JP2582399B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2582399B2
JP2582399B2 JP63073630A JP7363088A JP2582399B2 JP 2582399 B2 JP2582399 B2 JP 2582399B2 JP 63073630 A JP63073630 A JP 63073630A JP 7363088 A JP7363088 A JP 7363088A JP 2582399 B2 JP2582399 B2 JP 2582399B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、くし形パターンを有する半導体装置の改
良に関する。
(ロ)従来の技術 従来、くし形パターンを有する半導体装置、例えばNP
N形トランジスタとしては、第2図に示すものが知られ
ている。12は、N形のシリコン基板であり、その下表面
12bには、金(Au)薄膜等よりなるコレクタ電極Cが形
成されている。
シリコン基板12の上表面12aには、P形のベース拡散
層13が形成され、さらに、このベース拡散層13内には、
くし形パターンを有する、N形のエミッタ拡散層14が形
成される。基板上表面12aには、シリコン酸化膜(Si
O2)15が形成され、このシリコン酸化膜15上に、ベース
電極B、エミッタ電極Eが形成される。ベース電極B、
エミッタ電極板Eは、それぞれシリコン酸化膜15の窓15
a、15bを通して、ベース拡散層13、エミッタ拡散層14に
接続している。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記トランジスタ11では、ベース電極Bがエミッタ電
極Eの外側を取り囲んでいる。しかし、ベース電極Bの
外側の部分Baは、片側のエミッタ拡散層14aにのみ電流
を注入しており、その面積のわりには効率は1/2しか働
いていない。
このため、ベース電極外周部Baに、すなわちベース拡
散層13の外周部13aに面積をとられ、エミッタ拡散層14
のくし歯部14aの面積が小さくなり、あるいは本数が少
なくなり、エミッタ拡散層14の面積あたりの電流密度が
大きくなり、電流容量が小さく、破壊に対して弱いとい
う問題点があった。
この発明は、上記に鑑みなされたもので、電流容量が
大きく、破壊に対して強い半導体装置の提供を目的とし
ている。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明の半導体装置の構成を、実施例に対応する第
1図を用いて説明すると、一導電形の基板2と、この基
板表面2aに形成される、基板2と反対導電形の第1の拡
散層3と、この第1の拡散層3に形成され、第1の拡散
層の一方側から他方側に向かって間隔を置いて延びる直
線状のくし歯部が一方側で連続したくし形のパターンを
有し、第1の拡散層3と反対導電形の第2の拡散層と、
前記第1の拡散層3上に形成される第1の電極Bと、前
記第2の拡散層4上に形成される第2の電極Eと、前記
基板2に形成される第3の電極とを備えてなるものにお
いて、前記第2の拡散層4は、くし歯部4bが一方側で連
続する部分に連続してくし歯部4bを取り囲む外周部4aを
有し、この外周部4aの幅daはくし歯部4bの幅dbよりも小
さくすると共に、この外周部4aと前記第1の拡散層3の
外周縁3aとの間は、アイソレーションが保てる程度の距
離dcとし、前記第2の電極Eが第1の電極Bを取り囲む
ことを特徴とするものである。
(ホ)作用 この発明の半導体装置では、第2の拡散層外周部4aと
第1の拡散層外周縁3aとの間を、アイソレーションが保
てる程度の距離dcとし、第1の拡散層外周縁3a上には、
第1の電極Bを形成しないこととしたので、第2の拡散
層4のくし歯部4bの本数、又は面積を増やすことができ
る。このため、第2の拡散層4の単位面積当たりの電流
密度が小さくなり、電流容量が大きくなって破壊に対し
て強くすることができる。
また、第2の拡散層外周部4aは、第1の拡散層3より
の電流が片側だけからしか注入されないため、くし歯部
4bよりも幅を小さくしている。従って、第2の拡散層4
の電流密度が均一となり、大電流が取り出せると共に、
やはり破壊に対して強くすることが可能となる。
(ヘ)実施例 この発明の一実施例を第1図に基づいて以下に説明す
る。
この実施例は、本発明をNPN型プレーナトランジスタ
に適用したものであり、第1図(a)は、実施例トラン
ジスタチップ1の平面図、第1図(b)は、同チップ1
の中央縦断面図を示している。
2は、N形のシリコン基板であり、その下面2bには、
金蒸着膜等の導体薄膜よりなるコレクタ電極(第3の電
極)Cが形成されている。
シリコン基板2上面には、P形のベース拡散層(第1
の拡散層)3が形成される。また、ベース拡散層3内に
は、N形のエミッタ拡散層(第2の拡散層)4が形成さ
れる。エミッタ拡散層4は、ベース拡散層3の一方側か
ら他方側に向かって間隔を置いて延びる直線状のくし歯
部4b,4bと、これらくし歯部4bが一方側で連続する部分
に連続してくし歯部4bを取り囲む外周部4aとより構成さ
れる。外周部4aとベース拡散層3の外周部3aとは、アイ
ソレーションが保てる微小距離dcとされる。また、エミ
ッタ拡散層外周部4aの幅daは、くし歯部4bの幅dbよりも
小さくされる。これは、外周部4aには、片側よりしかベ
ース電流が流入しないため、この部分の幅daをdbよりも
小さくし、エミッタ拡散層4内の電流密度を均一化する
ためである。
シリコン基板上面2aには、シリコン酸化膜5が形成さ
れている。このシリコン酸化膜5上には、エミッタ拡散
層4のパターン、及びベース拡散層3のパターン(エミ
ッタ拡散層4に囲まれる部分のパターン)に合わせて、
それぞれエミッタ電極E、ベース電極Bが形成される。
このエミッタ電極Eは、ベース電極Bを取り囲む形とな
る〔第1図(a)参照〕。
前記シリコン酸化膜5には、窓部5a、5bが開けられて
おり、ベース電極B、エミッタ電極Eが、それぞれベー
ス拡散層3、エミッタ拡散層4に接触している。
このトランジスタチップ1は、例えばコレクタリード
(図示せず)上にダイボンディングされ、エミッタ電極
E、ベース電極Bが、それぞれ図示しないエミッタリー
ド、ベースリードとワイヤボンディングされ、パッケー
ジに封入されるが、周知の技術であるので詳細は省略す
る。
この実施例トランジスタチップ1では、エミッタ拡散
層外周部4aが、ベース拡散層外周縁3a近くに位置してい
るので、エミッタ拡散層4の面積が増やせ、あるいはく
し歯部4bの本数を増やすことができる。また、エミッタ
拡散層外周部4aの幅daが、くし歯部4bの幅dbより小さい
ので、エミッタ拡散層4内の電流密度を均一にすること
ができる。従って、電流容量が大きくなり、破壊に対し
て強いものとすることができる。
なお、上記実施例では、この発明をNPN型トランジス
タに適用した例を説明しているが、PNP型トランジスタ
にも同様に適用可能である。
(ト)発明の効果 以上説明したように、この発明の半導体装置は、第2
の拡散層は、くし歯部を取り囲む外周部を有し、この外
周部の幅はくし歯部の幅よりも小さくすると共に、この
外周部と第1の拡散層外周縁との間は、アイソレーショ
ンが保てる程度の距離とし、第2の電極が第1の電極を
取り囲むものであるから、第2の拡散層の面積又はくし
歯部の本数を増やせ、電極容量を大きくできると共に、
電流密度を均一にすることができ、破壊に対して強いも
のとすることができる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、この発明の一実施例に係るトランジス
タチップの平面図、第1図(b)は、同トランジスタチ
ップの中央縦断面図、第2図(a)は、従来のトランジ
スタチップの平面図、第2図(b)は、同従来のトラン
ジスタチップの中央縦断面図である。 2:シリコン基板、3:ベース拡散層、4:エミッタ拡散層、
4a:エミッタ拡散層外周部、4b:エミッタ拡散層くし歯
部、C:コレクタ電極、E:エミッタ電極、B:ベース電極。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電形の基板と、この基板表面に形成さ
    れる前記基板と反対導電形の第1の拡散層と、この第1
    の拡散層に形成され、第1の拡散層の一方側から他方側
    に向かって間隔を置いて延びる直線状のくし歯部が一方
    側で連続したくし形のパターンを有し、前記第1の拡散
    層と反対導電形の第2の拡散層と、前記第1の拡散層上
    に形成される第1の電極と、前記第2の拡散層上に形成
    される第2の電極と、前記基板に形成される第3の電極
    とを備えてなる半導体装置において、 前記第2の拡散層は、くし歯部が一方側で連続する部分
    に連続してくし歯部を取り囲む外周部を有し、この外周
    部の幅は前記くし歯部の幅よりも小さくすると共に、こ
    の外周部と前記第1の拡散層の外周縁との間は、アイソ
    レーションが保てる程度の距離とし、前記第2の電極が
    前記第1の電極を取り囲むことを特徴とする半導体装
    置。
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