JP2581914Y2 - 磁性流体軸受装置 - Google Patents
磁性流体軸受装置Info
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- JP2581914Y2 JP2581914Y2 JP7113892U JP7113892U JP2581914Y2 JP 2581914 Y2 JP2581914 Y2 JP 2581914Y2 JP 7113892 U JP7113892 U JP 7113892U JP 7113892 U JP7113892 U JP 7113892U JP 2581914 Y2 JP2581914 Y2 JP 2581914Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- magnetic fluid
- magnet
- thrust
- rotating shaft
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、超小形モータの軸受に
関し、とくに磁性流体を用いた軸受に関する。
関し、とくに磁性流体を用いた軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、外径1mm程度の超小
形モータの軸受構成にはルビーを用いたすべり軸受があ
る。また、磁性流体を用いた軸受も多く開示されている
(たとえば、特開昭64−83920等)。
形モータの軸受構成にはルビーを用いたすべり軸受があ
る。また、磁性流体を用いた軸受も多く開示されている
(たとえば、特開昭64−83920等)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のすべ
り軸受を用いたものでは、摩擦損失が大きくモータの出
力効率が低くなる。また、磁性流体を用いた軸受におい
ては、固定側に磁石を備えるので、構造が複雑で、大型
となる問題がある。そこで、本考案は摩擦損失が小さ
く、モータの出力効率の高い小型の軸受を提供すること
を目的とする。
り軸受を用いたものでは、摩擦損失が大きくモータの出
力効率が低くなる。また、磁性流体を用いた軸受におい
ては、固定側に磁石を備えるので、構造が複雑で、大型
となる問題がある。そこで、本考案は摩擦損失が小さ
く、モータの出力効率の高い小型の軸受を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本考案はフレーム端の内側に設けられ、中心部に回
転軸の外径より大きい穴を有する非磁性の軸受部材と、
回転軸の表面に設けられ、回転子の永久磁石を軸受部ま
で延長して多極着磁したラジアル軸受用磁石と、前記軸
受部近傍に回転軸に固定され前記軸受部材の側面に対向
する面を多極着磁したスラスト軸受用磁石を有するスラ
スト円板と、前記軸受部材の内周部と前記ラジアル軸受
用磁石との間に磁性流体を充填したラジアル軸受部と、
前記軸受部材の回転子側の側面と前記スラスト円板との
間に磁性流体を充填したスラスト軸受部とを備えた構成
にしている。
め、本考案はフレーム端の内側に設けられ、中心部に回
転軸の外径より大きい穴を有する非磁性の軸受部材と、
回転軸の表面に設けられ、回転子の永久磁石を軸受部ま
で延長して多極着磁したラジアル軸受用磁石と、前記軸
受部近傍に回転軸に固定され前記軸受部材の側面に対向
する面を多極着磁したスラスト軸受用磁石を有するスラ
スト円板と、前記軸受部材の内周部と前記ラジアル軸受
用磁石との間に磁性流体を充填したラジアル軸受部と、
前記軸受部材の回転子側の側面と前記スラスト円板との
間に磁性流体を充填したスラスト軸受部とを備えた構成
にしている。
【0005】
【作用】上記手段により、回転子の磁極を軸受部にその
まま用いるので、磁性流体を保持でき、良好な潤滑が得
られ、モータの出力効率が向上する。
まま用いるので、磁性流体を保持でき、良好な潤滑が得
られ、モータの出力効率が向上する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の具体的実施例を図に示して説
明する。図1は本考案の軸受装置を小型モータに適用し
た例を示す。図において、1はモータのフレーム、2は
回転軸、3は回転子、4はラジアル軸受部、5は銅合金
からなる非磁性の軸受部材、6はスラスト軸受部、7は
磁性流体である。軸受部の詳細を図2に示す。ラジアル
軸受部4は回転子3の磁極をそのまま延長したラジアル
軸受用磁石41があり、軸受部材5との隙間に磁性流体
7を充填している。スラスト軸受部6はスラスト円板6
1の軸受部材5の側面と対向する面にスラスト軸受用磁
石62を設け、軸受部材5とスラスト軸受用磁石62と
の隙間に磁性流体7を充填した構造である。いま、回転
軸2を回転させると、ラジアル軸受用磁石41とスラス
ト軸受用磁石62の両磁石は磁性流体7を吸引するの
で、回転子を流体潤滑状態で支持することができる。摩
擦係数を測定した結果、従来のすべり軸受では0.1程
度であったものが、本実施例では0.01オーダと小さ
く、モータの出力効率が大幅に向上していることが分か
った。
明する。図1は本考案の軸受装置を小型モータに適用し
た例を示す。図において、1はモータのフレーム、2は
回転軸、3は回転子、4はラジアル軸受部、5は銅合金
からなる非磁性の軸受部材、6はスラスト軸受部、7は
磁性流体である。軸受部の詳細を図2に示す。ラジアル
軸受部4は回転子3の磁極をそのまま延長したラジアル
軸受用磁石41があり、軸受部材5との隙間に磁性流体
7を充填している。スラスト軸受部6はスラスト円板6
1の軸受部材5の側面と対向する面にスラスト軸受用磁
石62を設け、軸受部材5とスラスト軸受用磁石62と
の隙間に磁性流体7を充填した構造である。いま、回転
軸2を回転させると、ラジアル軸受用磁石41とスラス
ト軸受用磁石62の両磁石は磁性流体7を吸引するの
で、回転子を流体潤滑状態で支持することができる。摩
擦係数を測定した結果、従来のすべり軸受では0.1程
度であったものが、本実施例では0.01オーダと小さ
く、モータの出力効率が大幅に向上していることが分か
った。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、モー
タの回転子の磁極を軸受部に延長して磁性流体を潤滑剤
として用いたので、摩擦損失が小さく、モータの出力効
率を高めた小型の軸受を提供できる効果がある。
タの回転子の磁極を軸受部に延長して磁性流体を潤滑剤
として用いたので、摩擦損失が小さく、モータの出力効
率を高めた小型の軸受を提供できる効果がある。
【図1】本考案の軸受を用いた小型モータの断面図であ
る。
る。
【図2】本考案の軸受部を示す断面図である。
1 フレーム 2 回転軸 3 回転子 4 ラジアル軸受部 41 ラジアル軸受用磁石 5 軸受部材 6 スラスト軸受部 61 スラスト円板 62 スラスト軸受用磁石 7 磁性流体
Claims (1)
- 【請求項1】 フレーム端の内側に設けられ、中心部に
回転軸の外径より大きい穴を有する非磁性の軸受部材
と、回転軸の表面に設けられ、回転子の永久磁石を軸受
部まで延長して多極着磁したラジアル軸受用磁石と、前
記軸受部近傍に回転軸に固定され前記軸受部材の側面に
対向する面を多極着磁したスラスト軸受用磁石を有する
スラスト円板と、前記軸受部材の内周部と前記ラジアル
軸受用磁石との間に磁性流体を充填したラジアル軸受部
と、前記軸受部材の回転子側の側面と前記スラスト円板
との間に磁性流体を充填したスラスト軸受部とを備えた
ことを特徴とする磁性流体軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7113892U JP2581914Y2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 磁性流体軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7113892U JP2581914Y2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 磁性流体軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628342U JPH0628342U (ja) | 1994-04-15 |
JP2581914Y2 true JP2581914Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=13451931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7113892U Expired - Fee Related JP2581914Y2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 磁性流体軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581914Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP7113892U patent/JP2581914Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0628342U (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |