JP2578179B2 - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

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JP2578179B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は衛星放送受信や、マイクロ波送、受信機に用
いられる平面アンテナに関するものである。
[従来の技術] 従来のビームチルト型平面アンテナはマイクロストリ
ップラインをクランク状に折り曲げて構成された直列給
電型のアンテナ素子に逐次位相差を付けて給電するもの
であった。
ところが一般にその帯域が狭く、衛星放送の全帯域
(300〜400MHz)に亙って良好な利得を得ることが困難
であった。
帯域及び効率の改善の為にはアンテナ素子を環状スロ
ットとパッチ素子で構成し、これに電磁気的カップリン
グ結合を利用して給電するアンテナが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このアンテナは並列給電であるため素子の
数が2n個(n=整数)に限られ、ゲイン的に最適なサイ
ズのアンテナを設計するには、給電線の長さが若干長く
なり、その結果給電線損失が増加し、効率が低下すると
いう問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その
目的とするところは高効率で広角度のビームチルトを可
能とした平面アンテナを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は第1図に示すように直列に給電したN個(N
は3以上の整数)のアンテナ素子11〜1Nに夫々360/N度
の整数倍の位相差若しくは 度の整数倍の位相差(Pは整数)を設けて直列サブアレ
イ2を形成し、第2図のように同相若しくは360度の整
数倍の位相差を持たせて複数個の上記直列サブアレイ2
に並列に給電線3により給電するものである。
例えば3素子サブアレイの場合は120度づつの位相差
になる。次の素子は240度+120度=360度の位相差、次
には360度+120度=480度、次は600度…とする必要があ
る。ところが360度は0度と同相、480度は120度と同
相、600度は240度と同相になるから、サブアレーを同相
で給電すると同じ効果がある。
つまり(360/N)度づつ位相差を持つように設計した
直列サブアレー(サブアレー内は直列給電)を一度設計
すると、アンテナのサイズの拡大(アレーの増大)には
単にその直列サブアレイを同相或いは360度で給電(並
列給電)すればビームチルトアンテナが実現することに
なる。
[作用] 而して直列に給電するアンテナ素子11…の数を最適化
することによって最適な利得を有し且つ最適サイズの平
面アンテナが実現でき、しかも位相調整の設計が直列サ
ブアレイの部分に限られるため、調整の精度の向上が可
能で、その結果サイドローブパターンが改善できること
になる。
更には複数個の直列サブアレイ2に対して360度の整
数倍若しくは同相で給電するので給電線3の長さを最小
にすることが可能で、アンテナ効率も低下しないという
作用がある。
[実施例] 以下本発明を実施例により説明する。
実施例1 本実施例は、市販されているポリエステルフィルム
(50μm厚)に既存の方法で銅箔(18μm厚)を積層し
て形成したプリント板を用い、間隔が16mmで3個直列接
続したアンテナ素子1が夫々120度づつの位相差を持つ
直列サブアレイ2の各給電線3を同相若しくは360度の
位相差を持たせて最短の距離で128個接続した給電線の
パターンをエッチングにより上記プリント板に形成して
給電回路とする。第3図はこの給電回路の一部を示して
おり、第3図中の破線枠内の給電線3が直列サブアレイ
2に対応するものである。
アンテナ素子(放射素子)1は第4図に示すような例
えば15mm×13mmの長方形の環状スロットAと、環状スロ
ットA内に形成され、一辺が7mmの正方形の対角方向の
一対の角を2mmだけ残して切り取った形状のパッチ素子
Bとからなり、上記プリント板と同等のプリント板にエ
ッチングにより上記給電線3に併せて3×128個形成し
て放射回路とする。
而して市販のAl板(0.5mm厚)の上に2mm厚の発泡プラ
スチックシートよりなるスペーサを介して上記給電回路
を形成したプリント板を積層し、更に上記スペーサと同
様なスペーサを介して放射回路を形成したプリント板を
積層して所望の平面アンテナを完成させるのである。こ
の際各アンテナ素子1と給電線3との間の給電は電磁的
なカップリグにより行い、使用帯域を広げている。
かようにして製作された本実施例の平面アンテナを評
価すると、約31度のビームチルト型平面アンテナが得ら
れその効率も50%以上となった。
またサイドローブレベルも15dB以上が達成できて極め
て良好な結果となることが確認できた。
上記実施例のアンテナ素子(放射素子)1の代わりに
たい5図に示すように円形の環状スロットA′と、この
環状スロットA′内に形成され、直径方向に一対のくぼ
みを設けた円形のパッチ素子B′とからなる円形のアン
テナ素子(放射素子)1を使用しても同等の効果が得ら
れた。
また上記スペーサを格子状若しくはハニカム状等のよ
うに部分的に打ち抜いた形状としてもやはり上記の実施
例と同等の効果が得られた。
実施例2 本実施例は実施例1の給電回路の代わりに、5個の直
列アンテナ素子1に夫々144度づつの位相差を設けた直
列サブアレイ2を形成し、例えば128個の直列サブアレ
イ2を給電線3の長さが最小となるように同相若しくは
360度の整数倍の位相差を設けて接触した給電回路を使
用したものである。勿論放射回路の配置を給電回路に併
せて変更して使用する。
而して本実施例では約40度のビームチルトのアンテナ
が確認できた。そしてその効率も40%以上が300MHzで達
成できた。
実施例3 本実施例は上記実施例1で使用せるプリント板の代わ
りに25μm厚のポリエステルに20μm厚のAl箔を積層し
たプリント板を使用し、給電回路、放射回路をエッチン
グ形成した後に25μm厚のポリエステルフィルムと、給
電回路、放射回路を形成した夫々のプリント板をサンド
ウィッチ状に積層したもので、アンテナの性能を実施例
1と同等に確保し、且つ耐候性の信頼性を約3倍に改善
できた。
[発明の効果] 本発明は直列に給電したN個(Nは3以上の整数) のアンテナ素子に夫々360/N度の整数倍の位相差若しく
度の整数倍の位相差(Pは整数)を設けて直列サブアレ
イを形成し、同相若しくは360度の整数倍の位相差を持
たせて複数個の上記の直列サブアレイに並列に給電する
ので、位相調整の設計が直列サブアレイの部分に限られ
るのでビームチルト型アンテナの設計が比較的容易とな
り、更に給電線の長さを最小にすることができ、結果高
いアンテナ効率を得られるものであって、しかも直列サ
ブアレイを構成するアンテナ素子の数を最適化すること
によって任意の大きさのアンテナ、任意の利得のアンテ
ナが実現でき、しかも各素子夫々の位相差を全て考慮す
る必要がなく、そのため設計の信頼性が向上し、また直
列サブアレイには同相又は360度で給電するため導波
管、同軸といった給電機構の使用も可能となるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の直列サブアレイの概念説明図、第2図
は本発明の概念図、第3図は本発明の実施例1の放射回
路の一部省略した構成図、第4図は同上使用のアンテナ
素子の構成図、第5図は同上使用のアンテナ素子の別の
例の構成図である。 1はアンテナ素子、2は直列サブアレイ、3は給電線、
Aは環状スロット、Bはパッチ素子である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列に給電したN個(Nは3以上の整数)
    のアンテナ素子に夫々360/N度の整数倍の位相差若しく
    度の整数倍の位相差(Pは整数)を設けて直列サブアレ
    イを形成し、同相若しくは360度の整数倍の位相差を持
    たせて複数個の上記直列サブアレイに並列給電すること
    を特徴とする平面アンテナ。
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