JP2579595Y2 - ロッカー - Google Patents

ロッカー

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JP2579595Y2
JP2579595Y2 JP1991050802U JP5080291U JP2579595Y2 JP 2579595 Y2 JP2579595 Y2 JP 2579595Y2 JP 1991050802 U JP1991050802 U JP 1991050802U JP 5080291 U JP5080291 U JP 5080291U JP 2579595 Y2 JP2579595 Y2 JP 2579595Y2
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JP
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liquid crystal
door
storage
crystal sheet
sandwiching
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Inventor
久雄 瀧
Original Assignee
株式会社エヌケービー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄道の駅やバスターミ
ナルや空ターミナル等に設置する、特に扉体に特徴を
有し必要に応じて内部を視認できるようにしたロッカー
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、公共の広場や駅等には所定金額の
硬貨を投入して鍵をかけるロッカ−(いわゆるコインロ
ッカ−)が広く設置されており、利用に供している。コ
インロッカ−は通常金属製の筐体の内部を仕切って物品
を収納する複数の収納室を設け、該収納室の一面側をそ
れぞれ開口すると共に該開口した面を開閉自在に覆う扉
体を設けて構成される。かかる扉体には、硬貨を投入し
たときにのみ鍵をかけることができるロック機構が設け
られている。そして、従来のコインロッカ−では扉体も
筐体と同様の金属で形成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のコインロッカ−は扉体が金属で形成されている
ため、扉体を閉めた状態で収納室の内部を見ることがで
きなかった。そのため、危険物や不衛生な物品を収納室
に入れられるおそれがあり、また収納室に入れられた危
険物や不衛生な物品を発見し、取出すためには各収納室
の扉体を一つ一つ開けて調べなければならず、手間がか
かっていた。本考案のロッカ−は上記従来の課題を解決
すべくなされたものであり、扉体を閉めた状態でも必要
に応じて収納室の内部を見ることができるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、筐体の内部を仕切って物品を収納する複
数の収納室を設け、該収納室の一面側をそれぞれ開口す
ると共に該開口した面を開閉自在に覆う扉体を設けてな
るロッカーにおいて、上記扉体を、液晶を包含した板状
の液晶シートと該液晶シートを両面から挟む2枚の透明
な電導膜と該液晶シートを挟んだ電導膜を挟む2枚の透
明板とからなる調光板で形成すると共に、上記収納室の
内側面適所に鏡体を設けたことを特徴とする。第2項の
考案は、上記の考案において、上記収納室の内側面に設
けた鏡体を、強化ガラスやステンレスやアクリル樹脂等
にて形成したことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本考案のロッカ−の一実施例を示す
斜視図、図2はかかるロッカ−の一部を拡大した正面
図、図3はそのA−A断面図、図4はB−B断面図であ
る。
【0006】本実施例のロッカ−は金属で形成した筐体
1の内部を縦横に仕切り、図示のように複数の収納室2
を形成してなる。また、各収納室2の前面2を開口し扉
体3を開閉自在に設けると共に、所定額の硬貨を硬貨投
入口11より投入して扉体3に鍵をかけられるようにし
てある。
【0007】本実施例に設けた扉体3は、液晶を用いた
調光板により形成してある。かかる調光板の構成を図5
に示す。
【0008】図に示す調光板は、液晶分子を包含した薄
板状の部材からなる液晶シ−ト31と、液晶シ−ト31
を表裏両面から挟む2枚の透明な電導膜32、32と、
電導膜32、32をさらに外側から挟む透明板33、3
3とからなる。
【0009】液晶シ−ト31に包含された液晶分子は、
平常時には不規則に散在しているが、所定の電圧をかけ
ることにより、その電圧によって生じた電界の方向に沿
って整列する。したがって、液晶シ−ト31は平常時に
は全く透視性を有さず、電圧をかけた場合に電界の方向
にのみ透視性を有することとなる。
【0010】電導膜32、32は図示しない電源にO
N,OFF自在に接続されており、電源をONとするこ
とにより間に挟む液晶シ−ト31に所定の電圧をかける
ことができる。これによって、液晶シ−ト31は、電源
をONとしたときに、厚さ方向に透視可能となる。透明
板33、33は、強化ガラスや強化プラスチック等で形
成してある。
【0011】以上のように構成した調光板で扉体3を形
成すれば、電導膜32、32に接続した電源のON,O
FFを切替えることによって、必要なときにだけ扉体3
を透視可能とし、扉体3を閉めた状態で収納室2の中の
収納物4を視認することができる。
【0012】本実施例の収納室2の左右及び後部の各側
面には、図3及び図4に示すようにそれぞれ鏡体21を
設けてある。このため、収納物4の側面や裏側も外部よ
り視認することができる。
【0013】上記鏡体21は、図示のように収納室2の
内側側面の全部に設けてもよく、収納物4の側面や裏側
を視認できる位置であれば収納室2の内側側面の一部に
のみ設けてもよい。また、必要ならば収納室2の天井面
や床面に鏡体21を設けても何ら差支えない。
【0014】なお、鏡体21は強化ガラスやテンレスや
アクリル樹脂で形成してあり、収納物4が当接しても割
れることはない。
【0015】以上のように、扉体3を液晶を用いた調光
板で形成し、収納室2の内側側面に鏡体21を設けたこ
とにより、必要なときに電源をONとすることにより扉
体3を透明可能な状態として収納室2の中の収納物4の
有無の確認や、収納物4が何であるかを判別することが
容易にできる。
【0016】したがって、通常は収納室2の内部を見え
ないようにしておき、定期的に管理者等が電源を投入し
て扉体3を透視可能な状態とし、収納物4の有無や種類
を検査するといったことができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、筐体の
内部を仕切って物品を収納する複数の収納室を設け、該
収納室の一面側をそれぞれ開口すると共に該開口した面
を開閉自在に覆う扉体を設けてなるロッカーにおいて、
上記扉体を、液晶を包含した板状の液晶シートと該液晶
シートを両面から挟む2枚の透明な電導膜と該液晶シー
トを挟んだ電導膜を挟む2枚の透明板とからなる調光板
で形成したことにより、扉体を閉めた状態でも必要に応
じて収納室の内部を見ることができ、扉体を開けること
なく収納物の有無や種類を確認することができるため、
収納室に危険物や不衛生な物品を入れられる可能性が小
さくなり、また危険物や不衛生な物品を入れられた場合
でもその発見が容易で手間がかからないという効果があ
る。しかも、扉体は通常においては、液晶シートを両面
から挟む電動膜を電源OFF状態としていることから、
部外者に対しては収納室内の収納物が何であるか判別し
えないので、盗難等の危険にあうことを回避できる効果
がある。
【0018】また本考案は、収納室の内側面に鏡体を設
けたことにより、収納室内の収納物の側面や裏側まで鏡
体を介して扉体を閉めた状態で外部から見ることができ
るため、一層収納物の種類の確認が容易になるという効
果があり、かつ、上記鏡体を強化ガラスやステンレスや
アクリル樹脂等にて形成したことにより、収納室内の収
納物を扉体を閉めた状態で外部から見ることに加え、収
納物が上記鏡体に当接してもこれが破損する恐れがない
という効果がある。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るロッカ−の外観を示す
斜視図である。
【図2】図1の要部を拡大した正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図3の扉体に用いた調光板の構成を示す分解斜
視図である。
【0020】
【符号の説明】
1 筐体 2 収納室 3 扉体 4 収納物 21 鏡体 31 液晶シ−ト 32 電導膜 33 透明板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の内部を仕切って物品を収納する複
    数の収納室を設け、該収納室の一面側をそれぞれ開口す
    ると共に該開口した面を開閉自在に覆う扉体を設けてな
    るロッカーにおいて、 上記扉体を、液晶を包含した板状の液晶シートと該液晶
    シートを両面から挟む2枚の透明な電導膜と該液晶シー
    トを挟んだ電導膜を挟む2枚の透明板とからなる調光板
    で形成すると共に、上記収納室の内側面適所に鏡体を設
    けたことを特徴とするロッカー。
  2. 【請求項2】 上記収納室の内側面に設けた鏡体を、強
    化ガラスやステンレスやアクリル樹脂等にて形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のロッカー。
JP1991050802U 1991-06-05 1991-06-05 ロッカー Expired - Fee Related JP2579595Y2 (ja)

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JPH0536587U JPH0536587U (ja) 1993-05-18
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JP4602833B2 (ja) * 2005-05-16 2010-12-22 三機工業株式会社 屋外設置配管用計器類の凍結防止構造
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