JP2578266B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2578266B2
JP2578266B2 JP3141591A JP14159191A JP2578266B2 JP 2578266 B2 JP2578266 B2 JP 2578266B2 JP 3141591 A JP3141591 A JP 3141591A JP 14159191 A JP14159191 A JP 14159191A JP 2578266 B2 JP2578266 B2 JP 2578266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタに関し、
さらに詳しくはコネクタハウジングの端子収容室に収容
された端子の後抜けを阻止するための端子係止具を備え
た電気コネクタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、端子と端子収容室との間には、端
子ランスまたはケースランスと称する係止手段を設け、
その後抜けを防止している。前者は、端子に切起しラン
スを形成し、これを端子収容室内壁に凹設した係止溝に
係合させる方式であり、後者は収容室内壁に設けた可撓
係止腕を端子の肩部や係止孔に係合させる方式である。
【0003】しかし、コネクタの多極化および端子の小
型化によって、上記切起しランスや可撓係止腕も小型化
し、十分な強度と保持力を得るのが困難となった。そこ
で最近はコネクタハウジングとは別部材の端子係止具
(リヤホルダ)を上記係止手段と併用することにより、
端子の保持力を強化し、電気的接続の信頼性を向上させ
る方法が採用されている。図12(A),(B)はリヤ
ホルダを備えた従来の電気コネクタの一例を示し(特公
平1−43986号公報)、(A)はリヤホルダbのハ
ウジングaに対する仮係止状態、(B)は本係止状態で
ある。
【0004】図12の電気コネクタは、上記仮係止状態
において、端子cを端子収容孔a1 内に挿入してその係
止片c1 と端子係止用爪a2 との係合により1次係止
し、次いでリヤホルダbを本係止状態に移行させて、端
子cを該ホルダの一部である縁部b1 で係止するもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来公知技術による電
気コネクタでは、リヤホルダbの仮係止の際に、不意に
本係止状態になるのを避けるため、該ホルダ内に突当て
部(段差)b2 を設ける必要があるから、本係止の際に
は、リヤホルダbを矢線p、続いてqのように一旦ずら
してから前方に押すという二段工程になり、作業工数が
増える。また、端子cの電線接続部c2 に電線wを圧着
することにより寸法が僅かにのび、或いは端子自体の寸
法誤差により、端子後端c2 ′が二点鎖線で示す位置に
達し、リヤホルダbをロックできない場合が生じる。
【0006】本発明は、上記従来公知技術の有する問題
点に着目してなされたもので、端子係止具を仮係止状態
から本係止状態に一段で移行させることができ、また、
端子の寸法誤差や圧着時の僅かなのびがあっても端子係
止具を確実にロックして端子を係止することができる電
気コネクタを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電気コネクタは、端子収容室を有するコネ
クタハウジングと、該端子収容室内に挿入される端子
と、該コネクタハウジングの後部に対して仮係止手段と
本係止手段とを有して仮係止状態と本係止状態の二段階
をもって組み合わされる端子係止具とから成る電気コネ
クタにおいて、前記本係止状態または仮係止状態には本
係止状熊において前記端子係止具を前記コネタハウジン
グに向けて付勢する手段を設け、該付勢手段が該端子係
止具とコネクタハウジングとの何れか一方の両側壁に他
方へ向けて立ち上げられてロックばねを有するロック腕
と、該他方の両側壁に形成されて該ロック腕に対する係
止部とから成ることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の電気コネクタによれば、ロックばねを
備えたロック腕が端子係止具またはコネクタハウジング
の何れか一方の両側壁から立ち上がると共に、ロック腕
に対する係止部が他方の両側壁に形成されているから、
ロック腕と係止部との係合時に端子係止具がロックばね
の弾性によりコネクタハウジングに付勢される。仮係止
状態から本係止状熊への移行を、端子係止具をコネクタ
ハウジングに対して一方向に摺動または押し込むことに
より一段で行うことができるから、作業性が向上する。
また、端子係止具は、本係止状態においてコネクタハウ
ジングに向けて付勢する手段を備えているので、端子の
寸法誤差などにより端子の後端部が標準サイズよりも僅
かにのびている場合でも、ロックばねの弾性でこれを吸
収し、確実にロックすることができる。
【0009】
【実施例】図1乃至図4において、Aは合成樹脂製の雌
コネクタハウジング(以下、単にハウジングという)、
Bは同じく合成樹脂製の端子係止具、Cは電線Wの端末
に接続された雄端子を示す。ハウジングAは、雄端子C
を収容係止する複数の(本実施例では3個の)端子収容
室1を並設したハウジング本体A1 と、その前面に形成
した雄コネクタハウジング(図示せず)を受け入れるフ
ードA2 とから成り、フードA2 の上部外周壁には上記
雄コネクタハウジングの図示しないロックアームに対す
るロック室2が形成され、また、ハウジング本体A1
後面には両側の側壁3,3と上壁4とからなる端子係止
具Bに対する係止具装着室5が膨出形成されている。
【0010】端子係止具Bは、ハウジングAの端子収容
室1に対応する複数の開口部7を有する枠状主体部6を
備えている。開口部7の大きさは、端子係止具Bの後述
する仮係止状態において、そこから雄端子Cを挿入でき
ればよく、端子収容室1の開口断面積よりも小さく形成
することができる。また、開口部7の前面には、一方の
内縁部に雄端子Cに対するテーパ状の押し込み係合面7
a(図4参照)が形成されている。枠状主体部6には、
その左右両側の側枠6aの外面にハウジングAに対する
ロック腕8、係止溝9および係止突条10が設けられ、
その上枠6b上には一対の係止杆11,11とともに凹
部12が設けられている。ロック腕8は側枠6aの後方
から前方にのびる水平方向可撓腕8aと、その先端から
上下にのびる前後方向可撓腕8bとからなるT字形をし
ており、各前後方向可撓腕8bは後方に反り返るロック
ばねとして形成され、その自由端部には係止突起8cが
設けられている。水平方向可撓腕8aは矢線x方向に、
前後方向可撓腕8bは矢線y方向に弾性変位する。係止
杆11はフック状であり、先端部に係止爪11aが外側
に向けて突設してある。また、枠状主体部6の下枠6c
は、下面中央に凹部13を有し、その前面において凹部
13の両側に位置する一対の溝14,14を有すると共
に凹部内壁から前方にのびる一対の回動防止腕15,1
5を有する。回動防止片15は、L形アーム15aとそ
の先端部内側に設けた係合突起15bとからなる(図4
参照)。
【0011】ハウジング本体A1 の後面側即ち係止具装
着室5側において、側壁3の内面中間部には、前記ロッ
ク腕8の水平方向可撓腕8aに対する通路16を挟んで
上下に係止突起8cに対する係止部17,17が突設さ
れると共に側壁3の下端部には前記係止溝9に対する係
止突条18が設けられている。また、上壁4には、前記
係止杆11に対する2条の係止室19が隆起形成され、
各係止室19には係止孔20と共に本係止用突起21
(図8参照)が設けられ、該係止室19,19間には前
記凹部12に対する係止部22が設けられている。さら
に、ハウジング本体A1 の後面側には、下端部に前記一
対の溝14,14に嵌合する位置決め突起23,23が
設けられている。この位置決め突起23は前記端子収容
室1の隔壁1aの端面に位置し、両突起23,23の下
端を連結するように断面L型のガイド舌片24が突設さ
れている。
【0012】雄端子Cは、導電性金属板を角筒形に折り
曲げ形成した胴体部25の前方に電気接触部C1 、後方
に電線接続部C2 を連成して成る。電気接触部C1 は折
り返し二重板構造のタブとして形成され、電線接続部C
2 は一対の導体挾持片26と絶縁体挾持片27とから成
り、また胴体部25の底板部には係止孔28が設けられ
ている。なお、雄端子Cとして絶縁体挟持片27の後に
スタビライザ(図示せず)を備えたものも使用すること
ができる。
【0013】次に、端子係止具Bの使用方法および作用
について説明する。最初にハウジングAの後面に端子係
止具Bを差し込んで仮係止する。この状態で、雄端子C
を端子収容室1に挿入、係止する。最後に、端子係止具
Bを上方に摺動させて本係止すると共に雄端子Cの後方
への抜けを阻止する。
【0014】図2において、端子係止具Bを矢線P方向
にハウジングAの係止具装着室5に差し込む。端子係止
具Bは、その係止溝9がハウジングAの側壁3における
係止突条18に係合案内されて係止具装着室5に進入す
る。その際に、端子係止具Bの下端面の凹部13はガイ
ド舌片24に支持され、2条の係止杆11は係止室19
内に進入し、位置決め突起23が端子係止具前面の溝1
4に嵌合する。
【0015】また、端子係止具Bの進入に際し、そのロ
ック腕8は、上下の係止突起8cが側壁内面における係
止部17のテーパ面17aに摺接案内されることによ
り、内側に撓み、該係止突起8cがテーパ面17aを乗
り越えるに及んでロック腕8は弾性復帰する。このと
き、端子係止具Bは、その前面B0 が図6(A)のよう
にハウジングAの後面A0 に接触し、係止突起8cの背
面が係止部17に係合して仮係止されるから、端子係止
具Bの後方への抜けが阻止される。また、ロックばねと
して形成された前後方向可撓腕8b,8bのばね性によ
り端子係止具8はハウジングA側に付勢される。
【0016】上記仮係止状態において、端子係止具B
は、図5(A)に示すように、係止溝9と係止突条18
との係合、および係止杆11の係止爪11aと係止室1
9の本係止用突起21との係合によって、上下方向への
ガタツキが阻止され、端子係止具Bの開口7と端子収容
室1との軸芯が合致する。また、図示のように、ガイド
舌片24が設けてあると、端子係止具Bのとくに下方向
へのガタツキを一層確実に阻止することができる。
【0017】この仮係止状態において、図6(A)に示
すように、開口部7から電線Wに接続された雄端子Cを
端子収容室1を挿入して、該室内に設けた可撓係止腕2
9を係止孔28に係合させて雄端子Cの後抜けを阻止す
る(端子の一次係止)。次いで、端子係止具Bを矢線Q
方向に摺動させる。即ち、上記面接触状態で端子係止具
Bを押し上げると、係止溝9と係止突条18との係合が
解除され、端子係止具Bは上方に移動する。これによ
り、係止杆11の係止爪11aが係止室19内の本係止
用突起21を乗り上げて上部の係止孔20内に移行し、
また、端子係止具Bの両側の係止突条10はそれぞれ側
壁内面の係止突条18に支持された本係止状態になる。
【0018】図5(B)および図6(B)は、いずれも
端子係止具Bの本係止状態を示す。すなわち、係止杆1
1の係止爪11aと係止孔20、係止突条18と係止突
10との上記係合のほか、回動防止片15の係合突起
15bとガイド舌片24の背面との係合、および前記上
壁4の係止部22と凹部12との係合により、端子係止
具Bの後抜けが確実に阻止される。
【0019】本係止状態において、雄端子Cに電線Wを
介して引張力が作用しても、端子係止具Bが雄端子Cの
後端部(図示の例では絶縁体挟持片27)に対するスト
ッパとして機能するから、前記次係止と合わせて、そ
の後抜けを確実に阻止することができる。端子係止具B
の仮係止状態から本係止状態への摺動移行に際し、一部
の雄端子Cに僅かに挿入状態が不完全のものがあれば、
その摺動に際して開口部7のテーパ状の押し込み係合面
7aが上記絶縁体挟持片27と係合して雄端子Cを端子
収容室1の前方に押し進めるので、不完全挿入も解消す
る。また、図6 (B)において、端子係止具Bに対し
て例えば電線Wの引張力により矢線Rのような回動力が
作用しても、回動防止片15が前記のようにガイド舌片
24に係合するから、本係止が解除される心配がない。
さらに、雄端子Cの完全挿入状態において、その寸法誤
差または圧着時ののびにより、図6(B)および図7
(B)に示すように絶縁体挟持片27の後端27aが、
ハウジングAの後面Aよりも僅かに長さ=Δだけ突
出する場合には、端子係止具Bが前後方向可撓腕8bの
弾性に抗して後退して、本係止状態はそのまま維持され
る。
【0020】上記の説明から明らかなように、ロック腕
8と側壁3の内面の係止部17,17は端子係止具Bと
ハウジングAとの仮係止手段および本係止手段を構成す
る。そして、仮係止状態において、係止溝9と係止突条
18、または凹部13とガイド舌片24は端子係止具B
を支持し、ハウジングAからの脱落を防止する。同様に
係止杆11の係止爪11aと係止室19内の本係止用突
起21、または係止突条10と係止突条18は、本係止
状態における端子係止具Bの脱落を防止する。更に、凹
部12と係止部22、または回動防止片15とガイド舌
片24は本係止状態を保持強化するのに有効である。
の上、仮係止状態の端子係止具Bがコネクタハウジング
Aに本係止できる場合、端子収容室1内での雄端子Cの
挿入状態が完全であり、また端子係止具Bが本係止でき
ない場合は、端子収容室1内での雄端子Cの挿入状態が
不完全であるから、端子係止具Bをコネクタハウジング
Aに本係止できるか否かで端子収容室1内での雄端子C
の挿入状態を確認することができる。
【0021】以上はハウジングAにおける端子収容室1
が横一列の一段構造の例について説明したが、上下多段
配列の場合には、端子係止具Bの開口部7をそれに対応
して縦横に開口配列すればよい。また、端子係止具Bは
雄端子Cと端子収容室1との間の係止手段、即ち従来の
ケースランス方式による可撓係止腕29とは独立してい
るから、前記端子ランス方式の場合にも同様に適用する
ことができる。同様に、雌端子を収容する雄コネクタハ
ウジングについても適用することができる。
【0022】図9は本発明の他の実施例を示す電気コネ
クタの斜視図、図10はその端子係止具B′の拡大斜視
図である。端子係止具B′は、開口部7を有する枠状
主体部6の前方に延長してハウジングA′の上下二段
の複数の端子収容室1に対応する複数の可撓係止片3
0を突設すると共に、両側部には同じく前方に延長して
ハウジングA′に対する可撓性のロック腕31が連設さ
れている。ロック腕31は、間隔31cを介して上下に
並設される一対の垂直方向可撓片31a,31aと、該
垂直方向可撓片31a,31aの側方において間隔31
cに対向し且つ間隔31cの出入可能に設けられる水平
方向可撓片31bとを有し、垂直方向可撓片31aには
仮係止突起31aが突設され、水平方向可撓片31b
には該仮係止突起31aより後方に位置して本係止突
起31bが突設されている。この本係止突起31b
の後端面にはハ字状に開いたロックばねとしてのばね脚
31b,31bが設けられている。
【0023】ハウジングA′の側壁32,32の後部に
は膨出壁33,33が設けられ、ロック腕31,31に
対する受入部34,34が形成されている。各受入部3
4に面して膨出壁33の後端における上下には前記仮係
止突起31a1 に対する係止部33aが形成されると共
に係止部33aの前方において膨出壁33の側面には前
記本係止突起31b1 に対する係止部33bが突設され
ている。
【0024】端子係止具B′は、前記雄端子Cの挿入前
においては、その垂直可撓片31aの仮係止突起31a
1 が前記ハウジングA′の受入部34における係止部3
3aに係合して仮係止され、この仮係止状態において前
記雄端子Cを端子係止具B1 の開口部71 から端子収容
室11 内に挿入、係止させる。これは、図6(A)の場
合と同様である。
【0025】次に、端子係止具B′をハウジングA′に
対して押し入れて、ロック腕31における本係止突起3
1bのばね脚31bを受入部34における係止部3
3bに係合させて本係止状態とし、前記可撓係止片31
を雄端子Cと係合する位置に接近させ、その後抜けに対
する二重係止を行う。ばね脚31b を有するロック腕
31と係止部33a(33b)とから付勢手段が形成さ
れ、ばね脚31b の弾性により端子係止具B′がハウ
ジングA′側に付勢される。雄端子Cに図6(B)およ
び図7(B)に示すような寸法誤差(Δ)があれば、
端子係止具Bがばね脚31bの弾性に抗して後退
し、前記と同様に本係止状態はそのまま維持される。
【0026】図11は本発明の別の実施例を示す。端子
係止具B″は、開口部7を有する枠上主体部6の前
方に延長してハウジングA″の上下二段の複数の端子収
容室1に対応する複数の可撓係止片30′を突設する
と共に、両側部には前方から後方にかけてハウジング
A″の可撓性のロック腕35の係止孔35aと係合する
係止部としての仮係止突起36と本係止突起37が設け
られ、該係止孔35aの後縁部には前後方向に弾性変位
する、ロックばねとしての弧状のばね片35bが設けら
れている。ばね片35bを有するロック腕35と、仮係
止突起36及び本係止突起37とから付勢手段が形成さ
れ、ばね片35bの弾性により端子係止具B″がコネク
タハウジングA側に付勢される。このばね片35bも、
端子係止具B″の本係止状態において、図10のばね脚
31bと同様の作用をするので、説明を省略する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端子係止具またはコネクタハウジングの何れか一方の両
側壁から立ち上げられてロックばねを備えたロック腕
と、他方の両側壁に形成され、ロック腕に対する係止部
との係合時に、端子係止具がロックばねの弾性によりコ
ネクタハウジング側に付勢されるから、従来に比較して
端子係止具がコネクタハウジングに一段で円滑に行わ
れ、作業性が向上される。また、端子係止具が本係止状
態においてハウジングに向けて付勢する手段を備えてい
るので、例えば端子の寸法誤差などにより端子の後端部
が標準サイズよりも僅かにのびた状態であっても、端子
が端子収容室内に押し込まれる。これにより、端子が端
子収容室内に完全挿入される。 従って、端子係止具とコ
ネクタハウジングとがロックされない場合には端子がコ
ネクタハウジングの端子収容室に完全に挿入されておら
ず、またロックされる場合には端子が完全に端子収容室
内に挿入されるから、端子係止具がコネクタハウジング
にロックされるか否かによってコネクタハウジング内の
端子の挿入状態が容易に確認される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気コネクタの一実施例を示す分離状
態の斜視図である。
【図2】図1の一部を断面した側面図である。
【図3】図1の雌コネクタハウジングの背面図である。
【図4】(A)は図1における端子係止具を前面側から
見た斜視図、(B)はその背面図、(C)はその右側面
図である。
【図5】(A),(B)は、それぞれ端子係止具の仮係
止状態と本係止状態を示す雌コネクタハウジングの背面
図である。
【図6】(A),(B)は、それぞれ図5と同様に端子
係止具の仮係止状態と本係止状態を示す電気コネクタの
要部断断面図である。
【図7】(A),(B)は、図6におけるロック腕の部
分の拡大断面図である。
【図8】図5(A)における係止杆の仮係止状態を示す
部分拡大説明図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す電気コネクタの分離
状態の斜視図である。
【図10】図9の端子係止具の拡大斜視図である。
【図11】本発明の別の実施例を示す電気コネクタの分
離状態の斜視図である。
【図12】(A),(B)はそれぞれ従来の電気コネク
タの仮係止状態と本係止状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A,A′,A″ 雌コネクタハウジング B,B′,B″ 端子係止具 C 雄端子 1,11 ,12 端子収容室 6,61 ,62 枠状主体部 7,71 ,72 開口部 8,31,35 ロック腕 8a 水平方向可撓腕 8b 前後方向可撓腕 9 係止溝 10,18 係止突条 11 係止杆 12,13 凹部 14 溝 15 回動防止片 17,22 係止部 19 係止室 20 係止孔 23 位置決め突起 24 ガイド舌片 31a1 ,36 仮係止突起 31b1 ,37 本係止突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子収容室を有するコネクタハウジング
    と、該端子収容室内に挿入される端子と、該コネクタハ
    ウジングの後部に対して仮係止手段と本係止手段とを有
    して仮係止状態と本係止状態の二段階をもって組み合わ
    される端子係止具とから成る電気コネクタにおいて、 前記本係止状態または仮係止状態には本係止状熊におい
    て前記端子係止具を前記コネタハウジングに向けて付勢
    する手段を設け、該付勢手段が該端子係止具とコネクタ
    ハウジングとの何れか一方の両側壁に他方へ向けて立ち
    上げられてロックばねを有するロック腕と、該他方の両
    側壁に形成されて該ロック腕に対する係止部とから成る
    ことを特徴とする電気コネクタ。
JP3141591A 1991-06-13 1991-06-13 電気コネクタ Expired - Fee Related JP2578266B2 (ja)

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