JP2581760B2 - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JP2581760B2
JP2581760B2 JP63138934A JP13893488A JP2581760B2 JP 2581760 B2 JP2581760 B2 JP 2581760B2 JP 63138934 A JP63138934 A JP 63138934A JP 13893488 A JP13893488 A JP 13893488A JP 2581760 B2 JP2581760 B2 JP 2581760B2
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信博 武内
正信 津藤
弘 石井
正樹 安福
裕 木之下
和巳 山口
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BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
Mitsubishi Electric Corp
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BOEICHO GIJUTSU KENKYU HONBUCHO
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、レーダ装置、特に航空機に搭載され、自
機の後方を監視するパルスドプラレーダの改良に関する
もので、地面または海面からの不要波(クラッタ)の除
去の改善を図ったものに関する。
〔従来の技術〕
第4図はパルスドプラレーダの受信系の内クラッタ除
去を行なう部分に関するブロック図であり、例えば文献
「レーダ技術」(吉田考監修、電気通信学会発行)p72
図3・4に示されたものと類似する。
第4図において、(1)はレーダIF(中間周波数)受
信信号を増幅するIF増幅器、(2)はIF受信信号を位相
検波する特に基準信号として用いる信号を発生するCOHO
(コヒーレントオシレータ)、(3),(4)はIF受信
信号の振幅及び位相量に比例したビデオ信号を作り出す
ための第1,第2の位相検波器、(5)は位相検波器
(3)及び(4)の出力ビデオ信号(I及びQビデオ)
を互いに位相が90゜異なるビデオ信号とするための90゜
移相器、(6)は移相量を微調整するための移相調整
器、(7)はI及びQのビデオの振巾を合わせるための
振幅調整器、(8)はFFT(Fast Fourier Tarnsformato
n)方式で狭帯域で多数のフィルタからなるドプラフィ
ルタバンクである。
次に動作について説明する。IF増幅器(1)の出力は
位相検波器(3)に加えられる。位相検波器(3)はCO
HO(2)の出力である基準信号とIF受信信号とを位相差
を検出する。
よって移動する目標からの信号はそのドプラ周波数に
応じて、パルス毎に変化する。
同様に位相検波器(4)からも同様のビデオが出力さ
れる。但し、本ビデオの位相量は前記位相検波器(3)
の出力ビデオと90゜異なる。
このようにして得られたI,QビデオはFFT型ドプラフィ
ルタバンク(8)に加えられる。本フィルタバンクは例
えば第6図に示すように0から±FPRF(レーダの送信繰
返し周波数)間に等間隔で配列されたフィルタ群であ
る。よって各フィルタからはドプラ周波数に応じた信号
が出力される。
上記動作を周波数軸上で説明する。本レーダは第5図
に示すごとく、後方より接近する目標機を検出する。
このとき第6図に示すごとく、クラッタ域と目標検出
域が周波数軸上で明確に分離できる。なぜならクラッタ
は遠ざかる故、負(−)のドプラ周波数を有するのに対
し、目標機は接近する故、正(+)のドプラ周波数を有
するからである。
このためFFT型ドプラフィルタバンクの出力において
目標検出域に相当する出力を取出せば、クラッタを除去
出来ることになる。
次に位相調整器(6)、振幅調整器(7)の役割につ
いて述べる。I,Qビデオの位相が90゜よりずれた場合、
及び両ビデオに振幅幅があった場合、FFT型ドプラフィ
ルタバンク(8)の出力にスプリアスが生じる。
つまり、第7図に示すごとく、−fCのドプラ周波数を
有するクラッタAが入った場合、+fCの成分Bが発生す
る。+ドプラ周波数は目標とみなされる故クラッタの消
え残りが発生する。
+fC成分の振幅値は位相誤差及び振幅差により異な
る。例えば位相誤差1゜,振幅差1%の場合は−fCより
約40dB低い値となる。
しかしながらクラッタからの受信信号は大きい故上記
の値を極力抑える必要がある。このため、位相調整器
(6)及び振幅調整器(7)により両誤差が小さくなる
ように調整する。
〔発明が解決しようする問題点〕
従来のレーダ装置は以上のように構成されているの
で、位相調整器(6)及び振幅調整器(7)を必要とし
た。
また、両調整器を有していても、温度変化、経年変化
のための位相差、振幅差を必要な値まで抑える事は難し
く、このためスプリアスが発生し、クラッタ消去性能を
劣化させてしまうという問題点があった。
この発明は上記のような従来のものの問題点を解消す
るためになされたもので、スプリアスが生じても、クラ
ッタ消去性能が劣化しないレーダ装置を得ることを目的
とする。
〔問題点を解消するための手段〕
この発明に係るレーダ装置は、航空機に搭載されたレ
ーダ装置であって、受信レーダ信号と基準信号より互い
に90゜位相が異なるビデオを作る第1,第2の位相検波器
と、上記2種類のビデオが入力される、目標検出および
クラッタの除去を行なうためのFET型ドプラフィルタバ
ンクとを備えたレーザ装置において、上記基準信号また
は受信レーダ信号のいずれかの周波数を、自機の速度の
1/2の速度だけ補償するようシフトさせる周波数シフト
回路を備えたものである。
〔作用〕
この発明においては、受信信号のドプラ周波数を、自
機の速度の1/2の速度だけ補償するようにシフトさせる
ことにより、クラッタのスプリアスが目標検出域に入ら
ないようにしたので、スプリアスが発生したとしても、
クラッタ消去性能が劣化することはない。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図について説明する。第1
図は本発明の一実施例によるレーダ装置を示し、図にお
いて、(1)〜(8)は従来と同じものである。
(9)はCOHO(2)の出力つまり基準信号の周波数を
母機速度に応じて変化させる周波数シフト回路である。
次に動作について説明する。第6図に示すごとく、ク
ラッタ域の範囲は0〜−fCMAXである。このfCMAXの値は
母機速度にて定まる。
周波数シフト回路(9)では基準信号の周波数を−f
CMAX/2だけシフトさせる。これにより第2図に示すごと
く受信信号のドプラ周波数は+fCMAX/2だけシフトす
る。
つまり、クラッタ域は0を中心に±fCMAX/2の範囲と
なる。このため、第3図に示すごとく、−fCのクラッタ
Aは−fC+(fCMAX/2)にシフトされることとなり、そ
のスプリアスBはfC−(fCMAX/2)となる。つまりスプ
リアスそのものも、クラッタ域内にシフトされることと
なり、目標検出域には入り込まない。
但し、この場合母機速度に応じ、目標検出域もシフト
する故、FFT型ドプラフィルタバンク(8)の出力端子
も母機速度に応じて変化させる必要がある。
なお、上記実施例では周波数シフト回路(9)をCOHO
(2)の出力側に設けたものを示したが、IF増幅器
(1)の出力側に設けても良く、上記実施例と同様の効
果を奏する。
また、従来方式にて設けていた位相調整器(6)及び
振幅調整器(7)を併用すうするようにしてもよく、こ
うした方がより効果が大となる。なぜなら、実際の目標
検出域は理想的に急峻な立上りではなく、クラッタ域の
信号がもれ込むことがあるため、スプリアスの値は極力
抑えた方が良いからである。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るレーダ装置によれば、
受信レーダ信号またた基準信号のいずれかの周波数を、
母機の速度の1/2の速度だけ補償するようシフトして、
受信信号のドプラ周波数をシフトするようにしたので、
クラッタ域が0Hzを中心に対称となり、反対符号となっ
て現れるスプリアスはやはり、クラッタ域に入るので、
クラッタ除去性能は劣化しない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるレーダ装置を示す
図、第2図および第3図はこの発明の動作を説明するた
めの図、第4図は従来のレーダ装置を示す図、第5図,
第6図,第7図は従来の方式の説明図である。 図において、(1)はIF増幅器、(2)はCOHO、(3)
は第1の位相検波器、(4)は第2の位相検波器、
(5)は90゜移相器、(6)は移相調整器、(7)は振
幅調整器、(8)はFFT型ドプラフィルタバンク、
(9)は周波数シフト回路である。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津藤 正信 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社通信機製作所内 (72)発明者 石井 弘 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社通信機製作所内 (72)発明者 安福 正樹 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社通信機製作所内 (72)発明者 木之下 裕 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 菱電特機株式会社内 (72)発明者 山口 和巳 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機株式会社通信機製作所内 (56)参考文献 特開 昭58−53780(JP,A) 特開 昭63−158487(JP,A) 実開 昭59−62575(JP,U) 特公 平7−34035(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】航空機に搭載されたレーダ装置であって、 受信レーダ信号と基準信号より互いに90゜位相が異なる
    ビデオを作る第1,第2の位相検波器と、 上記2種類のビデオが入力される、目標検出およびクラ
    ッタの除去を行なうためのFET型ドプラフィルタバンク
    とを備えたレーダ装置において、 上記基準信号または受信レーダ信号のいずれかの周波数
    を、自機の速度の1/2の速度だけ補償するようシフトさ
    せる周波数シフト回路を備えたことを特徴とするレーダ
    装置。
JP63138934A 1988-06-06 1988-06-06 レーダ装置 Expired - Lifetime JP2581760B2 (ja)

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JPS5962575U (ja) * 1982-10-18 1984-04-24 三菱電機株式会社 移動目標レ−ダ装置

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