JP2579020Y2 - 作業車の走行ミッションケース支持構造 - Google Patents

作業車の走行ミッションケース支持構造

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JP2579020Y2
JP2579020Y2 JP1992046164U JP4616492U JP2579020Y2 JP 2579020 Y2 JP2579020 Y2 JP 2579020Y2 JP 1992046164 U JP1992046164 U JP 1992046164U JP 4616492 U JP4616492 U JP 4616492U JP 2579020 Y2 JP2579020 Y2 JP 2579020Y2
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JP
Japan
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case
brake
axle
mission case
support structure
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JP1992046164U
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明 田中
謙三 古賀
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運搬車やコンバイン等
の作業車に関し、詳しくは、走行ミッションケースを車
体フレームに連結する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、運搬車やコンバイン等の作業車の
走行ミッションケースは、軽量化を図るためにアルミダ
イキャスト製の走行ミッションケースから構成されてお
り、車軸ケースは、一般的に比較的強度大なる鋼管製の
車軸ケースから構成されている。そして、走行ミッショ
ンケースを車体フレームに連結するに当たっては、従
来、実開昭59‐106703号公報に示されるよう
に、走行ミッションケースの車軸ケースの先端部をトラ
ックフレームに連結するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】例えば走行装置の一例
としてのクローラ走行装置の駆動スプロケットとクロー
ラベルトとの間に石等を噛み込んだ場合、車軸がロック
されて、その反力により、車軸を中心に走行ミッション
ケースが回転力を受け、トラックフレームに連結の車軸
ケース先端部を支点にして、前記車軸ケースが捻じり力
を受けることによって車軸ケースに比して強度が弱い走
行ミッションケースの車軸ケース取付部に応力が集中し
て、走行ミッションケースの車軸ケース取付部に亀裂が
入って破損する不都合があった。本考案は、走行ミッシ
ョンケースの車体フレームに対する連結構造を工夫する
ことによって、製作が容易で、しかも、軽量化が図れる
アルミダイキャスト製の走行ミッションケースを用いな
がら上記欠点を解消することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の特徴構成は、アルミ製の走行ミッションケー
スの左右のそれぞれの側面と、左右一対の鋼管製の車軸
ケースとを、鋳鉄製のブレーキケースを間に介在させる
状態で連結するとともに、前記ブレーキケースに車体フ
レームへの連結部を設けてある点にある。
【0005】
【作用】駆動スプロケットとクローラベルトとの間に石
等を噛み込んで車軸ロックが生じた場合には、その車軸
ロックによって生じる捻じり負荷を強度大なる鋳鉄製の
ブレーキケースで受けることと、車体フレームに対する
連結点から走行ミッションケースに対する連結点までの
捻じりモーメントの腕の長さを短くすることができ、こ
れによって、走行ミッションケースの車軸ケース取付
部、つまり、ブレーキケースの取付部に掛かる負荷を小
さくし得る。別言すると、車軸ケースの径は車軸を内装
するに足るだけの径でよいものであるから、比較的小に
設定されてコンパクトに構成するのであるが、そのコン
パクトな小径の部分を直接走行ミッションケースに連結
する構成にすると、取付箇所の接触面も比較的小範囲と
なることから、その連結箇所に応力が集中して破損し易
くなるが、耐久性の高い鋳鉄製でかつブレーキ内装スペ
ースのために径も大きくなるブレーキケースを介装する
ことにより、車軸ケースより連結面の範囲が大となる状
態で車軸ケースを走行ミッションケースに連結すること
になる。従って、比較的応力集中が抑制された状態で走
行ミッションケースへのブレーキケースの連結が行える
ことになって、走行ミッションケースの耐久性を高める
ことになる。
【0006】
【考案の効果】上記構成の結果、駆動スプロケットとク
ローラベルトとの間に石等を噛み込んだ場合におけるア
ルミダイキャスト製走行ミッションケースの車軸ケース
に対する取付部の亀裂を抑制して耐久性の向上が図れ
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を運搬車に付いて説明
する。図4に示すように、左右一対のクローラ走行装置
1を備えた車体フレーム2の前部に油圧シリンダ3によ
って昇降駆動自在なダンプ荷台4を配設すると共に、車
体フレーム2の後部に操縦部5を配設して運搬車を構成
してある。前記運搬車は、エンジン6からベルト伝動装
置7を介して静油圧式無段変速装置8に伝動し、その静
油圧式無段変速装置8から走行ミッションケースM内の
ギア変速装置(図示せず)、並びに、図2に示すよう
に、左右一対の操向用クラッチギア9,9を介して左右
一対のクローラ走行装置1,1の車軸1A,1Aを駆動
すべく構成してあり、前記両車軸1A,1Aの中間部に
は、走行用ブレーキ10,10が設けられている。前記
走行ミッションケースMは、アルミダイキャストによっ
て構成されたミッションケースからなり、そのミッショ
ンケースMの左右両側面には、図1に示すように、前記
走行用ブレーキ10,10に対する鋳鉄製のブレーキケ
ース11,11が取付けられており、その各ブレーキケ
ース11,11の外側面には、鋼管製の車軸ケース1
2,12が夫々横向き片持ち状に連結されている。
【0008】そして、前記ブレーキケース11には、図
3及び図4に示すように、トラックフレーム1Bの上部
に連結した車体フレーム2の横架フレーム2Aから延出
のステー2Bに対する連結部としてのボルト連結用のボ
ス部11A,11Aが夫々設けられており、そのボス部
11A,11Aが前記車体フレーム2の横架フレーム2
Aから延出のステー2Bに連結されて、前記走行ミッシ
ョンケースMが車体フレーム2に連結されている。
【0009】前記左右の走行用ブレーキ10,10は、
図3に示すように、操縦部5に設けた1つのブレーキペ
ダル13によって同時操作可能であって、両ブレーキケ
ース11,11から突出のブレーキアーム10A,10
Aと前記ブレーキペダル13とが夫々リンクとロッドと
からなる連係機構14,14を介して連係されている。
又、前記ブレーキペダル13は、踏み込んだ状態でパー
キングレバー15と係止可能で、駐車ブレーキとしても
利用されている。更に、前記両走行用ブレーキ10,1
0は、1つのブレーキを兼用化すべく、ブレーキアーム
10Aを備えたブレーキケース11を、そのブレーキア
ーム10Aの突出方向を、図3に示すように、上下に1
80度反転させて取付けることによって兼用化使用して
いる。
【0010】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体フレームに対する走行ミッションケースの
取付け構造を示す平面図
【図2】ブレーキペダルと走行用ブレーキとの連係状態
を示す縦断背面図
【図3】同、側面図
【図4】運搬車全体の側面図
【符号の説明】
2B 車体フレーム 11 ブレーキケース 11A 連結部 12 車軸ケース M 走行ミッションケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 17/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ製の走行ミッションケース(M)
    の左右のそれぞれの側面と、左右一対の鋼管製の車軸ケ
    ース(12)とを、鋳鉄製のブレーキケース(11)を
    間に介在させる状態で連結するとともに、前記ブレーキ
    ケース(11)に車体フレーム(2B)への連結部(1
    1A)を設けてある作業車の走行ミッションケース支持
    構造。
JP1992046164U 1992-07-02 1992-07-02 作業車の走行ミッションケース支持構造 Expired - Lifetime JP2579020Y2 (ja)

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JPH066051U JPH066051U (ja) 1994-01-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59106703U (ja) * 1983-01-10 1984-07-18 株式会社クボタ ド−ザ付運搬車
JP3082222U (ja) * 2001-05-28 2001-12-07 雅夫 井上 正座椅子

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JPH066051U (ja) 1994-01-25

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