JP2577560Y2 - 被搬送物品のホルダー - Google Patents
被搬送物品のホルダーInfo
- Publication number
- JP2577560Y2 JP2577560Y2 JP1991093292U JP9329291U JP2577560Y2 JP 2577560 Y2 JP2577560 Y2 JP 2577560Y2 JP 1991093292 U JP1991093292 U JP 1991093292U JP 9329291 U JP9329291 U JP 9329291U JP 2577560 Y2 JP2577560 Y2 JP 2577560Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- space
- article
- screw rod
- claws
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- Special Conveying (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、製造ラインや内容物
充填ライン等の種々のラインに沿って製品、容器等の被
搬送物品を搬送するに際して、搬送中の物品を確実に保
持し得ると共に、物品の形状、寸法の変化に物品や冶具
を交換することなく対応出来るようにした被搬送物品の
ホルダーに関する。
充填ライン等の種々のラインに沿って製品、容器等の被
搬送物品を搬送するに際して、搬送中の物品を確実に保
持し得ると共に、物品の形状、寸法の変化に物品や冶具
を交換することなく対応出来るようにした被搬送物品の
ホルダーに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、消費者ニーズの価値観が多様化、
個性化して来たのに伴って、製品の小品種、小量化が進
行し、製造ラインや内容物充填ライン等の種々のライン
を流れる製品、容器等の物品の形状、寸法等が比較的短
いサイクルで変動している。このため、製造ラインや内
容物充填ライン等の種々のラインに沿って物品を搬送す
る際、かかる物品の品種の変化に迅速に対応して、物品
を確実に保持し、搬送中物品が転倒したり、搬送ライン
から落下したりすることのない被搬送物品のホルダー手
段が要望されている。
個性化して来たのに伴って、製品の小品種、小量化が進
行し、製造ラインや内容物充填ライン等の種々のライン
を流れる製品、容器等の物品の形状、寸法等が比較的短
いサイクルで変動している。このため、製造ラインや内
容物充填ライン等の種々のラインに沿って物品を搬送す
る際、かかる物品の品種の変化に迅速に対応して、物品
を確実に保持し、搬送中物品が転倒したり、搬送ライン
から落下したりすることのない被搬送物品のホルダー手
段が要望されている。
【０００３】従来、ラインに沿って物品を搬送するに際
して、被搬送物品をライン上に最も簡単に保持するに
は、図４に示すようにラインを構成するベルトコンベア
(１)上に物品(２)を載置し、自立させるようにしたもの
であるが、これでは自立安定性の悪い形状の物品や変形
物品はライン上で転倒したり、ラインから落下してしま
うため搬送することが実質的に不可能となっていた。そ
こで、図５に示すように物品(２)を保持し得る専用のホ
ルダー(３)をベルトコンベア(１)上に配設し、該専用ホ
ルダー(３)に物品を保持させたものが提案されている。
しかしながら、かかる専用ホルダー(３)の使用は、物品
の形状、寸法ごとに該ホルダーを多数用意しなければな
らず、ホルダー費用が多大になると共に、不使用のホル
ダーを保管するスペースを必要とする欠点があった。
して、被搬送物品をライン上に最も簡単に保持するに
は、図４に示すようにラインを構成するベルトコンベア
(１)上に物品(２)を載置し、自立させるようにしたもの
であるが、これでは自立安定性の悪い形状の物品や変形
物品はライン上で転倒したり、ラインから落下してしま
うため搬送することが実質的に不可能となっていた。そ
こで、図５に示すように物品(２)を保持し得る専用のホ
ルダー(３)をベルトコンベア(１)上に配設し、該専用ホ
ルダー(３)に物品を保持させたものが提案されている。
しかしながら、かかる専用ホルダー(３)の使用は、物品
の形状、寸法ごとに該ホルダーを多数用意しなければな
らず、ホルダー費用が多大になると共に、不使用のホル
ダーを保管するスペースを必要とする欠点があった。
【０００４】
【考案が解決しようとする問題点】この考案は、被搬送
物品の形状や寸法に対応して物品を保持するためのホル
ダー空間の形状および寸法を変更し、一つのホルダーで
多品種の物品を保持し得るようにせんとするものであ
る。
物品の形状や寸法に対応して物品を保持するためのホル
ダー空間の形状および寸法を変更し、一つのホルダーで
多品種の物品を保持し得るようにせんとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案が採った手段は、搬送ライン上に配置され
るホルダー本体（１０）の上面に被搬送物品を保持する
ホルダー空間を設け、該ホルダー空間の外周縁に沿って
複数のホルダー爪（１１）を配列し、該ホルダー爪（１
１）の基部をホルダー本体（１０）に配置されたネジ棒
（１３）に螺挿してネジ棒（１３）の回転によりホルダ
ー空間の中心から放射方向に個別に進退自在とすると共
に、ネジ棒（１３）の外端にネジ棒の回転を制御する回
転軸（１５）を連結自在とした連結孔（１６）を形成し
たことを特徴とする。
に、この考案が採った手段は、搬送ライン上に配置され
るホルダー本体（１０）の上面に被搬送物品を保持する
ホルダー空間を設け、該ホルダー空間の外周縁に沿って
複数のホルダー爪（１１）を配列し、該ホルダー爪（１
１）の基部をホルダー本体（１０）に配置されたネジ棒
（１３）に螺挿してネジ棒（１３）の回転によりホルダ
ー空間の中心から放射方向に個別に進退自在とすると共
に、ネジ棒（１３）の外端にネジ棒の回転を制御する回
転軸（１５）を連結自在とした連結孔（１６）を形成し
たことを特徴とする。
【０００６】
【作 用】被搬送物品を保持するためのホルダー空間の
外周縁に沿って複数のホルダー爪を配置し、該ホルダー
爪をホルダー空間の中心から放射方向に進退させること
により、ホルダー空間の外周縁を実質的に変更させるよ
うにしてあるので、物品の形状、寸法に対応して、ホル
ダー空間を変更し確実に物品を保持することが出来る。
外周縁に沿って複数のホルダー爪を配置し、該ホルダー
爪をホルダー空間の中心から放射方向に進退させること
により、ホルダー空間の外周縁を実質的に変更させるよ
うにしてあるので、物品の形状、寸法に対応して、ホル
ダー空間を変更し確実に物品を保持することが出来る。
【０００７】
【考案の効果】この考案によれば、複数のホルダー爪を
個別に放射方向に進退させてホルダー空間の外縁を任意
の形状、寸法とすることができるため、任意の物品を保
持することが出来、特に変形した形状を有する物品をき
わめて効果的に保持することができると共に、ホルダー
爪はネジ棒に進退自在に螺挿され、該ネジ棒の外端にネ
ジ棒を回転制御する回転軸を連結しうる連結孔を形成し
てあるので、ホルダー爪の進退を進退させてホルダー空
間の外縁の設定がきわめて容易となり、自動化の達成が
可能となる。
個別に放射方向に進退させてホルダー空間の外縁を任意
の形状、寸法とすることができるため、任意の物品を保
持することが出来、特に変形した形状を有する物品をき
わめて効果的に保持することができると共に、ホルダー
爪はネジ棒に進退自在に螺挿され、該ネジ棒の外端にネ
ジ棒を回転制御する回転軸を連結しうる連結孔を形成し
てあるので、ホルダー爪の進退を進退させてホルダー空
間の外縁の設定がきわめて容易となり、自動化の達成が
可能となる。
【０００８】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、この考案の好まし
い実施例を詳細に説明する。図において、(10)は搬送ラ
インを構成するベルトコンベア等に配設されるホルダー
本体であり、例えば板状の基板からなり、上面は所要面
積の平坦な面に形成され、後述するホルダー爪によって
画成される物品を保持するためのホルダー空間の底面を
画成し、被搬送物品を載置支持することが出来る。
い実施例を詳細に説明する。図において、(10)は搬送ラ
インを構成するベルトコンベア等に配設されるホルダー
本体であり、例えば板状の基板からなり、上面は所要面
積の平坦な面に形成され、後述するホルダー爪によって
画成される物品を保持するためのホルダー空間の底面を
画成し、被搬送物品を載置支持することが出来る。
【０００９】(11)は、前記ホルダー空間の外周縁に沿っ
てホルダー本体(10)上に配設植立されるホルダー爪であ
り、ホルダー空間の外周縁に沿って間隔をおいて複数配
列され、ホルダー空間の外周を画成する。植立されたホ
ルダー爪(11)はホルダー空間の中心から放射方向に進退
自在であり、複数のホルダー爪(11)を個別に放射方向に
進退させることによりホルダー空間の外周形状とその空
間の大きさを任意に変更することが出来る。
てホルダー本体(10)上に配設植立されるホルダー爪であ
り、ホルダー空間の外周縁に沿って間隔をおいて複数配
列され、ホルダー空間の外周を画成する。植立されたホ
ルダー爪(11)はホルダー空間の中心から放射方向に進退
自在であり、複数のホルダー爪(11)を個別に放射方向に
進退させることによりホルダー空間の外周形状とその空
間の大きさを任意に変更することが出来る。
【００１０】図示の実施例において、ホルダー爪(11)は
８本から成り、周方向に等間隔に配列されると共に、各
ホルダー爪(11)の基部はホルダー本体(10)に形成された
放射方向に延びる案内溝(12)に沿って放射方向に進退自
在に案内されると共に、該案内溝(12)内に配置されたネ
ジ棒(13)に螺挿されており、該ネジ棒(13)の回転により
前進若しくは後退される。ネジ棒(13)の外端にはパルス
モータ等の制御用モータ(14)の回転軸(15)を連結し得る
連結孔(16)が形成される。制御用モータ(14)は、ホルダ
ー本体(10)の外方にホルダー本体(10)から分離されて配
置されており、制御用モータ(14)を前進、後退させて回
転軸(15)を連結若しくは離脱自在である。
８本から成り、周方向に等間隔に配列されると共に、各
ホルダー爪(11)の基部はホルダー本体(10)に形成された
放射方向に延びる案内溝(12)に沿って放射方向に進退自
在に案内されると共に、該案内溝(12)内に配置されたネ
ジ棒(13)に螺挿されており、該ネジ棒(13)の回転により
前進若しくは後退される。ネジ棒(13)の外端にはパルス
モータ等の制御用モータ(14)の回転軸(15)を連結し得る
連結孔(16)が形成される。制御用モータ(14)は、ホルダ
ー本体(10)の外方にホルダー本体(10)から分離されて配
置されており、制御用モータ(14)を前進、後退させて回
転軸(15)を連結若しくは離脱自在である。
【００１１】制御用モータ(14)を前進させて、回転軸(1
5)を連結孔(16)に挿着し、駆動することにより、ネジ棒
(13)が回転せしめられる。ネジ棒(13)の回転によって、
これと螺合するホルダー爪(11)が放射方向に進退し、ホ
ルダー空間の外周縁を変更する。制御用モータ(14)は各
ホルダー爪(11)に個別に配設されており、複数のホルダ
ー爪を個別に進退させてホルダー空間の外周縁を変動さ
せ、ホルダー空間の形状および寸法が変更される。した
がって、図３に示す如き異なった形状と寸法を有する多
様な物品に対応してホルダー空間を変更し、物品を保持
することが可能となる。
5)を連結孔(16)に挿着し、駆動することにより、ネジ棒
(13)が回転せしめられる。ネジ棒(13)の回転によって、
これと螺合するホルダー爪(11)が放射方向に進退し、ホ
ルダー空間の外周縁を変更する。制御用モータ(14)は各
ホルダー爪(11)に個別に配設されており、複数のホルダ
ー爪を個別に進退させてホルダー空間の外周縁を変動さ
せ、ホルダー空間の形状および寸法が変更される。した
がって、図３に示す如き異なった形状と寸法を有する多
様な物品に対応してホルダー空間を変更し、物品を保持
することが可能となる。
【００１２】尚、図示の実施例においては、８本のホル
ダー爪を用いたが、これに限られるものではないことは
勿論であり、ホルダー空間の全周をホルダー爪で画成す
る必要はなく一部分をホルダー爪で画成しても良いこと
は勿論である。
ダー爪を用いたが、これに限られるものではないことは
勿論であり、ホルダー空間の全周をホルダー爪で画成す
る必要はなく一部分をホルダー爪で画成しても良いこと
は勿論である。
【図１】外観斜視図
【図２】断面図
【図３】物品の外観斜視図
【図４】従来の搬送装置の一例を示す図
【図５】従来の搬送装置の一例を示す図
（１０） ホルダー本体 （１１） ホルダー爪 （１２） 案内溝 （１３） ネジ棒 （１４） 制御用モータ （１５） 回転軸 （１６） 連結孔
フロントページの続き (72)考案者 小井戸 清隆 東京都中央区銀座７丁目５番５号 株式 会社資生堂内 (72)考案者 松原 敬信 静岡県掛川市長谷1120 株式会社資生堂 掛川工場内 (56)参考文献 特開 昭62−28394（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−115878（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65B 43/52 B65G 47/74 B65G 17/32 B65G 47/88
Claims (1)
- 【請求項１】 搬送ライン上に配置されるホルダー本体
（１０）の上面に被搬送物品を保持するホルダー空間を
設け、該ホルダー空間の外周縁に沿って複数のホルダー
爪（１１）を配列し、該ホルダー爪（１１）の基部をホ
ルダー本体（１０）に配置されたネジ棒（１３）に螺挿
してネジ棒（１３）の回転によりホルダー空間の中心か
ら放射方向に個別に進退自在とすると共に、ネジ棒（１
３）の外端にネジ棒の回転を制御する回転軸（１５）を
連結自在とした連結孔（１６）を形成したことを特徴と
する被搬送物品のホルダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991093292U JP2577560Y2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 被搬送物品のホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991093292U JP2577560Y2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 被搬送物品のホルダー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061209U JPH061209U (ja) | 1994-01-11 |
| JP2577560Y2 true JP2577560Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=14078313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991093292U Expired - Fee Related JP2577560Y2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 被搬送物品のホルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577560Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61115878A (ja) * | 1984-11-09 | 1986-06-03 | 株式会社日立製作所 | 洗瓶ホルダ− |
| JPH0669830B2 (ja) * | 1985-07-19 | 1994-09-07 | 三菱重工業株式会社 | 多種容器の処理装置 |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP1991093292U patent/JP2577560Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH061209U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980310 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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