JP2578813Y2 - 電源回路 - Google Patents
電源回路Info
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- JP2578813Y2 JP2578813Y2 JP1991066145U JP6614591U JP2578813Y2 JP 2578813 Y2 JP2578813 Y2 JP 2578813Y2 JP 1991066145 U JP1991066145 U JP 1991066145U JP 6614591 U JP6614591 U JP 6614591U JP 2578813 Y2 JP2578813 Y2 JP 2578813Y2
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- Japan
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- output
- transistor
- temperature
- power supply
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電源回路に係り、特に、
温度が高い程低い駆動電圧により駆動する必要がある負
荷に電圧を供給する電源回路に関する。
温度が高い程低い駆動電圧により駆動する必要がある負
荷に電圧を供給する電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の電源回路の一例の回路図で
ある。同図において、1は入力端子、2は出力端子、3
は誤差増幅器を示す。入力端子1には、非安定化電源電
圧(以下、入力電圧と称する。)VINが入力されて、出
力トランジスタQ2 を介して出力端子2に出力電圧V
OUT として安定化されて出力される。出力端子2には負
荷抵抗RL が接続されている。
ある。同図において、1は入力端子、2は出力端子、3
は誤差増幅器を示す。入力端子1には、非安定化電源電
圧(以下、入力電圧と称する。)VINが入力されて、出
力トランジスタQ2 を介して出力端子2に出力電圧V
OUT として安定化されて出力される。出力端子2には負
荷抵抗RL が接続されている。
【0003】誤差増幅器3は、入力端子1とグランド間
に抵抗R1 と直列接続されたツェナー・ダイオードDZ
より入力される基準電圧VS と、抵抗R2 ,R3 により
出力電圧VOUT を分圧して非反転入力端子3aに入力さ
れる分圧電圧Vaとを比較して比較誤差電圧を出力し、
第2のトランジスタである制御トランジスタQ1 を介し
て出力トランジスタQ2 を制御する。
に抵抗R1 と直列接続されたツェナー・ダイオードDZ
より入力される基準電圧VS と、抵抗R2 ,R3 により
出力電圧VOUT を分圧して非反転入力端子3aに入力さ
れる分圧電圧Vaとを比較して比較誤差電圧を出力し、
第2のトランジスタである制御トランジスタQ1 を介し
て出力トランジスタQ2 を制御する。
【0004】即ち、入出力電圧差が低下して出力電圧V
OUT が所定の電圧よりも低下すると、誤差増幅器3の非
反転入力端子3aの電圧は基準電圧VS よりも低くな
る。これにより、誤差増幅器3の出力電圧が低下して制
御トランジスタQ1 の駆動電流ID を増加させ、出力電
圧VOUT を所定の電圧に近づけるように出力トランジス
タQ2 を駆動する。
OUT が所定の電圧よりも低下すると、誤差増幅器3の非
反転入力端子3aの電圧は基準電圧VS よりも低くな
る。これにより、誤差増幅器3の出力電圧が低下して制
御トランジスタQ1 の駆動電流ID を増加させ、出力電
圧VOUT を所定の電圧に近づけるように出力トランジス
タQ2 を駆動する。
【0005】上記の電源回路では、抵抗R2 ,R3 の温
度係数がそれぞれ等しいため、分圧電圧Vaの温度係数
は零となる。よって、ツェナー・ダイオードDZ の温度
係数が零であれば、出力電圧VOUT の温度係数も零とさ
れる。
度係数がそれぞれ等しいため、分圧電圧Vaの温度係数
は零となる。よって、ツェナー・ダイオードDZ の温度
係数が零であれば、出力電圧VOUT の温度係数も零とさ
れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、たとえば液
晶素子等、所定の駆動電圧が温度特性を有する負荷を上
記従来の電源回路により駆動した場合、温度の変化に対
して一定の出力電圧VOUT にて液晶素子は駆動される。
周知の如く、液晶素子の所定の駆動電圧は−5〜−10
ppm/°Cの温度係数を有し、温度の上昇にともない
駆動電圧を低下させて駆動しなければならない。よっ
て、上記従来の電源回路により駆動すると液晶素子の動
作は温度変化に対して不安定になる問題がある。
晶素子等、所定の駆動電圧が温度特性を有する負荷を上
記従来の電源回路により駆動した場合、温度の変化に対
して一定の出力電圧VOUT にて液晶素子は駆動される。
周知の如く、液晶素子の所定の駆動電圧は−5〜−10
ppm/°Cの温度係数を有し、温度の上昇にともない
駆動電圧を低下させて駆動しなければならない。よっ
て、上記従来の電源回路により駆動すると液晶素子の動
作は温度変化に対して不安定になる問題がある。
【0007】ツェナー・ダイオードDZ に温度係数を持
たせて負荷の温度特性を補正することも可能であるが、
所望の温度係数を実現することは容易ではない。上記の
点に鑑み本考案では、出力電圧に負荷の温度特性に応じ
た所望の温度特性を付与して負荷の温度特性を補正する
ことが可能な電源回路を提供することを目的とする。
たせて負荷の温度特性を補正することも可能であるが、
所望の温度係数を実現することは容易ではない。上記の
点に鑑み本考案では、出力電圧に負荷の温度特性に応じ
た所望の温度特性を付与して負荷の温度特性を補正する
ことが可能な電源回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、エミッタに非
安定化電源電圧が入力されコレクタに温度が高い程低い
駆動電圧により駆動する必要がある負荷が接続された出
力トランジスタと、該出力トランジスタのべースにエミ
ッタが接続された制御トランジスタと、該出力トランジ
スタから該負荷に供給される出力電圧を分圧する分圧手
段と、該分圧手段の出力分圧電圧と基準電圧とを比較し
た誤差電圧を前記制御トランジスタのベースに出力し、
該出力トランジスタの出力電圧を所定の値とするよう該
制御トランジスタを駆動する誤差増幅器とを具備する電
源回路において、前記分圧手段を、前記温度の上昇に応
じて正の温度特性を有する分圧電圧が生成されるように
接続、並びに、設定されたPN接合素子及び抵抗から構
成し、 前記負荷に供給される出力電圧を前記温度の上昇
に応じて低下するように制御する構成としてなる。
安定化電源電圧が入力されコレクタに温度が高い程低い
駆動電圧により駆動する必要がある負荷が接続された出
力トランジスタと、該出力トランジスタのべースにエミ
ッタが接続された制御トランジスタと、該出力トランジ
スタから該負荷に供給される出力電圧を分圧する分圧手
段と、該分圧手段の出力分圧電圧と基準電圧とを比較し
た誤差電圧を前記制御トランジスタのベースに出力し、
該出力トランジスタの出力電圧を所定の値とするよう該
制御トランジスタを駆動する誤差増幅器とを具備する電
源回路において、前記分圧手段を、前記温度の上昇に応
じて正の温度特性を有する分圧電圧が生成されるように
接続、並びに、設定されたPN接合素子及び抵抗から構
成し、 前記負荷に供給される出力電圧を前記温度の上昇
に応じて低下するように制御する構成としてなる。
【0009】
【作用】本考案によれば、温度の上昇に応じて正の温度
特性を有する分圧電圧が生成されるように接続、並び
に、設定されたPN接合素子及び抵抗から構成し、負荷
に供給される出力電圧を温度の上昇に応じて低下するよ
うに制御する構成することにより、温度が高い程低い駆
動電圧により駆動する必要がある負荷を安定して駆動で
きる。
特性を有する分圧電圧が生成されるように接続、並び
に、設定されたPN接合素子及び抵抗から構成し、負荷
に供給される出力電圧を温度の上昇に応じて低下するよ
うに制御する構成することにより、温度が高い程低い駆
動電圧により駆動する必要がある負荷を安定して駆動で
きる。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例の回路図である。同
図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。同図において、5aは分圧手段を示し、
分圧手段5aは、抵抗R4 ,R5 ,R6 ,R7 及びPN
接合素子であるトランジスタQ3 からなっている。
図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。同図において、5aは分圧手段を示し、
分圧手段5aは、抵抗R4 ,R5 ,R6 ,R7 及びPN
接合素子であるトランジスタQ3 からなっている。
【0011】抵抗R4 ,R5 ,R6 ,R7 は出力端子2
とグランドとの間に直列接続されて出力電圧VOUT を分
圧している。トランジスタQ3 のコレクタは出力端子2
に、べースは抵抗R4 ,R5 の接続点に、エミッタは抵
抗R5 ,R6 の接続点にそれぞれ接続されている。ま
た、抵抗R5 ,R6 の接続点は誤差増幅器3の非反転入
力端子3aに接続されている。
とグランドとの間に直列接続されて出力電圧VOUT を分
圧している。トランジスタQ3 のコレクタは出力端子2
に、べースは抵抗R4 ,R5 の接続点に、エミッタは抵
抗R5 ,R6 の接続点にそれぞれ接続されている。ま
た、抵抗R5 ,R6 の接続点は誤差増幅器3の非反転入
力端子3aに接続されている。
【0012】上記構成によれば、トランジスタQ3 のべ
ース・エミッタ間電圧(接合電圧)をVBE3 とすると、
分圧手段5aの出力分圧電圧Vaは、
ース・エミッタ間電圧(接合電圧)をVBE3 とすると、
分圧手段5aの出力分圧電圧Vaは、
【0013】
【数1】
【0014】で表される。したがって、出力電圧VOUT
は、
は、
【0015】
【数2】
【0016】となる。ところで、分圧電圧Vaは基準電
圧Vsと等しくなるよう誤差増幅器3及び制御トランジ
スタQ1 により制御されるため、(2)式において第1
項は、
圧Vsと等しくなるよう誤差増幅器3及び制御トランジ
スタQ1 により制御されるため、(2)式において第1
項は、
【0017】
【数3】
【0018】となる。また第2項は、半導体の接合電圧
であるVBE3 の温度係数がおよそ−2ppm/°Cとな
ることが知られており、負の温度係数を示す。したがっ
て、出力電圧VOUT は(2)式中第2項で決まる温度係
数を有し、抵抗R4 ,R5 の値を選ぶことにより負の任
意の温度係数とすることが出来る。これにより、出力電
圧VOUT に所望の負の温度係数を付与して液晶素子等の
温度特性を補正し、温度が変化しても安定に負荷を駆動
することが出来る。
であるVBE3 の温度係数がおよそ−2ppm/°Cとな
ることが知られており、負の温度係数を示す。したがっ
て、出力電圧VOUT は(2)式中第2項で決まる温度係
数を有し、抵抗R4 ,R5 の値を選ぶことにより負の任
意の温度係数とすることが出来る。これにより、出力電
圧VOUT に所望の負の温度係数を付与して液晶素子等の
温度特性を補正し、温度が変化しても安定に負荷を駆動
することが出来る。
【0019】また、PN接合素子としてはトランジスタ
に限るものでなく、PN接合ダイオードを使用してPN
接合ダイオードの接合電圧を利用して構成しても同様の
効果を得ることが出来る。さらに、夫々のトランジスタ
の極性を逆極性として構成しても構わない。なお、分圧
手段の回路構成は上記実施例の回路に限るものでなく、
負の温度係数を有するPN接合素子の接合電圧により、
出力電圧の温度係数を、たとえば(2)式で表されるよ
うに、抵抗値を選ぶことにより任意の温度係数に設定出
来る構成であれば良い。
に限るものでなく、PN接合ダイオードを使用してPN
接合ダイオードの接合電圧を利用して構成しても同様の
効果を得ることが出来る。さらに、夫々のトランジスタ
の極性を逆極性として構成しても構わない。なお、分圧
手段の回路構成は上記実施例の回路に限るものでなく、
負の温度係数を有するPN接合素子の接合電圧により、
出力電圧の温度係数を、たとえば(2)式で表されるよ
うに、抵抗値を選ぶことにより任意の温度係数に設定出
来る構成であれば良い。
【0020】
【考案の効果】上述の如く、本考案によれば、温度の上
昇に応じて正の温度特性を有する分圧電圧が生成される
ように接続、並びに、設定されたPN接合素子及び抵抗
から構成し、負荷に供給される出力電圧を温度の上昇に
応じて低下するように制御する構成することにより、温
度が高い程低い駆動電圧により駆動する必要がある負荷
を安定して駆動できる等の特長を有する。
昇に応じて正の温度特性を有する分圧電圧が生成される
ように接続、並びに、設定されたPN接合素子及び抵抗
から構成し、負荷に供給される出力電圧を温度の上昇に
応じて低下するように制御する構成することにより、温
度が高い程低い駆動電圧により駆動する必要がある負荷
を安定して駆動できる等の特長を有する。
【図1】本考案の一実施例の回路図である。
【図2】従来の電源回路の一例の回路図である。
2 出力端子 3 誤差増幅器 4,5a 分圧手段 Q1 制御トランジスタ Q2 出力トランジスタ Q3 トランジスタ(PN接合素子) R4 〜R 7 抵抗 VIN 入力電圧(非安定化電源電圧) VOUT 出力電圧 Va 分圧電圧 Vs 基準電圧 VBE3,VBE4 べース・エミッタ間電圧(接合電圧)
Claims (1)
- 【請求項1】 エミッタに非安定化電源電圧が入力され
コレクタに温度が高い程低い駆動電圧により駆動する必
要がある負荷が接続された出力トランジスタと、該出力
トランジスタのべースにエミッタが接続された制御トラ
ンジスタと、該出力トランジスタから該負荷に供給され
る出力電圧を分圧する分圧手段と、該分圧手段の出力分
圧電圧と基準電圧とを比較した誤差電圧を前記制御トラ
ンジスタのベースに出力し、該出力トランジスタの出力
電圧を所定の値とするよう該制御トランジスタを駆動す
る誤差増幅器とを具備する電源回路において、 前記分圧手段を、前記温度の上昇に応じて正の温度特性
を有する分圧電圧が生成されるように接続、並びに、設
定されたPN接合素子及び抵抗から構成し、 前記負荷に供給される出力電圧を前記温度の上昇に応じ
て低下するように制御する 構成としてなる電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991066145U JP2578813Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991066145U JP2578813Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 電源回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520111U JPH0520111U (ja) | 1993-03-12 |
JP2578813Y2 true JP2578813Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=13307407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991066145U Expired - Fee Related JP2578813Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578813Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011166982A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Nichicon Corp | コンバータ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55103715U (ja) * | 1979-01-08 | 1980-07-19 | ||
JPS567116A (en) * | 1979-06-27 | 1981-01-24 | Fujitsu Ltd | Serial control type constant voltage power unit |
JPH01124011A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-16 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Led駆動回路 |
JPH0245812A (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-15 | Toshiba Corp | 電圧源回路 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP1991066145U patent/JP2578813Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0520111U (ja) | 1993-03-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |