JP2578083B2 - 図柄組合わせ表示式のパチンコ遊技機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、図柄組合わせ表示式
のパチンコ遊技機に係り、更に詳しくは、パチンコゲー
ム中に発生した始動入力に基いて図柄組合わせゲームを
展開して、所定の図柄組合わせ判定結果に応じて特別遊
技状態を出現させ得るパチンコ遊技機に関するものであ
る。

【０００２】

【従来技術】パチンコ遊技機の代表例の１つである図柄
組合わせ表示式のパチンコ機では、機内の遊技盤に装備
される図柄表示装置について大別的に観ると、複数の図
柄ドラム(絵柄リール)を利用した機械的回転式の図柄表
示タイプのものや、複数の表示素子(セグメント)を利用
した電子的変動式の図柄表示タイプのものが多く採用さ
れている。そして何れのタイプの図柄表示装置にあって
も、パチンコゲーム中に発生した始動入力に基いて図柄
を変動し、そして固定表示された図柄同志の組合わせ判
定結果に応じて、遊技盤に設置された入賞装置が設定条
件で開成される特別遊技が出現されるようになってい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たパチンコ機の図柄表示装置にあって、機械的回転式タ
イプのものでは、複数のモータや図柄ドラムを含む構造
が複雑で大型化すると共に、各列の図柄ドラムの図柄
が、そのコマ数を制限されたもとで配列順に回転変位さ
れるだけで単調な表示態様になっている。一方電気的変
動式タイプのものでは、複数の表示素子で構成される図
柄(数字,文字等を含む)が単に変動表示されるだけで、
斬新な図柄表示態様を展開し得ない。そして何れのタイ
プにあっても、唯単に図柄組合わせゲームのための図柄
のみが表示されるだけであって、図柄以外の画像等は一
切表示されず、図柄組合わせゲーム全体の見映えが乏し
く美的効果も低いものとなっていた。

【０００４】

【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するべく
提案されたもので、遊技面に臨む１基共通の映像表示媒
体において、図柄組合わせゲームのための各種図柄の部
分的表示と、図柄とは別のグラフィック画像の全面的表
示とを可能にして、図柄組合わせゲーム全体の見映え,
美的効果を高めると共に、遊技面の設計,構成の簡易化
を図り得るようにした図柄組合わせ表示式のパチンコ遊
技機を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、遊技面に図
柄組合わせゲーム用の始動入力を発生させるための始動
入賞口および検出手段と、図柄組合わせ判定結果による
特別遊技の成立を前提にして開成される入賞装置とを備
えたパチンコ遊技機にあって、前記遊技面において、図
柄組合わせゲーム用の図柄の変動停止表示と、図柄とは
別の複通りの背景画像の変更表示とをなし得る液晶表示
板およびこれに必要な電子表示制御部を含む表示ユニッ
トと、前記始動入力に対する図柄変動停止処理および所
定の図柄組合わせ判定結果に対する前記入賞装置の開成
処理をなし得るゲーム用制御処理手段と、このゲーム用
制御処理手段から出力された制御処理信号を受けて、図
柄データ処理および複通りの背景画像データ処理をなし
得る表示用中央処理装置と、前記表示用中央処理装置に
接続されて図柄組合わせゲーム用の図柄データを記憶す
る第１のリードオンリメモリと、前記表示用中央処理装
置に接続されて複通りの背景画像を記憶する第２のリー
ドオンリメモリと、前記表示用中央処理装置に接続され
て該装置が行なう制御処理データを一時的に記憶するラ
ンダムアクセスメモリと、前記表示用中央処理装置から
区分して出力される図柄用および画像用の表示データを
表示信号に変換して前記表示ユニットの電子表示制御部
に入力する図柄・画像表示制御手段とを備えたことを特
徴とする。

【０００６】

【作用】遊技盤前面に臨む１基共通の液晶表示板におい
て、始動入力に対する図柄組合わせゲームのための図柄
可変表示を部分的に表示すると共に、前記図柄組合わせ
のための図柄表示部分以外の背景部分には、図柄とは別
の背景的なグラフィック画像が表示される。そして、電
源投入時,始動入力による図柄可変表示時,図柄変動停止
時および特別遊技条件成立時等、図柄組合わせゲームの
進行に応じた各時点毎に夫々異なる背景画像を変更表示
することによって、図柄組合わせゲーム全体の斬新性を
図り面白味を高めることができる。

【０００７】

【実施例】以下、この発明に係る図柄組合わせ表示式の
パチンコ遊技機について、具体化した一実施例を図面に
従って説明する。

【０００８】図２に全体を略示した本実施例のパチンコ
機は、パチンコゲーム中に発生した始動入力に基いて図
柄組合わせゲームを展開して、所定の図柄表示結果によ
り遊技者に有利な特別遊技状態を出現し得るタイプのも
のである。そしてこのパチンコ機では、前面枠１の内部
正面にセットされた遊技盤の遊技面２において、背景画
像表示および図柄表示に必要な電子表示制御部を有する
表示ユニット３の液晶表示板４が設置され、またセーフ
球用の検出手段として、図１中の検出センサ１２を有す
る始動入賞口５と、開閉部材６および電磁操作具として
図１中のソレノイド１３を有する入賞装置７等が配設さ
れている。一方、前面枠１の前側下部には、上球皿８お
よび下球皿９そして打球操作ハンドル１０等が設置され
ている。

【０００９】図１は、本実施例のパチンコ機における図
柄および画像の表示に係る電気的構成を主に示すブロッ
ク図である。この図に示すように、パチンコ遊技を制御
するゲーム用中央処理装置１１(以下、ゲーム用ＣＰＵ
という)には、前記始動入賞口５に入ったセーフ球を検
出する検出センサ１２、前記入賞装置７の開閉部材６を
作動させるためのソレノイド１３、遊技面２の各所に設
けられたランプ１４、および効果音等を発するスピーカ
１５が接続されている。またゲーム用ＣＰＵ１１には、
リードオンリメモリ１６(以下、ＲＯＭという)およびラ
ンダムアクセスメモリ１７(以下、ＲＡＭという)が接続
されて、ＲＯＭ１６に記憶された各種プログラムに従っ
て、ゲーム用ＣＰＵ１１が遊技に係る各種の制御処理を
なすようになっている。またＲＡＭ１７は、ゲーム用Ｃ
ＰＵ１１が行なう制御処理のデータを一時的に記憶する
ようになっている。なおＣＰＵ１１,ＲＯＭ１６,ＲＡＭ
１７を総括してゲーム用制御処理手段と称す。

【００１０】また図柄とは別の画像を制御表示する表示
用中央処理装置２０(以下、表示用ＣＰＵという)が、前
記ゲーム用ＣＰＵ１１に対して一対のＩ／Ｏポート１
８,１９を介して接続されて、データの交信を行なうよ
うになっている。そしてこの表示用ＣＰＵ２０は、図柄
および背景画像の表示変換制御手段の具体的な一例とし
て、グラフィックコントロールＩＣ２１を介して前記表
示ユニット３と接続され、このグラフィックコントロー
ルＩＣ２１にはＶＲＡＭ２２が接続されている。また表
示用ＣＰＵ２０には、図柄データ記憶手段としての第１
のＲＯＭ２３、背景データ記憶手段としての第２のＲＯ
Ｍ２４およびＲＡＭ２５が接続されている。そして図５
〜図８に例示するように、第１のＲＯＭ２３には、液晶
表示板４の所定部位に表示される図柄や情報(３桁の数
字２６ａ等を示す)のための表示データが記憶され、ま
た第２のＲＯＭ２４には、第１〜第４の背景画像２７,
２８,２９,３０(但し具体例としては図示しない)のため
の表示データが記憶されている。またＲＡＭ２５は、表
示用ＣＰＵ２０が行なう制御処理のデータを一時的に記
憶するようになっている。なおＣＰＵ２０,ＲＯＭ２３,
ＲＯＭ２４,ＲＡＭ２５を総括して表示用制御処理手段
と称す。

【００１１】

【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパ
チンコ機では、電源投入された実施状態にあって、遊技
面２に臨む映像表示手段としての１基共通な液晶表示板
４において、始動入力を前提とした図柄可変表示による
図柄組合わせゲームを展開し得る一方、パチンコ機の電
源投入時以降および図柄組合わせゲームの進行に合わせ
て図柄とは別の背景画像を表示し得るようになってい
る。

【００１２】そこでまず、ゲーム用制御処理手段による
図柄組合わせゲーム等の制御処理について、図３のフロ
ーチャートを参照して説明する。すなわちゲーム用ＣＰ
Ｕ１１は、ステップ１で始動入賞口５の検出センサ１２
のオン条件を待ち、同センサ１２がセーフ球を検出して
オンすると、次のステップ２で始動入力に対する図柄組
合わせ条件を「大当り」とするか否かを決定する。そして
「大当り」決定条件の場合には、ステップ３に移行してそ
の「大当り」に対応する図柄組合わせ表示をセットすると
共に、大当りフラグをセットする。一方、ステップ２で
「大当り」決定条件でない場合には、ステップ４に移行し
て「外れ」用の図柄組合わせ表示をセットすると共に、大
当りフラグをリセットする。

【００１３】このもとでゲーム用ＣＰＵ１１は、ステッ
プ５で後述する表示用ＣＰＵ２０に対して設定時間(例
えば５秒)に亘る図柄変動表示指令を発する。そして設
定時間後、ステップ６において表示用ＣＰＵ２０に対し
て図柄変動表示を停止して、前記ステップ３またはステ
ップ４でセットされた「大当り」用または「外れ」用の図柄
組合わせを停止表示するように指令する。その後ゲーム
用ＣＰＵ１１は、ステップ７で大当りフラグがセットさ
れているか否かを判定し、セットされていない場合には
「外れ」としてステップ１に戻り、一方セットされている
場合には「大当り」として次のステップ８で表示用ＣＰＵ
２０に対して大当り表示を指令し、続くステップ９で大
当り動作としての特別遊技に係る制御を行なう。

【００１４】このような「大当り」成立による特別遊技に
あっては、ゲーム用ＣＰＵ１１の制御によるソレノイド
１３の設定作動により、入賞装置７が設定条件(開放時
間,セーフ球入賞個数,継続開放回数)で開成される一
方、各ランプ１４が大当り用に点滅表示されると共にス
ピーカ１５から大当り用の効果音等が発生されて遊技者
に報知する。そうして、入賞装置７の設定条件の開成作
動等がゲーム用ＣＰＵ１１に入力される前提にあって、
同ＣＰＵ１１はステップ１０で大当り終了を表示用ＣＰ
Ｕ２０に指令する。

【００１５】次に、表示用制御処理手段による図柄およ
び背景画像等の表示制御処理について、図４のフローチ
ャートを参照して説明する。すなわちパチンコ機の電源
投入状態において表示用ＣＰＵ２０は、ステップ１０１
で第２のＲＯＭ２４に記憶された第１の背景画像２７に
係る画像データを読み出して、図柄・画像表示変換制御
手段であるグラフィックコントロールＩＣ２１で信号変
換して表示ユニット３に入力する。これにより、液晶表
示板４の全面に亘り所要の第１の背景画像２７が表示さ
れる(図５参照)。次いでＣＰＵ２０は、ステップ１０２
において前記ゲーム用ＣＰＵ１１がステップ５で発した
図柄変動表示指令を入力したか否かを判定し、入力有り
の時には、前記検出センサ１２のオン(始動入力有り)と
してステップ１０３に移行する。

【００１６】そして表示用ＣＰＵ２０は、このステップ
１０３において第２のＲＯＭ２４から第２の背景画像２
８に係る画像データを読み出す一方、第１のＲＯＭ２３
に記憶された図柄変動表示に係る図柄データを順次読み
出して、夫々のデータをグラフィックコントロールＩＣ
２１を介して表示ユニット３に入力する。これにより図
６に略示するように、液晶表示板４において第２の背景
画像２８が全面的に表示され、これをバックにして同表
示板４の中央部の表示面域２６内に図柄としての３桁の
数字２６ａが設定時間(例えば５秒)に亘り連続的に変動
表示される。なおＶＲＡＭ２２は、グラフィックコント
ロールＩＣ２１の画像,図柄データを一時的に記憶し、
必要時にはこれらデータがグラフィックコントロールＩ
Ｃ２１に読み出される。

【００１７】続いて表示用ＣＰＵ２１は、設定時間後次
のステップ１０４において、前記ゲーム用ＣＰＵ１１が
ステップ６に発した図柄変動停止指令を入力したか否か
を判定し、入力有りの時にはステップ１０５に移行す
る。そしてこのステップ１０５において、第２のＲＯＭ
２４から第３の背景画像に係る画像データを読み出す一
方、第１のＲＯＭ２３からは前記ステップ３またはステ
ップ４でセットされた「大当り用または外れ用」の図柄組
合わせ表示に係る図柄データを読み出して、夫々のデー
タをグラフィックコントロールＩＣ２１を介して表示ユ
ニット３に入力する。これにより図７に略示するよう
に、液晶表示板４において第３の背景画像２９が全面表
示される一方、表示面域２６内に前記図柄データに基く
図柄組合わせとしての数字２６ａが固定表示される。

【００１８】なお上記図柄組合わせの数字２６ａについ
て、外れ用図柄データによる場合には、図６に例示する
「３,８,１」のような３桁不揃いの数字が表示され、一方
大当り用図柄データによる場合には、図７に例示する
「７,７,７」のような３桁出揃いの数字が表示される。

【００１９】次いで表示用ＣＰＵ２１は、ステップ１０
６において、前記ゲーム用ＣＰＵ１１がステップ８で発
した大当り表示の指令を入力したか否かを判定し、入力
なしの時には前のステップ１０２に戻り、一方入力有り
の時には次のステップ１０７に移行する。そしてこのス
テップ１０７において、第２のＲＯＭ２４から第４の背
景画像３０に係る画像データを読み出す一方、第１のＲ
ＯＭ２３から大当り状態および特別遊技状態に係る各種
の情報データを読み出して、夫々のデータをグラフィッ
クコントロールＩＣ２１を介して表示ユニット３に入力
する。

【００２０】これにより図８に略示するように、液晶表
示板４においては、大当り特別遊技状態に相応しい華や
かでカラフルな絵柄を含む第４の背景画像３０が全面に
亘り表示され、このもとで大当り用図柄としての数字
「７,７,７」が固定表示されると共に、表示板４の下部中
央に大当り表示を意味するＶ有効表示３１と、前記入賞
装置７に入ったセーフ球の入賞個数を表わす１０カウン
ト表示３２および入賞装置７の開成回数を表わす継続回
数表示３３の各種情報が表示される。なお図８中左右の
表示３２,３３は、ともに数字が加算的に可変表示され
る。

【００２１】そうして表示用ＣＰＵ２０は、ステップ１
０８において前記ゲーム用ＣＰＵ１１がステップ１０で
発した大当り終了の指令を入力したか否かを判定し、入
力有りの時に次のステップ１０９に移行して大当り表示
終了処理をなした後、図４中のステップ１０２側に戻
る。これにより液晶表示板４においては、図５に略示す
るような初期表示状態を呈し、第２のＲＯＭ２４からの
初期画像データの入力に基いて第１の背景画像２７のみ
が全面表示され、図柄としての数字２６ａおよび大当り
情報としての各表示３１,３２,３３が消去される。

【００２２】このように本実施例のパチンコ機では、遊
技面２に臨む１基の液晶表示板４において、始動入力に
対する図柄組合わせゲームのための図柄２６ａを変動し
て固定表示すると共に、大当り用図柄の組合わせ表示時
に大当り特別遊技情報３１,３２,３３を併せて表示する
一方、電源投入後の初期状態時から図柄組合わせゲーム
の進行に応じた各時点毎に前述のような互いに異なる第
１〜第４の背景画像２７,２８,２９,３０を変更表示し
得るものであり、各種の背景画像をバックにして図柄組
合わせゲーム全体の斬新性を図り面白味を高めることが
できる。

【００２３】しかも図柄・画像表示変換制御手段とし
て、実施例のようにグラフィックコントロールＩＣ２１
による図柄および画像の表示において、第１のＲＯＭ２
３に記憶した図柄データと第２のＲＯＭ２４に記憶した
画像データとを区分して出力するようにした例では、夫
々のＲＯＭが記憶容量の小さいものであっても、双方の
データに基く図柄表示と画像表示とを単純な組合わせ方
式できれいに作成表示し得、液晶表示板４での表示全体
の見映えを良化することができる。

【００２４】なおこの発明は、前述した実施例に限定さ
れることはなく、例えば液晶表示板４に表示される図柄
として、２桁の数字２６ａとしたり数字２６ａに代えて
絵柄等を表示してもよい。

【００２５】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る図柄
組合わせ表示式のパチンコ遊技機では、遊技面に臨む１
基共通の液晶表示板において、パチンコゲーム中に発生
した始動入力に対する本来の図柄組合わせゲームとして
所要の図柄を変動して停止表示し得ると共に、図柄組合
わせゲームの進行,展開状況に応じて複通りの背景画像
を変更表示し得るので、液晶表示板での表示内容の斬新
性を図り図柄組合わせゲームの面白味を高めることがで
きる。そして、このような図柄と背景画像との組合わせ
的な表示によれば、従来の機械的回転式タイプや電子的
変動式タイプの図柄表示装置で出現されていた図柄の単
調表示を廃し、図柄と画像との合成による美的表示を出
現させて、図柄組合わせゲーム中の気分転換を図ること
も可能となる。

【００２６】しかも、図柄と背景画像とを１基共通の表
示媒体である液晶表示板に合成的に表示し得るので、表
示媒体を大幅に小型化して遊技面上での設置占有面積を
小さくし得、始動入賞口や入賞装置等のレイアウトを含
む遊技面全体を無理なく設計,構成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係るパチンコ機の電気的構成
を示すブロック図である。

【図２】実施例に係るパチンコ機の正面図である。

【図３】ゲーム用ＣＰＵの制御処理を示すフローチャー
ト図である。

【図４】表示用ＣＰＵの制御処理を示すフローチャート
図である。

【図５】遊技開始時の液晶表示板の表示状態を略示する
説明図である。

【図６】図柄変動時の液晶表示板の表示状態を略示する
説明図である。

【図７】大当り用図柄停止時の液晶表示板の表示状態を
略示する説明図である。

【図８】大当り特別遊技時の液晶表示板の表示状態を略
示する説明図である。

【符号の説明】

２ 遊技面 ３ 表示ユニット ４ 液晶表示板 ５ 始動入賞口 ７ 入賞装置 １１ ゲーム用ＣＰＵ １２ 検出センサ １３ ソレノイド １６ ＲＯＭ １７ ＲＡＭ １８,１９ Ｉ／Ｏポート ２０ 表示用ＣＰＵ ２１ グラフィックコントロールＩＣ ２３ 第１のＲＯＭ ２４ 第２のＲＯＭ ２５ ＲＡＭ ２６ａ 図柄 ２７ 第１の背景画像 ２８ 第２の背景画像 ２９ 第３の背景画像 ３０ 第４の背景画像

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技面(2)に図柄組合わせゲーム用の始
   動入力を発生させるための始動入賞口(5)および検出手
   段(14)と、図柄組合わせ判定結果による特別遊技の成立
   を前提にして開成される入賞装置(7)とを備えたパチン
   コ遊技機にあって、 前記遊技面(2)において、図柄組合わせゲーム用の図柄
   (26a)の変動停止表示と、図柄(26a)とは別の複通りの背
   景画像(27,28,29,30)の変更表示とをなし得る液晶表示
   板(4)およびこれに必要な電子表示制御部を含む表示ユ
   ニット(3)と、 前記始動入力に対する図柄変動停止処理および所定の図
   柄組合わせ判定結果に対する前記入賞装置(7)の開成処
   理をなし得るゲーム用制御処理手段(11,16,17)と、 このゲーム用制御処理手段(11,16,17)から出力された制
   御処理信号を受けて、図柄データ処理および複通りの背
   景画像データ処理をなし得る表示用中央処理装置(20)
   と、 前記表示用中央処理装置(20)に接続されて図柄組合わせ
   ゲーム用の図柄データを記憶する第１のリードオンリメ
   モリ(23)と、 前記表示用中央処理装置(20)に接続されて複通りの背景
   画像を記憶する第２のリードオンリメモリ(24)と、 前記表示用中央処理装置(20)に接続されて該装置(20)が
   行なう制御処理データを一時的に記憶するランダムアク
   セスメモリ(25)と、 前記表示用中央処理装置(20)から区分して出力される図
   柄用および画像用の表示データを表示信号に変換して前
   記表示ユニット(3)の電子表示制御部に入力する図柄・
   画像表示制御手段(21)とを備えたことを特徴とする図柄
   組合わせ表示式のパチンコ遊技機。