JP2581860B2 - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP2581860B2
JP2581860B2 JP3298184A JP29818491A JP2581860B2 JP 2581860 B2 JP2581860 B2 JP 2581860B2 JP 3298184 A JP3298184 A JP 3298184A JP 29818491 A JP29818491 A JP 29818491A JP 2581860 B2 JP2581860 B2 JP 2581860B2
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JP
Japan
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main rope
elevator
rope
falling objects
eliminator
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JP3298184A
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康雅 飯田
武信 本田
政行 水谷
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータのかご枠や
カウンターウェイト枠に吊車を軸支させたエレベータ装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開昭62−96291号
公報等に開示された従来のエレベータ装置を示すもの
で、図中、1はかご枠やカウンターウェイト枠の枠体を
構成する一対の上梁で、この相対向する一対の上梁1の
間には、軸2がUボルト3を介して水平に架設され、こ
の軸2には、一対の上梁1間に位置する吊車4が回動自
在に貫入されており、この吊車4には、懸吊状態のメイ
ンロープ5が複数巻回されている。そして、この巻上機
(図示せず)に巻回された複数のメインロープ5の両端
は図示しないが、昇降路内の天井に発条等を介して吊着
されている。
【0003】従って、巻上機が動作すると、メインロー
プ5が動作して図示しないかごを昇降移動させるととも
に、カウンターウェイトを下降又は上昇させる。
【0004】ところで、エレベータの据付時や保守点検
時にコンクリート小片、小螺子、ナット、ワッシャ等の
落下物が機械室や昇降路頂部から落下して吊車4に侵入
することがある。この状態でかごやカウンターウェイト
が上下動すると、吊車4の回転に伴い落下物が吊車4と
メインロープ5に挟み込まれてメインロープ5を損傷さ
せ、メインロープ5の寿命が著しく低下したり、メイン
ロープ5が切断して大事故を発生させる慮れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ装置
は以上のように構成され、上梁1が落下物の排除機能を
何ら有していないので、吊車4とメインロープ5に挟み
込まれた落下物が吊車4の回転に伴いメインロープ5を
損傷させ、メインロープ5の寿命が著しく低下する慮れ
があった。また、切断したメインロープ5の交換には、
多額の費用を要するので、エレベータの所有者に経済的
負担を強いるとともに、エレベータを停止させる必要が
あるので、利用者に多大の迷惑をかける等の問題点があ
った。
【0006】本発明は上記に鑑みなされたもので、吊車
とメインロープの間に落下物が侵入するのを防止してメ
インロープの本来的な寿命を維持することのできるエレ
ベータ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述の
目的を達成するため、エレベータの昇降路内に位置する
枠体に吊車を回動自在に軸支させ、この吊車にロープを
巻回しており、しかも、枠体に、エレベータの据付時に
ロープの吊車に対する出入口付近に位置して大量の落下
物を排除する接触形の第1排除具を着脱自在に配設する
とともに、通常時にロープの吊車に対する出入口付近に
位置して落下物を排除する非接触形の第2排除具を配設
したことを特徴としている。
【0008】また、第1及び第2の排除具を弾性体で構
成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、枠体の上梁に、エレベータの
据付時にメインロープの吊車に対する出入口付近に位置
して予想される大量の落下物を排除する接触形の第1排
除具を着脱自在に配設するとともに、通常時にメインロ
ープの吊車に対する出入口付近に位置して予想される少
量の落下物を排除する非接触形の第2排除具を配設して
いるので、いかなる時期であろうと落下物が吊車とメイ
ンロープの間に侵入するのを防止でき、損傷に伴うメイ
ンロープの寿命の短縮や切断を防止することができる。
【0010】また、第1・第2の排除具をウンタン等の
弾性体から構成しているので、綱止め近辺に達して広が
るメインロープの移動量を吸収でき、落下物の侵入の確
実な排除とメインロープの損傷防止を図ることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、図1乃至図6に示す一実施例に基づき
本発明を詳述すると、図中、1はかご枠やカウンターウ
ェイト枠の枠体を構成する一対の上梁で、この相対向す
る一対の上梁1の間には図1に示す如く、軸2がUボル
ト3を介して水平に架設され、この軸2には、一対の上
梁1間に位置する吊車4が回動自在に貫入されており、
この吊車4には、懸吊状態のメインロープ5が複数巻回
されている。そして、この巻上機(図示せず)に巻回さ
れた複数のメインロープ5の両端は図示しないが、昇降
路内の天井に発条等を介して吊着されている。
【0012】6は上梁1に複数の締結具7を介して載置
螺着された略凹字形の金具で、この金具6の両端には図
2に示す如く、折曲形成されたブラケット8が締結具9
を介して垂下して螺着固定され、このブラケット8の傾
斜した下端には、メインロープ5の吊車4に対する出入
口付近に位置する第2排除具10が締結具11を介して
螺着固定されており、この第2排除具10とブラケット
8の間には、メインロープ5の吊車4に対する出入口付
近に位置する第1排除具12が着脱自在に介在挾持され
ている。
【0013】上記第1排除具12は図6に示す如く、可
撓性を有するウンタン等の弾性体から構成され、その下
端に、締結具11の螺子に螺嵌するU字溝13が複数並
べて切欠かれるとともに、その上端には、複数のメイン
ロープ5それぞれに摺動自在に嵌合するU字形の溝14
が並べて切欠かれており、エレベータの据付時のみにブ
ラケット8と第2排除具10の間に介在挾持されて複数
のメインロープ5に摺動自在に接触し、予想される大量
の落下物が吊車4とメインロープ5の間に侵入するのを
排除する作用を営む。尚、第1排除具12は図4に示す
如く、エレベータの据付後に抜き外され、第2排除具1
0が単独で落下物の侵入を排除するようになっている。
【0014】また、上記第2排除具10は、可撓性を有
するウンタン等の弾性体から構成され、摺動音を生じさ
せないようにメインロープ5に非接触で近接配置されて
おり、通常時に予想される少量の落下物が吊車4とメイ
ンロープ5の間に侵入するのを排除する作用を営む。
【0015】上記構成によれば、エレベータの据付時に
予想される大量の落下物が吊車4とメインロープ5の間
に侵入するのを、メインロープ5に接触した第1排除具
12が確実に排除するので、落下物が吊車4とメインロ
ープ5に挟み込まれることが全くなく、損傷に伴うメイ
ンロープ5の寿命低下や切断を防止することができる。
また、エレベータの据付後は、締結具11を緩めるだけ
で第1排除具12を簡単に抜き取外すことができるの
で、作業性を大幅に向上させることが可能となる。ま
た、通常の使用時に予想される少量の落下物が吊車4と
メインロープ5の間に侵入するのを第2排除具10が確
実に排除するので、落下物が吊車4とメインロープ5に
挟み込まれることが全くなく、損傷に伴うメインロープ
5の寿命低下や切断を防止することができる。また、第
2排除具10はメインロープ5に非接触で近接配置され
ているので、メインロープ5と第2排除具10の接触に
伴う摺動音の発生を防止してエレベータの動作を円滑な
らしめることが可能となる。さらに、第1、第2の排除
具12・10がウンタン等の弾性体から構成されている
ので、メインロープ5と溝14の間に落下物の侵入を許
容する隙間が発生するのを防止できるとともに、第2排
除具10に揺動したメインロープ5が接触して損傷する
のを防止することが可能となり、綱止め近辺に達すると
広がるメインロープ5(図5参照)の移動量を吸収する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、枠体の上
梁に、エレベータの据付時にメインロープの吊車に対す
る出入口付近に位置して予想される大量の落下物を排除
する接触形の第1排除具を着脱自在に配設するととも
に、通常の使用時にメインロープの吊車に対する出入口
付近に位置して予想される少量の落下物を排除する非接
触形の第2排除具を配設しているので、エレベータの据
付時・通常時を問わず、いかなる時期であろうと、落下
物が吊車とメインロープの間に侵入するのを確実に防止
でき、損傷に伴うメンイロープの寿命の短縮や切断を確
実に排除することが可能になるという顕著な効果があ
る。
【0017】また、第1・第2の排除具をウンタン等の
弾性体から構成しているので、綱止め近辺に達して広が
るメインロープの移動量を確実に吸収でき、落下物の侵
入の確実な排除とメインロープの損傷防止を図ることが
できるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエレベータ装置の一実施例を示
す説明図である。
【図2】 本発明に係るエレベータ装置の一実施例を示
す詳細図である。
【図3】 図2の側面図である。
【図4】 エレベータの据付完了後の第2排除具を示す
詳細図である。
【図5】 綱止め近辺で広がるメインロープと第1・第
2排除具の関係を示す説明図である。
【図6】 第1排除具の形状を示す説明図である。
【図7】 従来のエレベータ装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 上梁、2 軸、4 吊車、5 メインロープ、10
第2排除具、12第1排除具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 政行 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機ビルテクノサービス株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−295878(JP,A) 実開 昭53−43662(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 降路内に位置する枠体に吊車を回動自
    在に軸支させ、この吊車にロープを巻回したエレベータ
    装置において、上記枠体に、エレベータの据付時にロー
    プの吊車に対する出入口付近に位置して落下物を排除す
    る接触形の第1排除具を配設するとともに、通常時にロ
    ープの吊車に対する出入口付近に位置して落下物を排除
    する非接触形の第2排除具を配設したことを特徴とする
    エレベータ装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2排除具が弾性体で構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装
    置。
JP3298184A 1991-10-18 1991-10-18 エレベータ装置 Expired - Lifetime JP2581860B2 (ja)

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JPH05105365A JPH05105365A (ja) 1993-04-27
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