JP2582074Y2 - 表示パネルの支持構造 - Google Patents

表示パネルの支持構造

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JP2582074Y2
JP2582074Y2 JP1993068722U JP6872293U JP2582074Y2 JP 2582074 Y2 JP2582074 Y2 JP 2582074Y2 JP 1993068722 U JP1993068722 U JP 1993068722U JP 6872293 U JP6872293 U JP 6872293U JP 2582074 Y2 JP2582074 Y2 JP 2582074Y2
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祐一 岩間
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、車両に搭載さ
れる時計に用いられて時刻を表示する表示パネルを確実
にケースに保持する表示パネルの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル表示を行う表示パネルを用いた
機器として、時計が一般に知られている。このような表
示パネルを用いた時計は下記に示すような構造を備えて
いる。
【0003】すなわち、前記表示パネルは、前後の透明
な板部材の間に表示部が封入され、側部には前記表示部
に接続された複数のリード端子ピンが突出して設けられ
ている。また、前記表示パネルの各リード端子は、配線
パターンが設けられ且つICチップ等の各種の電子部品
が搭載された電子基板に接続されている。更に、表示パ
ネルが接続された電子基板は、時計のケース内に挿入し
て固定され、ケースの表面には透明又は半透明の板ガラ
スが固設された構造となっている。
【0004】また、前記ケース内の表示パネルと板ガラ
スとの間には余裕を持って隙間が設けられ、この隙間に
より電子基板と板ガラスとの間で表示パネルが板ガラス
方向へ浮いてガタつかないように、前記表示パネルの背
面には両面粘着テープが貼着され、この両面粘着テープ
によって電子基板(例えばICチップ)に貼り付けるこ
とにより、前記表示パネルを固定するようにされてい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、表示パネルが両面テープによって電子部品に
固定していたので、経年変化により、両面粘着テープの
粘着力が低下した場合には、表示パネルが浮き上がり、
パネルの端部がケース表面に設けられた板ガラスに当た
り、音の発生原因にもなるおそれがあった。特に、振動
の激しい車両に搭載した場合には、音の発生が著しく、
また、表示パネルが破損するおそれもあった。
【0006】そこで、本考案は、電子基板に接続された
表示パネルを確実に固定でき、表示パネルが板ガラスに
当たって音を発生させない表示パネルの支持構造を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の表示パネルの支
持構造は、表示部が2枚の板ガラス内に封入され前記表
示部に接続された複数のリード端子が片側に設けられた
表示パネルと、ICチップ等の電子部品が搭載され前記
表示パネルの複数のリード端子が取付けられた電子基板
と、前記電子基板及び表示パネルを収納するケースと、
このケースの表面に前記表示パネルと所定隙間を設けて
装着される透明又は半透明の表面板とを備えた電子機器
における表示パネルの支持構造であって、前記表面板
の、前記複数のリード端子とは反対側の表示パネル縁部
に対応する箇所に、前記表示パネルの電子基板方向へ付
勢する弾性体を設け、前記弾性体が、前記表面板に形成
したボス内に設けられたスプリングである構成の表示パ
ネルの支持構造である
【0008】
【作用】ケース内に表示パネル及び電子基板を挿入し
て、ケースの表面側に表面板を装着すると、表面板に設
けられた弾性体の付勢力により、リード端子が設けられ
た側とは反対側の表示パネル周縁部分が、押圧された状
態で、表示パネルが固定される。
【0009】従って、表示パネルが表面板と表示パネル
との間に設けられた隙間内で、電子基板に取付けられた
複数のリード端子の弾性力により浮き上がろうとして
も、リード端子とは反対側の表示パネル周縁部分が弾性
体の付勢力により押圧されて固定されるので、表示パネ
ルの浮き上がりが抑制され、表示パネルを確実に固定す
ることができる。これにより、振動の激しい車両に搭載
した場合でも、表示パネルは確実に固定されるので、従
来のような表示パネルが表面板に当たって音を発生する
ことがなくなり、表示パネルの破損を回避することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下に、本考案の一実施例を図面に基いて説
明する。図1は本実施例の時計を示す縦断面図、図2は
時計の分解斜視図である。なお、本実施例では、車両に
搭載され時刻を表示する車両用時計に適用した場合を例
に採って説明する。
【0011】本実施例の時計1は、図1及び図2に示す
ように、時計ケース2と、この時計ケース2内に設けら
れた電子基板3及び表示パネル4と、前記時計ケース2
の表面に装着された表面板5とから構成されている。
【0012】前記時計ケース2は、表面が開口した箱状
に形成され、両側部には係合部6が設けられている。前
記表面板5は、スモーク硝子により半透明に形成され、
前記時計ケース2の各係合部6に対応する箇所には弾性
を有する係止片7がそれぞれ突設されている。そして、
前記時計ケース2の開口に表面板5を装着するには、各
係止片7が前記時計ケース2の係合部6に係合されるよ
う押付けることにより各係止片7が係合部6に係合し表
面板5が時計ケース2に固定される。
【0013】前記電子基板3には、所定のプリント配線
が形成され、ICチップ等必要な電子部品が搭載されて
いる。前記表示パネル4は、従来と同様に、前後の透明
な板部材8の間に表示部が封入され、一方の側部には表
示部に接続された複数のリード端子9が突出して設けら
れている。各リード端子9は、前記電子基板3にハンダ
付けにより一体に取付けられ、前記ケース2内に表示パ
ネルとともに電子基板を挿入して、ネジ13により固定
される。なお、本実施例では、表示パネル4の表示部と
しては、螢光表示管(VFD)を用いている。
【0014】更に、前記表面板5の、前記複数のリード
端子9が設けられた表示パネル4の一方の側部とは反対
側の表示パネル周縁部分に対応する箇所には、2つのボ
ス10が互いに所定間隔を隔てて突設されている。これ
らのボス10は、前記表面板5と時計ケース2内に設け
られた表示パネル4との間に設けられた隙間よりも小さ
な突出寸法に形成され、各ボス10内にはコイルスプリ
ング11が挿入されている。
【0015】そして、時計ケース2内に表示パネル4及
び電子基板3を挿入して表面板5を装着すると、各ボス
10内に設けられたスプリング11の付勢力により、リ
ード端子9が設けられた側とは反対側の表示パネル周縁
部分が押圧されて、表示パネル4が保持される。
【0016】従って、本実施例においては、表示パネル
が、表面板と表示パネルとの間に設けられた隙間内で、
電子基板に接続された複数のリード端子の弾性力により
浮き上がろうとしても、リード端子とは反対側の表示パ
ネル周縁部分がスプリングにより押圧されて支持される
ので、表示パネルの浮き上がりが抑制され、表示パネル
を確実に固定することができる。そのため、振動の激し
い車両に搭載した場合でも、表示パネルが板ガラスに当
たって音を発生することを防止でき、表示パネルの破損
を回避することができる。
【0017】なお、前記実施例では、表面板のボス内に
スプリングを設け、このスプリングによって表示パネル
を常時付勢するようにしたが、前記スプリングの代わり
に、ゴム、スポンジ、ウレタン等、弾性力を有する弾性
体であれば、適宜のものを使用することができる。ま
た、図3に示すように、表面板5の所定箇所に、弾性を
有する押圧突部12を設け、この押圧突部12により前
記表示パネル5の周縁部を付勢するようにしてもよい。
更に、前記実施例では、時計に適用される表示パネルを
例に採って説明したが、時計に限られず、表示パネルを
使用する機器であれば本考案を適用することが可能であ
る。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
表示パネルのリード端子とは反対側の表示パネル周縁部
分を電子基板方向へ常時付勢する弾性体を設けたことに
より、表示パネルが、表面板との間に設けられた隙間内
で、電子基板に接続された複数のリード端子の弾性力に
より浮き上がろうとしても、リード端子とは反対側の表
示パネル周縁部分が弾性体の付勢力により押圧されて支
持されるので、表示パネルの浮き上がりが抑制され、表
示パネルを確実に固定することができる。その結果、本
実施品を振動の激しい車両に搭載した場合でも、表示パ
ネルが板ガラスに当たって音を発生することを防止で
き、表示パネルの破損といった事態を回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係り、車両搭載される時計
を示す縦断面図である。
【図2】時計を示す分解斜視図である。
【図3】弾性体の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 機器(時計) 2 ケース 3 電子基板 4 表示パネル 5 表面板 8 板ガラス 9 リード端子 11、12 弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部が2枚の板ガラス内に封入され前
    記表示部に接続された複数のリード端子が片側に設けら
    れた表示パネルと、ICチップ等の電子部品が搭載され
    前記表示パネルの複数のリード端子が取付けられた電子
    基板と、前記電子基板及び表示パネルを収納するケース
    と、このケースの表面に前記表示パネルと所定隙間を設
    けて装着される透明又は半透明の表面板とを備えた電子
    機器における表示パネルの支持構造であって、前記表面
    板の、前記複数のリード端子とは反対側の表示パネル縁
    部に対応する箇所に、前記表示パネルの電子基板方向へ
    付勢する弾性体を設け、前記弾性体が、前記表面板に形
    成したボス内に設けられたスプリングであることを特徴
    とする表示パネルの支持構造。
JP1993068722U 1993-12-22 1993-12-22 表示パネルの支持構造 Expired - Fee Related JP2582074Y2 (ja)

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JPS56153894U (ja) * 1980-04-18 1981-11-17
JPS5730627U (ja) * 1980-07-30 1982-02-18

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JPH0738996U (ja) 1995-07-14

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