JP2582550B2 - 有機物含有水の処理方法 - Google Patents

有機物含有水の処理方法

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正博 風間
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体工場等より排出された有機物含有排水
の処理や半導体工場にて使用される超純水の製造に用い
る有機物含有水の処理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より上記の目的で有機物含有水を処理する方法と
して、紫外線照射下にて例えば酸化剤として被処理水中
にH2O2を添加し、有機物を酸化分解処理する方法が知ら
れている。被処理水中にH2O2を添加することにより下記
(1),(2)式の反応により有機物が酸化分解して被
処理水中より除去される。
C+2O→CO2 (2) Oは活性酸素 従来はその処理に際して被処理水中のTOC値に対し、
予め定められた量のH2O2を一度に添加することによって
行っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、被処理水中に大過剰のH2O2が添加される
と、被処理水中のH2O2濃度が高くなり、第1図に示す如
く被処理水中の紫外線透過率が低下し、よって紫外線ラ
ンプより離れたところにおいては(1)式の反応に必要
な紫外線照度を得ることができなくなる。その結果、該
紫外線ランプより離れたところにおいては(1)式にお
ける活性酸素の生成量が低下し、(2)式の反応が進み
にくく有機物が未処理のまま残されることがある。従っ
て、従来法によるときには有機物の除去率が非常に低い
という問題点を有していた。
本発明の目的は上記従来法が有する諸問題を解決して
実用性に優れた有機物含有水の処理方法を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明による有機物含有水
の処理方法においては、酸化剤添加処理を有し、有機物
を含有する被処理水中に紫外線を照射して被処理水中の
有機物を酸化分解処理する有機物含有水の処理方法であ
って、 酸化剤添加処理は、被処理水中のTOC値によって決定さ
れる全投入量の酸化剤を酸化分解処理期間中の或る期間
の範囲内で分散して被処理水中に投入し、酸化分解処理
期間中,被処理水中の酸化剤の混入量を全被処理水中の
TOC値に対して1〜5倍当量の範囲に保持させるもので
ある。
〔原理・作用〕
本発明は有機物含有水の処理に際し、該有機物含有水
に紫外線を照射しながら全被処理水中のTOC値に対して
1〜5倍当量の酸化剤としてH2O2を例えばn回(n≧
2)に分けて添加すると、H2O2を一度に添加する場合に
比べてH2O2添加時の被処理水中のH2O2濃度は低下する。
したがって、該有機部含有水の流路において、紫外線ラ
ンプから離れたところにおいても(1)の反応に必要な
紫外線照度を得ることができる。その結果(1),
(2)式の反応が効果的に進み高い除去率で有機物が処
理される。
酸化剤としてはH2O2の他にNaClO,O3等のいづれを用い
ても有効である。また有機物含有水の濃度、紫外線照射
量、被処理水の流量などの条件によっても異なるが、一
般に紫外線照射による酸化分解処理の適用が可能な条件
の下では酸化剤の添加量は該有機物含有水中のTOC値に
対して常時1倍当量より少ない量では酸化剤の量が有機
物の絶対量に対して不足しているため有機物は未分解で
残存し、除去率が低下する。一方酸化剤の添加量が該有
機物含有水中のTOC値に対して5倍当量より多い場合
は、酸化剤の過剰添加となり上記(1)式にて発生した
活性酸素の一部は有機物と反応せずに活性を失うため、
添加した酸化剤の一部が無駄となり、非常に不経済であ
る。
また酸化剤の定量をn回に分け等量ずつ添加する場合
に原則的にnの数値が大きくなるほど1回に添加するH2
O2の量は少量であるため、該有機物含有水中のH2O2濃度
が薄くなり、紫外線の透過率が高くなる。したがって紫
外線照射の利用効率が高まり、含有水中の有機物の除去
率は高くなる。しかし、当然ながら最小限度の量を常に
維持する必要がある。
更に本発明の有機物含有水の処理に使用する紫外線ラ
ンプとしては、(1)式の反応を進行させるために非常
に有効な波長253.7nmにエネルギーが集中している低圧
水銀ランプを使用することが望ましい。酸化剤の添加量
や添加の時期等については特に制約されるものではな
く、有機物の酸化分解期間中のある期間の範囲内に分散
させて投入すればよく、酸化剤の投入は、断続的、連続
的のいずれでもよい。濃度センサー、流量計などを用い
被処理水中の酸化剤濃度を監視しながらその添加の時
期、添加量を制御することもできる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第2図に示すUV酸化装置を用
いて説明する。また該UV酸化装置の構成を第1表に、本
発明の実施例に用いた有機物含有実排水の組成を第2表
に各々示した。
第2図(a),(b)において、1はステンレス材等
で構成された筒状の装置本体である。この装置本体1の
一端には被処理水の流入口5が、他端には流出口6が設
けてある。また、流入口5には酸化剤の添加口7が開口
されている。この装置本体1の内面は紫外線反射が効率
良く行われるように研磨されている。2は紫外線透過率
の良い材料、例えば高純度石英ガラスにより構成された
筒状のジャケットで装置本体1の内部に適数本配置して
ある。3はジャケット2の内部に収納した紫外線放電灯
であり、本発明においては、電極間距離1cmあたり2〜8
Wの負荷の低圧水銀ランプを使用している。
かかる装置を運転する場合は、被処理水を流入口5を
通して装置本体1内に注入する。この際、添加口7を通
じて被処理水に過酸化水素等の酸化剤を投入する。そし
て装置本体1内に注入した被処理水に低圧水銀ランプ3
により紫外線を照射し、被処理水中の有機物を酸化分解
させる。
処理された水は流出口6を通して連続的に外部に取り
出される、なお、4は装置本体1に注入した被処理水を
撹拌して酸化分解を効率よく行わせるための乱流板であ
る。
上記装置を用い、実排水を4.0m3/Hr,8.0m3/Hr,16.0m3
/Hrの流量で各々該UV酸化装置1の流入口5より連続的
に流しながら、35%H2O212kgをまず添加口7より一度に
添加したときの結果を比較例として各々第3図中(A)
に示した。また、実施例1として35%H2O212kgを4回に
分けて、3kgづつ添加したときの結果を各々第3図中
(B)に示した。
さらに実施例2として35%H2O212kgを8回に分けて、
1.5kgづつ添加したときの結果を各々第3図中(C)に
示した。
第3図より明らかなように、比較例(A)において
は、紫外線照射量 (KW・Hr/m3)1KW・Hr/m3でTOC除去率は38%、 紫外線照射量2KW・Hr/m3でTOC除去率は62%、 紫外線照射量4KW・Hr/m3でTOC除去率は79% であった。それに対して本発明にて処理した場合、例え
ば実施例1(B)においては紫外線照射量1KW・Hr/m3
TOC除去率は69%、紫外線照射量2KW・Hr/m3でTOC除去率
は88%、紫外線照射量4KW/Hr/m3でTOC除去率は92%であ
った。また実施例2(C)においては紫外線照射量1KW/
Hr/m3でTOC除去率は72%、紫外線照射量2KW・Hr/m3でTO
C除去率は90%、紫外線照射量4KW・Hr/m3でTOC除去率は
97%であった。なお、第3図に示す実施例では、UV酸化
装置の装置本体1として用いた反応槽は、第1表に掲げ
た通りその有効容量が500(リットル)のものを用いて
おり、またH2O2を分けて添加する際の時間間隔は、紫外
線照射量を2KW・Hr/m3,実排水を4.0m3/Hrにそれぞれ設
定した場合、4回に分けて添加する場合に1.9min
(分),8回に分けて添加する場合に0.95min(分)とす
ることにより、第3図の(B)、(C)に示されるよう
なTOC除去率が得られた。
尚、実施例においては、TOC値で30mg/lの該実排水を
用いたが、TOC値で100mg/l及び1,000mg/lのいづれにお
いても同様の効果を得ることができた。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の処理方法によれば有機物含有水
の有機物をより効果的に処理することができ、半導体の
製造に用いられた排水の処理並びに超純水の再生使用な
どに広く利用できる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は水層厚1cmにおけるH2O2濃度(mg/l)と紫外線
の吸収率(%)の関係のグラフを示す図、第2図(a)
は本発明の実施例を用いたUV酸化装置の断面図、(b)
は(a)のB−B線断面図、第3図は紫外線照射量(KW
・Hr/m3)とTOC除去率(%)の関係のグラフを示す図で
ある。 1は本体、2はジャケット、3は低圧水銀ランプ、4は
乱流板、5は流入口、6は流出口、7はH2O2添加口であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 弦田 忍 行田市壱里山町1丁目1番地 岩崎電気 株式会社埼玉製作所内 (72)発明者 風間 正博 東京都港区三田1丁目4番28号 日本電 気環境エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 大野 茂 東京都港区三田1丁目4番28号 日本電 気環境エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 見目 善弘 東京都港区三田1丁目4番28号 日本電 気環境エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化剤添加処理を有し、有機物を含有する
    被処理水中に紫外線を照射して被処理水中の有機物を酸
    化分解処理する有機物含有水の処理方法であって、 酸化剤添加処理は、被処理水中のTOC値によって決定さ
    れる全投入量の酸化剤を酸化分解処理期間中の或る期間
    の範囲内で分散して被処理水中に投入し、酸化分解処理
    期間中,被処理水中の酸化剤の混入量を全被処理水中の
    TOC値に対して1〜5倍当量の範囲に保持させることを
    特徴とする有機物含有水の処理方法。
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