JP2579553Y2 - 無人車駆動用のブレーキ内蔵型電動機 - Google Patents

無人車駆動用のブレーキ内蔵型電動機

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JP2579553Y2
JP2579553Y2 JP1989126594U JP12659489U JP2579553Y2 JP 2579553 Y2 JP2579553 Y2 JP 2579553Y2 JP 1989126594 U JP1989126594 U JP 1989126594U JP 12659489 U JP12659489 U JP 12659489U JP 2579553 Y2 JP2579553 Y2 JP 2579553Y2
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素春 中島
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はたとえば半導体製造工程等で使用される自律
無人車駆動用の誘導子型多極交流電動機に示されるよう
な無人車駆動用のブレーキ内蔵型電動機におけるブレー
キ取付け構造の改良に関する。
[従来の技術] 従来のこの種用途に使用されるブレーキ内蔵型の誘導
子型多極交流電動機は、第3図に示すように、外輪に相
当するモータケース1内に3層となる界磁鉄心2a〜2cを
環状の永久磁石3a、3bをはさんで一体化すると共に、回
転角検出器の磁極鉄心2dも含めて、通しキー4を軸受カ
バー10(後述)、モータケース1と各鉄心2a〜2dに亙っ
て貫通することにより回転方向の動きを止めるように
し、また軸方向の動きは、軸受カバー10、10′(後述)
とモータケース1間にボルトS、S′をねじ込むほか、
各鉄心2a〜2dと磁石3a、3bとの接着面に接着剤5、5′
を付けて固定するようにしていた。
6は固定軸、7はこの固定軸6に取り付けられる積層
鉄心より成る電機子鉄心、7aはこの鉄心に巻かれる電機
子コイルである。
8は回転角検出器の磁極鉄心2dと間隔を隔てて対向配
置される積層鉄心、8aはこの鉄心8に巻かれるコイル、
8bは遮蔽板である。
9および9′は夫々軸受、10および10′は夫々軸受カ
バー、11はリム12を介してモータケース1の外輪部に嵌
着したタイヤである。
13はブレーキで、いわゆる無励磁作動型の電磁ブレー
キで、ブレーキブラケット14、ブレーキブラケット14に
ねじ15bで連結され、コイル15aを収納したヨーク15、ア
ーマチュア15c、このアーマチュア15cとヨーク15間に装
着される復帰用のばね(図示せず)、アーマチュア15c
に対向して軸方向に配置される支持体16の可動面16kに
角スプライン結合された摩擦板16a及び摩擦板16aに隣接
配置され固定部に連結されるエンドプレート16c、ブレ
ーキカバー17、軸受カバー10′とブレーキカバー17との
連結用のボルト18を備えて構成される。
第3図に示すように、コイル15aが励磁されている状
態では前記復帰用ばねに抗してアーマチュア15cがヨー
ク15に吸着されているため、アーマチュア15cと摩擦板1
6aは間隙が隔てており、従って、摩擦板16aと支持体16
はブレーキカバー17、モータケース1と共に駆動されて
おり、モータケース1に固着されるタイヤ11も駆動され
ている。
この状態で、コイル15aが消磁すると、コイル15aによ
る磁気吸引力が消失するので、前記復帰用ばねの作用で
アーマチュア15cが摩擦板16aに圧着され、摩擦板16aは
前記スプライン部分の可動面16kを移動して固定部に結
合されているエンドプレート16cに挟着されるから、支
持体16、ブレーキカバー17、モータケース1に対して制
動力が加わり、タイヤ11の駆動を停止させるものであ
る。
なお、図示しないが、電動機の電機子コイル7a、回転
角検出器のコイル8a及びブレーキ13のコイル15a等の各
電機部へ給電するためのリード線が設けられるものとす
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従来のものは第3図に示すようにブレーキ
13の固定部となるブレーキブラケット14の固定は、固定
軸6の右端部をモータケース1の右端にある軸受カバー
10′の方へと大巾に右方へ突出させ、その部分にブレー
キブラケット14をねじ14aで止め、さらにこのブラケッ
ト14とヨーク15とをねじ15bで止めるようにして固定し
ていた。
なお、アーマチュア15cは固定軸6の右方端の外周面
とスプライン結合されていた。
このため、限られた車両の車台スペース中にたとえば
自動充電システムを搭載したいという要求に対しても、
電動機全長が長くなるため応じられないという欠点があ
った。
なお、無人車駆動用として使用されるため走行用のタ
イヤを自走式に備えており、1台の無人車に対して上記
構造の本電動機は2台のものを軸方向に並置するもので
あり、軸長方向のスペースは2倍となるものである。
本考案は従来のものの上記課題(問題点)を解決する
ようにした無人車駆動用のブレーキ内蔵型電動機を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の無人車駆動用のブレーキ内蔵型電動機は、上
記課題を解決するために、アウターロータ型の電動機と
して駆動側となるモータケースに対して夫々連結される
左、右の軸受カバー、環状の永久磁石を間に挟む環状の
磁極鉄心から成る回転側の界磁極、回転角検出器用の回
転側の磁極鉄心、また上記電動機の固定側となる中空
軸、この中空軸に結合され、上記界磁極と間隙を隔てて
対向して設けられる積層鉄心とコイルから成る固定側の
電機子、上記回転角検出器の回転側の磁極鉄心と空隙を
隔てて対向設置される積層鉄心とコイルから成る回転角
検出器の固定子、上記右方の軸受カバー側に配置され、
この軸受カバーとブレーキカバーに内包されるブレーキ
を備えた誘導子型多極交流電動機において、上記ブレー
キは、無励磁作動型の電磁ブレーキであって、当該ブレ
ーキブラケットの取付け部を右方軸受の支承部に相当す
るまでの軸長を有する中空軸の右方内周面に挿入して嵌
着された状態で中空軸に連結されるようにしたブレーキ
ブラケット、このブレーキブラケットに連結されるコイ
ルを収納したヨーク、このヨークと復帰用ばねを介して
配置されるアーマチュア、このアーマチュアに間隙を隔
てて軸方向に移動可能に対向配置される摩擦板を有する
支持体、前記摩擦板に隣接して固定配置されるエンドプ
レート及びこれら各部を内蔵するように上記右方軸受カ
バーの右端部に連結されるブレーキカバーとを備えて構
成すると共に、上記中空軸の中空部内に、上記電動機の
電機子コイル、回転角検出器のコイル及びブレーキのコ
イル等の各電機部へ給電するためのリード線を左方軸受
側の中空軸開口部を向かって配置するように構成した。
[実施例] 以下第1図〜第2図に示す一実施例により本考案を具
体的に説明する。
第1図において従来のものと同等な部分については、
第3図のものと同一の符号を付して示した。本考案のも
のでは、ブレーキの固定部の取付け構造を次のように改
良した。
即ち、第1図に示すように、中実の固定軸6に代えて
固定側となる中空軸6Aを用い、この中空軸6Aの右端部は
モータケース1の右端に配置される軸受カバー10′の方
へ大巾に突出させるのは止め、その代わりに右方軸受
9′を支承する部分に相当するまでのものとし、この中
空軸6Aの右端内周面に対して、ブレーキブラケット14の
取付け部14cの先端部を挿入して嵌着するようにし、か
つ、取付け部14cの中空軸6Aの右端部に対してねじ14bで
固定して電動機の軸長の短縮化を図ったものである。
このため第2図に示すように無人車の車台(図示せ
ず)に装荷される上述した構造の本考案の電動機M1、M2
を軸方向に2台並置した場合、たとえば自動充電システ
ムのような必要な装備品Gを各電動機の中間に配置する
ことができる。
なお、T1、T2は各電動機の回転側に装備される走行用
のタイヤである。
また、電動機はアウターロータ型とし、固定側となる
中空軸6Aの中空部6a内に電機子コイル7a、回転角検出器
8a及びブレーキ13のコイル15a等の電機部へ給電するた
めのリード線19を配置した点も構成上の特徴といえる。
また、本考案の無人車駆動用のブレーキ内蔵型電動機
に使用されているブレーキ13の構造はブレーキブラケッ
ト14の取付け部14cと中空軸6Aとの取り付けが相違する
が、ブレーキの機能は第3図のものと全く同等であるの
で、その説明は省略する。
[作用] 本考案では、上記のようにブレーキブラケットの取付
け構造を改良した結果、電動機1台当たりで従来のもの
に比べて軸長を25mm短縮でき、1台の車台に取り付ける
電動機2台で換算すると合計50mmの短縮となり、その分
車台への収納スペースに余裕ができる。また、電動機の
固定側となる中空軸の中空部内のスペースを利用して電
機子コイル、回転子角検出器のコイル及びブレーキのコ
イル等の各電機部に給電するリード線を配置することが
できる。
さらに、電動機をアウターロータ型の構成としたか
ら、ブレーキコイルを固定するブレーキブラケットを固
定側に設けるようにでき、上記構成とも関連し、全体の
構成をコンパクトとすることができる。
[考案の効果] 本考案は上記のように、中空軸に対するブレーキブラ
ケットの取付構造に工夫を施したブレーキ内蔵型電動機
であるから次のような優れた効果を有する。
電動機の軸長を短縮でき、軽量化を図ることができ
た。
無人車の駆動用として適用する場合2台の電動機を一
対にして並置するため、1台の車台分で2倍の軸長の短
縮が図られるから、その短縮分の車台スペースに自動充
電装置等の所要の装備品を収納配置することができる。
電動機の固定側となる中空軸の中空部内のスペースを
利用して電機子コイル、回転子角検出器のコイル及びブ
レーキのコイル等の各電機部に給電するリード線を配置
することができ、無人車駆動用電動機として必要な速度
制御センサとしての回転子角検出器やブレーキ操作を行
うブレーキコイルへの給電をコンパクトな構成で行うこ
とができる。
アウターロータ型の構成としたから、上記の中空軸に
ブレーキコイルへの供給用リード線を配置する構成とも
相俟って、ブレーキコイルを固定するブレーキブラケッ
トを固定側に設けるようにでき、全体の構成がコンパク
トとなった。
上記のようにブレーキとセンサとしての回転角検出器
と遮蔽板を設けて配置すると、ブレーキの部分で発生す
る摩耗粉が回転角検出器側に侵入しないような構成とな
り、上記の中空軸にブレーキコイルへの給電用リード線
を配置する構成とも相俟ってコンパクトに実現した。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本考案の一実施例を示すもので、その
内、第1図は電動機の構造を示す半部縦断正面図、第2
図は本考案の電動機を無人車の車台に装備する場合を示
した外観図である。 また、第3図は従来例を示す半部縦断正面図である。 1:モータケース 6A:中空軸 9:左方軸受 9′:右方軸受 10:左方軸受カバー 10′:右方軸受カバー13 :ブレーキ 14:ブレーキブラケット 14c:取付け部 15:ヨーク 15a:コイル 15c:アーマチュア 16:支持体 16a:摩擦板 16c:エンドプレート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウターロータ型の電動機として駆動側と
    なるモータケースに対して夫々連結される左、右の軸受
    カバー、 環状の永久磁石を間に挟む環状の磁極鉄心から成る回転
    側の界磁極、 回転角検出器用の回転側の磁極鉄心、 また上記電動機の固定側となる中空軸、 この中空軸に結合され、上記界磁極と間隙を隔てて対向
    して設けられる積層鉄心とコイルから成る固定側の電機
    子、 上記回転角検出器の回転側の磁極鉄心と空隙を隔てて対
    向設置される積層鉄心とコイルから成る回転角検出器の
    固定子、 上記右方の軸受カバー側に配置され、この軸受カバーと
    ブレーキカバーに内包されるブレーキを備えた誘導子型
    多極交流電動機において、 上記ブレーキは、無励磁作動型の電磁ブレーキであっ
    て、当該ブレーキブラケットの取付け部を右方軸受の支
    承部に相当するまでの軸長を有する中空軸の右方内周面
    に挿入して嵌着された状態で中空軸に連結されるように
    したブレーキブラケット、このブレーキブラケットに連
    結されるコイルを収納したヨーク、このヨークと復帰用
    ばねを介して配置されるアーマチュア、このアーマチュ
    アに間隙を隔てて軸方向に移動可能に対向配置される摩
    擦板を有する支持体、前記摩擦板に隣接して固定配置さ
    れるエンドプレート及びこれら各部を内蔵するように上
    記右方軸受カバーの右端部に連結されるブレーキカバー
    とを備えて構成すると共に、 上記中空軸の中空部内に、 上記電動機の電機子コイル、回転角検出器のコイル及び
    ブレーキのコイル等の各電機部へ給電するためのリード
    線を左方軸受側の中空軸開口部へ向かって配置するよう
    にしたことを特徴とする無人車駆動用のブレーキ内蔵型
    電動機。
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JPH0366550U JPH0366550U (ja) 1991-06-27
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