JP2580552B2 - 吸水性架橋体の製造方法 - Google Patents

吸水性架橋体の製造方法

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JP2580552B2 JP63200083A JP20008388A JP2580552B2 JP 2580552 B2 JP2580552 B2 JP 2580552B2 JP 63200083 A JP63200083 A JP 63200083A JP 20008388 A JP20008388 A JP 20008388A JP 2580552 B2 JP2580552 B2 JP 2580552B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸水性架橋体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、吸水性樹脂は、紙おむつ、生理用品などの
衛生用品;植物根部乾燥防止剤、肥料保持剤などの園芸
用品;土質安定剤、逸泥防止剤、シーリング材などの土
木・建築用途として広範囲に用いられている。
これらの吸水性樹脂としては、カルボキシメチルセル
ロース架橋物(特開昭58−104901号公報)、ポリオキシ
エチレン架橋物(特公昭48−27039号公報、特開昭61−1
3024号公報)、デンプン−アクリロニトリルグラフト共
重合体の加水分解物(特公昭53−46199号公報)、アク
リル酸(塩)(特開昭56−131608号公報)、メタクリル
酸(塩)重合体架橋物、アクリル酸(塩)もしくはメタ
クリル酸(塩)系共重合体架橋物などが知られている。
これらのうち、カルボキシメチルセルロース架橋物お
よびポリオキシエチレン架橋物では、満足すべき吸水能
と保水能を有するものは得られていない。
また、デンプン−アクリロニトリルグラフト共重合体
の加水分解物は、天然高分子であるデンプンを用いてい
るため、耐熱性に劣り、腐敗分解する問題を有してい
る。
一方、アクリル酸(塩)もしくはメタクリル酸(塩)
重合体架橋物、またはアクリル酸(塩)もしくはメタク
リル酸(塩)系共重合体架橋物は、吸水能、保水能およ
び品質安定性の点で満足するが、土中に存在する塩化ナ
トリウム、あるいは塩化カルシウム、塩化マグネシウム
などの多価金属塩の水溶液に対する吸水能は満足すべき
ものではない。
塩化ナトリウム、あるいは塩化カルシウム、塩化マグ
ネシウムなどの多価金属塩の水溶液に対する吸水能向上
の手段として、スルホン酸(塩)の導入が行われている
が、ビニルスルホン酸(塩)、アリルスルホン酸
(塩)、およびメタクリルスルホン酸(塩)では、重合
活性が低く、分子量が増大せず共重合性が低い欠点を有
している。
一方、p−ビニルスルホン酸(塩)、ビニルトルエン
スルホン酸(塩)、アクリルアミドメタンスルホン酸
(塩)、および2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸(塩)などは、重合活性が高く共重合性も
よいが、これらの化合物は高価であり、工業的には多量
に用いることができないという制約がある。
本発明は、前記従来技術の課題を背景になされたもの
で、塩化ナトリウム、あるいは塩化カルシウム、塩化マ
グネシウムなどの多価金属塩の水溶液に対する吸水能が
優れた架橋体の製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、(a)一般式(I)で表される共役ジエン
のスルホン化物(以下「スルホン化物」という)、 (b)該スルホン化物の重合体(以下「スルホン化物重
合体」という)、 (c)該スルホン化物と他の単量体との共重合体(以下
「スルホン化物共重合体」という)、および (d)共役ジエン系重合体のスルホン化物(以下「共役
ジエン系重合体スルホン化物」という) の少なくとも1種を、ビニル系単量体および/または架
橋性単量体の存在下または非存在下に架橋してなる吸水
性架橋体(以下「吸水性架橋体」という)の製造方法を
提供するものである。
(式中、R1〜R6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数1〜8のアルキ
ル基を有するトリアルキルスズ、炭素数1〜8のアルキ
ル基を有するトリアルキルケイ素、または−SO3Xであ
り、ここでXは水素原子、金属原子、アンモニウム基も
しくはアミノ基であり、R1〜R6の少なくとも1つは−SO
3Xである。) 本発明に使用される前記(a)スルホン化物は、共役
ジエンを該ジエンの二つの二重結合を残したまま、スル
ホン基を導入した化合物である。
本発明において、(a)スルホン化物に使用される共
役ジエンとしては、例えば1,3−ブタジエン、1,2−ブタ
ジエン、1,2−ペンタジエン、1,3−ペンタジエン、2,3
−ペンタジエン、イソプレン、1,2−ヘキサジエン、1,3
−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエ
ン、2,3−ヘキサジエン、2,4−ヘキサジエン、2,3−ジ
メチル−1,3−ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエ
ン、1,2−ヘプタジエン、1,3−ヘプタジエン、1,4−ヘ
プタジエン、1,5−ヘプタジエン、1,6−ヘプタジエン、
2,3−ヘプタジエン、2,5−ヘプタジエン、3,4−ヘプタ
ジエン、3,5−ヘプタジエン、2−フェニルブタジエン
などのほか、分岐した各種のジエン類が挙げられる。
これらの共役ジエンは、1種または2種以上を併用す
ることができる。
この共役ジエンの(a)スルホン化物を製造するに
は、例えば共役ジエンの二重結合を下記に示す方法でス
ルホン化して製造することができる。
すなわち、共役ジエンに三酸化イオウをスルホン化剤
として用い、日本化学会編集、実験化学講座に示されて
いるような公知の条件でスルホン化することができる。
この場合のスルホン化剤としては、通常、三酸化イオ
ウ単独のほか、三酸化イオウと電子供与性化合物との錯
体が使用される。
ここで、電子供与性化合物としては、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ジオキサン、ジブチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類;ピ
リジン、ピペラジン、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリブチルアミンなどのアミン類;ジメチルスル
フィド、ジエチルスルフィドなどのスルフィド類;アセ
トニトリル、エチルニトリル、プロピルニトリルなどの
ニトリル化合物などが挙げられ、このうちでもN,N−ジ
メチルホルムアミド、ジオキサンが好ましい。
スルホン化剤の量は、共役ジエン1モルに対して、通
常、三酸化イオウ換算で0.1〜10モル、好ましくは0.5〜
3モルであり、0.1モル未満では反応収率が低く、一方1
0モルを超えると未反応三酸化イオウが多くなり、アル
カリで中和したのち、多量の硫酸ナトリウムを生じ、純
度が低下するため好ましくない。
このスルホン化の際には、スルホン化剤である三酸化
イオウに不活性な溶媒を使用することもでき、この溶媒
としては、例えばクロロホルム、ジクロロエタン、テト
ラクロロエタン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタ
ンなどのハロゲン化炭化水素;ニトロメタン、ニトロベ
ンゼンなどのニトロ化合物;液体二酸化イオウ、プロパ
ン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサンなど
の脂肪族炭化水素が挙げられる。
これらの溶媒は、適宜、2種以上混合して使用するこ
とができる。
このスルホン化の反応温度は、通常、−70〜200℃、
好ましくは−30〜50℃であり、−70℃未満ではスルホン
化反応が遅くなり経済的でなく、一方200℃を超えると
副反応を起こし、生成物が黒色化する場合があり好まし
くない。
かくて、共役ジエンに三酸化イオウが環状に結合した
環状中間体(共役ジエンの環状スルホン酸エステル、一
般名称スルトン、以下「環状中間体」という)が生成す
る。
本発明で使用される前記一般式(I)で表されるスル
ホン化物は、この環状中間体に塩基性化合物を作用させ
ることにより、この環状結合をスルホン基が結合した二
重結合に変化させることによって得られる(以下「二重
結合化」という)。
この塩基性化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属水酸化
物;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムメトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリ
ウム−t−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシ
ド;メチルリチウム、エチルリチウム、n−ブチルリチ
ウム、sec−ブチルリチウム、アミルリチウム、プロピ
ルナトリウム、メチルマグネシウムクロライド、エチル
マグネシウムブロマイド、プロピルマグネシウムアイオ
ダイド、ジエチルマグネシウム、ジエチル亜鉛、トリエ
チルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムなどの
有機金属化合物;アンモニア水、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミ
ン、ピリジン、ピペラジンなどのアミン類;ナトリウ
ム、リチウム、カリウム、カルシウム、亜鉛などの金属
化合物を挙げることができる。
これらの塩基性化合物は、1種単独で使用すること
も、また2種以上を併用することもできる。
これらの塩基性化合物の中では、アルカリ金属水酸化
物が好ましく、特に水酸化ナトリウムが好ましい。
塩基性化合物の使用量は、共役ジエン1モルに対し
て、通常、0.1〜3モル、好ましくは0.5〜3モルであ
り、0.1モル未満では、環状結合の二重結合化が促進さ
れず、環状化合物のままで残ったり、一般式 (式中、R1〜R6は前記に同じ。) で表されるヒドロオキシオレフィンを生成し、重合性能
をほとんど有しない化合物が生成する。
一方、10モルを超えると、未反応アルカリが多く残り
製品の純度が低下し好ましくない。
この環状中間体の二重結合化の際には、前記塩基性化
合物を水溶液の形で使用することもでき、あるいは塩基
性化合物に不活性な有機溶媒に溶解して使用することも
できる。
この有機溶媒としては、前記各種の有機溶媒のほか、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素化
合物;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、エチレングリコールなどのアルコール類な
どが挙げられる。
これらの溶媒は、通常、2種以上混合して使用するこ
とができる。
塩基性化合物を水溶液または有機溶媒溶液として使用
する場合には、塩基性化合物濃度は、通常、1〜70重量
%、好ましくは10〜50重量%程度である。
また、二重結合化の反応温度は、通常、−30〜150
℃、好ましくは−10〜70℃、より好ましくは0〜50℃で
行われ、また、常圧、減圧あるいは加圧下のいずれでも
実施することができる。
さらに、二重結合化の反応時間は、通常、0.1〜24時
間、好ましくは0.5〜5時間である。
また、この二重結合化に際しては、環状中間体に水あ
るいはアルコールを加えたのち、脱水反応や脱アルコー
ル反応によっても、目的とする一般式(I)で表される
スルホン化物が得られる。
なお、このようにして得られるスルホン化物のカチオ
ン種は、特に限定されるものでないが、水溶性にするた
めには、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
モニウム、アミンなどが好ましい。
前記アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウムな
どを、アミンとしてはメチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリ
エチルアミン、ブチルアミンジブチルアミン、トリブチ
ルアミンなどのアルキルアミン、エチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどのポ
リアミン、モルホリン、ピペリジンなどを、アルカリ土
類金属としてはカルシウム、マグネシウムなどを例示す
ることができる。
また、これらのカチオン種は、種々のイオン交換技法
により他種のカチオン種と相互に交換することが可能で
ある。
次に、(b)スルホン化物重合体は、以上の一般式
(I)で表される(a)スルホン化物を重合して得られ
るものであるが、この重合に際しては(a)スルホン化
物のほかに、これと共重合可能な他の単量体(以下「他
の単量体」という)を99重量%以下、好ましくは1〜98
重量%、さらに好ましくは10〜90重量%程度共重合する
ことにより、(c)スルホン化物共重合体とすることも
可能である。
この共重合可能な他の単量体としては、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレ
ンなどの芳香族化合物;アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸メチル、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリルなどのアク
リル酸あるいはメタクリル酸のアルキルエステル類;ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸などのモノもしくはジカルボン酸ま
たはジカルボン酸の無水物;ブタジエン、イソプレン、
2−クロル−1,3−ブタジエン、1−クロル−1,3−ブタ
ジエンなどの脂肪族共役ジエン;アクリロニトリル、メ
タアクリロニトリルなどのビニルシアン化合物;塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、ビニルメチルメチルケトン、ビ
ニルメチルエーテル、酢酸ビニル、ギ酸ビニル、アリル
アセテート、メタアリルアセテート、アクリルアミド、
メタアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、アク
ロレイン、アリルアルコールなどが使用される。
この(b)スルホン化物重合体、あるいは(c)スル
ホン化物共重合体を得るには、例えば前記一般式(I)
で表されるスルホン化物、さらに必要に応じてこれと共
重合可能た他の単量体とを、例えば水あるいは有機溶媒
などの重合体溶媒の存在下に、ラジカル重合開始剤、連
鎖移動剤などを使用してラジカル重合する。
ここで、ラジカル重合に使用される重合用有機溶媒と
しては、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノ
ールなどのアルコール類;キシレン、トルエン、ベンゼ
ンなどの芳香族炭化水素;ブタン、ペンタン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素を
挙げることができる。
これらの重合用溶媒のなかでは、水またはメタノール
が好ましい。
ラジカル重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫
酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系開
始剤;過酸化水素などの無機系開始剤;クメンハイドロ
パーオキサイド、イソプロピルベンハイドロパーオキサ
イド、パラメンタンハイドロパーオキサイド、ベンゾイ
ルパーオキサイドなどの有機過酸化物;あるいはアゾビ
スイソブチロニトリルなどのアゾ系開始剤および2,2′
−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩などの水
溶性アゾ系開始剤で代表される有機系開始剤を挙げるこ
とができる。
このラジカル重合開始剤の使用量は、単量体の総計量
100重量部に対して、好ましくは0.01〜10重量部、特に
好ましくは0.1〜5重量部である。
連鎖移動剤としては、t−ドデシルメルカプタン、オ
クチルメルカプタン、n−テトラデシルメルカプタン、
オクチルメルカプタン、t−ヘキシルメルカプタン、n
−ヘキシルメルカプタンなどのメルカプタン類;四塩化
炭素、臭化エチレンなどのハロゲン系化合物が、通常、
単量体の総計量100重量部に対して0.001〜10重量部程度
使用される。
なお、ラジカル重合を促進させるために、例えばピロ
重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナ
トリウム、硫酸第一鉄、グルコース、ホルムアルデヒド
ナトリウムスルホキシレート、L−アスコルビン酸およ
びその塩、亜硫酸水素ナトリウムなどの還元剤;グリシ
ン、アラニン、エチレンジアミン四酢酸ナトリウムなど
のキレート剤を併用することもできる。
ラジカル重合に際しては、前記ラジカル開始剤、連鎖
移動剤などのほかに、必要に応じて各種電解質、pH調整
剤などを併用し、単量体の総計量で100重量部に対して
水50〜1,000重量部、あるいは有機溶媒50〜1,000重量部
と、前記ラジカル開始剤、連鎖移動剤などを前記範囲内
の量で使用して、重合温度−50〜200℃、好ましくは0
〜150℃、特に好ましくは5〜80℃、重合時間0.1〜40時
間の重合条件下でラジカル重合される。
前記スルホン化物を主成分とする単量体の添加方法は
特に制限されるものではなく、一括添加法、連続添加法
あるいは分割添加法などの任意の方法が採用される。
なお、得られる(b)スルホン化物重合体、あるいは
(c)スルホン化物共重合体の最終的な重合転化率は、
10%以上、特に30%以上であることが好ましい。
また、以上の重合方法は、前述のラジカル重合に限定
されるものではなく、従来公知のアニオン重合によって
も、目的とする(b)スルホン化物重合体、あるいは
(c)スルホン化物共重合体を得ることができる。
このようにして得られる(b)スルホン化物重合体
は、下記一般式(II)、一般式(III)および/または
一般式(IV)で表される繰り返し構造単位を有する。
〔一般式(II)〜(IV)において、R1〜R6は、前記一般
式(I)に同じ。〕 次に、本発明に使用される(d)共役ジエン系重合体
スルホン化物は、共役ジエン系重合体をスルホン化する
ことによって得られる。
ここで、共役ジエン系重合体に使用される共役ジエン
としては、前述の(a)スルホン化物に作用される各種
の共役ジエンを挙げることができ、またこの重合体を得
るに際して、(c)スルホン化物共重合体を製造するに
際して使用される他の単量体を併用することもできる。
さらに、この共役ジエン系重合体をスルホン化する方法
は、前記(a)スルホン化物の製造に用いられたスルホ
ン化と同様である。
この(d)共役ジエン系重合体スルホン化物の具体例
としては、スルホン化ポリブタジエン、スルホン化ポリ
イソプレン、スルホン化ブタジエン−イソプレン共重合
体、スルホン化ポリピペリレン、スルホン化ブタジエン
−1−クロルブタジエン共重合体、スルホン化ポリ2−
クロルブタジエンなどの共役ジエン系重合体のスルホン
化物;スルホン化ブタジエン−スチレン共重合体、スル
ホン化イソプレン−スチレン共重合体、スルホン化ブタ
ジエン−(メタ)アクリル酸共重合体、スルホン化イソ
プレン−(メタ)アクリル酸共重合体、スルホン化ブタ
ジエン−アクリロニトリル共重合体、スルホン化イソプ
レン−アクリロニトリル共重合体などの共役ジエンとオ
レフィン系単量体との共重合体のスルホン化物などを挙
げることができる。
このようにして得られる(b)スルホン化物重合体、
(c)スルホン化物共重合体、あるいは(d)共役ジエ
ン系重合体スルホン化物のポリスチレンスルホン酸ナト
リウム換算重量平均分子量は、用いられる用途によって
一義的に決めることはできないが、通常、500〜5,000,0
00、好ましくは1,000〜500,000である。
また、これらの(b)スルホン化物重合体、(c)ス
ルホン化物共重合体、あるいは(d)共役ジエン系重合
体スルホン化物は、前記(a)スルホン化物と同様に、
イオン交換法あるいは中和反応などにより酸型またはア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミン
などの塩に相互に交換することができる。
なお、本発明に使用される(a)スルホン化物、これ
から得られる(b)スルホン化物重合体、あるいは
(c)スルホン化物共重合体、さらには(d)共役ジエ
ン系重合体スルホン化物の構造は、赤外線吸収スペクト
ルによってスルホン基の吸収より確認でき、これらの組
成比は電位差、電導度などの酸・アルカリ滴定により知
ることができる。
また、核磁気共鳴スペクトルによりアルキル基やオレ
フィン性水素などの存在によってその製造を確認するこ
とができる。
以上の(a)〜(d)成分は、1種単独で使用するこ
とも、また2種以上を併用することもできる。
本発明の吸水性架橋体は、前記(a)〜(d)成分の
少なくとも1種を架橋してなるが、この際にビニル系単
量体および/または架橋性単量体を併用することができ
る。
このビニル系単量体としては、(メタ)アクリル酸ま
たはこれらのアクカリ金属塩もしくはアンモニウム塩、
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アク
リルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルア
ミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレートなどの(メ
タ)アクリル酸類のほか、2−ビニルピリジン、4−ビ
ニルピリジン、酢酸ビニル、ギ酸ビニル、N,N−ジメチ
ルアミノプロピルアクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、(メタ)アリルアセテート、(メタ)アク
リル酸グリシジル、アクロレイン、アリルアルコール、
ビニルメチルエチルケトン、ビニルメチルエーテル、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2
−アクリロイルエタンスルホン酸、p−ビニルスチレン
スルホン酸(塩)、ビニルトルエンスルホン酸(塩)な
どが挙げられ、好ましくは前記アクリル酸類であり、こ
れらは単独でまたは組み合わせて使用される。
これらのビニル系単量体は、架橋の際に本発明の吸水
性架橋体の性能を低下させない範囲で使用することがで
きる。このビニル系単量体の使用量は、(a)〜(d)
成分とビニル系単量体の合計量に対して、通常、98重量
%以下、好ましくは95重量%以下、さらに好ましくは90
重量%以下である。
また、本発明で使用される架橋性単量体としては、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリ
レート、N,N′−メチレンビス(メタ)アクリルアミ
ド、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリル
テレフタレート、トリアリルシアヌレート、トリアリル
イソシアヌレート、トリアリルホスフェートなどが挙げ
られ、これらは単独でまたは組み合わせて使用される。
架橋性単量体の使用量は、得られる吸水性架橋体の吸
水能、ゲル強度などを考慮して決定されるが、(a)〜
(d)成分とビニル系単量体の合計量に対して、通常、
10重量%以下、ゲル強度の点から好ましくは0.001〜5
重量%、さらに好ましくは0.002〜2重量%、特に好ま
しくは0.005〜0.5重量%であり、10重量%を超えると吸
水能が低下する。
なお、本発明の吸水性架橋体に含まれる(a)〜
(d)成分の合計量は、2重量%以上、好ましくは3〜
70重量%、さらに好ましくは5〜50重量%であり、2重
量%未満では本発明の効果が得られ難い。
かくして、本発明の吸水性架橋体を得るには、(a)
〜(d)成分に、必要に応じて使用される前記ビニル系
単量体および/または架橋性単量体を併用し、次の〜
の方法で架橋する。
(a)〜(d)成分の少なくとも1種と、ビニル系単
量体と架橋性単量体とを、架橋剤を用いて重合、架橋す
る方法。
(a)〜(d)成分の少なくとも1種と架橋性単量体
とを架橋剤を用いて重合、架橋する方法。
(a)〜(d)成分の少なくとも1種とビニル系単量
体とを架橋剤を用いて重合、架橋する方法。
(a)〜(d)成分の少なくとも1種を架橋剤を用い
て架橋する方法。
(b)〜(d)成分の少なくとも1種を架橋剤の非存
在下で熱などにより架橋する方法。
(d)成分について、共役ジエン系重合体のスルホン
化反応と同時に架橋する方法。
これらの架橋方法のうち、好ましくは〜、さらに
好ましくは〜、特に好ましくはである。
また、前記(a)〜(d)成分のなかでは、(b)〜
(d)成分が好ましい。
さらに、前記架橋剤としては特に制限はないが、イオ
ウ、無機イオウ化合物、有機イオウ化合物、ラジカル発
生剤などを使用することができる。
特に、前記〜の方法のように、ビニル系単量体や
架橋性単量体が存在する場合には、ラジカル発生剤、特
に水溶性のラジカル発生剤を使用するのが好ましい。
このラジカル発生剤としては、前述の(b)成分ある
いは(c)成分の(共)重合に用いられるラジカル発生
剤を挙げることができる。これらのラジカル発生剤の使
用量は、(a)〜(d)成分ならびに必要に応じて使用
されるビニル系単量体および/または架橋性単量体の合
計量に対して、通常、0.01〜10重量%、好ましくは0.1
〜2重量%程度である。
本発明において、(a)〜(d)成分を、必要に応じ
て使用されるビニル系単量体および/または架橋性単量
体の存在下に架橋する際、溶媒は特に必要ではないが、
溶媒の存在下で架橋することが好ましい。この溶媒とし
ては、前述の(b)成分または(c)成分の(共)重合
の際に使用される有機溶媒を挙げることができる。
また、本発明の架橋方法では、このほか水を溶媒とす
る溶媒架橋法、例えばソルビタン脂肪酸エステル類を分
散剤として用い、安定な油中水滴型の懸濁液を形成する
逆相懸濁架橋(重合)法も好ましく用いられる。
これらの架橋温度は、通常、0〜150℃、好ましくは
5〜100℃であり、架橋時間は、通常、0.5〜48時間程度
である。
この架橋の際、(a)〜(d)成分、必要に応じて使
用されるビニル系単量体および/または架橋性単量体の
添加方法は、特に制限されるものではなく、一括添加
法、連続添加法、あるいは分割添加法などの任意の方法
が採用される。
このようにして得られる本発明の吸水性架橋体は、前
記(a)〜(d)成分と同様に、イオン交換法あるいは
中和反応などにより酸型またはアルカリ金属、アルカリ
土類金属、アンモニウム、アミンなどの塩に相互に交換
することができる。
本発明の吸水性架橋体は、各種エラストマーに適宜の
割合でブレンドすることにより吸水性あるいは親水性の
弾性体として優れた性能を有するエラストマー組成物が
得られる。
また、本発明の吸水性架橋体は、熱可塑性樹脂や熱硬
化性樹脂などの合成樹脂と適宜ブレンドすることにより
吸水性あるいは親水性に優れた樹脂組成物が得られる。
このうち、前記エラストマーとしては、天然ゴム(N
R);ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエ
ンゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロ
ニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム
(CR)などのジエン系合成ゴム;エチレン−プロピレン
ゴム(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPD
M)、アクリル系ゴム(ACM、ANM)、フッ素ゴムなどの
非ジエン系合成ゴムが挙げられ、好ましくはNR、IR、SB
R、BRである。
また、エラストマーとしては、前述の各種天然ゴムあ
るいは合成ゴムのほか、シンジオタクチック1,2−ポリ
ブタジエン、トランス1,4−ポリイソプレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、芳香族ビニル−共役ジエン系ブ
ロック共重合体;スチレングラフトエチレン−プロピレ
ンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、
熱可塑性ポリアミドエラストマー、塩化ビニル系エラス
トマー、エチレン系アイオノマー樹脂などが挙げられ、
好ましくはシンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、
スチレン−ブタジエンブロック共重合体である。
一方、合成樹脂として使用される熱可塑性樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタ
ール、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン、
ポリフェニレンオキサイド樹脂(PPO)、ゴム変性PPOの
ほか、スチレン−マレイミド系共重合体、ゴム変性スチ
レン−マレイミド系共重合体、ポリスチレン、ポリクロ
ルスチレン、ポリα−メチルスチレン、スチレン−アク
リロニトリル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル
共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレ
ン−α−メチルスチレン共重合体、スチレン−α−メチ
ルスチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−
α−メチルスチレン−アクリロニトリル−メタクリル酸
メチル共重合体およびこれらのゴム変性物などのスチレ
ン系樹脂が挙げられる。
また、合成樹脂として使用される熱硬化性樹脂として
は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、およびこれらの樹脂のプレポリマーなどが挙げ
られる。
本発明の吸水性架橋体と前記エラストマーおよび/ま
たは合成樹脂との混合比は、特に制限はなく目的に応じ
て適宜の割合でブレンドすることができるが、前者/後
者(重量比)は、通常、1/99〜99/1、好ましくは2/98〜
90/10、さらに好ましくは5/95〜95/20、特に好ましくは
7/93〜50/50である。
特に、本発明で用いられる吸水性架橋体は、分子内に
二重結合を有しているため、天然ゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、ポリブタジエンゴム、アクリロニトリル−
ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチレンゴム、エ
チレン−プロピレン−ジエンゴム、不飽和アクリル系ゴ
ムなどの不飽和結合を有する各種のエラストマーとの共
架橋が可能である。
本発明において、吸水性架橋体とエラストマーおよび
/または合成樹脂とのブレンド方法としては、両者を同
時に添加し混練りすることもできるし、あらかじめ一方
の成分に添加剤を混合し、残りの成分を加えることもで
きる。
混合は、各種押し出し機、バンバリーミキサー、ニー
ダー、ロールなどで温度;80〜250℃、好ましくは100〜2
00℃、時間;0.1〜2時間、好ましくは0.2〜1時間程度
混練りすることによって行うことができ、好ましい混練
り方法としては、バンバリーミキサー、ニーダーなどの
インターナルミキサーを用いる方法である。
なお、本発明の組成物は、吸水性架橋体、ならびにエ
ラストマーおよび/または合成樹脂を主成分とするが、
これ以外に通常使用される各種の配合剤を添加すること
ができる。
これらの配合剤は、必要に応じて本発明の組成物を製
造する過程において添加されてもよいし、組成物製造後
に添加されてもよい。
すなわち、補強充填剤および増量剤としては、例えば
カーボンブラック、ヒュームドシリカ、湿式シリカ、石
英微粉末、ケイソウ土、亜鉛華、塩基性炭酸マグネシウ
ム、活性炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸
アルミニウム、二酸化チタン、タルク、雲母粉末、硫酸
アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、アスベ
スト、ガラス繊維、有機補強剤、有機充填剤を挙げるこ
とができる。
分散助剤としては、高級脂肪酸およびその金属アミン
塩;可塑剤としては、例えばジオクチルフタレート、ジ
ブチルフタレート、ジエチルフタレート、ジメチルフタ
レート、トリクレジルフタレート、トリクレジルホスフ
ェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェ
ート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、トリメ
リット酸などのフタル酸誘導体、アジピン酸ジオクチル
などのアジピン酸誘導体、そのほかアゼライン酸ジオク
チル、セバシン酸ジオクチル、エポキシ樹脂酸;液状ゴ
ムとしては、液状ポリブタジエンゴム、液状ポリイソプ
レンゴム、液状NBRゴム、液状ブチルゴム、液状アクリ
ルゴム、液状EPゴム;軟化剤としては、例えば潤滑油、
プロセスオイル、コールタール、ヒマシ油、ステアリン
酸カルシウム、ポリブテン;老化防止剤としては、例え
ばフェニレンジアミン類、フォスフェート類、キノリン
類、クレゾール類、フェノール類、ジチオカルバメート
金属塩類;耐熱剤としては例えば酸化鉄、酸化セリウ
ム、水酸化カリウム、ナフテン酸鉄、ナフテン酸カリウ
ム;そのほか着色剤、紫外線吸収剤、難燃剤、耐油性向
上剤、発泡剤、スコーチ防止剤、粘着付与剤、滑剤など
を任意に配合できる。
これらの組成物は、ロール、バンバリーミサーなどの
通常の混練り機によって、架橋剤、例えば有機過酸化物
と架橋助剤、ポリオール加硫剤、加硫促進剤、アミン加
硫剤を添加、混練りしたのち、通常の加硫ゴム製造条件
によって成形、加硫を行うことができる。
有機過酸化物としては、吸水性架橋体の製造に用いら
れる前述の各種の有機過酸化物を挙げることができる。
架橋助剤としては、以下の化合物が挙げられる。
すなわち、エチレングリコールジメタアクリレート、
1,3−ブタンジオールジメタアクリレート、1,4−ブタン
ジオールジメタアクリレート、1,6−ヘキサンジオール
・ジメタアクリレート、ポリエチレングリコールジメタ
アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、2,2′−ビス
(4−メタクリロイルジエトキシフェニル)プロパン、
トリメチロールプロパントリメタアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ジビニルベンゼン、N,N′−メ
チレンビスアクリルアミド、p−キノンジオキシム、p,
p′−ジベンゾイルキノンジオキシム、トリアジンジチ
オール、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシア
ヌレート、ビスマレイミドなどである。
この架橋助剤の添加量は、組成物100重量部に対し
て、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜7重量部程度であ
る。
ポリオール加硫剤としては、ポリヒドロキシ芳香族化
合物、例えばヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフ
ェノールAFおよびこれらの塩などが好ましく用いられ
る。また、含フッ素脂肪族ジオールも用いることができ
る。これらのポリオール加硫剤の添加量は、組成物100
重量部あたり、通常、0.1〜20重量部、好ましくは1〜1
0重量部程度である。
加硫促進剤としては、メチルトリオクチルアンモニウ
ムクロリド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリ
ド、テトラヘキシルアンモニウムテトラフルオロボラー
トのごとき4級アンモニウム化合物;8−メチル−1,8−
ジアザ−シクロ(5,4,0)−7−ウンデセニルクロリド
のごとき4級アンモニウム化合物;ベンジルトリフェニ
ルホスホニウムクロリド、m−トリフルオルメチルベン
ジルトリオクチルホスホニウムクロリド、ベンジルトリ
オクチルホスホニウムブロミドのごとき4級ホスホニウ
ム化合物が好ましい。
かかる加硫促進剤の添加量は、組成物100重量部あた
り、通常、0.2〜10重量部程度である。
アミン加硫剤としては、ヘキサメチレンジアミン、テ
トラエチレンペンタミン、トリエチレンテトラミンなど
の各種アルキルアミン類、アニリン、ピリジン、ジアミ
ノベンゼンなどの各種芳香族アミン類およびこれらのア
ミン類のカルバミル酸、シンナミリデン酸などの脂肪酸
の塩などを用いることができる。
かかるアミン加硫剤の添加量は、組成物100重量部あ
たり、通常、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部
程度である。
前記組成物を加硫するには、通常、80〜200℃で数分
間〜3時間、20〜200kg/cm2の加圧下で一次加硫、さら
に必要に応じて80〜200℃で1〜48時間、二次加硫して
架橋製品とする。
以上のように、本発明の吸水性架橋体は、紙おむつ、
生理用ナプキン、尿失禁用材、ペットの排泄物処理材な
どの衛生用品をはじめ、土壌保水材、土壌改良材などの
農園芸用途、シーリング材、逸泥防止材、パッキング
材、泥水の固化剤などの土木用途、吸水性・吸湿性シー
ト材、結露防止用壁材、吸水性積層体などの建築用途に
使用することができる。
また、本発明の吸水性架橋体にエラストマーおよび/
または合成樹脂をブレンドした組成物は、吸水性架橋体
の強度を高めたり、エラストマーや合成樹脂などに親水
性、吸水性、耐油性などを付与することができ、これら
の特性を生かした用途に広く使用することができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中、%および部は、特に断らない限り重
量基準である。
また、実施例中、吸水能は、下記の試験方法によって
測定した。
吸水能 1のビーカーに純水1を入れ、約50mgの重合体を
入れた12×10cmのペーパーバックを浸漬し(20℃×24時
間)、浸漬後の重量を秤量し、下記式に従って純水の吸
水能を算出した。
吸水能(g/g重量体)=〔浸漬後のペーパーバックの重
量(g)仕込−市超み重合体重量(g)−重合体を入れ
ずに浸漬したペーパーバックの重量(g)〕/仕込み重
合体重量(g) 食塩水吸水能 前記純水の吸水能の試験において、純水1の代わり
に濃度0.9%の食塩水1に代えた以外は、同様の方法
で食塩水吸水能を測定した。
塩化カルシウム水溶液(CaCl2水)吸水能 前記純水吸水能の試験において、純水1の代わりに
濃度0.9%の塩化カルシウム水溶液1に代えた以外
は、同様の方法で塩化カルシウム水溶液吸水能を測定し
た。
参考例1 内容積1の四つ口フラスコを窒素置換したのち、あ
らかじめ脱水、脱酸素処理を施した塩化メチレン400ml
を入れ、次に脱水、脱酸素処理を施したジオキサン31ml
を加え撹拌しながら5〜10℃に冷却した。
次に、三酸化イオウ15ml(28.8g=0.36モル)を滴下
し、三酸化イオウとジオキサンの錯体を形成させた。さ
らに、15分間反応させた。
この溶液にイソプレン(2−メチル−1,3−ブタジエ
ン)24.5g(0.36モル)を溶かした塩化メチレン溶液150
mlを1時間かけて滴下し、滴下終了後、さらに30分間撹
拌を続けた。
次に、水酸化ナトリウム14.4gを溶解させた水溶液15m
lを加え、フラスコ内圧を減圧にし、徐々にウォーター
バスで加熱し、溶媒およびジオキサンを留出させ、除去
し、乾固させることよって、生成物(粗2−メチル−1,
3−ブタジエン−1−スルホン酸ナトリウム60.5gを得
た。
この生成物を300ccの水に溶解させたのち、トルエン2
00ccを加え激しく振とうし、トルエン可溶分を抽出し、
水溶液を乾固し、2−メチル−1,3−ブタジエン−1−
スルホン酸ナトリウム(以下「MBSN」という)を50.0g
得た。
参考例2 内容積300mlの耐圧ビンを窒素置換したのち、これに
参考例1と同様にして得られたMBSN50gおよび水150gを
加えて水溶液とし、さらに過硫酸カリウム0.1gを加え
て、70℃で3時間重合を行った。
得られたポリイソプレンスルホン酸ナトリウムの重量
平均分子量は、20×104であった。
また、収率は85%であった。
実施例1 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素ガス導入管を
付設した容量1の四ツ口セパラブルフラスコに、シク
ロヘキサン400g、ソルビタンモノステアレート5gを添加
して溶解させたのち、窒素ガスを吹き込み溶存酸素を追
い出し、窒素ガス雰囲気下、内温を70℃とした。
次に、あらかじめ容量500mlの滴下ロートに、前記MBS
N20gと氷浴下で水酸化ナトリウムで完全に中和したアク
リル酸80g、次いでこれにN,N′−メチレンビスアクリル
アミド0.1g、過硫酸アンモニウム0.3gを加えて300mlの
水溶液として用意した。
前記四ツ口セパラブルフラスコの内容物に、前記滴下
ロートの内容物を添加し、撹拌下(300rpm)、70℃で1
時間重合を行った。
重合反応終了後、撹拌を停止すると、膨潤重合体粒子
がフラスコの底に沈降し、デカンテーションにより湿潤
重合体(吸水性架橋体)が得られ、これを80℃で減圧乾
燥すると、容易に粉砕できる重合体が得られた。この重
合体の吸水能試験の結果を第1表に示す。
実施例2 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素ガス導入管を
付設した容量1の四ツ口セパラブルフラスコに、n−
ヘキサン400g、ソルビタンモノステアレート4gを添加し
て溶解させたのち、窒素ガスを吹き込み溶存酸素を追い
出し、窒素ガス雰囲気下、内温を70℃とした。
次に、あらかじめ容量500mlの滴下ロートに、前記MBS
N100gとN,N′−メチレンビスアクリルアミド0.1g、過硫
酸カリウム0.3gを加えて300mlの水溶液として用意し
た。
前記四ツ口セパラブルフラスコの内容物に、前記滴下
ロートの内容内を添加し、撹拌下(300rpm)、70℃で1
時間重合を行った。
重合反応終了後、撹拌を停止すると、膨潤重合体粒子
がフラスコの底に沈降し、デカンテーションにより湿膨
重合体(吸水性架橋体)が得られ、これを80℃で減圧乾
燥すると、容易に粉砕できる重合体が得られた。この重
合体の吸水能試験の結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1におけるMBSN20gの代わりに、参考例2で得
られたポリイソプレンスルホン酸ナトリウム20gを使用
した以外は、実施例1と同じ処方により重合し、御処理
した。
得られた重合体(吸水性架橋体)は、容易に粉砕でき
る塊を含む粉末であった。この重合体の吸水試験の結果
を第1表に示す。
実施例4 実施例1におけるアクリル酸の代わりに、氷浴下で完
全中和したメタクリル酸80gを使用した以外は、実施例
1と同じ処方により重合し、後処理した。
得られた重合体(吸水性架橋体)は、容易に粉砕でき
る塊を含む粉末であった。この重合体の吸水能試験の結
果を第1表に示す。
実施例5 実施例1におけるアクリル酸およびN,N′−メチレン
ビスアクリルアミドの代わりに、氷浴下で70モル%中和
したメタクリル酸60gを使用する以外は、実施例1と同
じ処方により重合し、後処理した。
得られた重合体(吸水性架橋体)は、容易に粉砕でき
る塊を含む粉末であった。この重合体の吸水試験の結果
を第1表に示す。
実施例6 実施例1におけるMBSN、N,N′−メチレンビスアクリ
ルアミドおよびアクリル酸の代わりに、ポリイソプレン
スルホン化物〔スルホン化率60モル%、重量平均分子量
(Mw=20×104、Mw/Mn(数平均分子量)=1.7〕を30g
と、あらかじめ氷浴下で70モル%中和したメタクリル酸
70gを使用する以外は、実施例1と同じ処方により重合
し、後処理した。
得られた重合体(吸水性架橋体)は、容易に粉砕でき
る塊を含む粉末であった。この重合体の吸水試験の結果
を第1表に示す。
実施例7 実施例1におけるMBSNの代わりに、ポリイソプレンス
ルホン化物〔スルホン化率70モル%、重量平均分子量
(Mw)=5×104、Mw/Mn(数平均分子量)=1.5〕20g
と、過硫酸アンモニウムの代わりに2,2′−アゾビス
(2−アミジノプロパン)二塩酸塩を用いた以外は、実
施例1と同じ処方により重合し、後処理を施した。得ら
れた重合体(吸水性架橋体)は、容易に粉砕できる塊を
含む粉末であった。
この重合体の吸水能試験の結果を第1表に示す。
実施例8 実施例1におけるMBSNの代わりに、ポリブタジエンス
ルホン化物(スルホン化率80モル%、Mw=12×104、Mw
×Mn=2.3)20gと、N,N′−メチレンビスアクリルアミ
ドの代わりにジエチレングリコールジアクリレート0.1g
を用いた以外は、実施例1と同じ処方により重合し、後
処理を施した。
得られた重合体(吸水性架橋体)は、容易に粉砕でき
る塊りを含む粉末であった。この重合体の吸水能試験の
結果を第1表に示す。
実施例9 ポリブタジエンスルホン化物(スルホン化率50モル
%、Mw=12×104、Mw/Mn=3.1)100g、N,N′−メチレン
ビスアクリルアミド1g、水100および過硫酸アンモニウ
ム0.5gを、耐圧ビンの中に入れ、窒素置換したのち、60
℃で48時間反応させた。
得られた重合体は、水に不溶であり、架橋体になって
いた。この架橋体の吸水能試験の結果を第1表に示す。
比較例1 撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、窒素ガス導入管を
付設した容量1の四ツ口セパラブルフラスコに、シク
ロヘキサン400g、ソルビタンモノステアレート5gを添加
して溶解させたのち、窒素ガスを吹き込み溶存酸素を追
い出し、窒素ガス雰囲気下、内温を70℃とした。
次に、あらかじめ容量500mlの滴下ロートに、氷浴下
で水酸化ナトリウムで完全に中和したアクリル酸100g、
次いでこれにN,N′−メチレンビスアクリルアミド0.1
g、過硫酸アンモニウム0.3gを加えて300mlの水溶液とし
て用意した。
前記四ツ口セパラブルフラスコの内容物に、前記滴下
ロートの内容物を添加し、撹拌下(300rpm)、70℃で1
時間重合を行った。
重合反応終了後、撹拌を停止すると、膨潤重合体粒子
がフラスコの底に沈降し、デカンテーションにより湿潤
重合体が得られ、これを80℃で減圧乾燥すると、容易に
粉砕できる重合体が得られた。この重合体の吸水能試験
の結果を第1表に示す。
比較例2 比較例1におけるアクリル酸の代わりに、氷浴重で完
全中和したメタクリル酸100g、N,N′−メチレンビスア
クリルアミドの代わりにジエチレングリコールジアクリ
レート0.1gを用いた以外は、比較例1と同じ処方により
重合し、後処理した。得られた重合体は、容易に粉砕で
きる塊を含む粉末であった。この重合体の吸水能試験の
結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、本発明で得られる吸水性
架橋体は、吸水能が大きく、特に塩化ナトリウム、ある
いは塩化カルシウム(多価イオン)の存在下では比較例
に較べて吸水能の差が明確になっている。
実施例10 実施例1で合成した吸水性架橋体を用い、下記配合処
方により6インチロールで混練りし、ゴム配合品を得
た。このゴム配合品を、145℃で25分間プレス加硫し、2
mm厚のシートを得た。
このシートについて、引張試験(測定法;JISK630
1)、純水の吸水能試験(20℃で5日間浸漬した以外
は、前述の吸水能試験に準じて測定)を行った。結果を
第2表に示す。配合処方 (部) 天然ゴム 100 亜鉛華 5 ステアリン酸 1 HAFカーボンブラック 30 炭酸カルシウム 30 イオウ 1 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェン
アミド 1.5 吸水性架橋体 50 実施例11 実施例1で合成した吸水性架橋体の代わりに、実施例
3で合成した吸水性架橋体を用いる以外は、実施例6と
同様の配合処方でゴム配合品を得、同様にして物性試験
を実施した。
結果を第2表に示す。
比較例3 実施例1で合成した吸水性架橋体の代わりに、比較例
1で合成した吸水性架橋体を用いる以外は、実施例6と
同様の配合処方でゴム配合品を得、同様にして物性試験
を実施した。
結果を第2表に示す。
実施例12 実施例2で合成した吸水性架橋体20部、エチレン−酢
酸ビニル共重合体50部およびポリスチレン50部を、120
℃でロールを用いて混練りし、厚さ0.5mmのフィルムを
作製して吸水能を測定した。吸水能は1.0g/g組成物であ
った。
比較例4 実施例2で合成した吸水性架橋体の代わりに、比較例
2で合成した吸水性架橋体20部を用いる以外は、実施例
12と同様の配合処方でフィルムを作製して吸水能を測定
した。
吸水能は0.6g/g組成物であった。
実施例13 実施例3で合成した吸水性架橋体を用い、下記配合処
方により6インチロールで混練りし、ゴム配合品を得
た。このゴム配合品を、145℃で35分間プレス加硫し、
厚さ2mmのシートを得た。
このシートについて、引張試験、純水の吸水能試験
(20℃で5日間浸漬した以外は、前述の吸水能試験に準
じて測定)を行った。
結果を第3表に示す。配合処方 (部) SL552(日本合成ゴム(株)製) 100 吸水性架橋体 50 HAFカーボンブラック 50 亜鉛華 3 ステアリン酸 1 ジフェニルグアニジン 0.3 ジベンゾチアジルジスルフィド 0.6 イオウ 1.75 比較例5 実施例3で合成した吸水性架橋体の代わりに、比較例
1で合成した吸水性架橋体50部を用いる以外は、実施例
13と同様の配合処方でゴム配合品を得、同様にして引張
試験、純水の吸水能試験を行った。結果を第3表に示
す。
実施例14 実施例7で合成した吸水性架橋体を用い、下記配合処
方によりプラストミルで混練りし、ゴム配合品を得た。
このゴム配合品を、160℃で35分間プレス加硫し、発泡
シートを得た。
この発泡シートについて、純水の吸水能試験(20℃で
5日間浸漬した以外は、前述の吸水能試験に準じて測
定)を行った。
結果を第4表に示す。配合処方 (部) 天然ゴム 100 RB830(日本合成ゴム(株)製) 40 吸水性架橋体 100 亜鉛華 5 ステアリン酸 4 炭酸カルシウム 150 ジベンゾチアジルジスルフィド 0.6 パラフィンワックス 1.5 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール 1 ジエチレングリコール 2 ニチコール2050N 40 ジベンゾチアジルジスルフィド 1.3 メルカプトベンゾチアゾール 0.2 イオウ 1.3 テトラメチルチウラムジスルフィド 0.2 比較例6 実施例7で合成した吸水性架橋体の代わりに、比較例
1で合成した吸水性架橋体100部を用いる以外は、実施
例14と同様の配合処方で発泡シートを得、同様にして純
水の吸水能試験を行った。
結果を第4表に示す。
〔発明の効果〕 本発明により得られる吸水性架橋体は、吸水能、特に
多価金属塩の水溶液に対する吸水能が極めて優れたもの
である。また、本発明により得られる吸水性架橋体は、
二重結合を含んでいるので、不飽和結合を含む天然ゴ
ム、合成ゴムエラストマーなどの各種エラストマーなど
との共架橋性のよい組成物を提供することができる。従
って、本発明により得られる吸水性架橋体は、各種エラ
ストマー、合成樹脂と適宜の割合でブレンドし、吸水性
あるいは親水性に優れた組成物を提供することができ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一般式(I)で表される共役ジエン
    のスルホン化物、 (b)該スルホン化物の重合体、 (c)該スルホン化物と他の単量体との共重合体、およ
    び (d)共役ジエン系重合体のスルホン化物 の少なくとも1種を、ビニル系単量体および/または架
    橋性単量体の存在下または非存在下に架橋してなる吸水
    性架橋体の製造方法。 (式中、R1〜R6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル
    基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数1〜8のアルキ
    ル基を有するトリアルキルスズ、炭素数1〜8のアルキ
    ル基を有するトリアルキルケイ素、または−SO3Xであ
    り、ここでXは水素原子、金属原子、アンモニウム基も
    しくはアミノ基であり、R1〜R6の少なくとも1つは−SO
    3Xである。)
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