JP2581293B2 - 中央給電スロットアレイ空中線 - Google Patents

中央給電スロットアレイ空中線

Info

Publication number
JP2581293B2
JP2581293B2 JP2261500A JP26150090A JP2581293B2 JP 2581293 B2 JP2581293 B2 JP 2581293B2 JP 2261500 A JP2261500 A JP 2261500A JP 26150090 A JP26150090 A JP 26150090A JP 2581293 B2 JP2581293 B2 JP 2581293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
waveguide
slot
array antenna
slot array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2261500A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04139905A (ja
Inventor
佳彦 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP2261500A priority Critical patent/JP2581293B2/ja
Publication of JPH04139905A publication Critical patent/JPH04139905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581293B2 publication Critical patent/JP2581293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は中央給電スロットアレイ空中線に関し、特に
マイクロストリップ空中線とスロットアレイ空中線を組
合わせた複合方式の空中線に関する。
〔従来の技術〕
従来の中央給電スロットアレイ空中線は、第6図に示
すように、方形導波管24を主体に構成され、この導波管
24の中央部に設けた給電コネクタ20に接続される結合プ
ローブ21を有している。また、導波管24の中間部には複
数のスロット22a,22b,22c,22d…を有し、かつ導波管24
の両端部には無反射端器23a,23bを有している。
この空中線では、給電コネクタ20に給電された高周波
信号は給電プローブ21により導波管24に結合され、導波
管内を導波管モードで第6図の上下方向へ伝搬し、導波
管24の壁面のスロット22a,22b,22c,22dより順次放射さ
れる。スロットからの放射量は、スロットの角度とスロ
ットまで導波管を伝搬する高周波信号の強度により決定
される。よって、スロット22bにはスロット22aで放射さ
れた残りの高周波信号が伝搬する。
導波管24の壁面のスロットにより放射された残りの高
周波信号は、導波管の両端の無反射終端器23a,23bで消
費される。
スロットアレイ空中線からの放射指向性は、導波管壁
面の電流分布により決定され、目的の放射指向性を得る
ために、スロット角で放射振幅を設計し、またスロット
位置で放射位相設計を行う。通常の設計では、振幅は中
心を最小とする上下対称,位相は上下逆対称となるた
め、スロットは中央から点対称となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のスロットアレイ空中線では、結合プロ
ーブに近い中央部のスロット、すなわち給電点付近のス
ロットでは導波管内の伝搬モードが完全には形成されて
いないため、スロットから放射される高周波信号が導波
管内の伝搬モードが完全に形成されている場合の理論値
からずれ、設計が困難であった。
また、スロットが中心から上下に点対称なためスロッ
トアレイ空中線が長く、二分割して加工する場合、上,
下の導波管に加工するスロットは違うものになるという
問題点があった。
本発明の目的は、これらの問題を解消し、設計および
製造の容易化を図ったスロットアレイ空中線を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の中央給電スロットアレイ空中線は、中央から
軸対称に二分割された状態で接続され、かつ一面に複数
のスロットが形成された2つの導波管と、互いに逆位相
で結合する2つの結合プローブを有して前記導波管の接
続部に配設された給電回路と、前記導波管の給電部にそ
れぞれ配置されて前記給電回路に接続された複数個のマ
イクロストリップ空中線と、前記導波管の分割面に設け
た反射板とを備えている。
また、給電回路はトリプレート構造とされ、給電コネ
クタから入力された信号を二分配する第1の分配部と、
分配された信号をさらに二分配する第2および第3の分
配部を備え、これら第2および第3の分配部で分配され
た信号の一方をそれそれマイクロストリップ空中線に出
力し、他方を結合プローブに出力するように構成され
る。
〔作用〕
本発明によれば、給電部付近のスロットに代えてマイ
クロストリップ空中線で構成することで、この部分のス
ロットを設計する必要を無くすることができる。
また、同一形状の導波管で空中線を構成でき、導波管
の製造を容易にする。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の外観斜視図であり、その
A−A線に沿う断面図を第2図に示す。これらの図にお
いて、4a,4bはそれそれ中央から軸対称に二分割された
導波管であり、各導波管4a,4bにはそれぞれスロット7a,
7b,7c…7nが形成されている。そして、各導波管4a,4bの
接続部の一方の側面には、給電コネクタ1と2つの結合
プローブ3a,3bを有する給電回路2を取着している。ま
た、接続部の他方の側面には側壁板10を取着している。
さらに、接続部の内部には両導波管4a,4bを分離する反
射板9を内装している。また、前記給電回路2および側
壁板10で挟まれる側面には、2つのマイクロストリップ
空中線素子6a,6bを有するマイクロストリップ空中線5
が設けられている。
さらに、各導波管4a,4bの端部にはそれぞれ無反射終
端器8a,8bを配設している。
なお、第3図は導波管4a,4bの接続部の構造であり、
導波管の一部の面を切取って前記給電回路2,側壁板10,
マイクロストリップ空中線5、反射板9等を組立てる。
これにより、導波管の左側面16は給電回路2のグランド
パターンに接続され、前面17はマイクロストリップ空中
線5のグランドパターンの接続されることになる。な
お、右側面18には側壁板10が取着され、底面19には反射
板9が取着される。
この構成によれば、給電コネクタ1より入力された高
周波信号には、給電回路2で2等分配された後、スロッ
トアレイの開口分布で決められる比率でさらに2分配さ
れ、一方は結合プローブ3a,3bにより上下の導波管4a,4b
に結合され、他方はマイクロストリップ空中線5に給電
され、マイクロストリップ空中線素子6a,6bより放射さ
れる。
結合プローブ3a,3bで導波管4a,4bに結合された高周波
信号は、途中のスロット7a,7b,7c,…7nで順次放射され
ながら導波管内を他端に向かって伝搬し、両端の無反射
終端器8a,8bにより消費される。
なお、上下の導波管4a,4bは反射板9により区切られ
ている。
第4図は前記給電回路2の平面図である。この給電回
路2はトリプレート構造とされ、その表面にはマイクロ
ストリップ回路が形成される。このマイクロストリップ
回路は、給電コネクタ1より入力された高周波信号を分
配部11aで2等分配し、さらに分配部11b,11cによりスロ
ットアレイの開口分布で決められる比率で分配する。分
配された一方はマイクロストリップ空中線出力点12a,12
bよりマイクロストリップ空中線5へ給電する。分配さ
れた他方のうち、一部は位相反転回路13で位相を反転
し、しかる上で両者を結合プローブ出力点14a,14bより
結合プローブ3a,3bを経て導波管へ給電する。
第5図はマイクロストリップ空中線5の平面図であ
る。給電回路からの高周波信号は、給電線15a,15bによ
りそれぞれマイクロストリップ空中線素子6a,6bに給電
され放射される。
したがって、この空中線では、導波管4a,4bに形成さ
れるスロットの一部、すなわち給電点に近いスロットを
マスクロストリップ空中線5で構成することにより、モ
ードが不安定な給電点付近でのスロットの形成を不要と
し、設計を容易なもとにできる。
また、導波管4a,4bは反射板9によって中央で二分割
し、それぞれに独立して給電しているので、導波管4a,4
bに同一のものが利用でき、小型の工作機械で各導波管
を加工することが可能となり、製造を容易に行うことが
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、給電部付近のスロット
をマイクロストリップ空中線を代えることで、モードが
不安定なこの部分のスロットを設計する必要を無くすこ
とができ、空中線の設計の容易化を図ることができる効
果がある。
また、導波管は中央から二分割されるため、分割形成
した2つの導波管で空中線を構成することができ、しか
も各導波管を同一構成とすることができるので、小型の
工作機械による製造を可能とし、空中線を容易に製造す
ることができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の外観斜視図、第2図は第1
図のA−A線に沿う断面図、第3図は導波管の接続部の
斜視図、第4図は給電回路の平面図、第5図はマイクロ
ストリップ空中線の平面図、第6図は従来の中央給電ス
ロットアレイ空中線の外観斜視図である。 1……給電コネクタ、2……給電回路、3a,3b……結合
プローブ、4a,4b……導波管、5……マイクロストリッ
プ空中線、6a,6b……マイクロストリップ空中線素子、7
a,7b,7c…7n……スロット、8a,8b……無反射終端器、9
……反射板、10……側壁板、11a,11b,11c……分配部、1
2a,12b……マイクロストリップ空中線結合点、13……位
相反転回路、14a,14b……結合プローブ出力点、15a,15b
……給電線、16……左側面、17……前面、18……右側
面、19……底面、20……給電コネクタ、21……結合プロ
ーブ、22a,22b,22c,22d……スロット、23a,23d……無反
射終端器、24……導波管。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央から軸対称に二分割された状態で接続
    され、かつ一面に複数スロットが形成された2つの導波
    管と、互いに逆位相で結合する2つの結合プローブを有
    して前記導波管の接続部に配設された給電回路と、前記
    導波管の給電部にそれぞれ配置されて前記給電回路に接
    続された複数個のマイクロストリップ空中線と、前記導
    波管の分割面に設けた反射板とを備えることを特徴とす
    る中央給電スロットアレイ空中線。
  2. 【請求項2】給電回路はトリプレート構造とされ、給電
    コネクタから入力された信号を二分配する第1の分配部
    と、分配された信号をさらに二分配する第2および第3
    の分配部を備え、これら第2および第3の分配部で分配
    された信号の一方をそれぞれマイクロストリップ空中線
    に出力し、他方を結合プローブに出力するように構成し
    てなる特許請求の範囲第1項記載の中央給電スロトアレ
    イ空中線。
JP2261500A 1990-09-29 1990-09-29 中央給電スロットアレイ空中線 Expired - Lifetime JP2581293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2261500A JP2581293B2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 中央給電スロットアレイ空中線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2261500A JP2581293B2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 中央給電スロットアレイ空中線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04139905A JPH04139905A (ja) 1992-05-13
JP2581293B2 true JP2581293B2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=17362772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2261500A Expired - Lifetime JP2581293B2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 中央給電スロットアレイ空中線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581293B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6212089B2 (ja) * 2015-09-18 2017-10-11 株式会社フジクラ 共振器アンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04139905A (ja) 1992-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5017936A (en) Microwave antenna
CA1237808A (en) Crossed-drooping dipole antenna
US5305001A (en) Horn radiator assembly with stepped septum polarizer
EP0360861B1 (en) Circularly polarized microstrip antenna array
US6002305A (en) Transition between circuit transmission line and microwave waveguide
JPS5942485B2 (ja) 放射スロツト開口のアンテナアレイ
JPH08181537A (ja) マイクロ波アンテナ
JP2008193403A (ja) T分岐導波管およびアレーアンテナ
US4071846A (en) Wired microstrip linear array of dipoles
JPH0246004A (ja) 方形導波管スロットアレイアンテナ
US2794185A (en) Antenna systems
JPH0794905A (ja) サイドポート窓を有する直交モード変換器
US4890117A (en) Antenna and waveguide mode converter
US4788552A (en) Wave guide element for an electrically controlled radar antenna
JP2581293B2 (ja) 中央給電スロットアレイ空中線
JP2000196344A (ja) アンテナ装置
US3573835A (en) Impedance matched open-ended waveguide array
GB2222489A (en) Waveguide apparatus
JPS595705A (ja) マイクロ波アンテナ回路
CN115939768A (zh) 间隙波导缝隙天线及角雷达
JP2003158423A (ja) アレーアンテナ装置
JP2521193B2 (ja) 円−直線偏波変換器
JPS6319086B2 (ja)
GB2303740A (en) Integrated microwave balun coupler for a dipole antenna
JPH01146402A (ja) 同軸導波線路の交差要素

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term