JP2579106Y2 - 鋼材整列装置 - Google Patents

鋼材整列装置

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JP2579106Y2
JP2579106Y2 JP1993043673U JP4367393U JP2579106Y2 JP 2579106 Y2 JP2579106 Y2 JP 2579106Y2 JP 1993043673 U JP1993043673 U JP 1993043673U JP 4367393 U JP4367393 U JP 4367393U JP 2579106 Y2 JP2579106 Y2 JP 2579106Y2
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shaped steel
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pile table
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淳詞 中山
昭二郎 丹治
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、長尺のH型鋼材等を適
当本数段積みして梱包するための鋼材整列装置に関し、
整列作業効率の向上と省力化、ならびに安全性の向上を
はかることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来公知の鋼材の整列手段は図4〜図6
に示したように、製品鋼材であるH型鋼材H1〜H7を
リグマグクレーン(図示省略)により1本宛吊り上げて
これを上下方向に昇降可能なパイリングテーブルPT上
に、左右のフランジFを立てた状態にて、一方のH型鋼
材のフランジFを他方のH型鋼材のウエブ面に突き当て
るようにして図4に示したように左右2列に順次積み重
ねた後、上記パイリングテーブルPTを下降させて、左
右2列のH型鋼材のうち最下段のH型鋼材H7の、共に
内側のフランジ(相互に対向するフランジ)F.Fのみ
を該パイリングテーブルPTの中央部下方に設置されて
いる固定治具Dに突き当てて両側に積み重ねられていた
H型鋼材H1〜H7のすべてを、各フランジFを水平に
した状態に転倒させ、その後再度前記したパイリングテ
ーブルPTを上方に上昇させる(図5参照)。
【0003】つぎに段積みして振り分けられている左右
2列のH型鋼材の全体にワイヤロープWRを掛け、これ
をクレーン等の吊り上げ手段(図示省略)によって上方
に吊り上げることにより、左右のH型鋼材を相互に引き
寄せる。 この際に左右のH型鋼材間にスペーサSを介
在させ、さらに絞り込んでその全体を一体化し(図6参
照)、そのまま吊り上げてこれを別の梱包用テーブル
(図示省略)上に移し、そこでワイヤロープWRを緩め
て中間のスペーサSを抜き取り、左右のH型鋼材H1〜
H7をそれぞれ個別に整列梱包して作業を完了する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の整列手段による場合においては、H型鋼材に対
するワイヤロープ掛け(玉掛け)や、吊り上げ作業なら
びにスペーサSの介在等の諸作業に多くの時間と労力を
必要とし、また鋼材の製造ライン上における梱包処理が
間に合わないために、結局製品を全量ラインオフして別
の場所に移したうえで梱包作業を実施する必要があるこ
と、また上記したワイヤロープ掛け、およびその吊り上
げによる製品の絞り込み時にワイヤロープを著しく損傷
し、移動作業中において予期しないワイヤロープの切断
等の危険を伴うことが多い。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、と
くにワイヤロープの傷む絞り込み作業を無くして労力の
軽減と安全性を向上させるとともに、作業時間の著しい
短縮化をはかり、これによりライン上においての製品梱
包を可能にして作業の合理化と省スペース化をはかるよ
うにしたものであって、具体的には鋼材を積み重ねるパ
イリングテーブルと、該パイリングテーブルの略中央下
に位置し、上記パイリングテーブルを貫通して上端をパ
イリングテーブル上に出没させることの可能な押し上げ
手段と、パイリングテーブルの両端にそれぞれ対向植立
させて位置し、該パイリングテーブルの上面に沿って中
央に向けて互いに接近可能な一対の幅寄せ手段とからな
る鋼材整列装置に関する。
【0006】
【作用】リグマグクレーン(図示省略)により製品鋼材
を1本宛吊り上げてこれを、上下方向に昇降可能なパイ
リングテーブル上に、左右のフランジを立てた状態に
て、一方のH型鋼材のフランジを他方のH型鋼材のウエ
ブ面に突き当てるようにして図2に示したように左右2
列に順次積み重ねた後、押し上げ手段を作動させ、その
上端を上方に向けて押し上げ、あるいは上記パイリング
テーブルを下降させて押し上げ手段の上端部に、左右2
列のH型鋼材のうち最下段のH型鋼材の、共に内側のフ
ランジ(相互に対向するフランジ)のみを突き当てて持
ち上げ、両側に積み重ねられていたH型鋼材のすべて
を、図3に示したように各フランジを水平にした状態に
転倒させる。
【0007】なおこの場合、必要に応じて上記した押し
上げ手段を一定の厚みにするとともに、そのパイリング
テーブル上への突出高さを、少なくともH型鋼材のウエ
ブの長さより長めとなるように構成してスペーサを兼用
させるようにした場合には、これを左右のH型鋼材間に
突出させるようにしておくことにより、その後パイリン
グテーブルの両端に植立させた一対の幅寄せ手段を作動
させ、転倒した左右のH型鋼材を互いに接近させて前記
スペーサを介して一体化させるとともに、再度幅寄せ手
段を相互に引き離し、またスペーサを介在させた場合に
おいては、これを前記押し上げ手段を下降させることに
より左右のH型鋼材間より引き抜いて整列させることに
より、左右のH鋼材群を各個別に梱包して出荷する。
【0008】
【実施例】以下において本考案の具体的な内容を図1〜
3の実施例をもとに説明すると、1はパイリングテーブ
ル、2は押し上げ装置、5および6は左右一対の幅寄せ
用ピラーを示す。 パイリングテーブル1は、長尺のH
型鋼材Hを支承できる長さを有するか、あるいはH型鋼
材Hの長さ方向両端部近くを支承するように分割された
ものとし、また該パイリングテーブル1は、その全体を
必要に応じて図示しない駆動手段により上下動させるこ
とができるように昇降自在に構成する。
【0009】押し上げ装置2は、上記したパイリングテ
ーブル1の略中央下に位置して取り付けられ、内部には
上記パイリングテーブル1を貫通して上端部3をパイリ
ングテーブル1上に出没させることの可能な部材8が上
下方向に摺動自在に収納されており、しかもその下端部
は基部を固定した油圧シリンダー4の伸縮するシリンダ
ーロッド先端に一体に固定されて押し上げ手段を構成し
ている。 なおこの場合において、上記した部材8は後
記する幅寄せ手段によって幅寄せされた左右のH型鋼材
間に挟まれて両者間に一定の間隙を形成することが可能
な厚みを有すると共に、パイリングテーブル1の上方に
突出した場合に、転倒した左右のH型鋼材の高さと略等
しいかあるいはそれ以上に高くなるようにその突出高さ
を十分に確保するのが好ましい。
【0010】ピラー5および6は、前記したパイリング
テーブル1の、これに支承される鋼材の長さ方向に対し
て交差する方向の幅側両端に、互いに対向させてしかも
シリンダー7の基部を一方のピラー5に、また該シリン
ダー7のシリンダーロッド7aの先端を他方のピラー6
に、それぞれ結合させて相互に接離させるべく移動可能
に対向設置されて一対の幅寄せ手段を構成している。
【0011】上記した構成において、リグマグクレーン
(図示省略)により製品であるH型鋼材Hを1本宛吊り
上げてこれを、上下方向に昇降可能なパイリングテーブ
ル1上に、左右のフランジFを立てた状態にて、一方の
H型鋼材Hのフランジを他方のH型鋼材Hのウエブ面に
突き当てるようにして図2に示したように7本のH型鋼
材H1〜7を左右2列(合計14本)に順次積み重ねた
後、油圧シリンダー4を作動させて押し上げ装置2内の
部材8をパイリングテーブル1の上面に向けて突出さ
せ、左右2列に積み重ねられているH型鋼材Hのうち最
下段のH型鋼材H7の、共に内側のフランジ(相互に対
向するフランジ)Fのみに突き当てて持ち上げ、両側に
積み重ねられていたH型鋼材Hのすべてを、図3に示し
たように各フランジFを水平にした状態に転倒させる。
【0012】このとき前記した油圧シリンダー4のシリ
ンダーロッドはさらに上方に引き伸ばされ、部材8は転
倒した左右のH型鋼材H7とH7間に位置される。 ま
たこの際にパイリングテーブル1を下降させるようにす
ると、整列作業の一層の迅速化をはかることができる。
【0013】なおこの場合、必要に応じて上記した押し
上げ手段としての部材8を、一定の厚みに設定するとと
もに、少なくともH型鋼材Hのウエブの長さよりもいく
ぶん長めとし、パイリングテーブルPT上に突出した際
に、転倒したH型鋼材Hの高さよりもいくぶん高くなる
ように構成してスペーサを兼用させるようにした場合に
は、これを左右のH型鋼材間に突出介在させるようにし
ておくことにより、その後シリンダー7を作動させてパ
イリングテーブル1の両端に植立させた一対の幅寄せ手
段としてのピラー5.6を移動させて、転倒した左右の
H型鋼材を互いに接近させ、前記したスペーサーとして
の部材8を介して一体化させて整列させるとともに、再
度幅寄せ手段としてのピラー5.6を相互に引き離し、
またこの両者間に部材8を介在させた場合においては、
これを前記部材8を下降させて左右のH型鋼材間より引
き抜いて整列させた後、左右のH型鋼材H1〜H7群を
各個別に梱包して出荷する。
【0014】
【考案の効果】本考案は上記したように、鋼材を積み重
ねるパイリングテーブルと、該パイリングテーブルの略
中央下に位置し、上記パイリングテーブルを貫通して上
端をパイリングテーブル上に出没させることの可能な押
し上げ手段と、パイリングテーブルの両端にそれぞれ対
向植立させて位置し、該パイリングテーブルの上面に沿
って中央に向けて互いに接近可能な一対の幅寄せ手段と
からなるものであるために、H型鋼材に対するワイヤロ
ープ掛け(玉掛け)や、吊り上げ作業ならびにスペーサ
Sの介在等の作業が不要となり、著しい作業の効率化と
省力化を図ることができるとともに、また鋼材の製造ラ
イン上における梱包処理が可能になり、製品をラインオ
フして別の場所に移す必要がなくなるところから、余分
の作業スペースを必要としない。
【0015】またワイヤロープの損傷がなく、作業中に
おける予期しないワイヤロープの切断等の危険や、ワイ
ヤロープを用いた鋼材の幅寄せ絞り込みがなく、しかも
遠隔操作も可能となるところから作業の安全性を著しく
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である鋼材整列装置の正面
図。
【図2】図1の鋼材整列装置を用いたH型鋼材の整列作
業状況をあらわす正面図。
【図3】図1の鋼材整列装置を用いたH型鋼材の整列作
業状況をあらわす正面図。
【図4】従来の鋼材整列作業の手順をあらわした説明
図。
【図5】従来の鋼材整列作業の手順をあらわした説明
図。
【図6】従来の鋼材整列作業の手順をあらわした説明
図。
【符号の説明】
1 パイリングテーブル 2 押し上げ装置 3 部材の上端部 4 油圧シリンダー 5 ピラー 6 ピラー 7 シリンダー 8 部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 甲斐 芳信 東京都千代田区四番町5番地9 トピー 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−236928(JP,A) 実開 昭59−170521(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 57/18

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼材を積み重ねるパイリングテーブルと、
    該パイリングテーブルの略中央下に位置し、上記パイリ
    ングテーブルを貫通して上端をパイリングテーブル上に
    出没させることの可能な押し上げ手段と、パイリングテ
    ーブルの両端にそれぞれ対向植立させて位置し、該パイ
    リングテーブルの上面に沿って中央に向けて互いに接近
    可能な一対の幅寄せ手段とからなる鋼材整列装置。
  2. 【請求項2】鋼材を積み重ねるパイリングテーブルは、
    上下方向昇降自在に構成されているところの請求項1に
    記載の鋼材整列装置。
  3. 【請求項3】パイリングテーブルを貫通して上端をパイ
    リングテーブル上に出没させることの可能な押し上げ手
    段は、スペーサを兼ねるようにした請求項1に記載の鋼
    材整列装置。
JP1993043673U 1993-07-15 1993-07-15 鋼材整列装置 Expired - Fee Related JP2579106Y2 (ja)

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