C 1/00 - 25/00 A61J 3/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ホッパーと、ケーシング,前部カバ
    ー,内部カバーで囲まれた粉砕室とを原料搬送手段で接
    続し、一方、前記粉砕室に、潤滑油室をもつベアリング
    ケースに軸架せる主軸にとりつけたハンマーを回動可能
    に設け、粉砕室の下方に粉体回収用の缶を配置した粉砕
    機において、前記粉砕室とベアリングケースに設けたベ
    アリング間の主軸部、および、主軸の外側端部に夫々ラ
    ビリンスシールカラーを被着せしめ、更に、前記内部カ
    バープレートの周縁と前記ベアリングケースとの間にO
    リングを設けるとともに、両者間に形成せる空隙部の一
    部を外気に連通させたことを特徴とする粉砕機。
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