JP2579800B2 - レーザ切断方法 - Google Patents

レーザ切断方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/12Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in a special atmosphere, e.g. in an enclosure

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はレーザビームを使用してステンレス鋼など
のワークを切断するレーザ切断方法に関する。
〔従来の技術〕
従来レーザビームを用いてワークを切断する場合、切
断面が酸化するのを防止する目的でアシストガスに不活
性ガス、例えばN2、Ar、He等を使用している。
また上記アシストガスはレーザビームをワークへ向け
て照射する加工ヘッドのノズルよりレーザビームととも
にワークへ向けて噴出しているが、ワークの切断を大気
中で行っていること及びアシストガス圧は比較的高圧で
あることなどから、噴出されたアシストガスに空気が巻
き込まれて切断面の酸化を確実に防止することができな
かった。
このため従来ではノズルを第6図に示すように2重構
造としてアシストガスaの周囲をシールドガスbで囲む
ことにより、アシストガスa中に空気が巻き込まれるの
を防止する方法などがすでに採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし従来技術のようにノズルを2重構造にしたもの
では、ノズルの構造が複雑かつ大型となると共に、多量
のシールドガスを消費するためランニングコストが上る
原因となるなどの不具合があった。
この発明は上記不具合を解消する目的でなされたもの
で、シールドガスを使用することなくステンレス鋼など
のワークの無酸化切断を可能にしたレーザ切断方法を提
供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この発明は上記目的を達成するために、レーザビーム
及びアシストガスを使用してワークを切断するレーザ切
断方法において、上記アシストガスにO2ガス以外のガス
を使用し、これに還元剤としてH2を添加して高圧でワー
クへ向けて噴出しながら、焦点位置をワーク表面より下
方へ設定したレーザビームでワークを切断するようにし
たことにより、シールドガスを使用せずにワークの切断
を可能にしたレーザガス切断方法を提供するものであ
る。
〔実 施 例〕
この発明方法の一実施例を図面を参照して詳述する。
第1図において1はレーザ発振器で、このレーザ発振
器1より発振されたレーザビーム2は複数のミラー(図
では1枚のみを示す)3を介して加工ヘッド4へ導びか
れ、加工ヘッド4内に設けられたレンズ5により集光さ
れてノズル6よりワーク7へ向けて照射され、ワーク7
の切断に供せられる。
またノズル6にはアシストガス供給装置8よりアシス
トガスが供給されていて、レーザビーム2とともにワー
ク7へ向けて噴出させるようになっている。
上記アシストガス供給装置8はH2を収容したガスボン
ベ9とArまたはN2を収容したガスボンベ10、O2を収容し
たガスボンベ11及びコンプレッサ12を有しており、コン
プレッサ12により加圧されたエアはドライエアユニット
13により水分が除去された後エアタンク14へ蓄圧されて
いる。
一方H2ガスボンベ9のH2及びArまたはN2ガスボンベ10
のArまたはN2は減合器16により混合されて電磁弁17の開
放とともに圧力調整回路18を経て上記ノズル6へと供給
され、O2ガスボンベ11のO2ガスは電磁弁19の開放ととも
に圧力調整回路18を経てノズル6へ、そしてエアタンク
14内のエアは電磁弁20の開放とともに圧力調整回路18を
経てノズル6へそれぞれ供給されるようになっている。
次にレーザ切断方法について説明すると、軟鋼をワー
ク7として切断する場合はアシストガスにO2ガスを使用
するため、電磁弁19を開放する。
ワーク7の切断に当っては、まずピアッシングを行う
が、このときアシストガス圧を0.5〜1kg/cm2の低圧にし
ないと、レーザビーム2の照射と同時に溶融した溶湯が
吹き上って危険なので、圧力調整回路18の電磁弁18aを
開放して、レギュレータ18bで0.5〜1.0kg/cm2に調圧さ
れたO2ガスをノズル6へ供給する。
これによって低圧のO2ガスをアシストガスとしてワー
ク7のピアッシングが行われると共に、ピアッシングが
完了したら、レーザの連続発振(CW)による切断を行う
場合は圧力調整回路18の電磁弁18eを、そしてパルス発
振による切断の場合は電磁弁18cを開放する。
電磁弁18eが開放されるとレギュレータ18fにより0.5
〜1.0kg/cm2に調圧されたO2ガスが、そして電磁弁18cが
開放されるとレギュレータ18dにより2.0〜4.0kg/cm2
調圧されたO2がそれぞれアシストガスとしてノズル6へ
供給されワーク7へ向けて噴出され、ワーク7の切断に
供せられる。
このときレーザビーム2の焦点位置はワーク7の表面
に設定される。
一方ステンレス鋼をワーク7として切断する場合は、
ランニングコストを低減するため、アシストガスとして
エアを使用する。
エアを使用した場合切断面が酸化されるので、これを
防止するためアシストガスにH2とArまたはN2が所定の混
合比となるように混合器16で混合して電磁弁17の開放に
よりアシストガスへ混合する。
混合比はH2の割合が1〜35%の範囲である。
またアシストガスに不活性ガスを使用した場合酸化反
応熱が利用できないので、溶融物の温度が低く、これに
伴い粘度も低下するので、切断時ドロスが切断面の裏側
に付着しやすい。
これを防止するためにはアシストガスの圧力を高くす
ればよい。
なお、アシストガス圧とドロス付着重量の関係を第3
図に示す。
この発明の実施例ではアシストガス圧を6〜9.9kg/cm
2の高圧に設定した。
さらにアシストガスとしてO2ガスを使用しないことか
らセルフバーニング(自己燃焼反応)が発生しない。
そこで、入射エネルギーを有効利用するため、レーザ
ビーム2の焦点位置を第2図に示すようにワーク7の表
面より下方(ab<1)となるように設定して切断面の多
重反射を利用するようにした。
なお、ab値は=D/f(Dはレンズとワーク7の間隔、
fはレンズ5の焦点)とし、ピアッシング時にはab
1、すなわち焦点位置をワーク7の表面とした。
上記のように設定されたアシストガス圧及び焦点位置
によりワーク7のピアッシング後切断を開始するもの
で、アシストガス圧と最大切断速度の関係は第4図に示
すようになっていることから、アシストガス圧を上げる
ことにより、最大切断速度の増加も図れるようになる。
またab値とドロス付着量の関係を第5図に示す。
この図から明らかなように、ab値を1以下にすること
により、ドロス付着量を大幅に低減することができるよ
うになる。
〔発明の効果〕
この発明はアシストガスにO2以外のガスを使用すると
共に、還元剤として上記ガスにH2ガスを添加したことか
ら、ワークへ向けてアシストガスを噴出した際空気が巻
込まれても切断面の酸化が防止できるため、従来のノズ
ルを2重構造にしてシールドガスによりアシストガスを
シールドする必要がない。
これによってノズルが簡単な構造で、かつ小型になる
と共に、シールドガスを使用しないためランニングコス
トの低減が図れるようになる。
またアシストガス圧を上げることによりドロスの付着
量が低減すると同時に、最大切断速度が上げられるた
め、作業能率が向上すると共に、レーザビームの焦点位
置をワーク表面より下方とすることにより切断面の多重
反射が利用できるため、入射エネルギーの有効利用が図
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は回路図、第
2図は焦点位置を示す説明図、第3図はアシストガス圧
とドロス付着量の関係を示す線図、第4図はアシストガ
ス圧を最大切断速度の関係を示す線図、第5図はab値と
ドロス付着量の関係を示す線図、第6図は従来の説明図
である。 2はレーザビーム、7はワーク。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザビーム2及びアシストガスを使用し
    てワーク7を切断するレーザ切断方法において、上記ア
    シストガスにO2ガス以外のガスを使用し、これに還元剤
    としてH2を添加して高圧でワークへ向けて噴出しなが
    ら、焦点位置をワーク7表面より下方へ設定したレーザ
    ビーム2でワーク7を切断することを特徴とするレーザ
    切断方法。
  2. 【請求項2】アシストガスにN2+H2を使用してなる請求
    項1記載のレーザ切断方法。
  3. 【請求項3】アシストガスにAr+H2を使用してなる請求
    項1記載のレーザ切断方法。
  4. 【請求項4】アシストガス圧を6〜9.9kg/cm2の範囲に
    設定してなる請求項1記載のレーザ切断方法。
  5. 【請求項5】ピアッシング時と切断時でレーザビーム2
    の焦点位置を変えてなる請求項1記載のレーザ切断方
    法。
  6. 【請求項6】ピアッシング時と切断時でアシストガス圧
    を変えてなる請求項1記載のレーザ切断方法。
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