JP2578835B2 - トルクコンバータの作動油交換装置 - Google Patents
トルクコンバータの作動油交換装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、1つのノズルに接続された作動油抜取り手
段および作動油供給手段と、それらの作動油抜取り手段
および作動油供給手段を制御する制御装置とを有するト
ルクコンバータの作動油交換装置に関する。 [従来技術] トルクコンバータは通常第1図に示すように、オイル
パンTを備え、トルクコンバータ及び変速機自体内のト
ルコンオイルとオイルパンT内のトルコンオイルとをフ
ィードパイプL1、リターンパイプL2を介してエンジンに
駆動される図示しないオイルポンプにより循環するよう
にしている。 そしてトルクコンバータはその構造上、直接にトルコ
ンオイルを入れることができないので、トルコンオイル
をポンプを介してオイルパンに循環させて冷却するよう
になっている。したがって、トルコンオイルの交換に際
して、オイルパン内のトルコンオイルを抜き、新しいト
ルコンオイルをトルクコンバータに給油し、エンジンを
例えば1分間駆動してオイルパンT内のトルコンオイル
をトルクコンバータ内に導き、トルクコンバータ内の古
いトルコンオイルをオイルパンTに排出し(ただし、こ
の間に相当の新旧油の混油がある)、再びオイルパンT
内のトルコンオイルを抜き、かつ給油してエンジンを駆
動するという手間を3ないし4回繰り返して交換を行っ
ていた。トルクコンバータ内には一定量のトルコンオイ
ルがないと焼付いてしまうので、トルコンオイルを供給
してからトルクコンバータを作動させなければならな
い。 従って、エンジンの駆動停止を3ないし4回行う必要
があり時間がかかる。 また、実開昭60−148299号公報には所定量の作動油を
抜取った後に新作動油を供給するトルクコンバータの作
動油交換装置が開示されている。しかしながら、かかる
公知技術は新油又は作動油を計量するために計量器を必
要とし、そのために設備自体が大型化すると共に計量器
内において混油が生ずる。 [発明が解決しようとする課題] したがって本発明の目的は、作動油の交換時間を短縮
でき、かつ装置全体を小型に形成できるトルクコンバー
タの作動油交換装置を提供するにある。 [課題を解決するための手段] 本発明によれば、1つのノズルに接続された作動油抜
取り手段および作動油供給手段と、それらの作動油抜取
り手段および作動油供給手段を制御する制御装置とを有
するトルクコンバータの作動油交換装置において、作動
油抜取り手段による抜取量および作動油供給手段による
供給量を計るロードセルを設け、前記制御装置はスター
トスイッチからの信号を受けて作動油抜取り手段を駆動
し、その作動油抜取り手段はロードセルで計られた所定
量の作動油を抜き取った後に作動油抜取り手段を停止
し、次いで作動油供給手段を駆動し、その作動油供給手
段はロードセルで計られた所定量の作動油を供給した後
に作動油供給手段を停止し、一定時間経過後に上記の作
動を複数回繰り返す機能を有している。 [作用効果の説明] したがって、制御装置により作動油抜取り手段および
作動油供給手段を制御し、エンジンの駆動中にトルコン
オイルの抜き取り、そして所定量の作動油すなわち新油
を供給するが、その際ロードセルは廃油すなわち作動油
の抜取量や新油すなわち作動油の供給量をその重量の増
減から計測する。それ故に制御装置は重量を容量に換算
すればよく、格別な計測手段を必要としないので、装置
全体を小型化できる。 従来技術でも本発明でも全量を交換するものではな
く、旧油に対して新油を混合しながら抜取り、給油を繰
返すので、旧油全量を交換することはできないが、4回
位の抜取り、給油を繰返すと、ほぼ70%は交換できる。 しかるに本発明では前記の抜取り供給作業をエンジン
をかけた状態で行っても、焼付きの生じない残存油量を
設定すればよく、作業時間が短縮できる。また作業時間
の短縮により焼付きを防止できる。 また、給油後一定時間経過後にまた抜取りをするの
で、その間にトルクコンバータ中のオイルは十分に撹拌
されて新油が再び抜取られることもない。このように本
発明によれば、自動的に短時間でトルコンオイルの交換
ができ、作業能率が向上する。しかも作業は1つのノズ
ルを挿入するだけで足り、きわめて簡単である。 [実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。 第1図において、装置本体1内の底部には、ロードセ
ルW上に載置された廃油容器2aと、新油容器2bとが設け
られている。 その廃油容器2aには吐出管3aが挿入され、吐出管3aは
電磁弁V1を介して吸込ポンプP1に接続されている。この
吸込ポンプP1はホース4aを介してノズル5に接続され、
これら廃油容器2a、吐出管3a、電磁弁V1、吸込ポンプP1
およびホース4aにより作動油抜き取り手段が構成されて
いる。同様にして、新油容器2b、吸込管3b、電磁弁V2、
吐出ポンプP2およびホース4bにより作動油供給手段が構
成されている。 他方、装置本体1の上部には、制御装置10が設けら
れ、その制御装置10には、エンジン駆動検知器6、例え
ばプラグの点火電流を検知する電流検知器が接続され、
また、装置本体1の上部に設けられた表示器7、プリセ
ットスイッチ、スタートスイッチ、補給スイッチ、抜き
取りスイッチ、排出スイッチ等を備えたキーボード8、
スピーカ9が接続されている。 第2図において、制御装置10はマイクロコンピュータ
で構成され、この制御装置10は中央処理部(CPU)11を
備え、入出力装置(I/O)12を介して前記ポンプP1、P2
等の各機器と接続されている。従って、前記各機器から
の信号が入出力装置12を介して中央処理部11に入力さ
れ、また中央処理部11からの信号が入出力装置12を介し
て前記各機器に伝えられるようになっている。また制御
装置10には、中央処理部11の他にロム(ROM)13、ラム
(RAM)14と、クロック15とが設けられている。 次に主として第3図ないし第6図を参照して作動を説
明する。 第3図はトルコンオイルの交換フローを示す。 本発明のトルコンオイル交換は、エンジン駆動検知器
6をケーブルプラグにセットし、ノズルをオイルゲージ
パイプGに挿入し、エンジンを駆動してから、キーボー
ド8のスタートスイッチを押して行うのであるが、上記
のセットを行わず、かつ、エンジン駆動前にキーボード
8のスタートスイッチを押すと(ステップS1)、スピー
カ9から「ノズル5をオイルゲージパイプGに挿入し、
エンジン駆動検知器6をケーブルプラグにセットし、エ
ンジンを駆動してからスタートスイッチを押して下さ
い」と報知され、かつスタートSWがOFFに戻される(ス
テップS2)。そしてノズル5を挿入し、検知器6をセッ
トしエンジンを駆動し(ステップS3)、スタートスイッ
チを押すと、抜取り・給油のサイクルがスタートする
(ステップS4)。制御装置10は先ず電磁弁V1を開き、ポ
ンプP1を駆動する(ステップS5)。そして、抜取り量は
ロードセルWで計られ所定量Wa又はエアーを吸込んでそ
れ以上抜けなるなる迄(例えば1.5)のオイルをオイ
ルパンTより抜き取ると電磁弁V1は閉じポンプP1は停止
する(ステップS6)。次に、電磁弁V2を開き、ポンプP2
を駆動する(ステップS7)。そして、オイルパンTへの
給油量が所定量Wb(例えば1.5)になると電磁弁V2は
閉じ、ポンプP2は停止し(ステップS8)、所定時間Ta
(例えば1分)経過後に、(ステップS9)、電磁弁V1を
開き、ポンプP1を駆動する(ステップS10)。そして、
抜取り量が所定量Wc又はエアーを吸込んでそれ以上抜け
なくなるまで(例えば1.5)になると電磁弁V1を閉
じ、ポンプP1を停止し(ステップS11)、次に電磁弁V2
を開き、ポンプP2を駆動する(ステップS12)。そし
て、給油量が所定量Wd(例えば1.5)になると電磁弁V
2は閉じ、ポンプP2は停止し(ステップS13)、所定時間
Tb(例えば4分)経過後に(ステップS14)、電磁弁V1
を開き、ポンプP1を駆動する(ステップS15)。そして
抜取り量が所定量We又はエアーを吸込んでそれ以上抜け
なくなるまで(例えば1.5)になると(電磁弁V1は閉
じ、ポンプP1は停止し(ステップS16)、電磁弁V2を開
き、ポンプP2を駆動する(ステップS17)。そして、給
油量が所定量Wf(例えば1.5)になると電磁弁V2は閉
じ、ポンプP2は停止し(ステップS18)、所定時間Tc
(例えば4分)経過後に(ステップS19)、電磁弁V1を
開き、ポンプP1を駆動する(ステップS20)。そして、
抜取り量が所定量Wg(例えば1.5)になると電磁弁V1
は閉じ、ポンプP1は停止し(ステップS21)、電磁弁V2
を開き、ポンプP2を駆動する(ステップS22)。そし
て、給油量が所定量Wh(今回の給油量が例えば1.5又
は全給油量が例えば6)になると電磁弁V2は閉じ、ポ
ンプP2は停止し(ステップS23)、スピーカ9から「ト
ルコンオイルの交換が終りました。オイルゲージパイプ
Gからノズル5を抜き、オイルゲージを差し入れてオイ
ルレベルをチェックして下さい。その結果、レベルが正
常なら終了フローに移り、レベルが低い場合は、補強フ
ローを行ってから、レベルが高い場合は、抜取フローを
行ってから終了フローに移って下さい」と報知し、スタ
ートスイッチSWをOFFに戻して(ステップS25)、制御を
終る。そして作業者はエンジン駆動検知器6を外し、ノ
ズル5を抜き、エンジンを停止した後にオイルのレベル
を調べる。 第4図は補給フローを示し、オイルレベルが低い場合
は、再びノズル5をオイルゲージパイプGに挿入し、キ
ーボード8のプリセットスイッチを押して(ステップS3
0)、所望量Wxをプリセットする(ステップS31)。そし
て、キーボード8の補給スイッチを押すと(ステップS3
2)、制御装置10は電磁弁V2を開き、ポンプP2を駆動す
る(ステップS33)。そして、給油量はロードセルWで
計られプリセット量Wxの新オイルが給油されると、電磁
弁V2は閉じ、ポンプP2は停止して(ステップS34)、制
御を終る。 第5図は抜取フローを示し、オイルレベルが高い場合
は、ノズル5をオイルゲージパイプGに挿入し、キーボ
ード8のプリセットスイッチを押して(ステップS3
6)、所望量Wyをプリセット(ステップS37)。そして、
キーボード8の抜取スイッチを押すと(ステップS3
8)、制御装置10は電磁弁V1を開き、ポンプP1を駆動す
る(ステップS39)。そして、給油量はロードセルWで
計られプリセット量Wyの新オイルが給油されると、電磁
弁V1は閉じ、ポンプP1は停止して(ステップS40)、制
御を終る。 第6図は終了フローを示し、第3図に示す交換フロ
ー、または第4図に示す補給フロー、または第5図に示
す抜取りフローが終った後に、ノズル5を上に向けてオ
イルのたれを防止し、キーボード8の抜き取りスイッチ
をオンすると(ステップS42)、制御装置10は電磁弁V1
を開き、ポンプP1を逆転駆動してノズル5及びホース4a
内のオイルを廃油容器2aに戻す(ステップS43)。そし
て、所定時間tx(例えば5秒)経過したら電磁弁V1は閉
じ、ポンプP1は停止し(ステップS44)、次に電磁弁V2
を開き、ポンプP2を駆動してホース4b内の新オイルを新
油容器2bに戻す(ステップS45)。そして、所定時間ty
経過した、電磁弁V2は閉じ、ポンプP2は停止して(ステ
ップS46)、制御を終る。 第7図は廃油処理フローを示し、廃油容器2aが一杯に
なったら、空容器を持ってきてノズル5を挿入し、キー
ボード8の排出スイッチを押すと(ステップS48)、制
御装置10は電磁弁V1を開き、ポンプP1を逆転駆動して廃
油容器の排オイルを空容器に排出る(ステップS49)。
そして、廃油容器2aが空、すなわちロードセルWの廃油
検知量がゼロ(W0)になったら、電磁弁V1は閉じ、ポン
プP1は停止して(ステップS50)、制御を終る。 なお、新曲容器2b内の油がなくなったならば、容器と
新油と交換しても、また別の新油容器にノズル5を挿入
し、共2を開きポンプP2を逆転して補充しても良い。 このように本発明によればロードセルWにより新曲の
供給量や廃油の抜取量を検知し、制御装置10で制御する
ので装置全体が小型化でき、好適な制御を行うことがで
きる。 [発明の効果] 以上の通り本発明によれば下記のすぐれた効果を奏す
る。 (i)新曲の供給量および廃油の抜取量はロードセルで
計測されるので装置全体が小型化できる。 (ii)重量の変化のため適正な制御ができるので、エン
ジン駆動中でも焼付きがなく、作業時間が短縮できる。 (iii)自動作業ができるので格別な熟練を必要としな
い。
段および作動油供給手段と、それらの作動油抜取り手段
および作動油供給手段を制御する制御装置とを有するト
ルクコンバータの作動油交換装置に関する。 [従来技術] トルクコンバータは通常第1図に示すように、オイル
パンTを備え、トルクコンバータ及び変速機自体内のト
ルコンオイルとオイルパンT内のトルコンオイルとをフ
ィードパイプL1、リターンパイプL2を介してエンジンに
駆動される図示しないオイルポンプにより循環するよう
にしている。 そしてトルクコンバータはその構造上、直接にトルコ
ンオイルを入れることができないので、トルコンオイル
をポンプを介してオイルパンに循環させて冷却するよう
になっている。したがって、トルコンオイルの交換に際
して、オイルパン内のトルコンオイルを抜き、新しいト
ルコンオイルをトルクコンバータに給油し、エンジンを
例えば1分間駆動してオイルパンT内のトルコンオイル
をトルクコンバータ内に導き、トルクコンバータ内の古
いトルコンオイルをオイルパンTに排出し(ただし、こ
の間に相当の新旧油の混油がある)、再びオイルパンT
内のトルコンオイルを抜き、かつ給油してエンジンを駆
動するという手間を3ないし4回繰り返して交換を行っ
ていた。トルクコンバータ内には一定量のトルコンオイ
ルがないと焼付いてしまうので、トルコンオイルを供給
してからトルクコンバータを作動させなければならな
い。 従って、エンジンの駆動停止を3ないし4回行う必要
があり時間がかかる。 また、実開昭60−148299号公報には所定量の作動油を
抜取った後に新作動油を供給するトルクコンバータの作
動油交換装置が開示されている。しかしながら、かかる
公知技術は新油又は作動油を計量するために計量器を必
要とし、そのために設備自体が大型化すると共に計量器
内において混油が生ずる。 [発明が解決しようとする課題] したがって本発明の目的は、作動油の交換時間を短縮
でき、かつ装置全体を小型に形成できるトルクコンバー
タの作動油交換装置を提供するにある。 [課題を解決するための手段] 本発明によれば、1つのノズルに接続された作動油抜
取り手段および作動油供給手段と、それらの作動油抜取
り手段および作動油供給手段を制御する制御装置とを有
するトルクコンバータの作動油交換装置において、作動
油抜取り手段による抜取量および作動油供給手段による
供給量を計るロードセルを設け、前記制御装置はスター
トスイッチからの信号を受けて作動油抜取り手段を駆動
し、その作動油抜取り手段はロードセルで計られた所定
量の作動油を抜き取った後に作動油抜取り手段を停止
し、次いで作動油供給手段を駆動し、その作動油供給手
段はロードセルで計られた所定量の作動油を供給した後
に作動油供給手段を停止し、一定時間経過後に上記の作
動を複数回繰り返す機能を有している。 [作用効果の説明] したがって、制御装置により作動油抜取り手段および
作動油供給手段を制御し、エンジンの駆動中にトルコン
オイルの抜き取り、そして所定量の作動油すなわち新油
を供給するが、その際ロードセルは廃油すなわち作動油
の抜取量や新油すなわち作動油の供給量をその重量の増
減から計測する。それ故に制御装置は重量を容量に換算
すればよく、格別な計測手段を必要としないので、装置
全体を小型化できる。 従来技術でも本発明でも全量を交換するものではな
く、旧油に対して新油を混合しながら抜取り、給油を繰
返すので、旧油全量を交換することはできないが、4回
位の抜取り、給油を繰返すと、ほぼ70%は交換できる。 しかるに本発明では前記の抜取り供給作業をエンジン
をかけた状態で行っても、焼付きの生じない残存油量を
設定すればよく、作業時間が短縮できる。また作業時間
の短縮により焼付きを防止できる。 また、給油後一定時間経過後にまた抜取りをするの
で、その間にトルクコンバータ中のオイルは十分に撹拌
されて新油が再び抜取られることもない。このように本
発明によれば、自動的に短時間でトルコンオイルの交換
ができ、作業能率が向上する。しかも作業は1つのノズ
ルを挿入するだけで足り、きわめて簡単である。 [実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。 第1図において、装置本体1内の底部には、ロードセ
ルW上に載置された廃油容器2aと、新油容器2bとが設け
られている。 その廃油容器2aには吐出管3aが挿入され、吐出管3aは
電磁弁V1を介して吸込ポンプP1に接続されている。この
吸込ポンプP1はホース4aを介してノズル5に接続され、
これら廃油容器2a、吐出管3a、電磁弁V1、吸込ポンプP1
およびホース4aにより作動油抜き取り手段が構成されて
いる。同様にして、新油容器2b、吸込管3b、電磁弁V2、
吐出ポンプP2およびホース4bにより作動油供給手段が構
成されている。 他方、装置本体1の上部には、制御装置10が設けら
れ、その制御装置10には、エンジン駆動検知器6、例え
ばプラグの点火電流を検知する電流検知器が接続され、
また、装置本体1の上部に設けられた表示器7、プリセ
ットスイッチ、スタートスイッチ、補給スイッチ、抜き
取りスイッチ、排出スイッチ等を備えたキーボード8、
スピーカ9が接続されている。 第2図において、制御装置10はマイクロコンピュータ
で構成され、この制御装置10は中央処理部(CPU)11を
備え、入出力装置(I/O)12を介して前記ポンプP1、P2
等の各機器と接続されている。従って、前記各機器から
の信号が入出力装置12を介して中央処理部11に入力さ
れ、また中央処理部11からの信号が入出力装置12を介し
て前記各機器に伝えられるようになっている。また制御
装置10には、中央処理部11の他にロム(ROM)13、ラム
(RAM)14と、クロック15とが設けられている。 次に主として第3図ないし第6図を参照して作動を説
明する。 第3図はトルコンオイルの交換フローを示す。 本発明のトルコンオイル交換は、エンジン駆動検知器
6をケーブルプラグにセットし、ノズルをオイルゲージ
パイプGに挿入し、エンジンを駆動してから、キーボー
ド8のスタートスイッチを押して行うのであるが、上記
のセットを行わず、かつ、エンジン駆動前にキーボード
8のスタートスイッチを押すと(ステップS1)、スピー
カ9から「ノズル5をオイルゲージパイプGに挿入し、
エンジン駆動検知器6をケーブルプラグにセットし、エ
ンジンを駆動してからスタートスイッチを押して下さ
い」と報知され、かつスタートSWがOFFに戻される(ス
テップS2)。そしてノズル5を挿入し、検知器6をセッ
トしエンジンを駆動し(ステップS3)、スタートスイッ
チを押すと、抜取り・給油のサイクルがスタートする
(ステップS4)。制御装置10は先ず電磁弁V1を開き、ポ
ンプP1を駆動する(ステップS5)。そして、抜取り量は
ロードセルWで計られ所定量Wa又はエアーを吸込んでそ
れ以上抜けなるなる迄(例えば1.5)のオイルをオイ
ルパンTより抜き取ると電磁弁V1は閉じポンプP1は停止
する(ステップS6)。次に、電磁弁V2を開き、ポンプP2
を駆動する(ステップS7)。そして、オイルパンTへの
給油量が所定量Wb(例えば1.5)になると電磁弁V2は
閉じ、ポンプP2は停止し(ステップS8)、所定時間Ta
(例えば1分)経過後に、(ステップS9)、電磁弁V1を
開き、ポンプP1を駆動する(ステップS10)。そして、
抜取り量が所定量Wc又はエアーを吸込んでそれ以上抜け
なくなるまで(例えば1.5)になると電磁弁V1を閉
じ、ポンプP1を停止し(ステップS11)、次に電磁弁V2
を開き、ポンプP2を駆動する(ステップS12)。そし
て、給油量が所定量Wd(例えば1.5)になると電磁弁V
2は閉じ、ポンプP2は停止し(ステップS13)、所定時間
Tb(例えば4分)経過後に(ステップS14)、電磁弁V1
を開き、ポンプP1を駆動する(ステップS15)。そして
抜取り量が所定量We又はエアーを吸込んでそれ以上抜け
なくなるまで(例えば1.5)になると(電磁弁V1は閉
じ、ポンプP1は停止し(ステップS16)、電磁弁V2を開
き、ポンプP2を駆動する(ステップS17)。そして、給
油量が所定量Wf(例えば1.5)になると電磁弁V2は閉
じ、ポンプP2は停止し(ステップS18)、所定時間Tc
(例えば4分)経過後に(ステップS19)、電磁弁V1を
開き、ポンプP1を駆動する(ステップS20)。そして、
抜取り量が所定量Wg(例えば1.5)になると電磁弁V1
は閉じ、ポンプP1は停止し(ステップS21)、電磁弁V2
を開き、ポンプP2を駆動する(ステップS22)。そし
て、給油量が所定量Wh(今回の給油量が例えば1.5又
は全給油量が例えば6)になると電磁弁V2は閉じ、ポ
ンプP2は停止し(ステップS23)、スピーカ9から「ト
ルコンオイルの交換が終りました。オイルゲージパイプ
Gからノズル5を抜き、オイルゲージを差し入れてオイ
ルレベルをチェックして下さい。その結果、レベルが正
常なら終了フローに移り、レベルが低い場合は、補強フ
ローを行ってから、レベルが高い場合は、抜取フローを
行ってから終了フローに移って下さい」と報知し、スタ
ートスイッチSWをOFFに戻して(ステップS25)、制御を
終る。そして作業者はエンジン駆動検知器6を外し、ノ
ズル5を抜き、エンジンを停止した後にオイルのレベル
を調べる。 第4図は補給フローを示し、オイルレベルが低い場合
は、再びノズル5をオイルゲージパイプGに挿入し、キ
ーボード8のプリセットスイッチを押して(ステップS3
0)、所望量Wxをプリセットする(ステップS31)。そし
て、キーボード8の補給スイッチを押すと(ステップS3
2)、制御装置10は電磁弁V2を開き、ポンプP2を駆動す
る(ステップS33)。そして、給油量はロードセルWで
計られプリセット量Wxの新オイルが給油されると、電磁
弁V2は閉じ、ポンプP2は停止して(ステップS34)、制
御を終る。 第5図は抜取フローを示し、オイルレベルが高い場合
は、ノズル5をオイルゲージパイプGに挿入し、キーボ
ード8のプリセットスイッチを押して(ステップS3
6)、所望量Wyをプリセット(ステップS37)。そして、
キーボード8の抜取スイッチを押すと(ステップS3
8)、制御装置10は電磁弁V1を開き、ポンプP1を駆動す
る(ステップS39)。そして、給油量はロードセルWで
計られプリセット量Wyの新オイルが給油されると、電磁
弁V1は閉じ、ポンプP1は停止して(ステップS40)、制
御を終る。 第6図は終了フローを示し、第3図に示す交換フロ
ー、または第4図に示す補給フロー、または第5図に示
す抜取りフローが終った後に、ノズル5を上に向けてオ
イルのたれを防止し、キーボード8の抜き取りスイッチ
をオンすると(ステップS42)、制御装置10は電磁弁V1
を開き、ポンプP1を逆転駆動してノズル5及びホース4a
内のオイルを廃油容器2aに戻す(ステップS43)。そし
て、所定時間tx(例えば5秒)経過したら電磁弁V1は閉
じ、ポンプP1は停止し(ステップS44)、次に電磁弁V2
を開き、ポンプP2を駆動してホース4b内の新オイルを新
油容器2bに戻す(ステップS45)。そして、所定時間ty
経過した、電磁弁V2は閉じ、ポンプP2は停止して(ステ
ップS46)、制御を終る。 第7図は廃油処理フローを示し、廃油容器2aが一杯に
なったら、空容器を持ってきてノズル5を挿入し、キー
ボード8の排出スイッチを押すと(ステップS48)、制
御装置10は電磁弁V1を開き、ポンプP1を逆転駆動して廃
油容器の排オイルを空容器に排出る(ステップS49)。
そして、廃油容器2aが空、すなわちロードセルWの廃油
検知量がゼロ(W0)になったら、電磁弁V1は閉じ、ポン
プP1は停止して(ステップS50)、制御を終る。 なお、新曲容器2b内の油がなくなったならば、容器と
新油と交換しても、また別の新油容器にノズル5を挿入
し、共2を開きポンプP2を逆転して補充しても良い。 このように本発明によればロードセルWにより新曲の
供給量や廃油の抜取量を検知し、制御装置10で制御する
ので装置全体が小型化でき、好適な制御を行うことがで
きる。 [発明の効果] 以上の通り本発明によれば下記のすぐれた効果を奏す
る。 (i)新曲の供給量および廃油の抜取量はロードセルで
計測されるので装置全体が小型化できる。 (ii)重量の変化のため適正な制御ができるので、エン
ジン駆動中でも焼付きがなく、作業時間が短縮できる。 (iii)自動作業ができるので格別な熟練を必要としな
い。
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図は
制御ブロック図、第3図は交換のフローチャート図、第
4図は補給のフローチャート図、第5図はは抜取のフロ
ーチャート図、第6図は終了のフローチャート図、第7
図は廃油処理のフローチャート図である。 G……オイルゲージパイプ、P1、P2……ポンプ、V1、V2
……電磁弁、W……ロードセル、1……装置本体、2a…
…廃油容器、2……新油容器、4a、4b……ホース、5…
…ノズル、6……電流検知器、8……キーボード、9…
…スピーカ、10……制御装置
制御ブロック図、第3図は交換のフローチャート図、第
4図は補給のフローチャート図、第5図はは抜取のフロ
ーチャート図、第6図は終了のフローチャート図、第7
図は廃油処理のフローチャート図である。 G……オイルゲージパイプ、P1、P2……ポンプ、V1、V2
……電磁弁、W……ロードセル、1……装置本体、2a…
…廃油容器、2……新油容器、4a、4b……ホース、5…
…ノズル、6……電流検知器、8……キーボード、9…
…スピーカ、10……制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】1つのノズルに接続された作動油抜取り手
段および作動油供給手段と、それらの作動油抜取り手段
および自動油供給手段を制御する制御装置とを有するト
ルクコンバータの作動油交換装置において、作動油抜取
り手段による抜取量および作動油供給手段による供給量
を計るロードセルを設け、前記制御装置はスタートスイ
ッチからの信号を受けて作動油抜取手段を駆動し、その
作動油抜取り手段はロードセルで計られた所定量の作動
油を抜き取った後に作動油抜取り手段を停止し、次いで
作動油供給手段を駆動し、その作動油供給手段はロード
セルで計られた所定量の作動油を供給した後に作動油供
給手段を停止し、一定時間経過後に上記の作動を複数回
繰り返す機能を有することを特徴とするトルクコンバー
タの作動油交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62261799A JP2578835B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | トルクコンバータの作動油交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62261799A JP2578835B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | トルクコンバータの作動油交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105097A JPH01105097A (ja) | 1989-04-21 |
JP2578835B2 true JP2578835B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=17366874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62261799A Expired - Fee Related JP2578835B2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | トルクコンバータの作動油交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578835B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5935121A (ja) * | 1982-08-23 | 1984-02-25 | Horikawa Yasuo | 圧力検出装置 |
-
1987
- 1987-10-19 JP JP62261799A patent/JP2578835B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105097A (ja) | 1989-04-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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