JP2579621Y2 - フレキシブルコンテナ袋 - Google Patents

フレキシブルコンテナ袋

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JP2579621Y2
JP2579621Y2 JP555693U JP555693U JP2579621Y2 JP 2579621 Y2 JP2579621 Y2 JP 2579621Y2 JP 555693 U JP555693 U JP 555693U JP 555693 U JP555693 U JP 555693U JP 2579621 Y2 JP2579621 Y2 JP 2579621Y2
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利之 竹田
史郎 山本
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、柔軟性を有するシ−ト
で構成された立方体状又は直方体状をしたフレキシブル
コンテナ袋に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、食品、穀物、肥料、化学薬品、或
いは合成樹脂等の粉状もしくは粒状の輸送袋としてフレ
キシブルコンテナ袋が利用されている。このフレキシブ
ルコンテナ袋は、図1に示すように立方体状又は直方体
状の容器本体1を構成し、その頂面部に粉粒体の流入口
2を底面部に流出口3を設け、その側壁より吊りベルト
4を設け、また、側壁の内側の偶角部には内容物を充填
後形状を保持するために形状保持用の内張布6がそれぞ
れ接合されている。そして、このコンテナは折り畳み可
能で且軽量であり、また、内容物を充填した場合には直
方体又は立方体を構成するためデットスペ−スをつくら
ず段積が可能である等の利点を有するため近時大量に使
用されるようになった。
【0003】ところでこのフレキシブルコンテナ袋を構
成する基布としてはPVCタ−ボリン、EVAタ−ボリ
ン、PEクロスシ−トが用いられ、この基布がコンテナ
袋の本体をはじめとして吊り部の保持布や内張布等全て
同じ基布で構成されている。しかし、吊りベルトはこの
フレキシブルコンテナ袋を荷積みする時に吊り下げるた
めのものであり、また内張布は容器用に内容物を充填し
たときコンテナ袋の形状を保持するためのものであるの
で、これらの部分にかかる荷重は袋本体にかかる荷重よ
り大きく、また、これら保持布又は内張布は袋本体の基
布に対してミシン縫製と溶着とを組み合わせるか、又は
溶着のみで本体と接合しているがこれらの部分に荷重が
負荷されると保持布のミシン目が広がり結果的にミシン
目から切断したり、保持布又は内張布自体が切断してし
まう欠点があった。
【0004】そのため、フレキシブルコンテナの袋本体
の強度を改良する目的で、ポリオレフィン系テ−プヤ−
ンよりなる平織りに繊成した織布を複数層にすると共
に、それらの織布の間及び外面の少なくとも一面にポリ
オレフィン系フィルムを熱融着した基布をもって袋状に
構成したフレキシブルコンテナ袋が提案されている。
(実開昭58−98387)しかしこのような複数層の
基布をもって本体に構成されたフレキシブルコンテナ袋
は重く、硬くて、かつその強度は向上し、他のフレキシ
ブルコンテナ袋としての物性には支障が無いが、保持布
又は内張布と袋本体の基布との溶着の点に難点があった
ため、ミシン縫製により丸型形状を構成するにとどまっ
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案者は、
上記の保持布又は内張布と袋本体の基布との溶着の点を
改善し、フレキシブルコンテナ袋として作業性を向上
し、荷積み等に際して何らの支障を生じることなく、ま
た、該フレキシブルコンテナ袋を段積みしてもその袋の
形状が変わらず、したがって荷くずれなどが生じないよ
うなフレキシブルコンテナ袋について種々検討し本考案
を完成したもので、本考案の目的は、吊り部強度が向上
し、また充填時の袋の形状を確実に保持できるフレキシ
ブルコンテナ袋を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の要旨は、直方体
又は立方体の形状を有する袋体の本体と、該本体の頂面
部及び底面部に粉粒体の流入口及び流出口を設けると共
に側壁の外側に吊ベルト保持布でもって吊ベルトを接合
し、また、側壁の内側偶角部に形状保持用の内張布を接
合したフレキシブルコンテナ袋であって、袋体本体はポ
リオレフィン延伸織布の両面にポリオレフィン系フィル
ムを積層した積層シ−トよりなる基布で構成し、内張布
及び吊ベルト保持布はポリオレフィンフィルムの両面に
ポリオレフィン延伸織布を積層し、該ポリオレフィン延
伸織布の両外側に更にポリオレフィンフィルムを積層し
たシ−トで構成されており、中心層ポリオレフィンフィ
ルムの厚さは25〜60μ、また、外層ポリオレフィン
フィルムの厚さは40〜100μであり、且つ吊ベルト
補強布及び内張布の強度比は1.5倍〜2.5倍である
ことを特徴とするフレキシブルコンテナ袋である。
【0007】すなわち、本考案においては、袋体の本体
の基布としてポリオレフィン延伸織布の両面にポリオレ
フィンフィルムを積層した積層シ−トを、また強度のか
かる吊ベルト接合布及び内張布にはポリオレフィンフィ
ルムを芯としその両面にポリオレフィン織布とポリオレ
フィンフィルムとを積層した積層シ−トを使用し、該積
層シ−トにおける外層ポリオレフィンフィルムの厚さを
40〜100μ、好ましくは約60μ、また、中心層ポ
リオレフィンフィルムの厚さを25〜60μ、好ましく
は50μとすることにより袋本体の基布と吊ベルト保持
布及び内張布との溶着適正を改善し、更に吊ベルト補強
布及び内張布の強度を基布の1.5倍〜2.5倍とする
ことによって力のかかる吊ベルト部及び内張部の強度を
向上させ、その結果、胴吊り構造とすることができ、こ
れによって製袋工程を合理化し、実用時の作業性を改
善、直方体又は立方体の形状を構成することで充填質量
のアップ、底面の安定性向上を計ることができた。
【0008】本考案について詳細に述べる。本考案にお
ける袋体を構成する積層シ−トに使用するポリオレフィ
ン延伸織布としてはポリエチレン延伸織布、特に高密度
ポリエチレンの2000Dテ−プヤ−ンをタテ15本/
インチ、ヨコ15本/インチをもって平織とした織布が
好ましい。そして、この織布の全面に積層するポリオレ
フィンフィルムは、厚さ60μ程度のポリエチレンフィ
ルムで、これらを熱融着して積層した積層シ−トをもっ
て袋体の本体を構成する。
【0009】吊り部保持布及び内張布を構成する積層シ
−トに使用するポリオレフィン延伸織布は袋体を構成す
る積層シ−トに使用するポリオレフィン延伸織布と同種
のものでよく、またポリオレフィンフィルムも同様であ
る。そして、中心層ポリオレフィンフィルムの厚さは2
5〜60μであって、25μ以下では積層接着力不足で
あり、60μ以上では引裂強度不足である。他方、外層
ポリオレフィンフィルムの厚さは40〜100μであっ
て、40μ以下では溶着強度不足であり、100μ以上
では引裂強度不足である。
【0010】内張布の端部は、平織に織成されている各
ヤ−ンに対して斜めになるように切断したものを使用
し、端部からの糸くずれを防止する。
【0011】また、吊ベルト保持布及び内張布の強度は
袋本体の基布の強度の1.5〜2.5倍を有する。ここ
で云う強度とは引っ張り強度及び引き裂き強度を云うの
であって1.5倍以下ではそれぞれの接合部において所
期の接合強度のものが得られず、他方2.5倍以上にな
ると袋自体過剰品質となる。具体的のその一例を示す
と、基布の引っ張り強度(kg/cm)及び引き裂き強
度(kg)は250、30であり、吊ベルト保持布及び
内張布の引っ張り強度及び引き裂き強度は500、50
であって、基布に対する吊ベルト保持布及び内張布の比
は2.0及び1.7である。
【0012】袋本体の基布と吊ベルト保持布との接合は
特に限定するものではないが、通常ミシン縫製後熱風溶
着することが好ましい。また、袋本体と内張布との接合
は熱風溶着することが好ましい。本考案にかかるフレキ
シブルコンテナ袋の斜視図を図1に、またこれに使用す
る吊ベルト補強布及び内張布の断面図を図2に示す。図
2において7はポリオレフィン延伸織布であり、8は外
層ポリオレフィンフィルム、9は中心層ポリオレフィン
フィルムである。
【0013】次に本考案に係るフレキシブルコンテナ袋
の具体例を示すと袋体本体の基布として2000デニ−
ルのヤ−ンをタテ15本/インチ、ヨコ15本/インチ
で平織にした高密度ポリエチレン延伸織布の両面に厚さ
60μのポリエチレンフィルムを熱融着した厚さ0.6
mmの積層シ−トを使用し、吊ベルト保持布及び内張布
としては厚さ50μのポリエチレンフィルムの両面に2
000デニ−ルのヤ−ンをタテ15本/インチ、ヨコ1
5本/インチで平織にした高密度ポリエチレン延伸織布
を重ね、更にそれぞれの外面に厚さ60μのポリエチレ
ンフィルムを熱融着した厚さ1.0mmの積層シ−トを
使用した。そして吊ベルトは厚さ2mm、巾70mmの
ポリプロピレン製のものを使用し、これを吊りベルト保
持布とミシン縫製した後に、吊りベルト保持布と袋本体
基布を熱風溶着した。その際溶着巾は35mmであっ
た。
【0014】また、内張布は前記吊ベルト保持布と同じ
ものを使用し、織布を構成するヤ−ンと平行にならない
ように孔の部分を斜めに切断した。この内張布を袋本体
に対して熱風溶着の方法によって接合した。なお内張布
の幅は袋本体の側壁の長さより小さくし、また、内張布
に孔を設け袋体の偶角部に充填した内容物が入り込むよ
うにしてある。
【0015】
【考案の効果】本考案においては、吊りベルト保持布と
して上述のような基布を使用することにより吊りベルト
接合部の強度が向上し、従来のように吊りベルト接合部
におけるミシン目からの切断を生じることがなく、また
強度が向上したため底面吊りを胴吊り構造とすることが
でき、これによって製袋工程が合理化できると共に使用
時の作業性が改善され、また内張布の強度が高められる
ため充填時の直方体又は立方体形状保持が確実に行わ
れ、その結果底面の安定性が向上するので段積み等によ
っても荷くずれを生ずることがない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるフレキシブルコンテナ袋の斜視
【図2】本考案にかかるフレキシブルコンテナ袋の吊ベ
ルト保持布及び内張布の断面図
【符号の説明】
1 フレキシブルコンテナ袋本体 2 流入口 3 流出口 4 ベルト吊り 5 ベルト吊り保持布 6 内張布 7 ポリオレフィン延伸織布 8 外層ポリオレフィンフィルム 9 中心層ポリオレフィンフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 88/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体又は立方体の形状を有する袋体の
    本体と、該本体の頂面部及び底面部に粉粒体の流入口及
    び流出口を設けると共に側壁の外側に吊ベルト保持布で
    もって吊ベルトを接合し、また、側壁の内側偶角部に形
    状保持用の内張布を接合したフレキシブルコンテナ袋で
    あって、袋体本体はポリオレフィン延伸織布の両面にポ
    リオレフィン系フィルムを積層した積層シ−トよりなる
    基布で構成し、内張布及び吊ベルト保持布はポリオレフ
    ィンフィルムの両面にポリオレフィン延伸織布を積層
    し、該ポリオレフィン延伸織布の両外側に更にポリオレ
    フィンフィルムを積層したシ−トで構成されており、中
    心層ポリオレフィンフィルムの厚さは25〜60μ、ま
    た、外層ポリオレフィンフィルムの厚さは40〜100
    μであり、且つ吊ベルト補強布及び内張布の基布に対す
    る強度比は1.5倍〜2.5倍であることを特徴とする
    フレキシブルコンテナ袋
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